JP2000112684A

JP2000112684A - 文書印刷処理システム

Info

Publication number: JP2000112684A
Application number: JP10278581A
Authority: JP
Inventors: Katsumi Shimokawa; 勝己下川
Original assignee: Ricoh Co Ltd
Current assignee: Ricoh Co Ltd
Priority date: 1998-09-30
Filing date: 1998-09-30
Publication date: 2000-04-21

Abstract

(57)【要約】【課題】印刷処理におけるデータ変換を省略，あるい
はデータ転送量を少なくすることにより，印刷処理効率
の向上を図ること。【解決手段】プリンタ２０１，複数のコンピュータ端
末機器を，通信ネットワーク／外部インターフェースを
介して双方向通信可能に接続し，かつコンピュータ端末
機器上のＯＳに合致したプーラ２０５，プリンタドライ
バ２０７と，プリンタ２０１上のプリンタコントローラ
に転送されてきたＰＤＬ印字データおよび該データから
作成されるページイメージビットマップの一部／全部を
蓄積・保管するストレージデバイス２０３とを有し，プ
リンタコントローラ２０２は，受信した印字データと蓄
積・保管してある印字データとを照合し，その展開系で
あるページイメージビットマップが同一である場合，蓄
積・保管された該当のページイメージビットマップを用
いてプリンタ２０１に印字出力を実行させる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は，ＬＡＮなどのネッ
トワークあるいはシリアル・パラレルなどに外部接続さ
れたプリンタを用い，パーソナルコンピュータ／ワーク
ステーションによって作成／編集された文書・画像を印
刷する文書印刷処理システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来より，ＬＡＮなどのネットワークあ
るいはシリアル・パラレルといった外部接続されるプリ
ンタを，複数のパーソナルコンピュータ／ワークステー
ション（以下，ＰＣ／ＷＳという）によってシェアード
的に使用する文書印刷処理システムが知られている。

【０００３】上述のシステムにおける印刷の流れは通常
は以下のようにして行われる。すなわち，ＰＣ／ＷＳ上
でアプリケーションを起動して文書を作成し，あるいは
保存されている文書ファイルをオープンし，編集処理な
どの後に，アプリケーション上の操作により印刷を実行
する。印刷は，アプリケーションからＰＣ／ＷＳ上のＯ
Ｓ（オペレーティングシステム）管理下の中間モジュー
ルによりプリンタドライバが呼び出され．該呼び出され
たプリンタドライバは，印刷を行うプリンタのコントロ
ーラが解釈できるところの印字データ（ＰＤＬ）を作成
し，その作成した印字データ（ＰＤＬ）をプリンタコン
トローラに転送する。コントローラでは，印字データを
解釈してプリンタに印刷を行わせるために１ページ毎の
ページイメージビットマップを作成し，プリンタに印刷
を依頼する。

【０００４】なお，従来における参考技術文献として，
例えば，外部装置からのデータ種別によって蓄積するデ
ータ量を変化させ，効率よくデータ受信を行わせるもの
が特開平９−２１４７０７号公報の『画像処理装置』に
開示されている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら，上記に
示されるような従来の文書印刷処理システムにあって
は，実際にプリンタで印字するまでにデータの変換や転
送が介在し，印刷処理そのものが煩雑となるため，印刷
処理効率の低下を招来させるという問題点があった。

【０００６】本発明は，上記に鑑みてなされたものであ
って，印刷処理におけるデータ変換を省略，あるいはデ
ータ転送量を少なくすることにより，印刷処理効率の向
上を図ることを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに，請求項１に係る文書印刷処理システムにあって
は，プリンタおよび複数のコンピュータ端末機器を，通
信ネットワークあるいは外部インターフェースを介して
双方向通信可能に接続し，かつ，前記コンピュータ端末
機器上のオペレーティング・システムに合致した印刷関
連モジュールと，前記プリンタ上のプリンタコントロー
ラに転送されてきたＰＤＬ印字データおよび該データに
基づいて作成されるページイメージビットマップの一部
あるいは全てを蓄積・保管するデータ蓄積・保管手段と
を有する文書印刷処理システムにおいて，前記プリンタ
コントローラは，受信した印字データと前記データ蓄積
・保管手段に蓄積・保管してある印字データとを照合
し，その展開系であるページイメージビットマップが同
一である場合，蓄積・保管された該当のページイメージ
ビットマップを用いて前記プリンタに印字出力を実行さ
せるものである。

【０００８】また，請求項２に係る文書印刷処理システ
ムにあっては，さらに，前記ＰＤＬ印字データに，印刷
を行ったアプリケーションの情報および印刷するファイ
ルの情報を付加するフィールドを設け，前記プリンタコ
ントローラは，受信した印字データのフィールドと前記
データ蓄積・保管手段に蓄積・保管してある印字データ
のフィールドとを内容照合し，同一である場合に以降受
信するデータを無効とし，蓄積・保管された該当のペー
ジイメージビットマップを用いて前記プリンタに印字出
力を実行させるものである。

【０００９】また，請求項３に係る文書印刷処理システ
ムにあっては，さらに，前記ＰＤＬ印字データに，印刷
を行ったアプリケーションの情報および印刷するファイ
ルの情報を付加するフィールドを設け，前記プリンタコ
ントローラは，受信した印字データのフィールドと前記
データ蓄積・保管手段に蓄積・保管してある印字データ
のフィールドとを内容照合し，同一である場合にその展
開系であるページイメージビットマップが同一であると
見なし，蓄積・保管された該当のページイメージビット
マップを用いて前記プリンタに印字出力を実行させるも
のである。

【００１０】また，請求項４に係る文書印刷処理システ
ムにあっては，さらに，前記プリンタコントローラで作
成・管理され，印刷を行ったアプリケーションの情報お
よび印刷するファイルの情報を，印字データを識別する
ＩＤを有するリスト型データ構造で定義し，該リスト型
データ構造を，前記コンピュータ端末機器が前記プリン
タから事前に入手し，該入手したリスト型データ構造と
現在の印字データとを照合し，前記入手したリスト型デ
ータ構造中に現在の印字データと合致するデータ構造が
あった場合，前記プリンタコントローラに既に印刷する
印字データが存在すると判断し，前記ＩＤに基づいて前
記プリンタに印字出力を実行させるものである。

【００１１】また，請求項５に係る文書印刷処理システ
ムにあっては，さらに，印刷を行ったアプリケーション
の情報および印刷するファイルの情報を，印字データを
識別するＩＤを有するリスト型データ構造で定義して前
記データ蓄積・保管手段に蓄積・保管し，前記プリンタ
コントローラは，前記コンピュータ端末機器により前記
ＩＤで指示された印刷を，前記ＩＤからページイメージ
ビットマップを特定し，前記プリンタに印字出力を実行
させるものである。

【００１２】また，請求項６に係る文書印刷処理システ
ムにあっては，さらに，前記プリンタコントローラで作
成・管理され，印刷を行ったアプリケーションの情報お
よび印刷するファイルの情報を，印字データを識別する
ＩＤを有するリスト型データ構造で定義し，該リスト型
データ構造を，データ印刷時に前記コンピュータ端末機
器が前記プリンタから入手し，該入手したリスト型デー
タ構造と現在の印字データとを照合し，前記入手したリ
スト型データ構造中に現在の印字データと合致するデー
タ構造があった場合，前記プリンタコントローラに既に
印刷する印字データの展開系であるページイメージビッ
トマップが存在すると判断し，前記ＩＤに基づいて前記
プリンタに印字出力を実行させるものである。

【００１３】また，請求項７に係る文書印刷処理システ
ムにあっては，さらに，印字データを展開してページイ
メージビットマップをＩＤ付き管理データと共に，前記
データ蓄積・保管手段に蓄積・保管し，前記プリンタコ
ントローラは，前記コンピュータ端末機器により前記Ｉ
Ｄで指示された印刷を，前記ＩＤからページイメージビ
ットマップを特定し，前記プリンタに印字出力を実行さ
せるものである。

【００１４】

【発明の実施の形態】以下，本発明の文書印刷処理シス
テムの実施の形態について添付図面を参照し，詳細に説
明する。

【００１５】〔実施の形態１〕（システム構成）図１は，本発明の実施の形態に係る文
書印刷処理システムの構成を示す説明図である。図にお
いて，１０１はスキャナ機能やプリンタ機能，コピー機
能などのマルチファンクション型のカラー画像形成装置
である。なお，この例に限ることなく例えばプリンタ機
能単体であってもよい。カラー画像形成装置１０１はＬ
ＡＮなどのネットワーク１０３に接続されている。ま
た，１０２および１０４および１０５は，パーソナルコ
ンピュータ／ワークステーション（以下，ＰＣ／ＷＳと
いう）であり，ネットワーク１０３に接続されている。

【００１６】なお，カラー画像形成装置１０１は，専用
あるいは汎用（パラレル，双方向パラレルなど）のＩ／
ＦケーブルによってＰＣ／ＷＳ１０２，ＰＣ／ＷＳ１０
４，ＰＣ／ＷＳ１０５と直接接続させてもよい。この場
合は，接続されたＰＣ／ＷＳは，プリンタサーバとして
の役割を果たすこともできる。

【００１７】（文書印刷処理および制御部分の構成）図
２は，本発明の実施の形態１に係り，図１に示した文書
印刷処理システムにおける文書印刷処理および制御部分
の主要構成を示すブロック図である。図において，２０
１は記録紙に供給された印字データを印字出力するプリ
ンタであり，例えば図１におけるカラー画像形成装置１
０１に相当する。また，２０２は後述するスプーラから
印字データを受け取り，実際に印字画像の展開などを司
るプリンタコントローラである。

【００１８】また，２０３はメモリやＨＤＤなどの記憶
装置を用い，転送されてきた（受信した）印字データ
（ＰＤＬ）およびそれの解釈した結果，作成されるペー
ジイメージビットマップの一部あるいは全部を蓄積・保
管するデータ蓄積・保管手段としてのストレージデバイ
ス，２０５は中間モジュールから印字データを受け取る
スプーラ，２０６は例えばＧＤＩ（Ｇｒａｐｈｉｃａｌ
ＤｅｖｉｃｅＩｎｔｅｒｆａｃｅ；パソコンの画面
上にグラフィックスを表示する際に用いるアプリケーシ
ョンプログラムを記述するためのインターフェース）を
用いたＯＳ管理下の中間モジュールである。

【００１９】また，２０７は後述する機能を有するプリ
ンタドライバ，２０９は図１におけるＰＣ／ＷＳ１０
２，ＰＣ／ＷＳ１０４，ＰＣ／ＷＳ１０５上で動作する
アプリケーションである。

【００２０】（文書印刷処理および制御部分の動作）次
に，図２の如く構成された文書印刷処理および制御部分
の動作について説明する。この印刷処理のアプローチは
以下のようにして行われる。つまり，ユーザがアプリケ
ーション２０９などをＰＣ／ＷＳ１０２，ＰＣ／ＷＳ１
０４，ＰＣ／ＷＳ１０５上で動作するＯＳ上にて実行さ
せ，印刷対象となる文書・画像などをオープンし，その
ディスプレイに表示する。そして，その表示を行った後
にアプリケーション上のコマンドを用いて印刷を選択
し，様々なオプションを付加し，印刷を実行させる。

【００２１】印刷のオプションは，プリンタドライバ２
０７において印刷指示のコマンド情報に変換され，プリ
ンタ２０１に転送される。印字データもプリンタドライ
バ２０７で作成された後に転送される。なお，この両者
の順序は，プリンタコントローラ２０２が解釈すること
ができればよいので，本実施の形態では特に定めない。
その後，プリンタコントローラ２０２以降の処理におい
て記録紙への印字（印刷）が実行される。

【００２２】図３は，本発明の実施の形態１に係る文書
印刷処理を示すフローチャートである。この処理は，Ｐ
Ｃ／ＷＳ１０２，ＰＣ／ＷＳ１０４，ＰＣ／ＷＳ１０５
の何れかにおいて正常にＯＳが起動され，プリンタ印刷
環境が整っている状態で開始される。

【００２３】図３において，まず，アプリケーション２
０９が起動され，文書あるいは画像を印刷するアクショ
ンを起こす（Ｓ３０１）。続いて，中間モジュール２０
６により中間モジュール処理を行い（Ｓ３０２），プリ
ンタドライバ２０７によって印字データを作成する（Ｓ
３０３）。プリンタドライバ２０７で作成された印字デ
ータは，スプーラ処理（Ｓ３０４）を経由し，プリンタ
コントローラ２０２に送られる。

【００２４】プリンタコントローラ２０２では，印字デ
ータおよびそれに付随する様々な情報に基づいて印字画
像（ページイメージビットマップ）を作成し（Ｓ３０
５），プリンタ紙出力処理に記録紙の出力処理（印刷）
を依頼し（Ｓ３０６），印刷が完了する。

【００２５】さらに，上述の動作についてさらに詳述す
る。プリンタコントローラ２０２は，送られてきた（受
信した）印字データを全て，あるいはその中の一部の情
報を管理されるところの任意の手段を用いて蓄積（保
管）する機能を有している。また，印字データを解釈
し，作成する印字画像（ページイメージビットマップ）
を先の印字データと関連付けられた任意の管理される手
段を用いてストレージデバイス２０３に蓄積（保管）す
る。

【００２６】次に，上述した構成・およびその基本動作
を踏まえ，本発明の特徴となる動作について（動作例１
−１），（動作例１−２），（動作例１−３）に分けて
説明する。

【００２７】（動作例１−１）ここでは，印字データは
全て保管し，ページイメージビットマップを保管する。
現在の印刷において，現在の印字データを受信したプリ
ンタコントローラ２０２は，それと既にストレージデバ
イス２０３に保管されている複数の印字データとを順次
比較する。この際，ヒット率を考慮したキャッシュ制御
などを利用するとより効率的である。

【００２８】さて，上記比較において印字データの内容
が同じであると見なす任意の条件を満たしていれば，そ
の保管されている印字データと関連付けられて保管され
ているページイメージビットマップを使用し，プリンタ
２０１にプリンタ紙出力処理を依頼する。

【００２９】他方，上記比較において印字データの内容
が異なると判定した場合，その印字データおよびページ
イメージビットマップは，関連付けられたストレージデ
バイス２０３に保管される。なお，そのページイメージ
ビットマップで印刷処理が行われる。また，同じである
と判定した場合には，キャッシュなどの検索の優先度の
調整などの処理が行われる。

【００３０】（動作例１−２）ここでは，印字データは
全て保管される。現在の印刷においてプリンタドライバ
は，印字データ中における印刷を行ったアプリケーションの名前印刷を行ったアプリケーションのバージョン印刷する文書ファイル名印刷する文書ファイルスタンプ印刷するページ番号その他の情報の各情報を格納するフィールドを設け，それを初期化し
て印字データを転送する。

【００３１】印字データを受信するプリンタコントロー
ラ２０２は，印字データの最初に位置するであろう当該
フィールドを参照し，既にストレージデバイス２０３に
保管されている複数の印字データ中のフィールドデータ
と順次比較する。この際，ヒット率を考慮したキャッシ
ュ制御などを利用するとより効率的である。

【００３２】さて，上記比較において印字データの内容
が同じであると見なす任意の条件を満たしていれば，そ
の展開系であるページイメージビットマップも同じであ
ると見なし，その保管されている印字データと関連付け
られて保管されているページイメージビットマップを作
成し，プリンタ２０１にプリンタ紙出力処理を依頼す
る。そして，このページに関する転送されてくる残りの
印字データは破棄してもよいことになる。任意のシステ
ムにおいては，破棄するデータを受信しながら並行に，
ページイメージビットマップを作成するケースもある。

【００３３】他方，上記比較において印字データの内容
が異なると判定した場合，その印字データはストレージ
デバイス２０３にて保管される。また，同じであると判
定した場合には，キャッシュなどの検索の優先度の調整
などの処理も行われる。

【００３４】（動作例１−３）ここでは，印字データ
は，その中の一部の情報であるフィールドデータとペー
ジイメージビットマップを保管することになる。現在の
印刷においてプリンタドライバ２０７は，上記（動作例
１−２）で説明したフィールドを初期化し，印字データ
を転送する。

【００３５】印字データを受信すると，プリンタコント
ローラ２０２では，印字データの最初に位置するであろ
う当該フィールドを参照し，既にストレージデバイス２
０３に保管されている複数の印字データ中のフィールド
データと順次比較する。この際，ヒット率を考慮したキ
ャッシュ制御などを利用するとより効率的である。

【００３６】さて，上記比較において印字データの内容
が同じであると見なす任意の条件を満たしていれば，そ
の展開系であるページイメージビットマップも同じであ
ると見なし，その保管されている印字データと関連付け
られて保管されているページイメージビットマップを作
成し，プリンタ２０１にプリンタ紙出力処理を依頼す
る。そして，このページに関する転送されてくる残りの
印字データは破棄してもよいことになる。任意のシステ
ムにおいては，破棄するデータを受信しながら並行に，
ページイメージビットマップを作成するケースもある。

【００３７】他方，上記比較において印字データの内容
が異なると判定した場合，その印字データはストレージ
デバイスにて保管される。また，同じであると判定した
場合には，キャッシュなどの検索の優先度の調整などの
処理も行われる。

【００３８】さらに，上述した実施の形態１における各
動作例について付言する。本発明は，蓄積・保管するデ
ータをページという単位に言及して説明したが，印刷す
るページ全てと拡張してもよいし，印刷ジョブという印
刷の区切りで保管してもよい。

【００３９】また，印字データ（ＰＤＬ）は，大きく
は，（動作例１−２，１−３）で述べている「フィール
ドデータ」と，印刷時のオプション（どこの給紙トレイ
から記録紙を給紙し，サイズは何で，どういう印字の仕
方をして，どの排紙トレイ（ビン）に排紙するか，ソー
ト指定の有無，複数ページを１枚に印字する，オーバレ
イ指定，濃度・コントラスト調整，ディザ指定などの各
種印刷条件の指定）のための「印刷設定データ」と，印
字するページのデータである「ページデータ」と，の３
つの要素から構成される。なお，本発明における印字デ
ータの定義は特にその範囲を限定するものではない。例
えば，印字データは，ページデータとしてもよいし，印
刷データとページデータとしてもよい。なお，（動作例
１−２，１−３）では，フィールドデータも含まれるで
あろう。

【００４０】〔実施の形態２〕（システム構成）この実施の形態２におけるシステム構
成は，前述した実施の形態１における図１と同一構成で
あり，ここでの説明は省略する。

【００４１】（文書印刷処理および制御部分の構成）図
４は，実施の形態２に係り，図１に示した文書印刷処理
システムにおける文書印刷処理および制御部分の主要構
成を示すブロック図である。前述した図２の構成に対
し，ネットワークあるいは双方向インターフェース（シ
リアル・パラレルなど）を用い，ＰＣ／ＷＳ１０２，Ｐ
Ｃ／ＷＳ１０４，ＰＣ／ＷＳ１０５とプリンタ２０１と
を接続するライン４０１と，プリンタコントローラ２０
２とネットワークあるいはシリアル・パラレル（双方
向）を介して通信を行うための通信処理モジュール４０
２と，を付加した構成となっている。また，この通信処
理モジュール４０２は，通信の結果，情報をプリンタド
ライバ２０７へ渡すか，あるいは自らがデータを管理・
保管する役目を担うものである。よって，他の構成要素
およびその機能は実施の形態１と同様であるため，図２
と同一符号を付してその説明は省略する。

【００４２】（文書印刷処理および制御部分の動作）次
に，図４の如く構成された文書印刷処理および制御部分
の動作について説明する。この印刷処理のアプローチは
以下のようにして行われる。つまり，ユーザがアプリケ
ーション２０９などをＰＣ／ＷＳ１０２，ＰＣ／ＷＳ１
０４，ＰＣ／ＷＳ１０５上で動作するＯＳ上にて実行さ
せ，印刷対象となる文書・画像などをオープンし，その
ディスプレイに表示する。そして，その表示を行った後
にアプリケーション上のコマンドを用いて印刷を選択
し，様々なオプションを付加し，印刷を実行させる。

【００４３】印刷のオプションは，プリンタドライバ２
０７において印刷指示のコマンド情報に変換され，プリ
ンタ２０１に転送される。印字データもプリンタドライ
バ２０７で作成された後に転送される。なお，この両者
の順序は，本実施の形態では特に定めない。つまり，プ
リンタコントローラ２０２が解釈することができればよ
い。その後，プリンタコントローラ２０２以降の処理に
おいて記録紙への印字（印刷）が実行される。

【００４４】図５は，本発明の実施の形態２に係る文書
印刷処理を示すフローチャートである。この処理は，Ｐ
Ｃ／ＷＳ１０２，ＰＣ／ＷＳ１０４，ＰＣ／ＷＳ１０５
の何れかにおいて正常にＯＳが起動され，プリンタ印刷
環境が整っている状態で開始される。

【００４５】図５において，まず，アプリケーション２
０９が起動され，文書あるいは画像を印刷するアクショ
ンを起こす（Ｓ５０１）。続いて，中間モジュール２０
６により中間モジュール処理を行い（Ｓ５０２），プリ
ンタドライバ２０７によって印字データを作成する（Ｓ
５０３）。プリンタドライバ２０７で作成された印字デ
ータは，スプーラ処理（Ｓ５０４）を経由し，プリンタ
コントローラ２０２に送られる。

【００４６】プリンタコントローラ２０２では，印字デ
ータおよびそれに付随する様々な情報に基づいて印字画
像（ページイメージビットマップ）を作成し（Ｓ５０
６），プリンタ紙出力処理に記録紙の出力処理（印刷）
を依頼し（Ｓ５０７），印刷が完了する。また，上記処
理と並行し，通信処理モジュール４０２によりプリンタ
コントローラ２０２とネットワークあるいはシリアル・
パラレル（双方向）を介して通信を行うための通信モジ
ュール処理が実行される（Ｓ５０５）。通信処理モジュ
ール処理の結果，情報をプリンタドライバ２０７へ渡す
か，あるいは自らがデータを管理・保管する。

【００４７】さらに，上述の動作についてさらに詳述す
る。プリンタコントローラ２０２は，送られてきた（受
信した）印字データを全て，あるいはその中の一部の情
報を管理されるところの任意の手段を用いて蓄積（保
管）する機能を有している。また，印字データを解釈
し，作成する印字画像（ページイメージビットマップ）
を先の印字データと関連付けられた任意の管理される手
段を用いてストレージデバイス２０３に蓄積（保管）す
る。

【００４８】また，蓄積されるデータに関しては，図６
に示す管理データ例のように，管理データが含まれてい
るあるいは対応付けられており，印字データあるいはペ
ージイメジビットマップ込みでＩＤによって識別され
る。管理データは任意のタイミングでＰＣ／ＷＳからネ
ットワークあるいは双方向インターフェースを介し，読
み出しコマンドによってデータ転送される。

【００４９】次に，上述した構成・およびその基本動作
を踏まえ，本発明の特徴となる動作について（動作例２
−１），（動作例２−２），（動作例２−３），（動作
例２−４）に分けて説明する。

【００５０】（動作例２−１）ここでは，ＩＤで識別可
能な管理データの読み出しは，印刷とは関与しない任意
のタイミングでネットワークあるいは双方向インターフ
ェース（パラレルなど）にてＰＣ／ＷＳ１０２，ＰＣ／
ＷＳ１０４，ＰＣ／ＷＳ１０５からの要求に対してプリ
ンタコントローラ２０２が応答する形で行われる。な
お，この実施の形態では，処理役割を示すために便宜的
にその部位を限定しているので，もちろんプリンタコン
トローラ２０２での処理ではなく，他の専用処理部分を
設けてもよい。

【００５１】ＰＣ／ＷＳ１０２，ＰＣ／ＷＳ１０４，Ｐ
Ｃ／ＷＳ１０５は，通信処理モジュール４０２にて読み
出した管理データを保存する。この保存に際しては，ヒ
ット率を考慮したキャッシュ制御などを利用するとより
効率的である。そして，印刷の際に現在の印刷に関する
情報と保存された複数存在するであろう管理データのリ
ストと照合し，同様のものがあるかを図５におけるステ
ップＳ５０３において実行する。

【００５２】上記照合の結果，一致するものがあるなら
ば印字データとして，その該当する管理データに付記し
てあるＩＤを他の印刷指示のコマンド情報と共に出力す
る。これにより，印字データ（ＰＤＬ）としてページを
表現するデータを送ることなく，その代わりにプリンタ
（コントローラ）２０１が保管してある印字データを識
別するＩＤのみを用いて印刷指示を行うことができるの
で，ＰＣ／ＷＳ１０２，ＰＣ／ＷＳ１０４，ＰＣ／ＷＳ
１０５上における印字データ作成処理や，データ転送処
理を省略あるいは簡略化することができ，大幅な印刷時
間の短縮化を期待することができる。

【００５３】上述のＰＣ／ＷＳの処理により，ＩＤにて
印字データを指示されたプリンタコントローラ２０２で
は，図５ステップＳ５０６のプリンタコントロール処理
においてＩＤで保存・管理している印字データを特定
し，該印字データを使用してページイメージビットマッ
プを作成し，図５ステップＳ５０７のプリント紙出力処
理において記録紙に印字する。

【００５４】他方，ＰＣ／ＷＳでの管理データの照合の
結果，該当するものがプリンタ２０１にないと判定され
た場合，ＩＤではなく新規にプリンタ２０１に登録・蓄
積（保管）する対象となる印字データ（ＰＤＬ形式）を
スプーラ２０５を経由させ，プリンタコントローラ２０
２に転送する。該転送された印字データは印字処理のた
めに使用されると同時に，ＩＤ付きの管理データと共に
プリンタコントローラ２０２がストレージデバイス２０
３に蓄積・保管する。

【００５５】（動作例２−２）ここでは，上述した（動
作例２−１）に対し，図５ステップＳ５０６のプリンタ
コントロール処理において，印字データを展開したペー
ジメモリビットマップをＩＤ付き管理データと共にスト
レージデバイス２０３に蓄積・保管する。ＩＤにて印刷
をＰＣ／ＷＳから指示されたプリンタコントローラ２０
２では，ＩＤからページイメージビットマップを特定
し，図５ステップＳ５０７のプリント紙出力処理におい
て記録紙に印字する。

【００５６】他方，ＰＣ／ＷＳでの管理データの照合の
結果，該当するものがプリンタ２０１にないと判定され
た場合，上述した（動作例２−１）と同様に，ＩＤでは
なく新規にプリンタ２０１に登録・蓄積（保管）する対
象となる印字データ（ＰＤＬ形式）をスプーラ２０５を
経由させ，プリンタコントローラ２０２に転送する。該
転送された印字データは印字処理のために使用されると
同時に，ＩＤ付きの管理データと共にプリンタコントロ
ーラ２０２がストレージデバイス２０３に蓄積・保管す
る。

【００５７】（動作例２−３）ここでは，当初は前述し
た（動作例２−１）と同様に，ＩＤで識別可能な管理デ
ータの読み出しは，印刷とは関与しない任意のタイミン
グでネットワークあるいは双方向インターフェース（パ
ラレルなど）にてＰＣ／ＷＳ１０２，ＰＣ／ＷＳ１０
４，ＰＣ／ＷＳ１０５からの要求に対してプリンタコン
トローラ２０２が応答する形で行われる。なお，この実
施の形態では，処理役割を示すために便宜的にその部位
を限定しているので，もちろんプリンタコントローラ２
０２での処理ではなく，他の専用処理部分を設けてもよ
い。

【００５８】ＰＣ／ＷＳ１０２，ＰＣ／ＷＳ１０４，Ｐ
Ｃ／ＷＳ１０５は，通信処理モジュール４０２にて読み
出した管理データを保存する。この保存に際しては，ヒ
ット率を考慮したキャッシュ制御などを利用するとより
効率的である。そして，印刷の際に現在の印刷に関する
情報と保存された複数存在するであろう管理データのリ
ストと照合し，同様のものがあるかを図５におけるステ
ップＳ５０３のプリンタドライバ処理において実行す
る。

【００５９】上記照合の結果，一致するものがあるなら
ば印字データとして，その該当する管理データに付記し
てあるＩＤを他の印刷制御コード（ページの切れ目や給
紙・排紙に関する制御情報など）と共に出力する。これ
により，印字データとしてページを表現するデータを送
ることなく，その代わりにプリンタ（コントローラ）が
保管してある印字データを識別するＩＤのみを用いて印
刷指示を行うことができるので，ＰＣ／ＷＳ１０２，Ｐ
Ｃ／ＷＳ１０４，ＰＣ／ＷＳ１０５上における印字デー
タ作成処理や，データ転送処理を省略あるいは簡略化す
ることができ，大幅な印刷時間の短縮化を期待すること
ができる。

【００６０】上述のＰＣ／ＷＳの処理により，ＩＤにて
印字データを指示されたプリンタコントローラ２０２で
は，図５ステップＳ５０６のプリンタコントロール処理
においてＩＤで保存・管理している印字データを特定
し，該印字データを使用してページイメージビットマッ
プを作成し，図５ステップＳ５０７のプリント紙出力処
理において記録紙に印字する。

【００６１】他方，ＰＣ／ＷＳでの管理データの照合の
結果，該当するものがプリンタに存在しないと判定され
た場合，ＩＤではなく新規にプリンタに登録・蓄積（保
管）する対象となる印字データ（ＰＤＬ形式）をスプー
ラ２０５を経由させ，プリンタコントローラ２０２に転
送する。該転送された印字データは印字処理のために使
用されると同時に，ＩＤ付きの管理データと共にプリン
タコントローラ２０２がストレージデバイス２０３に蓄
積・保管する。

【００６２】（動作例２−４）ここでは，上述した（動
作例２−３）に対し，図５ステップＳ５０６のプリンタ
コントロール処理において，印字データを展開したペー
ジメモリビットマップをＩＤ付き管理データと共にスト
レージデバイス２０３に蓄積・保管する。ＩＤにて印刷
をＰＣ／ＷＳから指示されたプリンタコントローラ２０
２では，ＩＤからページイメージビットマップを特定
し，図５ステップＳ５０７のプリント紙出力処理におい
て記録紙に印字する。

【００６３】他方，ＰＣ／ＷＳでの管理データの照合の
結果，該当するものがプリンタにないと判定された場
合，上述した（動作例２−１）と同様に，ＩＤではなく
新規にプリンタに登録・蓄積（保管）する対象となる印
字データ（ＰＤＬ形式）をスプーラ２０５を経由させ，
プリンタコントローラ２０２に転送する。該転送された
印字データは印字処理のために展開され，ページイメー
ジビットマップが生成され，そのページイメージビット
マップが印字処理に使用されると同時に，ＩＤ付きの管
理データと共にプリンタコントローラ２０２がストレー
ジデバイス２０３に蓄積・保管する。

【００６４】さらに，上述した実施の形態２における各
動作例について付言する。本発明は，蓄積・保管するデ
ータをページという単位に言及して説明したが，印刷す
るページ全てと拡張してもよいし，印刷ジョブという印
刷の区切りで保管してもよい。

【００６５】また，印字データ（ＰＤＬ）は，大きく
は，印刷時のオプション（どこの給紙トレイから記録紙
を給紙し，サイズは何で，どういう印字の仕方をして，
どの排紙トレイ（ビン）に排紙するか，ソート指定の有
無，複数ページを１枚に印字する，オーバレイ指定，濃
度・コントラスト調整，ディザ指定などの各種印刷条件
の指定）のための「印刷設定データ」と，印字するペー
ジのデータである「ページデータ」と，の２つの要素か
ら構成される。例えば，印字データは，ページデータと
してもよいし，印刷データとページデータとしてもよ
い。

【００６６】プリンタコントローラ２０２で蓄積・保管
するページイメージビットマップは，その基となる印字
データが複数ページ分を持つ特性がある場合．複数個
（全ページあるいは任意のページ）で一つのＩＤとして
管理してもよいし，ページイメージビットマップ一個に
つき一つのＩＤとして定義し，管理してもよい。

【００６７】

【発明の効果】以上説明したように，本発明に係る文書
印刷処理システム（請求項１）によれば，プリンタコン
トローラが，受信した印字データと以前に受信し，蓄積
してある印字データとを照合し，その展開系であるペー
ジイメージデータが同一であると判定された際に，蓄積
されているページイメージデータを用いてプリンタによ
る印字を行わせることにより，印字データからページイ
メージビットマップへの展開が省略されるので，印刷処
理効率が向上する。

【００６８】また，本発明に係る文書印刷処理システム
（請求項２）によれば，ＰＤＬ印字データに印刷を行っ
たアプリケーションの情報および印刷するファイル情報
を付加するフィールドを設け，プリンタコントローラ
が，受信した印字データ中の上記フィールドと以前受信
して蓄積してある印字データのフィールドとを比較し，
合致していれば同じであると判定し，以降受信してくる
データを無視し，蓄積されている印字データを用いてペ
ージイメージビットマップを作成し，プリンタに印字さ
せることにより，印字データを全て受信しなくても，印
字データからページイメージビットマップへの展開が迅
速に行われるので，印刷処理効率が向上する。

【００６９】また，本発明に係る文書印刷処理システム
（請求項３）によれば，ＰＤＬ印字データに，印刷を行
ったアプリケーションの情報および印刷するファイルの
情報を付加するフィールドを設け，プリンタコントロー
ラは，受信した印字データのフィールドと前記データ蓄
積・保管手段に蓄積・保管してある印字データのフィー
ルドとを内容照合し，同一である場合にその展開系であ
るページイメージビットマップが同一であると見なし，
蓄積・保管された該当のページイメージビットマップを
用いてプリンタに印字出力を実行させることにより，印
字データを全て受信しなくても，ページイメージビット
マップを確立することができ，さらに印字データからペ
ージイメージビットマップへの展開が省略されるので，
印刷処理効率が向上する。

【００７０】また，本発明に係る文書印刷処理システム
（請求項４）によれば，入手したリスト型データ構造中
に現在の印字データと合致するデータ構造があった場
合，プリンタコントローラに既に印刷する印字データが
存在すると判断し，ＩＤに基づいてプリンタに印字出力
を実行させるので，印字データの作成時間および印字デ
ータ転送時間が除外され，より印刷処理効率が向上す
る。

【００７１】また，本発明に係る文書印刷処理システム
（請求項５）によれば，印刷を行ったアプリケーション
の情報および印刷するファイルの情報を，印字データを
識別するＩＤを有するリスト型データ構造で定義してデ
ータ蓄積・保管手段に蓄積・保管し，プリンタコントロ
ーラが，コンピュータ端末機器によりＩＤで指示された
印刷を，ＩＤからページイメージビットマップを特定
し，プリンタに印字出力を実行させるので，印字データ
の作成時間および印字データ転送時間および展開時間が
除外され，より飛躍的に印刷処理効率が向上する。

【００７２】また，本発明に係る文書印刷処理システム
（請求項６）によれば，プリンタコントローラで作成・
管理され，印刷を行ったアプリケーションの情報および
印刷するファイルの情報を，印字データを識別するＩＤ
を有するリスト型データ構造で定義し，該リスト型デー
タ構造を，データ印刷時にコンピュータ端末機器が前プ
リンタから入手し，該入手したリスト型データ構造と現
在の印字データとを照合し，入手したリスト型データ構
造中に現在の印字データと合致するデータ構造があった
場合，プリンタコントローラに既に印刷する印字データ
の展開系であるページイメージビットマップが存在する
と判断し，ＩＤに基づいてプリンタに印字出力を実行さ
せるため，印字データの作成時間および印字データ転送
時間および展開時間が除外され，より飛躍的に印刷処理
効率が向上する。

【００７３】また，本発明に係る文書印刷処理システム
（請求項７）によれば，印字データを展開してページイ
メージビットマップをＩＤ付き管理データと共に，デー
タ蓄積・保管手段に蓄積・保管し，プリンタコントロー
ラが，コンピュータ端末機器によりＩＤで指示された印
刷を，ＩＤからページイメージビットマップを特定し，
プリンタに印字出力を実行させるため，印字データの作
成時間および印字データ転送時間および展開時間が除外
され，より飛躍的に印刷処理効率が向上する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態に係る文書印刷処理システ
ムの構成を示す説明図である。

【図２】本発明の実施の形態１に係り，図１に示した文
書印刷処理システムにおける文書印刷処理および制御部
分の主要構成を示すブロック図である。

【図３】本発明の実施の形態１に係る文書印刷処理を示
すフローチャートである。

【図４】実施の形態２に係り，図１に示した文書印刷処
理システムにおける文書印刷処理および制御部分の主要
構成を示すブロック図である。

【図５】本発明の実施の形態２に係る文書印刷処理を示
すフローチャートである。

【図６】本発明の実施の形態２に係るＩＤによる管理デ
ータ例を示す説明図である。

【符号の説明】

１０１カラー画像形成装置１０２，１０４，１０５ＰＣ／ＷＳ１０３ネットワーク２０１プリンタ２０２プリンタコントローラ２０３ストレージデバイス２０５スプーラ２０６中間モジュール（ＧＤＩ）２０７プリンタドライバ２０９アプリケーション４０１ライン４０２通信処理モジュール

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】プリンタおよび複数のコンピュータ端末
機器を，通信ネットワークあるいは外部インターフェー
スを介して双方向通信可能に接続し，かつ，前記コンピ
ュータ端末機器上のオペレーティング・システムに合致
した印刷関連モジュールと，前記プリンタ上のプリンタ
コントローラに転送されてきたＰＤＬ印字データおよび
該データに基づいて作成されるページイメージビットマ
ップの一部あるいは全てを蓄積・保管するデータ蓄積・
保管手段とを有する文書印刷処理システムにおいて，前
記プリンタコントローラは，受信した印字データと前記
データ蓄積・保管手段に蓄積・保管してある印字データ
とを照合し，その展開系であるページイメージビットマ
ップが同一である場合，蓄積・保管された該当のページ
イメージビットマップを用いて前記プリンタに印字出力
を実行させることを特徴とする文書印刷処理システム。
【請求項２】さらに，前記ＰＤＬ印字データに，印刷
を行ったアプリケーションの情報および印刷するファイ
ルの情報を付加するフィールドを設け，前記プリンタコ
ントローラは，受信した印字データのフィールドと前記
データ蓄積・保管手段に蓄積・保管してある印字データ
のフィールドとを内容照合し，同一である場合に以降受
信するデータを無効とし，蓄積・保管された該当のペー
ジイメージビットマップを用いて前記プリンタに印字出
力を実行させることを特徴とする請求項１に記載の文書
印刷処理システム。
【請求項３】さらに，前記ＰＤＬ印字データに，印刷
を行ったアプリケーションの情報および印刷するファイ
ルの情報を付加するフィールドを設け，前記プリンタコ
ントローラは，受信した印字データのフィールドと前記
データ蓄積・保管手段に蓄積・保管してある印字データ
のフィールドとを内容照合し，同一である場合にその展
開系であるページイメージビットマップが同一であると
見なし，蓄積・保管された該当のページイメージビット
マップを用いて前記プリンタに印字出力を実行させるこ
とを特徴とする請求項１に記載の文書印刷処理システ
ム。
【請求項４】さらに，前記プリンタコントローラで作
成・管理され，印刷を行ったアプリケーションの情報お
よび印刷するファイルの情報を，印字データを識別する
ＩＤを有するリスト型データ構造で定義し，該リスト型
データ構造を，前記コンピュータ端末機器が前記プリン
タから事前に入手し，該入手したリスト型データ構造と
現在の印字データとを照合し，前記入手したリスト型デ
ータ構造中に現在の印字データと合致するデータ構造が
あった場合，前記プリンタコントローラに既に印刷する
印字データが存在すると判断し，前記ＩＤに基づいて前
記プリンタに印字出力を実行させることを特徴とする請
求項１に記載の文書印刷処理システム。
【請求項５】さらに，印刷を行ったアプリケーション
の情報および印刷するファイルの情報を，印字データを
識別するＩＤを有するリスト型データ構造で定義して前
記データ蓄積・保管手段に蓄積・保管し，前記プリンタ
コントローラは，前記コンピュータ端末機器により前記
ＩＤで指示された印刷を，前記ＩＤからページイメージ
ビットマップを特定し，前記プリンタに印字出力を実行
させることを特徴とする請求項１に記載の文書印刷処理
システム。
【請求項６】さらに，前記プリンタコントローラで作
成・管理され，印刷を行ったアプリケーションの情報お
よび印刷するファイルの情報を，印字データを識別する
ＩＤを有するリスト型データ構造で定義し，該リスト型
データ構造を，データ印刷時に前記コンピュータ端末機
器が前記プリンタから入手し，該入手したリスト型デー
タ構造と現在の印字データとを照合し，前記入手したリ
スト型データ構造中に現在の印字データと合致するデー
タ構造があった場合，前記プリンタコントローラに既に
印刷する印字データの展開系であるページイメージビッ
トマップが存在すると判断し，前記ＩＤに基づいて前記
プリンタに印字出力を実行させることを特徴とする請求
項１に記載の文書印刷処理システム。
【請求項７】さらに，印字データを展開してページイ
メージビットマップをＩＤ付き管理データと共に，前記
データ蓄積・保管手段に蓄積・保管し，前記プリンタコ
ントローラは，前記コンピュータ端末機器により前記Ｉ
Ｄで指示された印刷を，前記ＩＤからページイメージビ
ットマップを特定し，前記プリンタに印字出力を実行さ
せることを特徴とする請求項１に記載の文書印刷処理シ
ステム。