JP2000244040A - Erドープされたファイバ増幅器を含む物品 - Google Patents
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Abstract
された性能を有するLバンドEDFA(Erドープされ
たファイバ増幅器)を提供すること。 【解決手段】 LバンドEDFA(Erドープされたフ
ァイバ増幅器)の特性が、Cバンドにおけるフィルタ手
段(351,352,353)を備えることにより改善される。フィ
ルタ手段は、400dB・nmよりも大きい良さの指数
(figure of merit)を有する。フィルタ手段は、個別
および/または分散型フィルタ手段であり得る。好まし
い実施形態において、2つ以上の全Cバンドブレーズド
ファイバブラッググレーティングが使用される。
Description
バ増幅器を含む物品(例えば、光ファイバ通信システム
またはそのようなシステムにおいて使用するための部
品)に関する。
FA)は、光ファイバ通信システムにおいて広く使用さ
れている。伝統的に、EDFAは、一般にCバンド
(“C”は、“conventional(通常の)”を指す)と呼
ばれる範囲の、約1525nmから約1565nmまで
の波長範囲において使用される。
トファイバ)のかなりの割合は、4波混合のような非線
形効果のために、Cバンド波長範囲全体におけるマルチ
チャネル高密度波長分割多重(DWDM)動作に適さな
い。したがって、典型的には1565nmよりも大きい
設置された光ファイバに対して上述された動作波長を含
む波長範囲において動作することができる光ファイバ増
幅器を利用可能にすることが望ましい。。
おけるEDFAの使用が報告されてきた。例えば、J.F.
Massicott 等による、Electronics Letters, Vol. 28,
pp.1924-1925 (1992) を参照のこと。この動作範囲
は、現在一般にLバンドと呼ばれ、“L”は、“long
(長い)”を意味する。単一EDFAにおけるCバンド
およびLバンドの両方での動作も、報告されている。Y.
Sun 等による、Proceedings of the European Confere
nce on Optical Communication (ECOC '98), pp. 53-54
(1998) を参照のこと。
れている性能は、CバンドEDFAにおいて日常的に利
用可能なものに対して劣っている。例えば、LバンドE
DFAの雑音指数(NF)は、一般に、CバンドEDF
Aの場合よりも1〜2dB高く、前者の出力電力は、典
型的に、後者のものよりも1から数dB低い。Lバンド
EDFAの潜在的な利点から、望ましくはCバンドED
FAに匹敵する改善された性能を有するLバンドEDF
Aを利用可能にすることが強く望まれている。本願は、
そのようなEDFAを開示する。
(EDF)のベースモデリングパラメータを示す。符号
10および11は、それぞれ吸収および利得を示す。C
バンドおよびLバンドも示されている。ファイバは、
0.23の開口数(NA)、850nmのカットオフ波
長、コアにおける9.0×1025イオン/m3と推定さ
れたEr濃度、コア中の12M%Al、および0.23
のNAを提供するための適切なGeを有する。図1の吸
収曲線は、全てのエルビウムイオンが接地状態で測定さ
れた。利得曲線は、高い(>300mW)980nmポ
ンプパワーレベルの存在において測定された。これは、
全てのErイオンを励起状態(全反転)に置くことが期
待される。
可能な正味利得スペクトルを示す。これらは、次式で決
定される図1の利得および損失スペクトルの全ての線形
的組合せである。
ータであり、I ̄nvは、ファイバの長さに沿うイオン
の平均反転である。
得るために、実質的に全てのイオンが励起状態になけれ
ばならないことが知られている。これは、図2の100
%反転利得を生成する。実際において、EDFAの入力
端の実質的な部分において、この高い反転利得形状(例
えば、約10dBよりも大きな利得を生成するために十
分な)を得ることが、低いNFを提供するために適切で
ある。
バンドにおける場合よりもCバンドにおいて実質的に高
いことが分かる。したがって、高度に反転されたEDF
は、Lバンド全体において10dB以上の利得を蓄積す
るために、十分に長い場合、Cバンドにおけるいくつか
の波長は、非常に大きな利得(例えば、50dB、10
0dBさえも)を受けることになる。実際そのような利
得レベルは、以下の理由により得ることはできない。
幅された自発放出(ASE)は、高いパワーレベルまで
蓄積し、Erイオンの実質的な割合を接地状態に導き利
得を減少させかつNFを増大させることを発見した。ま
た、Cバンドにおいて蓄積されるパワーおよびASEと
して放出されるパワーは、失われて、Lバンドにおける
信号パワーとして放出に利用可能ではなく、したがって
増幅器効率を低下させる。
は、典型的には、Lバンド増幅器における劣化の最大の
原因であると結論づけた。
するEDFAは、ASEフィルタを有するEDFAとし
て知られている。例えば、M. Yamada 等による、Electr
onics Letters, Vol. 33(8), P. 710 (1997)は、1.5
5μmバンドEDFAおよび1.58μmバンドEDF
Aを並列構成で含む広帯域および利得平坦増幅器を開示
する。H. Ono 等による、IEEE Photonics Technology L
etters, Vol. 9(5), P. 596 (1997)は、1.57〜1.
60μm波長領域において使用するための利得平坦ED
FAを開示する。
ters, Vol. 33, p. 1965 (1997) を参照のこと。ヨーロ
ッパ特許出願 No.94115479.1は、とりわけ、
段間にASEフィルタを有する2段ファイバ増幅器を開
示する。M. Kakui 等による、OFC '96 Technical Diges
t, WF3 は、WDM伝送のためのASE除去フィルタと
してチャープドファイバグレーティングを使用するED
FAを開示する。J.L.Zyskind 等による、OFC '94 Tech
nical Digest, WK8 は、ASEフィルタを含むカウンタ
ーポンプされた第1段を有する2段EDFAを開示す
る。米国特許第5,406,411号は、ASEフィル
タを含む多段ファイバ増幅器を開示する。
わけ、Cバンドにおける1550nmの近くでの利得を
助けるために約1530nmのピークに対するASEフ
ィルタリングを開示する。そのようなフィルタは、ロー
マグニチュード狭帯域デバイスである。米国特許第5,
701,194号は、「隣接帯域」における信号に対す
るASEの差動減衰を開示する。また、これは1550
nmの近くのCバンド利得を助けるための1530nm
近くにおけるローマグニチュードASEフィルタリング
を示す。
DFAに望ましくは匹敵する改善された性能を有するL
バンドEDFA(Erドープされたファイバ増幅器)を
提供することを目的とする。
えば図2の50%反転曲線に対応する低い反転状態にお
いて、EDFAを動作させることにより低減させること
ができる。しかし、この解決方法は、利得がCバンドお
よびLバンドの両方において減少するので、所望の利得
を得るために遙かに長いEDFを使用することが必要と
される。また、この解決方法は、NFを大幅に増大させ
ることになる。明らかに、比較的低い反転におけるED
FAの動作は、このアプローチを望ましくないものにす
る欠点を有している。
の設置が、増幅器特性を実質的に改善することができる
ことを発見した。
5nmの波長領域における光信号の増幅に適合するED
FAを含む物品において具現化される。ここで、増幅器
は長さLのErドープされた光ファイバを含む。
ドープされた光ファイバ中に配置された光フィルタ手段
をさらに含む。この光フィルタ手段は、400dB・n
mよりも大きい良さの指数を有する増幅器を提供するよ
うに選択される。ここで、この良さ指数(FOM)は、
1520nmから1565nmの波長領域におけるFL
(λ)の積分であり、FL(λ)は、長さLにおけるフ
ィルタ手段による波長λにおける全損失である。
段は、EDFにおいて1つまたは2つ以上の広帯域の
(典型的には、Cバンドの実質的に全てをカバーする)
かつ深い(典型的には10dBよりも大きい損失の)フ
ィルタを含む。我々の知る限り、そのようなEDFA
は、先行技術により開示または示唆されていない。
ンドディープフィルタ(例えば、約40nmおよび10
dB)で得ることができるが、FOM>400dB・n
mを生じるように選択された2つ以上のフィルタをED
Fの異なる場所に配置することにより、さらによい結果
がしばしば得られる。
光フィルタ手段が現在のところ好ましいが、本発明はこ
れに限定されない。例えば、分散型フィルタ手段も可能
であり、考察されている。そのような分散型フィルタ手
段は、1520〜1565nm波長領域において波長依
存吸収を提供するように選択される。個別フィルタエレ
メントは、ブレーズドブラッググレーティング(blazed
Bragg grating)、反射モードコンバータ、誘電性フィ
ルタ、ヒューズドファイバカプラおよびヒューズドバイ
コニックファイバカプラ(fused biconic fiber couple
r)からなるフィルタエレメントのグループから例えば
選択される。そのようなフィルタエレメントは、当業者
に知られている。光フィルタ手段は、個別フィルタ手段
と分散型フィルタ手段との組合せであってもよい。
B・nmよりも大きいFOMを有する増幅器を提供する
ように選択されたErドープされたファイバにおけるフ
ィルタ手段を提供することである。ここで、FOMは、
1520〜1565nmの波長領域におけるFL(λ)
の積分であり、FL(λ)はErドープされたファイバ
の長さLにおける光フィルタ手段によるλにおける全損
失である。
(λ),…FLn(λ)を有するn個の個別フィルタリ
ングデバイスの存在を許容する。これらのデバイスは、
EDFの長さL中の位置z1,z2,…znに配置されて
いる。また、dB/mで表される分散された不飽和損失
αd(λ,z)の存在を許容する。この表現において、
積分は、a=1520nmからb=1565nmまでの
スペクトル領域、およびEDFA長さ、即ちz=0ない
しLについて行われる。
散型フィルタ手段によるかどうかにかかわらず、Lバン
ドEDFA中の全てのCバンド損失の和である。
ち、大きなFOMを有する間隔をおいて配置された複数
のCバンド除去フィルタを有するLバンドEDFA30
を示す。Lバンド信号は、図示しない送信器から図示し
ない受信機へ、通常の伝送ファイバ31上を伝播し、ポ
ンプ放射は、図示しないポンプ源からファイバ32を通
ってWDM33に伝播する。結合された信号およびポン
プ放射は、EDF34に結合されて、流さLのEDFを
通過した後、増幅されたLバンド信号は、典型的には、
通常のダウンストリーム伝送ファイバ31に結合され
る。
フィルタ351,352および353が、EDF中に配
置される。アップストリームフィルタ351は、EDF
の入力端から所定距離L1に配置され、フィルタ352
は、フィルタ351から所定距離L2に配置されて、フ
ィルタ353は、フィルタ352から所定距離L3間隔
をおかれる。例示的なシングルステートEDFAにおけ
るEDFの全体長さはLである。
公知の方法でEDF中に形成される。しかし、これは必
要条件ではなく、グレーティングは長いErフリーファ
イバ中に形成することができ、その中にグレーティング
を有するファイバは、適切な長さのEDFにつなぎ合わ
せることができる。
タ損失を概略的に示す。両方のフィルタは、30dBの
フィルタ損失を有する。曲線41は、1520〜156
3nmの範囲をカバーする実質的な全Cバンドフィルタ
に対するものであり、曲線42は、例えば1520〜1
550nmの範囲をカバーする部分的Cバンドフィルタ
についてのものである。前者は、FOM=1290dB
・nmを有し、後者は、FOM=900dB・nmを有
する。
一緒に、図3に示されているEDFAの特性の通常の数
字的シミュレーションにおいて使用された。これは、Lu
centTechnologies社のSpecialty Fiber Division から
商業的に入手可能なOASIXシミュレーションツール
を使用して、図示されているように−10dBmの全信
号パワーおよびL1=L2=L3=6mおよびLについて
行われた。ポンプ光は、980nmにおいて100mW
であり、信号と共に伝播すると仮定された。上記のパラ
メータは例にすぎない。
実際のLバンドEDFAにおいて得ることができる増幅
器特性を示す。例えば、図1のモデル化パラメータは、
Lucent Technologies社から商業的に入手可能なEDF
の利得および吸収特性によく一致する。6mのフィルタ
間隔は、これがCバンド中のASEがLバンド特性を害
するファイバにおけるレベルに達する前に、図1のファ
イバに対する最大長さであることが分かったからであ
る。明らかに、ファイバ間隔は、6mよりも小さくても
よいが、異なるEDFに対しては6mよりも大きくても
よい。
より決定されたEDF長さの関数としての出力パワーを
示す。曲線51は、フィルタなしの場合であり、曲線5
2〜56は、それぞれ6,12および18mにおける3
個のフィルタ(各30dB)、6mにおける1個のフィ
ルタ(30dB)、12mにおける1個のフィルタ(3
0dB)、18mにおける1個のフィルタ(30dB)
および6mおよび12mにおける2個のフィルタ(各3
0dB)の場合である。全てのフィルタは、図4の曲線
41に示されているように、全Cバンドフィルタであ
る。曲線52および56は、本質的に区別不可能であ
る。
置された全Cバンドフィルタであっても、大幅に改善さ
れた出力パワーを生じることを明確に示しており、ま
た、1個よりも多いフィルタが使用される場合、さらに
大幅な改善が得られることを示している。
悪いチャネルのNFを示している。曲線61〜66は、
それぞれCバンドフィルタなし、6,12および18m
における3個の全Cバンドフィルタ、6mにおける1個
の全Cバンドフィルタ、12mにおける1個の全Cバン
ドフィルタ、18mにおける1個の全Cバンドフィル
タ、および6および12mにおける2個の全Cバンドフ
ィルタに対応する。全てのフィルタは、30dBフィル
タである。図6は、単一の適切に配置された全Cバンド
フィルタ(大きなFOMを有する)の存在がNFを改善
することができ、1個よりも多い数のフィルタが使用さ
れる場合さらなる改善が得られることを示す。
1)、6m、12mおよび18mにおける3個の全Cバ
ンド30dBフィルタ(曲線72)、6mにおける1個
の全Cバンド30dBフィルタ(曲線73)および6m
における1個の全Cバンド90dBフィルタ(曲線7
4)について、EDF長さと出力パワーとの関係を示
す。図7の結果は、最もよい結果に対して、Cバンド損
失は、2つ以上の間隔をおいて配置されたフィルタにお
いて、EDFに沿って好都合に分散していることを示
す。
て、EDF長さと最も悪いチャネルのNFとの関係を示
す。曲線81は、Cバンドフィルタがない場合であり、
曲線82は、6m、12mおよび18mに3個の全(3
0dB)Cバンドフィルタがある場合、6mに1個の全
(30dB)Cバンドフィルタがある場合、および6m
に1個の全(90dB)Cバンドフィルタがある場合で
ある。これらの曲線は、高いFOMの単一の全Cバンド
フィルタであっても、NFを改善することができること
を示している。
す。曲線91および101は、Cバンドフィルタのない
EDFAであり、曲線92および102は、6m、12
mおよび18mに3個の(30dB)全Cバンド(15
20〜1563nm)フィルタを有するEDFAであ
り、曲線93および103は、6m、12mおよび18
mに3個の(30dB)部分的Cバンド(1520〜1
550nm)フィルタを有するEDFAである。これら
の曲線は、全Cバンドフィルタを部分的Cバンドフィル
タで置き換えることは、出力パワーおよびNFにおける
かなり小さな改善の結果となることを示す。
置された3個の全Cバンドフィルタを有する上述のED
FAについて、フィルタ長さを変化させた場合の、ED
F長さに対するLバンド中の出力パワーを示す。曲線1
11〜115は、それぞれ、フィルタなし(即ち、0d
B)、5dBフィルタ、10dBフィルタ、20dBフ
ィルタ、25dBおよび30dBフィルタについてのも
のである。これらの曲線は、約25〜30dBフィルタ
長まで、フィルタ長さを増加させると出力パワーが改善
することを明確に示している。大幅な改善(例えば、最
大50%以上可能である)が、約10dBの結合フィル
タ損失で、2個または3個の全Cバンドフィルタで得る
ことができる。
悪いチャネルのNFを示し、曲線121〜124は、そ
れぞれ、Cバンドフィルタなし、3個の5dBフィル
タ、3個の10dBフィルタ、および3個の20dB、
25dBまたは30dBフィルタの場合についてのもの
である。また、この図は、約10dBの結合フィルタ損
失で、2〜3個の全Cバンドフィルタにより大幅な改善
が得られることを示す。
善が、約400dB・nmよりも大きいFOM(例え
ば、フィルタ強度10dB以上およびフィルタ帯域幅4
0nm以上)の単一Cバンドフィルタが提供される場合
に得ることができる。このフィルタ帯域幅は、通常と同
様に、半値幅(FWHM)として定義される。
例であるが、本発明はこの開示された実施形態に限定さ
れない。様々なCバンド除去フィルタが、大幅に改善し
たLバンド性能を得ることができ、かつ考えられる。望
ましくは、フィルタは、Lバンドにおいて並びにポンプ
波長(典型的には980nmまたは1480nm)にお
いて最小の挿入損失(例えば、<0.1dB)を有する
大きな反射減衰量(例えば、>40dB)を有する。大
きな反射減衰量は、例えばアイソレータまたはサーキュ
レータの手段により得ることができる。しかし、これら
のデバイスは、典型的には望ましくない挿入損失を追加
する。
シミュレーション結果は、従来技術によるEDFAに実
質的に対応するシミュレーション結果に匹敵する。Cバ
ンドにおいて1525nmから1540nmの(強度お
よび幅が異なることを除いて図4に示されている)20
dBASEフィルタで、1545〜1560nmの16
チャネル(1nm間隔)を有するCバンドに100mW
の980nmポンプ光、−10dBm全信号入力が仮定
された。
ュレーションに使用された。この場合に、5mフィルタ
間隔が最適であることが分かった。出力およびNFの実
質的に最大の改善が、帯域幅1525〜1540nmを
有する単一15dBフィルタにより達せられた。2個の
フィルタの使用は、実質的に改善を生じなかった。最大
の必要とされるフィルタFOMは、300dB・nm
(15nmにおいて20dB)である。このFOMは、
我々の知る限り、従来使用されていたいかなるFOMよ
りも大きい。FOM=300dB・nmを有するCバン
ドASEフィルタは、LバンドEDFAに対して小さな
改善しか生じなかった。
強度を有する30nm以上の帯域幅を有するフィルタが
知られている。例えば、A. Vengsarkar 等によるOFC '9
5, PD4-1; Erdogan et al., J. of the Optical Societ
y of America A, Vol. 13, pp. 296-313 (1996)および
米国特許第5,740,292号を参照のこと。
によるLバンドEDFAを含む光ファイバ通信システム
130を概略的に示す。符号131〜135は、それぞ
れ、WDM送信器、通常の伝送ファイバ、LバンドED
FA、および受信機である。通常の構成要素(例えば、
マルチプレクサおよびデマルチプレクサ)は示されてい
ない。
は、LバンドEDFAの増幅器特性において望ましい改
善が得られる唯一の方法ではない。例えば、分散型損失
手段を備えることも同様の結果を得る。そのような損失
手段は、EDF中の適切に選択されたドーパントであっ
てもよいし、または適切に選択された導波路構造であっ
てもよい。損失メカニズムは、EDFの少なくとも使用
部分において活性であり、典型的にはEDF全体におい
て活性であり、EDFのいかなる部分においても、Cバ
ンドにおける最大の蓄積利得を約30dB低く維持する
ように選択される。
Lバンド増幅器140を概略的に示す。この増幅器は、
二段からなり、入力段(第1段)は、31mのErドー
プされたファイバであり、出力段(第2段)は、130
mの同じErドープされたファイバである。ファイバ
は、1530nmにおいて6dB/mのピーク吸収を有
する。入力段は、区分間のインラインASEフィルタに
より、それぞれ長さ6.5m、4.5mおよび20mの
ファイバの3つの区分に分割されている。
mWおよび1480nmの110mWのポンプ光で共に
ポンプされる。ポンプ光は、WDMカプラの手段により
通常の方法で増幅器に結合される。通常の光アイソレー
ションが、第2段から第1段へのASEフィードバック
を防止するために増幅器段間に配置される。図示しない
通常の送信器からの信号放射は、Lバンド増幅器へ通常
の伝送ファイバ中を伝播する。ポンプ光(980nm)
は、図示しない通常のポンプ源により提供されて、通常
のファイバ142を通してWDMカプラ144に伝播さ
れて、増幅器入力段に入力される。
タ147および148を有する。符号146および14
5は、それぞれ、通常の光アイソレータおよび1480
nmポンプ光を第2の増幅器段に結合させるためのWD
Mカプラである。1480nmポンプ光は、図示しない
通常のポンプ光源により提供され、ファイバ143を通
してWDMカプラに伝播される。増幅された信号放射
は、図示しない利用手段、例えば増幅器および受信器に
伝送可能に信号を接続する伝送ファイバに提供される。
定した。入力飽和信号は、5nm間隔を開けて配置され
た1570〜1600nmに7個のチャネルに構成され
た。各チャネル中のパワーは、増幅器への全入力パワー
が−11.5dBmとなるように−20dBmに設定さ
れた。出力パワースペクトルは図15に示されている。
全出力パワーは、増幅器が980nmの100mWおよ
び1480nmの110mWのポンプ光でポンプされた
場合、17.1dBmであった。増幅器の電力変換効率
(PCE)は、24.3%であり、これは量子限界の3
1%に対応する。
LバンドEDFAにおいて、これは、通常Cバンドフィ
ルタ手段を含む入力段である。2個以上の段を有するE
DFAにおいて、EDFの長さは、Cバンドフィルタ手
段を含む段におけるEDFの長さであると理解される。
された利得および雑音を示す。利得スペクトルは、帯域
において小さなプローブ信号を調節することにより、か
つ7個の飽和信号が同調されたときにその利得を測定す
ることにより得られた。プローブ信号の大きさは、利得
スペクトルに影響を与えることのないように、−40d
Bm(7個の飽和信号から20dB低い)に設定され
た。
33nmであり、帯域における利得変動は約1.7dB
であった。単純な利得透過フィルタは、1dB低いとこ
ろまで利得変動を減少することができる。増幅器帯域に
おける外部光雑音指数は、4.5dB低かった。これ
は、WDMカプラの損失およびエルビウムファイバに対
する重ねつなぎを含む。最も低い雑音指数は、1570
nmにおいて3.75dBであり、最も高い雑音指数
は、1602nmにおいて4.45dBであった。
増幅器における使用に適したブレーズドファイバブラッ
ググレーティングの伝達スペクトルを示す。通常の光フ
ァイバ(Lucent Technologies社から入手可能な5Dフ
ァイバ)が、重水素と共に通常の方法でロードされ、チ
ャープドブレーズドブラッググレーティングが、位相マ
スクを介するUV(242nm)暴露によりファイバコ
アに書き込まれる。
であり、位相マスク間隔に置けるチャープは、2nm/
cmである。グレーティングの長さは、1.5cmであ
り、そのプロファイルは、ほぼガウス分布である。グレ
ーティングブレイズは、ファイバに対して位相マスクを
傾けることにより得られる。増幅器の各フィルタは、
3.5度および6度の位相マスクチルト角を有する2つ
のグレーティングからなり、それぞれ1560nmおよ
び1530nmに近い最大クラッディングモード損失を
与える。各グレーティングにおける屈折率変調は、約
0.003である。
CバンドEDFAに望ましくは匹敵する改善された性能
を有するLバンドEDFA(Erドープされたファイバ
増幅器)を提供することができる。
タを波長の関数として示す図。
として利得を示す図。
概略図。
Cバンドフィルタのフィルタ損失を示す図。
およびCバンド除去フィルタのないEDFAのシミュレ
ーション結果を示す図。
およびCバンド除去フィルタのないEDFAのシミュレ
ーション結果を示す図。
およびCバンド除去フィルタのないEDFAのシミュレ
ーション結果を示す図。
およびCバンド除去フィルタのないEDFAのシミュレ
ーション結果を示す図。
およびCバンド除去フィルタのないEDFAのシミュレ
ーション結果を示す図。
果およびCバンド除去フィルタのないEDFAのシミュ
レーション結果を示す図。
果およびCバンド除去フィルタのないEDFAのシミュ
レーション結果を示す図。
果およびCバンド除去フィルタのないEDFAのシミュ
レーション結果を示す図。
送システムを示す図。
す図。
す図。
を示す図。
ティングの伝達スペクトルを示す図。
Claims (10)
- 【請求項1】 約1565〜1625nmの波長領域に
おける光信号放射の増幅に適合するErドープされたフ
ァイバ増幅器を含む物品であって、 前記増幅器は、入力を有する長さLのErドープされた
光ファイバと、前記光信号放射およびポンプ光を前記E
rドープされた光ファイバに結合させるための単数また
は複数のカプラを含むものにおいて、前記増幅器は、前
記長さLのErドープされた光ファイバ中に配置された
光フィルタ手段をさらに含み、前記光フィルタ手段は、
400dB・nmよりも大きい良さの指数(FOM)を
有する増幅器を提供するように選択され、前記良さの指
数は、1520〜1565nmの波長領域におけるFL
(λ)の積分であり、FL(λ)は、前記長さLのEr
ドープされた光ファイバにおける前記光フィルタ手段に
よる波長λにおける全損失であることを特徴とする物
品。 - 【請求項2】 前記光フィルタ手段は、前記1520〜
1565nmの波長領域において波長依存吸収を提供す
るように選択されることを特徴とする請求項1記載の物
品。 - 【請求項3】 前記光フィルタ手段は、前記1520〜
1565nmの波長領域においてフィルタリングを提供
するように選択された少なくとも1つの個別のフィルタ
エレメントを含むことを特徴とする請求項1記載の物
品。 - 【請求項4】 前記少なくとも1つの個別のフィルタエ
レメントは、ブレーズドブラッグフレーティング、長間
隔ファイバグレーティング、反射モードコンバータ、誘
電性フィルタ、ヒューズドファイバカプラ、およびヒュ
ーズドバイコニックファイバカプラからなるフィルタエ
レメントのグループから選択されることを特徴とする請
求項3記載の物品。 - 【請求項5】 前記少なくとも1つの個別のフィルタエ
レメントが、ブレーズドブラッググレーティングである
ことを特徴とする請求項3記載の物品。 - 【請求項6】 前記Erドープされたファイバ増幅器
が、入力段を有する多段ファイバ増幅器であり、前記光
フィルタ手段が、前記入力段に配置されていることを特
徴とする請求項1記載の物品。 - 【請求項7】 前記光フィルタ手段が、1520〜15
65nmの波長領域において、波長依存吸収を提供する
ように選択された分散型フィルタ手段をさらに含むこと
を特徴とする請求項3記載の物品。 - 【請求項8】 前記良さの指数が500dB・nmより
も大きいことを特徴とする請求項1記載の物品。 - 【請求項9】 前記光フィルタ手段が、2個以上の個別
のフィルタエレメントを含むことを特徴とする請求項3
記載の物品。 - 【請求項10】 前記2つ以上の個別のフィルタエレメ
ントが、ブレーズドブラッググレーティングであること
を特徴とする請求項9記載の物品。
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