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JP2000200822A - 処理システム - Google Patents

処理システム

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JP2000200822A
JP2000200822A JP29185999A JP29185999A JP2000200822A JP 2000200822 A JP2000200822 A JP 2000200822A JP 29185999 A JP29185999 A JP 29185999A JP 29185999 A JP29185999 A JP 29185999A JP 2000200822 A JP2000200822 A JP 2000200822A
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processing units
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Yoshiharu Ota
義治 太田
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 システム全体の処理能力の向上を図ることが
できる処理システムの提供。システムの処理能力を段階
的に拡張することができる処理システムの提供。 【解決手段】 搬入部2と搬出部3との間には、直線状
の搬送路6〜12が複数、ここでは7本ほぼ平行に並べ
られている。また、各搬送路間6〜12に沿って処理部
13〜18が配置されている。処理部13〜18は、ガ
ラス基板にGに対してそれぞれ別の処理を施すものであ
って、搬送路6〜12の並びに沿ってガラス基板Gに対
する処理の順番に配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば液晶ディス
プレイ(Liquid Crystal Display:LCD)に使われる
ガラス基板上にレジストを塗布したり、現像処理を施す
処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】LCDの製造工程においては、LCD用
のガラス基板上にITO(Indium TinOxide)の薄膜や
電極パターンを形成するために、半導体デバイスの製造
に用いられるものと同様のフォトリソグラフィ技術が利
用される。フォトリソグラフィ技術では、レジストをガ
ラス基板上に塗布し、これを露光し、さらに現像する。
【0003】例えば、レジストをガラス基板に塗布する
システムでは、洗浄装置によりガラス基板に対してスク
ラバ洗浄を行い、加熱装置により加熱乾燥した後に冷却
装置により冷却し、レジスト塗布装置によりレジストを
塗布し、そして加熱装置によりポストベークを行った後
に冷却装置により冷却している。
【0004】このようなシステムは、例えば図7に示す
ように、搬送装置101が走行する搬送路102に沿っ
て冷却装置103、レジスト塗布装置104、加熱装置
105等が配置されている。
【0005】そして、例えばレジスト塗布装置104を
中心に考えると、冷却装置103から搬送路102を介
してレジスト塗布装置104へガラス基板Gが搬送され
(同図の工程)、レジストが塗布される。その後、こ
のガラス基板Gは搬送路102を介してレジスト塗布装
置104から加熱装置105へ搬送される(同図の工
程)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなシステムでは、1つの搬送装置101がレジスト塗
布装置104等の1つの処理部に対して搬送と搬出の2
つの工程(図7)を受け持つことになるため、シス
テム全体の処理能力を向上させることが困難である、と
いう課題があった。
【0007】本発明は上記のような課題を解決するため
になされたもので、システム全体の処理能力の向上を図
ることができる処理システムを提供することを目的とし
ている。
【0008】また、本発明の別の目的は、システムの処
理能力を段階的に拡張することができる処理システムを
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明の処理システムは、被処理体に処理を施す複
数種類の処理部を処理の順番に並べ、前記各処理部間に
被処理体の受け渡しを行うための搬送手段を配置したも
のである。
【0010】本発明では、処理部への被処理体の搬入と
処理部からの被処理体の搬出とをそれぞれ別の搬送手段
により行うことができ、さらに被処理体が順番に並べら
れた処理部に沿って一方向に搬送・処理されていくの
で、搬送手段の負荷を軽減でき、この結果システム全体
の処理能力の向上を図ることができる。
【0011】本発明の処理システムは、ほぼ平行に並べ
られた直線状の複数の搬送路と、前記各搬送路間に沿っ
て配置され、かつ、これら搬送路の並びに沿って被処理
体に対する処理の順番に配置された、被処理体に処理を
施す複数種類の処理部と、前記搬送路上を移動可能に配
置され、前記処理部間で被処理体の受け渡しを行う搬送
装置とを具備するものである。
【0012】本発明の処理システムは、被処理体が搬入
される搬入部と、被処理体が搬出される搬出部と、前記
搬入部と前記搬出部との間にほぼ平行に並べられた直線
状の複数の搬送路と、前記各搬送路間に沿って配置さ
れ、かつ、これら搬送路の並びに沿って被処理体に対す
る処理の順番に配置された、被処理体に処理を施す複数
種類の処理部と、前記搬送路上を移動可能に配置され、
前記搬入部と前記処理部間、前記処理部間、或いは前記
搬出部と前記処理部間で被処理体の受け渡しを行う搬送
装置とを具備するものである。
【0013】これらの本発明では、処理部への被処理体
の搬入と処理部からの被処理体の搬出とをそれぞれ別の
搬送装置により行うことができ、さらに被処理体が順番
に並べられた処理部に沿って一方向に搬送・処理されて
いくので、搬送装置の負荷を軽減でき、この結果システ
ム全体の処理能力の向上を図ることができる。また、そ
れそれの種類の処理部をそれぞれの搬送路に沿って配置
したので、この搬送路に沿って処理部を搬送路方、向更
には垂直方向に逐次拡張するすることができ、従ってシ
ステムの処理能力を段階的に拡張することができる。
【0014】本発明の処理システムは、前記各処理部
は、前記各搬送路に沿って、同一の処理を行う複数の処
理ユニットを有するものである。そして、各処理部に設
ける処理ユニットの台数は、その処理ユニットの処理時
間の長さに応じて決定されることを特徴とする。これに
より、システム内での各処理の処理能力の均一化を図る
ことができる。また、各処理部に設けられた処理ユニッ
トの台数は、処理ユニット毎の処理時間をその処理ユニ
ットの台数で除した時間が、全ての処理部で略等しくな
るように設定されていることを特徴する。これにより、
搬送能力を含めてシステム内での各処理の処理能力の均
一化を図ることができる。即ち、本発明によれば、シス
テムが最適化され、システムの能力を最大限に引き出す
ことできる。更に、各処理部に設けられた処理ユニット
の台数は、処理ユニット毎の処理時間をその処理ユニッ
トの台数で除した時間が、前記搬送装置により搬送時間
に略等しくなるように設定されていることを特徴とす
る。
【0015】本発明の処理システムは、さらに、前の処
理部の処理ユニットから被処理基板を搬送する次の処理
部の処理ユニットを選択するための選択ルールを格納す
る選択ルール格納部と、前記選択ルールに基づいて前記
搬送装置を制御し、被処理基板を前の処理部の処理ユニ
ットから次の処理部の処理ユニットに搬送させる制御装
置とを有することを特徴とする。そして、前記選択ルー
ルは、複数の条件を含み、少なくとも、前記搬送装置の
移動距離が最短であるという条件を含むものであること
を特徴とし、或いは前記選択ルールは、複数の条件を含
み、少なくとも、前記搬送装置の移動時間が最短である
という条件を含むものであることを特徴とし、或いは前
記各処理部の各処理ユニット内に被処理基板が存在する
かを判断する判断手段を有し、前記制御装置は、この判
断手段による判断結果を前記選択ルールに適用すること
で被処理体を搬送する処理ユニットを選択するものであ
ることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。図1は本発明の一実施形態に係るレ
ジスト液塗布システムの平面図である。
【0017】図1に示すように、このレジスト液塗布シ
ステム1の前方(紙面左側)には、ガラス基板Gをレジ
スト液塗布システム1に搬入する搬入部2が設けられて
いる。また、このレジスト液塗布システム1の後方(紙
面右側)には、ガラス基板Gをレジスト液塗布システム
1から搬出する搬出部3が設けられている。
【0018】搬入部2には、ガラス基板Gを例えば25
枚ずつ収納したカセットCを所定位置に整列させて載置
させるカセット載置台4が設けられている。また、搬出
部3には、ガラス基板Gを例えば25枚ずつ収納される
カセットCを所定位置に整列させて載置させるカセット
載置台5が設けられている。
【0019】搬入部2と搬出部3との間には、直線状の
搬送路6〜12が複数、ここでは7本ほぼ平行に並べら
れている。そして、各搬送路間6〜12には、処理部1
3〜18が配置されている。処理部13〜18は、ガラ
ス基板にGに対してそれぞれ異なる処理を施すものであ
る。
【0020】より具体的には、例えばこのレジスト液塗
布システム1では、スクラバ洗浄→加熱乾燥→冷却→レ
ジスト液塗布→ポストベーク→冷却の順番で処理が行わ
れる。従って、第1列目の搬送路6と第2列目の搬送路
7との間には、複数の洗浄処理ユニット(SCR)を有
する洗浄処理部13が配置され、第2列目の搬送路7と
第3列目の搬送路8との間には複数の加熱処理ユニット
(HP)を有する第1の加熱処理部14が配置され、第
3列目の搬送路8と第4列目の搬送路9との間には複数
の冷却処理ユニット(COL)を有する第1の冷却処理
装置15が配置され、第4列目の搬送路9と第5列目の
搬送路10との間には複数のレジスト液塗布ユニット
(CT)を有するレジスト液塗布処理部16が配置さ
れ、第5列目の搬送路10と第6列目の搬送路11との
間には複数の加熱ユニット(HP)を有する第2の加熱
処理部17が配置され、第6列目の搬送路11と第7列
目の搬送路12との間には複数の冷却ユニット(CO
L)を有する沿って第2の冷却処理部18が配置されて
いる。
【0021】ここで、前記洗浄処理部13における洗浄
ユニット(SCR)は、カップ内でガラス基板Gを回転
させながらこのガラス基板G上をスクラバ洗浄するもの
である。前記第1の加熱処理部14における加熱ユニッ
ト(HP)は、洗浄後のガラス基板Gを加熱乾燥するも
のである。前記第1の冷却処理部15における冷却ユニ
ット(COL)は、加熱乾燥されたガラス基板Gを冷却
するものである。レジスト液塗布ユニット(CT)は、
カップ内で冷却されたガラス基板Gを回転させながらこ
のガラス基板G上にレジスト液を供給するものである。
前記第2の加熱処理部17における加熱ユニット(H
P)は、レジスト液が塗布されたガラス基板Gをポスト
ベークするものである。前記第2の冷却処理部18にお
ける冷却ユニット(COL)は、ポストベークされたガ
ラス基板Gを冷却するものである。
【0022】これらの処理部13〜18のうち、カップ
系の処理部である洗浄処理部13及びレジスト液塗布処
理部16と比べ、オーブン系の処理部である第1、第2
のの加熱処理部14、17、第1、第2の冷却処理部1
5、18は高さが低いことから、多段、例えば上下に2
段に構成されている。これにより、搬送路の短縮化を図
ることができ、占有スペースを狭くするようにしてい
る。
【0023】また、図2に示すように、各処理部13〜
18の一側には、ガラス基板Gを搬入するための搬入口
31が設けられ、各処理部13〜18の他側には、ガラ
ス基板Gを搬出するための搬出口32が設けられてい
る。
【0024】各搬送路6〜12には、搬送装置19が移
動可能に配置されている。この搬送装置19は、図3に
示すように、搬送路6〜12に沿って移動可能な本体2
0と、装置本体20に対して上下動および旋回動が可能
なベース部材21と、ベース部材21上を水平方向に沿
って移動可能な基板支持部材22とを有している。そし
て、ベース部材21の中央部と装置本体20とが連結部
23により連結されている。本体20に内蔵された図示
しないモータにより連結部23を上下動または回転させ
ることにより、ベース部材21が上下動または旋回動さ
れる。このようなベース部材21の上下動および旋回
動、ならびに基板支持部材22の水平移動によりガラス
基板Gの搬送が行われる。参照符号24は、基板支持部
材22をガイドするガイドレールである。
【0025】ここで、搬送装置19の1動作が例えば1
0秒、洗浄処理部13の1動作が120秒、第1の加熱
処理部14の1動作が180秒、第1の冷却処理部15
の1動作が120秒、レジスト液塗布処理部16の1動
作が60秒、第2の加熱処理部17の1動作が180
秒、第2の冷却処理部18の1動作が180秒とする。
そして、本実施形態のシステムでは、各処理部13〜1
8の処理時間(1動作)を当該処理部に設けられた各処
理ユニットの台数で除した値が、1台の搬送装置19に
よる搬送時間(1動作)にほぼ等しくなるように、各処
理ユニットの台数を定めている。
【0026】具体的には、洗浄処理部13は12台の洗
浄処理ユニット(SCR)を有し、第1の加熱処理部1
4は18台の加熱処理ユニット(HP)を有し、第1の
冷却処理部15は12台の冷却処理ユニット(COL)
を有し、レジスト液塗布処理部は6台のレジスト液塗布
ユニット(CT)を有し、第2の加熱処理部17は18
台の加熱処理ユニット(HP)を有し、第2の冷却処理
部18は18台の冷却処理ユニット(COL)を有して
いる。これにより、システム全体の1動作は10秒とな
る。しかし、この台数はシステムを最適化した場合のも
のであって、システム導入時には必要な台数の処理ユニ
ットを有する各処理装置13〜18を設置しておき、必
要に応じて段階的に台数を増やすようにしても勿論構わ
ない。これにより、段階的な投資、更にはプロセス性能
にあった最適な投資が可能となる。
【0027】次にこのように構成された処理システム1
の動作について図4を参照しながら説明する。
【0028】搬入部2のカセットCに収納されたガラス
基板Gは、第1列目の搬送路6を介して洗浄処理部13
の洗浄処理ユニット(SCR)へ搬送される(図4の
工程)。洗浄処理ユニット(SCR)で洗浄が行われた
ガラス基板Gは、第2列目の搬送路7を介して第1の加
熱処理部14の加熱処理ユニット(HP)へ搬送される
(図4の工程)。加熱処理ユニット(HP)14で加
熱乾燥されたガラス基板Gは、第3列目の搬送路8を介
して第1の冷却処理部15の冷却処理ユニット(CO
L)15へ搬送される(図4の工程)。冷却処理ユニ
ット(COL)15で冷却されたガラス基板Gは、第4
列目の搬送路9を介してレジスト液塗布処理部16のレ
ジスト塗布処理ユニット(CT)へ搬送される(図4
の工程)。レジスト液塗布処理ユニット(CT)でレジ
スト液が塗布されたガラス基板Gは、第5列目の搬送路
10を介して第2の加熱処理部17の加熱処理ユニット
(HP)へ搬送される(図4の工程)。加熱処理ユニ
ット(HP)でポストベークされたガラス基板Gは、第
6列目の搬送路11を介して第2の冷却処理部18の冷
却処理ユニット(COL)へ搬送される(図4の工
程)。そして、この冷却処理ユニット(COL)18で
冷却されたガラス基板Gは、第7列目の搬送路12を介
して搬出部3へ搬送され(図4の工程)、搬出部3の
カセットCへ収納される。なお、搬出部3のカセットC
は、ガラス基板Gが収容されると、自走搬送装置(AG
V)により露光装置へ搬送される。
【0029】次に、この処理システム1の制御系統につ
いて説明する。上記処理システムの場合、各処理部13
〜18がそれぞれ複数の処理ユニットを有するが、現実
にはどの処理ユニットを用いて処理を行うかが重要にな
る。そこで、この装置では、図5に示す制御系統を有す
る。
【0030】この制御系統は、中央制御装置40と、各
処理部13〜18に設けられ各処理部13〜18の空い
ている処理ユニットを検出するためのセンサ41a〜4
1fと、処理ユニットの選択ルールを格納する処理ユニ
ット選択ルール格納部42と、前記中央制御装置40に
設けられ前記ユニット選択ルールと前記センサ41によ
る検出結果に基づいて次の処理部13〜18において処
理を行う処理ユニットを選択する処理ユニット選択部4
3と、この処理ユニット選択部43による決定に基づい
て前記各処理部13〜18間の各搬送路7〜12に配置
された搬送装置19を制御する搬送装置制御部44とか
らなる。
【0031】前記選択ルール格納部42に格納された処
理ユニットの選択ルールは、例えば、前の処理ユニット
から最も近い(若しくは搬送時間が最も短い)処理ユニ
ットが選択され、かつ全ての処理ユニットが満遍なく使
用されるように決定される。このような選択ルールの例
としては:
【0032】 洗浄処理部1においては、紙面上側の
洗浄処理ユニット(SCR)から紙面下側へ向かって順
に使用していき、一番下側の洗浄処理ユニット(SC
R)を使用した後は再び一番上側の処理ユニット(SC
R)を使用し始める;
【0033】 次の処理部14〜18の処理ユニット
を選択するに当たっては、前の処理部の処理ユニットか
ら最も近い処理ユニットを選択するようにする;
【0034】 上記において、同じ距離の処理ユニ
ットが複数ある場合には、紙面上側に位置する処理ユニ
ットを優先させる;
【0035】 上記センサ41に基づいてエラーであ
ると判断された処理ユニットは選択しない;というルー
ルが挙げられる。
【0036】なお、前記センサ41a〜41fは、各処
理部13〜18の各処理ユニット内に設けられて、その
ユニット内に基板Gが収容されているかを判断するもの
であれば良い。また、センサに代えて各処理ユニット内
の基板保持装置Gの動作信号を使用して各ユニット内に
基板Gが存在するかを判断するようにしても良い。
【0037】このように本実施形態の処理システム1で
は、各処理部13〜18へのガラス基板Gの搬入と処理
部13〜18からのガラス基板Gの搬出とをそれぞれ異
なる搬送装置19により行うことができ、さらに図4の
〜の工程のようにガラス基板Gが処理の順番に並べ
られた処理部13〜18に沿って一方向に搬送・処理さ
れていくので、搬送装置19の負荷を軽減できる。そし
て、通常、システムのタクト(1動作)は搬送装置のタク
トに律速するので、このように搬送装置の負荷を軽減す
ることで、システム全体の処理能力の向上を図ることが
できる。
【0038】なお、本発明は上述した実施の形態には限
定されず、その技術思想の範囲内で様々な変形が可能で
ある。
【0039】例えば、上述した実施の形態では、レジス
ト液塗布システムに本発明を適用したものであったが、
他のシステム、例えば現像処理を行う処理システム等に
も本発明を適用できる。
【0040】また、図6に示すように、露光装置51の
一側にガラス基板Gを搬入するための搬入口52を設
け、他側にガラス基板Gを搬出するための搬出口53を
設け、本発明を適用したレジスト液塗布システム54を
露光装置51の搬入口52に接続し、本発明を適用した
現像処理システム55を露光装置51の搬出口53に接
続し、レジスト液塗布→露光処理→現像処理を一貫して
行うように構成してもよい。
【0041】さらに、本発明は、LCDのガラス基板G
に対する処理システムを例にとり説明したが、半導体ウ
ェハ等の他の基板を処理するシステムにも当然適用でき
る。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
被処理体に処理を施す複数種類の処理部を処理の順番に
並べ、前記各処理部間に被処理体の受け渡しを行うため
の搬送手段を配置するように構成したので、システム全
体の処理能力の向上を図ることができる。
【0043】本発明によれば、ほぼ平行に並べられた直
線状の複数の搬送路と、前記各搬送路間に沿って配置さ
れ、かつ、これら搬送路の並びに沿って被処理体に対す
る処理の順番に配置された、被処理体に処理を施す複数
種類の処理部と、前記搬送路上を移動可能に配置され、
前記処理部間で被処理体の受け渡しを行う搬送装置とを
具備するように構成したので、システム全体の処理能力
の向上を図ることができ、またシステムの処理能力を段
階的に拡張することができる。
【0044】本発明によれば、被処理体が搬入される搬
入部と、被処理体が搬出される搬出部と、前記搬入部と
前記搬出部との間にほぼ平行に並べられた直線状の複数
の搬送路と、前記各搬送路間に沿って配置され、かつ、
これら搬送路の並びに沿って被処理体に対する処理の順
番に配置された、被処理体に処理を施す複数種類の処理
部と、前記搬送路上を移動可能に配置され、前記搬入部
と前記処理部間、前記処理部間、或いは前記搬出部と前
記処理部間で被処理体の受け渡しを行う搬送装置とを具
備するように構成したので、システム全体の処理能力の
向上を図ることができ、またシステムの処理能力を段階
的に拡張することができる。
【0045】本発明によれば、前記各搬送路間に沿っ
て、各処理部の処理時間に応じた数の処理部がそれぞれ
配置するように構成したので、システム内での各処理の
処理能力の均一化を図ることができる。
【0046】本発明によれば、前記各処理部の処理時間
を当該処理部の数で除した値が、前記搬送装置による被
処理体の搬送時間にほぼ等しくなるように構成したの
で、搬送能力を含めてシステム内での各処理の処理能力
の均一化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るレジスト塗布システ
ムの平面図である。
【図2】図1に示した処理部の構成を示す斜視図であ
る。
【図3】搬送装置の構成を示す斜視図である。
【図4】この実施形態に係るレジスト塗布システムの処
理の流れを示す図である。
【図5】図1に示したレジスト塗布システムの制御系統
を示すブロック図である。
【図6】本発明の他の実施形態に係る処理システムの平
面図である。
【図7】従来のレジスト塗布システムの説明図である。
【符号の説明】
1 レジスト塗布システム 2 搬入部 3 搬出部 6〜12 搬送路 13 洗浄装置(SCR) 14 加熱装置(HP) 15 冷却装置(COL) 16 レジスト塗布装置(CT) 17 加熱装置(HP) 18 冷却装置(COL) 19 搬送装置 G ガラス基板

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理体に処理を施す複数種類の処理部
    を処理の順番に並べ、前記各処理部間に被処理体の受け
    渡しを行うための搬送手段を配置したことを特徴とする
    処理システム。
  2. 【請求項2】 ほぼ平行に並べられた直線状の複数の搬
    送路と、 前記各搬送路間に沿って配置され、かつ、これら搬送路
    の並びに沿って被処理体に対する処理の順番に配置され
    た、被処理体に処理を施す複数種類の処理部と、 前記搬送路上を移動可能に配置され、前記処理部間で被
    処理体の受け渡しを行う搬送装置とを具備することを特
    徴とする処理システム。
  3. 【請求項3】 被処理体が搬入される搬入部と、 被処理体が搬出される搬出部と、 前記搬入部と前記搬出部との間にほぼ平行に並べられた
    直線状の複数の搬送路と、 前記各搬送路間に沿って配置され、かつ、これら搬送路
    の並びに沿って被処理体に対する処理の順番に配置され
    た、被処理体に処理を施す複数種類の処理部と、 前記搬送路上を移動可能に配置され、前記搬入部と前記
    処理部間、前記処理部間、或いは前記搬出部と前記処理
    部間で被処理体の受け渡しを行う搬送装置とを具備する
    ことを特徴とする処理システム。
  4. 【請求項4】 請求項2若しくは請求項3記載の処理シ
    ステムにおいて、 前記各処理部は、前記各搬送路に沿って、同一の処理を
    行う複数の処理ユニットを有するものであることを特徴
    とする処理システム。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の処理システムにおいて、 各処理部に設ける処理ユニットの台数は、 その処理ユニットの処理時間の長さに応じて決定される
    ことを特徴とする処理システム。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の処理システムにおいて、 各処理部に設けられた処理ユニットの台数は、 処理ユニット毎の処理時間をその処理ユニットの台数で
    除した時間が、全ての処理部で略等しくなるように設定
    されていることを特徴する処理システム。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の処理システムにおいて、 各処理部に設けられた処理ユニットの台数は、 処理ユニット毎の処理時間をその処理ユニットの台数で
    除した時間が、前記搬送装置により搬送時間に略等しく
    なるように設定されていることを特徴とする処理システ
    ム。
  8. 【請求項8】 請求項4記載の処理システムにおいて、 さらに、 前の処理部の処理ユニットから被処理基板を搬送する次
    の処理部の処理ユニットを選択するための選択ルールを
    格納する選択ルール格納部と、 前記選択ルールに基づいて前記搬送装置を制御し、被処
    理基板を前の処理部の処理ユニットから次の処理部の処
    理ユニットに搬送させる制御装置とを有することを特徴
    とする処理システム。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の処理システムにおいて、 前記選択ルールは、複数の条件を含み、 少なくとも、前記搬送装置の移動距離が最短であるとい
    う条件を含むものであることを特徴とする処理システ
    ム。
  10. 【請求項10】 請求項8記載の処理システムにおい
    て、 前記選択ルールは、複数の条件を含み、 少なくとも、前記搬送装置の移動時間が最短であるとい
    う条件を含むものであることを特徴とする処理システ
    ム。
  11. 【請求項11】 請求項8記載の処理システムにおい
    て、 前記各処理部の各処理ユニット内に被処理基板が存在す
    るかを判断する判断手段を有し、 前記制御装置は、この判断手段による判断結果を前記選
    択ルールに適用することで被処理体を搬送する処理ユニ
    ットを選択するものであることを特徴とする処理システ
    ム。
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