JP2000131920A - 画像形成装置 - Google Patents
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- JP2000131920A JP2000131920A JP10302509A JP30250998A JP2000131920A JP 2000131920 A JP2000131920 A JP 2000131920A JP 10302509 A JP10302509 A JP 10302509A JP 30250998 A JP30250998 A JP 30250998A JP 2000131920 A JP2000131920 A JP 2000131920A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 中間転写ベルト上の除去すべきトナーが、球
形のトナーである場合や、ジャム等によりトナー量が多
い場合においても、これらを良好に除去する。 【解決手段】 中間転写ベルト5aの回転方向(矢印R
5方向)についての二次転写ニップ部T2 の下流側に、
中間転写ベルト5aに対して接離可能なクリーニングブ
レード8aを有する第1のクリーニング手段8配設し、
さらに下流側に接離可能な帯電部材9を有する第2のク
リーニング手段を配設する。中間転写ベルト5a上の不
要なトナーを、まず、クリーニングブレード8aで払拭
し、払拭できなかったトナーを帯電部材9によって逆極
性に帯電する。そして、一次転写ニップ部T1 における
一次転写バイアスによって中間転写ベルト5aから感光
ドラム1に逆転写させる。逆転写したトナーは、感光ド
ラム1のクリーニング装置6で除去する。
形のトナーである場合や、ジャム等によりトナー量が多
い場合においても、これらを良好に除去する。 【解決手段】 中間転写ベルト5aの回転方向(矢印R
5方向)についての二次転写ニップ部T2 の下流側に、
中間転写ベルト5aに対して接離可能なクリーニングブ
レード8aを有する第1のクリーニング手段8配設し、
さらに下流側に接離可能な帯電部材9を有する第2のク
リーニング手段を配設する。中間転写ベルト5a上の不
要なトナーを、まず、クリーニングブレード8aで払拭
し、払拭できなかったトナーを帯電部材9によって逆極
性に帯電する。そして、一次転写ニップ部T1 における
一次転写バイアスによって中間転写ベルト5aから感光
ドラム1に逆転写させる。逆転写したトナーは、感光ド
ラム1のクリーニング装置6で除去する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中間転写体を備
え、球形トナーを使用してトナー像を形成する画像形成
装置に関する。
え、球形トナーを使用してトナー像を形成する画像形成
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】中間転写体を有する、複写機、レーザビ
ームプリンタ等の画像形成装置では、像担持体としての
感光ドラム上に順次に形成された複数色のトナー像を中
間転写体に順次一次転写して中間転写体上で重ね合わ
せ、その後、中間転写体上の複数色のトナー像を転写材
に一括で二次転写し、定着させてカラー画像を形成して
いる。
ームプリンタ等の画像形成装置では、像担持体としての
感光ドラム上に順次に形成された複数色のトナー像を中
間転写体に順次一次転写して中間転写体上で重ね合わ
せ、その後、中間転写体上の複数色のトナー像を転写材
に一括で二次転写し、定着させてカラー画像を形成して
いる。
【0003】このような画像形成装置において、二次転
写時に転写材に転写されないで中間転写ベルト上に残っ
たトナー(二次転写残トナー)は、帯電器によって正規
の帯電極性と逆の極性に再帯電し、中間転写体と感光ド
ラムとの接触部である一次転写部で中間転写体から感光
ドラムに逆転写して、感光ドラムのクリーニング装置に
回収させる構成が、特開平9−44007号公報や特開
平9−359023号公報に開示されている。
写時に転写材に転写されないで中間転写ベルト上に残っ
たトナー(二次転写残トナー)は、帯電器によって正規
の帯電極性と逆の極性に再帯電し、中間転写体と感光ド
ラムとの接触部である一次転写部で中間転写体から感光
ドラムに逆転写して、感光ドラムのクリーニング装置に
回収させる構成が、特開平9−44007号公報や特開
平9−359023号公報に開示されている。
【0004】また、特開平5−303310号公報等に
は、中間転写体にブレード等のクリーニング部材を当接
させて転写残トナー等を除去する方法が開示されてい
る。
は、中間転写体にブレード等のクリーニング部材を当接
させて転写残トナー等を除去する方法が開示されてい
る。
【0005】図4に、このようにクリーニング部材を使
用した画像形成装置の一例を示す。
用した画像形成装置の一例を示す。
【0006】ここで、A、B、C、Dは、K(ブラッ
ク)、M(マゼンタ)、C(シアン)、Y(イエロー)
それぞれの現像装置、感光ドラム1、帯電装置、及び感
光体クリーニング装置を備えた画像形成ユニットを表
す。現像剤としては一成分現像剤を使用しても二成分現
像剤を使用してもよい。各画像形成ユニットに含まれる
感光ドラム1には、各色成分に対応する画像情報が光情
報として書き込まれ静電潜像が形成される。その各成分
の静電潜像は現像装置で各色のトナーにより現像(顕像
化)される。現像されたトナー像は、各感光ドラム1と
中間転写体ユニット12の中間転写ベルト(中間転写
体)12aとの間の各一次転写ニップ部T1 まで順次に
運ばれる。そしてそれぞれの一次転写ローラ(一次転写
手段)12fにより中間転写ベルト12aの裏面からト
ナーと逆極性の電荷が与えられ各感光ドラム1上の各色
のトナー像は、中間転写ベルト12a上に順次に転写さ
れ、カラー画像が形成される。それぞれの一次転写ニッ
プ部T1 を順次に通過し中間転写ベルト12a上に形成
されたカラー画像は、二次転写ニップ部T2 において、
タイミングを合わせてレジストローラ11から送り出さ
れ搬送されてくる転写材Pに転写された後、転写材Pは
中間転写ベルト12a及び二次転写ローラ(二次転写手
段)7から曲率により分離されて定着装置10に運ばれ
て加熱定着処理される。中間転写ベルト12aにはクリ
ーニング手段8が設けられており、中間転写ベルト12
a上の二次転写残トナーを除去し、ゴーストや混色の発
生を防止している。
ク)、M(マゼンタ)、C(シアン)、Y(イエロー)
それぞれの現像装置、感光ドラム1、帯電装置、及び感
光体クリーニング装置を備えた画像形成ユニットを表
す。現像剤としては一成分現像剤を使用しても二成分現
像剤を使用してもよい。各画像形成ユニットに含まれる
感光ドラム1には、各色成分に対応する画像情報が光情
報として書き込まれ静電潜像が形成される。その各成分
の静電潜像は現像装置で各色のトナーにより現像(顕像
化)される。現像されたトナー像は、各感光ドラム1と
中間転写体ユニット12の中間転写ベルト(中間転写
体)12aとの間の各一次転写ニップ部T1 まで順次に
運ばれる。そしてそれぞれの一次転写ローラ(一次転写
手段)12fにより中間転写ベルト12aの裏面からト
ナーと逆極性の電荷が与えられ各感光ドラム1上の各色
のトナー像は、中間転写ベルト12a上に順次に転写さ
れ、カラー画像が形成される。それぞれの一次転写ニッ
プ部T1 を順次に通過し中間転写ベルト12a上に形成
されたカラー画像は、二次転写ニップ部T2 において、
タイミングを合わせてレジストローラ11から送り出さ
れ搬送されてくる転写材Pに転写された後、転写材Pは
中間転写ベルト12a及び二次転写ローラ(二次転写手
段)7から曲率により分離されて定着装置10に運ばれ
て加熱定着処理される。中間転写ベルト12aにはクリ
ーニング手段8が設けられており、中間転写ベルト12
a上の二次転写残トナーを除去し、ゴーストや混色の発
生を防止している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
中間転写体のクリーニング方法を、中間転写体を備え、
球形トナーを使用してトナー像を形成するカラーの画像
形成装置に適用した場合には、それぞれ以下のような問
題が発生することになる。
中間転写体のクリーニング方法を、中間転写体を備え、
球形トナーを使用してトナー像を形成するカラーの画像
形成装置に適用した場合には、それぞれ以下のような問
題が発生することになる。
【0008】まず、中間転写体上のトナーを帯電装置に
よって再帯電するものは、球形トナーであっても少量で
あれば中間転写体上の二次転写残トナーを確実に感光ド
ラム側に転写することが可能である。しかしフルカラー
モードやジャム時のように二次転写残トナーが増加した
場合には、二次転写残トナーの、帯電部材と一次転写部
との1度の通過では完全にクリーニングさせることが困
難であり、中間転写体をクリーニングのために感光ドラ
ムを何周かさせる必要がある。
よって再帯電するものは、球形トナーであっても少量で
あれば中間転写体上の二次転写残トナーを確実に感光ド
ラム側に転写することが可能である。しかしフルカラー
モードやジャム時のように二次転写残トナーが増加した
場合には、二次転写残トナーの、帯電部材と一次転写部
との1度の通過では完全にクリーニングさせることが困
難であり、中間転写体をクリーニングのために感光ドラ
ムを何周かさせる必要がある。
【0009】次に、ブレード等のクリーニング部材を使
用するものは、球形トナーを使用すると、クリーニング
設定条件が非常に厳しく、初期にはクリーニングできて
いても経時で一部のトナーが擦り抜けてしまいそれが次
の画像品質を低下させるといった問題を引き起こす。
用するものは、球形トナーを使用すると、クリーニング
設定条件が非常に厳しく、初期にはクリーニングできて
いても経時で一部のトナーが擦り抜けてしまいそれが次
の画像品質を低下させるといった問題を引き起こす。
【0010】本発明は、上述事情に鑑みてなされたもの
であり、中間転写体上の不要なトナーを、短時間で、良
好に除去するようにした画像形成装置を提供することを
目的とするものである。
であり、中間転写体上の不要なトナーを、短時間で、良
好に除去するようにした画像形成装置を提供することを
目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの請求項1の発明は、像担持体上に正規極性の球形ト
ナーで形成したトナー像を、一次転写手段に逆極性の一
次転写バイアスを印加して一旦、中間転写体に転写した
後、二次転写手段に逆極性の二次転写バイアスを印加し
て転写材に転写して画像を形成する画像形成装置におい
て、前記中間転写体表面の移動方向についての前記二次
転写手段の下流側において前記中間転写体表面に接離可
能なクリーニング部材を有し、該クリーニング部材を当
接させて前記中間転写体表面の不要なトナーを除去する
第1のクリーニング手段と、前記中間転写体表面の移動
方向についての前記第1のクリーニング手段の下流側で
かつ前記一次転写手段の上流側に配設された帯電部材を
有し、該帯電部材により前記中間転写体表面の不要なト
ナーを逆極性に帯電する第2のクリーニング手段とを備
える、ことを特徴とする。
めの請求項1の発明は、像担持体上に正規極性の球形ト
ナーで形成したトナー像を、一次転写手段に逆極性の一
次転写バイアスを印加して一旦、中間転写体に転写した
後、二次転写手段に逆極性の二次転写バイアスを印加し
て転写材に転写して画像を形成する画像形成装置におい
て、前記中間転写体表面の移動方向についての前記二次
転写手段の下流側において前記中間転写体表面に接離可
能なクリーニング部材を有し、該クリーニング部材を当
接させて前記中間転写体表面の不要なトナーを除去する
第1のクリーニング手段と、前記中間転写体表面の移動
方向についての前記第1のクリーニング手段の下流側で
かつ前記一次転写手段の上流側に配設された帯電部材を
有し、該帯電部材により前記中間転写体表面の不要なト
ナーを逆極性に帯電する第2のクリーニング手段とを備
える、ことを特徴とする。
【0012】請求項2の発明は、請求項1の画像形成装
置において、前記球形トナーが重合トナーである、こと
を特徴とする。
置において、前記球形トナーが重合トナーである、こと
を特徴とする。
【0013】請求項3の発明は、前記中間転写体が、高
抵抗の表層を有する、ことを特徴とする。
抵抗の表層を有する、ことを特徴とする。
【0014】請求項4の発明は、前記第1のクリーニン
グ手段を使用するクリーニングモードを任意に選択可能
とした、ことを特徴とする。
グ手段を使用するクリーニングモードを任意に選択可能
とした、ことを特徴とする。
【0015】〔作用〕本発明によると、第1のクリーニ
ング手段によって除去することができなかった中間転写
体上のトナーを、第2のクリーニング手段によって逆極
性に帯電し、一次転写バイアスによって中間転写体上か
ら像担持体上に逆転写させることができる。特に、トナ
ーが、第1のクリーニング手段のクリーニングブレード
を擦り抜けやすい球形のトナーである場合に有効であ
る。
ング手段によって除去することができなかった中間転写
体上のトナーを、第2のクリーニング手段によって逆極
性に帯電し、一次転写バイアスによって中間転写体上か
ら像担持体上に逆転写させることができる。特に、トナ
ーが、第1のクリーニング手段のクリーニングブレード
を擦り抜けやすい球形のトナーである場合に有効であ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、本発明の実
施の形態について説明する。
施の形態について説明する。
【0017】〈実施の形態1〉図1に、本発明に係る画
像形成装置の一例を示す。同図に示す画像形成装置は、
中間転写体を使用した4色フルカラーのレーザビームプ
リンタであり、同図はその概略構成を示す縦断面図であ
る。
像形成装置の一例を示す。同図に示す画像形成装置は、
中間転写体を使用した4色フルカラーのレーザビームプ
リンタであり、同図はその概略構成を示す縦断面図であ
る。
【0018】同図に示す画像形成装置は、像担持体とし
てドラム状の電子写真感光体(以下「感光ドラム」とい
う。)1を備えている。本実施の形態で使用する感光ド
ラム1は、アルミニウムのドラム基体の外周面にOPC
(有機光半導体)感光層を設けて構成されている。な
お、感光層としては、他に、アモルファスシリコンを使
用することができる。感光ドラム1は、駆動手段(不図
示)によって矢印R1方向に所定のプロセススピードで
回転駆動される。
てドラム状の電子写真感光体(以下「感光ドラム」とい
う。)1を備えている。本実施の形態で使用する感光ド
ラム1は、アルミニウムのドラム基体の外周面にOPC
(有機光半導体)感光層を設けて構成されている。な
お、感光層としては、他に、アモルファスシリコンを使
用することができる。感光ドラム1は、駆動手段(不図
示)によって矢印R1方向に所定のプロセススピードで
回転駆動される。
【0019】帯電装置としては、帯電ローラ2が使用さ
れる。帯電ローラ2は、感光ドラム1表面に接触配置さ
れており、感光ドラム1の矢印R1方向の回転に伴って
矢印R2方向に従動回転する。帯電ローラ2には、帯電
バイアス印加電源(不図示)によって帯電バイアスが印
加されており、これにより感光ドラム1表面が所定の極
性、所定の電位に均一に帯電される。
れる。帯電ローラ2は、感光ドラム1表面に接触配置さ
れており、感光ドラム1の矢印R1方向の回転に伴って
矢印R2方向に従動回転する。帯電ローラ2には、帯電
バイアス印加電源(不図示)によって帯電バイアスが印
加されており、これにより感光ドラム1表面が所定の極
性、所定の電位に均一に帯電される。
【0020】帯電後の感光ドラム1表面は、露光装置3
によって静電潜像が形成される。露光装置3は、レーザ
光を発光するレーザスキャナ3a、ポリゴンミラー(不
図示)、レーザ光を反射して感光ドラム表面に照射する
反射ミラー3b等を有しており、感光ドラム表面に対し
て画像情報に基づく光走査を行って光照射部分の電荷を
除去し、これにより静電潜像を形成する。本実施の形態
では、画像形成を行う色の順を、Y(イエロー)、M
(マゼンタ)、C(シアン)、Bk(ブラック)とする
と、感光ドラム1表面には、露光装置3によってまずイ
エローの静電潜像が形成される。
によって静電潜像が形成される。露光装置3は、レーザ
光を発光するレーザスキャナ3a、ポリゴンミラー(不
図示)、レーザ光を反射して感光ドラム表面に照射する
反射ミラー3b等を有しており、感光ドラム表面に対し
て画像情報に基づく光走査を行って光照射部分の電荷を
除去し、これにより静電潜像を形成する。本実施の形態
では、画像形成を行う色の順を、Y(イエロー)、M
(マゼンタ)、C(シアン)、Bk(ブラック)とする
と、感光ドラム1表面には、露光装置3によってまずイ
エローの静電潜像が形成される。
【0021】感光ドラム1上の静電潜像は、現像装置4
によって現像される。現像装置4は、イエロー、マゼン
タ、シアン、ブラックの色のトナー像をそれぞれ収納し
た4個の現像器4Y、4M、4C、4Bkを備えてお
り、それぞれが個別に感光ドラム1表面に対して接離可
能となっている。4個の現像器は、感光ドラム1上の静
電潜像の現像に供されるものが、感光ドラム1表面に近
接、又は接触した現像位置に配置され、それ以外のもの
は感光ドラム1表面から離間されている。本実施の形態
では、イエローの現像器4Yが現像位置に配置されて、
感光ドラム1上の静電潜像にイエローのトナーを付着さ
せてトナー像として現像する。
によって現像される。現像装置4は、イエロー、マゼン
タ、シアン、ブラックの色のトナー像をそれぞれ収納し
た4個の現像器4Y、4M、4C、4Bkを備えてお
り、それぞれが個別に感光ドラム1表面に対して接離可
能となっている。4個の現像器は、感光ドラム1上の静
電潜像の現像に供されるものが、感光ドラム1表面に近
接、又は接触した現像位置に配置され、それ以外のもの
は感光ドラム1表面から離間されている。本実施の形態
では、イエローの現像器4Yが現像位置に配置されて、
感光ドラム1上の静電潜像にイエローのトナーを付着さ
せてトナー像として現像する。
【0022】感光ドラム1上のイエローのトナー像は、
中間転写体ユニット5の中間転写ベルト(中間転写体)
5a上に転写される。中間転写ベルト5aは、図2に示
すように、105 Ω・cm程度の中抵抗の弾性層5a1
と、その表面を覆う1013〜1014Ω・cm程度の高抵抗
の表層5a2 とを有するもので、無端状に形成されて、
ローラ5b、5c、5d、5eに掛け渡されている。中
間転写ベルト5aは、駆動用のローラ5bの回転に伴っ
て矢印R5方向に感光ドラム1のプロセススピードとほ
ぼ同速度で回転駆動される。中間転写ベルト5aは、そ
の裏面側に配置された一次転写ローラ(一次転写手段)
5fによって感光ドラム1表面に押圧されており、これ
により感光ドラム1と中間転写ベルト5aとの間に一次
転写ニップ部T1 が構成されている。一次転写ローラ5
fには、一次転写バイアス印加電源(不図示)によって
感光ドラム1上のトナーとは逆極性の一次転写バイアス
が印加され、これにより、感光ドラム1上のイエローの
トナー像が、一次転写ニップ部T1 を介して中間転写ベ
ルト5a上に一次転写される。なお、トナーとしては、
球形トナー又は重合トナーを用いている。
中間転写体ユニット5の中間転写ベルト(中間転写体)
5a上に転写される。中間転写ベルト5aは、図2に示
すように、105 Ω・cm程度の中抵抗の弾性層5a1
と、その表面を覆う1013〜1014Ω・cm程度の高抵抗
の表層5a2 とを有するもので、無端状に形成されて、
ローラ5b、5c、5d、5eに掛け渡されている。中
間転写ベルト5aは、駆動用のローラ5bの回転に伴っ
て矢印R5方向に感光ドラム1のプロセススピードとほ
ぼ同速度で回転駆動される。中間転写ベルト5aは、そ
の裏面側に配置された一次転写ローラ(一次転写手段)
5fによって感光ドラム1表面に押圧されており、これ
により感光ドラム1と中間転写ベルト5aとの間に一次
転写ニップ部T1 が構成されている。一次転写ローラ5
fには、一次転写バイアス印加電源(不図示)によって
感光ドラム1上のトナーとは逆極性の一次転写バイアス
が印加され、これにより、感光ドラム1上のイエローの
トナー像が、一次転写ニップ部T1 を介して中間転写ベ
ルト5a上に一次転写される。なお、トナーとしては、
球形トナー又は重合トナーを用いている。
【0023】トナー像転写後の感光ドラム1は、中間転
写ベルト5aに転写されないで表面に残ったトナー(一
次転写残トナー)がクリーニング装置6のクリーニング
ブレード6aによって除去され、次の画像形成に供され
る。
写ベルト5aに転写されないで表面に残ったトナー(一
次転写残トナー)がクリーニング装置6のクリーニング
ブレード6aによって除去され、次の画像形成に供され
る。
【0024】上述の帯電、露光、現像、一次転写、クリ
ーニングの一連の画像形成プロセスを、上述のイエロー
と同様に、残りの3色、すなわち、マゼンタ、シアン、
ブラックについても順次に繰り返して、中間転写ベルト
5a上に4色のトナー像を重ね合わせる。
ーニングの一連の画像形成プロセスを、上述のイエロー
と同様に、残りの3色、すなわち、マゼンタ、シアン、
ブラックについても順次に繰り返して、中間転写ベルト
5a上に4色のトナー像を重ね合わせる。
【0025】上述のようにして中間転写ベルト5a上で
重ね合わされた4色のトナー像は、二次転写ローラ(二
次転写手段)7によって紙等の転写材P上に転写され
る。二次転写ローラ7は、中間転写ベルト5a表面に当
接されて二次転写ニップ部T2を構成しており、中間転
写ベルト5aの矢印R5方向に回転に伴って矢印R7方
向に従動回転する。上述の二次転写ニップ部T2 におい
て、給紙部(不図示)から所定のタイミングで供給され
た転写材Pを挟持搬送する。このとき、二次転写ローラ
7は、二次転写バイアス印加電源(不図示)から印加さ
れた二次転写バイアスにより、転写材Pの背面から中間
転写ベルト上のトナーと逆極性の電荷を供給し、これに
より、中間転写ベルト5a上の4色のトナー像は、転写
材P表面に一括して二次転写されるものである。
重ね合わされた4色のトナー像は、二次転写ローラ(二
次転写手段)7によって紙等の転写材P上に転写され
る。二次転写ローラ7は、中間転写ベルト5a表面に当
接されて二次転写ニップ部T2を構成しており、中間転
写ベルト5aの矢印R5方向に回転に伴って矢印R7方
向に従動回転する。上述の二次転写ニップ部T2 におい
て、給紙部(不図示)から所定のタイミングで供給され
た転写材Pを挟持搬送する。このとき、二次転写ローラ
7は、二次転写バイアス印加電源(不図示)から印加さ
れた二次転写バイアスにより、転写材Pの背面から中間
転写ベルト上のトナーと逆極性の電荷を供給し、これに
より、中間転写ベルト5a上の4色のトナー像は、転写
材P表面に一括して二次転写されるものである。
【0026】トナー像二次転写後の転写材Pは、中間転
写ベルト5a表面から曲率分離された後、定着装置10
に導かれ、ここで加熱、加圧されて表面の4色のトナー
像が溶融固着されてカラー画像として定着され、その後
画像形成装置本体外部に排出される。
写ベルト5a表面から曲率分離された後、定着装置10
に導かれ、ここで加熱、加圧されて表面の4色のトナー
像が溶融固着されてカラー画像として定着され、その後
画像形成装置本体外部に排出される。
【0027】一方、トナー像二次転写後の中間転写ベル
ト5aは、転写材Pに転写されないで表面に残ったトナ
ー(二次転写残トナー)が第1のクリーニング手段8に
よって除去される。第1のクリーニング手段8は、弾性
部材によって形成されたクリーニングブレード(クリー
ニング部材)8aを有しており、これを中間転写ベルト
5a表面に押圧させることにより、中間転写ベルト5a
表面の二次転写残トナーを除去する。
ト5aは、転写材Pに転写されないで表面に残ったトナ
ー(二次転写残トナー)が第1のクリーニング手段8に
よって除去される。第1のクリーニング手段8は、弾性
部材によって形成されたクリーニングブレード(クリー
ニング部材)8aを有しており、これを中間転写ベルト
5a表面に押圧させることにより、中間転写ベルト5a
表面の二次転写残トナーを除去する。
【0028】しかし、トナーとして球形トナーを使用し
た場合、中間転写ベルト5a表面に付着した球形トナー
は、中間転写ベルト5a表面とクリーニングブレード8
aとの間を擦り抜けやすいので、この球形トナーを充分
に除去することは困難である。このため、一部の二次転
写残トナーが第1のクリーニング手段8を擦り抜けて第
2のクリーニング手段としての帯電部材9に運ばれる。
第1のクリーニング手段8を擦り抜けた二次転写残トナ
ーは、DCにACを重畳させたバイアスが印加された帯
電部材9により、正規の帯電極性(正規極性)と逆極性
に帯電され、一次転写ニップ部T1 に搬送され、ここ
で、正規の一次転写バイアスにより、感光ドラム1上に
逆転写される。逆転写された二次転写残トナーは、その
後、一次転写残トナーを除去するクリーニング装置6の
クリーニングブレード6aによって除去される。
た場合、中間転写ベルト5a表面に付着した球形トナー
は、中間転写ベルト5a表面とクリーニングブレード8
aとの間を擦り抜けやすいので、この球形トナーを充分
に除去することは困難である。このため、一部の二次転
写残トナーが第1のクリーニング手段8を擦り抜けて第
2のクリーニング手段としての帯電部材9に運ばれる。
第1のクリーニング手段8を擦り抜けた二次転写残トナ
ーは、DCにACを重畳させたバイアスが印加された帯
電部材9により、正規の帯電極性(正規極性)と逆極性
に帯電され、一次転写ニップ部T1 に搬送され、ここ
で、正規の一次転写バイアスにより、感光ドラム1上に
逆転写される。逆転写された二次転写残トナーは、その
後、一次転写残トナーを除去するクリーニング装置6の
クリーニングブレード6aによって除去される。
【0029】ここで中間転写ベルト5aの第2のクリー
ニング手段についてさらに詳述する。
ニング手段についてさらに詳述する。
【0030】中間転写ベルト5a上の二次転写残トナー
は、中間転写ベルト5a上のトナー像が転写材Pに二次
転写される際に、トナーの正規帯電極性とは逆極性の強
い電界を受けて、逆極性に帯電されて中間転写ベルト5
a上に残留しているトナーが多い。しかし、すべてのト
ナーが逆極性に帯電しているわけではなく、部分的には
中和され電荷を持たないトナーや、正規の極性を維持し
ているトナーも存在している。
は、中間転写ベルト5a上のトナー像が転写材Pに二次
転写される際に、トナーの正規帯電極性とは逆極性の強
い電界を受けて、逆極性に帯電されて中間転写ベルト5
a上に残留しているトナーが多い。しかし、すべてのト
ナーが逆極性に帯電しているわけではなく、部分的には
中和され電荷を持たないトナーや、正規の極性を維持し
ているトナーも存在している。
【0031】そこで、帯電部材9に対して、直流成分に
ピーク間電圧VPPの交流成分を重畳したクリーニングバ
イアスを印加する。具体的にはピーク間電圧VPP=2.
5kV、周波数2000Hz、デューティー比がトナー逆
極性側80%、トナー正規極性側20%の交流成分に、
平均がほぼ0Vになるように直流成分を印加している。
逆極性に帯電された二次転写残トナーは一次転写ニップ
T1 に運ばれて、一次転写バイアスにより感光ドラム1
側に逆転写された後、クリーニング装置6のクリーニン
グブレード6aによって除去される。
ピーク間電圧VPPの交流成分を重畳したクリーニングバ
イアスを印加する。具体的にはピーク間電圧VPP=2.
5kV、周波数2000Hz、デューティー比がトナー逆
極性側80%、トナー正規極性側20%の交流成分に、
平均がほぼ0Vになるように直流成分を印加している。
逆極性に帯電された二次転写残トナーは一次転写ニップ
T1 に運ばれて、一次転写バイアスにより感光ドラム1
側に逆転写された後、クリーニング装置6のクリーニン
グブレード6aによって除去される。
【0032】連続プリント時(連続画像形成時)におい
ても中間転写ベルト5a上の逆極性に帯電された二次転
写残トナーと、感光ドラム1上の一次転写される正規帯
電トナーのお互いの電荷は、短時間の接触では中和され
ず、一次転写ニップ部T1 において、逆極性の中間転写
ベルト5a上の二次転写残トナーは感光ドラム1へ、一
方、正規帯電の感光ドラム1上のトナーは中間転写ベル
ト5aへそれぞれ転写されることが可能となる。二次転
写残トナーが次のプリント工程時に中間転写ベルト5a
に残留することがなく、クリーニングのために中間転写
ベルト5aをさらに回転させる必要がないため、画像品
質を維持しながら最速のプリント出力スピードを維持す
ることが可能となる。
ても中間転写ベルト5a上の逆極性に帯電された二次転
写残トナーと、感光ドラム1上の一次転写される正規帯
電トナーのお互いの電荷は、短時間の接触では中和され
ず、一次転写ニップ部T1 において、逆極性の中間転写
ベルト5a上の二次転写残トナーは感光ドラム1へ、一
方、正規帯電の感光ドラム1上のトナーは中間転写ベル
ト5aへそれぞれ転写されることが可能となる。二次転
写残トナーが次のプリント工程時に中間転写ベルト5a
に残留することがなく、クリーニングのために中間転写
ベルト5aをさらに回転させる必要がないため、画像品
質を維持しながら最速のプリント出力スピードを維持す
ることが可能となる。
【0033】また、二次転写残トナーの一部は第1のク
リーニング手段8で掻き取られるとともに掻き取られな
いものもクリーニングブレード8aにより薄く均される
ため、第2の帯電手段の帯電部材9によるトナーの逆極
性への帯電時に交流成分のピーク間電圧VPPを大きくし
てトナー層を撹拌して均一に帯電しなくても、低い電圧
で十分逆極性に帯電することが可能となる。ここではV
PPを2.5kVとしている。このため帯電部材9の位置
で発生するオゾンやNOX を減少させることができ、中
間転写ベルト5aの表層5a2 (図2参照)へのそれら
の物質の付着による表面抵抗低下が発生しにくくなるの
で、中間転写ベルト5aの交換周期を延ばすこともでき
る。この第1のクリーニング手段8と第2のクリーニン
グ手段の帯電部材9とは、クリーニング時以外は、中間
転写ベルト5aから離間された非接触状態に保持されて
おり、中間転写ベルト5aから転写材Pに対するトナー
像の二次転写工程において中間転写ベルト5aに対して
接触状態に保持される。
リーニング手段8で掻き取られるとともに掻き取られな
いものもクリーニングブレード8aにより薄く均される
ため、第2の帯電手段の帯電部材9によるトナーの逆極
性への帯電時に交流成分のピーク間電圧VPPを大きくし
てトナー層を撹拌して均一に帯電しなくても、低い電圧
で十分逆極性に帯電することが可能となる。ここではV
PPを2.5kVとしている。このため帯電部材9の位置
で発生するオゾンやNOX を減少させることができ、中
間転写ベルト5aの表層5a2 (図2参照)へのそれら
の物質の付着による表面抵抗低下が発生しにくくなるの
で、中間転写ベルト5aの交換周期を延ばすこともでき
る。この第1のクリーニング手段8と第2のクリーニン
グ手段の帯電部材9とは、クリーニング時以外は、中間
転写ベルト5aから離間された非接触状態に保持されて
おり、中間転写ベルト5aから転写材Pに対するトナー
像の二次転写工程において中間転写ベルト5aに対して
接触状態に保持される。
【0034】また、二次転写ローラ7も、二次転写時以
外は中間転写ベルト5aに対して非接触状態で保持され
ており、中間転写ベルト5aから転写材Pに対するトナ
ー像の二次転写実行において中間転写ベルト5aに転写
材Pを介して接触状態に保持される。
外は中間転写ベルト5aに対して非接触状態で保持され
ており、中間転写ベルト5aから転写材Pに対するトナ
ー像の二次転写実行において中間転写ベルト5aに転写
材Pを介して接触状態に保持される。
【0035】〈実施の形態2〉図3に、本実施の形態を
示す。構成としては、従来例で説明した図4の画像形成
装置に、第2のクリーニング手段として帯電部材9を追
加配設したものである。なお、図4に示すものと同様の
部材等については、同じ符号を付して重複説明は省略す
るものとする。
示す。構成としては、従来例で説明した図4の画像形成
装置に、第2のクリーニング手段として帯電部材9を追
加配設したものである。なお、図4に示すものと同様の
部材等については、同じ符号を付して重複説明は省略す
るものとする。
【0036】図3に示す画像形成装置においては、転写
材Pへの二次転写工程までのプロセスは、図4の従来の
画像形成装置と同じである。二次転写後に中間転写ベル
ト5a上に残った二次転写残トナーは、第1のクリーニ
ング手段8のクリーニングブレード8aよって中間転写
ベルト5aから除去される。
材Pへの二次転写工程までのプロセスは、図4の従来の
画像形成装置と同じである。二次転写後に中間転写ベル
ト5a上に残った二次転写残トナーは、第1のクリーニ
ング手段8のクリーニングブレード8aよって中間転写
ベルト5aから除去される。
【0037】しかし、球形トナーを使用した場合、その
クリーニングブレード8aによるクリーニングは非常に
困難なため完全にクリーニングすることができず、一部
の二次転写残トナーが第1のクリーニング手段8を擦り
抜けて第2のクリーニング手段の帯電部材9に運ばれ
る。
クリーニングブレード8aによるクリーニングは非常に
困難なため完全にクリーニングすることができず、一部
の二次転写残トナーが第1のクリーニング手段8を擦り
抜けて第2のクリーニング手段の帯電部材9に運ばれ
る。
【0038】ここで、DCにACを重畳したクリーニン
グバイアスを印加された帯電部材9により正規の帯電極
性と逆極性に帯電されて、中間転写ベルト5aの移動方
向についての最上流に位置する画像形成ユニットAの感
光ドラム1と中間転写ベルト5aとの間の一次転写ニッ
プ部T1 に運ばれ、一次転写ニップ部T1 における正規
の一次転写バイアスにより中間転写ベルト12aから感
光ドラム1側に逆転写される。
グバイアスを印加された帯電部材9により正規の帯電極
性と逆極性に帯電されて、中間転写ベルト5aの移動方
向についての最上流に位置する画像形成ユニットAの感
光ドラム1と中間転写ベルト5aとの間の一次転写ニッ
プ部T1 に運ばれ、一次転写ニップ部T1 における正規
の一次転写バイアスにより中間転写ベルト12aから感
光ドラム1側に逆転写される。
【0039】このような構成で中間転写ベルト5aのク
リーニングを行うことにより4色フルカラー時やジャム
時のような、中間転写ベルト5a上に転写残トナーが多
量にある場合に、そのうちの大部分を第1のクリーニン
グ手段8のクリーニングブレード8aで回収するために
第2のクリーニング手段の帯電部材9によって逆極性の
帯電されたトナーの回収部となる最上流側の画像形成ユ
ニットAのクリーニング装置6のクリーニング容器6b
を比較的小さくすることが可能となる。このため、画像
形成ユニットAを他の画像形成ユニットB、C、Dと共
通化することが可能であるなど、画像形成ユニットの設
計自由度を広げることができるようになる。
リーニングを行うことにより4色フルカラー時やジャム
時のような、中間転写ベルト5a上に転写残トナーが多
量にある場合に、そのうちの大部分を第1のクリーニン
グ手段8のクリーニングブレード8aで回収するために
第2のクリーニング手段の帯電部材9によって逆極性の
帯電されたトナーの回収部となる最上流側の画像形成ユ
ニットAのクリーニング装置6のクリーニング容器6b
を比較的小さくすることが可能となる。このため、画像
形成ユニットAを他の画像形成ユニットB、C、Dと共
通化することが可能であるなど、画像形成ユニットの設
計自由度を広げることができるようになる。
【0040】本実施の形態で用いた中間転写ベルト5a
は、約109 Ω・cmの体積固有抵抗値を有する厚み10
0μmのポリイミドの単層構成となっている。画像形成
ユニットAにおいて、中間転写ベルト5aから一次転写
ニップ部T1 を介して感光ドラム1側に逆転写された転
写残トナーは、一次転写ニップ部T1 のすぐ下流側に位
置するクリーニング装置6によって掻き取られる。
は、約109 Ω・cmの体積固有抵抗値を有する厚み10
0μmのポリイミドの単層構成となっている。画像形成
ユニットAにおいて、中間転写ベルト5aから一次転写
ニップ部T1 を介して感光ドラム1側に逆転写された転
写残トナーは、一次転写ニップ部T1 のすぐ下流側に位
置するクリーニング装置6によって掻き取られる。
【0041】〈実施の形態3〉本実施の形態において
は、図1、図3で示した第1のクリーニング手段8が、
モノカラーモードのように現像トナー量が少ないときの
転写残トナーのクリーニング時には中間転写ベルト5a
表面に対して非接触状態のままとなり、転写残トナーの
クリーニングは帯電部材9を用いた第2のクリーニング
手段によってのみ行うようにしている。ただし、フルカ
ラーモード時やジャム時等の中間転写ベルト5a上の転
写残トナーが多い場合には、第1のクリーニング手段8
のクリーニングブレード8aを中間転写ベルト5aに圧
接させて、これによるクリーニングも行うものとする。
は、図1、図3で示した第1のクリーニング手段8が、
モノカラーモードのように現像トナー量が少ないときの
転写残トナーのクリーニング時には中間転写ベルト5a
表面に対して非接触状態のままとなり、転写残トナーの
クリーニングは帯電部材9を用いた第2のクリーニング
手段によってのみ行うようにしている。ただし、フルカ
ラーモード時やジャム時等の中間転写ベルト5a上の転
写残トナーが多い場合には、第1のクリーニング手段8
のクリーニングブレード8aを中間転写ベルト5aに圧
接させて、これによるクリーニングも行うものとする。
【0042】こうすることで、中間転写ベルト5aに対
する第1の来る手段8のクリーニングブレード8aの接
触時間を必要最小限とすることができ、相互の摺擦によ
る中間転写ベルト5a及びクリーニングブレード8aの
表層5a2 の摩耗を少なくして、これらの寿命を延ばす
ことができる。
する第1の来る手段8のクリーニングブレード8aの接
触時間を必要最小限とすることができ、相互の摺擦によ
る中間転写ベルト5a及びクリーニングブレード8aの
表層5a2 の摩耗を少なくして、これらの寿命を延ばす
ことができる。
【0043】以上の実施の形態1〜3においては、中間
転写体として中間転写ベルト5a、12aを使用した場
合について説明したが、本発明は、これに限定されるも
のではなく、中間転写ベルト5a、12aに代えてドラ
ム状の中間転写ドラムを使用する場合においても、同様
に適用して同様の効果をあげることが可能である。
転写体として中間転写ベルト5a、12aを使用した場
合について説明したが、本発明は、これに限定されるも
のではなく、中間転写ベルト5a、12aに代えてドラ
ム状の中間転写ドラムを使用する場合においても、同様
に適用して同様の効果をあげることが可能である。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
クリーニング部材を中間転写体表面に押圧して表面の不
要なトナーを除去する第1のクリーニング手段と、第1
のクリーニング手段で除去できなかったトナーを電気的
に除去する第2のクリーニング手段とを備えているの
で、第1のクリーニング手段のクリーニング部材を擦り
抜けやすい球形トナーも第2のクリーニング手段によっ
て除去することができる。また、例えば、ジャム等によ
る不要なトナーが多い場合には、その大部分を第1のク
リーニング手段で除去し、残りを第2のクリーニング手
段によって除去することができるので、長期にわたって
良好なクリーニングを行うことができる。
クリーニング部材を中間転写体表面に押圧して表面の不
要なトナーを除去する第1のクリーニング手段と、第1
のクリーニング手段で除去できなかったトナーを電気的
に除去する第2のクリーニング手段とを備えているの
で、第1のクリーニング手段のクリーニング部材を擦り
抜けやすい球形トナーも第2のクリーニング手段によっ
て除去することができる。また、例えば、ジャム等によ
る不要なトナーが多い場合には、その大部分を第1のク
リーニング手段で除去し、残りを第2のクリーニング手
段によって除去することができるので、長期にわたって
良好なクリーニングを行うことができる。
【0045】また、中間転写体の表面層の抵抗を高抵抗
とするときは、第2クリーニング手段の帯電部材に印加
する交流成分のピーク間電圧を小さくすることができる
ので、オゾン、NOX の発生を減らしてこれらによる表
層の抵抗の低下を防止できる。したがって、中間転写体
の寿命を延ばすことができる。
とするときは、第2クリーニング手段の帯電部材に印加
する交流成分のピーク間電圧を小さくすることができる
ので、オゾン、NOX の発生を減らしてこれらによる表
層の抵抗の低下を防止できる。したがって、中間転写体
の寿命を延ばすことができる。
【0046】さらに、第1のクリーニング手段を使用す
るクリーニングモードを任意に選択できるので、必要時
のみクリーニング部材を中間転写体に当接させ、それ以
外は離間させることができるので、中間転写体及びクリ
ーニング部材の摩耗を低減してこれらの寿命を延長する
ことができる。
るクリーニングモードを任意に選択できるので、必要時
のみクリーニング部材を中間転写体に当接させ、それ以
外は離間させることができるので、中間転写体及びクリ
ーニング部材の摩耗を低減してこれらの寿命を延長する
ことができる。
【図1】実施の形態1の4色フルカラーの画像形成装置
の概略構成を示す縦断面図。
の概略構成を示す縦断面図。
【図2】中間転写ベルトの構成を示す縦断面図。
【図3】実施の形態2の4色フルカラーの画像形成装置
の概略構成を示す縦断面図。
の概略構成を示す縦断面図。
【図4】従来の4色フルカラーの画像形成装置の概略構
成を示す縦断面図。
成を示す縦断面図。
【符号の説明】 1 像担持体(感光ドラム) 2 帯電装置(帯電ローラ) 3 露光装置 4 現像装置 5、12 中間転写体ユニット 5a、12a中間転写体(中間転写ベルト) 5a1 中間転写ベルトの表層 5f、12f一次転写手段(一次転写ローラ) 7 二次転写手段(二次転写ローラ) 8 第1のクリーニング手段 8a クリーニング部材(クリーニングブレー
ド) 9 第2のクリーニング手段(帯電部材) P 転写材
ド) 9 第2のクリーニング手段(帯電部材) P 転写材
Claims (4)
- 【請求項1】 像担持体上に正規極性の球形トナーで形
成したトナー像を、一次転写手段に逆極性の一次転写バ
イアスを印加して一旦、中間転写体に転写した後、二次
転写手段に逆極性の二次転写バイアスを印加して転写材
に転写して画像を形成する画像形成装置において、 前記中間転写体表面の移動方向についての前記二次転写
手段の下流側において前記中間転写体表面に接離可能な
クリーニング部材を有し、該クリーニング部材を当接さ
せて前記中間転写体表面の不要なトナーを除去する第1
のクリーニング手段と、 前記中間転写体表面の移動方向についての前記第1のク
リーニング手段の下流側でかつ前記一次転写手段の上流
側に配設された帯電部材を有し、該帯電部材により前記
中間転写体表面の不要なトナーを逆極性に帯電する第2
のクリーニング手段とを備える、 ことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 前記球形トナーが重合トナーである、 ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 【請求項3】 前記中間転写体が、高抵抗の表層を有す
る、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装
置。 - 【請求項4】 前記第1のクリーニング手段を使用する
クリーニングモードを任意に選択可能とした、 ことを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10302509A JP2000131920A (ja) | 1998-10-23 | 1998-10-23 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10302509A JP2000131920A (ja) | 1998-10-23 | 1998-10-23 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000131920A true JP2000131920A (ja) | 2000-05-12 |
Family
ID=17909827
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10302509A Pending JP2000131920A (ja) | 1998-10-23 | 1998-10-23 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000131920A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003029541A (ja) * | 2001-07-13 | 2003-01-31 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2003091168A (ja) * | 2001-09-18 | 2003-03-28 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP2006146189A (ja) * | 2004-10-20 | 2006-06-08 | Canon Inc | 画像形成装置 |
CN100418023C (zh) * | 2004-05-17 | 2008-09-10 | 富士施乐株式会社 | 中间转印装置以及成像装置 |
CN100462852C (zh) * | 2005-03-09 | 2009-02-18 | 富士施乐株式会社 | 彩色图像形成装置 |
CN105388736A (zh) * | 2014-08-28 | 2016-03-09 | 佳能株式会社 | 图像形成装置 |
JP2016142752A (ja) * | 2015-01-29 | 2016-08-08 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
CN105388736B (zh) * | 2014-08-28 | 2018-06-01 | 佳能株式会社 | 图像形成装置 |
-
1998
- 1998-10-23 JP JP10302509A patent/JP2000131920A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003029541A (ja) * | 2001-07-13 | 2003-01-31 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2003091168A (ja) * | 2001-09-18 | 2003-03-28 | Canon Inc | 画像形成装置 |
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CN105388736A (zh) * | 2014-08-28 | 2016-03-09 | 佳能株式会社 | 图像形成装置 |
US9551960B2 (en) | 2014-08-28 | 2017-01-24 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus |
CN105388736B (zh) * | 2014-08-28 | 2018-06-01 | 佳能株式会社 | 图像形成装置 |
JP2016142752A (ja) * | 2015-01-29 | 2016-08-08 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
US9599935B2 (en) | 2015-01-29 | 2017-03-21 | Canon Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus with cleaning using cleaning member and charging member |
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