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JP2000264507A - 可搬式コイルストッカー - Google Patents

可搬式コイルストッカー

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Publication number
JP2000264507A
JP2000264507A JP11075656A JP7565699A JP2000264507A JP 2000264507 A JP2000264507 A JP 2000264507A JP 11075656 A JP11075656 A JP 11075656A JP 7565699 A JP7565699 A JP 7565699A JP 2000264507 A JP2000264507 A JP 2000264507A
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JP
Japan
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receiving
coil
main body
body frame
receiving table
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP11075656A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Yui
実 由井
Yuji Muraoka
祐二 村岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SHINKO MEX KK
UCC Ueshima Coffee Co Ltd
Original Assignee
SHINKO MEX KK
UCC Ueshima Coffee Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by SHINKO MEX KK, UCC Ueshima Coffee Co Ltd filed Critical SHINKO MEX KK
Priority to JP11075656A priority Critical patent/JP2000264507A/ja
Publication of JP2000264507A publication Critical patent/JP2000264507A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 包装用コイルを受入れ、巻き戻し作業を行う
のに、設備の大型化を将来せずに、簡易に行うことので
きる設備を提供する点にある。 【解決手段】 ラックに支持されて搬入された3列状態
のコイル1群を、受止台2を装着したコイルストッカー
3で受け取るべく、コイルストッカー3をホークリフト
で持ち上げてコイル1を受取り、巻き戻し位置までコイ
ルストッカー3を運んで所定位置に載置する。載置した
状態で作業員が受止台2の内の端の一台を第1位置aよ
り第2位置bに移動させて固定する。第2位置bに移動
した受止台2にシャフト4を挿入し、このシャフト4を
パワーリフト5によって持ち上げるとともに持ち上げた
コイル1をフィルム供給台6にセットする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、コーヒー
豆等を所定量毎に包装する為に使用されるシート状のフ
ィルムであって、そのフィルムをコイル状態で巻回して
搬入されたものを、シート状に巻き戻す位置まで搬送す
る際に使用される機器に関するもので、コイルを受け止
める受止台を複数個並設し、運搬可能な可搬式コイルス
トッカーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シート状のフィルムを巻回したコ
イルとして用いられていたものは、人為的に扱い操作を
可能とする為に比較的軽量で小径のコイルに形成してあ
ったが、包装作業に使用する為にシート状のものに巻き
戻すに要する時間が短時間過ぎる為に、このことが、却
ってコイルを巻き戻す為のフィルム供給台に乗せ換える
作業回数を増大させており、作業効率が悪い面があっ
た。そこで、乗せ換える回数を低減して作業性を向上す
る面から、コイル径を大きくしてフィルムの長尺化を図
ることにした。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そうすると、従来型の
小径コイルでは人為的な乗せ換え作業が可能であるが、
上記した理由よりコイル径を大径化することによって、
コイル重量が人為的な持ち上げ力を越えるものとなり、
何らかの機械化を図る必要がでた。そして、工場の荷捌
き場に持ち込まれる態様が、図4に示すように、3個の
コイル1を軸芯Xを一致させた状態でラック7に並設し
て持ち込まれるものであるから、図5に示すように、ラ
ック7より取り外してフィルム供給台6に乗せ換える為
の作業において、コイル1を一個ずつ分離する作業と乗
せ換える作業が必要になり、天井クレーンのような常設
設備を設けることも考えられた。しかし、このような常
設設備では装置が大型化する為に採用しがたい面があ
る。本発明の目的は、ラックより取り外してフィルム供
給台に乗せ換える為の作業の流れのなかで、コイルを一
亘載置するコイルストッカー等を設けることによって、
設備増強を最小限に抑えながら、作業能率の向上を図る
ことのできる可搬式コイルストッカーを提供する点にあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】〔構成〕請求項1記載の
本発明による特徴構成は、薄物材料を巻回したコイルを
受け止める複数個の受止台と、各受止台を載置する本体
フレームとで構成し、前記本体フレームに、各受止台
を、前記コイルをその軸芯が一致する整列状態で受止め
る第1位置と、前記受止台のうち少なくとも一つの受止
台を前記第1位置より離間した第2位置に移動させる機
構を設け、前記受止台とともに前記本体フレームを運搬
装置によって搬送可能に構成してある点にあり、その作
用効果は次の通りである。
【0005】〔作用〕ラックで搬入されたコイルを取り
外して巻き戻し用の装置に乗せ換えるまでの行程を説明
する。図4に示すように、軸芯Xを一致させた状態で搬
入された複数のコイル1を第1位置aにおいて受止台2
で受止め、受止台2を支持するコイルストッカー3をコ
イル1の巻き戻し位置まで運搬装置18によって搬送し
て図5に示すように載置する。その載置状態で一つの受
止台2を第1位置aより第2位置bに移動させる。そう
すると、その移動したコイル1の軸芯Xと他のコイル1
の軸芯とが齟齬する状態となるので、コイル1を受止台
2より持ち上げる際の治具(図5ではシャフト)をコイ
ル1に装着することができることになる。
【0006】〔効果〕コイルストッカー上で移動可能に
受止台を構成したので、コイルが軸芯を一致させた状態
で搬入される形態を採るものであっても、コイル一個ず
つコイルストッカーより取り出すことができて、据付け
型の設備を必要とせず、簡単な機構で対処することがで
きた。特に、コイルストッカーが可搬型であるので、荷
捌き場とコイルを巻き戻す位置とが異なる場所であって
もコイルを受止台に載置した状態で運搬でき、コイルス
トッカーを荷受け作業だけでなく、一つのコイルを巻き
戻す作業の間他のコイルを載置する待機用載置台として
も利用できる。
【0007】〔構成〕請求項2記載の本発明による特徴
構成は、請求項1記載の本発明による特徴構成におい
て、前記移動させる機構が、前記第1位置から前記第2
位置に亘って敷設されたレールと、前記受止台を支持し
て前記レールをスライド移動する移動ガイドとからなる
点にあり、その作用効果は次の通りである。
【0008】〔作用効果〕受止台を移動させる機構とし
て採用したものは、スライド移動させるレールであるの
で、受止台を移動させるのに、余りおおきな動力源を必
要とせず、それだけ機器構成が簡単化される。
【0009】〔構成〕請求項3記載の本発明による特徴
構成は、請求項1記載の本発明による特徴構成におい
て、前記受止台に、前記コイルを受け止める受止面を設
け、その受止面の中心側を両端より凹入する状態に形成
してある点にあり、その作用効果は次の通りである。
【0010】〔作用効果〕コイル受止面をコイルに対し
て複数箇所で受け止めることのできる凹入形状に形成し
てあるので、受止箇所における一箇所当たりでのコイル
に及ぼす反力を少なくして分散させることができ、コイ
ルを平坦面で受け止める場合のように一箇所で受け止め
る場合に比べてコイル自体の変形を抑えることができ
る。
【0011】〔構成〕請求項4記載の本発明による特徴
構成は、前記凹入状受止面の上端のうち一方の上端を他
方の上端より上方に位置させてある点にあり、その作用
効果は次の通りである。
【0012】〔作用効果〕受止面の凹入形状は、両上端
縁の高さを異なる状態に形成してあり、コイルを受止台
に載置した状態でコイルストッカー毎他の運搬装置を使
用して移動させる際に、コイルストッカーが斜めに傾斜
した状態であっても、コイルが安定した状態で受止面に
載置されるようになっている。
【0013】〔構成〕請求項5記載の本発明による特徴
構成は、請求項1から4のうちの一つに記載の発明によ
る特徴構成において、前記受止台を支持する本体フレー
ムに、その本体フレームを前記受止台とともに持ち上げ
移動する運搬装置の係合部を設けるとともに、前記受止
台を前記第1位置及び第2位置で固定する固定具を設け
てある点にあり、その作用効果は次の通りである。
【0014】〔作用効果〕係合部を設けることによって
運搬装置と本体フレームとを連結する為の連結具を別個
用意する必要がなく、固定具によって、コイルストッカ
ーを搬送する場合にも、または、コイルストッカーを所
定位置に載置した状態であっても、受止台の不測の移動
を阻止して、作業阻害要因を排除できる。
【0015】〔構成〕請求項6記載の本発明による特徴
構成は、請求項2に記載の発明による特徴構成におい
て、前記受止台における前記スライド体を装着した底面
に、前記レールを取り付けた本体フレーム面との間に所
定の間隙を保持するとともに、前記受止台の前記本体フ
レーム面に対する相対揺動作動に基づいて前記本体フレ
ーム面と接当した場合には前記受止台の揺動運動を阻止
するガイド体を設けてある点にあり、その作用効果は次
の通りである。
【0016】〔作用効果〕このガイド体によって、スラ
イド移動する受止台が大きく傾くことはなく、そのスラ
イド移動が不能になるといった状態を軽減できる。しか
も、受止台のスライド移動を円滑にする為にレール構造
を複雑大型のものにする必要はなく、レールとガイド体
とを有機的に組み合わせることによって、レール構造の
簡素化を図れるものである。
【0017】〔構成〕請求項7記載の本発明による特徴
構成は、請求項1から5のうちの一つに記載の発明によ
る特徴構成において、前記第1位置又は前記2位置のう
ちの少なくとも前記第1位置において、前記受止台のス
ライド移動を阻止するストッパ機構を設けてある点にあ
り、その作用効果は次の通りである。
【0018】〔作用効果〕ストッパ機構によって、コイ
ルストッカーを載置した状態でコイルを載置した状態の
受止台が不測に移動することを阻止できる。しかも、運
搬装置によってコイルストッカーを移動させるので、そ
の移動時においても受止台の移動が阻止されるので、運
搬状態が不安定にならず円滑に運搬作業を進めることが
できる。
【0019】
【発明の実施の形態】ボッシュ包装機に包装用のフィル
ム(薄物材料の一例)を供給する構造について説明す
る。図4に示すように、工場の荷捌き場に搬入された、
3巻のコイル1を、3個の受止台2を設けたコイルスト
ッカー3によって取り出し、コイルストッカー3を所定
位置に載置ち、コイルストッカー3の受止台2に載置し
たコイル1に対してシャフト4を挿通してコイル1をシ
ャフト4毎パワーリフト5で持ち上げ、フィルム供給台
6に載置して、包装作業の準備工程を行う。
【0020】コイル1について説明する。図1に示すよ
うに、コイル1は製品包装用樹脂フィルムを巻回して直
径675mm(又は660mm)で巻き長さ2500m
のものに形成されている。工場の荷捌き場に搬入される
際には、2500m巻きのものを3巻一纏めにして、図
4に示すように、ラック7に取り付けている。ラック7
に取り付けられた状態では、3巻のコイル1が互いの軸
芯Xを一致させ密接状態で取り付けられている。
【0021】コイルストッカー3について説明する。コ
イルストッカー3には3個のコイル1を受け止める受止
台2を本体フレーム8に取り付け、本体フレーム8の長
手方向に沿って摺動用レール9を敷設してある。摺動用
レール9とこの摺動レール9に対してスライド移動する
スライド体10とで受止台2を移動させる機構Aを構成
する。摺動用レール9とスライド体10とは、原則的に
は両者が一体で販売されている市販品(THK社製のL
MガイドSR20W2UU+J2401L)を使用す
る。勿論、専用に製作してもよい。受止台2を移動させ
る際には、作業者がコイル1とともに手押しすることに
よって行える。受止台2を本体フレーム8の一端に寄せ
て、ラック7より取り出したコイル1群を受け取る第1
位置aと、個々の受止台2を独立して本体フレーム8の
他端に移動させてコイル1を取り出す第2位置bとに亘
って、受止台2を移動可能に構成してある。
【0022】受止台2について説明する。図1に示すよ
うに、受止台2にコイル1を受け止める受止面2Aを設
け、受止面2Aにおける受止台2の移動方向に沿った中
間位置を下向きに凹入するV字形状に形成し、さらに第
1位置側に位置する一方の上端2aを第2位置側に位置
する他方の上端2bより上方に位置するように、V字形
状の部分の傾斜度に比べて大きな傾斜角度で立ち上げ形
成してある。このように、V字状に形成しているのは、
平坦面上にコイル1を載置する場合に比べてコイル1に
かかる受止面2Aからの反力を分散させることができる
ので、コイル1自体の変形が少ないからである。上端2
a,2bは丸味を持った形状に設定してあり、コイル1
がこの上端2a,2bに接触しても損傷を受けないよう
にしてある。第1位置側の上端2aを他方の上端2bよ
り立ち上げているのは、ラック7よりコイル1を取り出
す際に、本体フレーム8毎受止台2とコイル1とをフォ
ークリフト18の爪18Aで前端を傾斜状態で持ち上げ
るので、コイル1の荷重が後方側に移動するのに対応す
るためである。
【0023】また、他方の上端2bより低くしてあるの
で、図4で示すように、ラック7に支持されたコイル1
をコイルストッカー3毎受止台2で掬い取る場合に、受
止台2をコイル1の下方に挿入し易くなっている。本体
フレーム8には、受止台2でラック7よりコイル1を掬
い取る際に、本体フレーム毎フォークリフト18で持ち
上げる為に、フォークリフト18の爪18Aを挿入する
為の係合部8Aを設けてある。受止台2の底面には、受
止台2の移動方向二箇所にスライド体10を取り付けて
あり、このスライド体10を摺動レール9に装着してあ
る。受止台2の前後面にはそれぞれブラケット11を設
けてあり、本体フレーム8の第1位置aと第2位置bと
の対応する端部に受けブラケット12を固設してあり、
受止台2を第2位置b又は第1位置aに移動させてブラ
ケット11と受ブラケット12とを上下に重ねあわせて
止めピン13で移動を阻止するように構成してある。ブ
ラケット11、受けブラケット12、止めピン13をス
トッパ機構Bと称する。ストッパ機構Bとしては、少な
くとも第1位置aに対応して設けられていればよい。
【0024】図2に示すように、スライド体10は受止
台2の底面における移動方向に直交する左右方向の中心
位置に設けてあるので、受止台2の左右端にはアングル
状のガイド体14を設けてある。つまり、スライド体1
0に対応してレール9は受止台2の左右中間部に位置す
るので、受止台2が移動する際に左右に倒れを生ずる場
合がある。この場合にレール9左右一対設ける必要があ
るが、それでは、製造コスト面において採用しがたい面
がある。そこで、受止台2の底面左右端にアングル状の
ガイド体14を設けて、通常の移動時においてはガイド
体14の下端とレール取り付け面との間に僅かな間隙を
もった状態に設定し、受止台2が傾きを生じた場合にガ
イド体14の下端がレール取り付け面に接当して、大き
な傾きが生ずるのを阻止して移動が継続できるように構
成する。
【0025】以上のような構成より、コイル1の荷捌き
を再度詳述する。 図4に示すように、ラック7に取り付けられて荷捌
き場に搬入されたコイル1に対して、運搬装置としての
フォクリフト18の爪18Aで持ち上げ支持されたコイ
ルストッカー3をラック7内に挿入しコイル1を受止台
2に載置した状態で持ち上げて、3個のコイル1をコイ
ルストッカー3とともにラック7より取り外す。取り外
したコイルストッカー3を工場内の後記するリール巻き
戻し作業場まで搬送してそこに載置する。載置した状態
でコイルストッカー3上の一端に位置するコイル1を受
止台1毎に作業者が押して第1位置aより第2位置bに
移動させ、移動させたコイル1内にシャフト4を挿入で
きる状態にする。この第2位置bで受止台2を止めピン
13で固定する。 一方、第1位置aに残された2つのコイル1を支持
する受止台2は搬送時のガタツキを防止する為に止めピ
ン13を使用して位置固定されている。待機状態にある
二つのコイル1は、受止台2側の受止面2Aの載置面が
V字状であるので、受止面2Aが平坦面であるものに比
べてコイル1の変形防止を図ることができる。 図5に示すように、第2位置bに繰り出されたコイ
ル1に対してはシャフト4を挿入する。コイル1の両側
面より突出したシャフト4の両端部に軸受体15を外嵌
させて、この軸受体15の部分をパワーリフト5で持ち
上げて、次の作業工程となるコイルを巻き戻しながら包
装現場までフィルムを供給するフィルム供給台6に取り
付ける。
【0026】以下に別の実施形態を説明する。 〔1〕 上記した実施形態においては、受止台2にコイ
ル1を載置した状態で第2位置bに移動させるのに、コ
イル1の軸芯Xに直交する方向、つまり、本体フレーム
8の長手方向に移動させる形態を採ったが、図6に示す
ように、コイル1の軸芯X方向に沿って受止台2を移動
させる構成を採ってもよい。つまり、本体フレーム8に
単一の摺動用レール9を敷設し、受止台2を摺動用レー
ル9上に載置して、複数の受止台2を本体フレーム8の
長手方向に沿って並設する。そして、受止台個々に離間
する状態に移動させるように構成してもよい。離間する
間隔は、コイル1に差し込まれるシャフト4の長さによ
る(請求項1に含まれる構成)。 〔2〕 上記した実施形態においては、後工程の為に第
1位置aに載置したコイル1同士をシャフト4を挿入す
るに足る間隔だけ移動させて第2位置bに設定すること
にするのに、本体フレーム8上をスライド移動する形態
について示したが、ここでは、いわゆる、上下方向に移
動させる機構Aについて説明する。図8に示すように、
本体フレーム8の第1位置にラック7より取り出された
コイル1を受け止める3台の受止台2を設け、この受止
台2をコイル1を受け止める受け板部2Bとこの受け板
部2Bを支持する脚部2Cで構成する。図7に示すよう
に、3台の受止台2のうち左右両側の受止台2を、脚部
2Cを支持するホルダー16に対してスライド上下動可
能に構成するとともに、両側受止台2の中間に位置する
中受止台2をホルダー16に対して上下動しない固定状
態で支持する。側受止台2においては、脚部2Cにコイ
ルを受け止める第1位置に向けて受け板部2Bを付勢す
るバネ17A,17Bを外嵌する。これによって、図7
(イ)に示すように、コイル1を受け止める待機状態に
おいては各受け板部2Bは、同一高さ位置にある。この
状態でコイル1群を各受け板部2Bに載置すると、コイ
ル1の重量によって左右の受け板部2Bがバネ17A,
17Bの付勢力に抗して下降する。図7(ロ)に示すよ
うに、この場合にバネ17Aの付勢力が大であるので、
左側の受け板部2Bが右側の受け板部2Cより上方で停
止する。この状態によって、各コイル1の停止位置が齟
齬するものとなり、コイル1の軸芯Xが一致しない状態
になる。そして、中間に位置する受け板部2Bと脚部2
Cとに亘って、前記したシャフト4の端部が位置するだ
けの切り欠き部2dを形成してあり、図示するようにシ
ャフト4を側受止台2に載置されたコイル1に対して挿
通することができる。以上のような構成によって、コイ
ル1を上方の第1位置より下方の第2位置に移動させる
構成も、コイル1に対する移動機構と称する。 〔3〕 上記した運搬装置18については、コイルスト
ッカー3を搬送するものとしてフォクリフト18を採用
したが、他に、無人搬送車を利用したり、固定施設とし
てローラコンベア等を常設してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】受止台にコイルを載置した状態を示す側面図
【図2】図1に対応した側面図
【図3】本体フレームのレールを設けてある状態を示す
平面図
【図4】ラックからコイルを取り出す状態を示す斜視図
【図5】コイルストッカーに受止たコイルを巻き戻し装
置に乗せ換える状態を示す斜視図
【図6】コイルをコイル軸芯方向に離間させる移動機構
を示す、別実施例にかかる側面図
【図7】受止台の移動する方向を上下方向に設定した移
動機構を示す、別実施例にかかる側面図
【図8】図7(ロ)に対応した受止台の状態を示す斜視
【符号の説明】
1 コイル 2 受止台 2A 受止面 2a 一方の上端 2b 他方の上端 8 本体フレーム 8A 係合部 9 レール 10 スライド体 11,12 固定具 14 ガイド体 18 運搬装置 A 移動する機構 B ストッパ機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村岡 祐二 兵庫県神戸市灘区灘浜東町2 神鋼メック ス株式会社工事部機械整備室内 Fターム(参考) 3F022 CC06 EE02 FF01 JJ12 LL06 LL07 LL33 MM02 MM11 3F064 AA01 AA03 EA04 EA08

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄物材料を巻回したコイルを受け止める
    複数個の受止台と、各受止台を載置する本体フレームと
    で構成し、前記本体フレームに、各受止台を、前記コイ
    ルをその軸芯が一致する整列状態で受止める第1位置
    と、前記受止台のうち少なくとも一つの受止台を前記第
    1位置より離間した第2位置に移動させる機構を設け、
    前記受止台とともに前記本体フレームを運搬装置によっ
    て搬送可能に構成してある可搬式コイルストッカー。
  2. 【請求項2】 前記移動させる機構が、前記第1位置か
    ら前記第2位置に亘って敷設されたレールと、前記受止
    台を支持して前記レール上をスライド移動するスライド
    体とからなる請求項1記載の可搬式コイルストッカー。
  3. 【請求項3】 前記受止台に、前記コイルを受け止める
    受止面を設け、その受止面の中心側を両端より凹入する
    状態に形成してある請求項1記載の可搬式コイルストッ
    カー。
  4. 【請求項4】 前記凹入状受止面の上端のうち一方の上
    端を他方の上端より上方に位置させてある請求項3記載
    の可搬式コイルストッカー。
  5. 【請求項5】 前記本体フレームに、その本体フレーム
    を前記受止台とともに持ち上げ移動する運搬装置の係合
    部を設けるとともに、前記受止台を前記第1位置及び第
    2位置で固定する固定具を設けてある請求項1〜4のう
    ちのいずれか一つに記載の可搬式コイルストッカー。
  6. 【請求項6】 前記受止台における前記スライド体を装
    着した底面に、前記レールを取り付けた本体フレーム面
    との間に所定の間隙を保持するとともに、前記受止台の
    前記本体フレーム面に対する相対揺動作動に基づいて前
    記本体フレーム面と接当した場合には前記受止台の揺動
    運動を阻止するガイド体を設けてある請求項2記載の可
    搬式コイルストッカー。
  7. 【請求項7】 前記第1位置又は前記2位置のうちの少
    なくとも前記第1位置において、前記受止台のスライド
    移動を阻止するストッパ機構を設けてある請求項1〜5
    のうちのいずれか一つに記載の可搬式コイルストッカ
    ー。
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