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JP2000123935A - コンタクトピン及びソケット - Google Patents

コンタクトピン及びソケット

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JP2000123935A
JP2000123935A JP10288169A JP28816998A JP2000123935A JP 2000123935 A JP2000123935 A JP 2000123935A JP 10288169 A JP10288169 A JP 10288169A JP 28816998 A JP28816998 A JP 28816998A JP 2000123935 A JP2000123935 A JP 2000123935A
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Japan
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contact
coil spring
contact pin
conductive ball
compression coil
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JP10288169A
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Tomoko Kawaguchi
友子 河口
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NEC Kyushu Ltd
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NEC Kyushu Ltd
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Publication date
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R1/00Details of instruments or arrangements of the types included in groups G01R5/00 - G01R13/00 and G01R31/00
    • G01R1/02General constructional details
    • G01R1/04Housings; Supporting members; Arrangements of terminals
    • G01R1/0408Test fixtures or contact fields; Connectors or connecting adaptors; Test clips; Test sockets
    • G01R1/0433Sockets for IC's or transistors
    • G01R1/0441Details
    • G01R1/0466Details concerning contact pieces or mechanical details, e.g. hinges or cams; Shielding

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  • Testing Of Individual Semiconductor Devices (AREA)
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  • Connecting Device With Holders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 導電性ボール付き電子部品用のコンタクトピ
ンおよびソケットにおいて、導電性ボールに、ダメージ
を与えず良好な接触を得る。 【解決手段】 本発明のBGAパッケージ10をテスト
するソケット1は、ボールガイド50のばね収納孔51
に、螺旋状のコイルばね20aからなるコンタクトピン
20を収納し、位置決め台座40を設けてある。これに
より、導電性ボール11にダメージを与えることなく、
かつ、良好な接触を得ることができる。螺旋状のコイル
ばね20aのコンタクトピン20が、導電性ボール11
に接触したときは、スパイラル状の接触部となり、接触
面積が大きくなり、良好な接続が行われる。上部螺旋状
の圧縮コイルばね20bなどの応用例によっても、同様
の効果を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば検査等の
ために、配線基板、半導体チップなどの電子部品に搭載
された導電性ボールにコンタクトする際のコンタクトピ
ン及びソケットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】導電性ボールを外部端子とするBGA
(Ball Grid Array)パッケージは、たと
えばその性能検査を行なうために、IC検査用のソケッ
トを用いて検査される。このときの導電性ボールに対す
るコンタクト方法としては、一般的にポゴピン方式のコ
ンタクトピンまたは板ばね方式が使用される。
【0003】ポゴピン方式のコンタクトピンは、正常時
には、導電性ボールをピン先に接触させ、さらに押し付
けると、ピン先に連結された軸部がスライドし、スライ
ド量に相当するばね力で、導電性ボールを押し付ける。
ところが、ピン先に連結された軸部のスライドが、全く
スライドしないときは、ばね力ではなくBGAパッケー
ジを押す力で導電性ボールを押しつけ、導電性ボールお
よびコンタクトピンにダメージを与え、また、スライド
がしぶいときは、その程度に応じて、同様にダメージを
与えるといった問題がある。
【0004】板ばね方式においては、導電性ボールは平
面状の板ばねに点接触することになり、接触点の異物付
着などにより確実な接触ができずに、接触不良となると
いった問題がある。また、円錐形のピン先による接触方
式においては、ピン先の形状不備、異物付着などによ
り、接触不良が発生するといった問題がある。
【0005】このコンタクト方法の問題点を改良すべく
様々な発明が行われており、たとえば、特開平9−55
273号、特開平9−219267号、特開平10−1
44438号及び特開平10−189191号等で提案
されている技術がある。このように、BGAパッケージ
の普及とともに、これらのダメージおよび接触不良対策
が電子部品生産上の大きな課題となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
を解決すべくなされたものであり、導電性ボールに接触
するときに、ダメージを発生させることなく、接触不良
による導通不良を起こさないコンタクトピンおよびこの
コンタクトピンを用いたソケットの提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載のコンタクトピンは、配線基
板、半導体チップなどの電子部品の導電性ボールに当接
するコンタクトピンにおいて、コンタクトピンを圧縮コ
イルばねで形成した構成としてある。これにより、ポゴ
ピン方式のコンタクトピンにおけるスライドがないため
に、ボールダメージを発生させる危険性が大幅に改善さ
れ、また、導電性ボールとの接触は、コイルばね端部に
よる円弧状の接触部で接触することができ、導通不良を
改善できる。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載のコ
ンタクトピンにおいて、前記圧縮コイルばねの巻き径
が、全長にわたって徐々に前記導電性ボール側に広がる
螺旋状である構成としてある。これにより、導電性ボー
ルとの接触は、コイルばね端部の複数の巻き数部による
スパイラル状の接触部となり、接触面積が増え導通不良
を改善できる。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1記載のコ
ンタクトピンにおいて、前記圧縮コイルばねの巻き径
が、途中から徐々に前記導電性ボール側に広がる螺旋状
である構成としてある。これにより、ばね力の設定が容
易にできるとともに、コイルばねの製作が容易となり、
廉価なコンタクトピンを製作することができる。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項1記載のコ
ンタクトピンにおいて、前記圧縮コイルばねの端に、接
触性を向上させる受け部を設けた構成としてある。これ
により、コンタクトピンは、導電性ボールまたはテスト
ボード接触子の少なくともどちらか一方に対し、被接触
面の酸化などに影響されずに良好に接触する。
【0011】本発明の請求項5記載のソケットは、配線
基板、半導体チップなどの電子部品の導電性ボールに当
接して電気的に接続するソケットにおいて、請求項1〜
4のいずれか一項記載のコンタクトピンと、前記導電性
ボールに対応する位置に接触子を有するテストボード
と、前記導電性ボールに対応する位置に前記コンタクト
ピンを収納する収納孔を有するボールガイドと、前記電
子部品の位置決めを行なう位置決め台座とを具備した構
成としてある。これにより、電子部品にダメージを与え
ることなくかつ導通不良を起こさずに、導電性ボールを
有する電子部品をテストできる。
【0012】請求項6記載の発明は、請求項5記載のソ
ケットにおいて、前記ボールガイドに前記コンタクトピ
ンを突設した構成としてある。これにより、コイルばね
は、完全に自由に伸縮できるので、電子部品にダメージ
を与える危険性を確実に除去することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。図1を用いてコンタク
トピンの第一実施形態について説明する。図1は、第一
実施形態におけるコンタクトピン概略図で、(a)は拡
大図を、(b)は接触時の拡大図を示している。同図に
おいて、20はコンタクトピンであり、巻き径が全体的
に導電性ボール11側に徐々に広がった螺旋状の圧縮コ
イルばね20aで形成してある。巻き径の広がった側の
端部が、導電性ボール11に接触し、さらに反対側の端
部が、たとえばテストボードの接触子に接触する。
【0014】図1(b)に示すように、螺旋状の圧縮コ
イルばね20aは、導電性ボール11側に巻き径が広が
っていることにより、螺旋状の圧縮コイルばね20aの
複数の巻き数部が、導電性ボール11表面に接触する。
つまり、図5(a)に示すように、螺旋状の圧縮コイル
ばね20aは、スパイラル状の接触部が導電性ボール1
1と接触する。螺旋状のコイルばね20aと導電性ボー
ル11との接触面積が大きい程、確実な接触が行われ
る。たとえば、円錐形のピン先による一点の接触部よ
り、螺旋状のコイルばね20aによるスパイラル状の接
触部の接触面積が大きくなり、確実な接触が行われる。
好ましくは、接触部を大きくするために、螺旋状の圧縮
コイルばね20aの最大外径を、導電性ボール11の球
径より大きくする。
【0015】また、ストレート状の圧縮コイルばねのコ
ンタクトピンが、導電性ボール11に接触するときは、
この接触部の形状は、図5(b)示すように、円弧状の
接触部となる。つまり、円錐形のピン先による一点の接
触部より、円弧状の接触部の接触面積が大きくなり、確
実な接触が行わる。しかし、螺旋状のコイルばね20a
によるスパイラル状の接触部の接触面積は、円弧状の接
触部の面積より大きく、螺旋状のコイルばね20aによ
る接触の方がより確実に行われる。
【0016】螺旋状の圧縮コイルばね20aは、接触面
積が大きいために、導電性ボール11に強い力で当接さ
せなくても、確実な接触を行なうことができる。つま
り、導電性ボール11に強い力を加える必要がないため
に、導電性ボール11にダメージを与える危険性を低減
できる。また、ポゴピン方式のコンタクトピンのよう
に、コンタクトピン自体が摺動部を有し、スライドする
構造においては、摺動部に異常があったときは、導電性
ボール11にダメージを与えることとなる。ところが、
螺旋状の圧縮コイルばね20aにおいては、摺動部がな
いので安全である。
【0017】以上説明したように、螺旋状の圧縮コイル
ばね20aをコンタクトピン20とすることにより、導
電性ボール11との接触部を大きくとることができ、確
実な接触を行なうことができる。さらに、導電性ボール
11にダメージを与える危険性を低減できる。つまり、
導電性ボール11の接触部に、傷などの損傷を与えない
とともに、BGAパッケージ10と導電性ボール11の
接合部に、クラックなどの損傷を与える危険性を低減で
きる。
【0018】図2を用いてコンタクトピンの第二実施形
態について説明する。図2は、第二実施形態におけるコ
ンタクトピン概略図で、(a)は拡大図を、(b)は接
触時の拡大図を示している。同図において、20はコン
タクトピンであり、上部螺旋状の圧縮コイルばね20b
で形成してある。上部螺旋状の圧縮コイルばね20b
は、圧縮コイルばねの途中から巻き径が導電性ボール側
に徐々に広がった螺旋状の圧縮コイルばね部とストレー
ト状の圧縮コイルばね部で形成してある。巻き径の広が
った側の端部が、導電性ボール11に接触し、さらに反
対側の端部が、たとえばテストボードの接触子に接触す
る。
【0019】ここで、上部螺旋状の圧縮コイルばね20
bは、導電性ボール11側に巻き径が広がっていること
により、導電性ボール11と接触するときは、第一実施
形態と同様に、良好な接触を行なうことができる。ま
た、ストレート状の圧縮コイルばね部は、ばね力の設定
が容易にできるので、上部螺旋状の圧縮コイルばね20
bの導電性ボール11へ当接する力は、ストレート状の
圧縮コイルばね部により容易に設定できる。さらに、第
一実施形態と同様に、導電性ボール11にダメージを与
えない構造となっている。
【0020】以上説明したように、上部螺旋状のコイル
ばね20bをコンタクトピン20とすることによって、
接触導電性ボール11への接触する力を容易に設定でき
るとともに、製作が容易となり、廉価なコイルばねを製
作することができる。
【0021】図3を用いてソケットについての第三実施
形態について説明する。図3は、第三実施形態における
ソケット概略図で、(a)は拡大図を、(b)は接触時
の拡大図を示している。同図において、ソケット1は、
螺旋状のコイルばね20aで形成したコンタクトピン2
0、テストボード30、位置決め台座40およびボール
ガイド50からなる構成としてある。
【0022】テストボード30は、接触子31と外部接
続端子(図示せず)とを有する配線基板である。接触子
31は、円形パッドであり、BGAパッケージ10の導
電性ボール11と対応した位置に設けてある。さらに、
接触子31は、ソケット1の外部接続端子に接続してあ
る。
【0023】ボールガイド50は、BGAパッケージ1
0の導電性ボール11と対応した位置にばね収納孔51
を有する、非導電性材料からなる正方形または長方形の
平板状の構造としてある。また、ボールガイド50の厚
さは、コンタクトピン20をばね収納孔51に収納した
ときに、コンタクトピン20がボールガイド50より突
出しない厚さとしてある。ばね収納孔51は、螺旋状の
コイルばね20aの最大外径より大きい円形の貫通孔で
あり、螺旋状のコイルばね20aは、ばね収納孔51内
で自由に伸縮ができる。ボールガイド50は、ばね収納
孔51が接触子31と対応するように、テストボード3
0に取り付けられている。
【0024】位置決め台座40は、ガイド面上方の角が
面取りされた長方形の板状の形状としてある。さらに、
BGAパッケージ10の位置が決まるように、BGAパ
ッケージ10の各辺に対応して、複数個の位置決め台座
40が、テストボード30に取り付けてある。また、好
ましくは、位置決め台座40は、BGAパッケージ10
をセットしたときに、BGAパッケージ10の下方向の
位置を決める段付部41を設けてある。これにより、コ
ンタクトピン20の押し込み量を水平かつ一定にするこ
とができる。
【0025】コンタクトピン20は、ばね収納孔51に
収納されているだけであって、固定されておらず、自由
に伸縮可能な構造としてある。ここで、コンタクトピン
20は、ボールガイド50から突出していないので、コ
ンタクトピン20の先端が、ボールガイド50の上面に
はみ出すことにより、コンタクトピン20の自由な伸縮
が妨げられることがない。
【0026】上記のように構成された実施形態のテスト
動作について説明する。BGAパッケージ10は、位置
決め台座40により、導電性ボール11が、ボールガイ
ド50に接触しダメージを受けることなく、ソケット1
に挿入される。ここで、導電性ボール11は、ばね収納
孔51の内部に一部入り込み、コンタクトピン20すな
わち螺旋状のコイルばね20aに載置された状態とな
る。このように、BGAパッケージ10は、位置決め台
座40によりガイドされコンタクトピン20に載置され
ることにより、ダメージを受けることはない。
【0027】この後、図3(b)に示すように、押力F
でBGAパッケージ10が押されることにより、コンタ
クトピン20が圧縮され、螺旋状のコイルばね20aの
複数の巻き数部が、導電性ボール11と接触する。つま
り、図5(a)に示すように、螺旋状のコイルばね20
aは、スパイラル状の接触部が導電性ボール11と接触
する。
【0028】そして、螺旋状のコイルばね20aの最大
径は、導電性ボール11の球径より大きいので、ばね収
納孔51の側面には螺旋状のコイルばね20aが接触す
る。したがって、導電性ボール11は、螺旋状のコイル
ばね20aの中央部に位置するとともに、導電性ボール
11の球径が螺旋状のコイルばね20aより小さいの
で、導電性ボール11は、ばね収納孔51の側面との接
触によるダメージを受けない。
【0029】また、コンタクトピン20は、ばね収納孔
51内で自由に伸縮する。ここで、コンタクトピン20
は、ばね収納孔51の内で側面と接触する可能性がある
が、仮に接触したとしても、螺旋状のコイルばね20a
の先端のみの接触であり、その摩擦抵抗は非常に小さ
く、コンタクトピン20の自由な伸縮を妨げることはな
い。このように、コンタクトピン20が自由に伸縮する
ので、導電性ボール11にダメージを与えることはな
い。
【0030】以上説明したように、本実施形態では、導
電性ボール11にダメージを与えることがない。また、
コンタクトピン20と導電性ボール11との接触面積が
大きくなるので、良好な接触が行われる。
【0031】図4を用いてソケットの第四実施形態につ
いて説明する。図4は、第四実施形態におけるソケット
の要部の概略図で、(a)は拡大断面図を、(b)は受
け部の拡大上面図を示している。ソケット1は、テスト
ボード30、位置決め台座40、ボールガイド50およ
びコンタクトピン20からなる構成としてある。
【0032】コンタクトピン20は、受け部21とスト
レート状の圧縮コイルばね20cにより構成してあり、
ばね収納孔51に収納されている。受け部21は、ばね
収納孔51内を移動可能な形状であり、さらに、図4
(b)に示すように、上面に4本の尖鋭な凸条21aを
放射状かつ等間隔に設けてある。この凸条21aは、導
電性ボール11の中心に対し、たとえば30度傾けて設
けてあるので、4本の凸条21aが導電性ボール11に
接触する。また、凸条21aは尖鋭であるため、導電性
ボール11の表面の異物付着などの悪影響を受けること
を防止することができる。
【0033】テストボード30は、ボールガイド50に
対して一定の上下移動可能な構造としてあり、また、位
置決め台座40はボールガイド50と結合されている。
その他の構造は、第三実施形態と同様である。
【0034】上記のように構成された実施形態のテスト
動作について説明する。BGAパッケージ10をセット
するときは、位置決め台座40の段付き部41に、上方
から押えられることにより固定される。ここで、位置決
め台座40により導電性ボール11は、ばね収納孔51
の内部に一部入り込み、さらに、コンタクトピン20に
当接する。また、このときは、テストボード30は、上
下移動の下点の位置にあり、この位置では、ストレート
状の圧縮コイルばね20cには、ばね力は働いていない
が、受け部21は導電性ボール11と当接している。
【0035】テストを行なうには、テストボード30を
上下移動の上点まで移動させる。この移動により、コン
タクトピン20は、移動量に対応するばね力で導電性ボ
ール11と接触する。ここで、受け部21は、すでに導
電性ボール11に当接してあり移動しないので、受け部
21の移動不良による導電性ボール11へのダメージの
危険性は低減される。さらに、ストレート状の圧縮コイ
ルばね20cの破損または伸縮異常に対しては、導電性
ボール11の接触力が弱くなるために、導電性ボール1
1にダメージを与えることがない。
【0036】つまり、たとえば、ストレート状の圧縮コ
イルばね20cが破損した場合には、 接触力が弱くな
りテスト不良となるが、導電性ボール11にダメージを
与えることはない。
【0037】テスト終了後は、テストボード30が下点
まで移動した後に、BGAパッケージ10が取り外され
る。
【0038】以上説明したように、本実施形態では、コ
ンタクトピン20は、受け部21が移動することなく、
導電性ボール11と接触する。つまり、受け部21が移
動不良となることがないので、導電性ボール11にダメ
ージを与える危険性を低減できる。さらに、コンタクト
ピン20は、受け部21の凸条21aにより、導電性ボ
ール11と良好に接触する。
【0039】上述した実施形態においては、この発明を
特定の条件で構成した例について説明したが、この発明
は、様々な実施例を含むものである。上記実施形態にお
いては、テストボード30は、配線基板に限定されるも
のではなく、たとえば、外部への接続部を有する接触子
30を埋設した構造のテストボード30でも良い。さら
に、接触子31とコンタクトピン20を接合させた構造
でも良い。また、導電性ボール11に対する接触だけに
限られず、たとえば、導電性ボール11と類似の導電性
円柱を有する電子部品10のテストにおける接触に対し
ても利用できる。
【0040】さらに、第三実施形態におけるソケット1
においては、コンタクトピン20は、ボールガイド50
のばね収納孔51に収納しているが、この構造に限定さ
れるものではない。つまり、ソケット1は、コンタクト
ピン20がボールガイド50に突設された構造でも良
い。ここで、コンタクトピン20のボールガイド50の
上面に突き出た部分は、自由に伸縮ができるので、コン
タクトピン20は、ダメージを与えることなく導電性ボ
ール11と接触する。
【0041】
【発明の効果】以上のように、この発明のコンタクトピ
ンによれば、圧縮コイルばねまたは螺旋状の圧縮コイル
ばねを利用したコンタクトピンを用いることにより、円
弧状またはスパイラル状の接触部が導電性ボールと確実
に接触することができる。また、圧縮コイルばねは、摺
動部の異常が発生する可能性もなく、自由に伸縮できる
ので、導電性ボールにダメージを与えることはない。
【0042】また、以上のように、この発明のソケット
によれば、この発明によるコンタクトピンの特徴を有効
に利用することにより、導電性ボールに対して、良好な
接続が行なわれる。また、導電性ボールにダメージを与
えることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、第一実施形態におけるコンタクトピン
概略図で、(a)は拡大図を、(b)は接触時の拡大図
を示している。
【図2】図2は、第二実施形態におけるコンタクトピン
概略図で、(a)は拡大図を、(b)は接触時の拡大図
を示している。
【図3】図3は、第三実施形態におけるソケット概略図
で、(a)は要部拡大断面図を、(b)は接触時の拡大
断面図を示している。
【図4】図4は、第四実施形態におけるソケット概略図
で、(a)は要部拡大断面図を、(b)は接触時の拡大
断面図を示している。
【図5】図5は、コイルばねの接触部による軌跡の概略
図で、(a)は螺旋状のコイルばねの接触部の概略図
を、(b)ストレート状の圧縮コイルばねの接触部の概
略図を示している。
【符号の説明】
1 ソケット 10 BGAパッケージ 11 導電性ボール 20 コンタクトピン 20a 螺旋状の圧縮コイルばね 20b 上部螺旋状の圧縮コイルばね 20c ストレート状の圧縮コイルばね 21 受け部 21a 凸条 30 テストボード 31 接触子 40 位置決め台座 41 段付き部 50 ボールガイド 51 ばね収納孔 F 押力
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年9月6日(1999.9.6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載のコンタクトピンは、配線基
板、半導体チップを含む電子部品の導電性ボールに当接
するコンタクトピンにおいて、コンタクトピンを螺旋状
の圧縮コイルばねで形成するとともに、この圧縮コイル
ばねの巻き径を、全長にわたって徐々に前記導電性ボー
ル側に広がる螺旋状とした構成としてある。 これによ
り、導電性ボールとの接触は、コイルばね端部の複数の
巻き数部によるスパイラル状の接触部となり、接触面積
が増え導通不良を改善できる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】請求項2記載の発明は、配線基板、半導体
チップを含む電子部品の導電性ボールに当接するコンタ
クトピンにおいて、コンタクトピンを螺旋状の圧縮コイ
ルばねで形成するとともに、この圧縮コイルばねの巻き
径を、途中から徐々に前記導電性ボール側に広がる螺旋
状とした構成としてある。 これにより、ばね力の設定が
容易にできるとともに、コイルばねの製作が容易とな
り、廉価なコンタクトピンを製作することができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】請求項3記載の発明は、配線基板、半導体
チップを含む電子部品の導電性ボールに当接するコンタ
クトピンにおいて、コンタクトピンを螺旋状の圧縮コイ
ルばねで形成するとともに、この圧縮コイルばねの端
に、上面に尖鋭な凸状部分を放射状に設けた受け部を有
する構成としてある。 これにより、コンタクトピンは、
導電性ボールまたはテストボード接触子の少なくともど
ちらか一方に対し、被接触面の酸化などに影響されずに
良好に接触する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】本発明の請求項4記載のソケットは、配線
基板、半導体チップを含む電子部品の導電性ボールに当
接して電気的に接続するソケットにおいて、請求項1〜
3のいずれか一項に記載のコンタクトピンと、前記導電
性ボールに対応する位置に接触子を有するテストボード
と、前記導電性ボールに対応する位置に前記コンタクト
ピンを収納する収納孔を有するボールガイドと、前記電
子部品の位置決めを行なう位置決め台座とを具備した構
成としてある。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】請求項5記載の発明は、請求項4記載のソ
ケットにおいて、前記ボールガイドに前記コンタクトピ
ンを突設した構成としてある。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】これにより、電子部品にダメージを与える
ことなくかつ導通不良を起こさずに、導電性ボールを有
する電子部品をテストできる。 また、コイルばねは、完
全に自由に伸縮できるので、電子部品にダメージを与え
る危険性を確実に除去することができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01R 13/11 H01R 13/11 G K 13/24 13/24

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配線基板、半導体チップなどの電子部品
    の導電性ボールに当接するコンタクトピンにおいて、 コンタクトピンを圧縮コイルばねで形成したことを特徴
    とするコンタクトピン。
  2. 【請求項2】 前記圧縮コイルばねの巻き径が、全長に
    わたって徐々に前記導電性ボール側に広がる螺旋状であ
    ることを特徴とする請求項1記載のコンタクトピン。
  3. 【請求項3】 前記圧縮コイルばねの巻き径が、途中か
    ら徐々に前記導電性ボール側に広がる螺旋状であること
    を特徴とする請求項1記載のコンタクトピン。
  4. 【請求項4】 前記圧縮コイルばねの端に、接触性を向
    上させる受け部を設けたことを特徴とする請求項1記載
    のコンタクトピン。
  5. 【請求項5】 配線基板、半導体チップなどの電子部品
    の導電性ボールに当接して電気的に接続するソケットに
    おいて、 請求項1〜4のいずれか一項記載のコンタクトピンと、 前記導電性ボールに対応する位置に接触子を有するテス
    トボードと、 前記導電性ボールに対応する位置に前記コンタクトピン
    を収納する収納孔を有するボールガイドと、 前記電子部品の位置決めを行なう位置決め台座とを具備
    したことを特徴とするソケット。
  6. 【請求項6】 前記ボールガイドに前記コンタクトピン
    を突設したことを特徴とする請求項5記載のソケット。
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