JP2000281048A - 包装箱 - Google Patents
包装箱Info
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- JP2000281048A JP2000281048A JP11092141A JP9214199A JP2000281048A JP 2000281048 A JP2000281048 A JP 2000281048A JP 11092141 A JP11092141 A JP 11092141A JP 9214199 A JP9214199 A JP 9214199A JP 2000281048 A JP2000281048 A JP 2000281048A
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- Japan
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- packaging box
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Abstract
(57)【要約】
【課題】収納物を容易に取り出すことができる包装箱を
構造簡単に提供する。 【解決手段】筒状の胴部2と、胴部2の両端を閉塞する
蓋部3,4とを備え、蓋部3を開放して収納物を取り出
すときに、胴部2の一部に形成された破断可能線nに沿
って破断することにより、収納物の取り出し方向に沿っ
て破断開口される手指挿入自在の収納物露出窓19を設
ける。
構造簡単に提供する。 【解決手段】筒状の胴部2と、胴部2の両端を閉塞する
蓋部3,4とを備え、蓋部3を開放して収納物を取り出
すときに、胴部2の一部に形成された破断可能線nに沿
って破断することにより、収納物の取り出し方向に沿っ
て破断開口される手指挿入自在の収納物露出窓19を設
ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、飲料缶等の収納に
適した段ボール等を材料とする包装箱に関する。
適した段ボール等を材料とする包装箱に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、缶や小瓶入り飲料においては、
所定の数量にまとめられて化粧包装されることが知られ
ている。一例として、飲料缶の場合には、縦2列横3列
に整列した状態で一つの包装体を形成した所謂6缶パッ
クが挙げられる。この種の包装体(6缶パック)は、更
に所定の数量にまとめられ、段ボール製の包装箱に収納
された状態で小売店への出荷或いは一般家庭に販売され
る。
所定の数量にまとめられて化粧包装されることが知られ
ている。一例として、飲料缶の場合には、縦2列横3列
に整列した状態で一つの包装体を形成した所謂6缶パッ
クが挙げられる。この種の包装体(6缶パック)は、更
に所定の数量にまとめられ、段ボール製の包装箱に収納
された状態で小売店への出荷或いは一般家庭に販売され
る。
【0003】ところで、この種の包装箱は、前後左右に
起立する矩形状の側板により筒状に形成された胴部に、
前記包装体(6缶パック)を整列して収納し、更に、該
胴部の上端及び下端に連設された蓋フラップ及び底フラ
ップによって密封されている。
起立する矩形状の側板により筒状に形成された胴部に、
前記包装体(6缶パック)を整列して収納し、更に、該
胴部の上端及び下端に連設された蓋フラップ及び底フラ
ップによって密封されている。
【0004】また、従来、この種の包装箱においては、
胴部の互いに対向する一対の側板には上下に延設された
ミシン目や破断テープによる破断可能線が設けられてお
り、該破断可能線に沿って該包装箱を破断したときに
は、胴部が分断されて内部の包装体を一挙に取り出し可
能に露出させることができるようになっている。これに
より、前記包装体を店舗に陳列する場合等には、前記破
断可能線は破断して胴部を一挙に分断し、全部の包装箱
が短時間で取り出される。また、分断されてトレー状に
形成された胴部半体に前記包装体を載せた状態で陳列す
ることもできる。
胴部の互いに対向する一対の側板には上下に延設された
ミシン目や破断テープによる破断可能線が設けられてお
り、該破断可能線に沿って該包装箱を破断したときに
は、胴部が分断されて内部の包装体を一挙に取り出し可
能に露出させることができるようになっている。これに
より、前記包装体を店舗に陳列する場合等には、前記破
断可能線は破断して胴部を一挙に分断し、全部の包装箱
が短時間で取り出される。また、分断されてトレー状に
形成された胴部半体に前記包装体を載せた状態で陳列す
ることもできる。
【0005】しかし、一般家庭においては、包装体を一
つずつ取り出して消費するために、残りの包装体は、包
装箱内に収められた状態で保管される。即ち、前記破断
可能線を破断して包装体を一挙に取り出し可能に露出さ
せることはせず、蓋フラップを開けて、開放された胴部
の上部から包装体を一つずつ取り出すことが行われる。
つずつ取り出して消費するために、残りの包装体は、包
装箱内に収められた状態で保管される。即ち、前記破断
可能線を破断して包装体を一挙に取り出し可能に露出さ
せることはせず、蓋フラップを開けて、開放された胴部
の上部から包装体を一つずつ取り出すことが行われる。
【0006】このとき、蓋フラップを開いても、胴部の
上端に包装体が露出するだけであるので、引き出すため
に手指を掛けることができる程には包装体が露出せず、
極めて取りずらい状態で開封されるために包装体の取り
出し作業が煩わしい不都合がある。
上端に包装体が露出するだけであるので、引き出すため
に手指を掛けることができる程には包装体が露出せず、
極めて取りずらい状態で開封されるために包装体の取り
出し作業が煩わしい不都合がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】かかる不都合を解消し
て、本発明は、収納物を容易に取り出すことができる包
装箱を構造簡単に提供することを目的とする。
て、本発明は、収納物を容易に取り出すことができる包
装箱を構造簡単に提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、筒状に形成された胴部と、該胴部の両
端を開放自在に閉塞する蓋部とによって構成された包装
箱において、前記蓋部を開放して収納物を取り出すとき
に、前記胴部の一部に形成された破断可能線に沿って破
断することにより、前記収納物の取り出し方向に沿って
破断開口される手指挿入自在の収納物露出窓を設けたこ
とを特徴とする。
めに、本発明は、筒状に形成された胴部と、該胴部の両
端を開放自在に閉塞する蓋部とによって構成された包装
箱において、前記蓋部を開放して収納物を取り出すとき
に、前記胴部の一部に形成された破断可能線に沿って破
断することにより、前記収納物の取り出し方向に沿って
破断開口される手指挿入自在の収納物露出窓を設けたこ
とを特徴とする。
【0009】本発明の包装箱から前記収納物を取り出す
ときには、先ず、前記胴部の一端側の蓋部を開放し、次
いで、前記収納物露出窓を前記破断可能線の破断により
開口させる。これにより、蓋部が開放された前記胴部の
一端側から収納物が把持できなくても、前記収納物露出
窓から手指を挿入して収納物を取り出し方向に移動させ
ることができるので、収納物の取り出し作業を容易に行
うことができる。
ときには、先ず、前記胴部の一端側の蓋部を開放し、次
いで、前記収納物露出窓を前記破断可能線の破断により
開口させる。これにより、蓋部が開放された前記胴部の
一端側から収納物が把持できなくても、前記収納物露出
窓から手指を挿入して収納物を取り出し方向に移動させ
ることができるので、収納物の取り出し作業を容易に行
うことができる。
【0010】本発明において、前記収納物は、手指を挿
入可能な指孔を備え、前記収納物露出窓は、前記胴部に
収納された前記収納物の指孔が露出し、且つ、該内容物
露出窓を介して前記指孔に手指を挿入した後、該収納物
を取り出し方向に移動可能な形状に開口されることを特
徴とする。
入可能な指孔を備え、前記収納物露出窓は、前記胴部に
収納された前記収納物の指孔が露出し、且つ、該内容物
露出窓を介して前記指孔に手指を挿入した後、該収納物
を取り出し方向に移動可能な形状に開口されることを特
徴とする。
【0011】本発明によれば、前記指孔を備える収納物
を収納する場合に、前記収納物露出窓を該指孔が露出す
るように設けておく。これにより、前記収納物を取り出
すときに収納物露出窓を介して収納物の指孔へ手指を挿
入することができ、蓋部が開放された前記胴部の一端側
から収納物が把持できなくても、前記収納物露出窓を介
して指孔に手指を掛けて収納物を持ち上げることが容易
に行えるので、収納物の取り出し作業を極めて円滑に行
うことができる。
を収納する場合に、前記収納物露出窓を該指孔が露出す
るように設けておく。これにより、前記収納物を取り出
すときに収納物露出窓を介して収納物の指孔へ手指を挿
入することができ、蓋部が開放された前記胴部の一端側
から収納物が把持できなくても、前記収納物露出窓を介
して指孔に手指を掛けて収納物を持ち上げることが容易
に行えるので、収納物の取り出し作業を極めて円滑に行
うことができる。
【0012】また、本発明において、前記胴部の端部に
形成された破断可能線に沿って破断することにより、少
なくとも前記収納物の周壁端部を前記胴部の端部から把
持可能に露出させる切欠部を設けたことを特徴とする。
形成された破断可能線に沿って破断することにより、少
なくとも前記収納物の周壁端部を前記胴部の端部から把
持可能に露出させる切欠部を設けたことを特徴とする。
【0013】本発明によれば、前記収納物を取り出すと
きに、前記胴部の一端側の蓋部を開放し、次いで、前記
切欠部を前記破断可能線に沿って破断して形成する。こ
れにより、蓋部が開放された前記胴部の一端側から前記
切欠部を介して収納物を把持することができる。また、
例えば、収納物が上下方向に複数積まれた状態で包装箱
に収納されている場合には、先ず、前記切欠部を介して
最上部の収納物を把持して取り出す。次いで、包装箱の
内部に残る他の収納物は前記収納物露出窓を介して持ち
上げて取り出すことができ、複数の収納物の取り出し作
業を円滑に行うことができる。
きに、前記胴部の一端側の蓋部を開放し、次いで、前記
切欠部を前記破断可能線に沿って破断して形成する。こ
れにより、蓋部が開放された前記胴部の一端側から前記
切欠部を介して収納物を把持することができる。また、
例えば、収納物が上下方向に複数積まれた状態で包装箱
に収納されている場合には、先ず、前記切欠部を介して
最上部の収納物を把持して取り出す。次いで、包装箱の
内部に残る他の収納物は前記収納物露出窓を介して持ち
上げて取り出すことができ、複数の収納物の取り出し作
業を円滑に行うことができる。
【0014】このとき、前記収納物露出窓は、前記胴部
の両端の間に設けられ、前記切欠部は、該収納物露出窓
から所定の間隔を存して該収納物露出窓の延長線上に位
置していることを特徴とする。
の両端の間に設けられ、前記切欠部は、該収納物露出窓
から所定の間隔を存して該収納物露出窓の延長線上に位
置していることを特徴とする。
【0015】前記収納物露出窓は収納物の取り出し方向
に沿って開口形成され、前記切欠部は該収納物露出窓の
延長線上の包装箱胴部の端部に形成される。そして、例
えば、上下方向に複数積まれた状態で包装箱に収納され
ている最上部の収納物が取り出された後に、包装箱の内
部に残る他の収納物を前記収納物露出窓を介して持ち上
げたとき、該他の収納物の上端部が前記切欠部から露出
した時点で該切欠部を介して該他の収納物を把持して取
り出すことができる。このように、前記切欠部を該収納
物露出窓の延長線上に設けておくことにより、上下方向
に複数積まれた状態で収納された収納物を円滑に取り出
すことができる。
に沿って開口形成され、前記切欠部は該収納物露出窓の
延長線上の包装箱胴部の端部に形成される。そして、例
えば、上下方向に複数積まれた状態で包装箱に収納され
ている最上部の収納物が取り出された後に、包装箱の内
部に残る他の収納物を前記収納物露出窓を介して持ち上
げたとき、該他の収納物の上端部が前記切欠部から露出
した時点で該切欠部を介して該他の収納物を把持して取
り出すことができる。このように、前記切欠部を該収納
物露出窓の延長線上に設けておくことにより、上下方向
に複数積まれた状態で収納された収納物を円滑に取り出
すことができる。
【0016】更に、前記切欠部を収納物露出窓から所定
の間隔を存して設けることにより、前記切欠部と収納物
露出窓とを連続して設けた場合に比べて前記胴部の強度
を低下させることなく包装箱を形成することができる。
の間隔を存して設けることにより、前記切欠部と収納物
露出窓とを連続して設けた場合に比べて前記胴部の強度
を低下させることなく包装箱を形成することができる。
【0017】また、本発明において、前記切欠部は、前
記収納物露出窓の延長線上に該収納物露出窓と連続して
設けられていることを特徴とする。これにより、本発明
の包装箱から前記収納物を取り出すときには、前記胴部
の一端側の蓋部を開放して、前記切欠部及び前記収納物
露出窓を開口させるだけで、該収納物露出窓から前記切
欠部に亘って手指を挿入して収納物を取り出し方向に移
動させることできるので、前記胴部の一端側に亘って収
納物を持ち換えることなく収納物の取り出し作業を行う
ことができる。
記収納物露出窓の延長線上に該収納物露出窓と連続して
設けられていることを特徴とする。これにより、本発明
の包装箱から前記収納物を取り出すときには、前記胴部
の一端側の蓋部を開放して、前記切欠部及び前記収納物
露出窓を開口させるだけで、該収納物露出窓から前記切
欠部に亘って手指を挿入して収納物を取り出し方向に移
動させることできるので、前記胴部の一端側に亘って収
納物を持ち換えることなく収納物の取り出し作業を行う
ことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図面に基づ
いて説明する。図1は本実施形態の包装箱の外観を示す
説明的斜視図、図2は図1の包装箱の展開図、図3は収
納物の取り出し工程を示す説明図、図4(a)は本実施
形態の包装箱内における収納物の収納状態を示す説明
図、図4(b)は収納物としての包装体を示す説明図、
図5は切欠部の他の形態を示す説明図、図6は他の実施
形態の包装箱を示す説明的斜視図、図7は図6示の包装
箱の変形例を示す説明的斜視図である。
いて説明する。図1は本実施形態の包装箱の外観を示す
説明的斜視図、図2は図1の包装箱の展開図、図3は収
納物の取り出し工程を示す説明図、図4(a)は本実施
形態の包装箱内における収納物の収納状態を示す説明
図、図4(b)は収納物としての包装体を示す説明図、
図5は切欠部の他の形態を示す説明図、図6は他の実施
形態の包装箱を示す説明的斜視図、図7は図6示の包装
箱の変形例を示す説明的斜視図である。
【0019】本実施形態の包装箱1は、図1に示すよう
に、筒状の胴部2と、該胴部2の上端と下端とを夫々開
封自在に閉塞する蓋部3,4とによって構成されてい
る。本実施形態の包装箱1には、図4(a)に示すよう
に、飲料缶wを6個ずつ小包装した包装体x(所謂6缶
パック)が4個収納されている。該包装体xは、図4
(b)に示すように、紙製の結束シートyにより6個の
飲料缶wの外周を包んだものであり、飲料缶wの上部を
被覆している上面部には、手指を挿入して包装体xを持
ち運ぶための一対の指孔zが形成されている。そして、
該包装体xは、図1示の包装箱1の内部においては、図
4(a)に示すように、前記指孔zが形成されている上
面部を側方に向けて横倒姿勢で積み上げ整列されてい
る。
に、筒状の胴部2と、該胴部2の上端と下端とを夫々開
封自在に閉塞する蓋部3,4とによって構成されてい
る。本実施形態の包装箱1には、図4(a)に示すよう
に、飲料缶wを6個ずつ小包装した包装体x(所謂6缶
パック)が4個収納されている。該包装体xは、図4
(b)に示すように、紙製の結束シートyにより6個の
飲料缶wの外周を包んだものであり、飲料缶wの上部を
被覆している上面部には、手指を挿入して包装体xを持
ち運ぶための一対の指孔zが形成されている。そして、
該包装体xは、図1示の包装箱1の内部においては、図
4(a)に示すように、前記指孔zが形成されている上
面部を側方に向けて横倒姿勢で積み上げ整列されてい
る。
【0020】本実施形態の包装箱1は、図2に示すよう
に、大略矩形状に打ち抜かれた段ボール板紙5を組み立
てることによって形成されている。該段ボール板紙5
は、一対の第1側板6,7と一対の第2側板8,9とが
折目線a,b,cを介して交互に連設されている。図中
左端に位置する第2側板8の左端縁には折目線dを介し
て接着片10が連設されている。各第1側板6,7の上
下端縁には、夫々第1蓋フラップ11,12,13,1
4が折目線e,f,g,hを介して連設されており、各
第2側板8,9の上下端縁には、夫々第2蓋フラップ1
5,16,17,18が折目線i,j,k,mを介して
連設されている。
に、大略矩形状に打ち抜かれた段ボール板紙5を組み立
てることによって形成されている。該段ボール板紙5
は、一対の第1側板6,7と一対の第2側板8,9とが
折目線a,b,cを介して交互に連設されている。図中
左端に位置する第2側板8の左端縁には折目線dを介し
て接着片10が連設されている。各第1側板6,7の上
下端縁には、夫々第1蓋フラップ11,12,13,1
4が折目線e,f,g,hを介して連設されており、各
第2側板8,9の上下端縁には、夫々第2蓋フラップ1
5,16,17,18が折目線i,j,k,mを介して
連設されている。
【0021】また、一方の第1側板7には、破断可能線
nによって破断開口自在の収納物露出窓19が設けられ
ている。該収納物露出窓19は、上下方向に細長く形成
されており、図4(a)を参照すれば、一方側に積み上
げられた下段の包装体xの上方の指孔zに対応する位置
から、上段の包装体xの下方の指孔zに対応する位置に
かけて露出可能となっている。
nによって破断開口自在の収納物露出窓19が設けられ
ている。該収納物露出窓19は、上下方向に細長く形成
されており、図4(a)を参照すれば、一方側に積み上
げられた下段の包装体xの上方の指孔zに対応する位置
から、上段の包装体xの下方の指孔zに対応する位置に
かけて露出可能となっている。
【0022】更に、該収納物露出窓19の延長線上にあ
って、一方の第1側板7の上下端部から第1蓋フラップ
13,14にかけての一部には、破断可能線p,qを破
断することにより第1側板7の一部及び第1蓋フラップ
13,14の一部が切除されて形成される一対の切欠部
20,21が設けられている。また、他方の第1側板6
の上下端部から第1蓋フラップ11,12にかけて、切
欠部20,21に対応する位置にも同様に、破断可能線
r,sを破断することにより第1側板6の一部及び第1
蓋フラップ11,12の一部が切除されて形成される他
の切欠部22,23が設けられている。
って、一方の第1側板7の上下端部から第1蓋フラップ
13,14にかけての一部には、破断可能線p,qを破
断することにより第1側板7の一部及び第1蓋フラップ
13,14の一部が切除されて形成される一対の切欠部
20,21が設けられている。また、他方の第1側板6
の上下端部から第1蓋フラップ11,12にかけて、切
欠部20,21に対応する位置にも同様に、破断可能線
r,sを破断することにより第1側板6の一部及び第1
蓋フラップ11,12の一部が切除されて形成される他
の切欠部22,23が設けられている。
【0023】なお、両第2側板8,9には、略H形状の
切目線t,uが形成されており、必要に応じて、該切目
線t,uに手指を挿入して両第2側板8,9を引き裂く
ことができるようになっている。
切目線t,uが形成されており、必要に応じて、該切目
線t,uに手指を挿入して両第2側板8,9を引き裂く
ことができるようになっている。
【0024】このように構成された段ボール板紙5から
は、折目線a,b,cを介して各側板6,7,8,9を
内方に夫々直角に折り曲げることにより筒状に形成し、
前記接着片10を一方の第1側板7に接着剤を介して接
着することによって、前記胴部2(図1参照)が形成さ
れる。このとき、予め何れかの第1側板6(又は7)上
に前記包装体xを整列状態で載置しておくことにより、
胴部2の形成と同時に包装体xが収納された状態とな
る。次いで、前記第2蓋フラップ15,16,17,1
8を前記折目線i,j,k,mを介して内方に夫々直角
に折り曲げる。続いて、前記第1蓋フラップ11,1
2,13,14を前記折目線e,f,g,hを介して内
方に夫々直角に折り曲げ、各第1蓋フラップ11,1
2,13,14を前記第2蓋フラップ15,16,1
7,18に接着することにより図1に示す前記蓋部3,
4が形成され、包装箱1が形成される。
は、折目線a,b,cを介して各側板6,7,8,9を
内方に夫々直角に折り曲げることにより筒状に形成し、
前記接着片10を一方の第1側板7に接着剤を介して接
着することによって、前記胴部2(図1参照)が形成さ
れる。このとき、予め何れかの第1側板6(又は7)上
に前記包装体xを整列状態で載置しておくことにより、
胴部2の形成と同時に包装体xが収納された状態とな
る。次いで、前記第2蓋フラップ15,16,17,1
8を前記折目線i,j,k,mを介して内方に夫々直角
に折り曲げる。続いて、前記第1蓋フラップ11,1
2,13,14を前記折目線e,f,g,hを介して内
方に夫々直角に折り曲げ、各第1蓋フラップ11,1
2,13,14を前記第2蓋フラップ15,16,1
7,18に接着することにより図1に示す前記蓋部3,
4が形成され、包装箱1が形成される。
【0025】次に、以上のように形成された図1示の包
装箱1から、収納物である包装体xを取り出す作業を説
明する。先ず、図3(a)に示すように、上方に位置す
る蓋部3の第1蓋フラップ11,13を第2蓋フラップ
15,17から引き剥がし、第1蓋フラップ11,13
及び第2蓋フラップ15,17を外方に折り曲げる。こ
れにより、胴部2の上端が開放される。次いで、第1側
板6,7の上端に形成された破断可能線p,rに沿って
切除し、前記切欠部20,22を形成する。これによ
り、胴部2の上端部から包装体xの一部が露出する。こ
の露出した部分を把持することによって、図3(b)に
示すように、上段に位置する包装体xを容易に取り出す
ことができる。
装箱1から、収納物である包装体xを取り出す作業を説
明する。先ず、図3(a)に示すように、上方に位置す
る蓋部3の第1蓋フラップ11,13を第2蓋フラップ
15,17から引き剥がし、第1蓋フラップ11,13
及び第2蓋フラップ15,17を外方に折り曲げる。こ
れにより、胴部2の上端が開放される。次いで、第1側
板6,7の上端に形成された破断可能線p,rに沿って
切除し、前記切欠部20,22を形成する。これによ
り、胴部2の上端部から包装体xの一部が露出する。こ
の露出した部分を把持することによって、図3(b)に
示すように、上段に位置する包装体xを容易に取り出す
ことができる。
【0026】その後、図3(b)に示すように、前記第
1側板7に形成された破断可能線nを破断して前記収納
物露出窓19を形成する。これにより、図3(c)に示
すように、収納物露出窓19には、下段に位置する包装
体xの指孔zが露出する。
1側板7に形成された破断可能線nを破断して前記収納
物露出窓19を形成する。これにより、図3(c)に示
すように、収納物露出窓19には、下段に位置する包装
体xの指孔zが露出する。
【0027】そして、図3(d)に示すように、該収納
物露出窓19を介して指孔zに手指を挿入し、包装体x
を上方に持ち上げる。こうすることによって、包装箱1
の下段に収められていた包装体xを胴部2の上部まで移
動させることができ、胴部2の上端に形成されている前
記切欠部20,22を介して該包装体xを把持して容易
に取り出すことができる。
物露出窓19を介して指孔zに手指を挿入し、包装体x
を上方に持ち上げる。こうすることによって、包装箱1
の下段に収められていた包装体xを胴部2の上部まで移
動させることができ、胴部2の上端に形成されている前
記切欠部20,22を介して該包装体xを把持して容易
に取り出すことができる。
【0028】なお、本実施形態においては、図1に示す
ように、上下対称の位置に前記切欠部20,21,2
2,23を設けて両蓋部3,4の何れが開放されても容
易に包装体xを取り出せるようになっている。しかし、
本発明はこれに限るものではなく、例えば、切欠部20
と22のみを設ける等、必要な部位にのみ設けておくこ
ともできる。
ように、上下対称の位置に前記切欠部20,21,2
2,23を設けて両蓋部3,4の何れが開放されても容
易に包装体xを取り出せるようになっている。しかし、
本発明はこれに限るものではなく、例えば、切欠部20
と22のみを設ける等、必要な部位にのみ設けておくこ
ともできる。
【0029】また、本実施形態においては、図2に示す
ように、前記収納物露出窓19が一方の第1側板7にの
み設けられているものを示したが、図示しないが、他方
の第1側板6にも設けておくことができる。これによ
り、包装体xを手指により両側から押さえて容易に持ち
上げることができ、包装体xの指孔zを使用しなくても
容易に取り出すことができる。
ように、前記収納物露出窓19が一方の第1側板7にの
み設けられているものを示したが、図示しないが、他方
の第1側板6にも設けておくことができる。これによ
り、包装体xを手指により両側から押さえて容易に持ち
上げることができ、包装体xの指孔zを使用しなくても
容易に取り出すことができる。
【0030】また、前記収納物露出窓19の形状は本実
施形態において図示したような大略長方形状に切り抜か
れるものに限るものではなく、収納物の大きさや形状に
応じて、楕円形状や正方形状であってもよい。更に、前
記収納物露出窓19を形成するための破断可能線nは、
収納物露出窓19の全周に亘って切除されるものを示し
たが、これに限るものではなく、例えば破断可能線nの
一部を不連続としてもよい。これにより、該破断可能線
nに包囲された部分が遊離して第1側板7に一部繋がっ
た状態で残余するので、前記収納物露出窓19を形成し
た際の屑片の発生を防止することができる。
施形態において図示したような大略長方形状に切り抜か
れるものに限るものではなく、収納物の大きさや形状に
応じて、楕円形状や正方形状であってもよい。更に、前
記収納物露出窓19を形成するための破断可能線nは、
収納物露出窓19の全周に亘って切除されるものを示し
たが、これに限るものではなく、例えば破断可能線nの
一部を不連続としてもよい。これにより、該破断可能線
nに包囲された部分が遊離して第1側板7に一部繋がっ
た状態で残余するので、前記収納物露出窓19を形成し
た際の屑片の発生を防止することができる。
【0031】また、本実施形態においては、前記切欠部
20,21,22,23を形成する際に前記破断可能線
p,q,r,sに沿って全てを切除するようにしたが、
前記破断可能線p,q,r,sの第1側板6,7側を不
連続としてもよい。これにより、前記破断可能線p,
q,r,sを破断したときに、図5(a)に一部(切欠
部20についてのみ)を示すように、切離片24が遊離
して第1側板7に一部繋がった状態で残余し、或いは、
図5(b)に一部(切欠部20についてのみ)を示すよ
うに、切離片25が第1蓋フラップ13と第1側板7と
に連設された状態で残余するので、前記切欠部20(切
欠部21,22,23についても同様)を形成した際の
屑片の発生を防止することができる。
20,21,22,23を形成する際に前記破断可能線
p,q,r,sに沿って全てを切除するようにしたが、
前記破断可能線p,q,r,sの第1側板6,7側を不
連続としてもよい。これにより、前記破断可能線p,
q,r,sを破断したときに、図5(a)に一部(切欠
部20についてのみ)を示すように、切離片24が遊離
して第1側板7に一部繋がった状態で残余し、或いは、
図5(b)に一部(切欠部20についてのみ)を示すよ
うに、切離片25が第1蓋フラップ13と第1側板7と
に連設された状態で残余するので、前記切欠部20(切
欠部21,22,23についても同様)を形成した際の
屑片の発生を防止することができる。
【0032】また、本実施形態においては、収納物露出
窓19と切欠部20とを離間させて設けておくことによ
り、図1に示す包装箱1の第1側板7に十分な強度を維
持することができるようになっている。なお、それとは
別に、本発明においては、図6に示すように、収納物露
出窓19をその上方の前記切欠部20及びその下方の切
欠部21と連続させて形成するようにしてもよい。こう
することにより、包装箱1内部の包装体xの指孔zに手
指を挿入して持ち上げたときには、切欠部20から収納
物露出窓19を経て切欠部21に亘って開放され、例え
ば収納物露出窓19と切欠部20との間で包装体xの持
ち換えを行うことなく包装体xを取り出すことができ
る。
窓19と切欠部20とを離間させて設けておくことによ
り、図1に示す包装箱1の第1側板7に十分な強度を維
持することができるようになっている。なお、それとは
別に、本発明においては、図6に示すように、収納物露
出窓19をその上方の前記切欠部20及びその下方の切
欠部21と連続させて形成するようにしてもよい。こう
することにより、包装箱1内部の包装体xの指孔zに手
指を挿入して持ち上げたときには、切欠部20から収納
物露出窓19を経て切欠部21に亘って開放され、例え
ば収納物露出窓19と切欠部20との間で包装体xの持
ち換えを行うことなく包装体xを取り出すことができ
る。
【0033】またそれ以外には、図7に示すように、切
欠部21を設けることなく、切欠部20から収納物露出
窓19に亘って開放するようにしてもよい。これによ
り、切欠部20が設けられている側を上方とすれば、切
欠部20を視認することによって上方側の確認が容易に
行える。また、収納物露出窓19を形成する破断可能線
nの下縁部を不連続としておくことにより、収納物露出
窓19を形成した際の屑片の発生を防止することがで
き、また、切欠部21が設けられていないぶん強度も向
上させることができる。
欠部21を設けることなく、切欠部20から収納物露出
窓19に亘って開放するようにしてもよい。これによ
り、切欠部20が設けられている側を上方とすれば、切
欠部20を視認することによって上方側の確認が容易に
行える。また、収納物露出窓19を形成する破断可能線
nの下縁部を不連続としておくことにより、収納物露出
窓19を形成した際の屑片の発生を防止することがで
き、また、切欠部21が設けられていないぶん強度も向
上させることができる。
【図1】本発明の一実施形態の包装箱を示す説明的斜視
図。
図。
【図2】図1の包装箱の展開図。
【図3】収納物の取り出し工程を示す説明図。
【図4】(a)は本実施形態の包装箱内における収納物
の収納状態を示す説明図、(b)は収納物としての包装
体を示す説明図。
の収納状態を示す説明図、(b)は収納物としての包装
体を示す説明図。
【図5】切欠部の他の形態を示す説明図。
【図6】他の実施形態の包装箱を示す説明的斜視図。
【図7】図6示の包装箱の変形例を示す説明的斜視図。
1…包装箱、2…胴部、3,4…蓋部、19…収納物露
出窓、20,21,22,23…切欠部、x…包装体
(収納物)、z…指孔。
出窓、20,21,22,23…切欠部、x…包装体
(収納物)、z…指孔。
Claims (5)
- 【請求項1】筒状に形成された胴部と、該胴部の両端を
開放自在に閉塞する蓋部とによって構成された包装箱に
おいて、 前記蓋部を開放して収納物を取り出すときに、前記胴部
の一部に形成された破断可能線に沿って破断することに
より、前記収納物の取り出し方向に沿って破断開口され
る手指挿入自在の収納物露出窓を設けたことを特徴とす
る包装箱。 - 【請求項2】前記収納物は、手指を挿入可能な指孔を備
え、 前記収納物露出窓は、前記胴部に収納された前記収納物
の指孔が露出し、且つ、該内容物露出窓を介して前記指
孔に手指を挿入した後、該収納物を取り出し方向に移動
可能な形状に開口されることを特徴とする請求項1記載
の包装箱。 - 【請求項3】前記胴部の端部と前記蓋部とに連続して形
成された破断可能線に沿って破断することにより、少な
くとも前記収納物の周壁端部を前記胴部の端部から把持
可能に露出させる切欠部を設けたことを特徴とする請求
項1又は2記載の包装箱。 - 【請求項4】前記収納物露出窓は、前記胴部の両端の間
に設けられ、 前記切欠部は、該収納物露出窓から所定の間隔を存して
該収納物露出窓の延長線上に位置していることを特徴と
する請求項3記載の包装箱。 - 【請求項5】前記切欠部は、前記収納物露出窓の延長線
上に該収納物露出窓と連続して設けられていることを特
徴とする請求項3記載の包装箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11092141A JP2000281048A (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | 包装箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11092141A JP2000281048A (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | 包装箱 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000281048A true JP2000281048A (ja) | 2000-10-10 |
Family
ID=14046170
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11092141A Pending JP2000281048A (ja) | 1999-03-31 | 1999-03-31 | 包装箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000281048A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008179370A (ja) * | 2007-01-23 | 2008-08-07 | Sanyo Electric Co Ltd | 包装箱 |
JP2015143105A (ja) * | 2014-01-31 | 2015-08-06 | 王子ホールディングス株式会社 | 梱包体 |
JP2015217973A (ja) * | 2014-05-20 | 2015-12-07 | 大日本印刷株式会社 | 包装箱 |
CN108294454A (zh) * | 2018-04-28 | 2018-07-20 | 北京小米移动软件有限公司 | 牙刷 |
JP2021038021A (ja) * | 2019-09-02 | 2021-03-11 | 一夫 有▲吉▼ | 飲用缶を取り出しやすくした長孔 |
-
1999
- 1999-03-31 JP JP11092141A patent/JP2000281048A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008179370A (ja) * | 2007-01-23 | 2008-08-07 | Sanyo Electric Co Ltd | 包装箱 |
JP2015143105A (ja) * | 2014-01-31 | 2015-08-06 | 王子ホールディングス株式会社 | 梱包体 |
JP2015217973A (ja) * | 2014-05-20 | 2015-12-07 | 大日本印刷株式会社 | 包装箱 |
CN108294454A (zh) * | 2018-04-28 | 2018-07-20 | 北京小米移动软件有限公司 | 牙刷 |
CN108294454B (zh) * | 2018-04-28 | 2024-03-26 | 北京小米移动软件有限公司 | 牙刷 |
JP2021038021A (ja) * | 2019-09-02 | 2021-03-11 | 一夫 有▲吉▼ | 飲用缶を取り出しやすくした長孔 |
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