JP2000202920A - 曲管ホ―スの製造方法及び曲管ホ―ス - Google Patents
曲管ホ―スの製造方法及び曲管ホ―スInfo
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- JP2000202920A JP2000202920A JP800199A JP800199A JP2000202920A JP 2000202920 A JP2000202920 A JP 2000202920A JP 800199 A JP800199 A JP 800199A JP 800199 A JP800199 A JP 800199A JP 2000202920 A JP2000202920 A JP 2000202920A
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- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】曲管ホースを製造するに際して、未加硫状態の
ゴムホースのマンドレルへの差込作業及び加硫後におけ
るマンドレルからの曲管ホースの抜取作業を不要化し、
曲管ホースを容易且つ安価に製造できるようにする。 【解決手段】管軸方向の所定位置に曲り部を有する曲管
ホース20を製造するに際し、直管状をなす加硫成形後
のゴムホース本体18の予定した曲げ位置の外周面に、
パイプ状ないしほぼパイプ状をなし所定の曲り形状を有
する非ゴム製且つゴムホース本体18よりも硬質材から
成る拘束部材10bを、ゴムホース本体18を曲げ変形
させながら嵌挿し拘束する。
ゴムホースのマンドレルへの差込作業及び加硫後におけ
るマンドレルからの曲管ホースの抜取作業を不要化し、
曲管ホースを容易且つ安価に製造できるようにする。 【解決手段】管軸方向の所定位置に曲り部を有する曲管
ホース20を製造するに際し、直管状をなす加硫成形後
のゴムホース本体18の予定した曲げ位置の外周面に、
パイプ状ないしほぼパイプ状をなし所定の曲り形状を有
する非ゴム製且つゴムホース本体18よりも硬質材から
成る拘束部材10bを、ゴムホース本体18を曲げ変形
させながら嵌挿し拘束する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は曲管ホースの製造
方法及び曲管ホースに関する。
方法及び曲管ホースに関する。
【0002】
【従来の技術】この種曲管ホースの製造方法として、従
来一般には押出機を用いてゴム材料を直管状に押出成形
し、これを所定寸法ごとに切断した上で、予め所定形状
に曲げてあるマンドレルに嵌装して押出品を曲げ形状に
保持し、その状態でこれを加熱加硫して曲げ形状を付与
する方法が用いられていた。
来一般には押出機を用いてゴム材料を直管状に押出成形
し、これを所定寸法ごとに切断した上で、予め所定形状
に曲げてあるマンドレルに嵌装して押出品を曲げ形状に
保持し、その状態でこれを加熱加硫して曲げ形状を付与
する方法が用いられていた。
【0003】具体的には、図14(B),図15に示し
ているようにマンドレル枠200に多数植設したマンド
レル202のそれぞれに対して、予め直管状に押出成形
し且つ所定寸法に切断した直管状の未加硫のゴムホース
204を嵌装して、各未加硫のゴムホース204を曲げ
形状に形状保持し、そしてこれを図14(A)及び図1
5に示しているようにマンドレル枠200ごと台車21
0に載せて加硫缶206内に挿入して加熱加硫し、しか
る後マンドレル枠200及び加硫後の曲管ホース208
を加硫缶206から取り出した後、更にマンドレル20
2に嵌装状態の曲管ホース208を各マンドレル202
から抜き取ることで、曲管ホース208を得るというの
が従来の方法であった。
ているようにマンドレル枠200に多数植設したマンド
レル202のそれぞれに対して、予め直管状に押出成形
し且つ所定寸法に切断した直管状の未加硫のゴムホース
204を嵌装して、各未加硫のゴムホース204を曲げ
形状に形状保持し、そしてこれを図14(A)及び図1
5に示しているようにマンドレル枠200ごと台車21
0に載せて加硫缶206内に挿入して加熱加硫し、しか
る後マンドレル枠200及び加硫後の曲管ホース208
を加硫缶206から取り出した後、更にマンドレル20
2に嵌装状態の曲管ホース208を各マンドレル202
から抜き取ることで、曲管ホース208を得るというの
が従来の方法であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの製造
方法の場合、多数のマンドレル202,マンドレル枠2
00,これを加硫缶206に出入れするための台車21
0等が必要であって必然的に設備が大掛りとなり、設備
コストも高くなるといった問題がある外に、以下のよう
な各種の問題点を内包していた。
方法の場合、多数のマンドレル202,マンドレル枠2
00,これを加硫缶206に出入れするための台車21
0等が必要であって必然的に設備が大掛りとなり、設備
コストも高くなるといった問題がある外に、以下のよう
な各種の問題点を内包していた。
【0005】即ちこの製造方法では、多数のマンドレル
202のそれぞれに作業者が離型剤を塗布した上で直管
状の成形品(未加硫のゴムホース204)1本1本を曲
り形状のマンドレル202に差し込み、また加硫後にお
いてマンドレル202から加硫品(曲管ホース208)
を作業者が1本1本手作業で抜き取ることが必要であっ
て、しかもその抜き差しの際に強い力でこれを行わなけ
ればならないのみならず同作業を熱い加硫缶206の前
で、即ち高温の作業環境の下で行わなければならず、同
作業が面倒且つ時間のかかる又きつい作業となる問題が
あった。
202のそれぞれに作業者が離型剤を塗布した上で直管
状の成形品(未加硫のゴムホース204)1本1本を曲
り形状のマンドレル202に差し込み、また加硫後にお
いてマンドレル202から加硫品(曲管ホース208)
を作業者が1本1本手作業で抜き取ることが必要であっ
て、しかもその抜き差しの際に強い力でこれを行わなけ
ればならないのみならず同作業を熱い加硫缶206の前
で、即ち高温の作業環境の下で行わなければならず、同
作業が面倒且つ時間のかかる又きつい作業となる問題が
あった。
【0006】また多数のマンドレル202のそれぞれに
離型剤を塗布することが必要であって、離型剤のための
コスト及び製品ゴムホース等に付着した離型剤の洗浄の
ための洗剤や洗浄作業、更には洗浄排水を水処理するた
めの作業やコストが必要であるといった各種の問題があ
り、このことが曲管ホースの製造コストを高める要因に
なるとともに生産の能率化を阻む大きな要因となってい
た。
離型剤を塗布することが必要であって、離型剤のための
コスト及び製品ゴムホース等に付着した離型剤の洗浄の
ための洗剤や洗浄作業、更には洗浄排水を水処理するた
めの作業やコストが必要であるといった各種の問題があ
り、このことが曲管ホースの製造コストを高める要因に
なるとともに生産の能率化を阻む大きな要因となってい
た。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願の発明はこのような
課題を解決するためになされたものである。而して請求
項1は曲管ホースの製造方法に係るもので、この製造方
法は、管軸方向の所定位置に曲り部を有する曲管ホース
の製造方法であって、直管状をなす加硫成形後のゴムホ
ース本体の予定した曲げ位置の外周面に、パイプ状ない
しほぼパイプ状をなし所定の曲り形状を有する非ゴム製
且つ前記ゴムホース本体よりも硬質材から成る拘束部材
を該ゴムホース本体を曲げ変形させながら嵌装し、該ゴ
ムホース本体の一部を該拘束部材の曲り形状に拘束する
ことを特徴とする。
課題を解決するためになされたものである。而して請求
項1は曲管ホースの製造方法に係るもので、この製造方
法は、管軸方向の所定位置に曲り部を有する曲管ホース
の製造方法であって、直管状をなす加硫成形後のゴムホ
ース本体の予定した曲げ位置の外周面に、パイプ状ない
しほぼパイプ状をなし所定の曲り形状を有する非ゴム製
且つ前記ゴムホース本体よりも硬質材から成る拘束部材
を該ゴムホース本体を曲げ変形させながら嵌装し、該ゴ
ムホース本体の一部を該拘束部材の曲り形状に拘束する
ことを特徴とする。
【0008】請求項2は曲管ホースに係るもので、この
ゴムホースは、管軸方向の所定位置に曲り部を有する曲
管ホースであって、直管状をなす加硫成形後のゴムホー
ス本体の曲げ位置の外周面に、パイプ状ないしほぼパイ
プ状をなし所定の曲り形状を有する非ゴム製且つ前記ゴ
ムホース本体よりも硬質材から成る拘束部材が嵌装され
ており、該ゴムホース本体の一部が該拘束部材に対応し
た曲り形状に拘束されていることを特徴とする。
ゴムホースは、管軸方向の所定位置に曲り部を有する曲
管ホースであって、直管状をなす加硫成形後のゴムホー
ス本体の曲げ位置の外周面に、パイプ状ないしほぼパイ
プ状をなし所定の曲り形状を有する非ゴム製且つ前記ゴ
ムホース本体よりも硬質材から成る拘束部材が嵌装され
ており、該ゴムホース本体の一部が該拘束部材に対応し
た曲り形状に拘束されていることを特徴とする。
【0009】請求項3の製造方法は、請求項1に記載の
製造方法において、前記拘束部材の内周面を前記ゴムホ
ース本体の外周面に接着剤で接着固定することを特徴と
する。
製造方法において、前記拘束部材の内周面を前記ゴムホ
ース本体の外周面に接着剤で接着固定することを特徴と
する。
【0010】請求項4の製造方法は、請求項1,3の何
れかに記載の製造方法において、前記拘束部材には周方
向所定箇所に且つ管軸方向全長に亘って挿入開口を設け
ておき、該挿入開口において該拘束部材を前記直管状の
ゴムホース本体の外周面に対し径方向に嵌装することを
特徴とする。
れかに記載の製造方法において、前記拘束部材には周方
向所定箇所に且つ管軸方向全長に亘って挿入開口を設け
ておき、該挿入開口において該拘束部材を前記直管状の
ゴムホース本体の外周面に対し径方向に嵌装することを
特徴とする。
【0011】請求項5の製造方法は、請求項1,3の何
れかに記載の製造方法において、前記拘束部材を、パイ
プを管軸方向の分割線に沿って径方向に分割した形態で
構成し、何れかの分割体を前記ゴムホース本体の外周面
に対して径方向に嵌装した後、残りの分割体を該ゴムホ
ース本体の外周面に嵌装してそれら分割体同士を結合す
ることを特徴とする。
れかに記載の製造方法において、前記拘束部材を、パイ
プを管軸方向の分割線に沿って径方向に分割した形態で
構成し、何れかの分割体を前記ゴムホース本体の外周面
に対して径方向に嵌装した後、残りの分割体を該ゴムホ
ース本体の外周面に嵌装してそれら分割体同士を結合す
ることを特徴とする。
【0012】請求項6の製造方法は、請求項1,3〜5
の何れかに記載の製造方法において、前記直管状のゴム
ホース本体を管軸方向に送るようになし、該ゴムホース
本体の移動路上の設定チャック位置にチャックを配する
とともに、該移動路の該チャック位置より下流側の曲げ
加工位置に前記拘束部材を保持する保持部材と、保持さ
れた該拘束部材に対しゴムホース本体を径方向に押し込
む押込部材とを互いに対向する状態で配しておき、該ゴ
ムホース本体を管軸方向に送って予定した曲げ位置が前
記曲げ加工位置に到ったところで前記チャックによるゴ
ムホース本体の把持と前記押込部材による前記拘束部材
への押込みとを行うことを特徴とする。
の何れかに記載の製造方法において、前記直管状のゴム
ホース本体を管軸方向に送るようになし、該ゴムホース
本体の移動路上の設定チャック位置にチャックを配する
とともに、該移動路の該チャック位置より下流側の曲げ
加工位置に前記拘束部材を保持する保持部材と、保持さ
れた該拘束部材に対しゴムホース本体を径方向に押し込
む押込部材とを互いに対向する状態で配しておき、該ゴ
ムホース本体を管軸方向に送って予定した曲げ位置が前
記曲げ加工位置に到ったところで前記チャックによるゴ
ムホース本体の把持と前記押込部材による前記拘束部材
への押込みとを行うことを特徴とする。
【0013】請求項7の製ぞ方法は、請求項6に記載の
製造方法において、前記保持部材と前記押込部材とによ
り前記ゴムホース本体に対して第一の拘束部材を嵌装し
た後において、該ゴムホース本体の管軸方向への送り及
び前記チャックによる該ゴムホース本体の管軸周りの回
転とを行い、しかる後に該ゴムホース本体の予定した別
の曲げ位置に前記第一拘束部材と同種又は別種の第二の
拘束部材を前記押込部材による押込みにより嵌装して三
次元の曲り形状を与えることを特徴とする。
製造方法において、前記保持部材と前記押込部材とによ
り前記ゴムホース本体に対して第一の拘束部材を嵌装し
た後において、該ゴムホース本体の管軸方向への送り及
び前記チャックによる該ゴムホース本体の管軸周りの回
転とを行い、しかる後に該ゴムホース本体の予定した別
の曲げ位置に前記第一拘束部材と同種又は別種の第二の
拘束部材を前記押込部材による押込みにより嵌装して三
次元の曲り形状を与えることを特徴とする。
【0014】請求項8の製造方法は、請求項6,7の何
れかに記載の製造方法において、曲り形状の異なる複数
種類の前記拘束部材を予め用意しておいてそれらから何
れかを選択して用い、これを前記押込部材の押込みによ
り前記ゴムホース本体に嵌装することを特徴とする。
れかに記載の製造方法において、曲り形状の異なる複数
種類の前記拘束部材を予め用意しておいてそれらから何
れかを選択して用い、これを前記押込部材の押込みによ
り前記ゴムホース本体に嵌装することを特徴とする。
【0015】
【作用及び発明の効果】上記のように本発明は、直管状
をなす加硫成形後のゴムホース本体の所定位置に非ゴム
製且つゴムホース本体より硬質材から成る拘束部材を嵌
装し、ゴムホース本体の一部を曲り形状に拘束すること
で曲管ホースを得るもので(請求項1,請求項2)、本
発明によれば、従来のように曲管ホースを製造するに際
して沢山のマンドレルやマンドレル枠,台車等を必要と
せず、従って曲管ホース製造のために従来のような大掛
りな設備を必要とせず、同設備に要していたコストを削
減することができる。
をなす加硫成形後のゴムホース本体の所定位置に非ゴム
製且つゴムホース本体より硬質材から成る拘束部材を嵌
装し、ゴムホース本体の一部を曲り形状に拘束すること
で曲管ホースを得るもので(請求項1,請求項2)、本
発明によれば、従来のように曲管ホースを製造するに際
して沢山のマンドレルやマンドレル枠,台車等を必要と
せず、従って曲管ホース製造のために従来のような大掛
りな設備を必要とせず、同設備に要していたコストを削
減することができる。
【0016】また曲管ホースの製造に際して、マンドレ
ルへの未加硫のゴムホースの差込み或いは加硫後におけ
る各マンドレルからの曲管ホースの抜取りなどの従来困
難とされていた作業をしなくても良くなり、更に未加硫
のゴムホースの差込みのためのマンドレルへの離型剤塗
布作業,製品ホース等に付着した離型剤を洗浄するため
の洗剤及び洗浄作業,洗浄排水の水処理等も不要化で
き、曲管ホース製造のためのコストを大幅に低減するこ
とができるとともに、従来長時間を要していたマンドレ
ルへの未加硫のゴムホースの差込み,マンドレルからの
加硫後の曲管ホースの抜取り等の作業が不要となること
から生産能率を大幅に高めることができる。
ルへの未加硫のゴムホースの差込み或いは加硫後におけ
る各マンドレルからの曲管ホースの抜取りなどの従来困
難とされていた作業をしなくても良くなり、更に未加硫
のゴムホースの差込みのためのマンドレルへの離型剤塗
布作業,製品ホース等に付着した離型剤を洗浄するため
の洗剤及び洗浄作業,洗浄排水の水処理等も不要化で
き、曲管ホース製造のためのコストを大幅に低減するこ
とができるとともに、従来長時間を要していたマンドレ
ルへの未加硫のゴムホースの差込み,マンドレルからの
加硫後の曲管ホースの抜取り等の作業が不要となること
から生産能率を大幅に高めることができる。
【0017】本発明において、拘束部材には曲り形状部
の管軸方向両側に管軸方向に直状に延びる直状部を設け
ておくことが望ましい。このようにすれば、曲り部の周
辺部においてもゴムホース本体を拘束しておくことがで
き、これにより直管状に加硫成形されたゴムホース本体
を正確に所望の曲管形状となすことができる。また拘束
部材が完全なパイプ状をなしていない場合、その周長を
ゴムホース本体の半分以上の周長、即ちゴムホース本体
の外周面を半周以上に亘って拘束するようにしておくの
が良い。
の管軸方向両側に管軸方向に直状に延びる直状部を設け
ておくことが望ましい。このようにすれば、曲り部の周
辺部においてもゴムホース本体を拘束しておくことがで
き、これにより直管状に加硫成形されたゴムホース本体
を正確に所望の曲管形状となすことができる。また拘束
部材が完全なパイプ状をなしていない場合、その周長を
ゴムホース本体の半分以上の周長、即ちゴムホース本体
の外周面を半周以上に亘って拘束するようにしておくの
が良い。
【0018】ここで拘束部材としては例えばゴムホース
本体よりも硬質の樹脂,例えばポリプロピレン,エンジ
ニアリングプラスチック等樹脂やアルミニウム等の金属
の他、やセラミックその他の材質から成るものを用いる
ことができる。
本体よりも硬質の樹脂,例えばポリプロピレン,エンジ
ニアリングプラスチック等樹脂やアルミニウム等の金属
の他、やセラミックその他の材質から成るものを用いる
ことができる。
【0019】尚、ゴムホース本体に嵌装した拘束部材は
その内周面とゴムホース本体の外周面との摩擦力により
その嵌装位置に保持されるが、ただ単に嵌装しただけで
あると滑りを生じる恐れもある。そのような滑りが生じ
る恐れがある場合には拘束部材の内周面をゴムホース本
体の外周面に接着剤で接着固定しておくことが望ましい
(請求項3)。このようにしておけば、拘束部材がゴム
ホース本体から位置ずれするのを確実に防止することが
できる。
その内周面とゴムホース本体の外周面との摩擦力により
その嵌装位置に保持されるが、ただ単に嵌装しただけで
あると滑りを生じる恐れもある。そのような滑りが生じ
る恐れがある場合には拘束部材の内周面をゴムホース本
体の外周面に接着剤で接着固定しておくことが望ましい
(請求項3)。このようにしておけば、拘束部材がゴム
ホース本体から位置ずれするのを確実に防止することが
できる。
【0020】請求項4の製造方法は、上記拘束部材に管
軸方向全長に亘って挿入開口を設けておき、その挿入開
口を通じて拘束部材をゴムホース本体に対し径方向に嵌
装するもので、このようにすれば拘束部材を簡単にゴム
ホース本体の所望位置に装着し、ゴムホース本体に曲り
形状を付与することができる。
軸方向全長に亘って挿入開口を設けておき、その挿入開
口を通じて拘束部材をゴムホース本体に対し径方向に嵌
装するもので、このようにすれば拘束部材を簡単にゴム
ホース本体の所望位置に装着し、ゴムホース本体に曲り
形状を付与することができる。
【0021】本発明においては、また、上記拘束部材を
径方向に分割した形態で構成し、何れかの分割体をゴム
ホース本体の外周面に嵌装した後、他の分割体を同じく
嵌装してそれら分割体同士を結合するようになすことが
できる(請求項5)。この場合においても簡単に拘束部
材をゴムホース本体に装着することができ、且つゴムホ
ース本体の所定位置を全周に亘って均等に拘束部材で拘
束状態とすることができ、ゴムホース本体の曲り形状を
良好な曲り形状となすことができる。
径方向に分割した形態で構成し、何れかの分割体をゴム
ホース本体の外周面に嵌装した後、他の分割体を同じく
嵌装してそれら分割体同士を結合するようになすことが
できる(請求項5)。この場合においても簡単に拘束部
材をゴムホース本体に装着することができ、且つゴムホ
ース本体の所定位置を全周に亘って均等に拘束部材で拘
束状態とすることができ、ゴムホース本体の曲り形状を
良好な曲り形状となすことができる。
【0022】この場合において前記分割体同士の結合
は、結合ピンにて行うことができる。或いはまた、分割
体の一方に設けた係合突起と他方に設けた係合孔との弾
性係合によって行うことができる。更にはまた拘束部材
の外周面に巻き付けた締付バンドにて行うこともでき
る。
は、結合ピンにて行うことができる。或いはまた、分割
体の一方に設けた係合突起と他方に設けた係合孔との弾
性係合によって行うことができる。更にはまた拘束部材
の外周面に巻き付けた締付バンドにて行うこともでき
る。
【0023】請求項6の製造方法は、ゴムホース本体を
管軸方向に送り、そしてその移動路上の設定チャック位
置にチャックを配し、また更に下流側の曲げ加工位置に
拘束部材を保持する保持部材と押込部材とを互いに対向
状態で配しておき、送られて来たゴムホース本体の予定
した曲げ位置が上記曲げ加工位置に到ったところで、チ
ャックによるゴムホース本体の把持と押込部材による拘
束部材への押込みとを行うもので、この製造方法の場
合、ゴムホース本体に対する曲げ変形加工の機械化,自
動化を容易に行うことができる。またゴムホース本体の
管軸方向複数箇所を曲げ変形加工する場合にも、ゴムホ
ース本体を管軸方向に送りながら連続的に行なって行く
ことができる。
管軸方向に送り、そしてその移動路上の設定チャック位
置にチャックを配し、また更に下流側の曲げ加工位置に
拘束部材を保持する保持部材と押込部材とを互いに対向
状態で配しておき、送られて来たゴムホース本体の予定
した曲げ位置が上記曲げ加工位置に到ったところで、チ
ャックによるゴムホース本体の把持と押込部材による拘
束部材への押込みとを行うもので、この製造方法の場
合、ゴムホース本体に対する曲げ変形加工の機械化,自
動化を容易に行うことができる。またゴムホース本体の
管軸方向複数箇所を曲げ変形加工する場合にも、ゴムホ
ース本体を管軸方向に送りながら連続的に行なって行く
ことができる。
【0024】更にこの場合において、チャックによるゴ
ムホース本体の回転動作と上記押込部材による押込動作
とを適宜に組み合わせることで、三次元の複雑な曲り形
状も容易に付与することができる(請求項7)。
ムホース本体の回転動作と上記押込部材による押込動作
とを適宜に組み合わせることで、三次元の複雑な曲り形
状も容易に付与することができる(請求項7)。
【0025】これら請求項6,7の製造方法において、
曲り形状の異なる複数種類の拘束部材を予め用意してお
いて、それらの何れかを選択して用いることで、ゴムホ
ース本体に対し各種の異なった曲り形状を簡単に付与す
ることができる(請求項8)。
曲り形状の異なる複数種類の拘束部材を予め用意してお
いて、それらの何れかを選択して用いることで、ゴムホ
ース本体に対し各種の異なった曲り形状を簡単に付与す
ることができる(請求項8)。
【0026】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図2は本発明の一実施例方法に用いる拘束部
材の一例を示したもので、同図に示す拘束部材10a,
10b,10cは何れも全体としてほぼパイプ状且つ所
定の曲り形状をなしている。これら拘束部材10a,1
0b,10cには、周方向所定箇所に管軸方向全長に亘
って挿入開口12が設けてある。
説明する。図2は本発明の一実施例方法に用いる拘束部
材の一例を示したもので、同図に示す拘束部材10a,
10b,10cは何れも全体としてほぼパイプ状且つ所
定の曲り形状をなしている。これら拘束部材10a,1
0b,10cには、周方向所定箇所に管軸方向全長に亘
って挿入開口12が設けてある。
【0027】尚、これら拘束部材10a,10b,10
cは後述のゴムホース本体18よりも硬質材から成って
いる。その材質としてはポリプロピレン等の樹脂材,ア
ルミニウム等の金属材或いはセラミックス材を例示する
ことができ、曲管ホースの使用条件,使用環境等に応じ
て適宜に選定することが可能である。
cは後述のゴムホース本体18よりも硬質材から成って
いる。その材質としてはポリプロピレン等の樹脂材,ア
ルミニウム等の金属材或いはセラミックス材を例示する
ことができ、曲管ホースの使用条件,使用環境等に応じ
て適宜に選定することが可能である。
【0028】拘束部材10a,10b,10cは、それ
ぞれ所定曲率で円弧状に曲った曲り部14の両端に直状
部16を有している。本例ではこれら拘束部材10a,
10b,10cの内、拘束部材10aについてはその曲
り部14の曲り角が45°とされ、また拘束部材10b
については曲り角が90°、拘束部材10cについては
曲り角が135°とされている。但しこれはあくまで一
例を示したに過ぎないもので、曲り部14の曲り角を他
の様々な角度となすことができる。
ぞれ所定曲率で円弧状に曲った曲り部14の両端に直状
部16を有している。本例ではこれら拘束部材10a,
10b,10cの内、拘束部材10aについてはその曲
り部14の曲り角が45°とされ、また拘束部材10b
については曲り角が90°、拘束部材10cについては
曲り角が135°とされている。但しこれはあくまで一
例を示したに過ぎないもので、曲り部14の曲り角を他
の様々な角度となすことができる。
【0029】また直状部16の長さLは、拘束部材10
a,10b,10c何れも同じとしておいても良いし、
また曲り角の大小に応じてその長さLを変化させても良
い。尚本例において、上記挿入開口12は曲り部14に
おける内周側の曲り線に沿って設けてある。
a,10b,10c何れも同じとしておいても良いし、
また曲り角の大小に応じてその長さLを変化させても良
い。尚本例において、上記挿入開口12は曲り部14に
おける内周側の曲り線に沿って設けてある。
【0030】図1は曲管ホースの製造方法の一例を示し
たもので、図中18は予め直管状に加硫成形された所定
長さのゴムホース本体である。ここでゴムホース本体1
8は、押出成形により得た長尺の未加硫成形品を加熱加
硫し、その後においてこれを所定の寸法に切断すること
によって容易に得ることができる。
たもので、図中18は予め直管状に加硫成形された所定
長さのゴムホース本体である。ここでゴムホース本体1
8は、押出成形により得た長尺の未加硫成形品を加熱加
硫し、その後においてこれを所定の寸法に切断すること
によって容易に得ることができる。
【0031】尚本例の製造方法は、断面の中間部に補強
糸層を有するもの、或いはそのような補強糸層を有しな
いものの何れにも適用可能であり、また場合によって内
面部位に薄肉の樹脂層を部分的に有するものその他に対
して適用することが可能である。
糸層を有するもの、或いはそのような補強糸層を有しな
いものの何れにも適用可能であり、また場合によって内
面部位に薄肉の樹脂層を部分的に有するものその他に対
して適用することが可能である。
【0032】本例の製造方法では、同図に示しているよ
うに直管状のゴムホース本体18の予定した曲げ位置の
外周面に、単に拘束部材(この例では拘束部材として曲
り角度(α)が90°の拘束部材10bを用いている)
をゴムホース本体18を曲げ変形させながら嵌装するだ
けで、所望の曲り形状を有する曲管ホース20を容易に
得ることができる。
うに直管状のゴムホース本体18の予定した曲げ位置の
外周面に、単に拘束部材(この例では拘束部材として曲
り角度(α)が90°の拘束部材10bを用いている)
をゴムホース本体18を曲げ変形させながら嵌装するだ
けで、所望の曲り形状を有する曲管ホース20を容易に
得ることができる。
【0033】具体的には、ゴムホース本体18の予定し
た曲げ位置の外周面に拘束部材10bをその挿入開口1
2において径方向に嵌め合せ、また他の曲げ位置の外周
面に別の拘束部材10bを挿入開口12において径方向
に嵌め合せるだけで、曲管ホース20を得ることができ
る。
た曲げ位置の外周面に拘束部材10bをその挿入開口1
2において径方向に嵌め合せ、また他の曲げ位置の外周
面に別の拘束部材10bを挿入開口12において径方向
に嵌め合せるだけで、曲管ホース20を得ることができ
る。
【0034】而して拘束部材10bを嵌装した部分にお
いて、ゴムホース本体18はその拘束部材10bの拘束
作用で対応した曲り形状に保持され、これによりゴムホ
ース本体18が全体として曲管状となる。
いて、ゴムホース本体18はその拘束部材10bの拘束
作用で対応した曲り形状に保持され、これによりゴムホ
ース本体18が全体として曲管状となる。
【0035】尚この例において、一方の拘束部材10b
によるゴムホース本体18の曲げ方向と、他方の拘束部
材10bによるゴムホース本体18の曲げ方向とは、ゴ
ムホース本体18の管軸周りに角度βだけ異ならせてあ
る。この結果、曲管ホース20は三次元の曲り形状をな
している。ここで角度βは、拘束部材10bのゴムホー
ス本体18に対する嵌合せ方向を変化させるだけで容易
に所望の角度となすことができる。
によるゴムホース本体18の曲げ方向と、他方の拘束部
材10bによるゴムホース本体18の曲げ方向とは、ゴ
ムホース本体18の管軸周りに角度βだけ異ならせてあ
る。この結果、曲管ホース20は三次元の曲り形状をな
している。ここで角度βは、拘束部材10bのゴムホー
ス本体18に対する嵌合せ方向を変化させるだけで容易
に所望の角度となすことができる。
【0036】但し一対の拘束部材10bをゴムホース本
体18の管軸周りの同一の角度方向からゴムホース本体
18に嵌め合せることで角度βを0°とすること、即ち
一対の拘束部材10bによる曲りが同一平面内に位置す
るようにゴムホース本体18を曲げ変形加工することも
できる。
体18の管軸周りの同一の角度方向からゴムホース本体
18に嵌め合せることで角度βを0°とすること、即ち
一対の拘束部材10bによる曲りが同一平面内に位置す
るようにゴムホース本体18を曲げ変形加工することも
できる。
【0037】またこの例では拘束部材として曲り角が9
0°の拘束部材10bを用いているが、図2に示す他の
拘束部材10a,10cを用いてゴムホース本体18を
曲げ変形加工すること、更にはそれら複数種類の拘束部
材10a〜10cを互いに組み合せてゴムホース本体1
8を曲げ加工し、所望の曲り形状の曲管ホース20を得
るといったことも勿論可能である。
0°の拘束部材10bを用いているが、図2に示す他の
拘束部材10a,10cを用いてゴムホース本体18を
曲げ変形加工すること、更にはそれら複数種類の拘束部
材10a〜10cを互いに組み合せてゴムホース本体1
8を曲げ加工し、所望の曲り形状の曲管ホース20を得
るといったことも勿論可能である。
【0038】図2の拘束部材10a〜10cはあくまで
本発明において用いる拘束部材の一例を示したに過ぎな
いもので、他の様々な形状の拘束部材を用いてゴムホー
ス本体18を曲げ変形加工することも、もとより可能で
ある。
本発明において用いる拘束部材の一例を示したに過ぎな
いもので、他の様々な形状の拘束部材を用いてゴムホー
ス本体18を曲げ変形加工することも、もとより可能で
ある。
【0039】また拘束部材をゴムホース本体18に嵌装
するに際して、必要に応じそれら拘束部材の内周面とゴ
ムホース本体18の外周面との間に接着剤を介在させ、
拘束部材とゴムホース本体18とを接着固定するように
しても良い。このようにしておけば、拘束部材がゴムホ
ース本体18に対して滑りを生じず、拘束部材がゴムホ
ース本体18の嵌装部位から位置ずれしてしまうのを確
実に防止できる。
するに際して、必要に応じそれら拘束部材の内周面とゴ
ムホース本体18の外周面との間に接着剤を介在させ、
拘束部材とゴムホース本体18とを接着固定するように
しても良い。このようにしておけば、拘束部材がゴムホ
ース本体18に対して滑りを生じず、拘束部材がゴムホ
ース本体18の嵌装部位から位置ずれしてしまうのを確
実に防止できる。
【0040】本例によれば、従来のように曲管ホース2
0を製造するに際して沢山のマンドレル202やマンド
レル枠200,台車210等を必要とせず、従って曲管
ホース20製造のための大掛りな設備が不要となり、そ
のための設備コストを削減することができる。
0を製造するに際して沢山のマンドレル202やマンド
レル枠200,台車210等を必要とせず、従って曲管
ホース20製造のための大掛りな設備が不要となり、そ
のための設備コストを削減することができる。
【0041】また曲管ホース20の製造に際して、マン
ドレル202への未加硫のゴムホース204の差込み或
いは加硫後における各マンドレル202からの曲管ホー
ス208の抜取りなど、従来困難とされていた作業をし
なくても良くなるため、更には未加硫のゴムホース20
4の差込みのためのマンドレル202への離型剤塗布作
業,製品ゴムホース等に付着した離型剤を洗浄するため
の洗剤や洗浄作業,洗浄排水の水処理等も無くすことが
でき、曲管ホース20製造のためのコストを大幅に低減
することができるとともに、生産能率を大幅に高めるこ
とができる。
ドレル202への未加硫のゴムホース204の差込み或
いは加硫後における各マンドレル202からの曲管ホー
ス208の抜取りなど、従来困難とされていた作業をし
なくても良くなるため、更には未加硫のゴムホース20
4の差込みのためのマンドレル202への離型剤塗布作
業,製品ゴムホース等に付着した離型剤を洗浄するため
の洗剤や洗浄作業,洗浄排水の水処理等も無くすことが
でき、曲管ホース20製造のためのコストを大幅に低減
することができるとともに、生産能率を大幅に高めるこ
とができる。
【0042】本例の製造方法では、拘束部材としてゴム
ホース本体18より硬質材から成るものを用いており、
かかる拘束部材の嵌装によってゴムホース本体18を正
確に所望の曲げ形状に変形させ且つその変形形状に保持
することができる。
ホース本体18より硬質材から成るものを用いており、
かかる拘束部材の嵌装によってゴムホース本体18を正
確に所望の曲げ形状に変形させ且つその変形形状に保持
することができる。
【0043】以下にその効果を示すための実験例を説明
する。内径φ16mm,外径φ23.6mm,断面の中
間部にナイロン補強糸層を有する直管状のゴムホース本
体18に対して、内径がφ24.0mm(ゴムホース本
体18外周面との間のクリアランス0.4mm),肉厚
t=2mmで直状部16の寸法L=10mm,20mm
の拘束部材10b(曲げ角90°,曲率半径35mm)
を嵌装してゴムホース本体18の変形形状、具体的には
図3中角度θを測定した(実験例1)。また併せて内径
がφ25.0mm(ゴムホース本体18外周面との間の
クリアランス1.4mm)の拘束部材10bを用いて同
様の実験を行った(実験例2)。
する。内径φ16mm,外径φ23.6mm,断面の中
間部にナイロン補強糸層を有する直管状のゴムホース本
体18に対して、内径がφ24.0mm(ゴムホース本
体18外周面との間のクリアランス0.4mm),肉厚
t=2mmで直状部16の寸法L=10mm,20mm
の拘束部材10b(曲げ角90°,曲率半径35mm)
を嵌装してゴムホース本体18の変形形状、具体的には
図3中角度θを測定した(実験例1)。また併せて内径
がφ25.0mm(ゴムホース本体18外周面との間の
クリアランス1.4mm)の拘束部材10bを用いて同
様の実験を行った(実験例2)。
【0044】尚拘束部材10bの材質はポリアミド66
であり、またゴムホース本体18の硬度はHs=70°
(JIS K6301(A形))である。結果が表1に
示してある。
であり、またゴムホース本体18の硬度はHs=70°
(JIS K6301(A形))である。結果が表1に
示してある。
【0045】
【表1】
【0046】表1の結果から、本例の製造方法によりゴ
ムホース本体18をほぼ正確に所望の曲り形状に変形さ
せ得ること、直状部16を設けることにより又その長さ
を長くすることにより形状精度が高まること、拘束部材
の内周面とゴムホース本体18外周面との間のクリアラ
ンスは小さい方が形状精度が高くなることなどが分る。
この実験例から、直状部16の長さとしては10〜20
mmが適当である。
ムホース本体18をほぼ正確に所望の曲り形状に変形さ
せ得ること、直状部16を設けることにより又その長さ
を長くすることにより形状精度が高まること、拘束部材
の内周面とゴムホース本体18外周面との間のクリアラ
ンスは小さい方が形状精度が高くなることなどが分る。
この実験例から、直状部16の長さとしては10〜20
mmが適当である。
【0047】本実施例では拘束部材10a〜10cに管
軸方向全長に亘って挿入開口12を設けておき、その挿
入開口12を通じて拘束部材10a〜10cをゴムホー
ス本体18に対し径方向に嵌装することから、拘束部材
10a〜10cを簡単にゴムホース本体18の所望箇所
に装着し、ゴムホース本体18に曲り形状を付与するこ
とができる。
軸方向全長に亘って挿入開口12を設けておき、その挿
入開口12を通じて拘束部材10a〜10cをゴムホー
ス本体18に対し径方向に嵌装することから、拘束部材
10a〜10cを簡単にゴムホース本体18の所望箇所
に装着し、ゴムホース本体18に曲り形状を付与するこ
とができる。
【0048】以上の実施例では拘束部材として単一の部
材から成っているものを用いているが、本発明において
は図4〜図8に示しているように複数の分割体(これら
の例では2つの分割体)を合せた状態で全体としてパイ
プ状を成す分割式の拘束部材を用いてゴムホース本体1
8を曲げ変形させるといったことも可能である。
材から成っているものを用いているが、本発明において
は図4〜図8に示しているように複数の分割体(これら
の例では2つの分割体)を合せた状態で全体としてパイ
プ状を成す分割式の拘束部材を用いてゴムホース本体1
8を曲げ変形させるといったことも可能である。
【0049】この内図4の例は、断面半円形状の半体
(分割体)28−1,28−2を合せて全体の断面円形
のパイプ状の拘束部材28を構成し、且つそれら半体2
8−1,28−2を分割線30で図中上下方向、即ち曲
げ線を含む平面(曲げ面)と直角方向に分割し、それら
を互いに合せた状態で締付バンド32により締め付けて
両者を結合するようにした例である。
(分割体)28−1,28−2を合せて全体の断面円形
のパイプ状の拘束部材28を構成し、且つそれら半体2
8−1,28−2を分割線30で図中上下方向、即ち曲
げ線を含む平面(曲げ面)と直角方向に分割し、それら
を互いに合せた状態で締付バンド32により締め付けて
両者を結合するようにした例である。
【0050】また一方、図5の例は同じく半円形状の半
体34−1,34−2を合せて全体の断面円形のパイプ
状の拘束部材34を構成し、そしてそれら半体34−
1,34−2を曲げ面と平行方向に分割するようにした
例である。
体34−1,34−2を合せて全体の断面円形のパイプ
状の拘束部材34を構成し、そしてそれら半体34−
1,34−2を曲げ面と平行方向に分割するようにした
例である。
【0051】他方、図6の拘束部材36は半体36−
1,36−2を図中上下に分割した上、その一方(この
例では半体36−1)に係合凹部40を、他方(半体3
6−2)に係合突起42を設けてそれらを弾性係合させ
ることにより、一対の半体36−1,36−2を互いに
結合するようになした例である。
1,36−2を図中上下に分割した上、その一方(この
例では半体36−1)に係合凹部40を、他方(半体3
6−2)に係合突起42を設けてそれらを弾性係合させ
ることにより、一対の半体36−1,36−2を互いに
結合するようになした例である。
【0052】尚この形態の拘束部材36において、分割
線30を図中上下の位置となし、曲り形状の外周側の部
分と内周側の部分とに分割するようになすこともでき
る。この点は以下の例においても同様である。
線30を図中上下の位置となし、曲り形状の外周側の部
分と内周側の部分とに分割するようになすこともでき
る。この点は以下の例においても同様である。
【0053】図7は拘束部材の更に他の形態例を示した
もので、この例の拘束部材44,46は、半体44−
1,44−2及び46−1,46−2のそれぞれに鍔状
部48を設け、それら鍔状部48を結合ピン50にて互
いに結合するようになした例である。
もので、この例の拘束部材44,46は、半体44−
1,44−2及び46−1,46−2のそれぞれに鍔状
部48を設け、それら鍔状部48を結合ピン50にて互
いに結合するようになした例である。
【0054】但しこのように鍔状部48を設けるとその
鍔状部48が外部への出張り部となるため、図8に示し
ているように先端に爪を有する係合突起51を一方(こ
の例では半体44−1又は46−1)に設け、他方(半
体44−2又は46−2)に対応する係合凹部52を設
けて、それらを弾性係合させることで一対の半体44−
1,44−2又は46−1,46−2を互いに結合する
ようにしても良い。
鍔状部48が外部への出張り部となるため、図8に示し
ているように先端に爪を有する係合突起51を一方(こ
の例では半体44−1又は46−1)に設け、他方(半
体44−2又は46−2)に対応する係合凹部52を設
けて、それらを弾性係合させることで一対の半体44−
1,44−2又は46−1,46−2を互いに結合する
ようにしても良い。
【0055】これらの実施例では拘束部材28,34,
36,44,46を径方向に分割した形態で構成し、そ
の何れかの半体(28−1等)をゴムホース本体18の
外周面に嵌装した後、他の半体(28−2等)を同じく
嵌装してそれら半体同士を結合することから、拘束部材
28,34,36,44,46を簡単にゴムホース本体
18に装着することができ、且つゴムホース本体18を
全周に亘って均等に拘束部材28,34,36,44,
46で拘束状態とすることができる。従ってゴムホース
本体18を良好な曲り形状となすことができる。
36,44,46を径方向に分割した形態で構成し、そ
の何れかの半体(28−1等)をゴムホース本体18の
外周面に嵌装した後、他の半体(28−2等)を同じく
嵌装してそれら半体同士を結合することから、拘束部材
28,34,36,44,46を簡単にゴムホース本体
18に装着することができ、且つゴムホース本体18を
全周に亘って均等に拘束部材28,34,36,44,
46で拘束状態とすることができる。従ってゴムホース
本体18を良好な曲り形状となすことができる。
【0056】図9及び図10は、ゴムホース本体18に
対して実際に拘束部材(例えば上記の拘束部材10a〜
10c)を嵌装してゴムホース本体18の予定した曲げ
部位を次々と曲げ変形させて行き、最終的に所望の曲り
形状を有する曲管ホースを製造する場合の例を具体的に
示したものである。
対して実際に拘束部材(例えば上記の拘束部材10a〜
10c)を嵌装してゴムホース本体18の予定した曲げ
部位を次々と曲げ変形させて行き、最終的に所望の曲り
形状を有する曲管ホースを製造する場合の例を具体的に
示したものである。
【0057】図9において54はゴムホース本体18の
外周面を掴むチャックで、ゴムホース本体18の移動路
上に配されている。このチャック54の更に下流側には
拘束部材10を保持する保持部材56と押込部材58と
が、ゴムホース本体18を間にしてその径方向に対向す
る状態で配置されており、それぞれが駆動シリンダ6
0,62により、前進移動させられるようになってい
る。
外周面を掴むチャックで、ゴムホース本体18の移動路
上に配されている。このチャック54の更に下流側には
拘束部材10を保持する保持部材56と押込部材58と
が、ゴムホース本体18を間にしてその径方向に対向す
る状態で配置されており、それぞれが駆動シリンダ6
0,62により、前進移動させられるようになってい
る。
【0058】この例では、ゴムホース本体18をその管
軸方向に送り、そしてゴムホース本体18の予定した曲
げ位置が押込部材58及び拘束部材10の位置(曲げ加
工位置)に到ったところで、チャック54によりゴムホ
ース本体18を把持するとともに、駆動シリンダ60,
62によって押込部材58及び拘束部材10を前進移動
させ、ゴムホース本体18を拘束部材10内部に押し込
む。即ち拘束部材10をゴムホース本体18の予定した
曲げ位置の外周面に嵌装する。ここにおいてそのゴムホ
ース本体18の予定した曲げ位置が拘束部材10によっ
て所定形状に曲げ変形される((I),(II))。
軸方向に送り、そしてゴムホース本体18の予定した曲
げ位置が押込部材58及び拘束部材10の位置(曲げ加
工位置)に到ったところで、チャック54によりゴムホ
ース本体18を把持するとともに、駆動シリンダ60,
62によって押込部材58及び拘束部材10を前進移動
させ、ゴムホース本体18を拘束部材10内部に押し込
む。即ち拘束部材10をゴムホース本体18の予定した
曲げ位置の外周面に嵌装する。ここにおいてそのゴムホ
ース本体18の予定した曲げ位置が拘束部材10によっ
て所定形状に曲げ変形される((I),(II))。
【0059】尚この場合において曲り角度,曲率半径等
の異なる複数種類の拘束部材10a〜10c或いはその
他の拘束部材を用意しておいて、それらの何れかを選択
してゴムホース本体18に嵌装することで、簡単にゴム
ホース本体18に対して所望の曲り形状を付与すること
ができる。
の異なる複数種類の拘束部材10a〜10c或いはその
他の拘束部材を用意しておいて、それらの何れかを選択
してゴムホース本体18に嵌装することで、簡単にゴム
ホース本体18に対して所望の曲り形状を付与すること
ができる。
【0060】続いて押込部材58及び保持部材56を後
退させるとともに、チャック54によるゴムホース本体
18の把持を解除し、再びゴムホース本体18を管軸方
向に所定量送る((III))。そしてゴムホース本体1
8の次の予定した曲げ位置が、新たにセットされた拘束
部材10と押込部材58の位置に到ったところで、再び
チャック54によりゴムホース本体18の把持を行う。
退させるとともに、チャック54によるゴムホース本体
18の把持を解除し、再びゴムホース本体18を管軸方
向に所定量送る((III))。そしてゴムホース本体1
8の次の予定した曲げ位置が、新たにセットされた拘束
部材10と押込部材58の位置に到ったところで、再び
チャック54によりゴムホース本体18の把持を行う。
【0061】而して第2番目の曲げ変形を第1番目の曲
げ変形に対してゴムホース本体18の管軸周りに異なっ
た角度で行う場合には、対応する角度だけチャック54
によりゴムホース本体18をその管軸周りに回転させ
る。そしてその後において拘束部材10と押込部材58
とを駆動シリンダ60,62により前進移動させ、2番
目の拘束部材10をゴムホース本体18の2番目の曲げ
位置に嵌装し、これを所定形状に曲げ変形させる(図1
0(IV)参照)。
げ変形に対してゴムホース本体18の管軸周りに異なっ
た角度で行う場合には、対応する角度だけチャック54
によりゴムホース本体18をその管軸周りに回転させ
る。そしてその後において拘束部材10と押込部材58
とを駆動シリンダ60,62により前進移動させ、2番
目の拘束部材10をゴムホース本体18の2番目の曲げ
位置に嵌装し、これを所定形状に曲げ変形させる(図1
0(IV)参照)。
【0062】さて2番目の曲げ変形加工が終わったとこ
ろで、上記と同様にして3番目の予定した曲げ位置を曲
げ変形させる。これによって図10(VI)に示す三次元
に複雑に曲った形状の曲管ホース64を得ることができ
る。
ろで、上記と同様にして3番目の予定した曲げ位置を曲
げ変形させる。これによって図10(VI)に示す三次元
に複雑に曲った形状の曲管ホース64を得ることができ
る。
【0063】尚この例の曲管ホース64は、第1番目の
曲げ変形と第2番目の曲げ変形、更に第3番目の曲げ変
形とが、それぞれ何れもゴムホース本体18の管軸周り
に90°ずつ曲げの向きが異ならせてある。
曲げ変形と第2番目の曲げ変形、更に第3番目の曲げ変
形とが、それぞれ何れもゴムホース本体18の管軸周り
に90°ずつ曲げの向きが異ならせてある。
【0064】本例の製造方法の場合、ゴムホース本体1
8に対する曲げ変形加工の機械化,自動化を容易に行う
ことができる。またゴムホース本体18の管軸方向複数
箇所に曲げ変形加工を行うに際し、ゴムホース本体18
を管軸方向に送りながら連続的に行なって行くことがで
きる。
8に対する曲げ変形加工の機械化,自動化を容易に行う
ことができる。またゴムホース本体18の管軸方向複数
箇所に曲げ変形加工を行うに際し、ゴムホース本体18
を管軸方向に送りながら連続的に行なって行くことがで
きる。
【0065】ところで上記のように拘束部材にてゴムホ
ース本体18を曲げ変形させるとき、場合によってゴム
ホース本体18の曲げの向きと直角方向の部分が大径化
し、ゴムホース本体18の曲げ部分がその曲げ方向に扁
平化する恐れがある。
ース本体18を曲げ変形させるとき、場合によってゴム
ホース本体18の曲げの向きと直角方向の部分が大径化
し、ゴムホース本体18の曲げ部分がその曲げ方向に扁
平化する恐れがある。
【0066】図11はその対策の一例を示したもので、
この例では拘束部材66の内部に樹脂片,金属片等から
成る弾性片68を設けておき、それらによってゴムホー
ス本体18の扁平化を阻止するようにしている。尚、図
11の拘束部材66はあくまで一例で、上記例示した何
れの拘束部材についてもこれを適用することが可能であ
る。
この例では拘束部材66の内部に樹脂片,金属片等から
成る弾性片68を設けておき、それらによってゴムホー
ス本体18の扁平化を阻止するようにしている。尚、図
11の拘束部材66はあくまで一例で、上記例示した何
れの拘束部材についてもこれを適用することが可能であ
る。
【0067】図12は他の対策例を示したもので、この
例では挿入開口12から延長部72を延出させておき、
ゴムホース本体18に対して拘束部材10又は他の形態
の拘束部材を嵌装した後において、その延長部72をゴ
ムホース本体18の外周面に沿って弾性的に曲げ変形さ
せ、その状態でこれを図示を省略する所定のクランプ部
材によってクランプすることで、ゴムホース本体18の
扁平化を防止するようにしている。
例では挿入開口12から延長部72を延出させておき、
ゴムホース本体18に対して拘束部材10又は他の形態
の拘束部材を嵌装した後において、その延長部72をゴ
ムホース本体18の外周面に沿って弾性的に曲げ変形さ
せ、その状態でこれを図示を省略する所定のクランプ部
材によってクランプすることで、ゴムホース本体18の
扁平化を防止するようにしている。
【0068】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示である。例えば上記図1〜図3に示す実施
例における拘束部材10a〜10cでは、挿入開口12
が曲り部14の内周側に形成されているが、図13の拘
束部材74のように挿入開口12をこれと直角方向の向
きに形成しておくといったことも可能であるし、また本
発明における拘束部材を上例以外の他の種々形態で構成
することも可能であるなど、本発明はその主旨を逸脱し
ない範囲において種々変更を加えた態様で実施可能であ
る。
くまで一例示である。例えば上記図1〜図3に示す実施
例における拘束部材10a〜10cでは、挿入開口12
が曲り部14の内周側に形成されているが、図13の拘
束部材74のように挿入開口12をこれと直角方向の向
きに形成しておくといったことも可能であるし、また本
発明における拘束部材を上例以外の他の種々形態で構成
することも可能であるなど、本発明はその主旨を逸脱し
ない範囲において種々変更を加えた態様で実施可能であ
る。
【図1】本発明の一実施例方法の説明図である。
【図2】図1において用いる拘束部材を示す図である。
【図3】同実施例の効果を確認するための実験例の説明
図である。
図である。
【図4】本発明において用いる拘束部材の他の形態例を
示す図である。
示す図である。
【図5】拘束部材の更に他の形態例を示す図である。
【図6】拘束部材の更に他の形態例を示す図である。
【図7】拘束部材の更に他の形態例を示す図である。
【図8】拘束部材の更に他の形態例を示す図である。
【図9】拘束部材の具体的な嵌装方法の一例の要部工程
を示す図である。
を示す図である。
【図10】図9に続く工程の説明図である。
【図11】本発明における拘束部材の他の形態例を示す
図である。
図である。
【図12】拘束部材の更に他の形態例を示す図である。
【図13】拘束部材の更に他の形態例を示す図である。
【図14】曲管ホースの従来の製造方法の要部の説明図
である。
である。
【図15】同製造方法の図14とは異なる要部の説明図
である。
である。
10,10a,10b,10c,28,34,36,4
4,46,66,70,74 拘束部材 12 挿入開口 14 曲り部 18 ゴムホース本体 20,64 曲管ホース 28−1,28−2,34−1,34−2,36−1,
36−2,44−1,44−2,46−1,46−2
半体(分割体) 30 分割線 54 チャック 56 保持部材 58 押込部材
4,46,66,70,74 拘束部材 12 挿入開口 14 曲り部 18 ゴムホース本体 20,64 曲管ホース 28−1,28−2,34−1,34−2,36−1,
36−2,44−1,44−2,46−1,46−2
半体(分割体) 30 分割線 54 チャック 56 保持部材 58 押込部材
Claims (8)
- 【請求項1】 管軸方向の所定位置に曲り部を有する曲
管ホースの製造方法であって、 直管状をなす加硫成形後のゴムホース本体の予定した曲
げ位置の外周面に、パイプ状ないしほぼパイプ状をなし
所定の曲り形状を有する非ゴム製且つ前記ゴムホース本
体よりも硬質材から成る拘束部材を該ゴムホース本体を
曲げ変形させながら嵌装し、該ゴムホース本体の一部を
該拘束部材の曲り形状に拘束することを特徴とする曲管
ホースの製造方法。 - 【請求項2】 管軸方向の所定位置に曲り部を有する曲
管ホースであって、 直管状をなす加硫成形後のゴムホース本体の曲げ位置の
外周面に、パイプ状ないしほぼパイプ状をなし所定の曲
り形状を有する非ゴム製且つ前記ゴムホース本体よりも
硬質材から成る拘束部材が嵌装されており、該ゴムホー
ス本体の一部が該拘束部材に対応した曲り形状に拘束さ
れていることを特徴とする曲管ホース。 - 【請求項3】 請求項1に記載の製造方法において、前
記拘束部材の内周面を前記ゴムホース本体の外周面に接
着剤で接着固定することを特徴とする曲管ホースの製造
方法。 - 【請求項4】 請求項1,3の何れかに記載の製造方法
において、前記拘束部材には周方向所定箇所に且つ管軸
方向全長に亘って挿入開口を設けておき、該挿入開口に
おいて該拘束部材を前記直管状のゴムホース本体の外周
面に対し径方向に嵌装することを特徴とする曲管ホース
の製造方法。 - 【請求項5】 請求項1,3の何れかに記載の製造方法
において、前記拘束部材を、パイプを管軸方向の分割線
に沿って径方向に分割した形態で構成し、何れかの分割
体を前記ゴムホース本体の外周面に対して径方向に嵌装
した後、残りの分割体を該ゴムホース本体の外周面に嵌
装してそれら分割体同士を結合することを特徴とする曲
管ホースの製造方法。 - 【請求項6】 請求項1,3〜5の何れかに記載の製造
方法において、前記直管状のゴムホース本体を管軸方向
に送るようになし、該ゴムホース本体の移動路上の設定
チャック位置にチャックを配するとともに、該移動路の
該チャック位置より下流側の曲げ加工位置に前記拘束部
材を保持する保持部材と、保持された該拘束部材に対し
ゴムホース本体を径方向に押し込む押込部材とを互いに
対向する状態で配しておき、該ゴムホース本体を管軸方
向に送って予定した曲げ位置が前記曲げ加工位置に到っ
たところで前記チャックによるゴムホース本体の把持と
前記押込部材による前記拘束部材への押込みとを行うこ
とを特徴とする曲管ホースの製造方法。 - 【請求項7】 請求項6に記載の製造方法において、前
記保持部材と前記押込部材とにより前記ゴムホース本体
に対して第一の拘束部材を嵌装した後において、該ゴム
ホース本体の管軸方向への送り及び前記チャックによる
該ゴムホース本体の管軸周りの回転とを行い、しかる後
に該ゴムホース本体の予定した別の曲げ位置に前記第一
拘束部材と同種又は別種の第二の拘束部材を前記押込部
材による押込みにより嵌装して三次元の曲り形状を与え
ることを特徴とする曲管ホースの製造方法。 - 【請求項8】 請求項6,7の何れかに記載の製造方法
において、曲り形状の異なる複数種類の前記拘束部材を
予め用意しておいてそれらから何れかを選択して用い、
これを前記押込部材の押込みにより前記ゴムホース本体
に嵌装することを特徴とする曲管ホースの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP800199A JP2000202920A (ja) | 1999-01-14 | 1999-01-14 | 曲管ホ―スの製造方法及び曲管ホ―ス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP800199A JP2000202920A (ja) | 1999-01-14 | 1999-01-14 | 曲管ホ―スの製造方法及び曲管ホ―ス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000202920A true JP2000202920A (ja) | 2000-07-25 |
Family
ID=11681152
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP800199A Pending JP2000202920A (ja) | 1999-01-14 | 1999-01-14 | 曲管ホ―スの製造方法及び曲管ホ―ス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000202920A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009172908A (ja) * | 2008-01-25 | 2009-08-06 | Bridgestone Corp | 加硫拘束冶具 |
KR100944040B1 (ko) | 2008-01-11 | 2010-02-24 | 평화산업주식회사 | 양단부가 벤딩된 형상을 갖는 호스 제조방법 |
JP2010111080A (ja) * | 2008-11-10 | 2010-05-20 | Isamu Fukuda | パイプの三次元方向への加工方法及び装置ならびにパイプ |
CN104441714A (zh) * | 2014-10-30 | 2015-03-25 | 四川福翔科技有限公司 | 一种弯曲连接管成型工艺 |
JP2016151296A (ja) * | 2015-02-16 | 2016-08-22 | 芦森工業株式会社 | ホースの曲がり補助具 |
JP2019500172A (ja) * | 2016-01-05 | 2019-01-10 | エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド | 衣類処理装置 |
KR20200002020U (ko) * | 2019-03-07 | 2020-09-16 | 하우드 주식회사 | 수전용 호스의 꺾임방지구 |
CN115431498A (zh) * | 2022-11-07 | 2022-12-06 | 中裕软管科技股份有限公司 | 一种气柱软管弧形变形装置以及变形工艺 |
-
1999
- 1999-01-14 JP JP800199A patent/JP2000202920A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN115431498A (zh) * | 2022-11-07 | 2022-12-06 | 中裕软管科技股份有限公司 | 一种气柱软管弧形变形装置以及变形工艺 |
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