JP2000101843A - 放射線画像処理システム - Google Patents
放射線画像処理システムInfo
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- JP2000101843A JP2000101843A JP10271576A JP27157698A JP2000101843A JP 2000101843 A JP2000101843 A JP 2000101843A JP 10271576 A JP10271576 A JP 10271576A JP 27157698 A JP27157698 A JP 27157698A JP 2000101843 A JP2000101843 A JP 2000101843A
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Landscapes
- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
- Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 操作者の手を煩わすこと無く放射線デジタル
画像に対して自動的に最適な画像処理を施すことができ
る放射線デジタル画像処理システムを提供することを目
的とする。 【解決手段】 放射線撮影により得られる画像をデジタ
ル化した放射線デジタル画像データを入力し、入力され
た放射線デジタル画像データが示す放射線デジタル画像
上における放射線撮影時の強度を検出するためのフォト
センサーの配置位置に対応した画像領域を指定し、指定
された放射線デジタル画像上におけるフォトセンサーの
配置位置に対応した画像領域における特徴量に応じて、
入力される放射線デジタル画像データに対して、該放射
線デジタル画像データが示す放射線デジタル画像のダイ
ナミックレンジを制御した後、可視化し出力するように
した。
画像に対して自動的に最適な画像処理を施すことができ
る放射線デジタル画像処理システムを提供することを目
的とする。 【解決手段】 放射線撮影により得られる画像をデジタ
ル化した放射線デジタル画像データを入力し、入力され
た放射線デジタル画像データが示す放射線デジタル画像
上における放射線撮影時の強度を検出するためのフォト
センサーの配置位置に対応した画像領域を指定し、指定
された放射線デジタル画像上におけるフォトセンサーの
配置位置に対応した画像領域における特徴量に応じて、
入力される放射線デジタル画像データに対して、該放射
線デジタル画像データが示す放射線デジタル画像のダイ
ナミックレンジを制御した後、可視化し出力するように
した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放射線デジタル画
像を処理する放射線デジタル画像処理システムに関する
もので、放射線デジタル画像のダイナミックレンジを制
御する放射線デジタル画像処理システムに関するもので
ある。
像を処理する放射線デジタル画像処理システムに関する
もので、放射線デジタル画像のダイナミックレンジを制
御する放射線デジタル画像処理システムに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年より、X線等の放射線を被写体に照
射し、その透過像である放射線画像を直接固体撮像素子
を用いて撮像し、撮像された放射線画像を対応した画像
信号をCRT(Cathode Ray Tube)表
示装置等により可視像として表示したり、或は撮像され
た放射線画像に対応した画像信号をデジタル化し、デジ
タルデータの状態で画像処理を施した後、プリントアウ
トしたりするような放射線画像撮影システムが開発され
ている。
射し、その透過像である放射線画像を直接固体撮像素子
を用いて撮像し、撮像された放射線画像を対応した画像
信号をCRT(Cathode Ray Tube)表
示装置等により可視像として表示したり、或は撮像され
た放射線画像に対応した画像信号をデジタル化し、デジ
タルデータの状態で画像処理を施した後、プリントアウ
トしたりするような放射線画像撮影システムが開発され
ている。
【0003】上述の放射線画像撮影システムにおいて
は、その撮影目的に応じて撮影する部位が異なり、また
放射線画像を可視化する際に行う画像処理では、処理す
る部位毎に最適な濃度や階調が異なるため、各部位の画
像毎にそれぞれ異なった画像処理を施す必要がある。
は、その撮影目的に応じて撮影する部位が異なり、また
放射線画像を可視化する際に行う画像処理では、処理す
る部位毎に最適な濃度や階調が異なるため、各部位の画
像毎にそれぞれ異なった画像処理を施す必要がある。
【0004】例えば、胸部を撮影した胸部放射線撮影画
像は、放射線が透過しやすく高い濃度値を示す肺野の画
像領域と放射線が非常に透過しにくく低い濃度値を示す
縦隔部の画像領域とにより構成されており、該放射線撮
影画像を構成している画素が示す濃度値のダイナミック
レンジは非常に広くなるため、胸部放射線撮影画像にお
いて肺野部と縦隔部との両方を同じ画像上で同時に良好
に観察することが可能な画像を得ることは困難であると
されてきた。
像は、放射線が透過しやすく高い濃度値を示す肺野の画
像領域と放射線が非常に透過しにくく低い濃度値を示す
縦隔部の画像領域とにより構成されており、該放射線撮
影画像を構成している画素が示す濃度値のダイナミック
レンジは非常に広くなるため、胸部放射線撮影画像にお
いて肺野部と縦隔部との両方を同じ画像上で同時に良好
に観察することが可能な画像を得ることは困難であると
されてきた。
【0005】そこで、上述の問題を解消する方法とし
て、従来は、「自己補償ディジタルフィルター」(「日
本放射線技術学会雑誌 第45巻第8号1989年8月
1030頁 阿南充洋他」参照)と呼ばれるフィルター
を使って放射線撮影画像を補正し、医者が観察したい画
像領域(関心領域)を見やすくする処理が行われてい
た。
て、従来は、「自己補償ディジタルフィルター」(「日
本放射線技術学会雑誌 第45巻第8号1989年8月
1030頁 阿南充洋他」参照)と呼ばれるフィルター
を使って放射線撮影画像を補正し、医者が観察したい画
像領域(関心領域)を見やすくする処理が行われてい
た。
【0006】上述の自己補償ディジタルフィルターと
は、補償後(処理後)の画素値をSD、オリジナル(入
力)の画素値をSorg 、オリジナル画像(入力画像)上
においてM画素×M画素のサイズのマスクを移動させ、
各移動箇所において該マスク内に存在する画素値の平均
を求めることにより得られる平均画素値をSUSとし、図
10に示すような関数曲線を関数f(x)とした時、
は、補償後(処理後)の画素値をSD、オリジナル(入
力)の画素値をSorg 、オリジナル画像(入力画像)上
においてM画素×M画素のサイズのマスクを移動させ、
各移動箇所において該マスク内に存在する画素値の平均
を求めることにより得られる平均画素値をSUSとし、図
10に示すような関数曲線を関数f(x)とした時、
【0007】
【外1】 なる式(1)、(2)で表わされるフィルターである。
【0008】ここで、図10に示すような関数f
(SUS)が有する特性について説明する。図中の「BA
SE」を濃度基準値、「SLOPE」を圧縮係数とする
と、まず、「SUS>BASE」の画素値の濃度領域では
関数f(SUS)は「0」であり、「0≦SUS≦BAS
E」の画素値の濃度領域では関数f(SUS)は濃度基準
値「BASE」を終点として、圧縮係数「SLOPE」
で単調減少するものである。したがって、オリジナル画
像の画素値Sorg を上記式(1)に示す「自己補償ディ
ジタルフィルター」により処理することにより、「画像
の平均濃度値(平均画素値SUS)の低い領域において、
該濃度値が持ち上げられ、低濃度値領域のダイナミック
レンジが圧縮されるが各領域内の微細構造のコントラス
トは維持され、該微細構造のコントラストが維持された
状態で低濃度値領域が全体として濃い画像に変換され
る」という効果が得られる。
(SUS)が有する特性について説明する。図中の「BA
SE」を濃度基準値、「SLOPE」を圧縮係数とする
と、まず、「SUS>BASE」の画素値の濃度領域では
関数f(SUS)は「0」であり、「0≦SUS≦BAS
E」の画素値の濃度領域では関数f(SUS)は濃度基準
値「BASE」を終点として、圧縮係数「SLOPE」
で単調減少するものである。したがって、オリジナル画
像の画素値Sorg を上記式(1)に示す「自己補償ディ
ジタルフィルター」により処理することにより、「画像
の平均濃度値(平均画素値SUS)の低い領域において、
該濃度値が持ち上げられ、低濃度値領域のダイナミック
レンジが圧縮されるが各領域内の微細構造のコントラス
トは維持され、該微細構造のコントラストが維持された
状態で低濃度値領域が全体として濃い画像に変換され
る」という効果が得られる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような「自己補償ディジタルフィルター」を使って放
射線撮影画像を補正する方法では、濃度基準値「BAS
E」の値や圧縮係数「SLOPE」の値として、従来よ
り経験的に求められている所定の値を使用しているた
め、撮影部位や被写体である患者の体格或は放射線の照
射線量等の違いによって、ダイナミックレンジ圧縮の効
果が異なってしまい、撮影部位や被写体である患者の体
格或は放射線の照射線量毎に最適なダイナミックレンジ
圧縮を行うことは非常に困難で手間のかかることであっ
た。
たような「自己補償ディジタルフィルター」を使って放
射線撮影画像を補正する方法では、濃度基準値「BAS
E」の値や圧縮係数「SLOPE」の値として、従来よ
り経験的に求められている所定の値を使用しているた
め、撮影部位や被写体である患者の体格或は放射線の照
射線量等の違いによって、ダイナミックレンジ圧縮の効
果が異なってしまい、撮影部位や被写体である患者の体
格或は放射線の照射線量毎に最適なダイナミックレンジ
圧縮を行うことは非常に困難で手間のかかることであっ
た。
【0010】本発明は、上述の問題点を解決するために
為されたものであり、操作者の手を煩わすこと無く放射
線デジタル画像に対して自動的に最適な画像処理を施す
ことができる放射線デジタル画像処理システムを提供す
ることを目的とする。
為されたものであり、操作者の手を煩わすこと無く放射
線デジタル画像に対して自動的に最適な画像処理を施す
ことができる放射線デジタル画像処理システムを提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る放射線デジタル画像処理システムは、
放射線撮影により得られる画像をデジタル化した放射線
デジタル画像データを入力する入力手段と、前記入力手
段により入力される放射線デジタル画像データが示す放
射線デジタル画像上における放射線撮影時の強度を検出
するためのフォトセンサーの配置位置に対応した画像領
域を指定するフォトセンサー領域指定手段と、前記フォ
トセンサー領域指定手段により指定された放射線デジタ
ル画像上におけるフォトセンサーの配置位置に対応した
画像領域における特徴量を生成する特徴量生成手段と、
前記特徴量生成手段において生成された特徴量に関する
情報に応じて、前記入力手段により入力される放射線デ
ジタル画像データに対し、該放射線デジタル画像データ
が示す放射線デジタル画像のダイナミックレンジを制御
する画像処理を施す画像処理手段と、前記画像処理手段
において画像処理が施された放射線デジタル画像データ
に対応した放射線デジタル画像を可視化し出力する画像
出力手段とを有することを特徴とする。
に、本発明に係る放射線デジタル画像処理システムは、
放射線撮影により得られる画像をデジタル化した放射線
デジタル画像データを入力する入力手段と、前記入力手
段により入力される放射線デジタル画像データが示す放
射線デジタル画像上における放射線撮影時の強度を検出
するためのフォトセンサーの配置位置に対応した画像領
域を指定するフォトセンサー領域指定手段と、前記フォ
トセンサー領域指定手段により指定された放射線デジタ
ル画像上におけるフォトセンサーの配置位置に対応した
画像領域における特徴量を生成する特徴量生成手段と、
前記特徴量生成手段において生成された特徴量に関する
情報に応じて、前記入力手段により入力される放射線デ
ジタル画像データに対し、該放射線デジタル画像データ
が示す放射線デジタル画像のダイナミックレンジを制御
する画像処理を施す画像処理手段と、前記画像処理手段
において画像処理が施された放射線デジタル画像データ
に対応した放射線デジタル画像を可視化し出力する画像
出力手段とを有することを特徴とする。
【0012】(作用)上述の構成により、操作者の手を
煩わすこと無く放射線デジタル画像に対して自動的に最
適な画像処理を施すことができる。
煩わすこと無く放射線デジタル画像に対して自動的に最
適な画像処理を施すことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を本発明の実施の形
態としての放射線デジタル画像処理システムに基づいて
詳細に説明する。
態としての放射線デジタル画像処理システムに基づいて
詳細に説明する。
【0014】図1は本発明の実施の形態としての放射線
デジタル画像処理システムの概略構成を示した図であ
る。
デジタル画像処理システムの概略構成を示した図であ
る。
【0015】図1において、10は、放射線デジタル画
像データを形成するための画像データ形成部で、例えば
X線等の放射線を被写体に照射し、その透過である放射
線画像を直接固体撮像素子を用いて撮像し、撮像された
放射線画像に対応した放射線デジタル画像データを出力
する放射線画像撮影装置である。なお、該画像データ形
成部10は、上記放射線画像撮影装置の他に、輝尽性蛍
光体シートに蓄積記録された放射線像を読み取る放射線
画像読取装置、放射線を被写体に照射し、その透過像で
ある放射線像を蛍光板で受光し、該蛍光体の受光像を固
体撮像素子によって放射線デジタル画像データに変換す
る放射線画像撮影装置、或はコンピュータネットワーク
に接続されている放射線画像撮影装置から供給される放
射線デジタル画像データを入力する為の入力インターフ
ェース等がある。すなわち、該画像データ形成部10自
身が放射線画像撮影装置である必要はなく、例えば遠隔
地の病院等に設置されている放射線画像撮影装置により
撮影された放射線画像を示す放射線画像データが、イン
ターネット等のコンピュータネットワークを経由して本
放射線デジタル画像処理システムに入力されるような構
成であっても良い。
像データを形成するための画像データ形成部で、例えば
X線等の放射線を被写体に照射し、その透過である放射
線画像を直接固体撮像素子を用いて撮像し、撮像された
放射線画像に対応した放射線デジタル画像データを出力
する放射線画像撮影装置である。なお、該画像データ形
成部10は、上記放射線画像撮影装置の他に、輝尽性蛍
光体シートに蓄積記録された放射線像を読み取る放射線
画像読取装置、放射線を被写体に照射し、その透過像で
ある放射線像を蛍光板で受光し、該蛍光体の受光像を固
体撮像素子によって放射線デジタル画像データに変換す
る放射線画像撮影装置、或はコンピュータネットワーク
に接続されている放射線画像撮影装置から供給される放
射線デジタル画像データを入力する為の入力インターフ
ェース等がある。すなわち、該画像データ形成部10自
身が放射線画像撮影装置である必要はなく、例えば遠隔
地の病院等に設置されている放射線画像撮影装置により
撮影された放射線画像を示す放射線画像データが、イン
ターネット等のコンピュータネットワークを経由して本
放射線デジタル画像処理システムに入力されるような構
成であっても良い。
【0016】11は、前記画像データ形成部10より出
力される放射線デジタル画像データを記録するための画
像データ記録部で、例えばデータを高速に書き込む可能
な半導体メモリやハードディスクドライブ装置等により
構成されている。
力される放射線デジタル画像データを記録するための画
像データ記録部で、例えばデータを高速に書き込む可能
な半導体メモリやハードディスクドライブ装置等により
構成されている。
【0017】12は、前記画像データ形成部10におい
て放射線デジタル画像データを出力している装置の種類
を設定し、設定された装置の種類を示す情報データを後
段のフォトセンサー領域指定部15と画像処理部17と
に出力する設定部である。なお、該設定部12は、操作
者自身が操作卓に設けられたボタンやダイアル等を操作
したり、或はコンピュータの入力機器であるキーボード
やマウス等を操作したりすることにより、操作者自身が
放射線デジタル画像データを出力している装置の種類を
直接手動で設定するように構成されたり、例えば医療に
おけるデジタル通信の規格であるDICOMでは、放射
線デジタル画像データに当該放射線デジタル画像データ
を形成した装置に関する情報が付加されているため、前
記画像データ形成部10や前記画像データ記録部11か
ら出力される放射線デジタル画像データに当該放射線デ
ジタル画像データが形成された装置に関する情報が付加
されている場合には、付加されている当該情報に従って
放射線デジタル画像データを出力している装置の種類を
判別し、自動的に設定するように構成されている。
て放射線デジタル画像データを出力している装置の種類
を設定し、設定された装置の種類を示す情報データを後
段のフォトセンサー領域指定部15と画像処理部17と
に出力する設定部である。なお、該設定部12は、操作
者自身が操作卓に設けられたボタンやダイアル等を操作
したり、或はコンピュータの入力機器であるキーボード
やマウス等を操作したりすることにより、操作者自身が
放射線デジタル画像データを出力している装置の種類を
直接手動で設定するように構成されたり、例えば医療に
おけるデジタル通信の規格であるDICOMでは、放射
線デジタル画像データに当該放射線デジタル画像データ
を形成した装置に関する情報が付加されているため、前
記画像データ形成部10や前記画像データ記録部11か
ら出力される放射線デジタル画像データに当該放射線デ
ジタル画像データが形成された装置に関する情報が付加
されている場合には、付加されている当該情報に従って
放射線デジタル画像データを出力している装置の種類を
判別し、自動的に設定するように構成されている。
【0018】13は、前記画像データ形成部10より出
力される放射線デジタル画像データが示す部位の種類を
判別し、判別された部位の種類を示す情報データを後段
の画像処理部17に出力する判別部である。なお、該判
別部13は、操作者自身が操作卓に設けられたボタンや
ダイアル等を操作したり、或はコンピュータの入力機器
であるキーボードやマウス等を操作したりすることによ
り、操作者自身が放射線デジタル画像データが示す部位
の種類を直接手動で設定するように構成されたり、例え
ば医療におけるデジタル通信の規格であるDICOMで
は、放射線デジタル画像データに当該放射線デジタル画
像データが示す部位の種類に関する情報が付加されてい
るため、前記画像データ形成部10から出力される放射
線デジタル画像データに当該放射線デジタル画像データ
が示す部位の種類に関する情報が付加されている場合に
は、付加されている当該情報に従って放射線デジタル画
像データが示す部位の種類を判別し、自動的に設定する
ように構成されている。
力される放射線デジタル画像データが示す部位の種類を
判別し、判別された部位の種類を示す情報データを後段
の画像処理部17に出力する判別部である。なお、該判
別部13は、操作者自身が操作卓に設けられたボタンや
ダイアル等を操作したり、或はコンピュータの入力機器
であるキーボードやマウス等を操作したりすることによ
り、操作者自身が放射線デジタル画像データが示す部位
の種類を直接手動で設定するように構成されたり、例え
ば医療におけるデジタル通信の規格であるDICOMで
は、放射線デジタル画像データに当該放射線デジタル画
像データが示す部位の種類に関する情報が付加されてい
るため、前記画像データ形成部10から出力される放射
線デジタル画像データに当該放射線デジタル画像データ
が示す部位の種類に関する情報が付加されている場合に
は、付加されている当該情報に従って放射線デジタル画
像データが示す部位の種類を判別し、自動的に設定する
ように構成されている。
【0019】14は、放射線デジタル画像データを出力
するための出力装置を例えばCRT表示装置やフィルム
イメージャ装置或はドライプリンタ装置等の複数種の出
力装置の中から使用する装置を選択し、選択された出力
装置の種類を示す情報を後述の画像処理部17に出力す
る出力装置選択部である。なお、出力装置選択部14
は、操作者自身が操作卓に設けられたボタンやダイアル
等を操作したり、或はコンピュータの入力機器であるキ
ーボードやマウス等を操作したりすることにより、操作
者自身が複数種の出力装置の中から使用する装置を直接
手動で選択するように構成されたり、例えば前記設定部
12において設定された放射線デジタル画像データを出
力している装置の種類に関する情報に基づいて使用され
る出力装置が予めプリセットされている場合には、上述
の様にボタンやダイアル等を操作することによって操作
者自身が直接手動で選択するのではなく、該放射線デジ
タル画像データを出力している装置の種類に関する情報
に基づいて予めプリセットされている出力装置を自動的
に選択するように構成されている。
するための出力装置を例えばCRT表示装置やフィルム
イメージャ装置或はドライプリンタ装置等の複数種の出
力装置の中から使用する装置を選択し、選択された出力
装置の種類を示す情報を後述の画像処理部17に出力す
る出力装置選択部である。なお、出力装置選択部14
は、操作者自身が操作卓に設けられたボタンやダイアル
等を操作したり、或はコンピュータの入力機器であるキ
ーボードやマウス等を操作したりすることにより、操作
者自身が複数種の出力装置の中から使用する装置を直接
手動で選択するように構成されたり、例えば前記設定部
12において設定された放射線デジタル画像データを出
力している装置の種類に関する情報に基づいて使用され
る出力装置が予めプリセットされている場合には、上述
の様にボタンやダイアル等を操作することによって操作
者自身が直接手動で選択するのではなく、該放射線デジ
タル画像データを出力している装置の種類に関する情報
に基づいて予めプリセットされている出力装置を自動的
に選択するように構成されている。
【0020】15は、前記設定部12において設定され
る放射線デジタル画像撮影装置の種類に対応して放射線
デジタル画像撮影装置のフォトセンサーの配置位置、大
きさ、形状等に対応している画像領域に関する情報を記
憶しているメモリテーブルを有し、前記設定部12にお
いて設定された放射線デジタル画像データを出力してい
る装置の種類に関する情報に基づいて、前記メモリテー
ブルから放射線デジタル画像上におけるフォトセンサー
の配置位置、大きさ、形状等に対応している画像領域に
関する情報を読み出し、読み出された情報を後段の特徴
量算出部16に出力するフォトセンサー領域指定部であ
る。
る放射線デジタル画像撮影装置の種類に対応して放射線
デジタル画像撮影装置のフォトセンサーの配置位置、大
きさ、形状等に対応している画像領域に関する情報を記
憶しているメモリテーブルを有し、前記設定部12にお
いて設定された放射線デジタル画像データを出力してい
る装置の種類に関する情報に基づいて、前記メモリテー
ブルから放射線デジタル画像上におけるフォトセンサー
の配置位置、大きさ、形状等に対応している画像領域に
関する情報を読み出し、読み出された情報を後段の特徴
量算出部16に出力するフォトセンサー領域指定部であ
る。
【0021】なお、上記フォトセンサーは、放射線撮影
の際に、照射する放射線の強度を検出するためのセンサ
ーであり、放射線画像撮影装置では、放射線撮影時の露
出が所望の状態となるように、該フォトセンサーによっ
て検出される放射線の強度に応じて、放射線の曝射を制
御している。
の際に、照射する放射線の強度を検出するためのセンサ
ーであり、放射線画像撮影装置では、放射線撮影時の露
出が所望の状態となるように、該フォトセンサーによっ
て検出される放射線の強度に応じて、放射線の曝射を制
御している。
【0022】例えば、該放射線画像撮影装置が胸部撮影
用のものである場合には、被写体である患者の胸が当る
位置にフォトセンサーを配置し、操作者が患者の立ち位
置を誘導できるように、放射線の受光板上に配置された
フォトセンサーの位置及び形状を視覚的に表示し、操作
者は患者の胸が該表示と接する位置に患者の立ち位置を
調整してから、撮影を行うことにより、肺を中心とした
領域において放射線撮影時の露出が適正になるように放
射線の曝射強度を制御することができる。
用のものである場合には、被写体である患者の胸が当る
位置にフォトセンサーを配置し、操作者が患者の立ち位
置を誘導できるように、放射線の受光板上に配置された
フォトセンサーの位置及び形状を視覚的に表示し、操作
者は患者の胸が該表示と接する位置に患者の立ち位置を
調整してから、撮影を行うことにより、肺を中心とした
領域において放射線撮影時の露出が適正になるように放
射線の曝射強度を制御することができる。
【0023】また、該放射線画像撮影装置が腹部撮影用
のものである場合には、図2に示すように、被写体であ
る患者の腹が当る位置(図中の21)にフォトセンサー
を配置し、操作者が患者の立ち位置を誘導できるよう
に、放射線の受光板上に配置されたフォトセンサーの位
置及び形状を視覚的に示す画像領域(図中の22に示す
横40mm、縦40mmの矩形状の領域)を表示し、操
作者は患者の腹が該表示と接する位置に患者の立ち位置
を調整してから、撮影を行うことにより、腹を中心とし
た領域において放射線撮影時の露出が適正になるように
放射線曝射強度や時間を制御することができる。
のものである場合には、図2に示すように、被写体であ
る患者の腹が当る位置(図中の21)にフォトセンサー
を配置し、操作者が患者の立ち位置を誘導できるよう
に、放射線の受光板上に配置されたフォトセンサーの位
置及び形状を視覚的に示す画像領域(図中の22に示す
横40mm、縦40mmの矩形状の領域)を表示し、操
作者は患者の腹が該表示と接する位置に患者の立ち位置
を調整してから、撮影を行うことにより、腹を中心とし
た領域において放射線撮影時の露出が適正になるように
放射線曝射強度や時間を制御することができる。
【0024】なお、上述の場合は、放射線デジタル画像
上におけるフォトセンサーの位置に対応する画像領域
は、該表示と一致しているが、図3に示すように、胸部
撮影用の放射線画像撮影装置において、操作者が患者の
立ち位置を誘導し易くする為に、被写体である患者の胸
が当る放射線の受光板上に、該受光板の中心線上の位置
に1個所(図中の33)及び該中心線よりそれぞれ20
mm離れた位置の2個所(図中の32,33)に、横5
0mm、縦90mmの矩形状のフォトセンサーの位置及
び形状を視覚的に示す画像領域を表示し、該フォトセン
サーの画像領域33と重なる位置(図中の34)にフォ
トセンサーを1つ配置するようにし、操作者は患者の腹
が該表示と接する位置に患者の立ち位置を調整してか
ら、撮影を行うことにより、腹を中心とした領域におい
て放射線撮影時の露出が適正になるように放射線曝射強
度や時間を制御したりしている装置のように、放射線デ
ジタル画像上におけるフォトセンサーの位置を示してい
る画像領域が、実際にフォトセンサーが設置されている
画像領域と全て一致せず、図中の31,32の画像領域
のように実際にはフォトセンサーが設置されていない装
置を用いても良い。
上におけるフォトセンサーの位置に対応する画像領域
は、該表示と一致しているが、図3に示すように、胸部
撮影用の放射線画像撮影装置において、操作者が患者の
立ち位置を誘導し易くする為に、被写体である患者の胸
が当る放射線の受光板上に、該受光板の中心線上の位置
に1個所(図中の33)及び該中心線よりそれぞれ20
mm離れた位置の2個所(図中の32,33)に、横5
0mm、縦90mmの矩形状のフォトセンサーの位置及
び形状を視覚的に示す画像領域を表示し、該フォトセン
サーの画像領域33と重なる位置(図中の34)にフォ
トセンサーを1つ配置するようにし、操作者は患者の腹
が該表示と接する位置に患者の立ち位置を調整してか
ら、撮影を行うことにより、腹を中心とした領域におい
て放射線撮影時の露出が適正になるように放射線曝射強
度や時間を制御したりしている装置のように、放射線デ
ジタル画像上におけるフォトセンサーの位置を示してい
る画像領域が、実際にフォトセンサーが設置されている
画像領域と全て一致せず、図中の31,32の画像領域
のように実際にはフォトセンサーが設置されていない装
置を用いても良い。
【0025】すなわち、放射線デジタル画像処理システ
ムの操作者である放射線撮影技師は、放射線撮影を行う
際には、撮影しようとする患者の部位を当該フォトセン
サーの配置表示に合わせて撮影するように指導されてお
り、被写体である患者の部位が当該フォトセンサーが配
置されている位置に合うように患者を誘導して放射線撮
影を行う習慣がある為、本発明の実施形態である放射線
デジタル画像処理システムでは、撮影された放射線デジ
タル画像に対して施す濃度及び/または階調処理等の画
像処理における処理条件を決定する際に、フォトセンサ
ーを使用して撮影したか否かによらずに、従来より放射
線撮影装置に使用されているフォトセンサーの配置位
置、大きさ、形状等に対応している画像領域の特徴量を
利用し、放射線デジタル画像上の当該フォトセンサーの
配置位置に対応する画像領域における濃度及び/または
階調が最適になるように画像処理を施すものである。
ムの操作者である放射線撮影技師は、放射線撮影を行う
際には、撮影しようとする患者の部位を当該フォトセン
サーの配置表示に合わせて撮影するように指導されてお
り、被写体である患者の部位が当該フォトセンサーが配
置されている位置に合うように患者を誘導して放射線撮
影を行う習慣がある為、本発明の実施形態である放射線
デジタル画像処理システムでは、撮影された放射線デジ
タル画像に対して施す濃度及び/または階調処理等の画
像処理における処理条件を決定する際に、フォトセンサ
ーを使用して撮影したか否かによらずに、従来より放射
線撮影装置に使用されているフォトセンサーの配置位
置、大きさ、形状等に対応している画像領域の特徴量を
利用し、放射線デジタル画像上の当該フォトセンサーの
配置位置に対応する画像領域における濃度及び/または
階調が最適になるように画像処理を施すものである。
【0026】また、上記フォトセンサー領域指定部15
からは、特徴量算出部16に出力される放射線デジタル
画像上におけるフォトセンサーの配置位置、大きさ、形
状等に対応している画像領域に関する情報としては、放
射線デジタル画像から直接切り出される当該画像領域に
対応した画像データであったり、或は、放射線デジタル
画像上における当該画像領域の位置を示す座標を示す情
報データである。
からは、特徴量算出部16に出力される放射線デジタル
画像上におけるフォトセンサーの配置位置、大きさ、形
状等に対応している画像領域に関する情報としては、放
射線デジタル画像から直接切り出される当該画像領域に
対応した画像データであったり、或は、放射線デジタル
画像上における当該画像領域の位置を示す座標を示す情
報データである。
【0027】ところで、放射線デジタル画像上における
フォトセンサーの配置位置、大きさ、形状等に対応して
いる画像領域は、必ずしも各放射線撮影装置毎に異なる
ものである必要はなく、各放射線画像撮影装置において
共通であっても良く、また、放射線デジタル画像上にお
けるフォトセンサーの配置位置、大きさ、形状等に対応
している画像領域は、必ずしも実際に配置されているフ
ォトセンサーの形状や位置と完全に一致している必要は
なく、実際とは多少異なっても良い。
フォトセンサーの配置位置、大きさ、形状等に対応して
いる画像領域は、必ずしも各放射線撮影装置毎に異なる
ものである必要はなく、各放射線画像撮影装置において
共通であっても良く、また、放射線デジタル画像上にお
けるフォトセンサーの配置位置、大きさ、形状等に対応
している画像領域は、必ずしも実際に配置されているフ
ォトセンサーの形状や位置と完全に一致している必要は
なく、実際とは多少異なっても良い。
【0028】また、上記フォトセンサー領域指定部15
は、前記判別部12において判別される撮影部位の種類
に対応して放射線デジタル画像撮影装置のフォトセンサ
ーの配置位置、大きさ、形状等に関する情報を記憶して
いるメモリテーブルを備え、前記判別部13において判
別された撮影部位の種類に関する情報に基づいて、前記
メモリテーブルから放射線デジタル画像上におけるフォ
トセンサーの配置位置、大きさ、形状等に対応する画像
領域に関する情報を読み出し、読み出された情報を後段
の特徴量算出部16に出力するように構成しても良い。
は、前記判別部12において判別される撮影部位の種類
に対応して放射線デジタル画像撮影装置のフォトセンサ
ーの配置位置、大きさ、形状等に関する情報を記憶して
いるメモリテーブルを備え、前記判別部13において判
別された撮影部位の種類に関する情報に基づいて、前記
メモリテーブルから放射線デジタル画像上におけるフォ
トセンサーの配置位置、大きさ、形状等に対応する画像
領域に関する情報を読み出し、読み出された情報を後段
の特徴量算出部16に出力するように構成しても良い。
【0029】16は、前記画像記録部11から出力され
る放射線デジタル画像データと前記フォトセンサー領域
指定部15より出力される該画像記録部11から出力さ
れる放射線デジタル画像データが示す放射線デジタル画
像上のフォトセンサーの配置位置、大きさ、形状等に対
応する画像領域に関する情報データとをもとに、該画像
領域における画素値の最大値、最小値、平均値、中央
値、最頻値等のうち少なくとも何れか1種類の値を特徴
量とし、該特徴量に関する情報を算出する特徴量算出部
で、算出された特徴量に関する情報データは後段の画像
処理部17に出力される。
る放射線デジタル画像データと前記フォトセンサー領域
指定部15より出力される該画像記録部11から出力さ
れる放射線デジタル画像データが示す放射線デジタル画
像上のフォトセンサーの配置位置、大きさ、形状等に対
応する画像領域に関する情報データとをもとに、該画像
領域における画素値の最大値、最小値、平均値、中央
値、最頻値等のうち少なくとも何れか1種類の値を特徴
量とし、該特徴量に関する情報を算出する特徴量算出部
で、算出された特徴量に関する情報データは後段の画像
処理部17に出力される。
【0030】また、上記特徴量算出部16では、撮影部
位が患者の胸部である場合のように、フォトセンサーの
位置に対応する画像の領域が複数(3つ)ある場合に
は、例えば3つの画像領域のそれぞれの最大値や最小
値、或は平均値を特徴量に関する情報データとして算出
し、算出された情報データを後段の画像処理部17に出
力するようにしても良い。
位が患者の胸部である場合のように、フォトセンサーの
位置に対応する画像の領域が複数(3つ)ある場合に
は、例えば3つの画像領域のそれぞれの最大値や最小
値、或は平均値を特徴量に関する情報データとして算出
し、算出された情報データを後段の画像処理部17に出
力するようにしても良い。
【0031】17は、前記設定部12から出力される放
射線撮影装置の種類を示す情報と、前記判別部13から
出力される撮影部位に関する情報と、前記出力装置選択
部14から出力される出力装置の種類を示す情報と、前
記特徴量算出部16から出力される放射線デジタル画像
の特徴量に関する情報とに基づいて、前記フォトセンサ
ーの位置に対応する画像領域が最適な濃度及び/または
階調となるように前記画像記録部11に記録されている
放射線デジタル画像データに対してダイナミックレンジ
を圧縮する画像処理を施すための画像処理部である。
射線撮影装置の種類を示す情報と、前記判別部13から
出力される撮影部位に関する情報と、前記出力装置選択
部14から出力される出力装置の種類を示す情報と、前
記特徴量算出部16から出力される放射線デジタル画像
の特徴量に関する情報とに基づいて、前記フォトセンサ
ーの位置に対応する画像領域が最適な濃度及び/または
階調となるように前記画像記録部11に記録されている
放射線デジタル画像データに対してダイナミックレンジ
を圧縮する画像処理を施すための画像処理部である。
【0032】18は画像出力部で、前述のように、CR
T表示装置やフィルムイメージャ装置或はドライプリン
タ装置等の出力装置や、或はコンピュータネットワーク
に接続されている出力装置に前記画像処理部17から供
給される放射線デジタル画像を出力するためのインター
フェース等である。すなわち、該画像出力部18自身が
出力装置である必要はなく、例えば遠隔地の病院等に設
置されている出力装置に対して、放射線画像データがイ
ンターネット等のコンピュータネットワークを経由して
供給されるような構成であっても良い。
T表示装置やフィルムイメージャ装置或はドライプリン
タ装置等の出力装置や、或はコンピュータネットワーク
に接続されている出力装置に前記画像処理部17から供
給される放射線デジタル画像を出力するためのインター
フェース等である。すなわち、該画像出力部18自身が
出力装置である必要はなく、例えば遠隔地の病院等に設
置されている出力装置に対して、放射線画像データがイ
ンターネット等のコンピュータネットワークを経由して
供給されるような構成であっても良い。
【0033】ここで、フォトセンサーが図3に示す位置
に配置されている放射線デジタル画像撮影装置を用い
て、患者の胸部正面或は側面の撮影を行い、撮影された
放射線デジタル画像をフィルムに焼き付けて出力する場
合を例として、本放射線デジタル画像処理システムの動
作について詳細に説明する。
に配置されている放射線デジタル画像撮影装置を用い
て、患者の胸部正面或は側面の撮影を行い、撮影された
放射線デジタル画像をフィルムに焼き付けて出力する場
合を例として、本放射線デジタル画像処理システムの動
作について詳細に説明する。
【0034】まず、図3中の34で示す位置にフォトセ
ンサーが配置されている放射線デジタル画像撮影装置を
有する画像データ形成部10から出力される胸部正面或
は側面の放射線画像に対応した放射線デジタル画像デー
タは、画像データ記録部11に送られ、半導体メモリや
ハードディスクドライブ装置等に記録される。
ンサーが配置されている放射線デジタル画像撮影装置を
有する画像データ形成部10から出力される胸部正面或
は側面の放射線画像に対応した放射線デジタル画像デー
タは、画像データ記録部11に送られ、半導体メモリや
ハードディスクドライブ装置等に記録される。
【0035】一方、上述の様な種類の放射線デジタル画
像撮影装置により患者の胸部正面或は側面を撮影する場
合には、フォトセンサー領域指定部15は、設定部12
において設定される放射線デジタル画像データを出力し
ている装置の種類に関する情報に従って各放射線デジタ
ル画像撮影装置のフォトセンサーの配置位置、大きさ、
形状等に対応する画像領域に関する情報を記憶している
メモリテーブルから、撮影に使用している放射線デジタ
ル画像撮影装置におけるフォトセンサーの配置位置、大
きさ、形状等に対応する画像領域に関する情報(すなわ
ち、図3中の31,32,33の画像領域を示す情報)
を読み出し、特徴量算出部16に出力する。
像撮影装置により患者の胸部正面或は側面を撮影する場
合には、フォトセンサー領域指定部15は、設定部12
において設定される放射線デジタル画像データを出力し
ている装置の種類に関する情報に従って各放射線デジタ
ル画像撮影装置のフォトセンサーの配置位置、大きさ、
形状等に対応する画像領域に関する情報を記憶している
メモリテーブルから、撮影に使用している放射線デジタ
ル画像撮影装置におけるフォトセンサーの配置位置、大
きさ、形状等に対応する画像領域に関する情報(すなわ
ち、図3中の31,32,33の画像領域を示す情報)
を読み出し、特徴量算出部16に出力する。
【0036】特徴量算出部16では、画像データ記録部
11より供給される放射線デジタル画像データのうち、
前記フォトセンサー領域指定部15から出力される情報
に応じて該フォトセンサーの位置に対応する画像領域を
それぞれ切り出し、切り出されたそれぞれの画像領域内
の画素値の平均値(ここでは、図3中の33の画像領域
内の画素値の平均値をCave、32の画像領域内の画
素値の平均値をRave、31の画像領域内の画素値の
平均値をLaveと称す)を算出し、これらの値を示す
データを画像処理部17に出力する。
11より供給される放射線デジタル画像データのうち、
前記フォトセンサー領域指定部15から出力される情報
に応じて該フォトセンサーの位置に対応する画像領域を
それぞれ切り出し、切り出されたそれぞれの画像領域内
の画素値の平均値(ここでは、図3中の33の画像領域
内の画素値の平均値をCave、32の画像領域内の画
素値の平均値をRave、31の画像領域内の画素値の
平均値をLaveと称す)を算出し、これらの値を示す
データを画像処理部17に出力する。
【0037】ところで、本動作例の場合は、設定部12
において撮影に使用している放射線デジタル撮影装置の
種類が設定され、判別部13において撮影部位が胸部正
面或は側面と判別され、更に出力装置選択部14におい
て出力装置としてフィルムイメージャ装置が選択されて
いるので、画像処理部17では前記特徴量算出部16か
ら供給される平均値を示すデータを用いて、最適なダイ
ナミックレンジ圧縮を行うように処理が行われる。
において撮影に使用している放射線デジタル撮影装置の
種類が設定され、判別部13において撮影部位が胸部正
面或は側面と判別され、更に出力装置選択部14におい
て出力装置としてフィルムイメージャ装置が選択されて
いるので、画像処理部17では前記特徴量算出部16か
ら供給される平均値を示すデータを用いて、最適なダイ
ナミックレンジ圧縮を行うように処理が行われる。
【0038】図4は前記画像処理部17の概略構成例を
示した図である。
示した図である。
【0039】図4に示すように、前記画像処理部17
は、ダイナミックレンジ圧縮処理に用いる濃度基準値を
決定し、決定された濃度基準値を示すデータを生成する
濃度基準値決定部41と、圧縮係数を決定し、決定され
た圧縮係数を示すデータを生成する圧縮係数決定部42
と、前記画像データ記録部11より供給される放射線デ
ジタル画像データが示す放射線デジタル画像を平滑化
し、平滑化された放射線デジタル画像を示すデータを生
成する平滑化部43と、各部より得られた濃度基準値を
示すデータ、圧縮係数を示すデータ、平滑化画像を示す
データに基づいて、前記画像データ記録部11より供給
される放射線デジタル画像データが示す放射線デジタル
画像のダイナミックレンジを圧縮する処理を行うダイナ
ミックレンジ圧縮処理部44とにより構成されている。
は、ダイナミックレンジ圧縮処理に用いる濃度基準値を
決定し、決定された濃度基準値を示すデータを生成する
濃度基準値決定部41と、圧縮係数を決定し、決定され
た圧縮係数を示すデータを生成する圧縮係数決定部42
と、前記画像データ記録部11より供給される放射線デ
ジタル画像データが示す放射線デジタル画像を平滑化
し、平滑化された放射線デジタル画像を示すデータを生
成する平滑化部43と、各部より得られた濃度基準値を
示すデータ、圧縮係数を示すデータ、平滑化画像を示す
データに基づいて、前記画像データ記録部11より供給
される放射線デジタル画像データが示す放射線デジタル
画像のダイナミックレンジを圧縮する処理を行うダイナ
ミックレンジ圧縮処理部44とにより構成されている。
【0040】画像処理部17では、前記判別部13にお
いて撮影部位が胸部正面であると判別されている場合に
は、濃度基準値決定部41において、前記特徴量算出部
16から供給される平均値Caveと平均値Raveの
間に位置する「Cave+(Rave−Cave)×
α,(αは、前記設定部12において設定された放射線
デジタル画像データを出力している装置の種類に関する
情報に応じて設定される任意の定数である。)」と表わ
れる値を図5に示す関数曲線上の濃度基準値(図中のB
ASE)として決定する。なお、濃度基準値は、前記特
徴量算出部16から供給される平均値Caveと平均値
Laveの間に位置する「Cave+(Lave−Ca
ve)×α」と表わされる値でも良く、また、該平均値
Caveよりも小さい値であっても良い。
いて撮影部位が胸部正面であると判別されている場合に
は、濃度基準値決定部41において、前記特徴量算出部
16から供給される平均値Caveと平均値Raveの
間に位置する「Cave+(Rave−Cave)×
α,(αは、前記設定部12において設定された放射線
デジタル画像データを出力している装置の種類に関する
情報に応じて設定される任意の定数である。)」と表わ
れる値を図5に示す関数曲線上の濃度基準値(図中のB
ASE)として決定する。なお、濃度基準値は、前記特
徴量算出部16から供給される平均値Caveと平均値
Laveの間に位置する「Cave+(Lave−Ca
ve)×α」と表わされる値でも良く、また、該平均値
Caveよりも小さい値であっても良い。
【0041】そして、圧縮係数決定部42は、ダイナミ
ックレンジ圧縮処理後の放射線デジタル画像上の前記特
徴量算出部16から供給される平均値Caveを示す画
像領域の画素値が、前記濃度基準値決定部41において
決定された濃度基準値よりも所定の値βだけ増加するよ
うな「
ックレンジ圧縮処理後の放射線デジタル画像上の前記特
徴量算出部16から供給される平均値Caveを示す画
像領域の画素値が、前記濃度基準値決定部41において
決定された濃度基準値よりも所定の値βだけ増加するよ
うな「
【0042】
【外2】 (βは、前記出力装置選択部14において設定された放
射線デジタル画像データを出力するための出力装置の種
類に関する情報に応じて設定される任意の定数の定数で
ある。)」と表わされる値を図5に示す関数曲線上の圧
縮係数(図中のSLOPE)として決定する。
射線デジタル画像データを出力するための出力装置の種
類に関する情報に応じて設定される任意の定数の定数で
ある。)」と表わされる値を図5に示す関数曲線上の圧
縮係数(図中のSLOPE)として決定する。
【0043】また、平滑化部43は、前記画像データ記
録部11より供給される放射線デジタル画像データが示
す放射線デジタル画像上においてM画素×M画素(Mは
任意の定数)のサイズのマスクを移動させ、各移動箇所
において該マスク内に存在する画素値の平均値を求め、
求めた平均値を当該平均値を求めた画素値と置き換える
ことにより、該放射線デジタル画像を平滑化し、平滑化
された放射線デジタル画像を示すデータを生成したり、
或は、モルフォロジカルフィルターを用いて平滑化され
た放射線デジタル画像を示すデータを生成する。
録部11より供給される放射線デジタル画像データが示
す放射線デジタル画像上においてM画素×M画素(Mは
任意の定数)のサイズのマスクを移動させ、各移動箇所
において該マスク内に存在する画素値の平均値を求め、
求めた平均値を当該平均値を求めた画素値と置き換える
ことにより、該放射線デジタル画像を平滑化し、平滑化
された放射線デジタル画像を示すデータを生成したり、
或は、モルフォロジカルフィルターを用いて平滑化され
た放射線デジタル画像を示すデータを生成する。
【0044】そして、ダイナミックレンジ圧縮処理部4
4は、前記前記画像データ記録部11より供給される放
射線デジタル画像データが示す放射線デジタル画像の画
素値をS′org 、前記平滑化部43より供給される平滑
化画像を示すデータが示す平均化された放射線デジタル
画像の画素値をS′US、ダイナミックレンジ圧縮処理後
の放射線デジタル画像の画素値をS′D とし、前記濃度
基準値決定部41より得られた濃度基準値(BASE)
を示すデータと前記圧縮係数決定部42より得られた圧
縮係数を示すデータとをパラメータとして前記図5に示
すような画素濃度値変換特性を示す関数曲線を関数f′
(x)とした時、 S′D =S′org +f′(SUS)…(3) なる式(3)の演算によって前記画像データ記録部11
より供給される放射線デジタル画像データが示す放射線
デジタル画像のダイナミックレンジを圧縮する処理を行
うことにより、前記画像データ記録部11より供給され
る放射線デジタル画像データが示す放射線デジタル画像
のダイナミックレンジを、撮影部位に応じて任意に設定
されるダイナミックレンジ圧縮特性に従って圧縮する処
理を行うことができるようになる。
4は、前記前記画像データ記録部11より供給される放
射線デジタル画像データが示す放射線デジタル画像の画
素値をS′org 、前記平滑化部43より供給される平滑
化画像を示すデータが示す平均化された放射線デジタル
画像の画素値をS′US、ダイナミックレンジ圧縮処理後
の放射線デジタル画像の画素値をS′D とし、前記濃度
基準値決定部41より得られた濃度基準値(BASE)
を示すデータと前記圧縮係数決定部42より得られた圧
縮係数を示すデータとをパラメータとして前記図5に示
すような画素濃度値変換特性を示す関数曲線を関数f′
(x)とした時、 S′D =S′org +f′(SUS)…(3) なる式(3)の演算によって前記画像データ記録部11
より供給される放射線デジタル画像データが示す放射線
デジタル画像のダイナミックレンジを圧縮する処理を行
うことにより、前記画像データ記録部11より供給され
る放射線デジタル画像データが示す放射線デジタル画像
のダイナミックレンジを、撮影部位に応じて任意に設定
されるダイナミックレンジ圧縮特性に従って圧縮する処
理を行うことができるようになる。
【0045】また、上記画像処理部17では、前記判別
部13において撮像部位が胸部側面であると判別されて
いる場合には、前記濃度基準値決定部41において、前
記特微量算出部16から供給される平均値Cave×α
(αは、前記設定部12において設定された放射線デジ
タル画像データを出力している装置の種類に関する情報
に応じて設定される任意の定数である。)を図6に示す
関数曲線上の濃度基準値(図中のBASE)として決定
し、前記圧縮係数決定部42は、ダイナミックレンジ圧
縮処理後の放射線デジタル画像上の前記特微量算出部1
6から供給される平均値Rave或は平均値Laveを
示す画像領域の画素値が、前記濃度基準値決定部41に
おいて決定された濃度基準値よりも所定の値βだけ増加
するような「
部13において撮像部位が胸部側面であると判別されて
いる場合には、前記濃度基準値決定部41において、前
記特微量算出部16から供給される平均値Cave×α
(αは、前記設定部12において設定された放射線デジ
タル画像データを出力している装置の種類に関する情報
に応じて設定される任意の定数である。)を図6に示す
関数曲線上の濃度基準値(図中のBASE)として決定
し、前記圧縮係数決定部42は、ダイナミックレンジ圧
縮処理後の放射線デジタル画像上の前記特微量算出部1
6から供給される平均値Rave或は平均値Laveを
示す画像領域の画素値が、前記濃度基準値決定部41に
おいて決定された濃度基準値よりも所定の値βだけ増加
するような「
【0046】
【外3】 (βは、前記出力装置選択部14において設定された放
射線デジタル画像データを出力するための出力装置の種
類に関する情報に応じて設定される任意の定数であ
る。)」と表わされる値を図6に示す関数曲線上の圧縮
係数(図中のSLOPE)として決定し、以下、上述の
撮影部位が胸部正面の場合と同様の処理を行うことによ
り、前記画像データ記録部11より供給される放射線デ
ジタル画像データが示す放射線デジタル画像のダイナミ
ックレンジを、撮影部位に応じて任意に設定されるダイ
ナミックレンジ圧縮特性に従って圧縮する処理を行うこ
とができるようになる。
射線デジタル画像データを出力するための出力装置の種
類に関する情報に応じて設定される任意の定数であ
る。)」と表わされる値を図6に示す関数曲線上の圧縮
係数(図中のSLOPE)として決定し、以下、上述の
撮影部位が胸部正面の場合と同様の処理を行うことによ
り、前記画像データ記録部11より供給される放射線デ
ジタル画像データが示す放射線デジタル画像のダイナミ
ックレンジを、撮影部位に応じて任意に設定されるダイ
ナミックレンジ圧縮特性に従って圧縮する処理を行うこ
とができるようになる。
【0047】図7は前記画像処理部17の他の概略構成
を示した図である。
を示した図である。
【0048】図7に示すように、前記画像処理部17
は、前記画像データ記録部11より供給される放射線デ
ジタル画像データが示す放射線デジタル画像を平滑化
し、平滑化された放射線デジタル画像が示すデータが生
成する平滑化部70と、前記画像データ記録部11より
供給される放射線デジタル画像データと前記平滑化部7
0において得られた平滑化画像を示すデータとを用いて
前記画像データ記録部11より供給される放射線デジタ
ル画像データが示す放射線デジタル画像における高周波
成分の画像を示すデータを生成する高周波画像生成部7
1と、放射線撮影装置の種類や撮影部位や出力装置の種
類にそれぞれ対応した画素濃度値変換特性を示す関数デ
ータが予め記憶されているメモリテーブルを備え、該メ
モリテーブルから前記設定部12から出力される放射線
撮影装置の種類を示す情報と、前記判別部13から出力
される撮影部位に関する情報と、前記出力装置選択部1
4から出力される出力装置の種類を示す情報とに応じた
画素濃度値変換特性を示す関数データを選定し、選定さ
れた関数データが示す画素濃度値変換曲線が、所望の特
性を示すように調整し、調整された画素濃度値変換曲線
を示すデータを出力する画素濃度値変換曲線決定部72
と、前記画像データ記録部11より供給される放射線デ
ジタル画像データが示す放射線デジタル画像中のす抜け
部(放射線が被写体を透過せず直接センサー等に照射さ
れる領域)を除いた被写体領域を決定し、決定された被
写体領域を示すデータを生成する被写体領域決定部73
と、前記被写体領域決定部73より供給される被写体領
域を示すデータに基づいて、該被写体領域の特徴量を示
すデータを生成する被写体領域特徴量生成部74と、前
記被写体領域特徴量生成部74より供給される被写体領
域の特徴量を示すデータに基づいて、ダイナミックレン
ジ圧縮処理に用いる濃度基準値(BASE)を決定し、
決定された濃度基準値を示すデータを生成する濃度基準
値決定部75と、各部より得られた画素濃度値変換曲線
を示すデータ、濃度基準値を示すデータ、被写体領域の
特徴量を示すデータに基づいて圧縮係数(R)を決定
し、決定された圧縮係数を示すデータを生成する圧縮係
数決定部76と、各部より得られた濃度基準値を示すデ
ータ、圧縮係数を示すデータ、高周波成分の画像を示す
データに基づいて、前記画像データ記録部11より供給
される放射線デジタル画像データが示す放射線デジタル
画像のダイナミックレンジを圧縮する処理を行うダイナ
ミックレンジ圧縮処理部77とにより構成されている。
は、前記画像データ記録部11より供給される放射線デ
ジタル画像データが示す放射線デジタル画像を平滑化
し、平滑化された放射線デジタル画像が示すデータが生
成する平滑化部70と、前記画像データ記録部11より
供給される放射線デジタル画像データと前記平滑化部7
0において得られた平滑化画像を示すデータとを用いて
前記画像データ記録部11より供給される放射線デジタ
ル画像データが示す放射線デジタル画像における高周波
成分の画像を示すデータを生成する高周波画像生成部7
1と、放射線撮影装置の種類や撮影部位や出力装置の種
類にそれぞれ対応した画素濃度値変換特性を示す関数デ
ータが予め記憶されているメモリテーブルを備え、該メ
モリテーブルから前記設定部12から出力される放射線
撮影装置の種類を示す情報と、前記判別部13から出力
される撮影部位に関する情報と、前記出力装置選択部1
4から出力される出力装置の種類を示す情報とに応じた
画素濃度値変換特性を示す関数データを選定し、選定さ
れた関数データが示す画素濃度値変換曲線が、所望の特
性を示すように調整し、調整された画素濃度値変換曲線
を示すデータを出力する画素濃度値変換曲線決定部72
と、前記画像データ記録部11より供給される放射線デ
ジタル画像データが示す放射線デジタル画像中のす抜け
部(放射線が被写体を透過せず直接センサー等に照射さ
れる領域)を除いた被写体領域を決定し、決定された被
写体領域を示すデータを生成する被写体領域決定部73
と、前記被写体領域決定部73より供給される被写体領
域を示すデータに基づいて、該被写体領域の特徴量を示
すデータを生成する被写体領域特徴量生成部74と、前
記被写体領域特徴量生成部74より供給される被写体領
域の特徴量を示すデータに基づいて、ダイナミックレン
ジ圧縮処理に用いる濃度基準値(BASE)を決定し、
決定された濃度基準値を示すデータを生成する濃度基準
値決定部75と、各部より得られた画素濃度値変換曲線
を示すデータ、濃度基準値を示すデータ、被写体領域の
特徴量を示すデータに基づいて圧縮係数(R)を決定
し、決定された圧縮係数を示すデータを生成する圧縮係
数決定部76と、各部より得られた濃度基準値を示すデ
ータ、圧縮係数を示すデータ、高周波成分の画像を示す
データに基づいて、前記画像データ記録部11より供給
される放射線デジタル画像データが示す放射線デジタル
画像のダイナミックレンジを圧縮する処理を行うダイナ
ミックレンジ圧縮処理部77とにより構成されている。
【0049】画像処理部17では、前記判別部13にお
いて撮影部位が胸部正面であると判別されている場合に
は、まず、画素濃度値変換曲線決定部72において、放
射線撮影装置の種類や撮影部位や出力装置の種類にそれ
ぞれ対応した画素濃度値変換特性を示す関数データが予
め記憶されているメモリテーブルから、前記設定部12
から出力される放射線撮影装置の種類を示す情報(すな
わち、放射線デジタル撮影装置を示す情報)と、前記判
別部13から出力される撮影部位に関する情報(すなわ
ち、胸部正面を示す情報)と、前記出力装置選択部14
から出力される出力装置の種類を示す情報(すなわち、
フィルムイメージャ装置を示す情報)とに応じた図8に
おいて破線で示すような画素濃度値変換特性(曲線)を
示す関数データを選定する。
いて撮影部位が胸部正面であると判別されている場合に
は、まず、画素濃度値変換曲線決定部72において、放
射線撮影装置の種類や撮影部位や出力装置の種類にそれ
ぞれ対応した画素濃度値変換特性を示す関数データが予
め記憶されているメモリテーブルから、前記設定部12
から出力される放射線撮影装置の種類を示す情報(すな
わち、放射線デジタル撮影装置を示す情報)と、前記判
別部13から出力される撮影部位に関する情報(すなわ
ち、胸部正面を示す情報)と、前記出力装置選択部14
から出力される出力装置の種類を示す情報(すなわち、
フィルムイメージャ装置を示す情報)とに応じた図8に
おいて破線で示すような画素濃度値変換特性(曲線)を
示す関数データを選定する。
【0050】一方、画素濃度値変換曲線決定部72に
は、前記特徴量算出部16から供給される平均値Cav
e、Rave、Laveを示すデータが供給されてお
り、該平均値Rave(或は、平均値Lave)が、図
8において破線で示すような画素濃度値変換曲線上にお
いて、予め設定されている所望の肺野の濃度値DL とな
るように、該画素濃度値変換曲線を図8中の矢印で示す
方向に図8中の細線で示す位置まで平行に移動すること
により調整し、調整された画素濃度値変換曲線FFRO
(X)を示すデータを圧縮係数決定部76及びダイナミ
ックレンジ圧縮処理手段77に出力する。
は、前記特徴量算出部16から供給される平均値Cav
e、Rave、Laveを示すデータが供給されてお
り、該平均値Rave(或は、平均値Lave)が、図
8において破線で示すような画素濃度値変換曲線上にお
いて、予め設定されている所望の肺野の濃度値DL とな
るように、該画素濃度値変換曲線を図8中の矢印で示す
方向に図8中の細線で示す位置まで平行に移動すること
により調整し、調整された画素濃度値変換曲線FFRO
(X)を示すデータを圧縮係数決定部76及びダイナミ
ックレンジ圧縮処理手段77に出力する。
【0051】また、被写体領域決定部73では、前記画
像データ記録部11より供給される放射線デジタル画像
データが示す放射線画像から、放射線が被写体を透過せ
ずに直接センサー等に照射されるす抜け領域を除いた被
写体の透過像である被写体領域を分離し、分離された被
写体領域を示す情報データを後段の被写体領域特徴量生
成部74に出力する。
像データ記録部11より供給される放射線デジタル画像
データが示す放射線画像から、放射線が被写体を透過せ
ずに直接センサー等に照射されるす抜け領域を除いた被
写体の透過像である被写体領域を分離し、分離された被
写体領域を示す情報データを後段の被写体領域特徴量生
成部74に出力する。
【0052】そして、被写体領域特徴量生成部74で
は、前記被写体領域決定部73より供給される被写体領
域を示す情報データに基づいて、該被写体領域内の最小
画素濃度値Smin を生成し、生成された最小画素濃度値
Smin を示すデータを該被写体領域の特徴量を示すデー
タとして圧縮係数決定部76に出力する。
は、前記被写体領域決定部73より供給される被写体領
域を示す情報データに基づいて、該被写体領域内の最小
画素濃度値Smin を生成し、生成された最小画素濃度値
Smin を示すデータを該被写体領域の特徴量を示すデー
タとして圧縮係数決定部76に出力する。
【0053】また、濃度基準値決定部75には、前記特
徴量算出部16から供給される平均値Cave、Rav
e、Laveを示すデータが供給されており、次の式
(4)に従って、濃度基準値(BASE)を算出し、算
出された濃度基準値(BASE)を示すデータを圧縮係
数決定部76及びダイナミックレンジ圧縮処理部77に
出力する。
徴量算出部16から供給される平均値Cave、Rav
e、Laveを示すデータが供給されており、次の式
(4)に従って、濃度基準値(BASE)を算出し、算
出された濃度基準値(BASE)を示すデータを圧縮係
数決定部76及びダイナミックレンジ圧縮処理部77に
出力する。
【0054】 BASE=Cave+(Rave−Cave)×α…(4)
【0055】なお、上記式(4)においてαは、前記設
定部において設定された放射線デジタル画像データを出
力している装置の種類に関する情報に応じて設定される
任意の定数である。
定部において設定された放射線デジタル画像データを出
力している装置の種類に関する情報に応じて設定される
任意の定数である。
【0056】そして、圧縮係数決定部76には、前記画
素濃度値変換曲線決定部72から供給される図8中の細
線で示す調整済みの画素濃度値変換曲線FFRO (X)を
示すデータが、前記被写体領域特徴量生成部74から被
写体領域の特徴量として最小画素濃度値Smin を示すデ
ータが、前記濃度基準値決定部75から濃度基準値(B
ASE)を示すデータが供給されており、該圧縮係数決
定部76では各部から供給されるデータに基づき、次の
式(5)に従って、圧縮係数(R)を算出し、算出され
た圧縮係数(R)を示すデータをダイナミックレンジ圧
縮処理部77に出力する。
素濃度値変換曲線決定部72から供給される図8中の細
線で示す調整済みの画素濃度値変換曲線FFRO (X)を
示すデータが、前記被写体領域特徴量生成部74から被
写体領域の特徴量として最小画素濃度値Smin を示すデ
ータが、前記濃度基準値決定部75から濃度基準値(B
ASE)を示すデータが供給されており、該圧縮係数決
定部76では各部から供給されるデータに基づき、次の
式(5)に従って、圧縮係数(R)を算出し、算出され
た圧縮係数(R)を示すデータをダイナミックレンジ圧
縮処理部77に出力する。
【0057】
【外4】
【0058】なお、上記の式(5)において、Dmin
は、このダイナミックレンジ圧縮処理後の最低画素濃度
値を示しており、該最低画素濃度値Dmin には、例えば
“0.2”〜“0.5”の所望の任意の値が用いられ
る。
は、このダイナミックレンジ圧縮処理後の最低画素濃度
値を示しており、該最低画素濃度値Dmin には、例えば
“0.2”〜“0.5”の所望の任意の値が用いられ
る。
【0059】以上のようにして、前記画素濃度値変換曲
線決定部72内のメモリテーブルに予め記憶されている
胸部正面撮影画像用の通常の画素濃度値変換曲線を、該
画素濃度変換曲線上の濃度基準値(BASE)から低濃
度値方向に、傾きが圧縮係数(R)で減衰する図8にお
いて太線で示すような画素濃度値変換曲線F′FRO
(X)を得ることができる。
線決定部72内のメモリテーブルに予め記憶されている
胸部正面撮影画像用の通常の画素濃度値変換曲線を、該
画素濃度変換曲線上の濃度基準値(BASE)から低濃
度値方向に、傾きが圧縮係数(R)で減衰する図8にお
いて太線で示すような画素濃度値変換曲線F′FRO
(X)を得ることができる。
【0060】そして、上述のようにして生成された画素
濃度値変換曲線F′FRO (X)を用いて後述の様にダイ
ナミックレンジ圧縮処理を行うことにより、前記通常の
画素濃度値変換曲線を用いてダイナミックレンジ圧縮処
理を行った場合には表現できなかった放射線撮影画像上
の被写体領域の最小濃度値Smin を示す画素を、該画素
濃度値変換曲線F′FRO (X)を用いたダイナミックレ
ンジ圧縮処理後の放射線撮影画像上では表現することが
可能となる。
濃度値変換曲線F′FRO (X)を用いて後述の様にダイ
ナミックレンジ圧縮処理を行うことにより、前記通常の
画素濃度値変換曲線を用いてダイナミックレンジ圧縮処
理を行った場合には表現できなかった放射線撮影画像上
の被写体領域の最小濃度値Smin を示す画素を、該画素
濃度値変換曲線F′FRO (X)を用いたダイナミックレ
ンジ圧縮処理後の放射線撮影画像上では表現することが
可能となる。
【0061】一方、画像平滑化部70では、前記画像デ
ータ記録部11より供給される放射線デジタル画像デー
タが示す放射線デジタル画像Sorg (x,y)上におい
てM画素×M画素(Mは任意の定数)のサイズのマスク
を移動させ、各移動箇所において該マスク内に存在する
画素値の平均値を求め、求めた平均値を当該平均値を求
めた画素値とを置き換えることにより、該放射線デジタ
ル画像を平滑化し、平滑化された放射線デジタル画像S
us(x,y)を示すデータを生成し、生成された平滑化
放射線デジタル画像Sus(x,y)を示すデータを次段
の高周波画像生成部71に出力する。
ータ記録部11より供給される放射線デジタル画像デー
タが示す放射線デジタル画像Sorg (x,y)上におい
てM画素×M画素(Mは任意の定数)のサイズのマスク
を移動させ、各移動箇所において該マスク内に存在する
画素値の平均値を求め、求めた平均値を当該平均値を求
めた画素値とを置き換えることにより、該放射線デジタ
ル画像を平滑化し、平滑化された放射線デジタル画像S
us(x,y)を示すデータを生成し、生成された平滑化
放射線デジタル画像Sus(x,y)を示すデータを次段
の高周波画像生成部71に出力する。
【0062】そして、高周波画像生成部71では、前記
画像データ記録部11より供給される放射線デジタル画
像Sorg (x,y)を示すデータと、前記画像平滑化部
70から供給される平滑化放射線デジタル画像S
us(x,y)を示すデータとを用いて、次の式(6)に
従って、前記画像データ記録部11より供給される放射
線デジタル画像データが示す放射線デジタル画像Sorg
(x,y)における高周波成分の画像Shp(x,y)を
示すデータを生成する。
画像データ記録部11より供給される放射線デジタル画
像Sorg (x,y)を示すデータと、前記画像平滑化部
70から供給される平滑化放射線デジタル画像S
us(x,y)を示すデータとを用いて、次の式(6)に
従って、前記画像データ記録部11より供給される放射
線デジタル画像データが示す放射線デジタル画像Sorg
(x,y)における高周波成分の画像Shp(x,y)を
示すデータを生成する。
【0063】 Shp(x,y)=Sorg (x,y)−Sus(x,y)…(6)
【0064】そして、ダイナミックレンジ圧縮処理部7
7では、前記濃度基準値決定部75より供給される濃度
基準値(BASE)を示すデータと前記圧縮係数決定部
76より供給される圧縮係数(R)を示すデータとを用
いて、前記画素濃度値変換曲線決定部72から供給され
るデータが示している前記図8中の細線で示す調整済み
の画素濃度値変換曲線FFRO (X)を、該画素濃度変換
曲線上の濃度基準値(BASE)から低濃度値方向に、
傾きが圧縮係数(R)で減衰する前記図8において太線
で示すような画素濃度値変換曲線F′FRO (X)に変換
し、更に、前記画像データ記録部11より供給される放
射線デジタル画像Sorg (x,y)を示すデータと前記
高周波画像生成部71より供給される高周波成分の画像
Shp(x,y)を示すデータとを用いて次の式(7)に
従って、ダイナミックレンジ圧縮処理を行う。
7では、前記濃度基準値決定部75より供給される濃度
基準値(BASE)を示すデータと前記圧縮係数決定部
76より供給される圧縮係数(R)を示すデータとを用
いて、前記画素濃度値変換曲線決定部72から供給され
るデータが示している前記図8中の細線で示す調整済み
の画素濃度値変換曲線FFRO (X)を、該画素濃度変換
曲線上の濃度基準値(BASE)から低濃度値方向に、
傾きが圧縮係数(R)で減衰する前記図8において太線
で示すような画素濃度値変換曲線F′FRO (X)に変換
し、更に、前記画像データ記録部11より供給される放
射線デジタル画像Sorg (x,y)を示すデータと前記
高周波画像生成部71より供給される高周波成分の画像
Shp(x,y)を示すデータとを用いて次の式(7)に
従って、ダイナミックレンジ圧縮処理を行う。
【0065】
【外5】
【0066】すなわち、ダイナミックレンジ圧縮処理部
77では、上記式(7)に従って、前記画像データ記録
部11より供給される放射線デジタル画像の画素濃度値
Sorg (x,y)を画素濃度値変換曲線F′FRO (X)
に従って画素濃度値F′FRO(Sorg (x,y))に変
換し、更に、前記画素濃度値変換曲線F′FRO (X)の
傾きに応じて前記高周波画像生成部71より供給される
高周波成分の画像の画素濃度値Shp(x,y)を加算す
ることによりダイナミックレンジ圧縮処理を行ってお
り、このようなダイナミックレンジ圧縮処理を行うこと
により、放射線デジタル画像における高周波成分の情報
を保ったまま、該放射線デジタル画像のダイナミックレ
ンジを圧縮するダイナミックレンジ圧縮特性を撮影部位
に応じて任意に設定することができるようになる。
77では、上記式(7)に従って、前記画像データ記録
部11より供給される放射線デジタル画像の画素濃度値
Sorg (x,y)を画素濃度値変換曲線F′FRO (X)
に従って画素濃度値F′FRO(Sorg (x,y))に変
換し、更に、前記画素濃度値変換曲線F′FRO (X)の
傾きに応じて前記高周波画像生成部71より供給される
高周波成分の画像の画素濃度値Shp(x,y)を加算す
ることによりダイナミックレンジ圧縮処理を行ってお
り、このようなダイナミックレンジ圧縮処理を行うこと
により、放射線デジタル画像における高周波成分の情報
を保ったまま、該放射線デジタル画像のダイナミックレ
ンジを圧縮するダイナミックレンジ圧縮特性を撮影部位
に応じて任意に設定することができるようになる。
【0067】また、上記画像処理部17では、前記判別
部13において撮影部位が胸部側面であると判別されて
いる場合には、まず、画素濃度値変換曲線決定部72に
おいて、放射線撮影装置の種類や撮影部位や出力装置の
種類にそれぞれ対応した画素濃度値変換特性を示す関数
データが予め記憶されているメモリテーブルから、前記
設定部12から出力される放射線撮影装置の種類を示す
情報(すなわち、放射線デジタル撮影装置を示す情報)
と、前記判別部13から出力される撮影部位に関する情
報(すなわち、胸部側面を示す情報)と、前記出力装置
選択部14から出力される出力装置の種類を示す情報
(すなわち、フィルムイメージャ装置を示す情報)とに
応じた図9において破線で示すような画素濃度値変換特
性(曲線)を示す関数データを選定する。
部13において撮影部位が胸部側面であると判別されて
いる場合には、まず、画素濃度値変換曲線決定部72に
おいて、放射線撮影装置の種類や撮影部位や出力装置の
種類にそれぞれ対応した画素濃度値変換特性を示す関数
データが予め記憶されているメモリテーブルから、前記
設定部12から出力される放射線撮影装置の種類を示す
情報(すなわち、放射線デジタル撮影装置を示す情報)
と、前記判別部13から出力される撮影部位に関する情
報(すなわち、胸部側面を示す情報)と、前記出力装置
選択部14から出力される出力装置の種類を示す情報
(すなわち、フィルムイメージャ装置を示す情報)とに
応じた図9において破線で示すような画素濃度値変換特
性(曲線)を示す関数データを選定する。
【0068】一方、画素濃度値変換曲線決定部72に
は、前記特徴量算出部16から供給される平均値Cav
e、Rave、Laveを示すデータが供給されてお
り、該平均値Caveが、図9において破線で示すよう
な画素濃度値変換曲線上において、予め設定されている
所望の肺野の濃度値DL となるように、該画素濃度値変
換曲線を図9中の矢印で示す方向に図9中の細線で示す
位置まで平行に移動することにより調整し、調整された
画素濃度値変換曲線FLAT (X)を示すデータを圧縮係
数決定部76及びダイナミックレンジ圧縮処理手段77
に出力する。
は、前記特徴量算出部16から供給される平均値Cav
e、Rave、Laveを示すデータが供給されてお
り、該平均値Caveが、図9において破線で示すよう
な画素濃度値変換曲線上において、予め設定されている
所望の肺野の濃度値DL となるように、該画素濃度値変
換曲線を図9中の矢印で示す方向に図9中の細線で示す
位置まで平行に移動することにより調整し、調整された
画素濃度値変換曲線FLAT (X)を示すデータを圧縮係
数決定部76及びダイナミックレンジ圧縮処理手段77
に出力する。
【0069】また、被写体領域決定部73では、前記画
像データ記録部11より供給される放射線デジタル画像
データが示す放射線画像から、放射線が被写体を透過せ
ずに直接センサー等に照射されるす抜け領域を除いた被
写体の透過像である被写体領域を分離し、分離された被
写体領域を示す情報データを後段の被写体領域特徴量生
成部74に出力する。
像データ記録部11より供給される放射線デジタル画像
データが示す放射線画像から、放射線が被写体を透過せ
ずに直接センサー等に照射されるす抜け領域を除いた被
写体の透過像である被写体領域を分離し、分離された被
写体領域を示す情報データを後段の被写体領域特徴量生
成部74に出力する。
【0070】そして、被写体領域特徴量生成部74で
は、前記被写体領域決定部73より供給される被写体領
域を示す情報データに基づいて、該被写体領域内の最大
画素濃度値Smax を生成し、生成された最大画素濃度値
Smax を示すデータを該被写体領域の特徴量を示すデー
タとして圧縮係数決定部76に出力する。
は、前記被写体領域決定部73より供給される被写体領
域を示す情報データに基づいて、該被写体領域内の最大
画素濃度値Smax を生成し、生成された最大画素濃度値
Smax を示すデータを該被写体領域の特徴量を示すデー
タとして圧縮係数決定部76に出力する。
【0071】また、濃度基準値決定部75には、前記特
徴量算出部16から供給される平均値Caveを示すデ
ータが供給されており、次の式(8)に従って、濃度基
準値(BASE)を算出し、算出された濃度基準値(B
ASE)を示すデータを圧縮係数決定部76及びダイナ
ミックレンジ圧縮処理部77に出力する。
徴量算出部16から供給される平均値Caveを示すデ
ータが供給されており、次の式(8)に従って、濃度基
準値(BASE)を算出し、算出された濃度基準値(B
ASE)を示すデータを圧縮係数決定部76及びダイナ
ミックレンジ圧縮処理部77に出力する。
【0072】 BASE=Smax +(Smax −Cave)×β…(8)
【0073】なお、上記式(8)においてβは、前記設
定部において設定された放射線デジタル画像データを出
力している装置の種類に関する情報に応じて設定される
任意の定数である。
定部において設定された放射線デジタル画像データを出
力している装置の種類に関する情報に応じて設定される
任意の定数である。
【0074】そして、圧縮係数決定部76には、前記画
素濃度値変換曲線決定部72から供給される図9中の細
線で示す調整済みの画素濃度値変換曲線FLAT (X)を
示すデータが、前記被写体領域特徴量生成部74から被
写体領域の特徴量として最大画素濃度値Smax を示すデ
ータが、前記濃度基準値決定部75から濃度基準値(B
ASE)を示すデータが供給されており、該圧縮係数決
定部76では各部から供給されるデータに基づき、次の
式(9)に従って、圧縮係数(R)を算出し、算出され
た圧縮係数(R)を示すデータをダイナミックレンジ圧
縮処理部77に出力する。
素濃度値変換曲線決定部72から供給される図9中の細
線で示す調整済みの画素濃度値変換曲線FLAT (X)を
示すデータが、前記被写体領域特徴量生成部74から被
写体領域の特徴量として最大画素濃度値Smax を示すデ
ータが、前記濃度基準値決定部75から濃度基準値(B
ASE)を示すデータが供給されており、該圧縮係数決
定部76では各部から供給されるデータに基づき、次の
式(9)に従って、圧縮係数(R)を算出し、算出され
た圧縮係数(R)を示すデータをダイナミックレンジ圧
縮処理部77に出力する。
【0075】
【外6】
【0076】なお、上記の式(9)において、Dmax
は、このダイナミックレンジ圧縮処理後の最高濃度値を
示しており、該最高濃度値Dmax には、例えば“2.
7”〜“3.0”の所望の任意の値が用いられる。
は、このダイナミックレンジ圧縮処理後の最高濃度値を
示しており、該最高濃度値Dmax には、例えば“2.
7”〜“3.0”の所望の任意の値が用いられる。
【0077】以上のようにして、前記画素濃度値変換曲
線決定部72内のメモリテーブルに予め記憶されている
胸部側面撮影画像用の通常の画素濃度値変換曲線を、該
画素濃度変換曲線上の濃度基準値(BASE)から高濃
度値方向に、傾きが圧縮係数(R)で減衰する図9にお
いて太線で示すような画素濃度値変換曲線F′LAT
(X)を得ることができる。
線決定部72内のメモリテーブルに予め記憶されている
胸部側面撮影画像用の通常の画素濃度値変換曲線を、該
画素濃度変換曲線上の濃度基準値(BASE)から高濃
度値方向に、傾きが圧縮係数(R)で減衰する図9にお
いて太線で示すような画素濃度値変換曲線F′LAT
(X)を得ることができる。
【0078】そして、上述のようにして生成された画素
濃度値変換曲線F′LAT (X)を用いて後述の様にダイ
ナミックレンジ圧縮処理を行うことにより、前記通常の
画素濃度値変換曲線を用いてダイナミックレンジ圧縮処
理を行った場合には表現できなかった放射線撮影画像上
の被写体領域の最大画素濃度値Smax を示す画素を、該
画素濃度値変換曲線F′LAT (X)を用いたダイナミッ
クレンジ圧縮処理後の放射線撮影画像上では表現するこ
とが可能となる。
濃度値変換曲線F′LAT (X)を用いて後述の様にダイ
ナミックレンジ圧縮処理を行うことにより、前記通常の
画素濃度値変換曲線を用いてダイナミックレンジ圧縮処
理を行った場合には表現できなかった放射線撮影画像上
の被写体領域の最大画素濃度値Smax を示す画素を、該
画素濃度値変換曲線F′LAT (X)を用いたダイナミッ
クレンジ圧縮処理後の放射線撮影画像上では表現するこ
とが可能となる。
【0079】以下、ダイナミックレンジ圧縮処理部77
において、上述の撮影部位が胸部側面の場合と同様の処
理を行うことにより、前記画像データ記録部11より供
給される放射線デジタル画像データにおける高周波成分
の情報を保ちつつ、該放射線デジタル画像のダイナミッ
クレンジを当該放射線デジタル画像の撮影部位に応じて
任意に設定されるダイナミックレンジ圧縮特性に従って
圧縮することができるようになる。
において、上述の撮影部位が胸部側面の場合と同様の処
理を行うことにより、前記画像データ記録部11より供
給される放射線デジタル画像データにおける高周波成分
の情報を保ちつつ、該放射線デジタル画像のダイナミッ
クレンジを当該放射線デジタル画像の撮影部位に応じて
任意に設定されるダイナミックレンジ圧縮特性に従って
圧縮することができるようになる。
【0080】以上のようにして、画像処理部17におい
て最適なダイナミックレンジ圧縮処理が施された放射線
デジタル画像データは画像出力装置18に供給され、該
画像出力装置18では、該画像処理部17より供給され
る放射線デジタル画像データが示す画素値に対応したレ
ーザー強度で、フィルムに放射線デジタル画像を焼き付
けることにより、該フィルムに最適な濃度で、任意のダ
イナミックレンジ圧縮特性に従ってダイナミックレンジ
が圧縮された放射線デジタル画像を形成することができ
るようになる。
て最適なダイナミックレンジ圧縮処理が施された放射線
デジタル画像データは画像出力装置18に供給され、該
画像出力装置18では、該画像処理部17より供給され
る放射線デジタル画像データが示す画素値に対応したレ
ーザー強度で、フィルムに放射線デジタル画像を焼き付
けることにより、該フィルムに最適な濃度で、任意のダ
イナミックレンジ圧縮特性に従ってダイナミックレンジ
が圧縮された放射線デジタル画像を形成することができ
るようになる。
【0081】なお、上述の動作例では、撮影部位が“胸
部”の場合を例として説明したが、例えば、撮影部位が
“腹部”の場合には、図3の31、32、33で示すフ
ォトセンサーの位置に対応する画像領域の全てから画像
の特徴量を算出し、算出された特徴量に基づきダイナミ
ックレンジ圧縮処理を施せば良く、また、撮影部位が
“四肢”の場合には、図2の22或は図3の33で示す
フォトセンサーの位置に対応する画像領域だけから画像
の特徴量を算出し、算出された特徴量に基づきダイナミ
ックレンジ圧縮処理を施せば良い。更に、この場合に
は、図3の31、32、33に示す位置全てにフォトセ
ンサーが配置されている放射線画像撮影装置を使用しな
くても良く、図3に示すように該図3の33に示す位置
だけにフォトセンサーを配置した放射線画像撮影装置に
よって放射線デジタル撮影を行うことができるようにな
る。
部”の場合を例として説明したが、例えば、撮影部位が
“腹部”の場合には、図3の31、32、33で示すフ
ォトセンサーの位置に対応する画像領域の全てから画像
の特徴量を算出し、算出された特徴量に基づきダイナミ
ックレンジ圧縮処理を施せば良く、また、撮影部位が
“四肢”の場合には、図2の22或は図3の33で示す
フォトセンサーの位置に対応する画像領域だけから画像
の特徴量を算出し、算出された特徴量に基づきダイナミ
ックレンジ圧縮処理を施せば良い。更に、この場合に
は、図3の31、32、33に示す位置全てにフォトセ
ンサーが配置されている放射線画像撮影装置を使用しな
くても良く、図3に示すように該図3の33に示す位置
だけにフォトセンサーを配置した放射線画像撮影装置に
よって放射線デジタル撮影を行うことができるようにな
る。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
撮影部位や被写体の体格や放射線撮影時の放射線の照射
線量がそれぞれ異なる様々な放射線デジタル画像上のフ
ォトセンサーの配置位置に対応する画像領域において同
じ画像処理の効果が得られるように、操作者の手を煩わ
すこと無く放射線デジタル画像に対して自動的に最適な
画像処理を施すことができる放射線デジタル画像処理シ
ステムを提供することができる。
撮影部位や被写体の体格や放射線撮影時の放射線の照射
線量がそれぞれ異なる様々な放射線デジタル画像上のフ
ォトセンサーの配置位置に対応する画像領域において同
じ画像処理の効果が得られるように、操作者の手を煩わ
すこと無く放射線デジタル画像に対して自動的に最適な
画像処理を施すことができる放射線デジタル画像処理シ
ステムを提供することができる。
【図1】本発明の実施の形態としての放射線デジタル画
像処理システムの概略構成を示した図である。
像処理システムの概略構成を示した図である。
【図2】図1の示した放射線デジタル画像システムの腹
部撮影用の放射線画像撮影装置におけるフォトセンサー
の設置位置を説明するための図である。
部撮影用の放射線画像撮影装置におけるフォトセンサー
の設置位置を説明するための図である。
【図3】図1の示した放射線デジタル画像処理システム
の胸部撮影用の放射線画像撮影装置におけるフォトセン
サーの設置位置を説明するための図である。
の胸部撮影用の放射線画像撮影装置におけるフォトセン
サーの設置位置を説明するための図である。
【図4】図1の示した放射線デジタル画像処理システム
の画像処理部の概略構成例を示した図である。
の画像処理部の概略構成例を示した図である。
【図5】胸部正面撮影時の画素濃度値変換特性について
の説明図である。
の説明図である。
【図6】胸部側面撮影時の画素濃度値変換特性について
の説明図である。
の説明図である。
【図7】図1の示した放射線デジタル画像処理システム
の画像処理部の他の概略構成例を示した図である。
の画像処理部の他の概略構成例を示した図である。
【図8】胸部正面撮影時の画素濃度値変換特性について
の説明図である。
の説明図である。
【図9】胸部側面撮影時の画素濃度値変換特性について
の説明図である。
の説明図である。
【図10】従来のダイナミックレンジ圧縮方法を説明す
るための図である。
るための図である。
10 画像データ形成部 11 画像データ記録部 12 設定部 13 判別部 14 出力装置選択部 15 フォトセンサー領域指定部 16 特徴量算出部 17 画像処理部 18 画像出力部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C093 AA26 CA16 CA17 CA50 DA01 EB05 EB13 EE01 FD01 FD03 FD08 FF06 FF08 FF18 FF19 FF27 FG04 FG05 FH06 5C072 AA01 RA06 RA20 UA06 UA11 UA17 VA01 XA04 5C077 LL19 MP01 NN03 NP01 PP15 PP41 PP43 PP46 PP58 PP68 PQ08 PQ23 RR01 TT02
Claims (23)
- 【請求項1】 放射線撮影により得られる画像をデジタ
ル化した放射線デジタル画像データを入力する入力手段
と、 前記入力手段により入力される放射線デジタル画像デー
タが示す放射線デジタル画像上における放射線撮影時の
強度を検出するためのフォトセンサーの配置位置に対応
した画像領域を指定するフォトセンサー領域指定手段
と、 前記フォトセンサー領域指定手段により指定された放射
線デジタル画像上におけるフォトセンサーの配置位置に
対応した画像領域における特徴量を生成する特徴量生成
手段と、 前記特徴量生成手段において生成された特徴量に関する
情報に応じて、前記入力手段により入力される放射線デ
ジタル画像データに対し、該放射線デジタル画像データ
が示す放射線デジタル画像のダイナミックレンジを制御
する画像処理を施す画像処理手段と、 前記画像処理手段において画像処理が施された放射線デ
ジタル画像データに対応した放射線デジタル画像を可視
化し出力する画像出力手段とを有することを特徴とする
放射線デジタル画像処理システム。 - 【請求項2】 更に、前記入力手段により入力された放
射線デジタル画像データを記録する記録手段を備えるこ
とを特徴とする請求項1に記載の放射線デジタル画像処
理システム。 - 【請求項3】 前記特徴量は、画像領域における画素値
の最大値、最小値或は平均値であることを特徴とする請
求項1に記載の放射線デジタル画像処理システム。 - 【請求項4】 前記画像処理手段は、前記入力手段によ
り入力される放射線デジタル画像データに対し、該放射
線デジタル画像データが示す放射線デジタル画像のダイ
ナミックレンジを圧縮する画像処理を施す際に用いる画
素濃度値変換曲線における変化点の値を、前記特徴量生
成手段において生成された特徴量に関する情報に応じて
設定することを特徴とする請求項1に記載の放射線デジ
タル画像処理システム。 - 【請求項5】 前記画像処理手段は、前記入力手段によ
り入力される放射線デジタル画像データに対し、該放射
線デジタル画像データが示す放射線デジタル画像のダイ
ナミックレンジを圧縮する画像処理を施す際に用いる画
素濃度値変換曲線における変化点の前後の傾きを、前記
特徴量生成手段において生成された特徴量に関する情報
に応じて設定することを特徴とする請求項1に記載の放
射線デジタル画像処理システム。 - 【請求項6】 更に、前記入力手段により入力される放
射線デジタル画像データの発生源の種類を設定する設定
手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の放射線
デジタル画像処理システム。 - 【請求項7】 前記設定手段は、前記入力手段により入
力される放射線デジタル画像データに付加されている発
生源の種類に関する情報に従って、自動的に発生源の種
類を設定することを特徴とする請求項5に記載の放射線
デジタル画像処理システム。 - 【請求項8】 前記フォトセンサー領域指定手段は、前
記設定手段により設定された発生源の種類に関する情報
に従って前記入力手段により入力された放射線デジタル
画像データが示す放射線デジタル画像上における放射線
撮影時の放射線の強度を検出するためのフォトセンサー
の配置位置に対応した画像領域を指定することを特徴と
する請求項5に記載の放射線デジタル画像処理システ
ム。 - 【請求項9】 前記画像処理手段は、前記入力手段によ
り入力される放射線デジタル画像データに対して、前記
設定手段により設定された発生源の種類に関する情報及
び前記特徴量生成手段において生成された特徴量に関す
る情報に応じた放射線デジタル画像のダイナミックレン
ジを制御する画像処理を施すことを特徴とする請求項5
に記載の放射線デジタル画像処理システム。 - 【請求項10】 前記画像処理手段は、放射線デジタル
画像の画素濃度値を変換する画素濃度値変換曲線を示す
データを発生源の種類に対応させて記憶しているルック
アップテーブルを備え、前記設定手段により設定された
発生源の種類に関する情報に従って、前記ルックアップ
テーブルから対応する画素濃度値変換曲線を示すデータ
を読み出し、読み出された画素濃度値変換曲線を示すデ
ータを用いて前記入力手段により入力される放射線デジ
タル画像データに対して、放射線デジタル画像のダイナ
ミックレンジを制御する画像処理を施すことを特徴とす
る請求項5に記載の放射線デジタル画像処理システム。 - 【請求項11】 前記画像処理手段は、放射線デジタル
画像の画素濃度値を変換する標準画素濃度値変換曲線を
示すデータを発生源の種類に対応させて記憶しているル
ックアップテーブルを備え、前記設定手段により設定さ
れた発生源の種類に関する情報に従って、前記ルックア
ップテーブルから対応する標準画素濃度値変換曲線を示
すデータを読み出し、読み出されたデータが示す標準画
素濃度値変換曲線を更に前記設定手段により設定された
発生源の種類に関する情報及び前記特徴量生成手段にお
いて生成された特徴量に関する情報に応じて調整し、調
整された画素濃度値変換曲線を用いて前記入力手段によ
り入力される放射線デジタル画像データに対して、放射
線デジタル画像のダイナミックレンジを制御する画像処
理を施すことを特徴とする請求項5に記載の放射線デジ
タル画像処理システム。 - 【請求項12】 更に、前記入力手段により入力される
放射線デジタル画像データが示す放射線デジタル画像の
撮影部位を判別する判別手段を備えることを特徴とする
請求項1に記載の放射線デジタル画像処理システム。 - 【請求項13】 前記判別手段は、前記入力手段により
入力される放射線デジタル画像データに付加されている
撮影部位に関する情報に従って、自動的に撮影部位を判
別することを特徴とする請求項12に記載の放射線デジ
タル画像処理システム。 - 【請求項14】 前記フォトセンサー領域指定手段は、
前記判別手段により判別された放射線デジタル画像の撮
影部位に関する情報に従って前記入力手段により入力さ
れた放射線デジタル画像データが示す放射線デジタル画
像上における放射線撮影時の放射線の強度を検出するた
めのフォトセンサーの配置位置に対応した画像領域を指
定することを特徴とする請求項12に記載の放射線デジ
タル画像処理システム。 - 【請求項15】 前記画像処理手段は、前記入力手段に
より入力される放射線デジタル画像データに対して、前
記判別手段により判別された撮影部位に関する情報及び
前記特徴量生成手段において生成された特徴量に関する
情報に応じた放射線デジタル画像のダイナミックレンジ
を制御する画像処理を施すことを特徴とする請求項12
に記載の放射線デジタル画像処理システム。 - 【請求項16】 前記画像処理手段は、放射線デジタル
画像の画素濃度値を変換する画素濃度値変換曲線を示す
データを発生源の種類に対応させて記憶しているルック
アップテーブルを備え、前記判別手段により判別された
撮影部位に関する情報に従って、前記ルックアップテー
ブルから対応する画素濃度値変換曲線を示すデータを読
み出し、読み出された画素濃度値変換曲線を示すデータ
を用いて前記入力手段により入力される放射線デジタル
画像データに対して、放射線デジタル画像のダイナミッ
クレンジを制御する画像処理を施すことを特徴とする請
求項12に記載の放射線デジタル画像処理システム。 - 【請求項17】 前記画像処理手段は、放射線デジタル
画像の画素濃度値を変換する標準画素濃度値変換曲線を
示すデータを発生源の種類に対応させて記憶しているル
ックアップテーブルを備え、前記判別手段により判別さ
れた撮影部位に関する情報に従って、前記ルックアップ
テーブルから対応する標準画素濃度値変換曲線を示すデ
ータを読み出し、読み出されたデータが示す標準画素濃
度値変換曲線を更に前記判別手段により判別された撮影
部位に関する情報及び前記特徴量生成手段において生成
された特徴量に関する情報に応じて調整し、調整された
画素濃度値変換曲線を用いて前記入力手段により入力さ
れる放射線デジタル画像データに対して、放射線デジタ
ル画像のダイナミックレンジを制御する画像処理を施す
ことを特徴とする請求項12に記載の放射線デジタル画
像処理システム。 - 【請求項18】 更に、前記放射線デジタル画像出力装
置の種類を選択する出力装置選択手段を備えることを特
徴とする請求項1に記載の放射線デジタル画像処理シス
テム。 - 【請求項19】 前記出力装置選択手段は、前記入力手
段により入力される放射線デジタル画像データの発生源
の種類に従って、発生源の種類に対応して予め設定され
る放射線デジタル画像出力装置を自動的に選択すること
を特徴とする請求項18に記載の放射線デジタル画像処
理システム。 - 【請求項20】 前記出力装置選択手段は、前記入力手
段により入力される放射線デジタル画像データに付加さ
れている発生源の種類に関する情報に従って、発生源の
種類に対応して予め設定される放射線デジタル画像出力
装置を自動的に選択することを特徴とする請求項18に
記載の放射線デジタル画像処理システム。 - 【請求項21】 前記画像処理手段は、前記入力手段に
より入力される放射線デジタル画像データに対して、前
記出力装置選択手段により選択された放射線デジタル画
像出力装置の種類に関する情報及び前記特徴量生成手段
において生成された特徴量に関する情報に応じた放射線
デジタル画像のダイナミックレンジを制御する画像処理
を施すことを特徴とする請求項18に記載の放射線デジ
タル画像処理システム。 - 【請求項22】 前記画像処理手段は、放射線デジタル
画像の画素濃度値を変換する画素濃度値変換曲線を示す
データを発生源の種類に対応させて記憶しているルック
アップテーブルを備え、前記出力装置選択手段により選
択された放射線デジタル画像出力装置の種類に関する情
報に従って、前記ルックアップテーブルから対応する画
素濃度値変換曲線を示すデータを読み出し、読み出され
た画素濃度値変換曲線を示すデータを用いて前記入力手
段により入力される放射線デジタル画像データに対し
て、放射線デジタル画像のダイナミックレンジを制御す
る画像処理を施すことを特徴とする請求項18に記載の
放射線デジタル画像処理システム。 - 【請求項23】 前記画像処理手段は、放射線デジタル
画像の画素濃度値を変換する標準画素濃度値変換曲線を
示すデータを発生源の種類に対応させて記憶しているル
ックアップテーブルを備え、前記出力装置選択手段によ
り選択された放射線デジタル画像出力装置の種類に関す
る情報に従って、前記ルックアップテーブルから対応す
る標準画素濃度値変換曲線を示すデータを読み出し、読
み出されたデータが示す標準画素濃度値変換曲線を更に
前記出力装置選択手段により選択された放射線デジタル
画像出力装置の種類に関する情報及び前記特徴量生成手
段において生成された特徴量に関する情報に応じて調整
し、調整された画素濃度値変換曲線を用いて前記入力手
段により入力される放射線デジタル画像データに対し
て、放射線デジタル画像のダイナミックレンジを制御す
る画像処理を施すことを特徴とする請求項18に記載の
放射線デジタル画像処理システム。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10271576A JP2000101843A (ja) | 1998-09-25 | 1998-09-25 | 放射線画像処理システム |
US09/223,598 US6314198B1 (en) | 1996-09-25 | 1998-12-30 | Radiographic, digital image processing system |
EP99100199A EP0929051A3 (en) | 1998-01-08 | 1999-01-07 | Radiographic digital image processing system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10271576A JP2000101843A (ja) | 1998-09-25 | 1998-09-25 | 放射線画像処理システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000101843A true JP2000101843A (ja) | 2000-04-07 |
Family
ID=17502015
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10271576A Withdrawn JP2000101843A (ja) | 1996-09-25 | 1998-09-25 | 放射線画像処理システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000101843A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002102212A (ja) * | 2000-09-29 | 2002-04-09 | Toshiba Corp | X線診断装置 |
JP2002149821A (ja) * | 2000-09-04 | 2002-05-24 | Ge Medical Systems Global Technology Co Llc | 医用画像提供方法、医用ソフトウェア提供方法、医用画像集中管理サーバー装置、医用ソフトウェア集中管理サーバー装置、医用画像提供システムおよび医用ソフトウェア提供システム |
JP2005005845A (ja) * | 2003-06-10 | 2005-01-06 | Canon Inc | 画像処理装置 |
JP2006311922A (ja) * | 2005-05-09 | 2006-11-16 | Hitachi Medical Corp | X線撮影装置 |
JP2007037864A (ja) * | 2005-08-04 | 2007-02-15 | Hitachi Medical Corp | 医用画像処理装置 |
-
1998
- 1998-09-25 JP JP10271576A patent/JP2000101843A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002149821A (ja) * | 2000-09-04 | 2002-05-24 | Ge Medical Systems Global Technology Co Llc | 医用画像提供方法、医用ソフトウェア提供方法、医用画像集中管理サーバー装置、医用ソフトウェア集中管理サーバー装置、医用画像提供システムおよび医用ソフトウェア提供システム |
JP2002102212A (ja) * | 2000-09-29 | 2002-04-09 | Toshiba Corp | X線診断装置 |
JP2005005845A (ja) * | 2003-06-10 | 2005-01-06 | Canon Inc | 画像処理装置 |
JP4579507B2 (ja) * | 2003-06-10 | 2010-11-10 | キヤノン株式会社 | 画像処理装置 |
JP2006311922A (ja) * | 2005-05-09 | 2006-11-16 | Hitachi Medical Corp | X線撮影装置 |
JP2007037864A (ja) * | 2005-08-04 | 2007-02-15 | Hitachi Medical Corp | 医用画像処理装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060110 |