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JP2000011272A - 駐車場の火災監視システム - Google Patents

駐車場の火災監視システム

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Publication number
JP2000011272A
JP2000011272A JP10175520A JP17552098A JP2000011272A JP 2000011272 A JP2000011272 A JP 2000011272A JP 10175520 A JP10175520 A JP 10175520A JP 17552098 A JP17552098 A JP 17552098A JP 2000011272 A JP2000011272 A JP 2000011272A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fire
parking
parking space
parking lot
sampling
Prior art date
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Pending
Application number
JP10175520A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Tanaka
浩二 田中
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Nohmi Bosai Ltd
Original Assignee
Nohmi Bosai Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機械式駐車場の火災初期に対応する防災シス
テムに関する。 【解決手段】 複数の駐車スペース3内の車両から発生
した煙やにおい等の火災による物理現象の変化は、積極
的に段方向および列方向サンプリング管W、Dに取り込
まれて煙検出装置Vが即座に火災を感知することにな
り、その駐車スペース3が何段目かと何列目かを位置特
定装置が判別することで、火災車両を有する駐車スペー
スの位置Rmnを即座に特定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機械式駐車場の防
災システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、多段状に配設された駐車スペース
に、荷役装置によって自動的に車両を出し入れする、い
わゆる機械式駐車場が利用されている。この駐車場では
人手によらず高密度に駐車できるので土地の有効利用に
もなり、注目を集めている。
【0003】この機械式駐車場では、高密度に駐車スペ
ースが配置されているため、通常人間が入る余地は少な
く、火災の発生時にはその管理者が駆けつけるようなこ
とはできない。したがって、機械式駐車場では、その全
体の容積に対して不活性ガスを放出して窒息消火を行う
ガス消火設備を行うのが通常となっている。
【0004】しかし、機械式駐車場は比較的規模が大き
く、不活性ガスのボンベを設置するだけでもかなりのス
ペースが必要となり、効率的な防災システムが望まれて
いる。このような、機械式駐車場についての防災システ
ムを改良する技術として、例えば、駐車スペースの一部
に火災発生時の消火用ブースとしての消火定点を設ける
特開平5−154215号公報「機械式駐車場の定点消
火システム」、荷役装置にITVや消火装置を搭載して
消火ロボットとして働かせる特開平4−364865号
公報「機械式駐車場の消火ロボット」、火災の発生した
駐車スペースを孤立化して集中的に消火する特開平4−
364866号公報「機械式駐車場の消火システム」お
よび特開平5−154216号公報「機械式駐車場の防
災カーテン消火システム」のようなものがある。
【0005】上記の各消火システムを機能させるために
は、火災の初期における対応が必要である。そのための
初期火災を感知するシステムとして、例えば、駐車され
る車両個々に無線式の感知器を搭載する特開平5−14
6521号公報「駐車場の車内火災監視システム」およ
び特開平5−146527号公報「駐車場の車両火災監
視システム」、各駐車スペースに光ファイバを配設して
レーザ光照射のラマン効果によって火災の発生およびそ
の位置を検出する特開平5−31210号公報「機械式
駐車場の火災監視システム」のようなものがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記消火シ
ステムのほとんどは初期火災に火災の車両を消火するこ
とに関し、各々の提案は画期的であるが、時機を逸する
とそれのみでは手を打てなくなることが考えられる。し
たがって、特開平8−82110号公報「機械式駐車装
置」に示されているように、駐車場全体を複数の防火区
画に分けて区画を選択して不活性ガスを放出することに
より、ガス消火設備の容量を縮小しようとする提案もあ
り、延焼や荷役装置の稼働が期待できない場合のよう
に、駐車スペースでの消火体制も必要となる。
【0007】また、火災の検出方式について、特開平5
−146521号公報および特開平5−146527号
公報では、無線を利用して車両ごとに感知器を搭載する
ため、火災信号に基づく感知器の駐車スペースでの位置
を特定するため照合するシステム等が必要になる。ま
た、特開平5−31210号公報の光ファイバをセンサ
とするものでは、火災の熱を検出することしかできな
い。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の点に鑑み、この発
明は、複数の駐車スペースが段状に整列配置され、該駐
車スペースに車両を出し入れするための荷役装置を有す
る機械式駐車場において、複数の駐車スペースのうち各
段毎にサンプリング管を配置して同じ段の各駐車スペー
スの天井部分の空気をサンプリングして火災を検出する
段方向火災検出装置と、複数の駐車スペースのうち各列
毎にサンプリング管を配置し、同じ列の駐車スペースの
各天井部分の空気をサンプリングして火災を検出する列
方向火災検出装置と、それらからの信号に基づき火災の
発生した駐車スペースを特定する位置特定装置と、を設
けてあることを特徴とするものである。したがって、駐
車スペース内の車両から発生した煙やにおい等の火災に
よる物理現象の変化は、積極的に段方向および列方向サ
ンプリング管に取り込まれて感知器が即座に火災を感知
することになり、その駐車スペースが何段目かと何列目
かを位置特定装置が判別することで、火災車両を有する
駐車スペースを即座に特定することができる。とくに火
災時の生成物である煙やにおいについては、火災の初期
段階から発生するので、早期検出および迅速な対応を行
うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面により説明するが、同一図面符号はその名称も機
能も同一である。図1および図3に示すように機械式駐
車場1には複数の駐車スペース3が複数段に駐車部2と
して設けられている。この駐車部2はレール4上を摺動
する荷役装置5の搬送路6の両側方に設けられ、また、
搬送路6はエレベータ8の垂直路9に連設されている。
【0010】各駐車スペース3には、早く的確に火災の
発生した車両を特定するため、図2に示すような、それ
ぞれ図示しない所定間隔の空気吸引用の小穴を有する段
方向のサンプリング管Wおよび列方向のサンプリング管
Dが配置され、その小穴から周囲の空気が吸引されて、
それぞれサンプリング管W、Dごとに超高感度煙検出装
置Vに接続されている。その各駐車スペース3に対する
サンプリング管W、Dの相対的配置を図2に示す。たと
えば、煙検出装置V10からのサンプリング管Wは、第
1段目の駐車スペース3の天井部分を貫通するように配
置され、この煙検出装置V10によって煙が検出される
と、第1段目の駐車スペース3のいずれかで火災の兆候
があることになる。同様に、煙検出装置V20の場合に
は第2段目、煙検出装置V30の場合には第3段目と判
断できる。また、煙検出装置V01からの配管は、第1
列目の駐車スペース3の天井部分にサンプリング管Dを
分岐して配置され、この煙検出装置V01によって煙が
検出されると、第1列目の駐車スペース3のいずれかで
火災の兆候があることになる。同様に、煙検出装置V0
2の場合には第2列目、煙検出装置V08の場合には第
8段目と判断できる。このように、ある駐車スペース3
の位置をRmnと表し、そこの車両から火災が発生する
と、段方向のサンプリング管Wを介して煙検出装置V1
0〜V30が、列方向のサンプリング管Dを介して煙検
出装置V01〜V08が、理想的には段方向および列方
向の2台で煙が検出されることになる。
【0011】そして、各超高感度煙検出装置Vからの検
出信号は、図示しない監視装置に入力されるように構成
され、さらに監視装置の警報信号が、詳細に示さない
が、制御装置Cに併設された表示パネルに表示警報さ
れ、オペレータHに報知するようになっている。ここ
で、監視装置は、各煙検出装置Vからの検出信号を監視
しており、煙検出装置V10〜V30いずれかからの検
出信号と、煙検出装置V01〜V08いずれかからの検
出信号とが得られるときに始めて警報信号を発生するこ
とになり、また、2つの検出信号を組み合わせることに
より、火災の駐車スペース3の位置Rmnを特定する。
このように、各駐車スペース3の空気を段方向や列方向
でサンプリングすることで、火災の駐車スペース3が特
定できるとともに、すべての駐車スペース3を貫通して
サンプリング管を配設するよりも煙検出装置Vまでの距
離が短く設定でき、検出時間を短縮することになる。
【0012】また、各サンプリング管W、D毎に煙検出
装置Vを設ける代わりに、段方向のサンプリング管の基
端側を統合して接続した段方向煙検出装置および列方向
のサンプリング管の基端側を統合して接続した列方向煙
検出装置の二つに集約し、例えば段方向煙検出装置にお
いて煙を検出したときに、各サンプリング管Wを順次閉
止していくための電動弁等を用いたバルブユニットを用
いて煙の発生している段を特定するようにしてもよい。
列方向についても同様に特定することができる。さら
に、監視装置において同様に火災の位置を特定すること
ができる。
【0013】さらに、各駐車スペース3には泡を消火薬
剤として感熱により自動的に開放する図示しない自動泡
噴霧ヘッドが配置されている。この泡ヘッドは、駐車ス
ペース内天井面付近左右両側面近傍に配置され、例え
ば、放出口を封鎖する弁体と、その弁体を放出口に押し
付ける熱容量の小さい速動型の熱感知作動部材と、アー
ムに固定されたデフレクタと、を備えているものが用い
られる。弁体は、パッキンを介して放出口に圧接され、
熱感知作動部材は、ガラス管とその内部に封入されたア
ルコールとからなるグラスバルブで、熱によりアルコー
ルが膨張すると、ガラス管が破損し、弁体の支持機能を
失って放出口が開放される仕組みとなっている。泡ヘッ
ドとしては、このグラスバルブタイプでなくても、可溶
合金を利用したヒュージブルリンク機構を利用したもの
でもよいが、熱応答性の面でいわゆる速動型のヘッドが
好ましい。
【0014】この泡ヘッドの放出口までは常時泡溶液が
充填されていて、泡溶液にはフッ素系界面活性剤の他、
安定剤等が混入された薬剤の水溶液が用いられ、詳細に
示さないが、水槽などの給水源と薬剤専用タンクとに接
続された混合器によって所定の割合で混合される。そし
て、泡ヘッドからの噴霧時には、デフレクタが略平板状
のため泡立たずに噴霧され、泡溶液は火炎の気流に妨害
されず加点へ直接降下させられるとともに、燃料等表面
に水成膜を形成して窒息消火をさせるものである。な
お、泡ヘッドは、駐車スペース3の天井面中央に1個づ
つ配置してもよい。このとき、デフレクタによる散布範
囲は略長方形状とすることが好ましい。
【0015】また、荷役装置5には、図示しないが無線
式のカメラ装置が搭載されていて、駐車部2が搬送路6
を中心に両側に配置されているので、1台の荷役装置5
に2台のカメラ装置が設けられている。このカメラ装置
は小型化するため発信装置が内蔵されていて、その発信
装置によって、カメラ装置の画像信号が無線信号によっ
て送出される。
【0016】そして、送出された無線信号による画像信
号は、搬送路6の天井面等に設けられた図示しない受信
装置によって受信され、その画像信号は、詳細に説明し
ないが、制御装置Cと一体化されたパネルのモニタ装置
に映出される。そして、火災発生時には、オペレータH
がそのモニタ装置によって駐車スペース3の車両を確認
することができる。通常機械式駐車場1の内部は照明が
用いられないので、このカメラ装置は暗視カメラである
ことが好ましい。通常のカメラであっても、カメラ装置
を用いるときに同時に照明装置、例えばスポットライト
を併設して用いればよい。
【0017】また、機械式駐車場1の駐車場入口30を
消火作業が行われるための定点Pとし、この定点に消火
用ブース10を配設する。この消火用ブース10は、図
4に示すように、耐火壁12により包囲されており、そ
の出入口12aにはシャッタ14が設けられている。消
火用ブース10内には消火装置、例えばガス消火装置の
消火ノズル16や泡消火装置の泡ヘッド15、別途オペ
レータHが消火作業ができるように泡消火栓などが設け
られる。この定点Pは必ずしも駐車場入口30近辺でな
くてよく、任意の駐車スペース3に同様の消火ノズル等
を配置してもよい。駐車場入口30付近とすることによ
って、オペレータHが直接確認や消火活動ができること
や周囲の車両等から完全に隔離することになる。また、
任意の駐車スペース3に定点を設ける場合には、荷役装
置5による移動時間が短縮できるメリットがある。
【0018】次に、この実施形態の作動について説明す
る。駐車スペース3において車両に火災が発生すると、
火災の初期の発煙をその駐車スペース3のサンプリング
管W、Dによって収集されて超高感度煙検出装置Vに導
かれ検出される。火災発生の駐車スペース3の位置によ
るサンプリング管W、Dの長さによって段方向および列
方向の検出時間に差がでるが、2つの煙検出装置Vから
の検出信号に基づいて、図示しない監視装置から警報信
号が出力され、同時に、火災車両20を有する駐車スペ
ース3の特定が行われる。この警報信号は、オペレータ
Hに火災発生及びその発生場所を知らせる。
【0019】火災警報を認識したオペレータHは、制御
装置Cによって荷役装置5を該当する駐車スペース3へ
移動させる。そして、図示しないカメラ装置からの画像
信号を図示しないモニタ装置に映し出し、火災車両20
を確認する。このときオペレータHは火災車両20の火
災の状態を判別し、初期段階か、手を着けられないよう
に拡大しているかを判断し、初期段階であれば駐車スペ
ース3から火災車両20を搬出させる。通常、煙感知器
を介して検出した場合にはほとんど初期火災であると考
えられ、その点からは、火災警報に基づいて荷役装置5
の該当駐車スペース3への移動およびモニタ装置への映
出、火災車両20の該当駐車スペース3からの搬出を部
分的あるいは全体的に自動化してもよい。
【0020】オペレータHによって火災車両20が確認
されると、制御装置Cにより荷役装置5に定点Pへの移
動命令が出される。この指令により荷役装置5が移動
し、火災車両20の前で停止すると、荷役装置5のコン
ベヤ21と駐車スペース30のコンベヤ22とが同時に
駆動し、火災車両20は架台に搭載されたまま荷役装置
5に移載される。同様にして、荷役装置5上の火災車両
20はエレベータ8に移載され、垂直路9を上方に移動
して駐車場入口30の定点Pに移載させられる。このと
き、出入口12aのシャッタ14を閉じて消火用ブース
10を封鎖できるようになっている。
【0021】この状態において、機械式駐車場1のオペ
レータHが火災車両20の火災状況によってガス消火や
泡消火等の消火手段を操作制御する。さらに、この消火
作業についても自動化してもよいことはもちろんであ
る。
【0022】このように、駐車スペース3から搬出され
た火災車両20は、駐車場入口30に移動させること
で、周囲の車両と隔離できるメリットがあり、特に消火
ノズル等を配備しなくとも、大型消火器など手動の消火
手段を用いればよい。
【0023】次に、煙感知器Vによって効率良く発煙を
検出できない、または、検出しても手が着けられないよ
うな拡大してしまっている場合について説明する。初期
の時点を過ぎた火災車両20からは火災現象として発煙
に加えて発熱量が増大し、その結果、駐車スペース3内
は温度が上昇する。
【0024】温度が上昇すると、駐車スペース3の天井
面に設けられた図示しない泡ヘッドの周囲も高温とな
り、その結果熱感知作動部材が開放され、弁体が開いて
デフレクタによって放出口からの泡溶液は火災車両20
に対して散布される。この結果、詳細に示さないが、配
管系の圧力低下により消火ポンプが起動して混合器によ
り所定の割合に調整された泡溶液が継続的に泡ヘッドへ
供給される。したがって、駐車スペース3内において火
災車両20に対して十分な消火活動が行われ、隣の車両
や駐車場の設備に損傷を与えない。この泡ヘッドの作動
は、火災の熱による自動起動であり、オペレータHの判
断は不要である。
【0025】この一実施形態において、各駐車スペース
3において、図5に示すように段方向のサンプリング管
Wと列方向のサンプリング管Dとが天井面近傍において
直線的に直行するような配置になっているが、配管方式
としてはこれに限らず、例えば図6に示す列方向のサン
プリング管D2のように駐車スペース3内で分岐させて
車両の側方上側位置に配置されるようにしてもよく、ま
た、図7に示す段方向のサンプリング管W2のように、
中央部分で左右に分岐させ、駐車スペース3天井面にお
いて十字形に配置させるようにしてもよい。このよう
に、駐車スペース3の天井面に対して平面的に配管する
ことによって、煙の検出速度を速めることができ、発生
位置による段方向または列方向の煙検出時間に遅れを生
じさせなくすることができる。さらに、煙検出装置Vに
は、レーザ光の煙による散乱を利用するような超高感度
煙検出装置を用いているが、半導体素子や水晶振動子を
用いるようなにおい検出装置を用いてもよく、煙やにお
いは火災の初期段階から生成され、空気をサンプリング
することで集中的に検出することができる。
【0026】以上のように、複数の駐車スペース3が段
状に整列配置され、該駐車スペース3に車両を出し入れ
するための荷役装置5を有する機械式駐車場において、
複数の駐車スペース3のうち各段毎にサンプリング管W
を配置して同じ段の各駐車スペース3の天井部分の空気
をサンプリングして火災を検出する段方向火災検出装置
と、複数の駐車スペース3のうち各列毎にサンプリング
管Dを配置し、同じ列の駐車スペース3の各天井部分の
空気をサンプリングして火災を検出する列方向火災検出
装置と、それらからの信号に基づき火災の発生した駐車
スペース3を特定する位置特定装置と、を設けてあるこ
とを特徴とするものである。したがって、駐車スペース
3内の車両から発生した煙やにおい等の火災による物理
現象の変化は、積極的に段方向および列方向サンプリン
グ管に取り込まれて感知器が即座に火災を感知すること
になり、その駐車スペース3が何段目かと何列目かを位
置特定装置が判別することで、火災車両20を有する駐
車スペース3を即座に特定することができる。とくに火
災時の生成物である煙やにおいについては、火災の初期
段階から発生するので、早期検出および迅速な対応を行
うことができる。
【0027】さらに、火災の駐車スペース3の位置情報
が得られるときに、荷役装置5が火災車両20を搬出す
ることで、周囲の車両や機械設備に影響を与えることを
防止でき、荷役装置5は、火災車両20を駐車場の外部
または消火定点に搬送する
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態を示す駐車場全体の断面
図。
【図2】図1のサンプリング管の配置を示す簡略図。
【図3】図1の全体水平断面図。
【図4】図1の定点の断面図。
【図5】図1の駐車スペース内のサンプリング管の配置
を示す簡略図。
【図6】図5の別の配置を示す簡略図。
【図7】図5の別の配置を示す簡略図。
【符号の説明】
20 火災車両 3 駐車スペース D、W サンプリング管 V 煙検出装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の駐車スペースが段状に整列配置さ
    れ、該駐車スペースに車両を出し入れするための荷役装
    置を有する機械式駐車場において、 前記複数の駐車スペースのうち各段毎にサンプリング管
    を配置して同じ段の各駐車スペースの天井部分の空気を
    サンプリングして火災を検出する段方向火災検出装置
    と、前記複数の駐車スペースのうち各列毎にサンプリン
    グ管を配置し、同じ列の駐車スペースの各天井部分の空
    気をサンプリングして火災を検出する列方向火災検出装
    置と、前記段方向火災検出装置および前記列方向火災検
    出装置からの信号に基づき火災の発生した駐車スペース
    を特定する位置特定装置と、を設けてあることを特徴と
    する駐車場の火災監視システム。
  2. 【請求項2】 段方向火災検出装置または列方向火災検
    出装置の一方あるいは両方において、各サンプリング管
    毎に火災感知器を設置して火災の発生した段または列を
    特定する請求項1の駐車場の火災監視システム。
  3. 【請求項3】 段方向火災検出装置または列方向火災検
    出装置の一方あるいは両方において、各サンプリング管
    を集中させて火災感知器を設置するとともに、火災の検
    出時に各サンプリング管を1本毎に閉鎖するバルブユニ
    ットを設けて火災の発生した段または列を特定する請求
    項1の駐車場の火災監視システム。
  4. 【請求項4】 位置特定装置によって火災およびその駐
    車スペースの位置情報が得られるときに、荷役装置が前
    記位置情報の車両を搬出する請求項1、2または3駐車
    場の火災監視システム。
  5. 【請求項5】 荷役装置は、火災の位置情報の駐車スペ
    ースから搬出した車両を駐車場の外部または消火定点に
    搬送する請求項4の駐車場の火災監視システム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002298234A (ja) * 2001-03-30 2002-10-11 Nohmi Bosai Ltd 環境監視方法及びその装置
JP2009048588A (ja) * 2007-08-23 2009-03-05 Toyota Motor Corp 異常監視装置及び該装置を備えた二次電池収容棚
JP2012074044A (ja) * 2011-10-13 2012-04-12 Nohmi Bosai Ltd 煙感知システム
JP7481530B2 (ja) 2018-02-15 2024-05-10 ホーチキ株式会社 火災検知システム

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