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JP2000233080A - 身体部分の意思表示形態の識別方法および身体部分の意思表示形態の識別装置ならびにその識別方法を用いたコンピュータ・ゲームの対戦評価方法およびその識別装置を備えたコンピュータ・ゲーム装置 - Google Patents

身体部分の意思表示形態の識別方法および身体部分の意思表示形態の識別装置ならびにその識別方法を用いたコンピュータ・ゲームの対戦評価方法およびその識別装置を備えたコンピュータ・ゲーム装置

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Publication number
JP2000233080A
JP2000233080A JP11074306A JP7430699A JP2000233080A JP 2000233080 A JP2000233080 A JP 2000233080A JP 11074306 A JP11074306 A JP 11074306A JP 7430699 A JP7430699 A JP 7430699A JP 2000233080 A JP2000233080 A JP 2000233080A
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JP
Japan
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intention
display form
player
type
image
Prior art date
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Pending
Application number
JP11074306A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Sakai
優 酒井
Shigenori Ura
重則 浦
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IMAGE TEC KK
Original Assignee
IMAGE TEC KK
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Publication date
Application filed by IMAGE TEC KK filed Critical IMAGE TEC KK
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Publication of JP2000233080A publication Critical patent/JP2000233080A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンピュータ・ゲーム機において、押しボタ
ンやジョイスティックなどの機械的入力手段でプレーヤ
ーの意思をコンピュータに入力することに代え、プレー
ヤーの身体部分の意思表示形態からプレーヤーの意思を
正しく解読・識別してコンピュータに入力する。これに
より、ゲーム機の入力操作を容易・迅速化し、コンピュ
ータ・ゲームのスピード感、迫力、臨場感を高める。 【解決手段】 プレーヤーの身体部分によって各種の意
思を表示した意思表示形態を撮影し、その撮像データを
コンピュータに入力し、その撮像を画像処理して意思表
示形態の特徴を捕えた識別画像を形成し、この識別画像
の特徴を表わす画像データをコンピュータ演算して識別
画像の特徴量を算出し、この特徴量に基づきプレーヤー
の意思の種別を特定しゲームを進行させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ある意思を表わ
した身体の部分の形態(身体部分の意思表示形態)をコ
ンピュータで解読してその意思表示の種別を識別する技
術、さらにその識別した意思表示の種別をコンピュータ
で他の意思表示の種別と対比して、両意思表示の種別間
の優劣を評価・判定する技術に関するものである。
【0002】即ちこの発明は、ある意思を表わした身体
の部分の形態(身体部分の意思表示形態)を撮影し、そ
の撮像を画像処理して得た識別画像に基づいて、その意
思表示形態に化体された意思表示の種別を特定する、コ
ンピュータを用いた身体部分の意思表示形態の識別方法
と、その識別方法を実施するための意思表示形態の識別
装置、ならびに同識別方法を主要部として採り入れた各
種のコンピュータ・ゲームの対戦評価方法(例えば、勝
敗判定や点数評価の方法など)、および上記の意思表示
形態の識別装置を備えた各種のコンピュータ・ゲーム装
置(例えば、じゃんけん・ゲーム装置や身振り遊技装置
など)に関するものである。
【0003】
【従来の技術】身体の部分の形態を変化させて所望の意
思を表現し伝達することは日常良く見られることであ
る。手話はその典型であるが、首を縦に振れば肯定を意
味し横にふれば否定を意味することは周知である。また
「じゃんけん」では、手指の形態の違いあるいは両足先
の配置の違いによって、石(グー)、鋏(チョキ)、紙
(パー)の選択意思を表わし、ベース・ボールやバレー
・ボールなどのスポーツでも、身体の部分の形態を変え
て各種の意思を伝えるサインとしている。また指先の方
向形態(指の差す方向)で先方の物の選択の意思表示と
したり、握り拳の親指を立てる形態によって満足(良く
できた)の意思を表すことなども周知である。更に手話
の手振りや、踊りの振り付けあるいはステップも、身体
部分の意思表示形態による意思の表現である。
【0004】一方コンピュータが形成する仮想相手と対
戦するゲーム(コンピュータ対戦ゲーム)は各種ある
が、従来はコンピュータで形成される仮想相手に対して
プレーヤーの意思を伝える手法(コンピュータにプレー
ヤーの各種の意思表示を入力する手法)は、機械的入力
装置を介してプレーヤーの意思表示を入力する手法であ
り、身体部分の意思表示形態によって簡単に伝えられる
意思表示であっても、各種の意思表示に対応させて、コ
ンピュータ・ゲーム装置に設けられた多数の押しボタン
やフット・スイッチあるいはジョイスティックなどの機
械的入力装置プレーヤーが操作しなければならなかっ
た。このためゲーム自体は極めて簡単な例えば「じゃん
けん・ゲーム」であっても、幼児のプレーヤーにとって
は、「グー」「チョキ」「パー」に対応する選択入力操
作を的確迅速に実行することは極めて難しい。また年長
のプレーヤーであっても、意思表示の入力操作が煩わし
いことからゲームの流れが阻害され、ゲームのスピード
感、迫力、臨場感が著しく損なわれることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記のよ
うな従来のコンピュータ・ゲーム装置に見られる意思表
示の入力手法の煩雑さ、困難さを大幅に軽減し、コンピ
ュータ・ゲームのスピード感、迫力、臨場感を大幅に高
めることを目的とし、プレーヤーの意思をコンピュータ
に伝えるために介在した機械的入力手段を排し、プレー
ヤーの意思が化体された身体部分の意思表示形態をその
ままコンピュータへの入力情報源としてゲームを進行さ
せようとするものである。そのためには、コンピュータ
の入力情報源となる身体部分の意思表示形態を正しく解
読し意思表示形態の特徴を識別して、その意思表示形態
に化体された意思の種別を特定することが課題となる。
またこの発明は、コンピュータ・ゲームおいてプレーヤ
ーの意思表示形態が所定のルールに沿って正常に表現さ
れない場合に、プレーヤーに負担を与えることにより公
正で魅力あるゲームの進行を維持することをも目的とす
る。
【0006】またこの発明は、身体部分の意思表示形態
をコンピュータへ意思を伝えるための直接入力情報源と
してその意思表示形態を正しく認識する技術と、その技
術を基に、二つの意思表示形態を比較評価する技術を、
例えば踊りの振り付けやリズムの演習あるいは手話技術
の演習などの身振り表現の分野に応用することにより、
コンピュータ・ゲームの感覚でそれらの身振りや動きの
妙を楽しみ、あるいは身振り表現技術の向上にも繋げよ
うとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題・目的を達す
るための手段として、この発明は、所定のプレー空間で
プレーヤがその身体部分によって各種の意思を表出した
意思表示形態を撮影し、この意思表示形態の撮像を画像
処理して意思表示形態の特徴を捕えた識別画像を形成
し、この識別画像の特徴を表わす画像データをコンピュ
ータの演算手段で演算して特徴量を算出し、この特徴量
に基づき、プレーヤーの意思表示形態に化体された意思
の種別を特定することにより、身体部分の意思表示形態
をコンピュータ・ゲーム機の入力源として用いるもので
ある。さらにこの発明では、身体部分によって表出され
た各種の意思表示形態とこれに化体された意思の種別を
関係づけて設定した意思表示形態・種別照会ファイル
と、その各意思種別間の優劣関係を定めた意思種別評価
ファイルを、予めコンピュータの記憶装置に記憶させ、
所定のプレー空間内で所定のタイミングに合わせて、プ
レーヤーがその身体部分によって表出した意思表示形態
を撮影し、この意思表示形態の撮像を画像処理してその
意思表示形態の特徴を捕えた識別画像を形成し、コンピ
ュータの演算手段によってこの識別画像を意思表示形態
・種別照会ファイルと照合することによりプレーヤーの
意思の種別を特定し、また上記タイミングに合わせてコ
ンピュータによって繰り出される仮想相手の意思の種別
とプレーヤーの意思の種別を演算手段によって意思種別
評価ファイルと照合することにより仮想相手の意思の種
別対するプレーヤーの意思の種別の優劣を評価・判定す
る。
【0008】またこの発明では、プレーヤーの意思表示
形態を表すタイミングが所定のタイミングから外れた場
合、あるいはプレーヤーの意思表示形態が所定のプレー
空間から外れて形成されたり、その意思表示形態が何を
意味するのか不明確な形態である場合、その意思表示形
態の撮像の画像処理を完遂することなく、プレーヤーの
意思表示に対し不利な評価を行えるようにもする。
【0009】またこの発明では、コンピュータにプレー
ヤーの意思表示形態を正しく解読させるために、プレー
ヤーの意思表示形態を異なる角度から撮影するカメラ装
置を少なくとも2基設置し、各カメラ装置の周辺に少な
くとも2基の照明装置を配置して、プレーヤーの意思表
示形態に陰影が現れるのを防ぎ、意思表示形態の上の陰
影によって意思表示形態の撮像を正しく迅速に画像処理
できるようにする。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明の基本的な一つの実施の
形態は、所定のプレー空間でプレーヤがその身体部分に
よって各種の意思を表出した意思表示形態を撮影し、こ
の意思表示形態の撮像を画像処理して前記意思表示形態
の特徴を捕えた識別画像を形成し、この識別画像の特徴
を表わす画像データをコンピュータの演算手段で演算し
て特徴量を算出し、この特徴量に基づき、前記プレーヤ
ーの意思表示形態に化体された意思の種別を特定する身
体部分の意思表示形態の識別方法である
【0011】この発明の基本的な他の実施の形態は、所
定のプレー空間内でプレーヤーがその身体部分によって
各種の意思を表出した意思表示形態を撮影し、この意思
表示形態の撮像を画像処理して前記意思表示形態の特徴
を捕えた識別画像を形成し、この識別画像の特徴を表わ
す画像データをコンピュータの演算手段で演算して特徴
量を算出し、この特徴量に基づき、前記プレーヤーの意
思表示形態に化体された意思の種別を、所定の複数の意
思種別の中から選定し特定する身体部分の意思表示形態
の識別方法である。
【0012】この発明の基本的な他の実施の形態は、所
定のプレー空間内でプレーヤーがその身体部分によって
各種の意思を表出した意思表示形態を撮影し、この意思
表示形態の撮像を画像処理して前記意思表示形態の特徴
を捕えた識別画像を形成し、この識別画像の特徴を表わ
す画像データをコンピュータの演算手段で演算して特徴
量を算出し、この特徴量を、コンピュータの演算手段
で、複数の意思種別をそれぞれ表わす意思種別データと
照合して、前記プレーヤーの意思表示形態に化体された
意思の種別を特定する身体部分の意思表示形態の識別方
法である。
【0013】この発明の基本的な他の実施の形態は、身
体部分によって表出する各種の意思表示形態とその各意
思表示形態に対応する意思種別を関係づけてデータ化し
た意思表示形態・種別照会ファイルをコンピュータの記
憶装置に記憶させ、所定のプレー空間内でプレーヤーが
その身体部分によって表出した意思表示形態を撮影し、
この意思表示形態の撮像を画像処理して前記意思表示形
態の特徴を捕えた識別画像を形成し、コンピュータの演
算手段で、前記識別画像の特徴を表わす画像データを前
記意思表示形態・種別照会ファイルのデータと照合して
前記プレーヤーの意思表示形態に化体された意思の種別
を特定する身体部分の意思表示形態の識別方法である。
【0014】この発明の基本的な他の実施の形態は、所
定のプレー空間内でプレーヤーがその身体部分によって
各種の意思を表出した意思表示形態を撮影し、この意思
表示形態の撮像を画像処理して前記意思表示形態の特徴
を捕えた識別画像を形成し、この識別画像の特徴を表わ
す画像データをコンピュータの演算手段で演算して特徴
量を算出し、コンピュータの演算手段で、この特徴量
を、コンピュータによって繰り出される仮想相手の意思
の種別を表わすデータと比較して前記プレーヤーの意思
表示形態に化体された意思の種別と前記仮想相手の意思
の種別の優劣を評価するコンピュータ・ゲームの対戦評
価方法である。
【0015】この発明の基本的な他の実施の形態は、所
定のプレー空間内でプレーヤーがその身体部分によって
各種の意思を表出した意思表示形態を撮影し、この意思
表示形態の撮像を画像処理して前記意思表示形態の特徴
を捕えた識別画像を形成し、この識別画像の特徴を表わ
す画像データをコンピュータの演算手段で演算して特徴
量を算出し、コンピュータの演算手段で、この特徴量
を、コンピュータによって繰り出される仮想相手の意思
表示形態に対応した意思の種別を表わすデータと比較し
て、前記プレーヤーの意思表示形態に化体された意思の
種別と前記仮想相手の意思の種別の優劣を評価するコン
ピュータ・ゲームの対戦評価方法である。
【0016】この発明の基本的な他の実施の形態は、身
体部分によって表出する各種の意思表示形態にそれぞれ
化体される各意思種別間の優劣関係を特定しデータ化し
た意思種別評価ファイルをコンピュータの記憶装置に記
憶させ、所定のプレー空間内でプレーヤーがその身体部
分によって各種の意思を表出した意思表示形態を撮影
し、この意思表示形態の撮像を画像処理して前記意思表
示形態の特徴を捕えた識別画像を形成し、この識別画像
の特徴を表わす画像データをコンピュータの演算手段で
演算して特徴量を算出し、この特定量に基づき、前記プ
レーヤーの意思表示形態に化体された意思の種別を特定
し、コンピュータによって繰り出される仮想相手の意思
の種別と前記プレーヤーの意思の種別を、前記意思種別
評価ファイルと照合して、想相手の意思種別と前記プレ
ーヤーの意思種別の優劣を評価するコンピュータ・ゲー
ムの対戦評価方法。
【0017】この発明の基本的な他の実施の形態は、身
体部分によって表出する各種の意思表示形態とその各意
思表示形態に対応する意思の種別を関係づけてデータ化
した意思表示形態・種別照会ファイルと、前記各意思種
別間の優劣関係を特定しデータ化した意思種別評価ファ
イルをコンピュタの記憶装置に記憶させ、所定のプレー
空間内でプレーヤーがその身体部分によって表出した意
思表示形態を撮影し、この意思表示形態の撮像を画像処
理して前記意思表示形態の特徴を捕えた識別画像を形成
し、コンピュータの演算手段で、前記識別画像の特徴を
表わす画像データを前記意思表示形態・種別照会ファイ
ルのデータと照合して前記プレーヤーの意思表示形態に
化体された意思の種別を特定し、コンピュータによって
繰り出される仮想相手の意思の種別と前記プレーヤーの
意思の種別を、コンピュータの演算手段によって前記意
思種別評価ファイルのデータと照合して、前記仮想相手
の意思種別と前記プレーヤーの意思種別の優劣を評価す
るコンピュータ・ゲームの対戦評価方法。
【0018】この発明の他の実施の形態は、プレーヤー
が、所定のプレー空間内で所定のタイミングに合わせ
て、プレーヤーの身体部分によって各種の意思を表出し
た意思表示形態を形成し、この意思表示形態を撮影し、
この意思表示形態の撮像を画像処理して前記意思表示形
態の特徴を捕えた識別画像を形成するものである。
【0019】この発明の他の実施の形態は、プレーヤー
の意思表示形態を形成する所定のタイミングを、プレー
ヤー側で設定するものである。
【0020】この発明の他の実施の形態は、プレーヤー
の意思表示形態の形成タイミングが所定のタイミングか
ら外れた場合、前記プレーヤーに対しゲームの進行に関
して不利な評価を与えるものである。
【0021】この発明の他の実施の形態は、プレーヤー
の意思表示形態の形成が不正常の場合、前記プレーヤー
に対しゲームの進行に関して不利な評価を与えるもので
ある。
【0022】この発明の他の実施の形態は、じゃんけん
・ゲームへの応用であって、意思表示形態はじゃんけん
・ゲームにおける手指の形態または両足先の配置形態で
あり、これに対応する意思の種別はそれぞれ勝負に勝つ
意思であるところの「グー」「チョキ」「パー」であ
り、意思種別評価ファイルは前記「グー」「チョキ」
「パー」の相互間の強弱関係の約定である。
【0023】この発明の他の実施の形態は、身振りゲー
ムへの応用であって、プレーヤーの身体部分によって表
出される意思表示形態は、身振りにおける身体要部の静
的または動的形態であり、仮想相手の意思種別はプレー
ヤーが倣おうとする意思表示形態であり、プレーヤーの
意思の種別は仮想相手の身体要部の形態を倣う身体要部
の形態であり、仮想相手の意思種別に対するプレーヤー
の意思種別の評価は、仮想相手の意思種別に対するプレ
ーヤーの意思の種別の乖離度に基づくものである。
【0024】この発明の他の実施の形態は、また身振り
ゲームへの応用であって、レーヤーの身体部分によって
表出される意思表示形態は身振りにおける身体要部の静
的または動的形態であり、仮想相手の意思種別はプレー
ヤーが従おうとする意思表示形態への指示画像または音
声であり、プレーヤーの意思の種別は仮想相手の前記指
示画像または音声に従う身体要部の形態であり、仮想相
手の意思種別に対するプレーヤーの意思種別の評価は、
仮想相手の意思種別に対するプレーヤーの意思の種別の
乖離度に基づくものである。
【0025】この発明の基本的な他の実施の形態は、所
定のプレー空間内でプレーヤーがその身体部分によって
各種の意思を表出した意思表示形態を撮影する撮影手段
と、その意思表示形態を照らす照明装置と、前記撮影手
段で撮影した意思表示形態の撮像を画像処理して前記意
思表示形態の特徴を捕えた識別画像を形成する画像処理
手段と、この識別画像の特徴を表わす画像データから特
徴量を算出する演算手段と、この特定量に基づき前記プ
レーヤーの意思表示形態に化体された意思の種別を特定
する意思種別特定手段を備えた身体部分の意思表示形態
の識別装置である。
【0026】この発明の基本的な他の実施の形態は、所
定のプレー空間内でプレーヤーがその身体部分によって
各種の意思を表出した意思表示形態を撮影する撮影手段
と、その意思表示形態を照らす照明装置と、前記撮影手
段で撮影した意思表示形態の撮像を画像処理して前記意
思表示形態の特徴を捕えた識別画像を形成する画像処理
手段と、この識別画像の特徴を表わす画像データから特
徴量を算出する演算手段と、この特定量に基づき前記プ
レーヤーの意思表示形態に化体された意思の種別を所定
の複数の意思種別の中から選定し特定する意思種別特定
手段を備えた身体部分の意思表示形態の識別装置であ
る。
【0027】この発明の基本的な他の実施の形態は、所
定のプレー空間内でプレーヤーがその身体部分によって
各種の意思を表出した意思表示形態を撮影する撮影手段
と、その意思表示形態を照らす照明装置と、前記撮影手
段で撮影した意思表示形態の撮像を画像処理して前記意
思表示形態の特徴を捕えた識別画像を形成する画像処理
手段と、この識別画像の特徴を表わす画像データから特
徴量を算出する演算手段と、この特徴量を複数の意思種
別をそれぞれ表わす意思種別データと照合して前記プレ
ーヤーの意思表示形態に化体された意思の種別を特定す
る意思種別特定手段を備えた身体部分の意思表示形態の
識別装置である。
【0028】この発明の基本的な他の実施の形態は、身
体部分によって表出する各種の意思表示形態とこの各意
思表示形態に対応する意思種別を関係づけてデータ化し
コンピュータの記憶装置に記憶される意思表示形態・種
別照会ファイルと、所定のプレー空間内でプレーヤーの
身体部分によって表出した意思表示形態を撮影する撮影
手段と、その意思表示形態を照らす照明装置と、前記撮
影手段で撮影した前記意思表示形態の撮像を画像処理し
て前記意思表示形態の特徴を捕えた識別画像を形成する
画像処理手段と、前記識別画像の特徴を表わす画像デー
タを前記意思表示形態・種別照会ファイルのデータと照
合して前記プレーヤーの意思表示形態に化体された意思
の種別を特定する意思種別特定手段を備えた身体部分の
意思表示形態の識別装置である。
【0029】この発明の基本的な他の実施の形態は、
所定のプレー空間内でプレーヤーがその身体部分によっ
て各種の意思を表出した意思表示形態を撮影する撮影手
段と、この意思表示形態を照らす照明装置と、前記撮影
手段で撮影した意思表示形態の記意思表示形態の特徴を
捕えた識別画像を形成する画像処理手段と、この識別画
像の特徴を表わす画像データから特徴量を算出する演算
手段と、この特徴量をコンピュータによって繰り出され
る仮想相手の意思の種別を表わすデータと比較して前記
プレーヤーの意思表示形態に化体された意思の種別と前
記仮想相手の意思の種別の優劣を評価する評価手段を備
えたコンピュータ・ゲーム装置である。
【0030】この発明の基本的な他の実施の形態は、所
定のプレー空間内でプレーヤーがその身体部分によって
各種の意思を表出した意思表示形態を撮影する撮影手段
と、この意思表示形態を照らす照明装置と、前記撮影手
段で撮影した意思表示形態の撮像を画像処理して前記意
思表示形態の特徴を捕えた識別画像を形成する画像処理
手段と、この識別画像の特徴を表わす画像データから特
徴量を算出する演算手段と、この特徴量をコュンピュー
タによって繰り出される仮想相手の意思表示形態に対応
した意思の種別を表わすデータと比較して前記プレーヤ
ーの意思表示形態に化体された意思の種別と前記仮想相
手の意思の種別の優劣を評価する評価手段を備えたコン
ピュータ・ゲーム装置である。
【0031】この発明の基本的な他の実施の形態は、身
体部分によって表出する各種の意思表示形態にそれぞれ
化体される各意思種別間の優劣関係を特定しデータ化し
た意思種別評価ファイルを記憶するコンピュータの記憶
装置と、所定のプレー空間内でプレーヤーがその身体部
分によって各種の意思を表出した意思表示形態を撮影す
る撮影手段と、この意思表示形態を照らす照明装置と、
前記撮影手段で撮影した意思表示形態の撮像を画像処理
して前記意思表示形態の特徴を捕えた識別画像を形成す
る画像処理手段と、この識別画像の特徴を表わす画像デ
ータを演算して特徴量を算出する演算手段と、この特定
量に基づき前記プレーヤーの意思表示形態に化体された
意思の種別を特定しコンピュータによって繰り出される
仮想相手の意思の種別と前記プレーヤーの意思の種別を
前記意思種別評価ファイルと照合して仮想相手の意思種
別と前記プレーヤーの意思種別の優劣を評価する評価手
段を備えたコンピュータ・ゲーム装置である。
【0032】この発明の基本的な他の実施の形態は、身
体部分によって表出する各種の意思表示形態とその各意
思表示形態に対応する意思の種別を関係づけてデータ化
した意思表示形態・種別照会ファイルならびに前記各意
思種別間の優劣関係を特定しデータ化した意思種別評価
ファイルを記憶するコンピュタの記憶装置と、所定のプ
レー空間内でプレーヤーがその身体部分によって表出し
た意思表示形態を撮影する撮影手段と、この意思表示形
態を照らす照明装置と、前記撮影手段で撮影した意思表
示形態の撮像を画像処理して前記意思表示形態の特徴を
捕えた識別画像を形成する画像処理手段と、この識別画
像の特徴を表わす画像データを前記意思表示形態・種別
照会ファイルのデータと照合して前記プレーヤーの意思
表示形態に化体された意思の種別を特定しコンピュータ
によって繰り出される仮想相手の意思の種別と前記プレ
ーヤーの意思の種別を前記意思種別評価ファイルのデー
タと照合して前記仮想相手の意思種別と前記プレーヤー
の意思種別の優劣を評価する評価手段を備えたコンピュ
ータ・ゲーム装置である。
【0033】この発明の他の実施の形態は、プレーヤー
が、所定のプレー空間内で所定のタイミングに合わせ
て、プレーヤーの身体部分によって各種の意思を表出し
た意思表示形態を撮影する撮影手段を備えたコンピュー
タ・ゲーム装置である。
【0034】この発明の他の実施の形態は、プレーヤー
の意思表示形態を形成する所定のタイミングをプレーヤ
ーが設定するタイミング設定手段を備えたコンピュータ
・ゲーム装置である。
【0035】この発明の他の実施の形態は、プレーヤー
の意思表示形態の形成タイミングが所定のタイミングか
ら外れたことを検知し前記プレーヤーに対しゲームの進
行に関して不利な評価を報知する評価手段を備えたコン
ピュータ・ゲーム装置である。
【0036】この発明の他の実施の形態は、プレーヤー
の意思表示形態の形成が不正常であることを検知し前記
プレーヤーに対しゲームの進行に関して不利な評価を報
知する評価手段を備えたコンピュータ・ゲーム装置であ
る。
【0037】この発明の他の実施の形態は、プレーヤー
の身体部分によって各種の意思を表出した意思表示形態
を異なる方向から撮影する複数のカメラ装置を備え、各
カメラ装置の周辺に前記意思表示形態上に生ずる陰影を
打ち消すための複数の照明装置を配設したコンピュータ
・ゲーム装置である。
【0038】この発明の他の実施の形態は、じゃんけん
・ゲーム機への応用であって、意思表示形態はじゃんけ
ん・ゲームにおける手指の形態または両足先の配置形態
であり、これに対応する意思の種別はそれぞれ勝負に勝
つ意思であるところの「グー」「チョキ」「パー」であ
る。
【0039】この発明の他の実施の形態は、身振り・ゲ
ーム機への応用であって、プレーヤーの身体部分によっ
て表出される意思表示形態は、身振りにおける身体要部
の静的または動的形態であり、仮想相手の意思種別はプ
レーヤーが倣おうとする意思表示形態であり、プレーヤ
ーの意思の種別は仮想相手の身体要部の形態を倣う身体
要部の形態であり、仮想相手の意思種別に対するプレー
ヤーの意思種別の評価は、仮想相手の意思種別に対する
プレーヤーの意思の種別の乖離度に基づくものである。
【0040】この発明の他の実施の形態は、これも身振
り・ゲーム機への応用であって、プレーヤーの身体部分
によって表出される意思表示形態は、身振りにおける身
体要部の静的または動的形態であり、仮想相手の意思種
別はプレーヤーが従おうとする意思表示形態への指示画
像または音声であり、プレーヤーの意思の種別は仮想相
手の前記指示画像または音声に従う身体要部の形態であ
り、仮想相手の意思種別に対するプレーヤーの意思種別
の評価は、仮想相手の意思種別に対するプレーヤーの意
思の種別の隔たり度合いに基づくものである。
【0041】
【実施例】以下を図面を参考にして、この発明の実施例
を説明する。図1ないし図5は、コンピュータと「じゃ
んけん」を競うコンピュータ・ゲームの過程、ならび
に、じゃんけん・ゲーム用コンピュータ・ゲーム装置
(コンピュータが作り出す仮想相手とじゃんけん遊びを
するゲーム機)にこの発明を適用した例を示し、図1
は、じゃんけんで表出する身体部分(手指)の形態(意
思表示形態)に化体された意思の種別(意思種別)の識
別・特定方法ならびにじゃんけんを競うコンピュータ・
ゲームにおける対戦評価方法の一例を示すフローチャー
ト、図5は、この発明に係るじゃんけん・ゲーム用コン
ピュータ・ゲーム装置の一例の外観斜視図、図4は同コ
ンピュータ・ゲーム装置のブロック構成図、図2は、上
記の意思の種別を識別・特定するひとつの手法を説明す
るための意思表示形態・種別対照図、図3は、上記の意
思の種別ゲーム上の優劣を評価する一つの手法を説明す
るための意思種別評価対照図である。
【0042】じゃんけん・ゲーム用コンピュータ・ゲー
ム装置は、図5に示すように、筐体51の前面にディス
プレー52が設けられ、筐体51の前面上部には複数基
のカメラ装置(撮影手段)53a,53bが取り付けら
れており、各々のカメラ装置53a,53bに対しそれ
ぞれ2基の照明装置54ap,54aq,と、照明装置
54bp,54bqが配設されている。筐体51の内部
にはコンピュータが収められ、筐体51の前面にはスピ
ーカ58や、じゃんけんにおける手指の形態(意思表示
形態)の検知タイミングを選定するタイミング設定手段
59が覗いている。タイミング設定手段59の構成はハ
ードウエア装置に限らず、ソフトウエアのみで構成する
ことも可能である。そして筐体51の前方に位置する限
られた空間(カメラ装置53a,53bが被写体を十分
的確に撮影できる範囲の空間)が所定のプレー空間55
となり、プレーヤーはこの所定のプレー空間55内で、
舞台51aを背景に、所定の「じゃんけん『ポン』」の
タイミングに合せて、手指を使って、じゃんけんの意思
表示形態となる「石(グー)」「鋏(チョキ)」「紙
(パー)」の何れかの意思表示形態56を表出する。
【0043】一方、コンピュータによって作り出された
じゃんけん・ゲームの仮想相手(プレーヤーのじゃんけ
ん対戦相手)表出するじゃんけんの意思表示形態(仮想
相手の意思表示形態)57がディスプレー52上に表わ
され、プレーヤーはこの仮想相手とじゃんけん・ゲーム
を競う。言うまでもなく、プレーヤーならびに仮想相手
の意思表示形態(「石」「鋏」「紙」)56,57に
は、じゃんけんのルールに従った各意思表示形態
(「石」「鋏」「紙」)間の強弱関係を意識した意思の
種別(意思種別を「グー」「チョキ」「パー」で表わ
す)が化体されている。
【0044】仮想相手の各意思表示形態57は、例えば
コンピュータ・プログラムによってランダムに繰り出さ
れる。ディスプレー52上に表わされる仮想相手の意思
表示形態57は、必ずしも手指の形態(「石」「鋏」
「紙」)でなくても、仮想相手の意思の種別を表示する
文字、記号、図形などであっても良く、またプレーヤー
と仮想相手のじゃんけん勝負の結果のみを表示すること
も考えられる。さらにディスプレー52上には仮想相手
の意思表示形態57を表わさず、スピーカ58で音声で
表わしたり、別に設けた人形で仮想相手の意思表示形態
を表わすことも考えられる。なお、通常じゃんけんの意
思表示形態は手指で表現されるが、両足先の配置形態で
表現することも可能であり、その場合は所定のプレー空
間55内にある舞台51a上で、「グー」「チョキ」
「パー」の意思の種別に対応する両足先の配置形態を表
現すれば良い。
【0045】プレーヤーの意思表示形態56は照明装置
54ap,54aq,54bp,54bq,で照明され
カメラ装置53a,53bで撮影される。カメラ装置5
3a,53bで撮影された意思表示形態56の撮像はコ
ンピュータで画像処理(撮影画像の2値化、画像のノイ
ズ除去、画像の切り抜き、など)がなされて識別画像が
形成され、コンピュータによってこの識別画像から、プ
レーヤーの意思表示形態56に化体されたプレーヤーの
意思の種別(「グー」「チョキ」「パー」のいずれかの
種別)が特定され、さらにコンピュータによってこのプ
レーヤーの意思の種別と仮想相手の意思の種別57とを
比較して両者の意思の種別の優劣(じゃんけんの結果と
してのプレーヤーの勝ち負け)を評価・判定し、その判
定結果をディスプレー52上に表示60で報知し、また
表示60と同時に、あるいは表示60に代えてスピーカ
58から音声でじゃんけん勝負の結果を報知しても良
い。
【0046】何れにしてもこの発明で重要なことは、プ
レーヤーの意思表示形態56の特徴をカメラ装置53
a,53bで的確に撮影し、且つその撮像を迅速に画像
処理して明確な識別画像解析が得られることであり、そ
のために上記実施例に見るように幾つかの手段が採られ
ている。即ちプレーヤーの意思表示形態56を1基のカ
メラ装置で1方向のみから撮影する場合には、カメラ装
置に対する意思表示形態56の位置や傾き加減によって
は、意思表示形態56の特徴を撮影する上での死角が生
じ意思表示形態56の特徴を捕らえることができないこ
とがある。このため、この発明では、意思表示形態56
を異なる方向から撮影する少なくとも2基のカメラ装置
53a,53bを用いて、意思表示形態56の特徴を的
確に撮影する上で、出来る限り死角が生じないようにし
ている。なお、前記死角を除くために、さらに必要であ
れば、カメラ装置を3基以上配設して意思表示形態56
をさらに多くの適切な方向から撮影できるようにすれば
良い。また、照明によって意思表示形態56に陰影が現
われると、意思表示形態56の撮影画像に多くの陰影や
強い陰影が残り、画像処理の過程で画像を2値化して解
析する際、これらの陰影が解析の障害となることが多い
上に、画像解析のための演算量を多く要することになっ
て迅速な画像処理が損なわれることから、この発明で
は、照明装置の光源を多元化してカメラ装置の脇に光学
的にバランスをとって配設することにより、各光源から
の照明によって意思表示形態56上に生ずる陰影を互い
に打ち消して画像解析への障害を除き且つ画像解析のた
めの演算量を大幅に削減するようにしている。そして上
記実施例では、各カメラ装置53a,53bの脇に最少
の2基の照明装置54ap,54aqと照明装置54b
p,54bp,を配設している。もとより理論的には各
カメラ装置53a,53bの光軸上に照明の光源を配配
置すれば陰影の問題は生じないが、現実には物理的にそ
の配置が不可能であることから、これに代わる実用的な
手段として、照明装置の光源を環状(ドーナツ状)にし
て、この環状の光源をカメラ装置の光軸と同心的に配設
すれば、各カメラ装置に配設する照明装置が1基でも、
意思表示形態56上に生ずる陰影を抑えることができ
る。さらに意思表示形態56の輪郭を鮮明に写し出せる
ように意思表示形態56の背景となる舞台51aの材質
や色彩・色調を吟味している。
【0047】また従来のじゃんけん・ゲーム用コンピュ
ータ・ゲーム装置では、「じゃんけん『ポン』」のタイ
ミング、即ち意思表示形態56の撮影画像を検知(画像
認識)するタイミングはコンピュータ側で固定的に設定
されている。このためプレーヤーのリズム感の善し悪し
によってプレーヤーのじゃんけんのタイミングが上手く
合わないことが可なりあり、特に幼児にとってタイミン
グを合せることに困難を伴う。これに対しこの発明の上
記実施例では「じゃんけん『ポン』」のタイミングをプ
レーヤー側から設定し得るタイミング設定手段59を設
けたものである。即ちタイミング設定手段59は、カメ
ラ装置53a,53bの撮像結果を解析して一定の条件
を満たすか否かをチェックする条件チェック手段を有し
ており、意思表示形態56の撮像結果がある条件を満た
した瞬間をトリガとすることで画像識別のタイミングを
決定するものである。この結果、タイミングの設定はプ
レーヤー側で決定されることになり、プレーヤーがタイ
ミングを合わせことの難しさが解消される。なお、タイ
ミング設定手段59はハードウエア装置でなくともソフ
トウエアのみでも構成し得る。
【0048】次に上記のじゃんけん・ゲーム用コンピュ
ータ・ゲーム装置に用いられている身体部分の意思表示
形態の識別方法およびコンピュータ・ゲームの対戦評価
方法のプロセスは図1に示す通りである。これら識別方
法および対戦評価方法のプロセスを図2、図3、図4を
参考に説明する。先ずステップS1において、意思表示
形態・種別照会ファイルF1と意思種別評価ファイルF
2と仮想相手の意思の種別の繰り出しプログラムF3を
コンピュータ40の記録装置42に設定し記憶させる。
意思表示形態・種別照会ファイルF1は、各種の意思表
示形態(各識別画像)と、これに化体された意思の種別
の対応関係を示したデータ群であり、この意思表示形態
・種別照会ファイルF1の骨子を説明用に図表化したも
のが図2の意思表示形態・種別対照図である。
【0049】意思種別評価ファイルF2は、プレーヤー
の意思の種類(意思種別記号)および仮想相手の意思の
種類(意思種別記号)の各種の組み合わせと、周知のじ
ゃんけんルールに従った、それら各組み合わせにおける
プレーヤーの勝敗の関係(即ち各種の意思の種別の間の
優劣関係)を定めるデータ群である。この意思種別評価
ファイルF2の骨子を説明用に図表化したものが図3の
意思種別評価対照図である。
【0050】そしてズ3の意思種別評価対照図に示すよ
うに、、じゃんけんでプレーヤーが表出する意思表示形
態(「石」「鋏」「紙」)のタイミングがずれて遅かっ
たり(遅出し)早かったり(早出し)した場合は共にプ
レーヤーの方を負けとするように約定されている。また
プレーヤーが所定のプレー空間55の外で意思表示形態
を表わしたり意思表示形態56の表現が不完全で意思表
示形態56から明瞭な識別画像が得られない場合も、プ
レーヤーの方を負けとするように約定されている。この
ような約定は、プレーヤーが表出する意思表示形態が不
完全であったり、じゃんけんのルールに反した場合、ゲ
ームの進行面でプレーヤーが不利になる評価をして、ゲ
ームの緊張感を高め、公正魅力あるゲームの維持を図ろ
うとするものであるが、ゲームの進行面でプレーヤーが
不利になる評価の手段は、上記実施例のように、プレー
ヤー意思の種別を不利に評価してじゃんけんの勝敗をプ
レーヤー負けと判定するもののほか、例えばそのゲーム
を没収することにするなど多様に考えられる。また仮想
相手の意思の種別も繰り出しプログラムF3は、コンピ
ュータによって仮想相手の意思の種別をランダムに繰り
出すコンピュ
【0051】次にステップS2において、タイミング設
定手段59によって、「じゃんけん『ポン』」のタイミ
ングの設定・指示を従来のようにコンピュータ側に任す
のかプレーヤーの条件で決めるようにするのかプレーヤ
ーが選択する。これでじゃんけん・ゲームの準備が整っ
たので、ステップS3において、プレーヤーと仮想相手
がタイミングを合せて、「グー」「チョキ」「パー」の
何れかの意思を表わす。そしてステップS4において、
カメラ装置53(53a,53b)によってプレーヤー
の意思表示形態56が撮影され、撮影画像(撮像)P1
が得られる。次いでステップS5において、先のプレー
ヤーの意思表示のタイミングが合っていたか否かがチェ
ックされ、そのタイミングが合っていた場合は、ステッ
プS6において、プレーヤーの意思表示形態(「石」
「鋏」「紙」)の表現がプレー空間55の内で正常に表
現されたか否か、その良否がチェックされる。その結果
が良い場合、ステップS7において、コンピュータ40
の中央処理装置(演算手段)41によってプレーヤーの
先の意思表示形態の撮像P1を画像処理する。画像処理
は撮像P1を2値化処理してノイズを含んだ2値化画像
P2に変え、2値化画像P2をノイズ除去処理して画像
P3とし、さらに画像P3を切り抜き処理して、ステッ
プS8において識別画像P4を得る。そしてステップS
9において、中央処理装置(演算手段)41によって識
別画像P4特徴を表わす画像データと意思表示形態・種
別照会ファイルF1のデータと照合してプレーヤーの意
思の種別を特定し、続いてステップ10においてプレー
ヤーの意思の種別と仮想相手の意思の種別が異なるか否
かの比較を行う。その結果、両者の意思の種別が異なっ
ていれば、ステップS11において中央処理装置41に
よって、両者の意思の種別の組み合わせを意思種別評価
ファイルF2のデータと照合してプレーヤーの意思の種
別の優劣評価(勝ち負け判定)を行い、ステップS12
において、その評価結果を映像出力装置44・ディスプ
レー52あるいは音声出力装置45・スピーカ58で報
知して1回のじゃんけん勝負が終わる。
【0052】またステップS10において、プレーヤー
の意思の種別と仮想相手の意思の種別が同じであった場
合は、ステップ2に返って再度じゃんけんが行われ上記
のプロセスが繰り返される。他方、ステップS5におい
てプレーヤーの意思表示のタイミングがあっていなかっ
たとされた場合、あるいはステップS6においてプレー
ヤーの意思表示形態が正常に表れていなかったとされた
場合は、撮像P1no画像処理を完遂することなくステ
ップS11に移って意思種別評価ファイルF2のデータ
に照らしてプレーヤー負けの評価となって報知される。
【0053】図4は、図5に示したじゃんけん・ゲーム
用コンピュータ・ゲーム装置のブロック構成を示すもの
で、同装置はコンピュータ40とカメラ装置53(53
a,53b)照明装置54(54ap,54aq,54
bp,54bq)およびタイミング設定手段59からな
り、コンピュータ40は演算装置を含む中央処理装置4
1、記憶装置42、入出力制御部43、出力装置(映像
出力装置)44、出力装置(音声出力装置)45、入力
装置46などからなり、記憶装置42には、前述の意思
表示形態・種別照会ファイルF1ならびに意思種別評価
ファイルF2と仮想相手の意思種別の繰り出しプログラ
ムF3が記憶されている。同装置の機能や各部の働きに
ついては、前述の説明からも明らかであるが、プレーヤ
ーの身体部分で表出した意思表示形態56を照明装置5
4(54ap,54aq,54bp,54bq)で照ら
し、カメラ装置53(53a,53b)で撮影する。そ
してタイミング設定手段59からのタイミング信号に基
づいて、プレーヤーの意思表示形態56の撮像データが
直接コンピュータ40の入力装置から入力され、中央処
理装置(演算手段)41により画像処理されて識別画像
P4が形成される。そして中央処理装置41によりて識
別画像P4の特徴を表わす画像データを意思表示形態・
種別照会ファイルF1のデータと照合してプレーヤーの
意思の種別を認識し特定する。次にこの特定されたプレ
ーヤーの意思表示の種別と、仮想相手の意思の種別(仮
想相手の意思種別の繰り出しプログラムF3に基づいて
コンピュータ40によって繰り出される仮想相手の意思
の種別)とを、中央処理装置(演算手段)41により意
思種別評価ファイルF2のデータと照合して、両者の意
思表示の種別の間の優劣関係(両者のじゃんけんの勝ち
負け)を判定し、その結果を映像出力装置44あるいは
音声出力装置45でプレーヤーに報知してゲームを楽し
ませるものである。
【0054】図6は、この発明の他の実施例としての身
振り演習用コンピュータ・ゲーム装置を示したものであ
る。61は筐体、61aは舞台、62はディスプレー、
63a,63bはカメラ装置、64ap,64aq,6
4bp,64bqは照明装置、65はプレー空間、66
はプレーヤーの意思表示形態(身振り、踊り、など)、
67は模範となる仮想相手の意思表示形態、68はスピ
ーカ、70は評点表示で、同コンピュータ・ゲーム装置
の構成および同コンピュータ・ゲーム装置に採り入れら
れている意思表示形態の識別方法は基本的に図5に示し
たじゃんけん・ゲーム用コンピュータ・ゲーム装置にお
けるものと同じである。しかしこの身振り演習用コンピ
ュータ・ゲーム装置は、身体部分で表現する意思表示形
態が動的な身振り形態を含むものであり、仮想相手の意
思表示の種別は模範となる身体要部の意思表示形態で動
的な身振り形態を含むものであり、プレーヤーの意思表
示の種別は模範となる仮想相手の身振り形態に倣う身振
り形態であり、ここで用いる意思種別評価ファイルは、
例えば仮想相手の身振り形態に対するプレーヤーの身振
り形態の乖離度とそれに対する減点度を表わしたものと
することができる。そこで例えばコンピュータが繰り出
す仮想相手の模範の身振り形態67をディスプレー62
上に映し出し、仮想相手の模範の身振り形態67を倣お
うとするプレーヤーがディスプレー62を見ながら舞台
61aの上で仮想相手の身振り形態67に合せて身体を
動かす。そして幾つかの主要な身振り形態の時点でプレ
ーヤーの身振り形態66をカメラ装置63で撮影し、そ
の撮像を画像処理し、同時点の仮想相手の画像と比較し
て両者の乖離度を演算し、意思種別評価ファイルと照合
してプレーヤーの評価点を決定し、その評点表示70を
ディスプレー62上に表わして報知することができる。
このような身振り演習用のコンピュータ・ゲーム装置は
幅広い層で楽しめる上に、手話や踊りの学習用としても
実用的効果が期待できる。
【0055】
【発明の効果】上記の実施例からも明らかなように、こ
の発明に係る身体部分の意思表示形態の識別方法、身体
部分の意思表示形態の識別装置、コンピュータ・ゲーム
の対戦評価方法、コンピュータ・ゲーム装置では、プレ
ーヤーの意思をコンピュータあるいはコンピュータ・ゲ
ーム装置に伝える手段として、他の入力変換手段(機械
的選択スイッチ、ジョイティック、など)を介したり他
の入力信号に変換したりすることなく、プレーヤーの種
々の意思が込められたプレーヤーの身体部分の意思表示
形態を撮影し、この意思表示形態の撮影画像の画像デー
タを直接的にコンピュータあるいはコンピュータ・ゲー
ム装置に入力し、その撮像を画像処理し画像解析してプ
レーヤーの意思表示を解読し、以後この意思表示が絡ん
だゲームその他の処理がコンピュータを介して実行され
るもので、プレーヤーとコンピュータの間のインターフ
ェースが極めて直接的で自然なものとなり、意思表示の
入力が極めて簡単、迅速、且つ自然に行えるようにな
る。この結果、コンピュータ・ゲームの分野では、ゲー
ムの流れが円滑になり、スピード感、迫力、臨場感を著
しく高めることができるようになり、また入力操作に困
難を伴っていた幼児や高齢者もこの種のゲームに参加し
やすくなる。また身体部分の意思表示形態の入力を連続
的に円滑に行うことができるので、身体の連続的な動き
をも対象とするコンピュータ・ゲーム装置(例えば身振
り演習装置など)の用途開発に役立つものである。
【0056】意思表示形態の撮影に当たっては、意思表
示形態を複数の撮影手段で角度を変えて撮影するので、
死角に陥ることなく、意思表示形態の特徴を的確に捕ら
えることができる上に、意思表示形態に陰影ができない
よう、各撮影手段の脇に少なくとも2基に照明装置を配
設し、あるいは環状の光源を各撮影手段の光軸と同心的
に配設するので、意思表示形態の撮像の画像処理に当た
り画像解析に要する演算量を大幅に削減できる上に正確
な画像処理と解析を行うことができる。
【0057】またじゃんけん・ゲーム用コンピュータ・
ゲーム装置のように、タイミングを合せてプレーするこ
とが必要なコンピュータ・ゲーム装置においては、プレ
ーヤー側の条件でタイミングを設定できるようにもする
ので、リズム感に問題がある幼児でも、タイミング合わ
せの緊張感やプレッシャーを伴うことなくゲームに参加
することができるようになる。またタイミング合せが必
須である、じゃんけん・ゲーム用コンピュータ・ゲーム
装置では、プレーヤーの意思表示形態(「石」「鋏」
「紙」)を示すタイミングがずれたり、意思表示形態の
表現が適正でなかった場合、これらを検知してプレーヤ
ーに対し、プレーの進行上不利な評価・判定を出すよう
にしているので、ゲームの緊張感と公正なゲーム運びを
維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による意思表示形態の識別方法の過程
を示すフローチャート。
【図2】同意思表示形態の識別方法を説明するための意
思表示形態・種別対照図。
【図3】この発明によるコンピュータ・ゲームの対戦評
価方法を説明するための意思種別評価対照図。
【図4】この発明の実施例を示すじゃんけん・ゲーム用
コンピュータ・ゲーム装置のブロック構成図。
【図5】同コンピュータ・ゲーム装置の外観斜視図。
【図6】この発明の他の実施例を示す身振り演習用コン
ピュータ・ゲーム装置の外観斜視図。
【符号の説明】
S1〜S12 :ステップ P1 :撮像 P2 :2値化画像 P3 :ノイズ除去処理画像 P4 :識別画像 F1 :意思表示形態・種別照会ファイル F2 :意思種別評価ファイル F3 :仮想相手の意思種別の繰り出しプログラム 40 :コンピュータ 41 :中央処理装置(演算装置)(画像処理手段)
(意思種別特定手段)(評価手段) 42 :記憶装置 43 :入出力制御部 44 :出力装置(映像出力装置) 45 :出力装置(音声出力装置) 46 :入力装置 51,61 :筐体 51a,61a:舞台 52,62 :ディスプレー 53 :カメラ装置(撮影手段) 53a,53b:カメラ装置(撮影手段) 63a,63b:カメラ装置(撮影手段) 54 :照明装置 54ap,54aq,54bp,54bq:照明装置 64ap,64aq,64bp,64bq:照明装置 55,65 :プレー空間 56,66 :プレーヤーの意思表示形態 57,67 :仮想相手の意思表示形態 58,68 :スピーカ 59, :タイミング設定手段 60,70 :表示
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C001 BA06 BB00 BB02 BB05 BC00 BC05 CA00 CA08 CA09 5B057 DA11 DB02 DC09 5C054 AA01 EJ05 FC05 FC12 HA15 9A001 BB03 BB04 DD13 EE02 EE05 FF03 HH20 JJ01 JJ76 KK31 KK45 (54)【発明の名称】 身体部分の意思表示形態の識別方法および身体部分の意思表示形態の識別装置ならびにその識別 方法を用いたコンピュータ・ゲームの対戦評価方法およびその識別装置を備えたコンピュータ・ ゲーム装置

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項 1】 所定のプレー空間内でプレーヤーがそ
    の身体部分によって各種の意思を表出した意思表示形態
    を撮影し、この意思表示形態の撮像を画像処理して前記
    意思表示形態の特徴を捕えた識別画像を形成し、この識
    別画像の特徴を表わす画像データをコンピュータの演算
    手段で演算して特徴量を算出し、この特徴量に基づき、
    前記プレーヤーの意思表示形態に化体された意思の種別
    を特定することを特徴とする身体部分の意思表示形態の
    識別方法。
  2. 【請求項 2】 所定のプレー空間内でプレーヤーがそ
    の身体部分によって各種の意思を表出した意思表示形態
    を撮影し、この意思表示形態の撮像を画像処理して前記
    意思表示形態の特徴を捕えた識別画像を形成し、この識
    別画像の特徴を表わす画像データをコンピュータの演算
    手段で演算して特徴量を算出し、この特徴量に基づき、
    前記プレーヤーの意思表示形態に化体された意思の種別
    を、所定の複数の意思種別の中から選定し特定すること
    を特徴とする身体部分の意思表示形態の識別方法。
  3. 【請求項 3】 所定のプレー空間内でプレーヤーがそ
    の身体部分によって各種の意思を表出した意思表示形態
    を撮影し、この意思表示形態の撮像を画像処理して前記
    意思表示形態の特徴を捕えた識別画像を形成し、この識
    別画像の特徴を表わす画像データをコンピュータの演算
    手段で演算して特徴量を算出し、この特徴量を、コンピ
    ュータの演算手段で、複数の意思種別をそれぞれ表わす
    意思種別データと照合して、前記プレーヤーの意思表示
    形態に化体された意思の種別を特定することを特徴とす
    る身体部分の意思表示形態の識別方法。
  4. 【請求項 4】 身体部分によって表出する各種の意思
    表示形態とその各意思表示形態に対応する意思種別を関
    係づけてデータ化した意思表示形態・種別照会ファイル
    をコンピュータの記憶装置に記憶させ、所定のプレー空
    間内でプレーヤーがその身体部分によって表出した意思
    表示形態を撮影し、この意思表示形態の撮像を画像処理
    して前記意思表示形態の特徴を捕えた識別画像を形成
    し、コンピュータの演算手段で、前記識別画像の特徴を
    表わす画像データを前記意思表示形態・種別照会ファイ
    ルのデータと照合して前記プレーヤーの意思表示形態に
    化体された意思の種別を特定することを特徴とする身体
    部分の意思表示形態の識別方法。
  5. 【請求項 5】 所定のプレー空間内でプレーヤーがそ
    の身体部分によって各種の意思を表出した意思表示形態
    を撮影し、この意思表示形態の撮像を画像処理して前記
    意思表示形態の特徴を捕えた識別画像を形成し、この識
    別画像の特徴を表わす画像データをコンピュータの演算
    手段で演算して特徴量を算出し、コンピュータの演算手
    段で、この特徴量を、コンピュータによって繰り出され
    る仮想相手の意思の種別を表わすデータと比較して前記
    プレーヤーの意思表示形態に化体された意思の種別と前
    記仮想相手の意思の種別の優劣を評価することを特徴と
    するコンピュータ・ゲームの対戦評価方法。
  6. 【請求項 6】 所定のプレー空間内でプレーヤーがそ
    の身体部分によって各種の意思を表出した意思表示形態
    を撮影し、この意思表示形態の撮像を画像処理して前記
    意思表示形態の特徴を捕えた識別画像を形成し、この識
    別画像の特徴を表わす画像データをコンピュータの演算
    手段で演算して特徴量を算出し、コンピュータの演算手
    段で、この特徴量を、コンピュータによって繰り出され
    る仮想相手の意思表示形態に対応した意思の種別を表わ
    すデータと比較して、前記プレーヤーの意思表示形態に
    化体された意思の種別と前記仮想相手の意思の種別の優
    劣を評価することを特徴とするコンピュータ・ゲームの
    対戦評価方法。
  7. 【請求項 7】 身体部分によって表出する各種の意思
    表示形態にそれぞれ化体される各意思種別間の優劣関係
    を特定しデータ化した意思種別評価ファイルをコンピュ
    ータの記憶装置に記憶させ、所定のプレー空間内でプレ
    ーヤーがその身体部分によって各種の意思を表出した意
    思表示形態を撮影し、この意思表示形態の撮像を画像処
    理して前記意思表示形態の特徴を捕えた識別画像を形成
    し、この識別画像の特徴を表わす画像データをコンピュ
    ータの演算手段で演算して特徴量を算出し、この特定量
    に基づき、前記プレーヤーの意思表示形態に化体された
    意思の種別を特定し、コンピュータによって繰り出され
    る仮想相手の意思の種別と前記プレーヤーの意思の種別
    を、前記意思種別評価ファイルと照合して、前記仮想相
    手の意思種別と前記プレーヤーの意思種別の優劣を評価
    することを特徴とするコンピュータ・ゲームの対戦評価
    方法。
  8. 【請求項 8】 身体部分によって表出する各種の意思
    表示形態とその各意思表示形態に対応する意思の種別を
    関係づけてデータ化した意思表示形態・種別照会ファイ
    ルと、前記各意思種別間の優劣関係を特定しデータ化し
    た意思種別評価ファイルをコンピュタの記憶装置に記憶
    させ、所定のプレー空間内でプレーヤーがその身体部分
    によって表出した意思表示形態を撮影し、この意思表示
    形態の撮像を画像処理して前記意思表示形態の特徴を捕
    えた識別画像を形成し、コンピュータの演算手段で、前
    記識別画像の特徴を表わす画像データを前記意思表示形
    態・種別照会ファイルのデータと照合して前記プレーヤ
    ーの意思表示形態に化体された意思の種別を特定し、コ
    ンピュータによって繰り出される仮想相手の意思の種別
    と前記プレーヤーの意思の種別を、コンピュータの演算
    手段によって前記意思種別評価ファイルのデータと照合
    して、前記仮想相手の意思種別と前記プレーヤーの意思
    種別の優劣を評価することを特徴とするコンピュータ・
    ゲームの対戦評価方法。
  9. 【請求項 9】 プレーヤーが、所定のプレー空間内で
    所定のタイミングに合わせて、プレーヤーの身体部分に
    よって各種の意思を表出した意思表示形態を形成し、こ
    の意思表示形態を撮影し、この意思表示形態の撮像を画
    像処理して前記意思表示形態の特徴を捕えた識別画像を
    形成することを特徴とする請求項5ないし請求項8のい
    ずれか1項に記載のコンピュータ・ゲームの対戦評価方
    法。
  10. 【請求項10】 プレーヤーの意思表示形態を形成する
    所定のタイミングを、プレーヤー側で設定することを特
    徴とする請求項9に記載のコンピュータ・ゲームの対戦
    評価方法。
  11. 【請求項11】 プレーヤーの意思表示形態の形成タイ
    ミングが所定のタイミングから外れた場合、前記プレー
    ヤーに対しゲームの進行に関して不利な評価を与えるこ
    とを特徴とする請求項9または請求項10に記載のコン
    ピュータ・ゲームの対戦評価方法。
  12. 【請求項12】 プレーヤーの意思表示形態の形成が不
    正常の場合、前記プレーヤーに対しゲームの進行に関し
    て不利な評価を与えることを特徴とする請求項5ないし
    請求項11のいずれか1項に記載のコンピュータ・ゲー
    ムの対戦評価方法。
  13. 【請求項13】 意思表示形態はじゃんけん・ゲームに
    おける手指の形態または両足先の配置形態であり、これ
    に対応する意思の種別はそれぞれ勝負に勝つ意思である
    ところの「グー」「チョキ」「パー」であり、意思種別
    評価ファイルは前記「グー」「チョキ」「パー」の相互
    間の強弱関係の約定であることを特徴とする請求項5な
    いし請求項12のいずれか1項に記載のコンピュータ・
    ゲームの対戦評価方法。
  14. 【請求項14】 プレーヤーの身体部分によって表出さ
    れる意思表示形態は身振りにおける身体要部の静的また
    は動的形態であり、仮想相手の意思種別はプレーヤーが
    倣おうとする意思表示形態であり、プレーヤーの意思の
    種別は仮想相手の身体要部の形態を倣う身体要部の形態
    であり、仮想相手の意思種別に対するプレーヤーの意思
    種別の評価は、仮想相手の意思種別に対するプレーヤー
    の意思の種別の乖離度に基づくことを特徴とする請求項
    5または請求項6に記載のコンピュータ・ゲームの対戦
    評価方法。
  15. 【請求項15】 プレーヤーの身体部分によって表出さ
    れる意思表示形態は身振りにおける身体要部の静的また
    は動的形態であり、仮想相手の意思種別はプレーヤーが
    従おうとする意思表示形態への指示画像または音声であ
    り、プレーヤーの意思の種別は仮想相手の前記指示画像
    または音声に従う身体要部の形態であり、仮想相手の意
    思種別に対するプレーヤーの意思種別の評価は、仮想相
    手の意思種別に対するプレーヤーの意思の種別の乖離度
    に基づくことを特徴とする請求項5または請求項6に記
    載のコンピュータ・ゲームの対戦評価方法。
  16. 【請求項16】 所定のプレー空間内でプレーヤーがそ
    の身体部分によって各種の意思を表出した意思表示形態
    を撮影する撮影手段と、その意思表示形態を照らす照明
    装置と、前記撮影手段で撮影した意思表示形態の撮像を
    画像処理して前記意思表示形態の特徴を捕えた識別画像
    を形成する画像処理手段と、この識別画像の特徴を表わ
    す画像データから特徴量を算出する演算手段と、この特
    定量に基づき前記プレーヤーの意思表示形態に化体され
    た意思の種別を特定する意思種別特定手段を備えたこと
    を特徴とする身体部分の意思表示形態の識別装置。
  17. 【請求項17】 所定のプレー空間内でプレーヤーがそ
    の身体部分によって各種の意思を表出した意思表示形態
    を撮影する撮影手段と、その意思表示形態を照らす照明
    装置と、前記撮影手段で撮影した意思表示形態の撮像を
    画像処理して前記意思表示形態の特徴を捕えた識別画像
    を形成する画像処理手段と、この識別画像の特徴を表わ
    す画像データから特徴量を算出する演算手段と、この特
    定量に基づき前記プレーヤーの意思表示形態に化体され
    た意思の種別を所定の複数の意思種別の中から選定し特
    定する意思種別特定手段を備えたことを特徴とする身体
    部分の意思表示形態の識別装置。
  18. 【請求項18】 所定のプレー空間内でプレーヤーがそ
    の身体部分によって各種の意思を表出した意思表示形態
    を撮影する撮影手段と、その意思表示形態を照らす照明
    装置と、前記撮影手段で撮影した意思表示形態の撮像を
    画像処理して前記意思表示形態の特徴を捕えた識別画像
    を形成する画像処理手段と、この識別画像の特徴を表わ
    す画像データから特徴量を算出する演算手段と、この特
    徴量を複数の意思種別をそれぞれ表わす意思種別データ
    と照合して前記プレーヤーの意思表示形態に化体された
    意思の種別を特定する意思種別特定手段を備えたことを
    特徴とする身体部分の意思表示形態の識別装置。
  19. 【請求項19】 身体部分によって表出する各種の意思
    表示形態とこの各意思表示形態に対応する意思種別を関
    係づけてデータ化しコンピュータの記憶装置に記憶され
    る意思表示形態・種別照会ファイルと、所定のプレー空
    間内でプレーヤーの身体部分によって表出した意思表示
    形態を撮影する撮影手段と、その意思表示形態を照らす
    照明装置と、前記撮影手段で撮影した前記意思表示形態
    の撮像を画像処理して前記意思表示形態の特徴を捕えた
    識別画像を形成する画像処理手段と、前記識別画像の特
    徴を表わす画像データを前記意思表示形態・種別照会フ
    ァイルのデータと照合して前記プレーヤーの意思表示形
    態に化体された意思の種別を特定する意思種別特定手段
    を備えたことを特徴とする身体部分の意思表示形態の識
    別装置。
  20. 【請求項20】 所定のプレー空間内でプレーヤーがそ
    の身体部分によって各種の意思を表出した意思表示形態
    を撮影する撮影手段と、この意思表示形態を照らす照明
    装置と、前記撮影手段で撮影した意思表示形態の撮像を
    画像処理して前記意思表示形態の特徴を捕えた識別画像
    を形成する画像処理手段と、この識別画像の特徴を表わ
    す画像データから特徴量を算出する演算手段と、この特
    徴量をコンピュータから繰り出される仮想相手の意思の
    種別を表わすデータと比較してプレーヤーの意思表示形
    態に化体された意思の種別と前記仮想相手の意思の種別
    の優劣を評価する評価手段を備えたことを特徴とするコ
    ンピュータ・ゲーム装置。
  21. 【請求項21】 所定のプレー空間内でプレーヤーがそ
    の身体部分によって各種の意思を表出した意思表示形態
    を撮影する撮影手段と、この意思表示形態を照らす照明
    装置と、前記撮影手段で撮影した意思表示形態の撮像を
    画像処理して前記意思表示形態の特徴を捕えた識別画像
    を形成する画像処理手段と、この識別画像の特徴を表わ
    す画像データから特徴量を算出する演算手段と、この特
    徴量をコュンピュータによって繰り出される仮想相手の
    意思表示形態に対応した意思の種別を表わすデータと比
    較して前記プレーヤーの意思表示形態に化体された意思
    の種別と前記仮想相手の意思の種別の優劣を評価する評
    価手段を備えたことを特徴とするコンピュータ・ゲーム
    装置。
  22. 【請求項22】 身体部分によって表出する各種の意思
    表示形態にそれぞれ化体される各意思種別間の優劣関係
    を特定しデータ化した意思種別評価ファイルを記憶する
    コンピュータの記憶装置と、所定のプレー空間内でプレ
    ーヤーがその身体部分によって各種の意思を表出した意
    思表示形態を撮影する撮影手段と、この意思表示形態を
    照らす照明装置と、前記撮影手段で撮影した意思表示形
    態の撮像を画像処理して前記意思表示形態の特徴を捕え
    た識別画像を形成する画像処理手段と、この識別画像の
    特徴を表わす画像データを演算して特徴量を算出する演
    算手段と、この特定量に基づき前記プレーヤーの意思表
    示形態に化体された意思の種別を特定しコンピュータに
    よって繰り出される仮想相手の意思の種別と前記プレー
    ヤーの意思の種別を前記意思種別評価ファイルと照合し
    て前記仮想相手の意思種別と前記プレーヤーの意思種別
    の優劣を評価する評価手段を備えたことを特徴とするコ
    ンピュータ・ゲーム装置。
  23. 【請求項23】 身体部分によって表出する各種の意思
    表示形態とその各意思表示形態に対応する意思の種別を
    関係づけてデータ化した意思表示形態・種別照会ファイ
    ルならびに前記各意思種別間の優劣関係を特定しデータ
    化した意思種別評価ファイルを記憶するコンピュタの記
    憶装置と、所定のプレー空間内でプレーヤーがその身体
    部分によって表出した意思表示形態を撮影する撮影手段
    と、この意思表示形態を照らす照明装置と、前記撮影手
    段で撮影した意思表示形態の撮像を画像処理して前記意
    思表示形態の特徴を捕えた識別画像を形成する画像処理
    手段と、この識別画像の特徴を表わす画像データを前記
    意思表示形態・種別照会ファイルのデータと照合して前
    記プレーヤーの意思表示形態に化体された意思の種別を
    特定しコンピュータによって繰り出される仮想相手の意
    思の種別と前記プレーヤーの意思の種別を前記意思種別
    評価ファイルのデータと照合して前記仮想相手の意思種
    別と前記プレーヤーの意思種別の優劣を評価する評価手
    段を備えたことを特徴とするコンピュータ・ゲーム装
    置。
  24. 【請求項24】 プレーヤーが、所定のプレー空間内で
    所定のタイミングに合わせて、プレーヤーの身体部分に
    よって各種の意思を表出した意思表示形態を撮影する撮
    影手段を備えたことを特徴とする請求項20ないし請求
    項23のいずれか1項に記載のコンピュータ・ゲーム装
    置。
  25. 【請求項25】 プレーヤーの意思表示形態を形成する
    所定のタイミングをプレーヤーが設定するタイミング設
    定手段を備えたことを特徴とする請求項20ないし請求
    項24のいずれか1項に記載のコンピュータ・ゲーム装
    置。
  26. 【請求項26】 プレーヤーの意思表示形態の形成タイ
    ミングが所定のタイミングから外れたことを検知し前記
    プレーヤーに対しゲームの進行に関して不利な評価を報
    知する評価手段を備えたことを特徴とする請求項20な
    いし請求項25のいずれか1項に記載のコンピュータ・
    ゲーム装置。
  27. 【請求項27】 プレーヤーの意思表示形態の形成が不
    正常であることを検知し前記プレーヤーに対しゲームの
    進行に関して不利な評価を報知する評価手段を備えたこ
    とを特徴とする請求項20ないし請求項25のいずれか
    1項に記載のコンピュータ・ゲーム装置。
  28. 【請求項28】 プレーヤーの身体部分によって各種の
    意思を表出した意思表示形態を異なる方向から撮影する
    複数のカメラ装置を備え、各カメラ装置の周辺に前記意
    思表示形態上に生ずる陰影を打ち消すための複数の照明
    装置を配設したことを特徴とする請求項20ないし請求
    項27のいずれか1項に記載のコンピュータ・ゲーム装
    置。
  29. 【請求項29】 意思表示形態はじゃんけん・ゲームに
    おける手指の形態または両足先の配置形態であり、これ
    に対応する意思の種別はそれぞれ勝負に勝つ意思である
    ところの「グー」「チョキ」「パー」であることを特徴
    とする請求項20ないし請求項28のいずれか1項に記
    載のコンピュータ・ゲーム装置。
  30. 【請求項30】 プレーヤーの身体部分によって表出さ
    れる意思表示形態は身振りにおける身体要部の静的また
    は動的形態であり、仮想相手の意思種別はプレーヤーが
    倣おうとする意思表示形態であり、プレーヤーの意思の
    種別は仮想相手の身体要部の形態を倣う身体要部の形態
    であり、仮想相手の意思種別に対するプレーヤーの意思
    種別の評価は、仮想相手の意思種別に対するプレーヤー
    の意思の種別の乖離度に基づくことを特徴とする請求項
    20または請求項21に記載のコンピュータ・ゲーム装
    置。
  31. 【請求項31】 プレーヤーの身体部分によって表出さ
    れる意思表示形態は身振りにおける身体要部の静的また
    は動的形態であり、仮想相手の意思種別はプレーヤーが
    従おうとする意思表示形態への指示画像または音声であ
    り、プレーヤーの意思の種別は仮想相手の前記指示画像
    または音声に従う身体要部の形態であり、仮想相手の意
    思種別に対するプレーヤーの意思種別の評価は、仮想相
    手の意思種別に対するプレーヤーの意思の種別の乖離度
    に基づくことを特徴とする請求項20または請求項6に
    記載のコンピュータ・ゲーム装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7309280B2 (en) 2002-07-16 2007-12-18 Aruze Co., Ltd. Gaming machine, server, and program with image of real player

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