JP2000165928A - 移動端末の緊急通報方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】移動端末からの緊急通報をその発信場所への最
適な緊急通報受付部に着信可能とすること、発信場所エ
リアの特定可能及び緊急通報した移動端末が切断して
も、これに対する逆信号送出を可能にした緊急通報方式
の提供する。 【解決手段】移動端末２−１の電話番号と、この移動端
末からの発信信号を受信した基地局１−１の基地局収容
位置情報と、この基地局と接続された無線回線制御局３
の無線回線制御局コードを付加する基地局情報付加手段
４を設けた無線回線制御局３と、無線回線制御局コード
にもとづき、その無線回線制御局３にもっとも適当な緊
急通報受付部８に接続された局用交換局７にこの着信信
号を振り分ける中継交換局６と、前記中継交換局６から
の着信にもとづきその無線回線制御局コードの無線回線
制御局３にもっとも適当な緊急通報受付部８に着信信号
を通報する局用交換局７を備えたもの。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は移動端末の緊急通報
方式に係り、特に消防や警察等の緊急通報受付システム
において、携帯電話等の移動端末を持つ発信者の発信エ
リアを検出したり、発信者への逆信号送出信号をしてそ
の現在位置を特定するようにしたものに関する。

【０００２】近年携帯電話・ＰＨＳ（Ｐｅｒｓｏｎａｌ
Ｈａｎｄｙｐｈｏｎｅ Ｓｙｓｔｅｍ）の普及に伴
い、これらに基づく消防／警察本部（以下消防本部とい
う）で緊急通報受付業務を扱うことが増加している。但
し、携帯電話やＰＨＳの如き移動端末から緊急通報を行
ったとき、この移動端末は緊急通報を発信した地域の消
防本部に着信するとは限らず、移動端末からの着信は何
処に掛かるのかわからないのが現状である。従って移動
端末からの着信先がその発信地域以外における消防本部
に着信したときは通報内容を聴取して転送するか、ある
いは掛け直してもらっている。

【０００３】また移動端末携行者は、移動していること
が多く、緊急通報を行う場合でも、その緊急事態の発生
した位置における地理不案内のことが多く、緊急事態発
生現場の町名地番等の場所の伝達が正確に伝えられない
場合が多い。

【０００４】従って災害現場や事件現場の場所の特定に
時間がかかり、消防車や救急車の如き緊急車輛が現場に
到着するのに大きな時間を必要とするという弊害が出て
いる。

【０００５】通常の有線電話で接続されている交換機で
は、発信者が切断しても緊急通報受付システムと発信者
の局用交換機（ＬＳ交換機）までは接続状態を保ち、発
呼先掛けしても逆信号呼出で発信者の呼出が可能である
が、移動端末を有する交換機では無線区間が切断される
ために呼出ができなかった。

【０００６】有線電話で構成される通常の発信場所の住
所検索は、発信者の通報内容を聴取しながら場所を特定
するか、日本電信電話株式会社の番号案内データを利用
した発信地表示システムつまり、現在の番号サービスと
は逆の、発信電話番号からその発信者の町名地番を検索
するシステムを作成することが考えられる。ただし通報
者が場所を正確に伝えられない場合は、この発信地表示
システムの導入メリットはあるが、導入コスト、運用コ
ストが高い等の課題がある。

【０００７】このような状況を踏まえ、消防・警察等の
緊急通報受付業務において、基地局情報、発ＩＤ（発信
番号）を受信できるようにすることは、コンピュータ、
地図の連携機能を活用できることになり、災害・事件現
場特定の迅速化が図れる。また逆信号送出による再呼出
ができることにより、発信者との詳細通報内容を確認で
き、トータル的には現場への到着時間の短縮化が図れ、
被害額の減少や人命救助等につながることになる。本発
明はこのようなことを移動端末でも可能とするものであ
る。

【０００８】

【従来の技術】従来における移動端末の発信場所を特定
するには、移動端末発信者からの音声通報の聴取によ
り、場所の特定（例えば目標となるもの、道路名とか近
くの店舗の名前等）を行い、また火災とか交通事故とか
の災害・事件種別を入力し、その発生場所を決定後、災
害・事件現場へ緊急車輛が出動していた。

【０００９】この場合、移動端末からの着信は、着信先
がその発信場所の最寄りの消防本部とは限らず、着信先
が何処になるのか分からず、そのため通報内容で大雑把
な場所を確認後、管轄の消防・警察へ公衆回線や専用線
を経由して転送するか、あるいは再度掛け直す方法しか
なかった。

【００１０】現在では、県レベルでそのエリア内（県単
位）の移動端末の着信が集まるようにし、代表の消防本
部、例えば県庁所在地の消防本部等に着信させるシステ
ムを整備しつつある。但し、代表消防本部等は、移動端
末からの着信範囲が狭くなるが、全県下からの着信が集
中し、呼数増となる。この代表消防本部等における対応
は、従来通り通報内容により災害・事件場所を確認後、
その場所を管轄する該当の消防本部等ヘ転送する。

【００１１】ところで逆信号呼出については、発ＩＤを
持ち回せる場合は、着信端局（着ＬＳ）まで発ＩＤを保
持できていることで、消防本部側からの逆信号受信によ
り、着ＬＳから発呼接続シーケンス通り中継交換局、携
帯交換局、無線回線制御局、基地局経由で移動端末を呼
び出すことが可能である。

【００１２】但し、消防・警察等の公共事業体の移動端
末に対して当面は、移動端末からの通報受付を可能にす
ることが主体であり、その整備事業に取組み、推進して
いる。従って移動端末先掛け時の逆信号呼出は検討未着
手であり、現状では呼出ができない。

【００１３】

【発明が解決しようとする課題】現在の緊急通報システ
ムにおける課題は、管轄外着信が多く、移動端末の発信
場所エリアの特定に時間がかかり、また移動端末への逆
信号呼出ができないことである。

【００１４】すなわち、移動端末からの着信先が固定さ
れていないので、携帯電話交換機から局用交換機への振
り分けが、基地局設置場所管轄の緊急通報機関とならな
いことが多く、したがって転送が多くなる。

【００１５】そのため、災害・事件発生場所の特定が音
声聴取に頼らざるを得ない。このため、音声聴取により
災害・事件発生地点を決定するため、手動入力となり、
町丁名の自動表示ができず緊急通報回線名からの自動表
示もできない。そのためコンピュータ連携での災害地点
決定、種別、規模の入力、災害点近傍の地図連動表示等
ができない。音声聴取後に管轄緊急通報機関への転送が
ある。

【００１６】また一般の有線電話の特番（１１９番又は
１１０番）における発呼先掛け時は、緊急通報受付シス
テム側、つまり消防本部側が切断しない限り発呼者が切
断しても緊急通報システム〜局用交換機（発ＬＳ）まで
接続状態であり、逆信号呼出し操作で発信者の呼出しが
できる。

【００１７】しかしながら移動端末を収容する交換機で
は、発側移動端末の切断操作により無線区間つまり移動
端末−基地局間が切断され、復旧状態となるので、緊急
通報システム側からの逆信号呼出ができない。

【００１８】それ故、本発明の目的は、移動端末の発信
場所の特定及びこれに応じた該当緊急通報機関への最適
着信を可能にすること、発ＩＤによる移動端末への逆信
号送出を可能にした移動端末の緊急通報方式を提供する
ことである。

【００１９】

【課題を解決するための手段】本発明の原理を、移動端
末として携帯電話を使用した場合について、図１により
説明する。図１において、１−１、１−２は基地局、２
−１、２−２、２−３は携帯電話、３は無線回線制御
局、４は基地局情報付加部、５は携帯電話交換局、６は
中継交換局、７は局用交換局、８は緊急通報受付システ
ム受付部（以下受付部という）、９はＩインタフェー
ス、１０は発ＩＤ保持部、１１は指令台、１２は表示
器、１３はサーバ、１４はデータベースである。

【００２０】図１において、例えば携帯電話２−１から
消防に対する緊急通報が１１９番に対して発呼されたと
き、携帯電話２−１の電話番号（発ＩＤ）とともにこの
発呼が基地局１−１により受信され無線回線制御局３に
通知される。

【００２１】無線回線制御局３では、前記電話番号と、
基地局の番号及び基地局のカバー領域を示す基地局収容
位置情報と、無線回線制御局コードとを付加した基地局
情報を基地局情報付加部４が作成し、携帯電話交換局５
に送出し、携帯電話交換局５はこの緊急通報を中継交換
局６に送出する。

【００２２】中継交換局６ではこの無線回線制御局コー
ドをみて、その無線回線制御局３の存在する地域にもっ
とも適当な受付部８の接続されている局用交換局７にこ
の緊急通報を着信させる。

【００２３】受付部８では、携帯電話２−１の操作者と
必要な通信を行い、例えば事故発生位置を確認したの
ち、管轄の消防署に出動指示を行う。この際、発呼者側
で携帯電話を断状態にしても、受付部８では、その発Ｉ
Ｄ保持部１０により保持していた前記電話番号により発
呼者を呼出し、事故の状態、発生場所等の再確認等を行
い、適切な判断を行う。なお受付部８では、指令台１１
において、前記無線回線制御局コードと基地局収容位置
情報により、その基地局に対応する地図を表示器１２に
表示して、発呼者と連絡をとりながら事故現場の位置等
の確認を行う。

【００２４】本発明の前記目的は、下記の構成により達
成することができる。

【００２５】（１）無線通信を行う移動端末２−１、２
−２・・・と、この移動端末２−１、２−２・・・と無
線通信を行う基地局１−１、１−２・・・と、この基地
局１−１、１−２・・・と接続された無線回線制御局３
と、火災または障害の如き緊急事態に対処する受付部８
を備えた移動端末２−１、２−２・・・の緊急通報方式
において、移動端末の電話番号と、この移動端末からの
発信信号を受信した基地局の基地局収容位置情報と、こ
の基地局１−１、１−２・・・と接続された無線回線制
御局３の無線回線制御局コードを付加する基地局情報付
加手段４を設けた無線回線制御局と、複数の無線回線制
御局３からの通信を受信し、これを中継交換局６に送出
する携帯電話交換局５と、携帯電話交換局５から伝達さ
れた着信信号に記入された無線回線制御局コードにもと
づき、その無線回線制御局３にもっとも適当な受付部８
に接続された局用交換局にこの着信信号を振り分ける中
継交換局６と、前記中継交換局６からの着信にもとづき
その無線回線制御局コードの無線回線制御局３にもっと
も適当な受付部８に着信信号を通報する局用交換局７を
備え、前記移動端末２−１、２−２・・・から発信され
た緊急通報を基地局１−１、１−２・・・を経由して無
線回線制御局３が受信したとき、これに移動端末の電話
番号と、前記基地局の基地局収容位置情報と、前記無線
回線制御局コードを付加し、この無線回線制御局コード
にもとづき中継交換局６が最適の緊急通報受付部に接続
された局用交換局７を経由して、無線回線制御局３に最
適の前記受付部８に前記移動端末からの緊急通報を着信
させることを特徴とする。

【００２６】（２）前記（１）において、各無線回路制
御局３のカバーする地図を基地局単位に収容したデータ
ベース１４と、表示部１２を前記受付部に設け、前記無
線回線制御局コード及び基地局収容位置情報にもとづき
前記データベース１４をアクセスして、緊急通報の行わ
れた移動端末２−１、２−２・・・からの通報を受信し
た基地局１−１、１−２・・・のカバー領域の地図を前
記表示部１２に表示させたことを特徴とする。

【００２７】（３）前記（１）において、前記受付部８
に、前記移動端末の電話番号と、無線回線制御局コード
と、基地局収容位置情報を保持する発ＩＤ保持手段１０
を設け、前記移動端末側から通信状態を切断しても、前
記発ＩＤ保持手段１０が保持しているデータにもとづき
受付部８が前記無線回線制御局及び基地局を経由して移
動端末に発信して再度通話可能となることを特徴とす
る。

【００２８】これにより下記の効果を奏する。

【００２９】（１）移動端末からの通報を受信した無線
回線制御局に対して最適の受付部に対して直接移動端末
からの緊急通報を着信することができるので、従来のよ
うに例えば都道府県単位に１つ設けられている中央緊急
センターに緊急通報が受信されたのち最適の受付部に回
されるよりは、はるかに早く、適切な対応をとることが
できる。

【００３０】（２）無線回線制御局コードと基地局収容
位置情報にもとづき、移動端末からの緊急通報を受信し
た基地局のカバー領域の地図を表示部に表示させること
ができるので、非常に限定された範囲の地図を見ながら
通報者との通話を行い、現場の位置、状態を正確に確認
することができるので、その処理に適切な対策を素早く
行うことができる。

【００３１】（３）移動端末からの電話番号（発ＩＤ）
を保持しているので、移動端末側から通話が切断されて
もこの保持した電話番号にもとづき受付部から通話可能
になるので、その事故の状態や場所等を充分に認識する
ことができ適切な対策を講ずることができる。

【００３２】

【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態を、移動端
末として携帯電話を使用した例について、図２〜図６に
もとづき説明する。図２は本発明の一実施の形態図、図
３は通話制御情報説明図、図４は本発明の動作状態説明
図（その１）、図５は本発明の動作状態説明図（その
２）、図６は本発明の動作状態説明図（その３）であ
る。

【００３３】図中他図と同一記号は同一部分を示し、１
−１、１−２は基地局、２−１、２−２、２−３は携帯
電話、３は無線回線制御局、４は基地局情報付加部、５
は携帯電話交換局、６は局用中継交換局、７は局用交換
局、８は受付部、９はＩインタフェース、１０は発ＩＤ
保持部、１１は指令台、１２は表示器、１３はサーバ、
１４はデータベース、１５は指令台制御部、１６は通信
制御部、３１−１、３１−２は基地局、３２−１、３２
−２、３２−３は携帯電話、３３は無線回線制御局、３
４は基地局情報付加部、３５は局用交換局、３６は受付
部、３７はアナログインタフェース、３８は発ＩＤ保持
部、３９は指令台、４０は表示器、４１はサーバ、４２
はデータベース、４３は指令台制御部、４４は通信制御
部、４５は中央制御部（ＣＣ）、４６は中継線信号装置
（ＣＳＥ）である。

【００３４】基地局１−１は携帯電話に対する無線通信
を行うものであり、また基地局１−１はあらかじめ定め
られた無線回線制御局３と、例えば有線により固定的に
接続されている。基地局１−２も基地局１−１と同様に
構成されている。

【００３５】携帯電話２−１は移動端末であって、移動
先において例えばＮＴＴ（日本電信電話株式会社）の有
線電話機、他の携帯電話等と通話可能なものであり、基
地局とは無線により通信するものである。携帯電話２−
２、２−３も携帯電話２−１と同様に構成されている。
移動端末としてＰＨＳを使用することもできる。

【００３６】無線回線制御局３は基地局１−１、１−２
を経由して携帯電話２−１、２−２、２−３と通話を行
うための制御をするものであり、基地局情報付加部４を
有しており、携帯電話からの通話を受けたとき、その電
話番号（発ＩＤ）に、この携帯電話からの発呼を受信し
た基地局の基地局情報を付加して携帯電話交換局５に送
出したり、携帯電話交換局５からの通報にしたがって基
地局を経由して携帯電話を呼び出す制御を行うものであ
る。

【００３７】基地局情報付加部４は携帯電話からの発呼
に対して、その電話番号に基地局情報を付加した通話制
御情報を作成するものである。この通話制御情報は、図
３（Ａ）に示す如く、発呼した携帯電話の電話番号（発
ＩＤ）と、この発呼信号を処理する無線回線制御局のコ
ード番号すなわち無線回線制御局コードと、携帯電話か
らの発呼を受信した基地局の所在町名とか、カバー領域
（町名）とかが基地局対応に格納されている、図３
（Ｂ）に示す無線回線制御局３のメモリ３−１の格納領
域３−２の先頭アドレス基地局収容位置情報ＰＮ等によ
り構成されている。

【００３８】携帯電話交換局５は、各無線回線制御局３
から伝達された発呼信号を局用中継交換局６に送出する
ものである。

【００３９】局用中継交換局６は、伝達された発呼信号
が、１１９番の如き緊急通報の場合にこれを識別して、
その無線回線制御局コードの無線回線制御局にもっとも
適当な、例えば１１９番の場合には消防の受付部と接続
されている局用交換局７にこれを通知するものである。
このため局用中継交換局６には着呼先識別手段（図示省
略）と、無線回線制御局を検索するための検索手段（図
示省略）が設けられている。

【００４０】局用交換局７は、前記発呼信号を受信した
とき、これを指示された最適の受付部８に着呼制御する
ものである。

【００４１】受付部８は、例えば１１９番の如き消防関
係の緊急通報を受付け、これに対応した処理を行うもの
であって、図２の場合はＩＳＤＮ用の機器で構成され、
ＩＳＤＮ用インタフェースであるＩインタフェース９を
有するものである。この受付部８は、前記携帯電話の発
呼にもとづき、前記通話制御情報すなわち発ＩＤ、無線
回線制御局コード及び基地局収容位置情報を保持する発
ＩＤ保持部１０を具備しており、この発ＩＤにもとづき
携帯電話の方が切断されても指令台１１から発呼者に対
して呼出を行って通話可能にしたり、基地局収容位置情
報と無線回線制御局コードとにもとづきその基地局の設
置している場所つまりカバー領域の町名一覧やカバー領
域の地図をデータベース１４から読み出し、これを表示
器１１に表示するものである。

【００４２】指令台１１は携帯電話からの緊急通報を受
信したとき、これに対する応答処理を行うものであっ
て、その通報内容に応じて事故発生場所に最も便利な消
防署に対し消防車あるいは救急車の出動を指示したり、
事故状態や事故発生場所を更に明確にしたい場合には、
前記無線回線制御局コードと基地局収容位置情報により
その基地局のカバー領域の町名一覧やカバー領域を求
め、これによりデータベース１４より地図を読み出して
表示器１２にこれを表示し、事故発生場所の目印等を発
呼者に問い合わせ、これを明確にする。そして出動すべ
き最適の消防署等を判断するものである。このとき、発
呼者側から断状態にしても、発呼先掛け、つまり前記発
ＩＤ保持部１０に保持している発ＩＤにより発呼者の携
帯電話を指令台１１の操作者が呼び出し、必要な事項の
確認を行うことができる。

【００４３】サーバ１３は、データベース１４から必要
なデータを読み出したりデータベース１４に必要なデー
タを記入するもの、つまりファイルサーバの動作を行う
ものである。

【００４４】指令台制御部１５は指令台１１からの指示
にもとづく種々の処理を行うもので、例えば前記無線回
線制御局コードと基地局収容位置情報にもとづき当該無
線回線制御局のメモリの収容位置をアクセスして必要な
事項を読み出したり、発呼先掛けのとき発ＩＤ保持部１
０から発ＩＤを読み出したり、これにもとづく発呼制御
を行う等の制御処理を行うものである。

【００４５】通信制御部１６は、指令台１１からの指令
により、事故発生場所にもっとも都合のよい例えば消防
署に対して通信制御を行ったり、発呼先掛けに対応する
通信制御を行うものである。

【００４６】中央制御部（ＣＣ）２１は、プロセッサで
構成され、携帯電話交換局５における交換制御を行うも
のである。

【００４７】中継線信号装置（ＣＳＥ）２２は、携帯電
話交換局５における中継線信号制御を行うものである。

【００４８】中央制御部（ＣＣ）２３、２５も前記中央
制御部２１と同様にプロセッサで構成され局用中継交換
局６あるいは局用交換局７における中継交換制御、局用
交換制御を行うものである。

【００４９】中継線信号装置（ＣＳＥ）２４、２６も、
前記中継線信号装置と同様に、局用中継交換局６あるい
は局用交換局７における中継線信号制御を行うものであ
る。

【００５０】基地局３１−１、３１−２は前記基地局１
−１、１−２と同様に構成動作され、携帯電話３２−
１、３２−２、３２−３は前記携帯電話２−１、２−
２、２−３と同様に構成動作するものである。

【００５１】無線回線制御局３３、基地局情報付加部３
４は前記無線回線制御局３、基地局情報付加部３４と同
様に構成動作するものである。

【００５２】局用交換局３５は前記局用交換局７と同様
に動作するものであるが、アナログ回線用のものであ
る。

【００５３】受付部３６は、前記受付部８と同様に動作
するものであるがアナログ回線用のものである。従って
アナログインタフェース３７が接続されている。発ＩＤ
保持部３８は前記発ＩＤ保持部１０と同様に動作するも
のである。

【００５４】指令台３９、表示器４０は前記指令台１
１、表示器１２と同様に動作するものである。

【００５５】サーバ４１、データベース４２は前記サー
バ１３、データベース１４と同様に構成動作するもので
ある。

【００５６】指令台制御部４３、通信制御部４４は、前
記指令台制御部１５、通信制御部１６と同様に動作する
ものである。

【００５７】中央制御部（ＣＣ）４５、中継線信号装置
（ＣＳＥ）４６は、前記中央制御部（ＣＣ）２５、中継
線信号装置（ＣＳＥ）２６と同様に動作するものであ
る。

【００５８】本発明の動作を、図４〜図６に示す動作説
明図にしたがって、他図を参考しつつ、（１）発呼応
答、（２）発呼先掛け、（３）切断の場合について説明
する。

【００５９】（１）発呼の場合 Ａ．例えば移動端末である携帯電話２−１より１１９番
に対して緊急通報を発呼した場合、携帯電話２−１から
の発呼信号つまり呼設定情報に発信先番号に加えて自携
帯電話２−１の電話番号即ち発ＩＤを付加した呼設定情
報を送出する。これを受信した基地局１−１ではこの発
ＩＤに基地局コードを付加して無線回線制御局３に送出
する。

【００６０】無線回線制御局３では、この呼設定情報を
受信したとき、基地局情報付加部４がこの基地局コード
にもとづきこの基地局対応に記入された基地局収容位置
情報をメモリ３−１から読み出し、発ＩＤに無線回線制
御局コードと基地局収容位置情報を含む基地局情報を付
加して呼設定を行い、携帯電話交換局５に送出する。

【００６１】携帯電話交換局５では、この呼設定つまり
発信先、発ＩＤ、基地局情報等を局用中継交換局６に送
出する。

【００６２】局用中継交換局６ではその無線回線制御局
コードを参照して、その無線回線制御局３に最適な緊急
通報受付システムの接続されている局用交換局７にこの
呼設定つまり発ＩＤ、基地局中継情報を中継する。

【００６３】これにより局用交換局７では前記緊急通報
受付システムの受付部８にこの呼設定情報を着信させ
る。緊急通報受付システムの受付部８にＩＳＤＮの場
合、発ＩＤ、基地局情報を含む呼設定情報が着信する。
そしてこの着信により局用交換局７に対して緊急通報受
付システムの受付部８から呼設定受付情報が出力され
る。

【００６４】また緊急通報受付システムの受付部８から
呼出情報が出力され、この呼出情報が局内交換局７、局
用中継交換局６、携帯電話交換局５、無線回線制御局３
に伝達され、無線回線制御局３から基地局１−１、を経
由して携帯電話２−１に呼出音が送出される。

【００６５】そして受付部８から応答情報が出力され、
この応答情報が、同様に局用交換局７、局用中継交換局
６、携帯電話交換局５、無線回線制御局３に伝達され、
これにより無線回線制御局３は前記呼出音が断にする。
それから無線回線制御局３は応答確認情報を出力し、こ
れが携帯電話交換局５、局用中継交換局６、局用交換局
７を経由して受付部８に伝達される。これにより携帯電
話２−１と受付部８とは通話可能となり、指令台１１か
ら操作者が、例えば前記基地局収容位置情報にもとづき
データベース１４をアクセスして地図を表示器１２に表
示させ、基地局周辺の地図をみながら事故発生地点の地
理や事故状態の確認等を行うことができる。

【００６６】Ｂ．なお前記説明は、受付部８がＩＳＤＮ
の場合であるが、次にアナログで構成されている緊急通
報受付システムの受付部３６に対して緊急通報が受付ら
れる場合について説明する。

【００６７】例えば携帯電話３２−１より１１９番に対
して緊急通報が発呼されたとき、前記携帯電話２−１か
らの発呼信号が出力されたときと同じ呼設定制御が局用
交換局３５に至るまで行われる。

【００６８】すなわち、携帯電話３２−１から発呼信号
つまり発信先番号に自携帯電話３２−１の電話番号を付
加した発ＩＤを付加した呼設定情報を送出する。

【００６９】これを受信した基地局３１−１では、この
発ＩＤに基地局コードを付加して無線回線制御局３３に
送出する。

【００７０】無線回線制御局３３では、この呼設定情報
を受信したとき、基地局情報付加部３４がこの基地局コ
ードにもとづきこの基地局対応に記入され基地局収容位
置情報を前記メモリ３−１と同様な、図示省略したメモ
リから読み出し、発ＩＤに無線回線制御局コードと基地
局収容位置情報を含む基地局情報を付加して呼設定を行
い、携帯電話交換局５に送出する。

【００７１】携帯電話交換局５ではこの呼設定つまり発
信先、発ＩＤ、基地局情報等を局用中継交換局６に送出
する。

【００７２】局用中継交換局６ではその無線回線制御局
コードを参照して、その無線回線制御局３３に最適な緊
急通報受付システムの接続されている局用交換局３５に
この呼設定つまり発ＩＤ、基地局中継情報を中継する。

【００７３】これにより局用交換局３５では、前記緊急
通報受付システムの受付部３６のアナログのインタフェ
ース３７に対しＡ、Ｂ極性反転を行い、この緊急通報受
付システムの受付部３６を起動する。これにより緊急通
報受付システムの受付部３６では直流ループを作り、一
次応答する。

【００７４】この一次応答により、局用交換局３５は発
ＩＤ、基地局情報を送出し、受付部３６側では、通信制
御部４４に設けたモデムによりこの発ＩＤ、基地局情報
等をモデム信号としてアナログ化し、これらを発ＩＤ保
持部３８で保持させる。そして受信完了を着信の局用交
換局３５に通知するため、ループ断にする。

【００７５】このループ断により局用交換局３５は呼出
信号を局用中継交換局６→携帯電話交換局５→無線回線
制御局３３に出力し、これにより無線回線制御局３３は
携帯電話３２−１に対して呼出音を送出する。

【００７６】このとき前記局用交換局３５は、受付部３
６に対する呼出としてＡ線電池・Ｂ線呼出信号を行う。
これにより受付部３６は着信のあったことを認識する。

【００７７】この着信により、受付部３６は二次応答と
して直流ループを作成し、着信応答を行う。この応答情
報が順次局用交換局７、局用中継交換局６、携帯電話交
換局５、無線回線制御局３に伝達される。これにより無
線回線制御局３は前記呼出音を断にする。それから無線
回線制御局３は応答確認情報を出力し、これが携帯電話
交換局５、局用中継交換局６、局用交換局３５を経由し
て受付部３６に伝達される。これにより携帯電話３２−
１と受付部３６とは通話可能となり、指令台３９から操
作者が、例えば前記基地局収容位置情報にもとづきデー
タベ−ス４２をアクセスして地図を表示器４０に表示さ
せ、基地局周辺の地図をみながら事故発生地点の地理や
事故状態の確認等を行うことができる。

【００７８】（２）発呼先掛けつまり移動端末側から切
断操作を行った場合の逆信号送出について、 Ａ、先ずＩＳＤＮで構成されている受付部に対して緊急
通報が受付けられた場合について説明する。

【００７９】有線電話では、発呼先掛け時の発呼者再呼
出は、通常相手先が無応答状態を受付部側で認識し、逆
信号呼出操作で呼び出すが、本発明の対象である移動端
末の場合は、無線区間が切断されるため、呼び出しがで
きない。本発明では上記の受信済の発ＩＤを利用し発呼
者切断状態であっても緊急通報受付システムの逆信号呼
出操作で起動処理を行い、保持済の発ＩＤを用いて移動
端末を呼び出すものである。

【００８０】図５において、前記（１）のＡにより受付
部８と接続状態にある携帯電話２−１が切断操作を行う
とき、無線回線制御局３から切断通知が出力される。こ
の切断通知は携帯電話交換局５、局用中継交換局６、局
用交換局７を経由して受付部８に伝達される。しかし受
付部８ではこの切断通知を受信しても切断されることな
くそのままの状態を保持する。

【００８１】そして操作者が、さらに詳細な緊急情報、
例えば障害の状態等を必要とするとき、例えば逆信号呼
出キーを押して逆信号呼出操作を行う。これにより受付
部８では発ＩＤ保持部１０にて保持していた発ＩＤにも
とづき呼設定を出力する。この呼設定は局用交換局７、
局用中継交換局６、携帯電話交換局５、無線回線制御局
３を経由して伝達され、基地局１−１から携帯電話２−
１に対する呼設定が行われる。

【００８２】携帯電話２−１ではこの呼設定に対して呼
設定受付を行い、無線回線制御局３に対して呼出を出力
する。この呼出は無線回線制御局３から携帯電話交換局
５、局用中継交換局６、局用交換局７に伝達される。そ
して局用交換局７から呼出音が受付部８に送出され、操
作者は携帯電話２−１が呼出中であることを認識する。
そして携帯電話２−１からその所有者が応答を行えば、
この応答が無線回線制御局３に出力され、この応答が携
帯電話交換局５、局用中継交換局６、局用交換局７に伝
達される。これにより局用交換局７は呼出音を断にし、
受付部８では携帯電話２−１との接続ができたことを認
識し、再び通話により必要事項を詳細に問い合わせるこ
とができる。

【００８３】Ｂ、アナログで構成されている受付部３６
における発呼先掛けは次のようにして行われる。

【００８４】携帯電話３２−１が切断操作を行うと、無
線回線制御局３３から切断通知が出力される。この切断
通知は携帯電話交換局５、局用中継交換局６、局用交換
局３５に伝達される。これにより受付部３６では携帯電
話３２−１に対して通話を行っても応答無となるので、
操作者は発呼断と判断する。

【００８５】このとき、操作者が更に緊急通報に関する
詳細情報を必要とするとき、例えば逆信号呼出キーを押
してＡ線電池・Ｂ線地気操作して逆信号呼出を行う。そ
して受付部３６の発ＩＤ保持部３８で保持していた発Ｉ
Ｄをモデム信号で出力する。

【００８６】局用交換局３５は、この発ＩＤを受けて呼
設定を局用中継交換局６に出力する。そしてこの呼設定
が局用中継交換局６から携帯電話交換局５、無線回線制
御局３３を経由して伝達され、基地局３１−１から携帯
電話３２−１に対する呼設定が行われる。

【００８７】携帯電話３２−１ではこの呼設定受付を行
い、無線回線制御局３３に対して呼出を出力する。この
呼出は無線回線制御局３３から携帯電話交換局５、局用
中継交換局６、局用交換局３５に伝達される。そして局
用交換局３５から呼出音が受付部３６に送出され、操作
者は携帯電話３２−１が呼出中であることを認識する。
そして携帯電話３２−１からその所有者が応答を行え
ば、この応答が無線回線制御局３３に出力され、この応
答が携帯電話交換局５、局用中継交換局６、局用交換局
３５に伝達される。これにより局用交換局３５は呼出音
を断にし、受付部３６では携帯電話３２−１との接続が
できたことを認識し、再び通話により必要事項を詳細に
問い合わせることができる。

【００８８】（３）携帯電話と受付部との切断につい
て、 携帯電話と受付部との切断操作について、図６により説
明する。

【００８９】Ａ、ＩＳＤＮで構成された受付部に対し
て、 携帯電話２−１と受付部８との通話回線を切断するには
受付部８から切断操作を行う。これにより切断信号が受
付部８から局用交換局７、局用中継交換局６、携帯電話
交換局５、無線回線制御局３を経由して携帯電話２−１
に伝達される。なおこのとき無線回線制御局３からビジ
ートーン（ＢＴ音）が携帯電話２−１に出力される。

【００９０】これにより携帯電話２−１で切断処理が行
われ、携帯電話２−１がこの切断処理の行われたことを
示す解放信号が無線回線制御局３に出力される。この解
放信号は無線回線制御局３から携帯電話交換局５、局用
中継交換局６、局用交換局７、受付部８に伝達される。
これを受けて受付部８から解放完了を示す解放完了信号
が局用交換局７に出力される。この解放完了信号は局用
交換局７から局用中継交換局６、携帯電話交換局５、無
線回線制御局３に送出され、切断処理が完了する。

【００９１】Ｂ、アナログで構成された受付部に対し
て、 携帯電話３２−１と受付部３６との通話回線を切断する
には受付部３６からＡ線、Ｂ線ともに断にした切断操作
を行う。これにより局用交換局３５は切断信号を局用中
継交換局６に出力する。この切断信号は局用交換３５か
ら局用中継交換局６、携帯電話交換局５、無線回線制御
局３３を経由して携帯電話３２−１に伝達される。なお
このとき無線回線制御局３３からＢＴ音が携帯電話３２
−１に出力される。

【００９２】これにより携帯電話３２−１で切断処理が
行われ、携帯電話３２−１がこの切断処理の行われたこ
とを示す解放信号が無線回線制御局３３に出力される。
この解放信号は無線回線制御局３３、携帯電話交換局
５、局用中継交換局６、市内交換局３５に伝達される。

【００９３】それから受付部３６ではＡ線断、Ｂ線地気
にして通信の受付可能である空状態を示す。これが局用
交換局３５に伝達され、局用交換局３５は解放完了を示
す解放完了信号を局用中継交換局６、携帯電話交換局
５、無線回線制御局３３に送出され、切断処理が完了す
る。

【００９４】なお前記説明では移動端末として携帯電話
の例について説明したが、本発明は勿論これに限定され
るものではなくＰＨＳに対しても適用できる。

【００９５】

【発明の効果】本発明によれば下記の効果を奏する。

【００９６】（１）移動端末からの通報を受信した無線
回線制御局に対して最適の受付部に対して直接移動端末
からの緊急通報を着信することができるので、従来のよ
うに例えば都道府県単位に１つ設けられている中央緊急
センターに緊急通報が受信されたのち最適の受付部に回
されるよりは、はるかに早く、適切な対応をとることが
できる。

【００９７】（２）無線回線制御局コードと基地局収容
位置情報にもとづき、移動端末からの緊急通報を受信し
た基地局のカバー領域の地図を表示部に表示させること
ができるので、非常に限定された範囲の災害点付近の地
図を見ながら通報者との通話を行い、現場の位置、状態
を正確に確認することができるので、その処理に適切な
対策を素早く行うことができる。

【００９８】（３）移動端末からの電話番号（発ＩＤ）
を保持しているので、移動端末側から通話が切断されて
もこの保持した電話番号にもとづき受付部から通話可能
になるので、その故障の状態や場所等を充分に認識する
ことができ適切な対策を講ずることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の原理構成図である。

【図２】本発明の一実施の形態である。

【図３】本発明における通話制御情報説明図である。

【図４】本発明の動作状態説明図（その１）である。

【図５】本発明の動作状態説明図（その２）である。

【図６】本発明の動作状態説明図（その３）である。

【符号の説明】

１−１、１−２ 基地局 ２−１、２−２、２−３ 携帯電話 ３ 無線回線制御局 ３−１ メモリ ４ 基地局情報付加部 ５ 携帯電話交換局 ６ 中継交換局 ７ 局用交換局 ８ 緊急通報受付システム受付部（受付部） ９ Ｉインタフェース １０ 発ＩＤ保持部 １１ 指令台 １２ 表示器 １３ サーバ １４ データベース １５ 指令台制御部 １６ 通信制御部 ２１、２３、２５ 中央制御部 ２２、２４、２６ 中継線信号装置

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｈ０４Ｍ 11/04 (72)発明者 本橋 章一郎 東京都品川区南大井６丁目20番14号 富士 通システムコンストラクション株式会社内 Ｆターム(参考） 5C087 AA02 AA03 BB18 BB74 DD01 DD35 EE15 EE16 FF01 FF02 FF03 FF23 GG67 5K067 AA15 DD17 DD19 DD20 DD28 DD57 EE02 EE06 EE10 EE16 EE23 FF03 FF07 FF23 GG01 GG11 HH07 HH11 HH22 HH23 JJ53 JJ66 LL13 5K101 KK14 LL12 MM07 NN18 NN21 PP03 RR15

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】無線通信を行う移動端末と、この移動端末
   と無線通信を行う基地局と、この基地局と接続された無
   線回線制御局と、火災または障害の如き緊急事態に対処
   する緊急通報受付部を備えた移動端末の緊急通報方式に
   おいて、 移動端末の電話番号と、この移動端末からの発信信号を
   受信した基地局の基地局収容位置情報と、この基地局と
   接続された無線回線制御局の無線回線制御局コードを付
   加する基地局情報付加手段を設けた無線回線制御局と、 複数の無線回線制御局からの通信を受信し、これを中継
   交換局に送出する携帯電話交換局と、 携帯電話交換局から伝達された着信信号に記入された無
   線回線制御局コードにもとづき、その無線回線制御局に
   もっとも適当な緊急通報受付部に接続された局用交換局
   にこの着信信号を振り分ける中継交換局と、 前記中継交換局からの着信にもとづきその無線回線制御
   局コードの無線回線制御局にもっとも適当な緊急通報受
   付部に着信信号を通報する局用交換局を備え、 前記移動端末から発信された緊急通報を基地局を経由し
   て無線回線制御局が受信したとき、これに移動端末の電
   話番号と、前記基地局の基地局収容位置情報と、前記無
   線回線制御局コードを付加し、この無線回線制御局コー
   ドにもとづき中継交換局が最適の緊急通報受付部に接続
   された局用交換局を経由して、無線回線制御局に最適の
   前記緊急通報受付部に前記移動端末からの緊急通報を着
   信させることを特徴とする移動端末の緊急通報方式。
2. 【請求項２】請求項１において、 各無線回線制御局のカバーする地図を基地局単位に収容
   したデータベースと、 表示部を前記緊急通報受付部に設け、 前記無線回線制御局コード及び基地局収容位置情報にも
   とづき前記データベースをアクセスして、緊急通報の行
   われた移動端末からの通報を受信した基地局のカバー領
   域の地図を前記表示部に表示させたことを特徴とする移
   動端末の緊急通報方式。
3. 【請求項３】請求項１において、 前記緊急通報受付部に、前記移動端末の電話番号と、無
   線回線制御局コードと、基地局収容位置情報を保持する
   発ＩＤ保持手段を設け、 前記移動端末側から通信状態を切断しても、前記発ＩＤ
   保持手段が保持しているデータにもとづき緊急通報受付
   部が前記無線回線制御局及び基地局を経由して移動端末
   に発信して再度通話可能となることを特徴とする移動端
   末の緊急通報方式。