JP2000024431A - 微粒子処理装置 - Google Patents
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- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D21/00—Separation of suspended solid particles from liquids by sedimentation
- B01D21/28—Mechanical auxiliary equipment for acceleration of sedimentation, e.g. by vibrators or the like
- B01D21/283—Settling tanks provided with vibrators
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N1/00—Sampling; Preparing specimens for investigation
- G01N1/28—Preparing specimens for investigation including physical details of (bio-)chemical methods covered elsewhere, e.g. G01N33/50, C12Q
- G01N1/40—Concentrating samples
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N29/00—Investigating or analysing materials by the use of ultrasonic, sonic or infrasonic waves; Visualisation of the interior of objects by transmitting ultrasonic or sonic waves through the object
- G01N29/22—Details, e.g. general constructional or apparatus details
- G01N29/223—Supports, positioning or alignment in fixed situation
-
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 超音波発生源の厳密な周波数制御を要しない
で試料流体中の試料微粒子を連続的に濃縮する装置を提
供すること。 【解決手段】 濃縮したい微粒子を含む試料溶液を保持
する容器の一面から超音波を照射する手段と記超音波を
照射する面に対して傾斜を持つ反射面とを備え、超音波
を照射する手段から照射する超音波の周波数を時間的に
非対称に周期的に変化させる。 【効果】 流体中の微粒子を非接触にかつ連続的に濃縮
分離することができる。
で試料流体中の試料微粒子を連続的に濃縮する装置を提
供すること。 【解決手段】 濃縮したい微粒子を含む試料溶液を保持
する容器の一面から超音波を照射する手段と記超音波を
照射する面に対して傾斜を持つ反射面とを備え、超音波
を照射する手段から照射する超音波の周波数を時間的に
非対称に周期的に変化させる。 【効果】 流体中の微粒子を非接触にかつ連続的に濃縮
分離することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、微粒子濃縮装置に
関し、特に超音波を用いた溶液中の試料微粒子濃縮に適
応する微粒子濃縮装置に関する。
関し、特に超音波を用いた溶液中の試料微粒子濃縮に適
応する微粒子濃縮装置に関する。
【0002】
【従来の技術】超音波を照射して流体中の微粒子を非接
触に捕獲できることは19世紀より知られていた。超音
波の輻射圧を微粒子に作用させたとき、微粒子が受ける
輻射圧については、例えばジョン・ル・ブが、ジャーナ
ル・オブ・アクースティカル・ソサエティー・オブ・アメリ
カ第89巻(1991年)2140頁から2143頁
(J.Wu,J. Acoust. Soc. Am. 89 (1991) pp.2140-214
3)に、集束超音波の集束点に直径270μmのポリス
チレン球を捕獲することに成功したことを報告してい
る。また、この超音波の輻射圧によって微粒子が捕獲さ
れる原理に関しては、吉岡らがアコースティカ第5巻
(1955年)167頁から178頁(K. Yosioka and
Y. Kawasima, Acustica 5 (1955) pp.167-178)に、定
在波、進行波中で微粒子が受ける超音波輻射圧の完全流
体中での大きさを計算しており、定在波中に浮遊する微
粒子が受ける超音波輻射圧は、前記微粒子の体積、定在
波を形成する超音波の振動数に比例して大きくなること
が示されている。また、発明者らが特開平5―2963
10号公報で提案しているように、流体を流した管中に
超音波を導入して連続的に微粒子をある範囲に集束させ
る手法、あるいは、集束させた微粒子を回収する方法も
発明されている。
触に捕獲できることは19世紀より知られていた。超音
波の輻射圧を微粒子に作用させたとき、微粒子が受ける
輻射圧については、例えばジョン・ル・ブが、ジャーナ
ル・オブ・アクースティカル・ソサエティー・オブ・アメリ
カ第89巻(1991年)2140頁から2143頁
(J.Wu,J. Acoust. Soc. Am. 89 (1991) pp.2140-214
3)に、集束超音波の集束点に直径270μmのポリス
チレン球を捕獲することに成功したことを報告してい
る。また、この超音波の輻射圧によって微粒子が捕獲さ
れる原理に関しては、吉岡らがアコースティカ第5巻
(1955年)167頁から178頁(K. Yosioka and
Y. Kawasima, Acustica 5 (1955) pp.167-178)に、定
在波、進行波中で微粒子が受ける超音波輻射圧の完全流
体中での大きさを計算しており、定在波中に浮遊する微
粒子が受ける超音波輻射圧は、前記微粒子の体積、定在
波を形成する超音波の振動数に比例して大きくなること
が示されている。また、発明者らが特開平5―2963
10号公報で提案しているように、流体を流した管中に
超音波を導入して連続的に微粒子をある範囲に集束させ
る手法、あるいは、集束させた微粒子を回収する方法も
発明されている。
【0003】定在波において、使用する超音波の周波数
を徐々に変化させると、それに応じて定在波の節の位置
が変化し、それに応じて微粒子が移動することは古くか
ら知られていた。これを応用して、実際に超音波の微粒
子が分散した流体中に導入する超音波の周波数を上下に
掃引することによって定在波の節に捕獲された微粒子を
移動、濃縮させる手段に関してもトーマス・トルトらが
ジャーナル・オブ・アクースティカル・ソサエティー・オブ
・アメリカ第91巻(1992年)3152頁から31
56頁(T. L. Tolt, J. Acoust. Soc. Am. 91 (1992)
pp.3152-3156)で報告している。またエヴァルト・ヴェ
ネスらも、流路中に配置した超音波照射源から照射する
超音波の周波数を上昇させることで微粒子を濃縮する手
段に関する特許を米国特許第5,225,089号(Be
nes et al., US Pat. No. 5,225,089, Date of Patent
Jul. 6, 1993)に報告している。
を徐々に変化させると、それに応じて定在波の節の位置
が変化し、それに応じて微粒子が移動することは古くか
ら知られていた。これを応用して、実際に超音波の微粒
子が分散した流体中に導入する超音波の周波数を上下に
掃引することによって定在波の節に捕獲された微粒子を
移動、濃縮させる手段に関してもトーマス・トルトらが
ジャーナル・オブ・アクースティカル・ソサエティー・オブ
・アメリカ第91巻(1992年)3152頁から31
56頁(T. L. Tolt, J. Acoust. Soc. Am. 91 (1992)
pp.3152-3156)で報告している。またエヴァルト・ヴェ
ネスらも、流路中に配置した超音波照射源から照射する
超音波の周波数を上昇させることで微粒子を濃縮する手
段に関する特許を米国特許第5,225,089号(Be
nes et al., US Pat. No. 5,225,089, Date of Patent
Jul. 6, 1993)に報告している。
【0004】さらに、対向した一対の超音波振動子から
照射する超音波の位相を制御することで、発生した定在
波の節の位置を制御することが可能であることも古くか
ら知られていた。実際にこの技術を応用して、定在波の
節の位置の移動に対して微粒子がどの程度追従するか観
測することで、微粒子の物理特性を測定する手段に関し
ても、コーネリアス・シュラムが米国特許第4、74
3、361号(C. J. Schram, US Pat. No. 4,743,361,
Date of Patent May 10,1988)で提案している。ま
た、微妙に異なる周波数の超音波を対向して照射したと
き、発生する定在波の節の位置が、その微少な周波数の
違いによって進行することも報告されている。
照射する超音波の位相を制御することで、発生した定在
波の節の位置を制御することが可能であることも古くか
ら知られていた。実際にこの技術を応用して、定在波の
節の位置の移動に対して微粒子がどの程度追従するか観
測することで、微粒子の物理特性を測定する手段に関し
ても、コーネリアス・シュラムが米国特許第4、74
3、361号(C. J. Schram, US Pat. No. 4,743,361,
Date of Patent May 10,1988)で提案している。ま
た、微妙に異なる周波数の超音波を対向して照射したと
き、発生する定在波の節の位置が、その微少な周波数の
違いによって進行することも報告されている。
【0005】また、使用する超音波の周波数を高くする
ことで試料に損傷を与える可能性のあるキャビテーショ
ンの生成を抑制できることも知られている。たとえば、
同じエネルギー密度の超音波を導入した場合、キャビテ
ーション閾値の音圧ピーク値pcと入射した超音波の振
動数fとは比例関係があることが知られており、たとえ
ばイルネッチがアクースティカ第24巻(1971年)1
91頁から196頁(G. Iernetti, Acustica 24 (197
1) pp.191-196)に報告しているように超音波の周波数
を上げるだけでキャビテーションの発生を防ぐことが出
来る。実際、半導体製造工程では純水中での超音波照射
によるシリコンウエファ洗浄で、超音波のキャビテーシ
ョン由来のシリコンウエファ表面損傷を防ぐため、使用
する超音波の周波数をMHz域で利用している。
ことで試料に損傷を与える可能性のあるキャビテーショ
ンの生成を抑制できることも知られている。たとえば、
同じエネルギー密度の超音波を導入した場合、キャビテ
ーション閾値の音圧ピーク値pcと入射した超音波の振
動数fとは比例関係があることが知られており、たとえ
ばイルネッチがアクースティカ第24巻(1971年)1
91頁から196頁(G. Iernetti, Acustica 24 (197
1) pp.191-196)に報告しているように超音波の周波数
を上げるだけでキャビテーションの発生を防ぐことが出
来る。実際、半導体製造工程では純水中での超音波照射
によるシリコンウエファ洗浄で、超音波のキャビテーシ
ョン由来のシリコンウエファ表面損傷を防ぐため、使用
する超音波の周波数をMHz域で利用している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、濃縮
したい試料微粒子を含む溶液中に超音波を導入し、溶液
中に定在波を発生させ、発生した定在波の節あるいは腹
に微粒子を濃縮する技術であり、溶液中の微粒子を溶液
中に形成された定在波の隣り合った節と節、あるいは腹
と腹の間に濃縮するために、超音波の波長が容器の内壁
の幅に対して(n+1/2)λとなるように厳密に調整
しなければならないという問題点があった。
したい試料微粒子を含む溶液中に超音波を導入し、溶液
中に定在波を発生させ、発生した定在波の節あるいは腹
に微粒子を濃縮する技術であり、溶液中の微粒子を溶液
中に形成された定在波の隣り合った節と節、あるいは腹
と腹の間に濃縮するために、超音波の波長が容器の内壁
の幅に対して(n+1/2)λとなるように厳密に調整
しなければならないという問題点があった。
【0007】また上記従来技術では、限られた容積を持
つ容器中で濃縮効率を最大とするために、容器の幅に対
してλ/2となるように入射する超音波の周波数を調整
していた。このとき容器中には、定在波の節が管中心部
にただ一つ形成され、容器中の微粒子はすべてこの節に
濃縮されるため、濃縮効率は最大となるが、微粒子はこ
の節を中心に一定の分布幅を持ち、微粒子の分布が平衡
状態に達したとしても微粒子の濃度が高い場合には、微
粒子成分の十分な濃縮・分離は難しかった。
つ容器中で濃縮効率を最大とするために、容器の幅に対
してλ/2となるように入射する超音波の周波数を調整
していた。このとき容器中には、定在波の節が管中心部
にただ一つ形成され、容器中の微粒子はすべてこの節に
濃縮されるため、濃縮効率は最大となるが、微粒子はこ
の節を中心に一定の分布幅を持ち、微粒子の分布が平衡
状態に達したとしても微粒子の濃度が高い場合には、微
粒子成分の十分な濃縮・分離は難しかった。
【0008】さらに上記従来技術では、流路の幅を広く
するとき、流路幅が超音波の波長λ/2と等しくするた
めに使用する超音波の周波数を低くする必要があった
が、周波数が低くなるにつれて超音波由来のキャビテー
ションが発生し易くなり、脱気モジュール等のキャビテ
ーション抑制のための配慮が必要であった。
するとき、流路幅が超音波の波長λ/2と等しくするた
めに使用する超音波の周波数を低くする必要があった
が、周波数が低くなるにつれて超音波由来のキャビテー
ションが発生し易くなり、脱気モジュール等のキャビテ
ーション抑制のための配慮が必要であった。
【0009】本発明の目的の一つは、容器の幅および溶
媒の種類の変化によって使用する超音波の周波数を厳密
に調整する必要の無い微粒子濃縮方法および装置を提供
することである。
媒の種類の変化によって使用する超音波の周波数を厳密
に調整する必要の無い微粒子濃縮方法および装置を提供
することである。
【0010】また、本発明の他の目的は、従来の定在波
中での平衡状態時の微粒子の分布中での濃縮効率の限界
を超える微粒子濃縮装置を提供することである。
中での平衡状態時の微粒子の分布中での濃縮効率の限界
を超える微粒子濃縮装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は濃縮したい微粒
子を含む試料溶液を保持する容器の一面から超音波を照
射する手段と、前記超音波を照射する面に対して傾斜を
持つ反射面とを備えるとともに、前記超音波の周波数を
時間的に非対称に周期的に変化させることにより実現さ
れる。
子を含む試料溶液を保持する容器の一面から超音波を照
射する手段と、前記超音波を照射する面に対して傾斜を
持つ反射面とを備えるとともに、前記超音波の周波数を
時間的に非対称に周期的に変化させることにより実現さ
れる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の微粒子濃縮装置の第1の
実施例を、図1の装置模式図および図2の装置A−A断
面図とを用いて説明する。本実施例の装置は、微粒子を
含む試料溶液を保持する容器11と、容器11に前記微
粒子を含む試料溶液を導入する管21と、本装置によっ
て分離された微粒子を含まない試料溶液成分を回収する
管22と、微粒子が濃縮された試料溶液成分を回収する
管23と、容器中に溜まった気泡を除去する空気抜き用
の管24と、前記容器11に超音波を導入する超音波発
生源31と、前記超音波発生源31で発生させる超音波
の周波数や強度を経時的に一定の周期で変化させる手段
を持つ超音波発生源駆動回路41とからなる。超音波を
容器11中に導入すると図2中の矢印51で示したよう
に超音波が容器11内に導入され、容器内の非平行な2
枚の平板壁面12、13の間で定在波が発生する。
実施例を、図1の装置模式図および図2の装置A−A断
面図とを用いて説明する。本実施例の装置は、微粒子を
含む試料溶液を保持する容器11と、容器11に前記微
粒子を含む試料溶液を導入する管21と、本装置によっ
て分離された微粒子を含まない試料溶液成分を回収する
管22と、微粒子が濃縮された試料溶液成分を回収する
管23と、容器中に溜まった気泡を除去する空気抜き用
の管24と、前記容器11に超音波を導入する超音波発
生源31と、前記超音波発生源31で発生させる超音波
の周波数や強度を経時的に一定の周期で変化させる手段
を持つ超音波発生源駆動回路41とからなる。超音波を
容器11中に導入すると図2中の矢印51で示したよう
に超音波が容器11内に導入され、容器内の非平行な2
枚の平板壁面12、13の間で定在波が発生する。
【0013】このとき発生する定在波を図3の模式図を
用いて説明する。平板12と平板13とのなす角θで非
平行に向かい合っている2枚の平板間に定在波が発生す
る条件は、前記2枚の平板の間の距離が、
用いて説明する。平板12と平板13とのなす角θで非
平行に向かい合っている2枚の平板間に定在波が発生す
る条件は、前記2枚の平板の間の距離が、
【0014】
【数1】
【0015】となるときである。ただしここでλは溶媒
中での超音波の波長、nは整数で(2n+1)個の定在
波の音圧の節があることを示している。従って図3のよ
うに2枚の容器壁面が角度θで傾斜している場合、隣り
合った定在波61、62が空間的な周期L
中での超音波の波長、nは整数で(2n+1)個の定在
波の音圧の節があることを示している。従って図3のよ
うに2枚の容器壁面が角度θで傾斜している場合、隣り
合った定在波61、62が空間的な周期L
【0016】
【数2】
【0017】で等間隔に発生する。そして発生した定在
波の音圧の節あるいは腹の領域に試料溶液中の微粒子7
1が捕獲される。
波の音圧の節あるいは腹の領域に試料溶液中の微粒子7
1が捕獲される。
【0018】従来の平行平板間に定在波を発生させて微
粒子を濃縮する場合には、(数1)の条件を満たすため
に超音波振動子から発生させる超音波の周波数を常に微
調整して、溶媒の音速の変化に伴う波長λの微妙な変化
に対応させなければ、定在波を発生させることはできな
かった。しかし本発明の微粒子濃縮装置では、容器内の
向い合った一対の壁が一定の角度θをなしていること
で、従来の平行平板の場合のように周波数を微調整しな
くても、定在波自体が(数1)の条件を満たすような容
器中の場所に自律的に移動し定在波を形成することか
ら、溶液成分の組成の急激な変化に由来する溶液の波長
λの変化や、溶液成分の容器内での不均一な分布に伴う
溶液の波長λの不均一性にも微妙な周波数の調整を行う
こと無く対応させることが可能である。
粒子を濃縮する場合には、(数1)の条件を満たすため
に超音波振動子から発生させる超音波の周波数を常に微
調整して、溶媒の音速の変化に伴う波長λの微妙な変化
に対応させなければ、定在波を発生させることはできな
かった。しかし本発明の微粒子濃縮装置では、容器内の
向い合った一対の壁が一定の角度θをなしていること
で、従来の平行平板の場合のように周波数を微調整しな
くても、定在波自体が(数1)の条件を満たすような容
器中の場所に自律的に移動し定在波を形成することか
ら、溶液成分の組成の急激な変化に由来する溶液の波長
λの変化や、溶液成分の容器内での不均一な分布に伴う
溶液の波長λの不均一性にも微妙な周波数の調整を行う
こと無く対応させることが可能である。
【0019】つぎに、容器11中に発生させた超音波定
在波の周波数を図4のグラフに示したような鋸波状の時
間−超音波周波数関係81で変化させた場合、例えば周
波数f0の超音波の周波数がΔfだけ上昇したときに定
在波の波長λがΔλだけ短くなったとすると、図5で示
したように定在波62は定在波64の位置に、ΔL
在波の周波数を図4のグラフに示したような鋸波状の時
間−超音波周波数関係81で変化させた場合、例えば周
波数f0の超音波の周波数がΔfだけ上昇したときに定
在波の波長λがΔλだけ短くなったとすると、図5で示
したように定在波62は定在波64の位置に、ΔL
【0020】
【数3】
【0021】だけ移動する。このとき定在波の移動速度
V0は
V0は
【0022】
【数4】
【0023】に等しい。ただしT0は超音波の周波数が時
間的に非対称に変化する周期である。
間的に非対称に変化する周期である。
【0024】図4で示したような超音波の周波数変化に
よって微粒子の濃縮が達成されるためには、周波数f0
で定在波62の節の位置にあった微粒子が、周波数(f
0+Δf)になったとき定在波64の位置まで移動する
ときの移動量ΔLが、周波数f0のときの隣り合った定在
波61と定在波62との距離Lより大きい必要が有る。
すなわち、
よって微粒子の濃縮が達成されるためには、周波数f0
で定在波62の節の位置にあった微粒子が、周波数(f
0+Δf)になったとき定在波64の位置まで移動する
ときの移動量ΔLが、周波数f0のときの隣り合った定在
波61と定在波62との距離Lより大きい必要が有る。
すなわち、
【0025】
【数5】
【0026】あるいは
【0027】
【数6】
【0028】の条件を満たすとき、微粒子は楔型の容器
内の楔の先端方向に濃縮されてゆく。ただし、ここでn
0は整数であり、楔型の容器11中での容器内の高さが
(n0+1/2)λ未満となる楔型の先端部分では濃縮が
発生しない。したがって、楔の先端近傍では容器内の高
さは(n0+1/2)λ以上である必要が有り、試料吸引
管23からは微粒子が濃縮された試料溶液成分を取り出
すことが出来る。同様に試料吸引管22からは微粒子を
含まない試料溶液成分を取り出すことが出来る。
内の楔の先端方向に濃縮されてゆく。ただし、ここでn
0は整数であり、楔型の容器11中での容器内の高さが
(n0+1/2)λ未満となる楔型の先端部分では濃縮が
発生しない。したがって、楔の先端近傍では容器内の高
さは(n0+1/2)λ以上である必要が有り、試料吸引
管23からは微粒子が濃縮された試料溶液成分を取り出
すことが出来る。同様に試料吸引管22からは微粒子を
含まない試料溶液成分を取り出すことが出来る。
【0029】図4では超音波の周波数をf0から(f0+
Δf)まで徐々に上げてゆき、微粒子の移動が追従でき
る速度V0で移動させた後に、微粒子が追従できないよう
に瞬時に周波数をf0まで戻すことを繰り返して微粒子
を濃縮したが、全く逆に(f0+Δf)からf0まで徐々
に周波数を減少させ、急激に周波数を(f0+Δf)ま
で戻すことを繰り返して微粒子を含む溶液成分を管22
から取り出し、微粒子を含まない溶液成分を管23から
取り出しても良い。また、単純に周波数の上昇と下降に
かける所用時間を非対称にすることで濃縮を行っても良
い。
Δf)まで徐々に上げてゆき、微粒子の移動が追従でき
る速度V0で移動させた後に、微粒子が追従できないよう
に瞬時に周波数をf0まで戻すことを繰り返して微粒子
を濃縮したが、全く逆に(f0+Δf)からf0まで徐々
に周波数を減少させ、急激に周波数を(f0+Δf)ま
で戻すことを繰り返して微粒子を含む溶液成分を管22
から取り出し、微粒子を含まない溶液成分を管23から
取り出しても良い。また、単純に周波数の上昇と下降に
かける所用時間を非対称にすることで濃縮を行っても良
い。
【0030】本発明では超音波によるキャビテーション
の発生を抑制するために、500kHz以上の周波数の超
音波を用いることが望ましい。
の発生を抑制するために、500kHz以上の周波数の超
音波を用いることが望ましい。
【0031】図1で示した本発明の第1の実施例では、
超音波発生源31は楔状の容器の片面にしか配置されて
いなかったが、図6に示したように容器の上面に同様に
超音波発生源32を配置することで定在波の発生効率を
改善しても良い。図6に示す第2の実施例では、容器の
上面に超音波発生源32を配置したほかは第1の実施例
と同じである。
超音波発生源31は楔状の容器の片面にしか配置されて
いなかったが、図6に示したように容器の上面に同様に
超音波発生源32を配置することで定在波の発生効率を
改善しても良い。図6に示す第2の実施例では、容器の
上面に超音波発生源32を配置したほかは第1の実施例
と同じである。
【0032】また、図7に示す第3の実施例では、容器内
の高さが一低い領域を管中央部におくと、左右の試料導
入管22から入ってきた微粒子は管中央に集まり、容器
の中央部に微粒子を集め、回収することが出来る。
の高さが一低い領域を管中央部におくと、左右の試料導
入管22から入ってきた微粒子は管中央に集まり、容器
の中央部に微粒子を集め、回収することが出来る。
【0033】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明を用いるこ
とによって、流体中の微粒子を非接触にかつ連続的に濃
縮分離することができるという効果を奏する。
とによって、流体中の微粒子を非接触にかつ連続的に濃
縮分離することができるという効果を奏する。
【図1】本発明の第1の実施例の模式図。
【図2】図1で示した装置のA−A断面図。
【図3】本発明の第1の実施例で超音波発生源から照射
される超音波によって定在波が発生する様子を説明した
模式図。
される超音波によって定在波が発生する様子を説明した
模式図。
【図4】本発明の第1の実施例で照射される超音波の周
波数の経時変化を示した図。
波数の経時変化を示した図。
【図5】図4で示した定在波が、図5で示した超音波の周
波数の継時変化によって、経時的に移動する様子を説明
した模式図。
波数の継時変化によって、経時的に移動する様子を説明
した模式図。
【図6】本発明の第2の実施例のA−A断面図。
【図7】本発明の第3の実施例のA−A断面図。
11…容器、12、13…容器の壁、21、22、2
3、24…管、31、32…超音波発生源、41…超音
波発生源駆動回路、51…超音波発生源からの照射超音
波の向き、61、62、63、64…定在波、71…微
粒子、81…照射超音波周波数の経時変化グラフ。
3、24…管、31、32…超音波発生源、41…超音
波発生源駆動回路、51…超音波発生源からの照射超音
波の向き、61、62、63、64…定在波、71…微
粒子、81…照射超音波周波数の経時変化グラフ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4G070 AA03 AB10 BB23 CA03 CA06 CA09 CA10 CA16 CB30 CC20 DA17 DA21 4G075 AA27 BB01 BB05 BD16 CA23 DA18 EB01 EC25 ED15
Claims (6)
- 【請求項1】濃縮したい微粒子を含む試料溶液を保持す
る容器の一面から超音波を照射する手段と、前記超音波
を照射する面に対して傾斜を持つ反射面と、前記超音波
を照射する手段から照射する超音波の周波数を周期的に
時間的に非対称に変化させる手段と、試料溶液を前記容
器中に導入する手段と、前記容器から濃縮試料微粒子成
分を回収する手段と、前記容器から微粒子を含まない試
料溶液成分を回収する手段とを有することを特徴とする
微粒子処理装置。 - 【請求項2】前記超音波発生源から発生させる超音波の
周波数が500キロヘルツ以上であることを特徴とする
請求項1記載の微粒子処理装置。 - 【請求項3】微粒子を含む試料溶液を保持する容器の面
から超音波を照射する超音波照射手段手段と、前記面に
対して傾斜を持つ反射面と、前記微粒子が前記容器の所
定の位置に集まるように前記超音波の周波数を変化させ
る超音波制御手段と、を有することを特徴とする微粒子
処理装置。 - 【請求項4】前記超音波制御手段は、前記超音波の周波
数を周期的に時間的に非対称に変化させることを特徴と
する請求項3記載の微粒子処理装置。 - 【請求項5】前記試料溶液を前記容器中に導入する手段
と、前記容器から濃縮試料微粒子成分を回収する手段
と、前記容器から微粒子を含まない試料溶液成分を回収
する手段とをさらに有することを特徴とする請求項4記
載の微粒子処理装置。 - 【請求項6】前記超音波の周波数が、500キロヘルツ
以上であることを特徴とする請求項5記載の微粒子処理
装置。
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