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JP2000128255A - 複合カップ容器 - Google Patents

複合カップ容器

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Publication number
JP2000128255A
JP2000128255A JP30560398A JP30560398A JP2000128255A JP 2000128255 A JP2000128255 A JP 2000128255A JP 30560398 A JP30560398 A JP 30560398A JP 30560398 A JP30560398 A JP 30560398A JP 2000128255 A JP2000128255 A JP 2000128255A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
paper
inner container
bottom plate
outer container
Prior art date
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Pending
Application number
JP30560398A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Shirohashi
孝夫 白橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Risupack Co Ltd
Original Assignee
Risupack Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by Risupack Co Ltd filed Critical Risupack Co Ltd
Priority to JP30560398A priority Critical patent/JP2000128255A/ja
Publication of JP2000128255A publication Critical patent/JP2000128255A/ja
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/80Packaging reuse or recycling, e.g. of multilayer packaging

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 断熱効果が高く、リサイクルが十分可能な複
合カップ容器を、簡単な構成によって提供すること。 【構成】 合成樹脂シートから成形した内容器11の外
側面及び底面を、紙製の外容器12及び底板13によっ
て包み込んで形成した複合容器10であって、内容器1
1は、その下部に、積み重ねたときの嵌まり込みを防止
するための段部11aを形成したものであり、底板13
は、これによって内容器11の底面を包み込んだとき、
外方に突出することになる糸尻心材部13aを、その周
縁に一体的に形成したものであり、外容器12は、一枚
の紙製シートの内側に、同じく紙製の波板を部分接着し
たものであり、かつ、一側端縁12bのみにて糊付けす
ることにより筒状のものとされるものであって、底板1
3の糸尻心材部13aを外側から包み込むことにより、
糸尻14を形成することになる折り込み部12aを有し
たものであること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成樹脂シートか
ら成形した内容器を、紙製の外容器により包み込んで形
成した複合カップ容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】所謂「カップ容器」は、飲料水や、熱湯
を注いで食するラーメン等を入れる容器として知られて
いるが、一般的には、合成樹脂材料または紙材料単独で
形成されているものである。このような、単独材料によ
って形成したカップ容器は、断熱性に問題があり、手で
持ったときに熱かったり冷たかったりと、熱刺激のある
ものとなっていた。
【0003】このため、例えば、特開平6−22753
8号公報にて、フィラー入りの樹脂の成形品からなるカ
ップ状の容器本体と、板紙からなる外筒と、底メンコと
により構成した断熱容器が提案されている。このような
カップ容器であれば、板紙からなる外筒容器自体による
断熱がなされて、内容物の保温と手に持ったときの刺激
除去とを行うことができた。
【0004】ところが、上記の特開平6−227538
号公報にて提案されている断熱容器は、もともと合成樹
脂をできるだけ少なくして、これを焼却したときの熱の
排出量をできるだけ少なくすることも目的としてなされ
たものであり、これを構成していた材料のリサイクルを
行うことは全く考慮されていないものであった。
【0005】リサイクルを考慮した場合、構成していた
材料を種類毎に分別できることが好ましい。一般に、製
品を構成していた材料をリサイクルするには、その製品
を一旦ある程度の大きさのものに粉砕し、この粉砕した
ものを分別することが行われる。この場合に、異種の材
料同士が一体的になっていると、その分別が行えなくな
ることは当然である。
【0006】つまり、合成樹脂と紙とからなる複合カッ
プ容器について考察してみると、合成樹脂と紙とが簡単
に分離できるようにしておくことが必要であるが、上記
特開平6−227538号公報にて提案されている容器
では、紙の裏面に積層した樹脂層を熱風によって溶融さ
せ、これによって樹脂製の容器本体と一体化する手段も
採用されており、この場合には、リサイクルが行えない
ことになる。
【0007】特に、合成樹脂部分と紙部分とを接着して
しまう場合があると、両者間の断熱のための空気層を完
全に無くしてしまうことを意味するから、接着部分は、
なるべく無くした方がいいことは言うまでもない。しか
しながら、特に紙材料の中においては、断熱のための空
気層を、できるだけ積極的に形成するようにすることが
望ましく、そのための改良が望まれているのである。
【0008】また、この種のカップ容器では、その底に
所謂「糸尻」を形成して、手やテーブルに対する接触面
積を少なくしておく必要があるものである。何故なら、
底を手で持った場合に熱による刺激がなく、しかもテー
ブル上に置いた時に、余りテーブルを汚さないようにす
るためである。
【0009】そこで、本発明者は、紙による断熱性が高
く、しかもリサイクルの容易な糸尻を有する複合カップ
容器とするにはどうしたらよいか、について種々検討を
重ねてきた結果、本発明を完成したのである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の経緯
に基づいてなされたもので、その解決しようとする課題
は、断熱効果が高く、リサイクルが十分可能な複合カッ
プ容器を、簡単な構成によって提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本発明の採った手段は、後述する実施の形態の説
明中で使用する符号を付して説明すると、「合成樹脂シ
ートから成形した内容器11の外側面及び底面を、紙製
の外容器12及び底板13によって包み込んで形成した
複合容器10であって、内容器11は、その下部に、積
み重ねたときの嵌まり込みを防止するための段部11a
を形成したものであり、底板13は、これによって内容
器11の底面を包み込んだとき、外方に突出することに
なる糸尻心材部13aを、その周縁に一体的に形成した
ものであり、外容器12は、一枚の紙製シート12cの
内側に、同じく紙製の波板12dを部分接着したもので
あり、かつ、一側端縁12bのみにて糊付けすることに
より筒状のものとされるものであって、底板13の糸尻
心材部13aを外側から包み込むことにより、糸尻14
を形成することになる折り込み部12aを有したもので
あることを特徴とする複合カップ容器10」である。
【0012】すなわち、本発明に係る複合カップ容器1
0は、合成樹脂製の内容器11と、紙製の外容器12及
び底板13からなるものであるが、これらの紙製部分と
合成樹脂製部分とは、接着剤や溶融樹脂によって一体化
されてはいないものである。このため、この複合カップ
容器10は、その使用後に、リサイクルのための粉砕を
行ったとき、合成樹脂部分と紙部分とは完全に分離さ
れ、分別回収することができるものである。
【0013】特に、この複合カップ容器10では、内容
器11と外容器12とは全く接着していないものである
から、その間に空気層を存在させることができている。
しかも、外容器12は、紙製シート12cの内側に、同
じく紙製の波板12dを部分接着したものであり、これ
らの紙製シート12cと波板12dとの間にも、断熱効
果を発揮する空気層が形成されている。従って、この複
合カップ容器10では、内容器11と外容器12との
間、及び外容器12自体内に存在している空気層によっ
て、その断熱効果は、紙が有しているそれと相まって、
従来のものに比して高いものとなっているのである。
【0014】勿論、当該複合カップ容器10全体の剛性
は、内容器11の外側を紙製の外容器12及び底板13
によって包み込んだものであるから、十分なものとなっ
ている。この包み込みは、底板13の糸尻心材13a
を、外容器12の下縁に形成してある折り込み部12a
を折り込んで行ったものであり、接着剤を使用しないで
行ったものである。この折り込み部12aの折り込み状
態は、特に図1に示すように、底板13の糸尻心材13
aを中心にして強制的になされているものであるから、
十分な耐久性及び剛性を有したものとなっているのであ
る。
【0015】また、この複合カップ容器10は、図1中
の仮想線にて示すように、その多数を保管したり自動販
売機に掛けたりする場合に、互いに積み重ねられるもの
であるが、内容器11の下部にそれより上の部分より小
径となる段部11aが形成してあるから、この段部11
aによって上側の複合カップ容器10が、下側の複合カ
ップ容器10の内容器11内に嵌合してしまうことがな
い。
【0016】従って、この複合カップ容器10は、その
内容器11と外容器12とを接着しないことによる空気
層の存在、外容器12を構成している紙製シート12c
と波板12dとが形成する空気層の存在、そして外容器
12の材料である紙自身の物性に基づく断熱効果が高
く、粉砕したときに合成樹脂材料と紙材料とが完全に分
離されるものとなっていることにより、リサイクルを効
果的に行うことができるものとなっているのである。
【0017】勿論、外容器12は、これを構成している
紙製シート12cと波板12dとを接着して構成したも
のであるから、同一の紙材料によって一体化されたもの
となっていて、内容器11から簡単に分離できるもので
ある。しかも、この外容器12の間に使用されている接
着剤は、波板12dの谷部分等に塗布されるものである
から、非常に量が少ないものとなっている。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、上記のように構成した本発
明を、図面に示した実施の形態である複合カップ容器1
0に基づいて説明すると、図1には、当該複合カップ容
器10の縦断面図が示してある。この複合カップ容器1
0は、内容器11の外側面及び底面を外容器12及び底
板13によって包み込んで形成したものである。
【0019】この複合容器10の内容器11は、ポリス
チレンを代表とする合成樹脂シートから、真空成形また
は圧空成形して形成したものであり、その下部に、積み
重ねたときの嵌まり込みを防止するための段部11aを
形成し、その上端開口周辺に剛性を確保するためのフラ
ンジ11bを形成したものである。なお、この内容器1
1は、これを透明または半透明の合成樹脂によって形成
することにより、次に述べる外容器12の内側に印刷し
てある文字等が、当該複合カップ容器10を口に持って
行くとき等に読めるようにしてある。
【0020】外容器12は、図2及び図3に拡大して示
したように、一枚の紙製シート12cの内側に、同じく
紙製の波板12dを部分接着したものであり、これによ
って紙製シート12cと波板12dとの間に、断熱のた
めの空気層を積極的に形成するようにしたものである。
また、この外容器12は、上記のように形成した多層の
板紙を所定形状に打ち抜いて形成したものであり、図4
に示したように、下端縁となる部分を折り込み部12a
とし、一方の側端縁12bのみを糊付部としたものであ
る。勿論、この外容器12は紙製のものであるから、そ
の表面には、内容物の説明等の印刷が施されるものであ
るが、上述したように、内容器11が透明または半透明
の場合には、裏面にも所定の印刷がなされるものであ
る。
【0021】なお、この外容器12の側端縁12bに形
成した糊付部は、そのフランジ11b側端部にて、図1
の点線にて示したように、部分的に糊付けしない非接着
部12eとしてある。この非接着部12eは、これを外
容器12の引き剥がしのための「取っかかり」とするた
めである。つまり、この複合カップ容器10のリサイク
ルを行う場合、上述した粉砕の他に、図1に示したよう
に、紙製の外容器12のみを内容器11から剥がすこと
があるが、この場合の作業を行い易くするのがこの「取
っかかり」である非接着部12eなのである。
【0022】底板13は、板紙を円板状に打ち抜いて形
成したものであり、その周縁に、図2に示したように、
内容器11の底面に当接させて、これに対する折り込み
部12aによる一体化を行うとき、外方に突出すること
になる糸尻心材部13aを一体的に形成したものであ
る。この糸尻心材13aは、図1に示したように、結果
的に糸尻14を構成することになるものであるが、紙製
円板の外周部分を、他に対して直角に折り曲げることに
より形成したものである。
【0023】底板13は、板紙を円板状に打ち抜いて形
成したものであり、その周縁に、図4に示したように、
内容器11の底面を包み込んで、これに対する折り込み
部12aによる一体化を行うとき、外方に突出すること
になる糸尻心材部13aを一体的に形成したものであ
る。この糸尻心材13aは、図1に示したように、結果
的に糸尻14を構成することになるものであるが、紙製
円板の外周部分を、他に対して直角に折り曲げることに
より形成したものである。
【0024】なお、この底板13は、内容器11の底面
の一部のみに接着されているものであって、所謂「スポ
ット接着」したものであり、底板13または内容器11
の底面に接着剤をスポット的に付着させ、このスポット
接着剤を利用して部分的な接着を行ったものである。こ
のようにしているのは、合成樹脂シートからなる内容器
11と、紙からなる底板13との分別を容易にするため
であることは勿論、当該複合カップ容器10の製造を容
易にするためである。すなわち、底板13によって内容
器11の底面を包み込んで、さらに外容器12によって
全体を包み込む場合に、底板13が内容器11の底面に
対して固定されていた方が容器形成作業を効率的に行え
るからである。勿論、この場合の、底板13と内容器1
1の底面との接着は「スポット的」であるから、リサイ
クルのための分別をする場合に、それ程問題となること
はない。
【0025】さて、以上のような材料によって複合カッ
プ容器10とするには、複合カップ容器10の内側形状
の外形を有するプラグに、内容器11を嵌合し、その底
面に底板13をあてがって部分接着する。この底板13
の糸尻心材13aは、外容器12の折り込み部12aに
よって包み込まれるものであり、接着剤を使用しないで
内容器11に一体化されるものである。
【0026】次いで、この内容器11の外側に、側端縁
12bに糊付けした外容器12を巻き付けて、この外容
器12を筒状のものとする。そして、この外容器12の
折り込み部12aを、底板13側の糸尻心材13aを外
側から包み込むようにしながら、機械的な押圧によって
折り込むことにより、外容器12と底板13との一体化
を行うとともに、これら折り込み部12a及び糸尻心材
13aにより、図1に示したように、糸尻14を形成す
るのである。このため、この外容器12は、その折り込
み部12aを広げることにより、内容器11や底板13
とは簡単に分離されるものである。
【0027】勿論、完成後の複合カップ容器10におい
ては、外容器12の上端縁が、内容器11側のフランジ
11b下面に当接しているから、位置ずれすることはな
い。
【0028】
【発明の効果】以上、詳述した通り、本発明において
は、上記実施形態にて例示した如く、「合成樹脂シート
から成形した内容器11の外側面及び底面を、紙製の外
容器12及び底板13によって包み込んで形成した複合
容器10であって、内容器11は、その下部に、積み重
ねたときの嵌まり込みを防止するための段部11aを形
成したものであり、底板13は、これによって内容器1
1の底面を包み込んだとき、外方に突出することになる
糸尻心材部13aを、その周縁に一体的に形成したもの
であり、外容器12は、一枚の紙製シート12cの内側
に、同じく紙製の波板12dを部分接着したものであ
り、かつ、一側端縁12bのみにて糊付けすることによ
り筒状のものとされるものであって、底板13の糸尻心
材部13aを外側から包み込むことにより、糸尻14を
形成することになる折り込み部12aを有したものであ
ること」にその構成上の特徴があり、互いに接着されて
いない内容器11と外容器との間に、また紙製シート1
2cと紙製の波板12dとの間に、それぞれ空気層を存
在させることができて断熱効果が高いものとすることが
でき、粉砕時には、合成樹脂材料と紙材料とを完全に分
離することができてリサイクルが十分可能な複合カップ
容器10を、簡単な構成によって提供することができる
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る複合カップ容器の縦断面図であ
る。
【図2】図1中の1−1線に沿ってみた、本発明に係る
複合カップ容器の拡大横断面図である。
【図3】外容器を構成している紙製シートと波板との分
解斜視図である。
【図4】同複合カップ容器の分解斜視図である。
【符号の説明】
10 複合カップ容器 11 内容器 11a 段部 11b フランジ 12 外容器 12a 折り込み部 12b 側端縁 12c 紙製シート 12d 波板 12e 非接着部 13 底板 13a 糸尻心材 14 糸尻
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年11月13日(1998.11.
13)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本発明の採った手段は、後述する実施の形態の説
明中で使用する符号を付して説明すると、「合成樹脂シ
ートから成形した内容器11の外側面及び底面を、紙製
の外容器12及び底板13によって包み込んで形成した
複合容器10であって、内容器11は、その下部に、積
み重ねたときの嵌まり込みを防止するための段部11a
を形成したものであり、底板13は、これによって内容
器11の底面を包み込んだとき、外方に突出することに
なる糸尻心材部13aを、その周縁に一体的に形成した
ものであり、外容器12は、一枚の紙製シート12cの
内側に、同じく紙製の波板12dを部分接着したもので
あり、かつ、一側端縁12bにて糊付けすることにより
筒状のものとされるものであって、底板13の糸尻心材
部13aを外側から包み込むことにより、糸尻14を形
成することになる折り込み部12aを有したものである
ことを特徴とする複合カップ容器10」である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】すなわち、本発明に係る複合カップ容器1
0は、合成樹脂製の内容器11と、紙製の外容器12及
び底板13からなるものであるが、これらの紙製部分と
合成樹脂製部分とは、接着剤や溶融樹脂によって一部の
一体化されているものである。このため、この複合カ
ップ容器10は、その使用後に、リサイクルのための粉
砕を行ったとき、合成樹脂部分と紙部分とは完全に分離
され、分別回収することができるものである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】特に、この複合カップ容器10では、内容
器11と外容器12とは一部しか接着していないもので
あるから、その間に空気層を存在させることができてい
る。しかし、外容器12は、紙製シート12cの内側
に、同じく紙製の波板12dを部分接着したものであ
り、これらの紙製シート12cと波板12dとの間に
も、断熱効果を発揮する空気層が形成されている。従っ
て、この複合カップ容器10では、内容器11と外容器
12との間、及び外容器12自体内に存在している空気
層によって、その断熱効果は、紙が有しているそれと相
まって、従来のものに比して高いものとなっているので
ある。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】従って、この複合カップ容器10は、その
内容器11と外容器12とを一部しか接着しないことに
よる空気層の存在、外容器12を構成している紙製シー
ト12cと波板12dとが形成する空気層の存在、そし
て外容器12の材料である紙自身の物性に基づく断熱効
果が高く、粉砕したときに合成樹脂材料と紙材料とが完
全に分離されるものとなっていることにより、リサイク
ルを効果的に行うことができるものとなっているのであ
る。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】外容器12は、図2及び図3に拡大して示
したように、一枚の紙製シート12cの内側に、同じく
紙製の波板12dを部分接着したものであり、これによ
って紙製シート12cと波板12dとの間に、断熱のた
めの空気層を積極的に形成するようにしたものである。
また、この外容器12は、上記のように形成した多層の
板紙を所定形状に打ち抜いて形成したものであり、図4
に示したように、下端縁となる部分を折り込み部12a
とし、一方の側端縁12bを糊付部としたものである。
勿論、この外容器12は紙製のものであるから、その表
面には、内容物の説明等の印刷が施されるものである
が、上述したように、内容器11が透明または半透明の
場合には、裏面にも所定の印刷がなされるものである。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】
【発明の効果】以上、詳述した通り、本発明において
は、上記実施形態にて例示した如く、「合成樹脂シート
から成形した内容器11の外側面及び底面を、紙製の外
容器12及び底板13によって包み込んで形成した複合
容器10であって、内容器11は、その下部に、積み重
ねたときの嵌まり込みを防止するための段部11aを形
成したものであり、底板13は、これによって内容器1
1の底面を包み込んだとき、外方に突出することになる
糸尻心材部13aを、その周縁に一体的に形成したもの
であり、外容器12は、一枚の紙製シート12cの内側
に、同じく紙製の波板12dを部分接着したものであ
り、かつ、一側端縁12bにて糊付けすることにより筒
状のものとされるものであって、底板13の糸尻心材部
13aを外側から包み込むことにより、糸尻14を形成
することになる折り込み部12aを有したものであるこ
と」にその構成上の特徴があり、互いに接着されていな
い内容器11と外容器との間に、また紙製シート12c
と紙製の波板12dとの間に、それぞれ空気層を存在さ
せることができて断熱効果の高いものとすることがで
き、粉砕時には、合成樹脂材料と紙材料とを完全に分離
することができてリサイクルが十分可能な複合カップ容
器10を、簡単な構成によって提供することができるの
である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂シートから成形した内容器の外
    側面及び底面を、紙製の外容器及び底板によって包み込
    んで形成した複合容器であって、 前記内容器は、その下部に、積み重ねたときの嵌まり込
    みを防止するための段部を形成したものであり、 前記底板は、これによって前記内容器の底面を包み込ん
    だとき、外方に突出することになる糸尻心材部を、その
    周縁に一体的に形成したものであり、 前記外容器は、一枚の紙製シートの内側に、同じく紙製
    の波板を部分接着したものであり、かつ、一側端縁のみ
    にて糊付けすることにより筒状のものとされるものであ
    って、前記底板の糸尻心材部を外側から包み込むことに
    より、糸尻を形成することになる折り込み部を有したも
    のであることを特徴とする複合カップ容器。
JP30560398A 1998-10-27 1998-10-27 複合カップ容器 Pending JP2000128255A (ja)

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JP30560398A JP2000128255A (ja) 1998-10-27 1998-10-27 複合カップ容器

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Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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