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JP2000027262A5 - - Google Patents

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JP2000027262A5
JP2000027262A5 JP1998213540A JP21354098A JP2000027262A5 JP 2000027262 A5 JP2000027262 A5 JP 2000027262A5 JP 1998213540 A JP1998213540 A JP 1998213540A JP 21354098 A JP21354098 A JP 21354098A JP 2000027262 A5 JP2000027262 A5 JP 2000027262A5
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【書類名】明細書
【特許請求の範囲】
【請求項1】水洗便器への便器洗浄水給水路に設ける殺菌装置において、自蔵エネルギー供給手段と、電気エネルギーによって駆動し、電極反応によって殺菌成分を生成する少なくとも一対の電極で構成され、電極の材質が少なくとも一方が銀である便器洗浄水に殺菌成分を供給する殺菌成分供給手段とを設け、前記便器洗浄水給水路の通水時に前記自蔵エネルギー供給手段から前記殺菌成分供給手段に給電することを特徴とする便器洗浄水の殺菌装置。
【請求項】前記自蔵エネルギー供給手段とは、前記便器洗浄水給水路の内部に設けた翼車と、翼車により駆動される発電機であり、前記便器洗浄水給水路の水流により前記翼車を回転させ、この回転により発電機が発電することを特徴とする請求項1に記載の便器洗浄水の殺菌装置。
【請求項】 前記殺菌成分供給手段とは、電極反応によって殺菌成分を生成する少なくとも一対の電極であり、かつ前記翼車が前記電極の間に配設されていることを特徴とする請求項に記載の便器洗浄水の殺菌装置。
【請求項】 前記水洗便器が小便器であることを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の便器洗浄水の殺菌装置。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水洗便器への便器洗浄水給水路に設ける殺菌装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、便器の日常的洗浄は、使用者のボタン操作等による手動洗浄装置、あるいは、便器の前に人が立ったことを検出し、便器の使用が終了した時点で自動的に上水又は中水を流すという動作を行なう自動洗浄装置により行なわれていた。
【0003】 しかし、便器使用後に単に水を流すのみでは、徐々に便器に水アカやぬめりが付着したり臭気が発生することを防止することができない。また、小便器においては尿石が配管内に付着して汚水の通過路を狭くしたり、便器の表面に付着して外観を損ね、細菌繁殖の温床となって臭気を放つようになる。このように一旦付着してしまった尿石は通常の清掃では除去することは難しく、ブラシで強く擦らないと取れない。このため、尿石除去は専門の業者に依頼する必要があり、大きな負担となっていた。
【0004】この問題に対し、便器洗浄水に殺菌力を有する成分を生成し供給させることによって対処する方法もいくつか開示されている。
【0005】例えば、本願出願人は、水道水は塩素イオンを含有するということに着目し、この水を電気分解して得られる遊離塩素含有水を便器に供給して尿石等便器の汚れや臭気の原因となる細菌を効果的に殺菌する便器洗浄装置を提案した。(PCT/JP95/01650)
【0006】 また別の例としては、水洗便器に対する便器洗浄水給水路と、この便器洗浄水給水路内に銀イオンを混入させる銀極板を有するイオン発生器と、前記便器洗浄水給水路に設けた開閉弁の開弁動作に連動して閉成し銀極板に給電する電源装置とを備えた便器洗浄水の殺菌浄化装置も知られている。(実開平7−17391)
【0007】これらの発明では、いずれも電気エネルギーは家庭用電源などの商用電源から供給する方式をとっていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これらの商用電源による従来の方式には、停電時の器具の作動ができない、感電のおそれがある、といった欠点があった。
【0009】 本発明はこのような課題を解決するためになされたものであり、水アカ、ぬめりの付着や臭気の発生を防止する機能を備え、さらに小便器においては、尿石の付着にともなう汚水の通過路の狭小化や美観の損傷、臭気の発生をも防止する機能も兼ね備えるとともに、これらのあらゆる機能が停電時でも使用でき、かつ感電のおそれのない便器洗浄水の殺菌装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段および作用・効果】本発明は、水洗便器への便器洗浄水給水路に設ける殺菌装置において、自蔵エネルギー供給手段と、電気エネルギーによって駆動し、電極反応によって殺菌成分を生成する少なくとも一対の電極で構成され、電極の材質が少なくとも一方が銀である、便器洗浄水に殺菌成分を供給する殺菌成分供給手段とを設け、前記便器洗浄水給水路の通水時に前記自蔵エネルギー供給手段から前記殺菌成分供給手段に給電するようにした。
【0011】 電極反応によって殺菌成分を生成する少なくとも一対の電極で構成することにより、この電気エネルギーで殺菌成分供給手段を駆動させ、便器洗浄水中に殺菌成分を供給する。その結果、商用電源への接続が不要であり、停電時でも殺菌成分を含んだ便器洗浄水を供給でき、便器内及び配管内に存在する細菌を殺菌することができ、水アカ、ぬめりの付着や臭気の発生を防止することができる。
【0012】
【0013】これにより、殺菌成分の供給を電極のみで行うことが可能である。タンクに収容した殺菌薬剤を電動ポンプで便器洗浄水中に供給することを以て殺菌成分供給手段を形成する構成に比べ、装置が小型化できるとともに、人体にも危険な殺菌薬剤を貯蔵する必要がないことから安全性も向上し、また、保存性に乏しい殺菌成分(例えば次亜塩素酸)を用いる場合においても、生成後すぐに便器洗浄水に供給させるので、殺菌成分の濃度が低下する心配がない。
【0014】
【0015】 また、材質を少なくとも一方が銀にしたことにより、銀電極から銀イオンとして溶解させ、便器洗浄水中に供給する。殺菌に必要な銀イオン濃度は一般に50μg/L以上とされており、他の殺菌成分である次亜塩素酸(本発明の請求項2の構成の一例であるイリジウム−白金合金製の電極を用いた場合、電極反応により、水道水中の塩素イオンから次亜塩素酸を発生させることができる。)では、同じく一般に500μg/L以上とされているのに比べ、少ない濃度で殺菌効果が得られる。さらにこれらの電極反応効率(すなわち電極間を流れた電子の当量に対する、生成した殺菌成分の当量の割合。)は、銀から銀イオンを生成する反応では極めて高い。このことから、電極の材質に銀を用いた場合、非常に少ない電子量、すなわち電流値で殺菌効果が得られる。電流値が低いことから、同一の電極形状(電極面積および電極間距離)の条件下では、他の殺菌成分を供給する場合に比べて消費電力を少なくすることができる。また、同一の消費電力の条件下では、電極間距離を広く、あるいは電極面積を小さくすることができる。前者の場合、通水による圧力損失が軽減されるので、時間あたりに洗浄水供給流路を流れる水量(ここではこの値を「流量」と呼ぶ。)が低下するという不便がない。また、後者の場合、殺菌成分供給手段が小型化でき、使用の際に邪魔にならない。
【0016】また、本発明の好ましい様態として、上記の各々の構成における自蔵エネルギー供給手段を、前記便器洗浄水給水路の内部に設けた翼車と、翼車により駆動される発電機で構成し、前記便器洗浄水給水路の水流により前記翼車を回転させ、この回転により発電機が発電するようにしたものを挙げることができる。
【0017】これにより、便器の使用が終了した時点で水を流す時に、便器洗浄水給水路を流れる水のエネルギーが発電機により電気エネルギーに変換され前記殺菌成分供給手段に給電される。時間あたりに発電される電気エネルギー(単位は「ワット」など)は、流量(単位は「リットル/分」など)に比例し、一方、時間あたりに供給される殺菌成分の量は時間あたりに給電される電気エネルギーに比例する。結果的としてランニングコストが不要になるとともに、便器洗浄水の殺菌成分濃度(すなわち、「時間あたりに供給される殺菌成分の量」を、「洗浄水供給流路の流量」で除した値。)を一定に保つことができる。
【0018】この時さらに好ましい様態として、上記構成において、前記殺菌成分供給手段を電極反応によって殺菌成分を生成する少なくとも一対の電極とし、かつ前記翼車を前記電極の間に配設したものを挙げることができる。
【0019】 閉ざされた水路を流れる水の流れの状態には、層流と乱流の二種類の流れがある。流れがこの両者のいずれかになるかは、流体力学的にはレイノルズ数と呼ばれる指標によって決定されるが、便器洗浄水の一般的な条件下(すなわち流量10〜15リットル/分、流路断面積0.7〜4平方cmの異物のない直線状の流路)でのレイノルズ数を計算すると、いずれも層流の領域になる。
【0020】しかし、本発明のこの様態においては、水路中に翼車という異物が存在することの効果に加え、水流による翼車の回転により流れがかく乱させられ、乱流状態になる。
【0021】乱流状態においては、電極反応により生成した殺菌成分が、水流によって流れ方向に拡散するとともに、断面方向(対極へ向かう方向)へも拡散されるので、電極近傍において電極面に沿って下流に行っても殺菌成分の濃度が過剰に高くなることはない。
【0022】 化学反応では一般的に、反応生成物は速やかに反応容器から排除した方が反応効率(与えたエネルギーのうち、反応生成物の生成に費やされたエネルギーの割合。)を高く維持することができることが知られている。本発明の様態においても、電極における反応で生成した殺菌成分が乱流による拡散で速やかに電極近傍から排除されるため、高い反応効率を維持することができ、エネルギーの無駄がない。
【0023】なお、本発明を小便器に適用した場合において、以上に述べた効果のほかにも秀逸な効果を発揮する。その理由を以下に記す。
【0024】 小便器への尿石の付着のメカニズムは次のようなものと考えられている。小便器に排尿をすると、小便器表面に尿が付着するとともに、小便器内のトラップ部に尿が滞留する。一般に小便器には多数の細菌が存在する。尿には多量の尿素が含有されているが、小便器表面やトラップ部の滞留水に細菌が存在すると、尿素は細菌の有する酵素ウレアーゼの作用によりアンモニアと二酸化炭素に分解される。この時生成するアンモニア量が多いと臭気の一因となる。またアンモニアが生成すると、小便器表面に付着した液体やトラップ部の滞留水に溶解し、その液体のpHが上昇する。pHが上昇すると、小便器表面に付着した液体やトラップ部の滞留水に含まれるカルシウムイオンが炭酸塩やリン酸塩へと変化して析出し、尿石として便器に付着し、着色汚れの原因となる。
【0025】 以上から、本発明に係る便器洗浄水の殺菌装置を小便器に適応した様態では、生成された殺菌成分を小便器に流すことにより、小便器内に存在する細菌を殺菌するため、このような尿石付着の原因が排除され、小便器は常に清浄な状態に保たれて美観を損ねることもなく、尿石の配管内への付着による汚水通過路の狭小化が防止され、また、アンモニア等による臭気の発生も防止される。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明する。なお、本実施例では主として本発明の便器洗浄水の殺菌装置を小便器に適用した例を示したが、大便器に用いても同様の効果を発揮することができる。
【0027】図1は本発明に係る便器洗浄水の殺菌装置の第一の実施例である。電解槽21が便器洗浄用給水管23のフラッシュバルブ等からなる給水弁24よりも下流に設けられている。給水弁24は公知の便器自動洗浄システム3に接続されている。便器洗浄用給水管23は小便器1に接続されている。
【0028】図2は電解槽21の詳細な図面である。電解槽21の内部には、殺菌成分供給手段である金属銀の平板を向かい合わせて配置した一対の電極6a、6bと、この電極間に形成された電極間流路7と、この電極間流路7に設けられた翼車12とが設けられ、電極間流路7に連通する液体流入口と液体流出口とを有する。この翼車12と、これに連結された電機子(図示せず)から自蔵エネルギー供給手段である発電機13が構成されている。また、制御装置27が発電機13と電極6a、6bとに接続されている。
【0029】次に動作について説明する。便器自動洗浄システム3の作動により給水弁24が開き、便器洗浄用給水管23を通り水道水が電解槽21の電極間流路7に流入する。この流入水は翼車12を高速で回転させ、発電機13が水のエネルギーを電気エネルギーに変換する。発電された電気エネルギーは制御装置27を介して電解槽21内の一対の電極6a、6bに給電され、電極6a、6bのいずれかアノード側から銀イオンが溶出し、銀イオンを含んだ便器洗浄水が便器洗浄用給水管23を通って小便器1に供給される。
【0030】電極6a、6bの極性(すなわちアノードとカソード)は、制御装置27が定期的に反転させており、カソード側に炭酸カルシウムなどのスケールが付着するのを防いでいる。この際、銀イオンの供給にともない、電極6a、6bは消耗していくので、電極がアノードである時間とカソードである時間とは均等にしておくことで一対の電極6a、6bを均等に消耗させることができ、最後まで無駄なく電極6a、6bを使い切ることができる。電極6a、6bは、それ自身から銀イオンを溶出させるため、寿命を長くできるという点で、純銀の板材が好ましいが、銀を含む合金や銀メッキであっても構わない。
【0031】 なお、一対の電極6a、6bのうち少なくとも一方が銀であればよい。一方に銀以外の電極を用いる場合は、制御装置27によって銀電極側の極性をアノードに切り替えることで銀イオンを供給することができる。また、この少なくとも一方が銀である対の電極を複数対設けてもよい。
【0032】また、便器の使用様態によっては、必ずしも上記のごとき毎回の便器洗浄の時に銀イオンを供給するという動作には限られない。すなわち、銀の消耗を極力抑えたい場合には、数回おきの便器洗浄時にのみ銀イオンを供給する様態でもよい。また、銀の時間的な消耗を一定にしたい場合には、制御装置27の出力信号を便器自動洗浄システム3に入力するように接続させ、便器使用後の便器洗浄時には銀イオンは供給させず、一定時間おきに制御装置27が便器自動洗浄システム3を介して給水弁24を開閉させることで自動的に便器洗浄を行い、この際にのみ銀イオンを供給する様態でもよい。さらに、たとえ銀の消耗が増大してでも、より高度な殺菌のレベルを維持したい場合には、便器使用後の便器洗浄時のみならず、非使用時にも一定時間おきに自動的に便器洗浄を行い、この際にも銀イオンを供給する様態でもよい。以上の動作は、便器の使用様態に応じて、制御装置27の出力信号を便器自動洗浄システム3に入力するように接続させ、制御装置27のプログラムを変更することで対応できる。
【0033】電極間流路7の流れの状態は、翼車12という異物が存在することの効果に加え、水流によって翼車12が回転することによりかく乱させられ、乱流状態になる。
【0034】 乱流状態においては、電極6a、6bのうちのアノード側(電極の金属銀がイオンとなって溶出する側)から溶出した銀イオンは、電極間流路7の断面方向(カソード側へ向かう方向)へも拡散されるので、電極間流路7内のアノード側電極近傍において電極と平行な方向に沿って下流に達するにしたがっても銀濃度が過剰に高くなることがない。その結果、銀イオンの溶出効率を高く維持することができ、水流により得られた電気エネルギーを無駄なく銀イオンの供給に使用することができる。
【0035】次に本発明の効果を発揮させるのに必要な銀イオン濃度と電流について説明する。便器洗浄水に含有させる銀イオンの濃度は、一般的に銀イオンが殺菌効果を発揮するとされている50μg/リットル以上にすることが好ましい。また、銀イオン濃度が過剰になると、小便器1のボウル面やトラップ部に酸化銀あるいは金属銀の析出物による黒ずみが生じることがあるので、300μg/リットル以下に維持することが好ましい。
【0036】便器洗浄水の流量は、一般的には10リットル/分(=0.17リットル/秒)程度であり、この時に、電解槽21内の電極6a、6b間に電流としてわずか0.03Aを通電させた場合、電極反応効率(電極6a、6b間に流れた電気量のうち、銀イオンの生成に用いられた量の割合)を仮に100%とし、ファラデー定数を96500とすると、一対の電極6a、6bのうちのアノード側から流出する銀イオン(原子量107.9)濃度は下式のごとく、約197μg/リットルとなる。
・ 03×107.9/96500/0.17)=1.97×10−4g/リットル=197μg/リットル電極反応効率は電解槽21の設計(電極面積、電極間距離、電極間流路の断面積、電圧、電流など)や便器洗浄水の水質(電気伝導度、塩素イオン濃度、pHなど)によって変化するが、本願出願人の実験により確認したところによると、日本の水道水の範囲であれば、いかなる条件においても、50〜100%であるので、生成される銀イオン濃度は98〜197μg/リットルであると予想され、好適な銀イオン濃度範囲に入る。
【0037】次に必要な電力について説明する。発電機13が発電する電力に関しては、市販されている発電機(イナックス社製、商品名「オートマージュAM−21」に搭載されているもの)を用いて本願出願人が実測したところ、水の流量が10リットル/分である時に0.42Wの発電能力があった。一方、電極6a、6bにそれぞれ縦40mm横90mmの銀の平板を用い、電極間の距離を5mmに設計した電解槽に茅ヶ崎市の水道水(電気伝導度20μS/m、塩素イオン濃度10mg/L、pH7.2)を10リットル/分で通水させた場合、0.03Aの電流を流すのに必要な電圧はわずか4.6Vであり、感電のおそれのない電圧であった。この時必要な電力は約0.14Wであり、前記発電機の発電量で十分に賄えるものであった。
【0038】なお、発電機13の発電量は翼車12の回転速度、すなわち、電極間流路7の流量に比例する。また、時間あたりに電極6a、6bのアノード側から溶解される銀イオン量は給電される電気エネルギーに比例する。結果的として時間あたりに溶解される銀イオン量が洗浄水供給流路の流量に比例する結果となる。従って、供給されるランニングコストを不要にすることが可能であり、かつ、電極間流路7の流量が変動した場合においても、便器洗浄水の銀イオン濃度を一定に保つことができる。
【0039】 以上の結果、商用電源への接続およびランニングコストが不要であり、停電時でも銀イオンを含んだ便器洗浄水を供給でき、小便器内及び配管内に存在する細菌を殺菌するため、水アカ、ぬめりの付着や臭気の発生を防止するとともに、小便器内の尿石付着の原因が排除され、小便器は常に清浄な状態に保たれて美観を損ねることもなく、尿石の配管内への付着による汚水通過路の狭小化が防止され、また、アンモニア等による臭気の発生も防止される。
【0040】また、洗浄水供給流路の流量にかかわらず、便器洗浄水の銀イオン濃度を一定に保つことができ、さらに、電極における反応で生成した銀イオンが乱流による拡散で速やかに電極近傍から排除されるため、高い反応効率を維持することができ、エネルギーの無駄がない。
【0041】図3は本発明に係る便器洗浄水の殺菌装置の第二の実施例である。第一の実施例にある翼車12とこれに連結された電機子から構成される発電機13を、発電部14として別に設けた様態であっても、この発電部14が便器洗浄用給水路のいずれかの場所にあれば電極6a、6bから銀イオンを供給することが可能なので、本発明が解決しようとする課題を逸するものではなく、図3に示すような第二の実施例も開示できる。
【0042】図4は第二の実施例に用いる電解槽25の詳細図である。電解槽25の内部には金属銀の平板を向かい合わせて配置した一対の電極6a、6bがあり、この電極間に形成された電極間流路7が構成されている。
【0043】また、図5は第二の実施例に用いる発電部14の詳細図である。発電部14は、流路15と、この流路15に設けられた翼車12と、流路15に連通する液体流入口と液体流出口とを有し、この翼車12と、これに連結された電機子(図示せず)から発電機13が構成されている。また、制御装置27が発電機13と電解槽25の電極6a、6bとに接続されている。
【0044】図3においては発電部14を便器洗浄用給水管23の電解槽25と隣接した場所に設けたが、この場所に限らず、空き空間が存在する場所等適宜自由に配置して差し支えない。
【0045】図6は本発明に係る便器洗浄水の殺菌装置の第三の実施例である。この第三の実施例は本発明を大便器に用いた場合である。大便器2に接続されたロータンク22には、便器洗浄用給水管23が接続されており、ロータンク22内のロータンク内給水管45に連通し、便器洗浄用給水路を構成している。ロータンク内給水管45には、ボールタップ44、発電部14、第二の実施例と同じ電解槽25がこの順に設けられている。
【0046】次に動作について説明する。ロータンク22に貯留されていた水は、使用後に洗浄コック41を回転させることで玉鎖42が引き上げられ、その先端に結合されている開閉弁43が動作することにより、大便器2に流入する。ロータンク22内部の水位が下がるとボールタップ44が作動し、便器洗浄用給水管23からの水道水がボールタップ44、発電部14、電解槽25の順に通水され、発電部14が発電した電気エネルギーが制御装置27を介して電解槽25内の一対の電極6a、6bに給電され、電極6a、6bのいずれかアノード側から銀イオンが溶出し、銀イオンを含んだ便器洗浄水がロータンク22に貯留され、次回の便器洗浄時に大便器2に供給される。
【0047】なお、電解槽25、発電部14の少なくとも一方を、ロータンク22の外部の便器洗浄用給水管23の途上に設けてもよい。
【0048】図7は本発明に係る便器洗浄水の殺菌装置の第四の実施例である。第一〜第三の実施例にある発電機13に代えて、自蔵エネルギー供給手段として公知の乾電池を設けても、電極6a、6bから銀イオンを供給することが可能なので、本発明が解決しようとする課題を逸するものではなく、図7に示すような第四の実施例も開示できる。
【0049】本実施例においては、第二の実施例と同じ電解槽25と、流量センサー32とが便器洗浄用給水管23のフラッシュバルブ等からなる給水弁24よりも下流に設けられている。給水弁24は公知の便器自動洗浄システム3に接続されている。便器洗浄用給水管23は小便器1に接続されている。また、制御装置27が流量センサー32と乾電池33と電解槽25の電極6a、6bとに接続されている。
【0050】次に動作について説明する。便器自動洗浄システム3の作動により給水弁24が開き、便器洗浄用給水管23を通り水道水が流量センサー32→電解槽25の順に流れる。流量センサー32によって通水が検知され、乾電池33の電気エネルギーが制御装置27を介して電解槽25内の一対の電極6a、6bに給電され、電極6a、6bのいずれかアノード側から銀イオンが溶出し、銀イオンを含んだ便器洗浄水が便器洗浄用給水管23を通って小便器1に供給される。
【0051】なお、流量センサー32によって流量を検知することができるので、制御装置27は電極6a、6bに、流量に比例した電流が流れるように制御することで、溶解する銀イオン濃度を一定に維持することができる。
【0052】この時、流量センサー32に代えて、定流量弁31を設け、給水弁24の開閉状態を制御装置27が検知しうるように構成し、給水弁の開弁時に乾電池33の電気エネルギーが制御装置27を介して電解槽25内の一対の電極6a、6bに給電されるようにしてもよい。この場合、定流量弁31によって流量を一定に保つことができるので、制御装置27は電極6a、6bに一定の電流が流れるように制御することで、溶解する銀イオン濃度を一定に維持することができる。
【0053】
【0054】
【0055】
【0056】
【0057】
【0058】また、本明細書においては、自蔵エネルギー供給手段として、水流による発電手段、あるいは乾電池を例に挙げて本発明の効果を説明したが、これ以外でも、商用電力を用いないものであれば本発明の効果は発揮され、例えば、室温と水温の差を利用したペルチェ素子による発電、水圧を開放した際の圧力差を利用した圧電素子による発電、便所内照明等を利用した太陽電池による発電でもよい。
【0059】以上、本発明により、水アカ、ぬめりの付着や臭気の発生を防止する機能を備え、さらに小便器においては、尿石の付着にともなう汚水の通過路の狭小化や美観の損傷、臭気の発生をも防止する機能も兼ね備えるとともに、これらのあらゆる機能が停電時でも使用でき、かつ感電のおそれのない便器洗浄水の殺菌装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る便器洗浄水の殺菌装置の第一の実施例の構成図である。
【図2】 本発明の第一の実施例に用いる電解槽の構造図である。
【図3】 本発明に係る便器洗浄水の殺菌装置の第二の実施例の構成図である。
【図4】 本発明の第二の実施例に用いる電解槽の構造図である。
【図5】 本発明の第二の実施例に用いる発電部の構造図である。
【図6】 本発明に係る便器洗浄水の殺菌装置の第三の実施例の構成図である。
【図7】 本発明に係る便器洗浄水の殺菌装置の第四の実施例の構成図である。
【符号の説明】
1:小便器
2:大便器
3:便器自動洗浄システム
6a、6b:電極
7:電極間流路
12:翼車
13:発電機
14:発電部
15:流路
21、25:電解槽
22:ロータンク
23:便器洗浄用給水管
24:給水弁
27:制御装置
31:定流量弁
32:流量センサー
33:乾電池
41:洗浄コック
42:玉鎖
43:開閉弁
44:ボールタップ
45:ロータンク内給水管
[Document name] statement
[Claim of claim]
1. A sterilizer provided in a toilet bowl flush water supply path to a flush toilet, the device being driven by self-contained energy supply means and electrical energy, It consists of at least a pair of electrodes that produces a sterilizing component by electrode reaction, and at least one of the materials of the electrodes is silver. And a sterilizing component supply means for supplying a sterilizing component to the toilet bowl cleaning water, and the self-contained energy supply means supplies power to the sterilizing component supply means when flowing through the toilet bowl cleaning water supply channel. Sterilization device.
[Claim 2 The self-contained energy supply means are an impeller provided inside the toilet bowl flush water supply channel and a generator driven by the impeller, and the impeller is rotated by the water flow in the toilet bowl flush water supply channel. The toilet bowl cleaning water sterilizing apparatus according to claim 1, wherein the generator generates electricity by this rotation.
[Claim 3 A sterilizing component supply means is at least a pair of electrodes for producing a sterilizing component by an electrode reaction, and the impeller is disposed between the electrodes. 2 The toilet bowl cleaning water sterilization device according to.
[Claim 4 11. A toilet bowl according to claim 1, wherein said toilet bowl is a urinal. 3 The toilet bowl cleaning water sterilizer according to any of the above.
Detailed Description of the Invention
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a sterilizing apparatus provided in a toilet bowl flush water supply path to a flush toilet bowl.
[0002]
2. Description of the Related Art Conventionally, the routine cleaning of a toilet bowl is performed by a manual cleaning device by a button operation of a user or the like, or detecting that a person has stood in front of the toilet bowl and automatically using it. It is performed by the automatic cleaning device which performs the operation | movement of flowing a flush water or a flush water.
However, it is not possible to prevent the occurrence of water stains and slimes on the toilet bowl and the generation of odor only by simply flowing water after using the toilet bowl. In urinals, urinals adhere to the inside of the piping to narrow the passage of the contaminated water, or adhere to the surface of the toilet bowl to impair the appearance, and become a hotbed of bacterial reproduction and emit odor. The urinary stones that once attached in this way are difficult to remove by normal cleaning, and can not be removed without rubbing with a brush. For this reason, urinal removal has to be done by a specialized contractor, which has been a heavy burden.
Several methods have also been disclosed to address this problem by producing and supplying a sterilizing component to the toilet bowl wash water.
For example, the applicant of the present application paid attention to the fact that tap water contains chlorine ions, and the free chlorine-containing water obtained by electrolyzing this water is supplied to the toilet bowl to stain the urinals such as urinals and the like. We have proposed a toilet bowl cleaning device that effectively kills bacteria that cause odor. (PCT / JP95 / 01650)
As another example, a toilet bowl flush water supply channel for a flush toilet, an ion generator having a silver electrode plate for mixing silver ions in the toilet bowl flush water supply channel, and the toilet bowl flush water supply channel There is also known a sterilizing / purifying device for toilet bowl cleaning water including a power supply device which is closed in conjunction with the valve opening operation of the on-off valve provided to supply power to the silver electrode plate. (Japanese Utility Model 7-17391)
In all of these inventions, the electric energy is supplied from a commercial power source such as a household power source.
[0008]
However, the conventional systems using these commercial power sources have disadvantages such as the inability to operate the appliance at the time of a power failure and the possibility of electric shock.
The present invention has been made to solve such problems, and has a function to prevent adhesion of water stains and slime and generation of an odor, and further, in urinals, it is accompanied by adhesion of uristones. Along with the function of preventing narrowing of the passage of the sewage, damage to the aesthetic appearance, generation of odor, and generation of any odor, all these functions can be used even in the event of a power failure, and provide a toilet bowl cleaning water sterilizer with no risk of electric shock. The purpose is
[0010]
SUMMARY OF THE INVENTION The present invention relates to a sterilizing apparatus provided in a toilet bowl flush water supply path to a flush toilet, which is driven by self-stored energy supply means and electric energy, It is composed of at least a pair of electrodes that produces a sterilizing component by electrode reaction, and at least one of the materials of the electrodes is silver, The sterilizing component supply means for supplying the sterilizing component to the toilet bowl cleaning water is provided, and the self-contained energy supply means is supplied with power from the self-stored energy supply means when flowing through the toilet bowl cleaning water supply channel.
[0011] Composed of at least a pair of electrodes producing a sterilizing component by electrode reaction Thus, the electric energy drives the sterilizing component supply means to supply the sterilizing component into the toilet bowl cleaning water. As a result, connection to a commercial power source is unnecessary, and toilet flush water containing a bactericidal component can be supplied even during a power failure, bacteria present in the toilet bowl and in the piping can be disinfected, and adhesion of water red and slime And the generation of odor can be prevented.
[0012]
Thus, it is possible to supply the bactericidal component only with the electrode. A structure for forming a sterilizing component supply means by supplying a sterilizing agent contained in a tank into a toilet bowl flush water with an electric pump. In Compared with this, the device can be miniaturized, and there is no need to store the bactericidal agent which is also dangerous to the human body, thereby improving the safety, and even when using a bactericidal component (for example, hypochlorous acid) having poor storability. Since the toilet bowl flush water is supplied immediately after formation, there is no concern that the concentration of the germicidal component will decrease.
[0014]
[0015] Also, at least one of the materials is silver Thus, the silver electrode is dissolved as silver ions from the silver electrode and supplied into the toilet bowl cleaning water. The silver ion concentration required for sterilization is generally 50 μg / L or more, and hypochlorous acid (an electrode made of iridium-platinum alloy which is an example of the configuration of claim 2 of the present invention) In such a case, hypochlorous acid can be generated from chlorine ions in tap water by the electrode reaction), and the bactericidal effect can be obtained at a lower concentration than generally generally 500 μg / L or more. Furthermore, these electrode reaction efficiencies (that is, the ratio of the equivalent of the generated bactericidal component to the equivalent of the electron flowed between the electrodes) are extremely high in the reaction of forming silver ions from silver. From this, when silver is used as the material of the electrode, a bactericidal effect can be obtained with a very small amount of electrons, that is, a current value. Since the current value is low, power consumption can be reduced under the condition of the same electrode shape (electrode area and inter-electrode distance) as compared with the case of supplying other bactericidal components. In addition, under the same power consumption conditions, the distance between the electrodes can be increased or the electrode area can be reduced. In the former case, since the pressure loss due to water flow is reduced, there is no inconvenience that the amount of water flowing in the wash water supply flow path (here, this value is called "flow rate") decreases per time. Moreover, in the latter case, the sterilizing component supply means can be miniaturized and does not get in the way of use.
Further, according to a preferred embodiment of the present invention, the self-contained energy supply means in each of the above-mentioned configurations is constituted by an impeller provided inside the toilet flush water supply passage and a generator driven by the impeller. Also, it is possible to cite one in which the impeller is rotated by the water flow of the toilet flush water supply passage, and the generator generates electric power by this rotation.
Thus, when the water is made to flow when the use of the toilet bowl is finished, the energy of the water flowing through the toilet flush water supply channel is converted into electric energy by the generator and the electric power is supplied to the sterilizing component supply means. The electrical energy generated per hour (in units of "watts" etc.) is proportional to the flow rate (in units of "liters per minute" etc.), while the amount of bactericidal component supplied per hour is fed per hour Is proportional to the electrical energy As a result, the running cost becomes unnecessary, and the sterilizing component concentration of the toilet bowl cleaning water (that is, the value obtained by dividing the "amount of sterilizing component supplied per hour" by the "flow rate of the cleaning water supply flow path"). Can be kept constant.
At this time, as a further preferable mode, in the above-mentioned constitution, the sterilizing component supply means is at least a pair of electrodes for producing a sterilizing component by an electrode reaction, and the impeller is disposed between the electrodes. be able to.
There are two types of flows of water flowing in a closed channel: laminar flow and turbulent flow. It will be determined hydrodynamically by an index called Reynolds number whether the flow will be either of these two conditions, but under the general conditions of toilet bowl flush water (ie flow rate 10-15 liters / min, channel break When the Reynolds number in the straight flow path without foreign matter of 0.7 to 4 square cm in area is calculated, it becomes an area of laminar flow.
However, in this aspect of the present invention, in addition to the effect of the presence of the foreign matter of the impeller in the water channel, the rotation of the impeller by the water flow disrupts the flow and results in a turbulent state.
In the turbulent state, the bactericidal component generated by the electrode reaction is diffused in the flow direction by the water flow and is also diffused in the cross-sectional direction (the direction toward the counter electrode). Even if it goes downstream, the concentration of the bactericidal component does not become excessively high.
In chemical reactions, in general, the reaction product (the ratio of the energy applied to the formation of the reaction product to the energy given) is maintained high if the reaction product is promptly removed from the reaction vessel. It is known that it can be done. Also in the embodiment of the present invention, since the bactericidal component generated by the reaction in the electrode is rapidly removed from the vicinity of the electrode by diffusion due to turbulent flow, high reaction efficiency can be maintained, and energy is not wasted.
When the present invention is applied to a urinal, it exhibits excellent effects in addition to the effects described above. The reasons are described below.
The mechanism of urolith adhesion to the urinal is believed to be as follows. When urinating the urinal, the urine adheres to the urinal surface, and the urine stagnates in the trap portion in the urinal. In general, a large number of bacteria are present in the urinal. Urine contains a large amount of urea, but if bacteria are present in the urinal surface or in the stagnant water of the trap, the urea is decomposed into ammonia and carbon dioxide by the action of the enzyme urease possessed by the bacteria. If the amount of ammonia generated at this time is large, it contributes to the odor. In addition, when ammonia is generated, it is dissolved in the liquid attached to the urinal surface and the staying water in the trap portion, and the pH of the liquid rises. When the pH rises, calcium ions contained in the liquid attached to the urinal surface or in the stagnant water in the trap part turn into carbonates and phosphates and precipitate, and adhere to the toilet bowl as urolith, causing stains It becomes.
From the above, in a mode in which the toilet bowl cleaning water sterilizing apparatus according to the present invention is applied to a urinal, the generated germicidal component is flushed into the urinal to sterilize bacteria present in the urinal. The cause of such urolith adhesion is eliminated, the urinal is always kept clean and the appearance is not impaired, and the narrowing of the sewage passage due to the urolith adhesion in the piping is prevented, and Generation of odor due to ammonia, etc. is also prevented.
[0026]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings. In addition, although the example which applied the sterilizer of the toilet bowl washing water of this invention to the urinal mainly in the present Example was shown, the same effect can be exhibited, even if it uses for a toilet bowl.
FIG. 1 shows a first embodiment of the toilet bowl cleaning water sterilizing apparatus according to the present invention. An electrolytic cell 21 is provided downstream of a water supply valve 24 including a flush valve or the like of the toilet bowl cleaning water supply pipe 23. The water supply valve 24 is connected to a known toilet automatic cleaning system 3. The toilet bowl cleaning water supply pipe 23 is connected to the urinal 1.
FIG. 2 is a detailed view of the electrolytic cell 21. As shown in FIG. Inside the electrolytic cell 21, a pair of electrodes 6 a and 6 b in which flat plates of metallic silver serving as a sterilizing component supply means are disposed facing each other, an inter-electrode flow path 7 formed between the electrodes, and an inter-electrode flow An impeller 12 provided in the passage 7 is provided, and has a liquid inlet and a liquid outlet communicating with the interelectrode flow passage 7. A generator 13 which is a self-contained energy supply means is constituted by the impeller 12 and an armature (not shown) connected thereto. Further, a control device 27 is connected to the generator 13 and the electrodes 6a and 6b.
Next, the operation will be described. The water supply valve 24 is opened by the operation of the toilet automatic cleaning system 3, and the tap water flows into the interelectrode flow path 7 of the electrolytic cell 21 through the toilet cleaning water supply pipe 23. The influent water causes the impeller 12 to rotate at high speed, and the generator 13 converts the water energy into electrical energy. The generated electric energy is fed to the pair of electrodes 6a and 6b in the electrolytic cell 21 through the control device 27, and silver ions are eluted from the anode side of either of the electrodes 6a and 6b, and the toilet bowl contains silver ions Water is supplied to the urinal 1 through the toilet bowl cleaning water supply pipe 23.
The polarity of the electrodes 6a and 6b (ie, the anode and the cathode) is periodically reversed by the control unit 27 to prevent the deposition of scale such as calcium carbonate on the cathode side. At this time, since the electrodes 6a and 6b are consumed along with the supply of silver ions, the time when the electrode is an anode and the time when it is a cathode are equalized so that the pair of electrodes 6a and 6b is consumed equally. The electrodes 6a and 6b can be used up without waste until the end. The electrodes 6a and 6b are preferably plates of pure silver in that they can elute silver ions from themselves, so that the life can be extended, but an alloy containing silver or silver plating may be used.
Note that at least one of the pair of electrodes 6 a and 6 b may be silver. When an electrode other than silver is used on one side, silver ions can be supplied by switching the polarity on the silver electrode side to the anode by the controller 27. In addition, a plurality of pairs of electrodes of which at least one is silver may be provided.
Further, depending on the mode of use of the toilet bowl, the operation is not necessarily limited to the operation of supplying silver ions at the time of each toilet bowl cleaning as described above. That is, in order to minimize consumption of silver, silver ions may be supplied only at the time of toilet flushing every several times. Also, when it is desired to make the time consumption of silver constant, the output signal of the control device 27 is connected to be input to the toilet automatic cleaning system 3, and silver ion is not supplied at the time of toilet cleaning after using the toilet, The control device 27 may automatically open and close the toilet bowl 24 by opening and closing the water supply valve 24 via the toilet automatic cleaning system 3, and silver ions may be supplied only at this time. Furthermore, even if consumption of silver increases, if you want to maintain a higher level of sterilization, not only when flushing the toilet after using the toilet but also automatically flushing the toilet at regular intervals even when not in use. In this case, silver ions may be supplied also at this time. The above operation can be coped with by connecting the output signal of the control device 27 to the toilet automatic cleaning system 3 according to the use mode of the toilet and changing the program of the control device 27.
The flow condition of the interelectrode flow path 7 is disturbed by the rotation of the impeller 12 by the water flow and becomes turbulent, in addition to the effect of the presence of the foreign matter of the impeller 12.
In the turbulent flow state, silver ions eluted from the anode side (the side on which the metallic silver of the electrode is ionized and eluted) of the electrodes 6 a and 6 b are in the cross-sectional direction of the inter-electrode flow path 7 (cathode side The silver concentration does not become excessively high as it reaches downstream along the direction parallel to the electrodes in the vicinity of the anode electrode in the interelectrode flow path 7 because the light is also diffused in the direction (direction). As a result, the elution efficiency of silver ions can be maintained high, and the electrical energy obtained by the water flow can be used for supply of silver ions without waste.
Next, the silver ion concentration and the current necessary to exert the effects of the present invention will be described. The concentration of silver ions contained in the toilet bowl washing water is preferably 50 μg / liter or more at which silver ions are generally considered to exert a bactericidal effect. In addition, when the silver ion concentration becomes excessive, darkening may occur due to the deposit of silver oxide or metallic silver on the bowl surface or the trap portion of the urinal 1. Therefore, it is preferable to maintain 300 μg / liter or less.
The flow rate of the toilet bowl washing water is generally about 10 l / min (= 0.17 l / sec), and at this time, only 0. 0 as a current between the electrodes 6a and 6b in the electrolytic cell 21. Assuming that the electrode reaction efficiency (the ratio of the amount of electricity used to generate silver ions to the amount of electricity flowing between the electrodes 6a and 6b) is 100% and the Faraday constant is 96500 when 03A is energized, the pair is The concentration of silver ions (atomic weight 107.9) flowing out from the anode side of the electrodes 6a and 6b is about 197 μg / liter as in the following equation.
-03 × 107.9 / 96500 / 0.17) = 1.97 × 10−4 g / liter = 197 μg / liter The electrode reaction efficiency is the design of the electrolytic cell 21 (electrode area, inter-electrode distance, disconnection of inter-electrode flow path) Although it changes depending on the area, voltage, current, etc., and the water quality (electrical conductivity, chloride ion concentration, pH, etc.) of toilet bowl cleaning water, according to the experiment of the applicant of the present application, For example, as it is 50 to 100% under any conditions, the silver ion concentration produced is expected to be 98 to 197 μg / liter and falls within the preferred silver ion concentration range.
The required power will now be described. The electric power generated by the generator 13 was measured by the applicant of the present invention using a commercially available generator (manufactured by INAX CO., LTD., Mounted on a trade name "Automage AM-21"). There was a power generation capacity of 0.42 W when the flow rate was 10 l / min. On the other hand, using a flat plate of 40 mm long and 90 mm long for the electrodes 6a and 6b, the distance between the electrodes is designed to be 5 mm in tap water of Chigasaki city (electric conductivity 20 μS / m, chlorine ion concentration 10 mg / L , PH 7.2) at a flow rate of 10 l / min, the voltage required to flow a current of 0.03 A was only 4.6 V, which was a voltage without fear of electric shock. The power required at this time was about 0.14 W, which was sufficiently covered by the power generation amount of the generator.
The amount of power generation of the generator 13 is proportional to the rotational speed of the impeller 12, ie, the flow rate of the interelectrode flow passage 7. Further, the amount of silver ions dissolved from the anode side of the electrodes 6a and 6b per time is proportional to the electric energy supplied. As a result, the amount of silver ions dissolved per time is proportional to the flow rate of the washing water supply channel. Therefore, it is possible to eliminate the need for the running cost to be supplied, and, even when the flow rate of the inter-electrode flow path 7 fluctuates, it is possible to keep the silver ion concentration of the toilet bowl cleaning water constant.
As a result of the above, connection to a commercial power source and running costs are unnecessary, and even in the event of a power failure, toilet bowl cleaning water containing silver ions can be supplied, and germs present in the urinal and piping can be disinfected. While preventing the adhesion of water redness and slime and generation of odor, the cause of urination adhesion in the urinal is eliminated, the urinal is always kept clean and the appearance is not lost, and urination piping The narrowing of the sewage passage due to adhesion to the inside is prevented, and the generation of an odor due to ammonia or the like is also prevented.
In addition, regardless of the flow rate of the washing water supply flow path, the silver ion concentration of the toilet bowl washing water can be kept constant, and furthermore, the silver ions generated by the reaction at the electrode are diffused rapidly by the turbulent flow. Being excluded from the vicinity, high reaction efficiency can be maintained and no energy is wasted.
FIG. 3 shows a second embodiment of the toilet bowl cleaning water sterilizing apparatus according to the present invention. Even if the generator 13 configured of the impeller 12 and the armature connected thereto in the first embodiment is separately provided as the power generation unit 14, the power generation unit 14 is a water supply path for toilet bowl cleaning Therefore, silver ions can be supplied from the electrodes 6a and 6b at any places, and thus the problem to be solved by the present invention does not deviate, and the second embodiment as shown in FIG. 3 is also possible. It can be disclosed.
FIG. 4 is a detailed view of the electrolytic cell 25 used in the second embodiment. Inside the electrolytic cell 25, there are a pair of electrodes 6a and 6b in which flat plates of metallic silver are disposed facing each other, and an inter-electrode flow path 7 formed between the electrodes is configured.
FIG. 5 is a detailed view of the power generation unit 14 used in the second embodiment. The power generation unit 14 has a flow path 15, an impeller 12 provided in the flow path 15, a liquid inlet and a liquid outlet communicating with the flow path 15, and the impeller 12 is connected to this The generator 13 is configured of the armature (not shown). Further, a control device 27 is connected to the generator 13 and the electrodes 6 a and 6 b of the electrolytic cell 25.
In FIG. 3, the power generation unit 14 is provided at a location adjacent to the electrolytic bath 25 of the toilet bowl cleaning water supply pipe 23. However, the present invention is not limited to this location, and a free space may be provided as appropriate. Absent.
FIG. 6 shows a third embodiment of the toilet bowl cleaning water sterilizing apparatus according to the present invention. The third embodiment is a case where the present invention is used for a toilet bowl. The low tank 22 connected to the toilet bowl 2 is connected to the water supply pipe 23 for toilet bowl cleaning, and communicates with the low tank water supply pipe 45 in the low tank 22 to constitute a water supply path for toilet bowl cleaning. A ball tap 44, a power generation unit 14, and the same electrolytic bath 25 as in the second embodiment are provided in the low tank inner water supply pipe 45 in this order.
Next, the operation will be described. The water stored in the low tank 22 flows into the toilet bowl 2 by rotating the washing cock 41 after use so that the ball chain 42 is pulled up and the on-off valve 43 coupled to the tip thereof operates. When the water level inside the low tank 22 drops, the ball tap 44 operates, and tap water from the toilet bowl cleaning water supply pipe 23 flows through the ball tap 44, the power generation unit 14, and the electrolytic tank 25 in this order, and the electric energy generated by the power generation unit 14 is Power is supplied to the pair of electrodes 6a and 6b in the electrolytic bath 25 via the controller 27, silver ions are eluted from the anode side of either of the electrodes 6a and 6b, and toilet bowl cleaning water containing silver ions is stored in the low tank 22 The next time the toilet bowl is cleaned, the toilet bowl 2 is supplied.
Note that at least one of the electrolytic cell 25 and the power generation unit 14 may be provided on the way of the toilet bowl cleaning water supply pipe 23 outside the low tank 22.
FIG. 7 shows a fourth embodiment of the toilet bowl cleaning water sterilizing apparatus according to the present invention. The present invention solves the problem because silver ions can be supplied from the electrodes 6a and 6b even if a known dry battery is provided as a self-contained energy supply means in place of the generator 13 in the first to third embodiments. The fourth embodiment as shown in FIG. 7 can also be disclosed without departing from the problem to be attempted.
In the present embodiment, the same electrolytic cell 25 and flow rate sensor 32 as in the second embodiment are provided downstream of the water supply valve 24 comprising a flush valve or the like of the water supply pipe 23 for toilet bowl cleaning. The water supply valve 24 is connected to a known toilet automatic cleaning system 3. The toilet bowl cleaning water supply pipe 23 is connected to the urinal 1. Further, a control device 27 is connected to the flow rate sensor 32, the dry cell 33, and the electrodes 6 a and 6 b of the electrolytic cell 25.
Next, the operation will be described. By the operation of the toilet automatic cleaning system 3, the water supply valve 24 is opened, and the tap water flows through the toilet water cleaning pipe 23 in the order of the flow rate sensor 32 and the electrolytic bath 25. Water flow is detected by the flow rate sensor 32, and the electric energy of the dry cell 33 is fed to the pair of electrodes 6a and 6b in the electrolytic cell 25 through the control device 27, and silver ions are supplied from the anode side of either of the electrodes 6a and 6b. The eluted toilet bowl washing water containing silver ions is supplied to the urinal 1 through the toilet bowl cleaning water supply pipe 23.
Since the flow rate can be detected by the flow rate sensor 32, the control device 27 controls the electrodes 6a and 6b so that a current proportional to the flow rate flows, so that the concentration of dissolved silver ions can be made constant. Can be maintained.
At this time, a constant flow rate valve 31 is provided instead of the flow rate sensor 32 so that the control device 27 can detect the open / close state of the water supply valve 24 and the electric energy of the dry cell 33 when the water supply valve is opened. The power may be supplied to the pair of electrodes 6 a and 6 b in the electrolytic cell 25 through the control device 27. In this case, since the flow can be kept constant by the constant flow valve 31, the controller 27 controls the electrodes 6a and 6b to flow a constant current to maintain the concentration of dissolved silver ions constant. Can.
[0053]
[0054]
[0055]
[0056]
[0057]
Further, in the present specification, the effects of the present invention have been described by taking, as an example, a power generation means by water flow or a dry cell as a self-contained energy supply means, but other than this, no commercial power is used. If there is, the effect of the present invention is exhibited. For example, power generation by a Peltier element using the difference between room temperature and water temperature, power generation by a piezoelectric element using a pressure difference at the time of releasing water pressure, solar cell using illumination in toilet Power generation by
As described above, according to the present invention, it has a function to prevent adhesion of water redness and slime and generation of odor, and further, in the urinal, narrowing of passage of sewage and damage to appearance due to adhesion of urine and stones It also has a function to prevent the generation of odor as well as all these functions can be used even in the event of a power failure, and can provide a sterilizer for toilet bowl cleaning water without the risk of electric shock.
Brief Description of the Drawings
FIG. 1 is a configuration diagram of a first embodiment of a toilet bowl cleaning water sterilization apparatus according to the present invention.
FIG. 2 is a structural view of an electrolytic cell used in the first embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a block diagram of a second embodiment of the toilet bowl cleaning water sterilizing apparatus according to the present invention;
FIG. 4 is a structural view of an electrolytic cell used in a second embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a structural view of a power generation unit used in a second embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a block diagram of a third embodiment of the toilet bowl cleaning water sterilizing apparatus according to the present invention;
FIG. 7 is a block diagram of a fourth embodiment of the toilet bowl cleaning water sterilizing apparatus according to the present invention;
[Description of the code]
1: Urinal
2: Toilet
3: Toilet bowl automatic cleaning system
6a, 6b: electrodes
7: Channel between electrodes
12: Wing car
13: Generator
14: Power generation unit
15: Flow path
21, 25: Electrolyzer
22: Low tank
23: Water supply pipe for toilet bowl cleaning
24: Water supply valve
27: Control device
31: Constant flow valve
32: Flow sensor
33: dry cell
41: Wash cock
42: Ball chain
43: On-off valve
44: Ball tap
45: Low tank water supply pipe

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