JP2000295286A - リアルタイム音声通信用バッファ制御法及び装置 - Google Patents
リアルタイム音声通信用バッファ制御法及び装置Info
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- JP2000295286A JP2000295286A JP10107799A JP10107799A JP2000295286A JP 2000295286 A JP2000295286 A JP 2000295286A JP 10107799 A JP10107799 A JP 10107799A JP 10107799 A JP10107799 A JP 10107799A JP 2000295286 A JP2000295286 A JP 2000295286A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ネットワークの揺らぎに拘らずパケット欠
落、音切れが生じないようにする。 【解決手段】 再生制御モジュール3−8で受信バッフ
ァ3−2のデータ蓄積量を監視してしきい値L1を超え
ると、バッファ出力を高速再生モジュール3−3にてパ
ケットの間引きを行って、高速データとし、バッファ3
−2の蓄積量を減少すると共に遅延時間を短かくし、蓄
積量がしきい値L2(<L1)より小になると、受信バ
ッファの出力を高速再生モジュール3−3をバイパスさ
せて通常の再生速度とする。
落、音切れが生じないようにする。 【解決手段】 再生制御モジュール3−8で受信バッフ
ァ3−2のデータ蓄積量を監視してしきい値L1を超え
ると、バッファ出力を高速再生モジュール3−3にてパ
ケットの間引きを行って、高速データとし、バッファ3
−2の蓄積量を減少すると共に遅延時間を短かくし、蓄
積量がしきい値L2(<L1)より小になると、受信バ
ッファの出力を高速再生モジュール3−3をバイパスさ
せて通常の再生速度とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、インターネッ
ト、イントラネット等、コネクションレスパケット配送
サービスを提供するコンピュータネットワーク上でのリ
アルタイム音声通信を行うシステム、例えばインターネ
ット音声放送、インターネット電話システム等での受信
側バッファの構成に関するものである。
ト、イントラネット等、コネクションレスパケット配送
サービスを提供するコンピュータネットワーク上でのリ
アルタイム音声通信を行うシステム、例えばインターネ
ット音声放送、インターネット電話システム等での受信
側バッファの構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来インターネット上で音声データ等を
リアルタイムで伝送・再生する場合、網によるデータの
伝送揺らぎが発生するため、音声データの欠落、途切れ
等が発生していた。図5に典型的なインターネット電話
のシステム構成イメージを示す。
リアルタイムで伝送・再生する場合、網によるデータの
伝送揺らぎが発生するため、音声データの欠落、途切れ
等が発生していた。図5に典型的なインターネット電話
のシステム構成イメージを示す。
【0003】発信端末1−1は電話回線を介して発信側
ゲートウエイ(以下GW)1−2に対して発呼を行う。
発信側GW1−2では、発信端末1−1からの発呼を受
け付け、接続が確立された時点でガイダンスを発信端末
1−1に送出する。それを受け、発信端末1−1では、
着信IDをPB(押ボタンダイヤル)入力等の方法で発
信側GW1−2に送信する。発信側GW1−2では、着
信IDによって最適な着信側GW1−5を判定し、着信
側GW1−5に向け、インターネット1−3を介して接
続を開始する。接続が確立すると、着信側GW1−5で
は発信側GW1−2から、着信ID等の情報を受け取
り、相手側端末1−6に向け電話回線を介して発呼を行
う。音声データは、インターネット1−3上をIPパケ
ットの形式で伝送されるため、ネットワーク内でルーテ
ィングを受ける度に伝送遅延が生じ、また、ネットワー
クの負荷に応じて伝送揺らぎが付加される。従って、着
信側GW1−5の受信バッファ1−4内に蓄積されたデ
ータ量には揺らぎが生じることとなる。
ゲートウエイ(以下GW)1−2に対して発呼を行う。
発信側GW1−2では、発信端末1−1からの発呼を受
け付け、接続が確立された時点でガイダンスを発信端末
1−1に送出する。それを受け、発信端末1−1では、
着信IDをPB(押ボタンダイヤル)入力等の方法で発
信側GW1−2に送信する。発信側GW1−2では、着
信IDによって最適な着信側GW1−5を判定し、着信
側GW1−5に向け、インターネット1−3を介して接
続を開始する。接続が確立すると、着信側GW1−5で
は発信側GW1−2から、着信ID等の情報を受け取
り、相手側端末1−6に向け電話回線を介して発呼を行
う。音声データは、インターネット1−3上をIPパケ
ットの形式で伝送されるため、ネットワーク内でルーテ
ィングを受ける度に伝送遅延が生じ、また、ネットワー
クの負荷に応じて伝送揺らぎが付加される。従って、着
信側GW1−5の受信バッファ1−4内に蓄積されたデ
ータ量には揺らぎが生じることとなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図6に着信側GW1−
5の受信バッファ1−4内に蓄積されたデータ量の変化
例を示す。網の伝送速度は網の揺らぎにより変調を受
け、結果として、バッファ容量を超えるデータの転送が
あった場合、図中の部分2−1では、該当パケットは廃
棄され、一方バッファ容量がゼロになると、会話が途切
れ、無音部分2−2が続くこととなる。
5の受信バッファ1−4内に蓄積されたデータ量の変化
例を示す。網の伝送速度は網の揺らぎにより変調を受
け、結果として、バッファ容量を超えるデータの転送が
あった場合、図中の部分2−1では、該当パケットは廃
棄され、一方バッファ容量がゼロになると、会話が途切
れ、無音部分2−2が続くこととなる。
【0005】また、リアルタイム音声通信には、TCP
の様に欠落データを再送信する伝送プロトコルを用いる
ことは、伝送遅延が生じるため、再送信を行わないUD
Pを送信プロトコルとして用いることが多い。特に、イ
ンターネットのように不特定多数が利用し、トラフィッ
クの揺らぎの発生しやすいネットワークにおいては、揺
らぎを吸収するための信号受信バッファ容量を増大させ
る必要があったが、それに伴い、伝送遅延が増加し、音
声通信のリアルタイム性を大きく損なう結果となってい
る。
の様に欠落データを再送信する伝送プロトコルを用いる
ことは、伝送遅延が生じるため、再送信を行わないUD
Pを送信プロトコルとして用いることが多い。特に、イ
ンターネットのように不特定多数が利用し、トラフィッ
クの揺らぎの発生しやすいネットワークにおいては、揺
らぎを吸収するための信号受信バッファ容量を増大させ
る必要があったが、それに伴い、伝送遅延が増加し、音
声通信のリアルタイム性を大きく損なう結果となってい
る。
【0006】また、上記の問題を解決するため、網の揺
らぎ量を計測し、それに応じて受信バッファの容量を適
応的に変更する技術も存在しているが、揺らぎの大きい
場合には必然的に伝送遅延が増大するという問題は解決
していない。
らぎ量を計測し、それに応じて受信バッファの容量を適
応的に変更する技術も存在しているが、揺らぎの大きい
場合には必然的に伝送遅延が増大するという問題は解決
していない。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明では、リアルタ
イム音声通信においては、音声の高忠実度再生も重要で
あるが、それ以上に、情報の欠落や、遅延が生じないこ
とを重要であると考え、以下の方法を提案する。リアル
タイムデータの欠落、途切れ、あるいは、遅延の増加を
防止するため、バッファ容量を十分増大させ、バッファ
に蓄積されたデータ容量が一定値を越えた場合には、適
応的にデータの再生速度を速くさせる。遅延がある一定
値になるまで減少した場合には、再び通常の再生方法に
変更する。作用この発明の構成により、ネットワーク揺
らぎによって発生する、データの欠落、あるいは欠落防
止対策のために増加するデータの伝送遅延を減少させる
ことが可能となる。
イム音声通信においては、音声の高忠実度再生も重要で
あるが、それ以上に、情報の欠落や、遅延が生じないこ
とを重要であると考え、以下の方法を提案する。リアル
タイムデータの欠落、途切れ、あるいは、遅延の増加を
防止するため、バッファ容量を十分増大させ、バッファ
に蓄積されたデータ容量が一定値を越えた場合には、適
応的にデータの再生速度を速くさせる。遅延がある一定
値になるまで減少した場合には、再び通常の再生方法に
変更する。作用この発明の構成により、ネットワーク揺
らぎによって発生する、データの欠落、あるいは欠落防
止対策のために増加するデータの伝送遅延を減少させる
ことが可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明の実施例1を以下に示
す。実施例1はこの発明をインターネット電話に応用し
た場合である。図1はインターネット電話システムのゲ
ートウエイ受信部のモジュール構成である。インターネ
ット網3−1より受信したリアルタイム音声データは、
まず受信バッファ3−2に蓄積され、次に高速再生モジ
ュール3−3、さらに音声デコーダ3−4、DA変換電
話回線終端装置3−5を経て公衆電話回線3−6から受
信端末3−7へと接続されている。高速再生モジュール
3−3は受信条件によって、バイパスすることが可能で
ある。つまり再生制御モジュール3−8によりスイッチ
ャ3−9が制御され、受信バッファ3−2が高速再生モ
ジュール3−3を通じることなく音声デコーダ3−4に
接続されることがある。
す。実施例1はこの発明をインターネット電話に応用し
た場合である。図1はインターネット電話システムのゲ
ートウエイ受信部のモジュール構成である。インターネ
ット網3−1より受信したリアルタイム音声データは、
まず受信バッファ3−2に蓄積され、次に高速再生モジ
ュール3−3、さらに音声デコーダ3−4、DA変換電
話回線終端装置3−5を経て公衆電話回線3−6から受
信端末3−7へと接続されている。高速再生モジュール
3−3は受信条件によって、バイパスすることが可能で
ある。つまり再生制御モジュール3−8によりスイッチ
ャ3−9が制御され、受信バッファ3−2が高速再生モ
ジュール3−3を通じることなく音声デコーダ3−4に
接続されることがある。
【0009】図2に受信バッファ制御のアルゴリズム
を、図3に想定されるデータ蓄積量の変化の一例を示
す。受信バッファ3−2上にしきい値L0,L1,L2
が設けられている。受信開始時には、高速再生モジュー
ル3−3は動作しておらずバイパスするようにスイッチ
ャ3−9が設定されている。スイッチャ3−9で受信バ
ッファ3−2の読み出しを行うが、その読み出し開始、
読み出し中止は再生制御モジュール3−8が行い、また
高速再生モジュール3−3の動作開始、停止制御は再生
制御モジュール3−8が行う。
を、図3に想定されるデータ蓄積量の変化の一例を示
す。受信バッファ3−2上にしきい値L0,L1,L2
が設けられている。受信開始時には、高速再生モジュー
ル3−3は動作しておらずバイパスするようにスイッチ
ャ3−9が設定されている。スイッチャ3−9で受信バ
ッファ3−2の読み出しを行うが、その読み出し開始、
読み出し中止は再生制御モジュール3−8が行い、また
高速再生モジュール3−3の動作開始、停止制御は再生
制御モジュール3−8が行う。
【0010】受信開始4−1と共に受信バッファ3−2
に受信データが蓄積され、蓄積されたデータ量が、L0
を越えた(L0未満からL0以上となった)かどうかを
ブロック4−2で判断し、越えた場合には、ブロック4
−3で後段へとデータ送信開始するものとする。ブロッ
ク4−2の条件を満たさない場合には、後段へのデータ
送信を中止し4−4を、再びデータの蓄積待ちをし、再
度ブロック4−2の判断を行うものとする。
に受信データが蓄積され、蓄積されたデータ量が、L0
を越えた(L0未満からL0以上となった)かどうかを
ブロック4−2で判断し、越えた場合には、ブロック4
−3で後段へとデータ送信開始するものとする。ブロッ
ク4−2の条件を満たさない場合には、後段へのデータ
送信を中止し4−4を、再びデータの蓄積待ちをし、再
度ブロック4−2の判断を行うものとする。
【0011】後段への送信開始後、ネットワーク上での
データ転送の揺らぎにより、受信バッファ3−2上に蓄
積された音声データ量がL1を越えたかをブロック4−
5で判断している。越えた場合は、ブロック4−6でス
イッチャ3−9を高速再生モジュール3−3側に切り替
えて高速再生モジュール3−3を動作開始させる。すで
に高速動作している場合には、そのまま高速動作を維持
する。ブロック4−5の条件を満たさない場合には、高
速再生モジュール3−3はバイパスされたままとする。
次に、ブロック4−7において、バッファ蓄積容量がL
2を下回った(L2以上からL2未満に移行した)場合
には、ブロック4−8で高速再生を中止し、つまり高速
再生モジュール3−3をバイパスさせて、通常再生に移
行する。元々通常再生を行っている場合には、そのまま
続行する。また、ブロック4−7の条件を満たさない場
合には、変更を行わない。ブロック4−9でデータ受信
が終了したか判断し、終了していなければブロック4−
2に戻る。つまり通信中は以上のことを繰り返すものと
する。ブロック4−9でデータ受信が終了したと判断さ
れるとブロック4−10でデータ受信を終了する。な
お、ブロック4−3では既にデータの送信を行っている
場合はその送信を継続する。ブロック4−2、4−5、
4−7、4−9での各判断、ブロック4−3、4−6、
4−8の各処理は再生制御モジュール3−3により行
う。音声デコーダ3−4は受信バッファ3−2から直接
供給されたパケット又は高速再生モジュール3−3を介
して供給されたパケット中の音声データを復号伸長して
連続したデジタル音声としてDA変換回線終端装置3−
5へ供給する。
データ転送の揺らぎにより、受信バッファ3−2上に蓄
積された音声データ量がL1を越えたかをブロック4−
5で判断している。越えた場合は、ブロック4−6でス
イッチャ3−9を高速再生モジュール3−3側に切り替
えて高速再生モジュール3−3を動作開始させる。すで
に高速動作している場合には、そのまま高速動作を維持
する。ブロック4−5の条件を満たさない場合には、高
速再生モジュール3−3はバイパスされたままとする。
次に、ブロック4−7において、バッファ蓄積容量がL
2を下回った(L2以上からL2未満に移行した)場合
には、ブロック4−8で高速再生を中止し、つまり高速
再生モジュール3−3をバイパスさせて、通常再生に移
行する。元々通常再生を行っている場合には、そのまま
続行する。また、ブロック4−7の条件を満たさない場
合には、変更を行わない。ブロック4−9でデータ受信
が終了したか判断し、終了していなければブロック4−
2に戻る。つまり通信中は以上のことを繰り返すものと
する。ブロック4−9でデータ受信が終了したと判断さ
れるとブロック4−10でデータ受信を終了する。な
お、ブロック4−3では既にデータの送信を行っている
場合はその送信を継続する。ブロック4−2、4−5、
4−7、4−9での各判断、ブロック4−3、4−6、
4−8の各処理は再生制御モジュール3−3により行
う。音声デコーダ3−4は受信バッファ3−2から直接
供給されたパケット又は高速再生モジュール3−3を介
して供給されたパケット中の音声データを復号伸長して
連続したデジタル音声としてDA変換回線終端装置3−
5へ供給する。
【0012】図3に示す例では時刻t0 でデータの受信
を開始し、時刻t1 でバッファ蓄積量がL0を超えて、
受信バッファ3−2からの通常の速度でデータの再生を
開始して音声デコーダ3−4へ送信する。その後バッフ
ァ蓄積量が増加し、時刻t2ではL1を超え、受信バッ
ファ3−2からのデータの再生は高速再生モジュール3
−3により行われ、バッファ蓄積量が減少し始め、遅延
も減少し始める。時刻t3 になるとバッファ蓄積量がL
2以下になり、受信バッファからの再生が高速から通常
速度に戻され、バッファ蓄積量が増加し始める。このよ
うにバッファ蓄積量がL1を超えると高速再生になるた
め、パケットが連続して欠落するおそれはない。なお高
速再生への切替えを行わないと図3中の破線のようにバ
ッファ蓄積量が増加して、欠落が生じるようになる。
を開始し、時刻t1 でバッファ蓄積量がL0を超えて、
受信バッファ3−2からの通常の速度でデータの再生を
開始して音声デコーダ3−4へ送信する。その後バッフ
ァ蓄積量が増加し、時刻t2ではL1を超え、受信バッ
ファ3−2からのデータの再生は高速再生モジュール3
−3により行われ、バッファ蓄積量が減少し始め、遅延
も減少し始める。時刻t3 になるとバッファ蓄積量がL
2以下になり、受信バッファからの再生が高速から通常
速度に戻され、バッファ蓄積量が増加し始める。このよ
うにバッファ蓄積量がL1を超えると高速再生になるた
め、パケットが連続して欠落するおそれはない。なお高
速再生への切替えを行わないと図3中の破線のようにバ
ッファ蓄積量が増加して、欠落が生じるようになる。
【0013】高速再生モジュール3−3のアルゴリズム
の実施例を図4に示す。この実施例では、国際標準の音
声圧縮アルゴリズムである、G729A、G732.1
等が音声データを30m秒のパケット毎に圧縮、伸張を
行っている点も鑑み、このパケットを一定間隔で間引く
操作を行うことにより実現するものとする。例えば、6
−1に示すように、連続する3パケット毎でうち1パケ
ットを廃棄すれば、1.5倍速再生となり、6−2に示
すように1パケット毎にパケットを廃棄すれば、倍速再
生となる。この高速再生状態では再生音声は速口で話し
ている状態になるが、パケットが連続して欠落した場合
と異なり、通話内容が一部欠けるようなことはなく、情
報の伝送は十分なされる。
の実施例を図4に示す。この実施例では、国際標準の音
声圧縮アルゴリズムである、G729A、G732.1
等が音声データを30m秒のパケット毎に圧縮、伸張を
行っている点も鑑み、このパケットを一定間隔で間引く
操作を行うことにより実現するものとする。例えば、6
−1に示すように、連続する3パケット毎でうち1パケ
ットを廃棄すれば、1.5倍速再生となり、6−2に示
すように1パケット毎にパケットを廃棄すれば、倍速再
生となる。この高速再生状態では再生音声は速口で話し
ている状態になるが、パケットが連続して欠落した場合
と異なり、通話内容が一部欠けるようなことはなく、情
報の伝送は十分なされる。
【0014】再生速度の向上により、受信バッファ上の
データが減少し始める。ブロック4−6で、データ量が
L2を下回った場合は、再び、高速再生モジュール3−
3はバイパスされ、通常速度による再生に戻る。
データが減少し始める。ブロック4−6で、データ量が
L2を下回った場合は、再び、高速再生モジュール3−
3はバイパスされ、通常速度による再生に戻る。
【0015】
【発明の効果】この受信バッファ制御方法を用いること
により、次のような効果が得られる。受信バッファの
オーバーフローによる受信データの欠落を防止する。
バッファの容量を比較的大きく取れるため、ネットワー
クの揺らぎによって発生する音声のとぎれを低下させる
ことが可能。極端な遅延を防止する。
により、次のような効果が得られる。受信バッファの
オーバーフローによる受信データの欠落を防止する。
バッファの容量を比較的大きく取れるため、ネットワー
クの揺らぎによって発生する音声のとぎれを低下させる
ことが可能。極端な遅延を防止する。
【図1】この発明の実施例1の機能構成を示す図。
【図2】この発明の実施例1における受信バッファ制御
アルゴリズムを示す流れ図。
アルゴリズムを示す流れ図。
【図3】実施例1における受信バッファへの蓄積データ
量の変化の例を示す図。
量の変化の例を示す図。
【図4】高速再生アルゴリズムの実施例を示す図。
【図5】従来のインターネット電話のシステム構成例を
示す図。
示す図。
【図6】ネットワークの揺らぎによって発生するパケッ
ト廃棄、音切れの概念を示す図。
ト廃棄、音切れの概念を示す図。
フロントページの続き Fターム(参考) 5K030 GA18 HA08 HB01 HC01 JT01 KA03 KA19 MA13 MB15 5K051 AA02 BB01 CC01 CC02 DD09 DD13 GG02 JJ11 5K069 AA01 BA03 CA02 CA03 CB08 DB12 FC02 FC11 5K101 KK02 NN07 NN14 NN21 SS08 TT03
Claims (2)
- 【請求項1】 コンピュータネットワーク上でのリアル
タイム音声通信システムにおいて、データ伝送時に網内
で付加される送信揺らぎを吸収する、端末側受信バッフ
ァの制御法であって、 該当受信バッファの後段に音声データの高速再生モジュ
ールを配置し、 該当受信バッファ上に蓄積されたデータ量がしきい値L
1未満からL1以上に変化した場合に、データの再生速
度を高速再生モジュールにより通常再生速度より増加さ
せ、バッファ上のデータを減少させ、同時に遅延を減少
させ、 該当データ量がしきい値L2(<L1)以上から、L2
未満へ変化した場合に通常の再生速度に変更することを
特徴とするリアルタイム音声通信用バッファ制御法。 - 【請求項2】 コンピュータネットワーク上でのリアル
タイム音声通信システムにおける、データ伝送時に網内
で付加される送信揺らぎを吸収する端末側受信バッファ
制御装置において、 受信バッファの後段に挿入された音声データの速度を高
速にする高速再生モジュールと、 受信バッファよりの音声データを上記高速再生モジュー
ルを経由して後段へ送信する状態と、高速再生モジュー
ルをバイパスさせて後段へ送信する状態とに切替える手
段と、 受信バッファに蓄積されたデータ量を監視し、その蓄積
データ量がしきい値L1を越えると高速再生モジュール
経由状態とし、蓄積データ量がしきい値L2(<L1)
より減少すると高速再生モジュールをバイパスさせる状
態に上記切替え手段を制御する再生制御モジュールとを
具備することを特徴とするリアルタイム音声通信用バッ
ファ制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10107799A JP2000295286A (ja) | 1999-04-08 | 1999-04-08 | リアルタイム音声通信用バッファ制御法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10107799A JP2000295286A (ja) | 1999-04-08 | 1999-04-08 | リアルタイム音声通信用バッファ制御法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000295286A true JP2000295286A (ja) | 2000-10-20 |
Family
ID=14291048
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10107799A Pending JP2000295286A (ja) | 1999-04-08 | 1999-04-08 | リアルタイム音声通信用バッファ制御法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000295286A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002271389A (ja) * | 2001-03-07 | 2002-09-20 | Hitachi Telecom Technol Ltd | パケット処理装置およびパケット処理方法 |
CN1305290C (zh) * | 2002-09-30 | 2007-03-14 | 三洋电机株式会社 | 网络电话机以及声音解码装置 |
JP2007318637A (ja) * | 2006-05-29 | 2007-12-06 | Kyocera Corp | 通信方法、無線通信装置及び通信システム |
CN100463071C (zh) * | 2005-01-19 | 2009-02-18 | 义隆电子股份有限公司 | 具有自我判断重置的缓冲存储器控制方法及装置 |
JP2009162918A (ja) * | 2007-12-28 | 2009-07-23 | Toshiba Microelectronics Corp | 復号再生装置及び方法並びに受信装置 |
US8004985B2 (en) | 2007-02-02 | 2011-08-23 | Nec Corporation | Communication terminal which perform low-delay communication by using a broadband line |
WO2017013776A1 (ja) * | 2015-07-22 | 2017-01-26 | 株式会社Bonx | 受信システム、送信システム、受信方法、送信方法、通信制御プログラム及び配信サーバ |
-
1999
- 1999-04-08 JP JP10107799A patent/JP2000295286A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2002271389A (ja) * | 2001-03-07 | 2002-09-20 | Hitachi Telecom Technol Ltd | パケット処理装置およびパケット処理方法 |
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WO2017013776A1 (ja) * | 2015-07-22 | 2017-01-26 | 株式会社Bonx | 受信システム、送信システム、受信方法、送信方法、通信制御プログラム及び配信サーバ |
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