JP2000248893A - 非開削による配管の敷設工法 - Google Patents
非開削による配管の敷設工法Info
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- JP2000248893A JP2000248893A JP11051719A JP5171999A JP2000248893A JP 2000248893 A JP2000248893 A JP 2000248893A JP 11051719 A JP11051719 A JP 11051719A JP 5171999 A JP5171999 A JP 5171999A JP 2000248893 A JP2000248893 A JP 2000248893A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 大出力の推進機が不要で少ない工程数で大口
径の配管を敷設でき、排土による地面の隆起を生じない
非開削の配管敷設工法を提供する。 【解決手段】 配管の敷設経路に発進立坑1、到達立坑
2を設け、地上設置型の推進機3から回転ロッド4を用
いてボーリング孔を掘進した後、回転ロッド4を到達立
坑2から発進立坑に引き戻す際に配管10をボーリング
孔内に引き込む非開削の配管の敷設工法において、回転
ロッド4のドリルヘッド5を回転推進させパイロット孔
を掘進する第1工程と、到達立坑2側でドリルヘッド5
を取外し、ロッド4の先端に大口径用拡孔リーマ9’と
配管10用の鞘管11とを連結し、推進機3によりロッ
ド4を引き戻してパイロット孔を拡径しながら鞘管11
を引き込む第2工程とを備え、第2工程において拡孔リ
ーマ9’側から鞘管11内に入り込む土砂の流動圧を利
用して鞘管11内の土砂を鞘管11の後方に移動させ、
到達立坑2に露出する鞘管11により排出する。
径の配管を敷設でき、排土による地面の隆起を生じない
非開削の配管敷設工法を提供する。 【解決手段】 配管の敷設経路に発進立坑1、到達立坑
2を設け、地上設置型の推進機3から回転ロッド4を用
いてボーリング孔を掘進した後、回転ロッド4を到達立
坑2から発進立坑に引き戻す際に配管10をボーリング
孔内に引き込む非開削の配管の敷設工法において、回転
ロッド4のドリルヘッド5を回転推進させパイロット孔
を掘進する第1工程と、到達立坑2側でドリルヘッド5
を取外し、ロッド4の先端に大口径用拡孔リーマ9’と
配管10用の鞘管11とを連結し、推進機3によりロッ
ド4を引き戻してパイロット孔を拡径しながら鞘管11
を引き込む第2工程とを備え、第2工程において拡孔リ
ーマ9’側から鞘管11内に入り込む土砂の流動圧を利
用して鞘管11内の土砂を鞘管11の後方に移動させ、
到達立坑2に露出する鞘管11により排出する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガス等の流通管路とな
る配管を非開削により地中に敷設するための配管敷設工
法に関し、さらに詳しくは、地上設置型の推進機から繰
出される回転ロッドを、推進機の押込み力により地中に
押込んでボーリング孔を掘進し、その後に推進機の引込
み力によりロッドに接続した配管をボーリング孔に引込
む方式の配管敷設工法を実施する際の排土処理方法に関
する。
る配管を非開削により地中に敷設するための配管敷設工
法に関し、さらに詳しくは、地上設置型の推進機から繰
出される回転ロッドを、推進機の押込み力により地中に
押込んでボーリング孔を掘進し、その後に推進機の引込
み力によりロッドに接続した配管をボーリング孔に引込
む方式の配管敷設工法を実施する際の排土処理方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】非開削による配管の地中敷設工法とし
て、上述のような路上設置型の推進機を使用し、この推
進機から繰出される回転ロッドを、推進機の押込み力に
より発進立坑から到達立坑に至る経路に押し込んでボー
リング孔を掘進し、その後に、推進機の引込み力により
ロッドに接続された引込み対象の配管を到達立坑の側か
ら発進立坑に至る経路のボーリング孔に引込む工法が提
唱されている。
て、上述のような路上設置型の推進機を使用し、この推
進機から繰出される回転ロッドを、推進機の押込み力に
より発進立坑から到達立坑に至る経路に押し込んでボー
リング孔を掘進し、その後に、推進機の引込み力により
ロッドに接続された引込み対象の配管を到達立坑の側か
ら発進立坑に至る経路のボーリング孔に引込む工法が提
唱されている。
【0003】上記の配管敷設工法を、図5乃至図9にお
いて説明すると次の通りである。図5において、管の敷
設経路には発進立坑1と、到達立坑2とが設けられ、発
進立坑1側の地上に路上設置型の推進機3が配置され
る。この推進機3には、回転するロッド4を所要の押込
み力で繰出し、また所要の引込み力で引き戻すように作
用するガイドドリルユニット3aが備えられている。
いて説明すると次の通りである。図5において、管の敷
設経路には発進立坑1と、到達立坑2とが設けられ、発
進立坑1側の地上に路上設置型の推進機3が配置され
る。この推進機3には、回転するロッド4を所要の押込
み力で繰出し、また所要の引込み力で引き戻すように作
用するガイドドリルユニット3aが備えられている。
【0004】図5に示す第1工程では、推進機3から繰
り出されるロッド4の先端にドリルヘッド5を取付けた
状態で、このロッド4の先端を、地上に設けた貫入孔6
より地中に進入させ、推進機3による押込み力により発
進立坑1を横断して到達立坑2に至る目標ラインの地中
にロッド4を回転推進させることで、地中に配管引込み
用のボーリング孔(パイロット孔)を掘進させる。この
際に、ドリルヘッド5の先端からベントナイト泥水をジ
ェット噴射し、その水流により土壌を切り崩しながら掘
進させるようにしている。
り出されるロッド4の先端にドリルヘッド5を取付けた
状態で、このロッド4の先端を、地上に設けた貫入孔6
より地中に進入させ、推進機3による押込み力により発
進立坑1を横断して到達立坑2に至る目標ラインの地中
にロッド4を回転推進させることで、地中に配管引込み
用のボーリング孔(パイロット孔)を掘進させる。この
際に、ドリルヘッド5の先端からベントナイト泥水をジ
ェット噴射し、その水流により土壌を切り崩しながら掘
進させるようにしている。
【0005】上記第1工程でのロッド推進時には、ドリ
ルヘッド5に組み込んだ発信器(図示せず)からの信号
7を、地上の検知器8で検知してボーリングの先端位置
を把握し、地上からの遠隔操作によってロッド4の先端
が、他の埋設物等の障害を避けるように逐次方向修正さ
れている。
ルヘッド5に組み込んだ発信器(図示せず)からの信号
7を、地上の検知器8で検知してボーリングの先端位置
を把握し、地上からの遠隔操作によってロッド4の先端
が、他の埋設物等の障害を避けるように逐次方向修正さ
れている。
【0006】次いで図6に示す第2工程では、到達立坑
2の側で上記ドリルヘッド5を取外し、これに代えてロ
ッド4の先端に、埋設管径よりも小さい外径を有する拡
径リーマ9を取り付け、この拡径リーマ9を推進機3に
よる引き込み力で引き戻して引き込み対象の配管を引き
込むためのボーリング孔を形成する。このようなボーリ
ング孔の形成は、土中を進行する拡径リーマ9に作用す
る土圧を考慮して複数回に分けられて実行され、順次拡
径リーマの外径を大きくして最終的に所定内径を有する
ボーリング孔を形成するようになっている。
2の側で上記ドリルヘッド5を取外し、これに代えてロ
ッド4の先端に、埋設管径よりも小さい外径を有する拡
径リーマ9を取り付け、この拡径リーマ9を推進機3に
よる引き込み力で引き戻して引き込み対象の配管を引き
込むためのボーリング孔を形成する。このようなボーリ
ング孔の形成は、土中を進行する拡径リーマ9に作用す
る土圧を考慮して複数回に分けられて実行され、順次拡
径リーマの外径を大きくして最終的に所定内径を有する
ボーリング孔を形成するようになっている。
【0007】ボーリング孔の形成が終了すると、図7に
示す第3工程が実施される。第3工程では、引き込み対
象となる配管10を内部に挿通するための鞘管11の引
き込みが行われる。鞘管11の引き込みに際して発進立
坑1から到達立坑2に向けてロッド4を挿通し、その先
端に到達立坑2に準備された鞘管11を連結する。推進
機3による引き込み力によりロッド4を引き戻すことで
鞘管11をパイロット孔内に挿通して引き込む。鞘管1
1は、所定長さを一群として引き込まれ、その一群の長
さのものが順次到達立坑2から引き込まれて発進立坑1
までのボーリング孔の全長を埋め尽くすようになってい
る。
示す第3工程が実施される。第3工程では、引き込み対
象となる配管10を内部に挿通するための鞘管11の引
き込みが行われる。鞘管11の引き込みに際して発進立
坑1から到達立坑2に向けてロッド4を挿通し、その先
端に到達立坑2に準備された鞘管11を連結する。推進
機3による引き込み力によりロッド4を引き戻すことで
鞘管11をパイロット孔内に挿通して引き込む。鞘管1
1は、所定長さを一群として引き込まれ、その一群の長
さのものが順次到達立坑2から引き込まれて発進立坑1
までのボーリング孔の全長を埋め尽くすようになってい
る。
【0008】鞘管11が到達立坑2から発進立坑1に至
るボーリング孔の全長に引き込まれると、次いで、図8
に示すように引き込み対象となる配管10を鞘管11内
に引き込むための準備を行う第4工程が実施される。つ
まり、この工程では、発進立坑1側から到達立坑2に向
けて鞘管11内にロッド4が挿通され、その先端が到達
立坑2側で配管10に連結される。
るボーリング孔の全長に引き込まれると、次いで、図8
に示すように引き込み対象となる配管10を鞘管11内
に引き込むための準備を行う第4工程が実施される。つ
まり、この工程では、発進立坑1側から到達立坑2に向
けて鞘管11内にロッド4が挿通され、その先端が到達
立坑2側で配管10に連結される。
【0009】ロッド4が配管10に連結されると、図9
に示すように、推進機3の引き込み力によってロッド4
が発進立坑1に向けて引き戻され、配管10が鞘管11
内に引き込まれる第5工程が実施される。配管10は、
所定長さを一群として順次引き込まれていく一群の末端
に対し、到達立坑2内に吊り下ろされる新たな一群の配
管10が溶接されて鞘管11内に引き込まれる。
に示すように、推進機3の引き込み力によってロッド4
が発進立坑1に向けて引き戻され、配管10が鞘管11
内に引き込まれる第5工程が実施される。配管10は、
所定長さを一群として順次引き込まれていく一群の末端
に対し、到達立坑2内に吊り下ろされる新たな一群の配
管10が溶接されて鞘管11内に引き込まれる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述したような路上設
置型の推進機を使用した従来の配管地中敷設工法では、
比較的小口径の配管を引き込み対象とした場合は推進機
の出力を大出力としなくても良好に行われる反面、大口
径の配管を引き込む場合には推進機の出力が不足しがち
となる。従って、大口径の配管を引き込む場合には、大
出力の推進機を用意する必要があるので、設備が大がか
りとなる。そこで、従来では、大口径の配管を敷設する
際には、推進機によってではなく、開削して埋設する作
業が行われている。このため、開削作業に係る時間や設
備が甚大なものとなり、作業コストの上昇は否めない。
敢えて、開削しないで大出力の推進機を準備し、上述し
た手順を用いて配管を敷設した場合には、拡孔リーマに
よる拡孔時に生じる排土の処理が問題となる。つまり、
ボーリング孔の内径よりも相当に大きい内径まで拡大す
ると、排土の量も多大であり、このような量の排土が地
中に残っていると地面が隆起してしまうことがあり、こ
れを防止するためには隆起した地面の地均しなどの作業
が必要となり、これによっても敷設作業が煩雑となる虞
がある。
置型の推進機を使用した従来の配管地中敷設工法では、
比較的小口径の配管を引き込み対象とした場合は推進機
の出力を大出力としなくても良好に行われる反面、大口
径の配管を引き込む場合には推進機の出力が不足しがち
となる。従って、大口径の配管を引き込む場合には、大
出力の推進機を用意する必要があるので、設備が大がか
りとなる。そこで、従来では、大口径の配管を敷設する
際には、推進機によってではなく、開削して埋設する作
業が行われている。このため、開削作業に係る時間や設
備が甚大なものとなり、作業コストの上昇は否めない。
敢えて、開削しないで大出力の推進機を準備し、上述し
た手順を用いて配管を敷設した場合には、拡孔リーマに
よる拡孔時に生じる排土の処理が問題となる。つまり、
ボーリング孔の内径よりも相当に大きい内径まで拡大す
ると、排土の量も多大であり、このような量の排土が地
中に残っていると地面が隆起してしまうことがあり、こ
れを防止するためには隆起した地面の地均しなどの作業
が必要となり、これによっても敷設作業が煩雑となる虞
がある。
【0011】本発明の目的は、上記従来の配管の敷設工
法における問題、特に大口径の配管を敷設する場合の問
題に鑑み、大出力の推進機を準備しなくても工程数を少
なくして非開削の状態で大口径の配管を敷設することが
できるとともに、排土による地面の隆起などを生じない
ようにすることができる非開削での配管敷設工法を提供
することにある。
法における問題、特に大口径の配管を敷設する場合の問
題に鑑み、大出力の推進機を準備しなくても工程数を少
なくして非開削の状態で大口径の配管を敷設することが
できるとともに、排土による地面の隆起などを生じない
ようにすることができる非開削での配管敷設工法を提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、配管の敷設経路に発進立
坑、到達立坑を設け、地上設置型の推進機から繰出され
る回転ロッドを用いてボーリング孔を掘進し、ボーリン
グ孔掘進後、上記回転ロッドを上記到達立坑から発進立
坑に向け引き戻すことで引き込み対象の配管を上記ボー
リング孔内に引き込むように施工する非開削による配管
の敷設工法において、上記回転ロッドの先端にドリルヘ
ッドを取付けた状態で発進立坑より到達立坑に至る経路
の地中に回転推進させてパイロット孔を掘進させる第1
工程と、到達立坑側で上記ドリルヘッドを取外し、これ
に代えてロッドの先端に大口径用拡孔リーマと鞘管若し
くは敷設対象となる配管とを連続して連結し、推進機に
よる引き込み力によりロッドを引き戻して上記パイロッ
ト孔を拡径しながら鞘管若しくは敷設対象となる配管を
引き込む第2工程とを備え、上記第2工程において拡孔
リーマ側から上記鞘管若しくは配管内に入り込む土砂の
流動圧を利用して鞘管若しくは配管内に入り込んだ土砂
を上記鞘管若しくは配管の推進方向前方側から後方側に
向けて移動させ、後方側に位置する到達立坑に露出する
鞘管若しくは配管において外部に排出することを特徴と
している。
め、請求項1記載の発明は、配管の敷設経路に発進立
坑、到達立坑を設け、地上設置型の推進機から繰出され
る回転ロッドを用いてボーリング孔を掘進し、ボーリン
グ孔掘進後、上記回転ロッドを上記到達立坑から発進立
坑に向け引き戻すことで引き込み対象の配管を上記ボー
リング孔内に引き込むように施工する非開削による配管
の敷設工法において、上記回転ロッドの先端にドリルヘ
ッドを取付けた状態で発進立坑より到達立坑に至る経路
の地中に回転推進させてパイロット孔を掘進させる第1
工程と、到達立坑側で上記ドリルヘッドを取外し、これ
に代えてロッドの先端に大口径用拡孔リーマと鞘管若し
くは敷設対象となる配管とを連続して連結し、推進機に
よる引き込み力によりロッドを引き戻して上記パイロッ
ト孔を拡径しながら鞘管若しくは敷設対象となる配管を
引き込む第2工程とを備え、上記第2工程において拡孔
リーマ側から上記鞘管若しくは配管内に入り込む土砂の
流動圧を利用して鞘管若しくは配管内に入り込んだ土砂
を上記鞘管若しくは配管の推進方向前方側から後方側に
向けて移動させ、後方側に位置する到達立坑に露出する
鞘管若しくは配管において外部に排出することを特徴と
している。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の非
開削による配管の敷設工法において、上記第2工程で
は、上記管材のうちで鞘管を用いる場合、推進方向後端
側の周面で少なくとも下周面を含む複数箇所にドレイン
孔が形成されている鞘管が継ぎ足されて推進されること
を特徴としている。
開削による配管の敷設工法において、上記第2工程で
は、上記管材のうちで鞘管を用いる場合、推進方向後端
側の周面で少なくとも下周面を含む複数箇所にドレイン
孔が形成されている鞘管が継ぎ足されて推進されること
を特徴としている。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1記載の非
開削による配管の敷設工法において、上記第2工程で
は、拡孔リーマの移動方向前方の土砂に対してベントナ
イト泥水をジェット噴射することを特徴としている。
開削による配管の敷設工法において、上記第2工程で
は、拡孔リーマの移動方向前方の土砂に対してベントナ
イト泥水をジェット噴射することを特徴としている。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項1記載の非
開削による配管の敷設工法において、上記第2工程で
は、掘進方向における上記鞘管の前端若しくは後端側に
止水部材を設けた構成が用いられることを特徴としてい
る。
開削による配管の敷設工法において、上記第2工程で
は、掘進方向における上記鞘管の前端若しくは後端側に
止水部材を設けた構成が用いられることを特徴としてい
る。
【0016】
【作用】請求項1および3記載の発明では、第2工程に
おいて拡孔リーマの移動方向前方にベントナイト泥水を
ジェット噴射することで掘進する拡孔リーマおよび鞘管
の引き込み抵抗を軽減できるので、ボーリング孔掘削
後、段階的な拡孔処理を行うことなく直接鞘管若しくは
敷設対象となる配管の口径に見合う孔を形成しながら鞘
管若しくは配管を掘進させることができる。しかも、第
2工程においてボーリング孔よりも大口径の鞘管若しく
は配管を推進させるために拡径した際の排土は、鞘管を
用いた場合、鞘管内に導入されるとその流動圧によって
鞘管内を通して排土されるので、地面の隆起に繋がる排
土の堆積を防止できる。
おいて拡孔リーマの移動方向前方にベントナイト泥水を
ジェット噴射することで掘進する拡孔リーマおよび鞘管
の引き込み抵抗を軽減できるので、ボーリング孔掘削
後、段階的な拡孔処理を行うことなく直接鞘管若しくは
敷設対象となる配管の口径に見合う孔を形成しながら鞘
管若しくは配管を掘進させることができる。しかも、第
2工程においてボーリング孔よりも大口径の鞘管若しく
は配管を推進させるために拡径した際の排土は、鞘管を
用いた場合、鞘管内に導入されるとその流動圧によって
鞘管内を通して排土されるので、地面の隆起に繋がる排
土の堆積を防止できる。
【0017】請求項2記載の発明では、推進方向後端側
の周面で少なくとも下周面を含む複数箇所にドレイン孔
が形成されている鞘管が継ぎ足されて推進されるので、
突き崩された泥と水とが比重の違いにより分離されやす
くなり、鞘管の内部で下周面に堆積しやすい比重の大き
な泥がドレイン孔から外部に排出されやすくなる。
の周面で少なくとも下周面を含む複数箇所にドレイン孔
が形成されている鞘管が継ぎ足されて推進されるので、
突き崩された泥と水とが比重の違いにより分離されやす
くなり、鞘管の内部で下周面に堆積しやすい比重の大き
な泥がドレイン孔から外部に排出されやすくなる。
【0018】請求項4記載の発明では、第2工程での拡
径時に発生する土砂が管材内を移動する際に、管材の後
端に止水部材を設けることで管材の後方側に向け移動し
てくる土砂を効率よく排出することができ、また、管材
の前端に止水部材を設けることで掘進方向前方の地下水
がむやみやたらに流出するのを阻止して地下水の不足に
よる地盤沈下を未然に防止できる。
径時に発生する土砂が管材内を移動する際に、管材の後
端に止水部材を設けることで管材の後方側に向け移動し
てくる土砂を効率よく排出することができ、また、管材
の前端に止水部材を設けることで掘進方向前方の地下水
がむやみやたらに流出するのを阻止して地下水の不足に
よる地盤沈下を未然に防止できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図示実施例により本発明の
実施の形態を説明する。なお本発明の工法は、図1乃至
図3において、図4乃至図8に示したものと同じ構成部
材に関しては同符号により示してある。
実施の形態を説明する。なお本発明の工法は、図1乃至
図3において、図4乃至図8に示したものと同じ構成部
材に関しては同符号により示してある。
【0020】図1は、本発明の実施例による配管敷設工
法の第1工程を説明している。図1において、地中配管
の敷設経路には第1発進立坑1と、到達立坑2とが設け
られ、第1発進立坑1側の地上に路上設置型の推進機3
が配置される。この推進機3には、従来と同じように、
回転推進ロッド4を所要の押込み力で繰出し、また所要
の引込み力で引き戻すように作用するガイドドリルユニ
ット3aを備えている。また、ガイドドリルユニット3
aの近傍には、動力源となるパワーユニットトラック3
bが配置されている。
法の第1工程を説明している。図1において、地中配管
の敷設経路には第1発進立坑1と、到達立坑2とが設け
られ、第1発進立坑1側の地上に路上設置型の推進機3
が配置される。この推進機3には、従来と同じように、
回転推進ロッド4を所要の押込み力で繰出し、また所要
の引込み力で引き戻すように作用するガイドドリルユニ
ット3aを備えている。また、ガイドドリルユニット3
aの近傍には、動力源となるパワーユニットトラック3
bが配置されている。
【0021】図1に示す第1工程では、まず推進機3か
ら繰り出されるロッド4の先端にドリルヘッド5を取付
ける。そして、推進機3を稼働することで、ドリルヘッ
ド5を取り付けたロッド4の先端を、地上に設けた貫入
孔6より地中に進入させる。次に、引き続き推進機3を
稼働することで、ロッド4が推進機3の押込み力により
第1発進立坑1を横断して到達立坑2に至る目標ライン
の地中に回転推進される。このように、配管引込み用の
ボーリング孔(長さ:100m)が形成される。なお、
この際に、ドリルヘッド5の先端からベントナイト泥水
がジェット噴射されて、その水流により土壌を切り崩し
ながら掘進させるようにすることも可能である。
ら繰り出されるロッド4の先端にドリルヘッド5を取付
ける。そして、推進機3を稼働することで、ドリルヘッ
ド5を取り付けたロッド4の先端を、地上に設けた貫入
孔6より地中に進入させる。次に、引き続き推進機3を
稼働することで、ロッド4が推進機3の押込み力により
第1発進立坑1を横断して到達立坑2に至る目標ライン
の地中に回転推進される。このように、配管引込み用の
ボーリング孔(長さ:100m)が形成される。なお、
この際に、ドリルヘッド5の先端からベントナイト泥水
がジェット噴射されて、その水流により土壌を切り崩し
ながら掘進させるようにすることも可能である。
【0022】上記ロッド4の推進時には、図7に示した
従来の場合と同様に、ドリルヘッド5に組み込んだ発信
器(図示せず)からの信号7を、地上の検知器8で検知
してボーリング孔の先端位置を把握しているので、地上
からの遠隔操作によってロッド4の先端が、他の埋設物
等の障害を避けるように逐次方向修正されている。
従来の場合と同様に、ドリルヘッド5に組み込んだ発信
器(図示せず)からの信号7を、地上の検知器8で検知
してボーリング孔の先端位置を把握しているので、地上
からの遠隔操作によってロッド4の先端が、他の埋設物
等の障害を避けるように逐次方向修正されている。
【0023】次いで図2に示す第2工程では、到達立坑
2の側で上記ドリルヘッド5を取外し、これに代えてロ
ッド4の先端に、埋設管径に近似させた大口径用拡孔リ
ーマ9’を取り付けるとともに、この拡径リーマ9’に
連続して埋設配管(図8において符号10で示した配管
に相当)を挿入可能な口径を有する鞘管(便宜上、図7
に示した符号11を用いる)を連結し、ロッド4を推進
機3による引き込み力で引き戻す。
2の側で上記ドリルヘッド5を取外し、これに代えてロ
ッド4の先端に、埋設管径に近似させた大口径用拡孔リ
ーマ9’を取り付けるとともに、この拡径リーマ9’に
連続して埋設配管(図8において符号10で示した配管
に相当)を挿入可能な口径を有する鞘管(便宜上、図7
に示した符号11を用いる)を連結し、ロッド4を推進
機3による引き込み力で引き戻す。
【0024】拡径リーマ9’に連結される鞘管11に
は、拡径リーマ9’から噴射されるベントナイト泥水に
よって突き崩されることで軟化した土壌から発生する排
土を回収して排出する構造が備えられている。図3は、
到達立坑2から鞘管11を挿入する状態を説明するため
の模式図であり、同図において、鞘管11には、掘進方
向後側方側の下周面にドレインポートをなす開口11A
が設けられている。鞘管11の掘進方向後端の開口には
着脱可能なゲート板12が取り付けられ、そのゲート板
12の一部に相当する下半周部には止水バルブとしてエ
アの給排ににより膨縮可能なエアピンチバルブ13が設
けられている。開口11Aには、開閉弁14Aを備えて
着脱可能なドレインパイプ14が取り付けられるように
なっており、開閉弁14Aを開放することで鞘管11内
に流れ込む土砂を排出できるようになっている。
は、拡径リーマ9’から噴射されるベントナイト泥水に
よって突き崩されることで軟化した土壌から発生する排
土を回収して排出する構造が備えられている。図3は、
到達立坑2から鞘管11を挿入する状態を説明するため
の模式図であり、同図において、鞘管11には、掘進方
向後側方側の下周面にドレインポートをなす開口11A
が設けられている。鞘管11の掘進方向後端の開口には
着脱可能なゲート板12が取り付けられ、そのゲート板
12の一部に相当する下半周部には止水バルブとしてエ
アの給排ににより膨縮可能なエアピンチバルブ13が設
けられている。開口11Aには、開閉弁14Aを備えて
着脱可能なドレインパイプ14が取り付けられるように
なっており、開閉弁14Aを開放することで鞘管11内
に流れ込む土砂を排出できるようになっている。
【0025】拡径リーマ9’と共にボーリング孔内を掘
進する鞘管11には、拡径リーマ9’から噴射されるベ
ントナイト泥水によって突き崩された土壌が泥水状、換
言擦れば低粘度の土砂となって入り込む。つまり、拡径
リーマ9’によって突き崩された土壌は、拡径リーマ
9’の後方に回り込むことになり、そこで、土圧の影響
が大きくない空間を有する鞘管11の内部に入り込むこ
とになる。このため、鞘管11内に入り込んだ泥水は拡
径リーマ9’の掘進に応じて連続的に鞘管11内に入り
込み、鞘管11内で移動する。泥水は比重の違いによっ
て土砂が鞘管11の下周面内部に堆積しながら連続して
入り込む泥水によって押し動かされて掘進方向後方に移
動する。鞘管11の掘進方向後方に泥水中の土砂が移動
すると、開口11Aに達した時点で外部に排出される。
本実施例では、鞘管11の開口11Aからドレインパイ
プ14に流れ込み、到達立坑2内に排出される土砂が図
示しない吸引手段により到達立坑2から外部に回収され
る。
進する鞘管11には、拡径リーマ9’から噴射されるベ
ントナイト泥水によって突き崩された土壌が泥水状、換
言擦れば低粘度の土砂となって入り込む。つまり、拡径
リーマ9’によって突き崩された土壌は、拡径リーマ
9’の後方に回り込むことになり、そこで、土圧の影響
が大きくない空間を有する鞘管11の内部に入り込むこ
とになる。このため、鞘管11内に入り込んだ泥水は拡
径リーマ9’の掘進に応じて連続的に鞘管11内に入り
込み、鞘管11内で移動する。泥水は比重の違いによっ
て土砂が鞘管11の下周面内部に堆積しながら連続して
入り込む泥水によって押し動かされて掘進方向後方に移
動する。鞘管11の掘進方向後方に泥水中の土砂が移動
すると、開口11Aに達した時点で外部に排出される。
本実施例では、鞘管11の開口11Aからドレインパイ
プ14に流れ込み、到達立坑2内に排出される土砂が図
示しない吸引手段により到達立坑2から外部に回収され
る。
【0026】鞘管11は、到達立坑2において継ぎ足さ
れるようになっているので、掘進方向後方端が到達立坑
2からボウリング孔内に入り込む直前でゲート板12に
有するエアピンチバルブ13を収縮させることで掘進方
向開口端から取り外し、継ぎ足された鞘管11の掘進方
向後方端に改めて取り付ける。
れるようになっているので、掘進方向後方端が到達立坑
2からボウリング孔内に入り込む直前でゲート板12に
有するエアピンチバルブ13を収縮させることで掘進方
向開口端から取り外し、継ぎ足された鞘管11の掘進方
向後方端に改めて取り付ける。
【0027】第2工程終了後には、図示しないが、鞘管
11の外周面と土壌との間に裏込め材が充填されて鞘管
11の固定保持が行われ、この後、図7および図8にお
いて説明した場合と同様な処理により鞘管11内に配管
10が引き込まれる。
11の外周面と土壌との間に裏込め材が充填されて鞘管
11の固定保持が行われ、この後、図7および図8にお
いて説明した場合と同様な処理により鞘管11内に配管
10が引き込まれる。
【0028】上記実施例においては、鞘管11の掘進方
向後方端にエアピンチバルブ13を配置した例を示した
が、本発明では、この構成に限らない、つまり、エアピ
ンチバルブ13は、図示しないが鞘管11の掘進方向の
前方端に配置することも可能である。このような構成に
よれば、掘進方向前方側の土壌内に存在する地下水をあ
る程度堰き止めることができ、むやみやたらに清花11
内に流れ込んだ場合に掘進方向前方の地下水が不足する
ことによる地盤沈下を防止することができる。
向後方端にエアピンチバルブ13を配置した例を示した
が、本発明では、この構成に限らない、つまり、エアピ
ンチバルブ13は、図示しないが鞘管11の掘進方向の
前方端に配置することも可能である。このような構成に
よれば、掘進方向前方側の土壌内に存在する地下水をあ
る程度堰き止めることができ、むやみやたらに清花11
内に流れ込んだ場合に掘進方向前方の地下水が不足する
ことによる地盤沈下を防止することができる。
【0029】以上のような実施例によれば、拡径リーマ
9’によって掘進する際に発生する土中圧を利用して突
き崩されて軟化した土壌を泥水状態で鞘管11内へ容易
に入り込ませることができるので、鞘管11内を封止し
ないで積極的に土砂の排出用通路として用いることがで
きる。これにより、鞘管11とは別に排土処理構造を設
けなくてもよく、敷設工事に係る設備を簡略化すること
ができる。なお、上記実施例において、第2工程が実施
される前に、第1工程で掘削されたボーリング孔と第2
工程で掘削される拡径リーマの外形に相当する孔との中
間の内径で土中をリーミングすることもちろん可能であ
る。
9’によって掘進する際に発生する土中圧を利用して突
き崩されて軟化した土壌を泥水状態で鞘管11内へ容易
に入り込ませることができるので、鞘管11内を封止し
ないで積極的に土砂の排出用通路として用いることがで
きる。これにより、鞘管11とは別に排土処理構造を設
けなくてもよく、敷設工事に係る設備を簡略化すること
ができる。なお、上記実施例において、第2工程が実施
される前に、第1工程で掘削されたボーリング孔と第2
工程で掘削される拡径リーマの外形に相当する孔との中
間の内径で土中をリーミングすることもちろん可能であ
る。
【0030】
【発明の効果】以上のように請求項1乃至3記載の発明
によれば、第2工程において拡孔リーマの移動方向前方
にベントナイト泥水をジェット噴射することで掘進する
拡孔リーマおよび鞘管若しくは敷設対象となる配管の引
き込み抵抗を軽減できるので、ボーリング孔掘削後、段
階的な拡孔処理を行うことなく直接鞘管の口径に見合う
孔を形成しながら鞘管を掘進させることができる。しか
も、第2工程においてボーリング孔よりも大口径の鞘管
若しくは敷設対象となる配管を推進させるために拡径し
た際の排土は、鞘管を用いた場合に内部に導入されると
その流動圧によって鞘管内を通して排土されるので、地
面の隆起に繋がる排土の堆積を防止できる。これによ
り、大出力の推進機を準備しなくても工程数を少なくし
て非開削の状態で大口径の配管を敷設することができる
とともに、排土による地面の隆起などを生じないように
することができ、大口径配管の引き込みに要する時間を
短縮できる非開削での配管敷設工法の実施が可能とな
る。
によれば、第2工程において拡孔リーマの移動方向前方
にベントナイト泥水をジェット噴射することで掘進する
拡孔リーマおよび鞘管若しくは敷設対象となる配管の引
き込み抵抗を軽減できるので、ボーリング孔掘削後、段
階的な拡孔処理を行うことなく直接鞘管の口径に見合う
孔を形成しながら鞘管を掘進させることができる。しか
も、第2工程においてボーリング孔よりも大口径の鞘管
若しくは敷設対象となる配管を推進させるために拡径し
た際の排土は、鞘管を用いた場合に内部に導入されると
その流動圧によって鞘管内を通して排土されるので、地
面の隆起に繋がる排土の堆積を防止できる。これによ
り、大出力の推進機を準備しなくても工程数を少なくし
て非開削の状態で大口径の配管を敷設することができる
とともに、排土による地面の隆起などを生じないように
することができ、大口径配管の引き込みに要する時間を
短縮できる非開削での配管敷設工法の実施が可能とな
る。
【0031】請求項4記載の発明によれば、第2工程で
の拡径時に発生する土砂が管材内を移動する際に、管材
の後端に止水部材を設けることで管材の後方側に向け移
動してくる土砂を効率よく排出することができ、また、
管材の前端に止水部材を設けることで掘進方向前方の地
下水がむやみやたらに流出するのを阻止して地下水の不
足による地盤沈下を未然に防止できる。
の拡径時に発生する土砂が管材内を移動する際に、管材
の後端に止水部材を設けることで管材の後方側に向け移
動してくる土砂を効率よく排出することができ、また、
管材の前端に止水部材を設けることで掘進方向前方の地
下水がむやみやたらに流出するのを阻止して地下水の不
足による地盤沈下を未然に防止できる。
【図1】本発明の実施例による配管敷設工法の第1工程
を説明するための模式図である。
を説明するための模式図である。
【図2】本発明の実施例による配管敷設工法の第2工程
を説明するための模式図である。
を説明するための模式図である。
【図3】本発明の実施例に用いられる排土構造を説明す
るための模式図である。
るための模式図である。
【図4】従来の配管敷設工法の第1工程を説明するため
の模式図である。
の模式図である。
【図5】従来の配管敷設工法の第2工程を説明するため
の模式図である。
の模式図である。
【図6】従来の配管敷設工法の第3工程を説明するため
の模式図である。
の模式図である。
【図7】従来の配管敷設工法の第4工程を説明するため
の模式図である。
の模式図である。
【図8】従来の配管敷設工法の第5工程を説明するため
の模式図である。
の模式図である。
1 第1発進立坑 2 到達立坑 3 推進機 3a ガイドドリルユニット 4 前半経路の推進ロッド 5 ドリルヘッド 6 貫入孔 7 信号 8 検知器 9’ 拡孔リーマ 10 配管 11 鞘管 11A ドレインポートに相当する開口 12 ゲート板 13 エアピンチバルブ 14 ドレインパイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 萬來 雄一 神奈川県横浜市磯子区汐見台3−3−2− 3306−646 (72)発明者 榎本 守和 東京都日野市多摩平6−10−1 日野アパ ート126号 (72)発明者 勝田 力 神奈川県平塚市松風町27−22 ライオンズ ヴィアーレ湘南松風208 (72)発明者 大森 祥二郎 神奈川県藤沢市西俣野139 六会マンショ ン402 (72)発明者 三和 信二 東京都大田区千鳥3−6−9 株式会社関 配太田寮207 Fターム(参考) 2D054 AC18 AD37 BA15 BA18 BA28 DA06 FA06
Claims (4)
- 【請求項1】 配管の敷設経路に発進立坑、到達立坑を
設け、地上設置型の推進機から繰出される回転ロッドを
用いてボーリング孔を掘進し、ボーリング孔掘進後、上
記回転ロッドを上記到達立坑から発進立坑に向け引き戻
すことで引き込み対象の配管を上記ボーリング孔内に引
き込むように施工する非開削による配管の敷設工法にお
いて、 上記回転ロッドの先端にドリルヘッドを取付けた状態で
発進立坑より到達立坑に至る経路の地中に回転推進させ
てパイロット孔を掘進させる第1工程と、 到達立坑側で上記ドリルヘッドを取外し、これに代えて
ロッドの先端に大口径用拡孔リーマと鞘管若しくは敷設
対象となる配管とを連続して連結し、推進機による引き
込み力によりロッドを引き戻して上記パイロット孔を拡
径しながら鞘管若しくは敷設対象となる配管を引き込む
第2工程とを備え、 上記第2工程において拡孔リーマ側から上記鞘管若しく
は配管内に入り込む土砂の流動圧を利用して鞘管若しく
は配管内に入り込んだ土砂を上記鞘管若しくは配管の推
進方向前方側から後方側に向けて移動させ、後方側に位
置する到達立坑に露出する鞘管若しくは配管において外
部に排出することを特徴とする非開削による配管の敷設
工法。 - 【請求項2】 請求項1記載の非開削による配管の敷設
工法において、 上記第2工程では、上記管材のうちで鞘管を用いる場
合、推進方向後端側の周面で少なくとも下周面を含む複
数箇所にドレイン孔が形成されている鞘管が継ぎ足され
て推進されることを特徴とする非開削による配管の敷設
工法。 - 【請求項3】 請求項1記載の非開削による配管の敷設
工法において、 上記第2工程では、拡孔リーマの移動方向前方の土砂に
対してベントナイト泥水をジェット噴射することを特徴
とする非開削による配管の敷設工法。 - 【請求項4】 請求項1記載の非開削による配管の敷設
工法において、 上記第2工程では、掘進方向における上記鞘管の前端若
しくは後端側に止水部材を設けた構成が用いられること
を特徴とする非開削による配管の敷設工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11051719A JP2000248893A (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | 非開削による配管の敷設工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11051719A JP2000248893A (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | 非開削による配管の敷設工法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000248893A true JP2000248893A (ja) | 2000-09-12 |
Family
ID=12894710
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11051719A Pending JP2000248893A (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | 非開削による配管の敷設工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000248893A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100466940B1 (ko) * | 2002-08-02 | 2005-01-24 | 조태희 | 연약지반에서 추진각도를 정밀하게 조절할 수 있는 비개착 압입 방법 및 그 장치 |
KR20060101734A (ko) * | 2005-03-21 | 2006-09-26 | 윤정식 | 비개착 지향성 관로 시공방법 |
CN107191675A (zh) * | 2017-07-21 | 2017-09-22 | 中铁二十三局集团第二工程有限公司 | 铁路站场电化区段管道铺设施工工法 |
CN112923129A (zh) * | 2021-01-21 | 2021-06-08 | 四川石油天然气建设工程有限责任公司 | 油气管道对接式拖管施工工艺及系统 |
-
1999
- 1999-02-26 JP JP11051719A patent/JP2000248893A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100466940B1 (ko) * | 2002-08-02 | 2005-01-24 | 조태희 | 연약지반에서 추진각도를 정밀하게 조절할 수 있는 비개착 압입 방법 및 그 장치 |
KR20060101734A (ko) * | 2005-03-21 | 2006-09-26 | 윤정식 | 비개착 지향성 관로 시공방법 |
CN107191675A (zh) * | 2017-07-21 | 2017-09-22 | 中铁二十三局集团第二工程有限公司 | 铁路站场电化区段管道铺设施工工法 |
CN112923129A (zh) * | 2021-01-21 | 2021-06-08 | 四川石油天然气建设工程有限责任公司 | 油气管道对接式拖管施工工艺及系统 |
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