JP2000200131A - 三次元画像生成システムおよび三次元画像生成方法 - Google Patents
三次元画像生成システムおよび三次元画像生成方法Info
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- JP2000200131A JP2000200131A JP68499A JP68499A JP2000200131A JP 2000200131 A JP2000200131 A JP 2000200131A JP 68499 A JP68499 A JP 68499A JP 68499 A JP68499 A JP 68499A JP 2000200131 A JP2000200131 A JP 2000200131A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 三次元表示された対象物をの遠近感を判り易
くし、且つ、対象物の内容を容易に参照できるようにす
ること。 【解決手段】 複数の対象物が三次元に表示されるよう
に画像データを生成する三次元レンダリングアクセラレ
ータ(6)と、生成された画像データに基づいて画像を
表示する表示装置(7)と、表示された画像の三次元の
空間位置を指示するため三次元ポインティング装置
(5)と、指示された空間位置に基づく深さ方向の合焦
範囲の変更及び設定をするための合焦範囲変更ボタン
(50)とを有し、三次元レンダリングアクセラレータ
は、合焦範囲に存在する対象物が合焦状態で表示され、
合焦範囲外に存在する対象物が非合焦状態で表示される
ように、画像データを生成する。
くし、且つ、対象物の内容を容易に参照できるようにす
ること。 【解決手段】 複数の対象物が三次元に表示されるよう
に画像データを生成する三次元レンダリングアクセラレ
ータ(6)と、生成された画像データに基づいて画像を
表示する表示装置(7)と、表示された画像の三次元の
空間位置を指示するため三次元ポインティング装置
(5)と、指示された空間位置に基づく深さ方向の合焦
範囲の変更及び設定をするための合焦範囲変更ボタン
(50)とを有し、三次元レンダリングアクセラレータ
は、合焦範囲に存在する対象物が合焦状態で表示され、
合焦範囲外に存在する対象物が非合焦状態で表示される
ように、画像データを生成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、三次元画像生成シ
ステム及び三次元画像生成方法に関し、更に詳しくは、
三次元画像中に存在する、ウインドウなどの対象物の深
さ方向の距離が容易に識別されるように、合焦状態また
は非合焦状態の対象物の画像を生成する三次元画像生成
システム及び三次元画像生成方法に関する。
ステム及び三次元画像生成方法に関し、更に詳しくは、
三次元画像中に存在する、ウインドウなどの対象物の深
さ方向の距離が容易に識別されるように、合焦状態また
は非合焦状態の対象物の画像を生成する三次元画像生成
システム及び三次元画像生成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、ワークステーションや、
パーソナルコンピュータ(以下、パソコンと呼ぶ)上の
画面表示は、2次元のウインドウが重なり合って表示さ
れていた。
パーソナルコンピュータ(以下、パソコンと呼ぶ)上の
画面表示は、2次元のウインドウが重なり合って表示さ
れていた。
【0003】図8は、この従来のパソコンの画面の例で
あり、画面101内に、数多くのウインドウ(102,
103,104,105)が重なり合って表示されてい
る。この内、ウインドウ102は、現在操作者が使用し
ているウインドウであり、これを区別できるように、ウ
インドウ102は濃いめの色、その他のウインドウ10
3,104,105は薄めの色で表示されている。この
状態で、操作者がウインドウ103を使いたくなった場
合には、不図示のマウスを使ってカーソル106をウイ
ンドウ103上に動かし、ここでマウスのボタンを押す
と、図9に示すように、ウインドウ103が最前面に表
示されると共に、ウインドウ103の色が濃く、ウイン
ドウ102の色が薄く表示されるようになっていた。
あり、画面101内に、数多くのウインドウ(102,
103,104,105)が重なり合って表示されてい
る。この内、ウインドウ102は、現在操作者が使用し
ているウインドウであり、これを区別できるように、ウ
インドウ102は濃いめの色、その他のウインドウ10
3,104,105は薄めの色で表示されている。この
状態で、操作者がウインドウ103を使いたくなった場
合には、不図示のマウスを使ってカーソル106をウイ
ンドウ103上に動かし、ここでマウスのボタンを押す
と、図9に示すように、ウインドウ103が最前面に表
示されると共に、ウインドウ103の色が濃く、ウイン
ドウ102の色が薄く表示されるようになっていた。
【0004】ところで、最近のコンピュータ技術の発展
に伴い、パソコン上でも容易に三次元の表示が可能にな
ってきた。この技術を活用して、ウインドウや、マウス
カーソルも三次元上に配置して使用できるようになっ
た。
に伴い、パソコン上でも容易に三次元の表示が可能にな
ってきた。この技術を活用して、ウインドウや、マウス
カーソルも三次元上に配置して使用できるようになっ
た。
【0005】図10は三次元表示の画面の例であり、図
8と同じウインドウを示す画面の為、図8と同じ番号を
付している。図11は、この画面の三次元の配置状態を
分かりやすく表示する為に斜め方向から見た図である。
操作者は、現在、ウインドウ102を使用している為、
ウインドウ102は濃い色で表示され、その他のウイン
ドウ103,104,105は薄めの色で表示されてい
る。次に操作者が使用するウインドウを103に切替え
ようとした場合、不図示の三次元の座標指示が可能な三
次元マウス等のポインティングディバイスを使用して、
図10上で画面101内のカーソル106をウインドウ
103上に移動させる。移動させた位置のカーソルを1
06’で示している。この状態では、操作者はカーソル
106’がウインドウ103を指示しているように見え
る。にもかかわらず、図11を見れば解るように、カー
ソル106’は奥行方向でウインドウ103から離れて
いる為、三次元マウスのボタンを押してもウインドウ1
03を選択することはできなかった。これは、三次元的
にウインドウが配置されているにもかかわらず、操作者
が画面101内のウインドウの奥行方向の状況を把握し
づらい表示になっている為に発生する問題点であった。
8と同じウインドウを示す画面の為、図8と同じ番号を
付している。図11は、この画面の三次元の配置状態を
分かりやすく表示する為に斜め方向から見た図である。
操作者は、現在、ウインドウ102を使用している為、
ウインドウ102は濃い色で表示され、その他のウイン
ドウ103,104,105は薄めの色で表示されてい
る。次に操作者が使用するウインドウを103に切替え
ようとした場合、不図示の三次元の座標指示が可能な三
次元マウス等のポインティングディバイスを使用して、
図10上で画面101内のカーソル106をウインドウ
103上に移動させる。移動させた位置のカーソルを1
06’で示している。この状態では、操作者はカーソル
106’がウインドウ103を指示しているように見え
る。にもかかわらず、図11を見れば解るように、カー
ソル106’は奥行方向でウインドウ103から離れて
いる為、三次元マウスのボタンを押してもウインドウ1
03を選択することはできなかった。これは、三次元的
にウインドウが配置されているにもかかわらず、操作者
が画面101内のウインドウの奥行方向の状況を把握し
づらい表示になっている為に発生する問題点であった。
【0006】これに対して、特開平6−266330で
は、三次元上に配置されたウインドウの表示を、透視図
法の規則に従って表示する方法を提案している。この方
法では、距離的に遠くにあるウインドウは小さく表示さ
れるので、ウインドウの前後関係は理解し易くなるメリ
ットがあった。
は、三次元上に配置されたウインドウの表示を、透視図
法の規則に従って表示する方法を提案している。この方
法では、距離的に遠くにあるウインドウは小さく表示さ
れるので、ウインドウの前後関係は理解し易くなるメリ
ットがあった。
【0007】また、特開平6−215092では、注視
箇所からの奥行情報に基づいてぼかした画像を生成する
方法を提案している。この方法では、距離的に遠くにあ
るウインドウはぼけて表示されるので、ウインドウの前
後関係は理解し易くなるメリットがあった。
箇所からの奥行情報に基づいてぼかした画像を生成する
方法を提案している。この方法では、距離的に遠くにあ
るウインドウはぼけて表示されるので、ウインドウの前
後関係は理解し易くなるメリットがあった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、実際の使用
状況を考えると、遠くに配置されているウインドウで
も、操作者は、時々、その表示内容を参照したい場合が
ある。この時、特開平6−266330の方法では、遠
くにあるウインドウは小さく表示されているので、中の
文字が小さくなって読みづらかったり、場合によっては
文字がつぶれて読めなかったりする問題があった。
状況を考えると、遠くに配置されているウインドウで
も、操作者は、時々、その表示内容を参照したい場合が
ある。この時、特開平6−266330の方法では、遠
くにあるウインドウは小さく表示されているので、中の
文字が小さくなって読みづらかったり、場合によっては
文字がつぶれて読めなかったりする問題があった。
【0009】また、特開平6−215092の方法で
は、遠くにあるウインドウはぼけて表示されているの
で、中の文字がぼけていて読めないという問題があっ
た。
は、遠くにあるウインドウはぼけて表示されているの
で、中の文字がぼけていて読めないという問題があっ
た。
【0010】本発明は上記問題点を鑑みてなされたもの
であり、本出願の目的は、三次元のウインドウ等の対象
物を表示する画面で、画面の奥行方向の距離感を表現す
ることにより、操作者がウインドウの前後の距離関係を
理解し易くすると共に、遠くにあるウインドウでも容易
にその表示内容を参照できるようにすることにある。
であり、本出願の目的は、三次元のウインドウ等の対象
物を表示する画面で、画面の奥行方向の距離感を表現す
ることにより、操作者がウインドウの前後の距離関係を
理解し易くすると共に、遠くにあるウインドウでも容易
にその表示内容を参照できるようにすることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為、
本発明における三次元画像生成システムは、複数の対象
物が三次元に表示されるように画像データを生成する画
像生成手段と、前記画像生成手段により生成された画像
データに基づいて画像を表示する表示手段と、前記表示
手段に表示された画像の三次元の空間位置を指示するた
めの指示手段と、前記指示手段により指示された空間位
置に基づく深さ方向の合焦範囲の変更及び設定をするた
めの合焦範囲変更手段とを有し、前記画像生成手段は、
前記合焦範囲変更手段により設定された合焦範囲に存在
する対象物が合焦状態で表示され、上記合焦範囲外に存
在する対象物が非合焦状態で表示されるように、画像デ
ータを生成する。
本発明における三次元画像生成システムは、複数の対象
物が三次元に表示されるように画像データを生成する画
像生成手段と、前記画像生成手段により生成された画像
データに基づいて画像を表示する表示手段と、前記表示
手段に表示された画像の三次元の空間位置を指示するた
めの指示手段と、前記指示手段により指示された空間位
置に基づく深さ方向の合焦範囲の変更及び設定をするた
めの合焦範囲変更手段とを有し、前記画像生成手段は、
前記合焦範囲変更手段により設定された合焦範囲に存在
する対象物が合焦状態で表示され、上記合焦範囲外に存
在する対象物が非合焦状態で表示されるように、画像デ
ータを生成する。
【0012】また、本発明における三次元画像生成方法
は、外部から指示された、三次元画像中の空間位置を取
得する位置取得工程と、前記三次元画像の深さ方向の合
焦範囲を設定する合焦範囲設定工程と、前記位置取得工
程で取得した空間位置と、前記合焦範囲設定工程で設定
された合焦範囲とに基づいて、合焦範囲に存在する対象
物が合焦状態で表示され、上記合焦範囲外に存在する対
象物が非合焦状態で表示されるように、三次元画像の画
像データを生成する画像生成工程と、前記画像生成工程
で生成された画像データに基づく三次元画像を表示する
表示工程とを有する。
は、外部から指示された、三次元画像中の空間位置を取
得する位置取得工程と、前記三次元画像の深さ方向の合
焦範囲を設定する合焦範囲設定工程と、前記位置取得工
程で取得した空間位置と、前記合焦範囲設定工程で設定
された合焦範囲とに基づいて、合焦範囲に存在する対象
物が合焦状態で表示され、上記合焦範囲外に存在する対
象物が非合焦状態で表示されるように、三次元画像の画
像データを生成する画像生成工程と、前記画像生成工程
で生成された画像データに基づく三次元画像を表示する
表示工程とを有する。
【0013】上記構成によれば、合焦範囲を変更可能に
するにより、必要に応じて合焦範囲を狭く変更して、奥
行方向に離れた位置にあるウインドウ等の対象物をぼか
して表示することにより遠近感を判り易くしたり、必要
に応じて合焦範囲を広く変更して、奥行方向に離れた位
置にあるウインドウ等の対象物まで合焦した状態で表示
することにより、ウインドウ等の対象物の内容を容易に
参照できるようになる。
するにより、必要に応じて合焦範囲を狭く変更して、奥
行方向に離れた位置にあるウインドウ等の対象物をぼか
して表示することにより遠近感を判り易くしたり、必要
に応じて合焦範囲を広く変更して、奥行方向に離れた位
置にあるウインドウ等の対象物まで合焦した状態で表示
することにより、ウインドウ等の対象物の内容を容易に
参照できるようになる。
【0014】本発明の好適な一態様によれば、前記画像
生成手段および前記画像生成工程においては、指示され
た上記空間位置から、上記合焦範囲外に存在する対象物
までの深さ方向の距離の増加に対応して、非合焦の度合
いを大きくするように、前記対象物の画像データを生成
する。また、好ましくは、上記合焦範囲外に存在する対
象物までの深さ方向の一定距離毎の増加に対応して、非
合焦の度合いを段階的に大きくするように、前記対象物
の画像データを生成する。
生成手段および前記画像生成工程においては、指示され
た上記空間位置から、上記合焦範囲外に存在する対象物
までの深さ方向の距離の増加に対応して、非合焦の度合
いを大きくするように、前記対象物の画像データを生成
する。また、好ましくは、上記合焦範囲外に存在する対
象物までの深さ方向の一定距離毎の増加に対応して、非
合焦の度合いを段階的に大きくするように、前記対象物
の画像データを生成する。
【0015】更に好ましくは、前記合焦範囲変更手段お
よび合焦範囲設定工程においては、指示された上記空間
位置を中心とした合焦範囲の変更及び設定を行う。
よび合焦範囲設定工程においては、指示された上記空間
位置を中心とした合焦範囲の変更及び設定を行う。
【0016】また、好ましくは、前記対象物は、ウィン
ドウ画像である。
ドウ画像である。
【0017】また、好ましくは、前記画像生成手段およ
び前記画像生成工程においては、指示された三次元の空
間位置を示すカーソルの画像データを生成する。
び前記画像生成工程においては、指示された三次元の空
間位置を示すカーソルの画像データを生成する。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の好適な実施の形態を詳細に説明する。
の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0019】図1は、本発明の実施の形態におけるシス
テム構成を示すブロック図である。
テム構成を示すブロック図である。
【0020】1はCPUのような演算及び制御装置であ
り、各種演算や本システム全体の制御を行っている。こ
こで言うCPUとは、プロセッサーのチップを意味する
のではなく、コンピュータの本体部分を意味している。
2は、ハードディスク等の記憶装置であり、CPU1で
行う演算や制御用のソフト及び各種のデータを保持す
る。3は、キーボードのような文字入力装置であり、こ
こから入力された情報が、CPU1に送られる。
り、各種演算や本システム全体の制御を行っている。こ
こで言うCPUとは、プロセッサーのチップを意味する
のではなく、コンピュータの本体部分を意味している。
2は、ハードディスク等の記憶装置であり、CPU1で
行う演算や制御用のソフト及び各種のデータを保持す
る。3は、キーボードのような文字入力装置であり、こ
こから入力された情報が、CPU1に送られる。
【0021】4は、プリンタ等の出力装置であり、CP
U1で演算した結果を紙等の記録媒体に出力する場合に
使用する。5は、三次元ポインティング装置であり、こ
の三次元ポインティング装置5で指示された三次元の座
標位置がCPU1に取込まれ、後述する表示装置7上
に、三次元表示のカーソルが表示される。また、三次元
ポインティング装置5の中には、後述の合焦範囲変更ボ
タン50が取付けられている。50は、三次元ポインテ
ィング装置5の中に取付けられた、合焦範囲変更ボタン
である。この合焦範囲変更ボタン50で変更した合焦範
囲の情報はCPU1に送られ、後述の三次元レンダリン
グアクセラレータ6によって合焦範囲が変化した三次元
画像が生成されることになる。
U1で演算した結果を紙等の記録媒体に出力する場合に
使用する。5は、三次元ポインティング装置であり、こ
の三次元ポインティング装置5で指示された三次元の座
標位置がCPU1に取込まれ、後述する表示装置7上
に、三次元表示のカーソルが表示される。また、三次元
ポインティング装置5の中には、後述の合焦範囲変更ボ
タン50が取付けられている。50は、三次元ポインテ
ィング装置5の中に取付けられた、合焦範囲変更ボタン
である。この合焦範囲変更ボタン50で変更した合焦範
囲の情報はCPU1に送られ、後述の三次元レンダリン
グアクセラレータ6によって合焦範囲が変化した三次元
画像が生成されることになる。
【0022】6は、三次元レンダリングアクセラレータ
であり、CPU1から、三次元のモデリング情報と合焦
範囲変更ボタン50で変更した合焦範囲情報とを受取っ
て、三次元の画像を生成する。また、上記三次元ポイン
ティング装置5で指示された三次元の座標位置に表示さ
れる、三次元のカーソル画像の生成も行う。なお、CP
U1の演算能力が非常に高い場合には、この三次元レン
ダリングアクセラレータ6を使用せず、三次元の画像生
成と三次元のカーソル画像生成を全てCPU1で行うこ
とも可能である。
であり、CPU1から、三次元のモデリング情報と合焦
範囲変更ボタン50で変更した合焦範囲情報とを受取っ
て、三次元の画像を生成する。また、上記三次元ポイン
ティング装置5で指示された三次元の座標位置に表示さ
れる、三次元のカーソル画像の生成も行う。なお、CP
U1の演算能力が非常に高い場合には、この三次元レン
ダリングアクセラレータ6を使用せず、三次元の画像生
成と三次元のカーソル画像生成を全てCPU1で行うこ
とも可能である。
【0023】7は、モニター等の表示装置であり、三次
元レンダリングアクセラレータ6で生成した三次元画像
および三次元のカーソル画像を受取って、表示する。8
は、三次元サウンド生成装置であり、三次元レンダリン
グアクセラレータ6で生成する三次元の画像の表示効果
を向上させるような、三次元サウンドを発生し、後述す
るスピーカー9aおよび9bにこの音を送る。
元レンダリングアクセラレータ6で生成した三次元画像
および三次元のカーソル画像を受取って、表示する。8
は、三次元サウンド生成装置であり、三次元レンダリン
グアクセラレータ6で生成する三次元の画像の表示効果
を向上させるような、三次元サウンドを発生し、後述す
るスピーカー9aおよび9bにこの音を送る。
【0024】9aおよび9bは2つ以上のスピーカーで
あり、三次元サウンド生成装置8から送られてくる三次
元サウンドを再生する。このスピーカー9aおよび9b
は、一般的には、表示装置7の両側に置かれたり、数が
多い場合は、操作者を取囲むような位置に配置される。
また、操作者の頭に装着するヘッドフォンのような物で
あってもかまわない。
あり、三次元サウンド生成装置8から送られてくる三次
元サウンドを再生する。このスピーカー9aおよび9b
は、一般的には、表示装置7の両側に置かれたり、数が
多い場合は、操作者を取囲むような位置に配置される。
また、操作者の頭に装着するヘッドフォンのような物で
あってもかまわない。
【0025】このシステムは、一般的なパソコンと同様
のソフトウエアを動作させることができるので、その個
々の動作の説明は省略し、本発明の特徴となる部分のみ
を以下に説明する。
のソフトウエアを動作させることができるので、その個
々の動作の説明は省略し、本発明の特徴となる部分のみ
を以下に説明する。
【0026】図2は、三次元ポインティング装置5の構
成の1例を示した図である。図2を参照して三次元ポイ
ンティング装置5の機能を説明する。同図において、図
1と同様の構成については同一符号を付してその説明を
省略する。
成の1例を示した図である。図2を参照して三次元ポイ
ンティング装置5の機能を説明する。同図において、図
1と同様の構成については同一符号を付してその説明を
省略する。
【0027】51,52,53は、表示装置7の画面脇
に取付けられた、3個の超音波センサーである。この3
つの超音波センサー51,52,53は、同一直線上に
ならないように配置されていて、後述する三次元マウス
54からの超音波を受信するようになっている。54は
三次元マウスであり、図1の三次元ポインティング装置
5に対応する。この三次元マウス54には超音波発振器
が取付けられていて、超音波センサー51,52,53
に向って超音波を発振している。55は、三次元マウス
54の上に取付けられたボタンで、操作者がこのボタン
55を押すと、クリックされたという情報が、CPU1
に送られるようになっている。56は、超音波の受信強
度とその受信強度に対応する距離のデータであり、これ
は予め測定された上で記憶装置2の中に記憶されてい
る。三次元マウス54に取付けられた合焦範囲変更ボタ
ン50は2つで1セットとなっており、片方のボタンを
押すと合焦範囲を拡げる情報がCPU1に送られ、他方
のボタンを押すと合焦範囲を狭める情報がCPU1に送
られるようになっている。
に取付けられた、3個の超音波センサーである。この3
つの超音波センサー51,52,53は、同一直線上に
ならないように配置されていて、後述する三次元マウス
54からの超音波を受信するようになっている。54は
三次元マウスであり、図1の三次元ポインティング装置
5に対応する。この三次元マウス54には超音波発振器
が取付けられていて、超音波センサー51,52,53
に向って超音波を発振している。55は、三次元マウス
54の上に取付けられたボタンで、操作者がこのボタン
55を押すと、クリックされたという情報が、CPU1
に送られるようになっている。56は、超音波の受信強
度とその受信強度に対応する距離のデータであり、これ
は予め測定された上で記憶装置2の中に記憶されてい
る。三次元マウス54に取付けられた合焦範囲変更ボタ
ン50は2つで1セットとなっており、片方のボタンを
押すと合焦範囲を拡げる情報がCPU1に送られ、他方
のボタンを押すと合焦範囲を狭める情報がCPU1に送
られるようになっている。
【0028】次に、三次元ポインティング装置5が、三
次元の位置を検出する手順を説明する。
次元の位置を検出する手順を説明する。
【0029】操作者が、三次元マウス54を持って表示
装置7の前で動かすと、三次元マウス54から発生する
超音波は、超音波センサー51,52,53によって、
三次元マウス54の位置に応じた強度で検知される。超
音波センサー51,52,53は、この検知した超音波
の強度情報を、CPU1に送る。CPU1は、記憶装置
2に記憶されている、超音波の受信強度とその時の距離
の対応データ56を使って、受取った超音波の強度から
三次元マウス54までの距離を求める。一般的に超音波
の強度は、距離の2乗に反比例して弱くなる為、ある特
定の距離L0の時の超音波の強度P0を測定して対応デ
ータ56として持っていれば、超音波の強度がPの時の
距離Lは、 L=SQRT(P0/P)×L0 (1) で求めることができる。なお、式(1)においてSQR
T()は平方根を意味する。また対応データ56を、事
前に数多くの距離に対する超音波の強度を測定した対応
表の形式で作成していれば、この対応表から距離を求め
ることも可能である。
装置7の前で動かすと、三次元マウス54から発生する
超音波は、超音波センサー51,52,53によって、
三次元マウス54の位置に応じた強度で検知される。超
音波センサー51,52,53は、この検知した超音波
の強度情報を、CPU1に送る。CPU1は、記憶装置
2に記憶されている、超音波の受信強度とその時の距離
の対応データ56を使って、受取った超音波の強度から
三次元マウス54までの距離を求める。一般的に超音波
の強度は、距離の2乗に反比例して弱くなる為、ある特
定の距離L0の時の超音波の強度P0を測定して対応デ
ータ56として持っていれば、超音波の強度がPの時の
距離Lは、 L=SQRT(P0/P)×L0 (1) で求めることができる。なお、式(1)においてSQR
T()は平方根を意味する。また対応データ56を、事
前に数多くの距離に対する超音波の強度を測定した対応
表の形式で作成していれば、この対応表から距離を求め
ることも可能である。
【0030】このようにして、超音波センサー51,5
2,53から三次元マウス54までのそれぞれの距離L
51,L52,L53が求まると、超音波センサー5
1,52,53の相対位置は既に判っているので、これ
から三次元上の座標値を求めることができる。例えば、
超音波センサー51の位置を座標原点とし、超音波セン
サー51から超音波センサー52への方向をX軸、超音
波センサー51から超音波センサー53への方向をY
軸、超音波センサー51から表示装置7に垂直な方向を
Z軸として、超音波センサー51と超音波センサー52
の距離をx、超音波センサー51と超音波センサー53
の距離をyとする。この時求める三次元空間位置は、超
音波センサー51がある座標値(0,0,0)を中心と
して半径がL51の球面上で、かつ、超音波センサー5
2がある座標値(x,0,0)を中心として半径がL5
2の球面上で、かつ、超音波センサー53がある座標値
(0,y,0)を中心として半径がL53の球面上にあ
ることになる。このような座標値は、計算上表示装置7
の画面に対して対称な位置に2つ存在するが、表示装置
7の手前側に存在する座標値が求める座標値である。
2,53から三次元マウス54までのそれぞれの距離L
51,L52,L53が求まると、超音波センサー5
1,52,53の相対位置は既に判っているので、これ
から三次元上の座標値を求めることができる。例えば、
超音波センサー51の位置を座標原点とし、超音波セン
サー51から超音波センサー52への方向をX軸、超音
波センサー51から超音波センサー53への方向をY
軸、超音波センサー51から表示装置7に垂直な方向を
Z軸として、超音波センサー51と超音波センサー52
の距離をx、超音波センサー51と超音波センサー53
の距離をyとする。この時求める三次元空間位置は、超
音波センサー51がある座標値(0,0,0)を中心と
して半径がL51の球面上で、かつ、超音波センサー5
2がある座標値(x,0,0)を中心として半径がL5
2の球面上で、かつ、超音波センサー53がある座標値
(0,y,0)を中心として半径がL53の球面上にあ
ることになる。このような座標値は、計算上表示装置7
の画面に対して対称な位置に2つ存在するが、表示装置
7の手前側に存在する座標値が求める座標値である。
【0031】次に図7(a)及び(b)を参照して、光
学機器において合焦範囲が変化する理論に関して説明す
る。
学機器において合焦範囲が変化する理論に関して説明す
る。
【0032】図7(a)は、レンズの光軸の断面図であ
る。
る。
【0033】201はレンズである。ここでは、説明を
簡潔にするために1枚の凸レンズとして描かれている
が、実際は複数枚のレンズの組み合せで構成されたもの
である。このレンズ201の焦点距離をfとする。
簡潔にするために1枚の凸レンズとして描かれている
が、実際は複数枚のレンズの組み合せで構成されたもの
である。このレンズ201の焦点距離をfとする。
【0034】202は、絞りであり、複数のレンズで構
成されるレンズ201の中に組込まれている。図7
(a)では、絞り口径は半径がFとなっている。
成されるレンズ201の中に組込まれている。図7
(a)では、絞り口径は半径がFとなっている。
【0035】この状態で、レンズ201から距離Lの位
置に被写体Aを想定する。この時、被写体Aから絞り口
径Fの大きさでレンズ201の光軸に平行に出た光は、
レンズ201で屈折して、焦点距離fの位置で光軸を横
切る光線となる。また、被写体Aの同じ位置からレンズ
201の中心に向った光線は、レンズ201で全く屈折
せず直進する光線となる。この2つの光線が交わった位
置に、被写体Aの完全にピントの合った像aが結像され
る。
置に被写体Aを想定する。この時、被写体Aから絞り口
径Fの大きさでレンズ201の光軸に平行に出た光は、
レンズ201で屈折して、焦点距離fの位置で光軸を横
切る光線となる。また、被写体Aの同じ位置からレンズ
201の中心に向った光線は、レンズ201で全く屈折
せず直進する光線となる。この2つの光線が交わった位
置に、被写体Aの完全にピントの合った像aが結像され
る。
【0036】ところが実際には、この2つの光線の交点
ではなくても、交点付近で2つの光線がお互いに十分に
近づいている場合には、ぼけの量が非常に小さいため、
人間の目にはピントが合っているように見える。このよ
うにピントが合っているように見えるための、2つの光
線の差の限界値をδとすると、図7(a)で、像aの前
後の像a’から像a”の範囲でピントが合っているよう
に見えることになる。像a’に対応するピントが合った
位置の被写体をA’、像a”に対応するピントが合った
位置の被写体をA”とすると、レンズ201から距離L
にある被写体Aに対しては、被写体Aの前面では、被写
体A’の位置までの距離dfの範囲でピントが合い、被
写体Aの背面では、被写体A”の位置までの距離dbの
範囲でピントが合うことになる。この被写体A’の位置
から被写体A”の位置までが、絞り口径Fの場合の合焦
範囲となる。
ではなくても、交点付近で2つの光線がお互いに十分に
近づいている場合には、ぼけの量が非常に小さいため、
人間の目にはピントが合っているように見える。このよ
うにピントが合っているように見えるための、2つの光
線の差の限界値をδとすると、図7(a)で、像aの前
後の像a’から像a”の範囲でピントが合っているよう
に見えることになる。像a’に対応するピントが合った
位置の被写体をA’、像a”に対応するピントが合った
位置の被写体をA”とすると、レンズ201から距離L
にある被写体Aに対しては、被写体Aの前面では、被写
体A’の位置までの距離dfの範囲でピントが合い、被
写体Aの背面では、被写体A”の位置までの距離dbの
範囲でピントが合うことになる。この被写体A’の位置
から被写体A”の位置までが、絞り口径Fの場合の合焦
範囲となる。
【0037】さて、ここで図7(b)のように、絞り口
径を半径でF’まで小さくした場合を考える。この時、
被写体Aから絞り口径F’の大きさでレンズ201の光
軸に平行に出た光は、レンズ201で屈折して、焦点距
離fの位置で光軸を横切る光線となる。また、被写体A
の同じ位置からレンズ201の中心に向った光線は、レ
ンズ201で全く屈折せず直進する光線となる。この2
つの光線が交わった位置に、被写体Aの完全にピントの
合った像aが結像される。
径を半径でF’まで小さくした場合を考える。この時、
被写体Aから絞り口径F’の大きさでレンズ201の光
軸に平行に出た光は、レンズ201で屈折して、焦点距
離fの位置で光軸を横切る光線となる。また、被写体A
の同じ位置からレンズ201の中心に向った光線は、レ
ンズ201で全く屈折せず直進する光線となる。この2
つの光線が交わった位置に、被写体Aの完全にピントの
合った像aが結像される。
【0038】この時、この2つの光線のなす角度は、図
7(a)の場合と比べて狭くなっている。この為、ぼけ
量の許容限界値δを同じとすると、ピントが合った像
a’から像a”までの距離が、図7(a)の場合より広
くなり、この結果、像a’に対応する被写体A’と被写
体Aの距離d’fも図7(a)のdfより長くなり、像
a”に対応する被写体A”と被写体Aの距離d’bも図
7(a)のdbより長くなる。
7(a)の場合と比べて狭くなっている。この為、ぼけ
量の許容限界値δを同じとすると、ピントが合った像
a’から像a”までの距離が、図7(a)の場合より広
くなり、この結果、像a’に対応する被写体A’と被写
体Aの距離d’fも図7(a)のdfより長くなり、像
a”に対応する被写体A”と被写体Aの距離d’bも図
7(a)のdbより長くなる。
【0039】以上説明したように、絞り口径を絞り込む
ことにより、被写体前後のピントの合う領域(被写界深
度)を広めることができるのである。
ことにより、被写体前後のピントの合う領域(被写界深
度)を広めることができるのである。
【0040】本実施の形態においては、上述の光学機器
の被写界深度の概念を、コンピュータにおける三次元画
像の生成に応用する。
の被写界深度の概念を、コンピュータにおける三次元画
像の生成に応用する。
【0041】従って、合焦範囲変更ボタン50による操
作により、光学機器の絞り口径が変化するような効果が
得られるように設定しておけば、図1の三次元レンダリ
ングアクセラレータ6は、その時点での合焦範囲設置値
(=絞り口径)を基に、ピントの合っている範囲を決定
し、三次元画像を生成できることになる。なお、合焦範
囲設置値、およびぼけ量は予めCPU1に設定されてお
り、CPU1は、上述したように超音波センサ51,5
2,53により検知した超音波の情報から求めた三次元
マウス54による表示画面上の三次元の指示位置に基づ
いて、画像生成で用いられる合焦範囲及び合焦範囲外の
領域のぼけ量を設定する。
作により、光学機器の絞り口径が変化するような効果が
得られるように設定しておけば、図1の三次元レンダリ
ングアクセラレータ6は、その時点での合焦範囲設置値
(=絞り口径)を基に、ピントの合っている範囲を決定
し、三次元画像を生成できることになる。なお、合焦範
囲設置値、およびぼけ量は予めCPU1に設定されてお
り、CPU1は、上述したように超音波センサ51,5
2,53により検知した超音波の情報から求めた三次元
マウス54による表示画面上の三次元の指示位置に基づ
いて、画像生成で用いられる合焦範囲及び合焦範囲外の
領域のぼけ量を設定する。
【0042】なお、理論的なぼけ量は、被写体Aの位置
から離れるに従って少しずつ多くなるが、三次元レンダ
リングアクセラレータ6の演算付加を軽減する為に、上
記で説明したように、ぼけ量の許容限界値δまでの範囲
は人間の目にはピントが合って見える為、この範囲では
完全合焦状態として三次元画像の生成を行えば良く、更
に、ぼけ量の許容限界値δを越えた範囲でも、ある深度
方向の距離単位でぼけのレベルが上がっていくように
し、それぞれの距離単位内にあるウインドウに固定のぼ
け量を持たせて、三次元画像の生成を行うことも可能で
ある。
から離れるに従って少しずつ多くなるが、三次元レンダ
リングアクセラレータ6の演算付加を軽減する為に、上
記で説明したように、ぼけ量の許容限界値δまでの範囲
は人間の目にはピントが合って見える為、この範囲では
完全合焦状態として三次元画像の生成を行えば良く、更
に、ぼけ量の許容限界値δを越えた範囲でも、ある深度
方向の距離単位でぼけのレベルが上がっていくように
し、それぞれの距離単位内にあるウインドウに固定のぼ
け量を持たせて、三次元画像の生成を行うことも可能で
ある。
【0043】更に三次元レンダリングアクセラレータ6
の演算負荷を軽減する為に、被写体Aに対して、前側の
合焦範囲dfと後側の合焦範囲dbとでは、理論上では
dbの方が大きいが、簡易的に同じであると設定して演
算を行うことも可能である。更には、被写体Aまでの距
離Lに応じて、前側の合焦範囲dfと後側の合焦範囲d
bが変化するのであるが、距離Lに関わらず、一定の合
焦範囲を設定して演算を行うことも可能である。
の演算負荷を軽減する為に、被写体Aに対して、前側の
合焦範囲dfと後側の合焦範囲dbとでは、理論上では
dbの方が大きいが、簡易的に同じであると設定して演
算を行うことも可能である。更には、被写体Aまでの距
離Lに応じて、前側の合焦範囲dfと後側の合焦範囲d
bが変化するのであるが、距離Lに関わらず、一定の合
焦範囲を設定して演算を行うことも可能である。
【0044】次に、三次元画像の生成方法の概念を、図
3を用いて説明する。図3は、図11と同じ三次元空間
であるが、説明を簡潔にする為に、ウインドウ102、
ウインドウ103、および、三次元カーソル106のみ
が存在しているとする。ここでは、ウインドウ102に
はワープロソフトが、ウインドウ103には表計算ソフ
トが起動されている図になっている。
3を用いて説明する。図3は、図11と同じ三次元空間
であるが、説明を簡潔にする為に、ウインドウ102、
ウインドウ103、および、三次元カーソル106のみ
が存在しているとする。ここでは、ウインドウ102に
はワープロソフトが、ウインドウ103には表計算ソフ
トが起動されている図になっている。
【0045】操作者は、視点1000の位置から、ウイ
ンドウ102を注視しながらワープロによる作業を行っ
ている。また、三次元カーソル106もウインドウ10
2の近傍に存在する。ウインドウ103は、ウインドウ
102の右後方に位置している。更に、合焦範囲変更ボ
タン50により、三次元カーソル106の前側df、後
側dbの範囲が合焦範囲に設定されているとする。この
時、この合焦範囲から外れた物体はピントがぼけて見え
るのだが、図3に示す三次元配置では、ウインドウ10
2は三次元カーソル106の近傍にある為に合焦範囲内
に存在し、ウインドウ103は現在の合焦範囲変更ボタ
ン50の設定値では合焦範囲外に存在する。
ンドウ102を注視しながらワープロによる作業を行っ
ている。また、三次元カーソル106もウインドウ10
2の近傍に存在する。ウインドウ103は、ウインドウ
102の右後方に位置している。更に、合焦範囲変更ボ
タン50により、三次元カーソル106の前側df、後
側dbの範囲が合焦範囲に設定されているとする。この
時、この合焦範囲から外れた物体はピントがぼけて見え
るのだが、図3に示す三次元配置では、ウインドウ10
2は三次元カーソル106の近傍にある為に合焦範囲内
に存在し、ウインドウ103は現在の合焦範囲変更ボタ
ン50の設定値では合焦範囲外に存在する。
【0046】ここで、操作者の視点1000とウインド
ウ102,103の間に表示装置7の画面に相当するス
クリーン1001を設定し、そのスクリーン1001を
表示装置7の画素配列に相当する格子で分割したとする
と、1つ1つの格子を通して見る画像が、表示装置7の
各画素に表示される画像となる。
ウ102,103の間に表示装置7の画面に相当するス
クリーン1001を設定し、そのスクリーン1001を
表示装置7の画素配列に相当する格子で分割したとする
と、1つ1つの格子を通して見る画像が、表示装置7の
各画素に表示される画像となる。
【0047】例えば、格子1002を通して見る画像
は、ウインドウ102の1002’の領域の画像とな
る。この時、ウインドウ102にはピントが合っている
ため、1002’の領域の画像がそのまま格子1002
に表示される。これに対し、例えば格子1003を通し
て見る画像は、ウインドウ103の1003’の領域の
画像となる。ところが、ウインドウ103は合焦範囲外
の画像である為、格子1003’の範囲よりはぼけ量に
応じたもっと広い領域の1003”の範囲の画像が格子
点1003に表示されることになる。より正確な言い方
をすれば、1003”の範囲の各画素に対して、中心が
大きくて周辺になる程小さくなる係数を掛けた値の色と
なる。
は、ウインドウ102の1002’の領域の画像とな
る。この時、ウインドウ102にはピントが合っている
ため、1002’の領域の画像がそのまま格子1002
に表示される。これに対し、例えば格子1003を通し
て見る画像は、ウインドウ103の1003’の領域の
画像となる。ところが、ウインドウ103は合焦範囲外
の画像である為、格子1003’の範囲よりはぼけ量に
応じたもっと広い領域の1003”の範囲の画像が格子
点1003に表示されることになる。より正確な言い方
をすれば、1003”の範囲の各画素に対して、中心が
大きくて周辺になる程小さくなる係数を掛けた値の色と
なる。
【0048】次に、図4のフローチャートを使用して、
この三次元画像生成の処理手順を説明する。
この三次元画像生成の処理手順を説明する。
【0049】三次元画像生成の処理が開始されると、ス
テップS31で、合焦範囲変更ボタン50により合焦範
囲が変更されたか否かを判断する。変更されている場合
には、ステップS32で新たな合焦範囲を取得する。同
時に、合焦範囲外の領域のぼけ量を取得し、ステップS
33へ進む。また、変更されていない場合には、前回の
画像生成処理に用いた合焦範囲及びぼけ量をそのまま用
いるため、直接ステップS33へ進む。
テップS31で、合焦範囲変更ボタン50により合焦範
囲が変更されたか否かを判断する。変更されている場合
には、ステップS32で新たな合焦範囲を取得する。同
時に、合焦範囲外の領域のぼけ量を取得し、ステップS
33へ進む。また、変更されていない場合には、前回の
画像生成処理に用いた合焦範囲及びぼけ量をそのまま用
いるため、直接ステップS33へ進む。
【0050】ステップS33では、カーソルの位置の移
動が指示されたか否かを判断し、指示された場合にはス
テップS34で新規のカーソルの位置を取得すると共
に、合焦範囲およびぼけ量を新規のカーソル位置に合わ
せてシフトし、ステップS41へ進む。カーソルの位置
が移動されていない場合には、前回の画像生成処理に用
いた合焦範囲及びぼけ量をそのまま使用するため、直接
ステップS41へ進む。
動が指示されたか否かを判断し、指示された場合にはス
テップS34で新規のカーソルの位置を取得すると共
に、合焦範囲およびぼけ量を新規のカーソル位置に合わ
せてシフトし、ステップS41へ進む。カーソルの位置
が移動されていない場合には、前回の画像生成処理に用
いた合焦範囲及びぼけ量をそのまま使用するため、直接
ステップS41へ進む。
【0051】ステップS41で、図1の表示装置7のま
だ処理していない画素(図3のスクリーン1001の1
つの格子に相当)を選択する。この画素選択の終了後、
ステップS42に進む。
だ処理していない画素(図3のスクリーン1001の1
つの格子に相当)を選択する。この画素選択の終了後、
ステップS42に進む。
【0052】ステップS42では、図3の視点1000
からステップS41で選択した画素位置を通して見た場
合に見えるウインドウやカーソルを判別する。もちろん
この場合、その画素に対応するウインドウやカーソルが
無い場合には、背景が見えてしまう場合もある。この判
別が終了すると、ステップS43に進む。
からステップS41で選択した画素位置を通して見た場
合に見えるウインドウやカーソルを判別する。もちろん
この場合、その画素に対応するウインドウやカーソルが
無い場合には、背景が見えてしまう場合もある。この判
別が終了すると、ステップS43に進む。
【0053】ステップS43では、判別した領域の内容
が背景かどうかを判定する。判別した領域の内容が背景
の場合には、ステップS44に進む。ステップS44で
は、ステップS41で選択された画素に予め定められた
背景色を設定して、ステップS48に進む。ステップS
43で判別した領域の内容が背景でない場合には、ステ
ップS45に進む。
が背景かどうかを判定する。判別した領域の内容が背景
の場合には、ステップS44に進む。ステップS44で
は、ステップS41で選択された画素に予め定められた
背景色を設定して、ステップS48に進む。ステップS
43で判別した領域の内容が背景でない場合には、ステ
ップS45に進む。
【0054】ステップS45では、この領域が、現在の
合焦範囲に入っているかどうかの判定が行われる。この
領域が、現在のカーソルの位置及び合焦範囲変更ボタン
50の設定により、合焦範囲内にある場合はステップS
46に進み、この領域が合焦範囲内ではない場合には、
ステップS47に進む。
合焦範囲に入っているかどうかの判定が行われる。この
領域が、現在のカーソルの位置及び合焦範囲変更ボタン
50の設定により、合焦範囲内にある場合はステップS
46に進み、この領域が合焦範囲内ではない場合には、
ステップS47に進む。
【0055】ステップS46は、ステップS45で領域
が合焦範囲内であった場合に行われるステップで、この
領域の画素値をステップS41で選択した画素の値とし
て設定する。この後、ステップS48に進む。
が合焦範囲内であった場合に行われるステップで、この
領域の画素値をステップS41で選択した画素の値とし
て設定する。この後、ステップS48に進む。
【0056】ステップS47は、ステップS45で領域
が合焦範囲外であった場合に行われ、ぼけ量に応じた広
い領域の各画素に対して、中心が大きく、周辺になる程
小さくなる重み係数を掛けた演算値をステップS41で
選択した画素の値として設定する。この後、ステップS
48に進む。
が合焦範囲外であった場合に行われ、ぼけ量に応じた広
い領域の各画素に対して、中心が大きく、周辺になる程
小さくなる重み係数を掛けた演算値をステップS41で
選択した画素の値として設定する。この後、ステップS
48に進む。
【0057】ステップS48は、ステップS45,S4
6,S47のいずれかで1つの領域の色を設定した後に
行われ、すべての画素に対する処理が完了したかどうか
を判定する。すべての画素に対する処理が完了した場合
は、ステップS49に進み、全ての画素に対する処理が
完了していない場合は、ステップS41に戻って次の未
処理の画素に対する処理を行う。
6,S47のいずれかで1つの領域の色を設定した後に
行われ、すべての画素に対する処理が完了したかどうか
を判定する。すべての画素に対する処理が完了した場合
は、ステップS49に進み、全ての画素に対する処理が
完了していない場合は、ステップS41に戻って次の未
処理の画素に対する処理を行う。
【0058】ステップS49は、全ての画素に対する処
理が完了した場合に行われ、生成した三次元画像を図1
の表示装置7に送って、三次元画面を表示し、処理を終
了する。
理が完了した場合に行われ、生成した三次元画像を図1
の表示装置7に送って、三次元画面を表示し、処理を終
了する。
【0059】図5は、このような処理手順を通して生成
された三次元画像の画面例である。図5では、ピントが
合っている画像は実線で示し、合っていない画像は便宜
上、点線で示している。ウインドウ102やカーソル1
06にはピントが合っているが、ウインドウ103には
ピントが合っていないことがすぐ分るので、操作者はウ
インドウ103がウインドウ102より画面奥方向にあ
り、カーソル106を画面奥方向に移動しなければウイ
ンドウ103を選択できないことが容易に判断できる。
された三次元画像の画面例である。図5では、ピントが
合っている画像は実線で示し、合っていない画像は便宜
上、点線で示している。ウインドウ102やカーソル1
06にはピントが合っているが、ウインドウ103には
ピントが合っていないことがすぐ分るので、操作者はウ
インドウ103がウインドウ102より画面奥方向にあ
り、カーソル106を画面奥方向に移動しなければウイ
ンドウ103を選択できないことが容易に判断できる。
【0060】今度は、この状態で、合焦範囲変更ボタン
50を使って合焦範囲を広げる変更を行い、図3におい
て3次元カーソル106の前側がd’f、後側がd’b
の範囲まで合焦となるように変更し、これによって、ウ
インドウ103がd’bの範囲内に入り、合焦範囲内に
なったものとする。
50を使って合焦範囲を広げる変更を行い、図3におい
て3次元カーソル106の前側がd’f、後側がd’b
の範囲まで合焦となるように変更し、これによって、ウ
インドウ103がd’bの範囲内に入り、合焦範囲内に
なったものとする。
【0061】この状態では、図3の格子1003を通し
て見る画像は、図4のフローのステップS45において
ウインドウ103が合焦領域内と判定されて、ステップ
S46で格子1003’の画素値そのものが、格子10
03の画素値として設定される演算によって生成される
ことになる。
て見る画像は、図4のフローのステップS45において
ウインドウ103が合焦領域内と判定されて、ステップ
S46で格子1003’の画素値そのものが、格子10
03の画素値として設定される演算によって生成される
ことになる。
【0062】図6は、このように合焦範囲変更ボタン5
0を使って合焦範囲を広げた状態で生成された三次元画
像の画面例であり、ウインドウ102やカーソル106
だけでなくウインドウ103にもピントが合っているの
で、操作者はウインドウ103の内容を容易に参照する
ことができる。
0を使って合焦範囲を広げた状態で生成された三次元画
像の画面例であり、ウインドウ102やカーソル106
だけでなくウインドウ103にもピントが合っているの
で、操作者はウインドウ103の内容を容易に参照する
ことができる。
【0063】なお、本実施の形態では、マウス54の上
に合焦範囲変更ボタン50を設け、これを押すことで合
焦範囲を変更したが、本発明はこれに限るものではな
く、合焦範囲の変更指示を行うことのできる構成であれ
ば良い。例えば、図1の表示装置7に合焦範囲変更のウ
インドウを表示し、これをマウス54で選択する方法で
あってもかまわない。
に合焦範囲変更ボタン50を設け、これを押すことで合
焦範囲を変更したが、本発明はこれに限るものではな
く、合焦範囲の変更指示を行うことのできる構成であれ
ば良い。例えば、図1の表示装置7に合焦範囲変更のウ
インドウを表示し、これをマウス54で選択する方法で
あってもかまわない。
【0064】
【他の実施形態】本発明の目的は、前述した実施形態の
機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録
した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、その
システムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUや
MPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読
出し実行することによっても、達成されることは言うま
でもない。
機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録
した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、その
システムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUや
MPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読
出し実行することによっても、達成されることは言うま
でもない。
【0065】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0066】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0067】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0068】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0069】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応す
るプログラムコードを格納することになるが、簡単に説
明すると、図12のメモリマップ例に示す各モジュール
を記憶媒体に格納することになる。すなわち、少なくと
も空間位置取得モジュール、合焦範囲設定モジュール、
画像生成モジュール、および画像表示モジュールの各モ
ジュールのプログラムコードを記憶媒体に格納すればよ
い。
の記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応す
るプログラムコードを格納することになるが、簡単に説
明すると、図12のメモリマップ例に示す各モジュール
を記憶媒体に格納することになる。すなわち、少なくと
も空間位置取得モジュール、合焦範囲設定モジュール、
画像生成モジュール、および画像表示モジュールの各モ
ジュールのプログラムコードを記憶媒体に格納すればよ
い。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
合焦範囲を変更する構成を設けることにより、必要に応
じて合焦範囲を狭く変更して、奥行方向に離れた位置に
あるウインドウ等の対象物をぼかして表示することによ
り遠近感を判り易くしたり、必要に応じて合焦範囲を広
く変更して、奥行方向に離れた位置にあるウインドウ等
の対象物まで合焦した状態で表示することにより、ウイ
ンドウの内容を容易に参照できるようになる。
合焦範囲を変更する構成を設けることにより、必要に応
じて合焦範囲を狭く変更して、奥行方向に離れた位置に
あるウインドウ等の対象物をぼかして表示することによ
り遠近感を判り易くしたり、必要に応じて合焦範囲を広
く変更して、奥行方向に離れた位置にあるウインドウ等
の対象物まで合焦した状態で表示することにより、ウイ
ンドウの内容を容易に参照できるようになる。
【図1】本発明の実施の形態におけるシステム構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図2】三次元ポインティング装置の構成例を示す図で
ある。
ある。
【図3】本発明の実施の形態における三次元画像の生成
方法の概念を説明する図である。
方法の概念を説明する図である。
【図4】本発明の実施の形態における三次元画像生成の
処理手順を示すフローチャートである。
処理手順を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態における生成された三次元
画像の画面例を示す図である。
画像の画面例を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態における生成された三次元
画像の画面例を示す図である。
画像の画面例を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態における合焦範囲の変化を
説明する図である。
説明する図である。
【図8】従来のパソコンの画面の例を示す図である。
【図9】従来のパソコンの画面の例を示す図である。
【図10】従来の三次元表示の画面の例を示す図であ
る。
る。
【図11】従来の三次元表示の画面の例を示す図であ
る。
る。
【図12】本発明の三次元画像生成に用いられるプログ
ラムコードのメモリマップ図である。
ラムコードのメモリマップ図である。
1 CPU 2 記憶装置 3 文字入力装置 4 出力装置 5 三次元ポインティング装置 6 三次元レンダリングアクセラレータ 7 表示装置 8 三次元サウンド生成装置 9a,9b スピーカー 50 合焦範囲変更ボタン 51,52,53 超音波センサー 54 マウス 55 ボタン 56 超音波の受信強度とその受信強度に対応する距離
のデータ 1001 スクリーン 1002,1003 格子
のデータ 1001 スクリーン 1002,1003 格子
Claims (13)
- 【請求項1】 複数の対象物が三次元に表示されるよう
に画像データを生成する画像生成手段と、 前記画像生成手段により生成された画像データに基づい
て画像を表示する表示手段と、 前記表示手段に表示された画像の三次元の空間位置を指
示するための指示手段と、 前記指示手段により指示された空間位置に基づく深さ方
向の合焦範囲の変更及び設定をするための合焦範囲変更
手段とを有し、 前記画像生成手段は、前記合焦範囲変更手段により設定
された合焦範囲に存在する対象物が合焦状態で表示さ
れ、上記合焦範囲外に存在する対象物が非合焦状態で表
示されるように、画像データを生成することを特徴とす
る三次元画像生成システム。 - 【請求項2】 前記画像生成手段は、前記指示手段によ
り指示された空間位置から、上記合焦範囲外に存在する
対象物までの深さ方向の距離の増加に対応して、非合焦
の度合いを大きくするように、前記対象物の画像データ
を生成することを特徴とする請求項1に記載の三次元画
像生成システム。 - 【請求項3】 前記画像生成手段は、前記指示手段によ
り指示された空間位置から、上記合焦範囲外に存在する
対象物までの深さ方向の一定距離毎の増加に対応して、
非合焦の度合いを段階的に大きくするように、前記対象
物の画像データを生成することを特徴とする請求項2に
記載の三次元画像生成システム。 - 【請求項4】 前記合焦範囲変更手段は、前記指示手段
により指示された空間位置を中心とした合焦範囲の変更
及び設定を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいず
れかに記載の三次元画像生成システム。 - 【請求項5】 前記対象物は、ウィンドウ画像であるこ
とを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の三次
元画像生成システム。 - 【請求項6】 前記画像生成手段は、前記指示手段によ
り指示された三次元の空間位置を示すカーソルの画像デ
ータを生成することを特徴とする請求項1乃至5のいず
れかに記載の三次元画像生成システム。 - 【請求項7】 外部から指示された、三次元画像中の空
間位置を取得する位置取得工程と、 前記三次元画像の深さ方向の合焦範囲を設定する合焦範
囲設定工程と、 前記位置取得工程で取得した空間位置と、前記合焦範囲
設定工程で設定された合焦範囲とに基づいて、合焦範囲
に存在する対象物が合焦状態で表示され、上記合焦範囲
外に存在する対象物が非合焦状態で表示されるように、
三次元画像の画像データを生成する画像生成工程と、 前記画像生成工程で生成された画像データに基づく三次
元画像を表示する表示工程とを有することを特徴とする
三次元画像生成方法。 - 【請求項8】 前記画像生成工程では、前記位置取得工
程で取得した空間位置から、上記合焦範囲外に存在する
対象物までの深さ方向の距離の増加に対応して、非合焦
の度合いを大きくするように、前記対象物の画像データ
を生成することを特徴とする請求項7に記載の三次元画
像生成方法。 - 【請求項9】 前記画像生成工程では、前記位置取得工
程で取得した空間位置から、上記合焦範囲外に存在する
対象物までの深さ方向の一定距離毎の増加に対応して、
非合焦の度合いを段階的に大きくするように、前記対象
物の画像データを生成することを特徴とする請求項8に
記載の三次元画像生成方法。 - 【請求項10】 前記合焦範囲設定工程では、前記位置
取得工程で取得した空間位置を中心とする合焦範囲の設
定を行うことを特徴とする請求項7乃至9のいずれかに
記載の三次元画像生成方法。 - 【請求項11】 前記対象物は、ウィンドウ画像である
ことを特徴とする請求項7乃至10のいずれかに記載の
三次元画像生成方法。 - 【請求項12】 前記画像生成工程では、前記位置取得
工程で取得した三次元の空間位置を示すカーソルの画像
データを生成することを特徴とする請求項7乃至11の
いずれかに記載の三次元画像生成方法。 - 【請求項13】 請求項7乃至12のいずれかに記載の
三次元画像生成方法を実現するためのプログラムコード
を保持する記憶媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP68499A JP2000200131A (ja) | 1999-01-05 | 1999-01-05 | 三次元画像生成システムおよび三次元画像生成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP68499A JP2000200131A (ja) | 1999-01-05 | 1999-01-05 | 三次元画像生成システムおよび三次元画像生成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000200131A true JP2000200131A (ja) | 2000-07-18 |
Family
ID=11480599
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP68499A Withdrawn JP2000200131A (ja) | 1999-01-05 | 1999-01-05 | 三次元画像生成システムおよび三次元画像生成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000200131A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010182333A (ja) * | 2003-06-13 | 2010-08-19 | Microsoft Corp | マルチレイヤグラフィカルユーザインターフェース |
US8773472B2 (en) | 2006-05-02 | 2014-07-08 | Sony Corporation | Information display device |
CN108550182A (zh) * | 2018-03-15 | 2018-09-18 | 维沃移动通信有限公司 | 一种三维建模方法和终端 |
JP2022509770A (ja) * | 2018-11-16 | 2022-01-24 | マジック リープ, インコーポレイテッド | 画像鮮明度を維持するための画像サイズによってトリガされる明確化 |
-
1999
- 1999-01-05 JP JP68499A patent/JP2000200131A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010182333A (ja) * | 2003-06-13 | 2010-08-19 | Microsoft Corp | マルチレイヤグラフィカルユーザインターフェース |
US8773472B2 (en) | 2006-05-02 | 2014-07-08 | Sony Corporation | Information display device |
US9047389B2 (en) | 2006-05-02 | 2015-06-02 | Sony Corporation | Information display device |
CN108550182A (zh) * | 2018-03-15 | 2018-09-18 | 维沃移动通信有限公司 | 一种三维建模方法和终端 |
JP2022509770A (ja) * | 2018-11-16 | 2022-01-24 | マジック リープ, インコーポレイテッド | 画像鮮明度を維持するための画像サイズによってトリガされる明確化 |
JP7472127B2 (ja) | 2018-11-16 | 2024-04-22 | マジック リープ, インコーポレイテッド | 画像鮮明度を維持するための画像サイズによってトリガされる明確化 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060307 |