JP2000005181A - 内視鏡装置 - Google Patents
内視鏡装置Info
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- JP2000005181A JP2000005181A JP10171716A JP17171698A JP2000005181A JP 2000005181 A JP2000005181 A JP 2000005181A JP 10171716 A JP10171716 A JP 10171716A JP 17171698 A JP17171698 A JP 17171698A JP 2000005181 A JP2000005181 A JP 2000005181A
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Abstract
ることが可能でかつ、作業性及び操作性の良好な内視鏡
装置を提供すること。 【解決手段】操作部23の処置具挿通部22には固定端
部材33が挿通されるとともに、処置具チャンネル29
に連通する固定端部材配置穴22bが形成されており、
この端部材配置穴22bの中途部には固定手段を構成す
る周溝22cが形成されている。位置検出カテーテル3
の固定端部材33は、位置信号ケーブル34が挿通する
貫通孔を有する略パイプ形状で、端部材配置穴22bに
挿入される挿入部35と、挿入部35の中途部に設けら
れ周溝22cに係入する周凸部37とで構成されてい
る。シャフト32の先端部に配置されている磁気ソース
31が先端面21aから突出するように、予め処置具チ
ャンネル29の長さに対してシャフト32の長さを設定
している。
Description
置検出カテーテルを挿入して内視鏡の位置などの情報を
得る内視鏡装置に関する。
て、3次元スキャンを行いながら生体内へ超音波を送受
波する超音波内視鏡又は超音波プローブが提案されてい
る。こうした装置の中で例えば、特開平6−26190
0号公報には超音波内視鏡や超音波プローブの移動に伴
って検出された位置座標及び傾斜角データをもとに、超
音波断層像から3次元画像を構築するために、超音波内
視鏡や超音波プローブの先端に磁場発生手段や磁場検出
手段の少なくとも一方を配設した超音波診断装置が開示
されている。この装置では、位置検出器として磁気コイ
ルを超音波プローブに設け、検出した位置から連続する
複数の超音波断層像間の位置関係を算出して超音波3次
元画像が得られる。しかし、前記特開平6−26190
0号公報の超音波診断装置に示されている超音波内視鏡
又は超音波プローブでは先端部に、常時、位置検出手段
を配設することにより、先端部が大きく重くなってしま
い、3次元画像を構築するための検査とは異なる目的で
検査する際に操作性を損なうという問題があった。ま
た、先端部の位置検出手段が故障したとき等のメンテナ
ンス及び洗滌が煩雑化するといった問題もあった。
平9−059536号に超音波内視鏡の挿通部に位置検
出カテーテルを挿通し、位置検出カテーテルからの位置
信号と超音波内視鏡からの超音波断層像とを同期させて
3次元データを取得する超音波画像診断装置を提案して
いる。
願平9−059536号のように先端に位置検出手段を
配置した位置検出カテーテルを内視鏡の挿通部に挿通さ
せるように構成したものでは、位置検出カテーテルが挿
通部に固定されていないため、位置検出を行う際に使用
者が位置検出カテーテルを手で保持しなければならず、
この位置検出カテーテルを保持している状態が不安定で
あるので、挿通部内で前記位置検出カテーテルが動い
て、位置検出を精度良く行うことが難しいという問題が
ある。
であり、内視鏡の挿入部先端部の位置を高精度に測定す
ることが可能でかつ、作業性及び操作性の良好な内視鏡
装置を提供することを目的としている。
先端部に位置検出のための位置検出手段を有する位置検
出カテーテルと、挿通部を有する内視鏡とを備え、前記
位置検出カテーテルは、前記内視鏡の挿通部に挿入さ
れ、前記位置検出手段からの位置信号を基に内視鏡の位
置若しくは内視鏡の挿入形状に関する情報を得る内視鏡
装置であって、前記位置検出カテーテルを前記内視鏡の
挿通部に着脱自在に固定する固定手段を設けている。
する位置検出カテーテルを内視鏡の挿通部に対して固定
した状態で位置検出を行うことによって精度良く位置検
出を行える。また、位置検出カテーテルは、内視鏡の挿
通部に対して着脱自在であるので、位置検出カテーテル
を挿通部に固定した状態で位置検出が行える一方、位置
検出カテーテルを挿通部から取り外した状態で検査や処
置、あるいは内視鏡の洗滌・消毒を行える。
施形態を説明する。図1及び図2は本発明の一実施形態
に係り、図1は内視鏡と位置検出カテーテルとを示す説
明図、図2は位置検出カテーテルを内視鏡の挿通部に固
定する固定手段の構成を説明する図である。
1は、例えば体腔内に挿入される細長な挿入部21を有
する内視鏡2と、先端部分に周囲の空間部に磁場を作り
位置検出手段を構成する磁気ソース31を備えた位置検
出カテーテル3と、前記磁気ソース31が発生する磁場
を検出して、磁場に応じた電圧を位置信号として出力す
る前記内視鏡2及び被検体の外部に固定配置された位置
検出手段を構成する磁気センサ4と、この磁気センサ4
が検出して出力した位置信号が伝送され、この検出した
位置信号を基に前記磁気ソース31の位置を算出する位
置信号処理部5とで主に構成されている。
な挿入部21と、この挿入部21の基端に連設され、弾
性を有する樹脂部材等で構成された処置具挿通部22を
有する操作部23と、この操作部23の側部から延出す
るユニバーサルコード24とで構成され、前記挿入部2
1は先端側より順に硬質な先端部25、湾曲駒を連接し
て例えば上下・左右に湾曲自在な湾曲部26、可撓性を
有する軟性管27を連設している。前記挿入部21内に
は前記処置具挿通部22の端面に形成されている処置具
挿通口22aに一端部が連通し、他端部が挿入部21の
先端面21aに形成されている処置具チャンネル開口2
8に連通する挿通部を構成する処置具チャンネル29が
設けられている。
処置具チャンネル29に挿通される弾性を有する例えば
細長なコイルで形成されたシャフト32と、このシャフ
ト32の先端部に配置された磁場を発生する前記磁気ソ
ース31と、前記シャフト32の基端部に配置された固
定端部材33とで構成され、前記磁気ソース31から延
びる位置信号ケーブル34は前記シャフト32内を挿通
して固定端部材33から延出して前記位置信号処理部5
に接続されている。
挿通部22には前記固定端部材33が挿通されるととも
に、前記処置具チャンネル29に連通する固定端部材配
置穴(以下端部配置穴と略記する)22bが形成されて
おり、この端部配置穴22bの中途部には固定手段を構
成する断面形状が略半円形状の周溝22cが形成されて
いる。
部材33は、前記位置信号ケーブル34が挿通する貫通
孔を有する略パイプ形状で、前記端部配置穴22bに挿
入される挿入部35と、基端面が前記処置具挿通口22
aの開口より大きくなるように傾斜面を設けた把持部3
6と、前記挿入部35の中途部に設けられ前記周溝22
cに係入する断面形状が略半円形状の固定手段を構成す
る周凸部37とで構成されている。
いる磁気ソース31が先端面21aから突出するよう
に、予め処置具チャンネル29の長さに対してシャフト
32の長さを設定している。このため、前記シャフト3
2を前記処置具チャンネル29に挿入し、前記固定端部
材33の周凸部37が前記端部配置穴22bの周溝22
cに係入して、位置検出カテーテル3と内視鏡2とが一
体的に配置された状態のとき、前記シャフト32の先端
部に配置されている磁気ソース31が挿入部21の先端
面21aから所定量突出した状態になって、内視鏡2に
設けられている図示しない観察光学系の視野内に配置さ
れて観察されるようになっている。
を説明する。まず、位置検出カテーテル3のシャフト3
2を内視鏡2の操作部23に設けられている処置具挿通
口22aを介して処置具チャンネル29内に挿通し、図
1の矢印a方向に挿入していく。すると、図1の点線に
示すように前記固定端部材33を処置具挿通口22aの
近傍に接近していく。そして、この状態からさらに前記
固定端部材33を前記処置具挿通口22aに近接させて
いくことにより、前記固定端部材33が端部配置穴22
bに挿入されて、シャフト32が挿入部21の先端面2
1aより露出する。ここで、前記固定端部材33を端部
配置穴22bに挿入することによって、図2に示すよう
に固定端部材33の周凸部37が周溝22cに係入し
て、図1に示すように前記位置検出カテーテル3のシャ
フト32の先端部に設けられている磁気ソース31が内
視鏡2の図示しない観察光学系の視野範囲の所定位置に
突出した状態で保持固定される。このことによって、術
者が位置検出カテーテル3を保持することなく、前記位
置検出カテーテル3が内視鏡2の処置具チャンネル29
に安定した状態で固定配置される。
磁気ソース31より前記信号処理部5を介して位置信号
を出力させる。すると、この磁気ソース31より出力さ
れた位置信号は、所定位置に配置されている磁気センサ
4によって検出され、この磁気センサ4で検出された位
置信号が信号処理部5に伝送される。この信号処理部5
内では伝送された位置信号を基に前記磁気ソース31の
位置情報を生成する。
れた位置情報を基に、内視鏡2の挿入部21を進退させ
て前記先端部25を目的部位に配置する。このとき、前
記位置検出カテーテル3の固定端部材33は、内視鏡2
の処置具挿通部22に保持固定されているので、前記シ
ャフト32の先端部に設けられている磁気ソース31は
内視鏡2の挿入部21の移動に追従してスムーズに移動
する。また、磁気ソース31から出力されている位置信
号は、常時磁気センサ4によって検出されているので、
この磁気センサ4によって検出された位置信号が次々と
信号処理部5に伝送されて移動時の磁気ソース31の位
置情報がリアルタイムに新しいものに更新される。
に配置させたなら、前記処置具チャンネル29内に配置
させた前記位置検出カテーテル3を抜去するために、固
定端部材33の周凸部37を端部配置穴22bの周溝2
2cから取り外した後、処置具チャンネル29内のシャ
フト32を抜去する。このことにより、この処置具チャ
ンネル29内に例えば細胞診ブラシを挿入して目的部位
の細胞を採取するなどの検査或いは別の処置具を用いた
処置を行える。
を構成する固定端部材に周凸部を設ける一方、内視鏡の
処置具チャンネルに連通する端部配置穴に前記周凸部が
係入する周溝を形成し、前記位置検出カテーテルの固定
端部材の周凸部を端部配置穴の周溝に係入させて、位置
検出カテーテルの先端部に配置されている磁気ソースを
挿入部の先端面から所定量突出させた状態で固定するこ
とによって、術者などが位置検出カテーテルを保持する
ことなく、磁気ソースの位置の測定を精度良く行うこと
ができる。このことによって、術者の作業性が大幅に向
上する。
設けた周凸部を端部配置穴の周溝に係入させて固定した
ことにより、内視鏡の挿入部を進退移動させたとき、こ
の位置検出カテーテルのシャフトの先端部に設けられて
いる磁気ソースが前記挿入部の移動に追従してスムーズ
に移動することにより、位置の検出のみならず内視鏡の
先端部が移動した管腔の形状を精度良く検出することが
できる。
挿通部を構成して、固定端部材に設けた周凸部が処置具
挿通部の端部配置穴の周溝に対して着脱自在にしたこと
より、位置検出カテーテルを内視鏡に固定配置した状態
と、内視鏡から抜去した状態とに適宜設定することがで
きる。このことによって、内視鏡の先端部の位置を確実
に確認した上で処置具チャンネルから位置検出用カテー
テルを抜去させた後、処置具を処置具チャンネル内に挿
通させて検査・処置を行ったり、処置具チャンネルから
位置検出用カテーテルを抜去した状態で内視鏡の洗浄を
行えるので、作業性が大幅に向上する。
チャンネルに挿入して、固定端部材の周凸部が固定端部
材配置穴の周溝に係入したとき、シャフトの先端部に配
置されている磁気ソースが先端面から突出するように処
置具チャンネルの長さとシャフトの長さとを設定したこ
とによって、位置検出カテーテルと内視鏡とが一体的に
なった状態で内視鏡に設けられている観察光学系によっ
て磁気ソースの位置を確認することができる。このこと
により、術者は磁気ソースが所定位置に配置されている
ことを認識して検査・処置を行える。なお、磁気ソース
が観察光学系の視野内に配置されていない状態で使用す
ることも可能である。
処置具チャンネル29に一体的に固定する固定手段を端
部配置穴22bの中途部に形成した周溝22cと、固定
端部材33の挿入部35の中途部に設けた周凸部37と
で構成する代わりに、図3に示すように略凸字形状の固
定端部材41の外周面に対して回動自在に遊嵌するパイ
プ形状の回動子42を配置し、この回動子42によって
前記固定端部材41の一端面41aを端部配置穴43の
底面43aに当接させて、位置検出カテーテル3を内視
鏡2の処置具挿通部22に一体的に固定するようにして
もよい。このため、前記端部配置穴43の内周面には雌
ネジ43bが形成される一方、前記回動子42の先端側
端部外周面には前記雌ネジ43bに螺合する雄ネジ42
bが形成してある。また、前記固定端部材41の先端部
には前記回動子42の先端面42aが当接する太径の当
接部41bが設けられている。
のシャフト32を処置具チャンネル29に挿通し、固定
端部材41を端部配置穴43内に配置した状態にして回
動子42を前記固定端部材41に係入させ、この固定端
部材41の雄ネジ42bを端部配置穴43の雌ネジ43
bに螺合させていくことにより、固定端部材41が徐々
に端部配置穴43の底面43a側に移動して、最終的に
固定端部材41の一端面41aが端部配置穴43の底面
43aに押圧された状態で当接する。このとき、位置検
出カテーテル3に配置されている磁気ソース31が先端
面21aから所定量突出した状態で、内視鏡2の処置具
チャンネル29内に一体的に固定保持されて、上述した
実施形態と同様の作用及び効果を得ることができる。
検出の用途に本構成を適用したが、位置検出カテーテル
に磁気ソースを複数設けることによって、挿入形状の検
出に適用するようにしてもよい。また、磁気ソースと磁
気センサとの配置位置を逆にして、位置信号処理部によ
って磁気センサの位置を算出する構成であってもよい。
さらに、位置検出用カテーテルを超音波内視鏡の挿通部
に挿通し、磁気ソースからの位置信号と超音波内視鏡か
らの連続する複数の超音波断層像とを同期させて取得
し、3次元データを得る超音波診断装置に適用してもよ
い。
きる装置として例えば、特開平6−261900号公報
には、超音波内視鏡に位置検出手段を設け、この位置検
出手段からの位置信号と超音波内視鏡からの連続する複
数の超音波診断像とを同期させて取得し、3次元データ
を得る超音波診断装置が開示されている。また、先端部
に位置検出手段を備えた位置検出カテーテルを超音波内
視鏡の挿通部に挿通させ、前記特開平6−261900
号公報の超音波診断装置と同様な作用を得る装置も知ら
れている。これらの超音波診断装置では3次元データを
取得した後に、3次元画像を構成していたので、立体形
状をリアルタイムに把握することができなかった。この
ため、立体形状をリアルタイムで把握することの可能な
超音波診断装置が望まれていた。
明する。図4ないし図7は超音波診断装置の実施形態に
係り、図4は超音波診断装置の超音波内視鏡と位置検出
カテーテルの構成を示し、超音波内視鏡の先端部のみを
拡大した図、図5は超音波診断装置の超音波観測部と超
音波画像処理部の構成を示すブロック図、図6は超音波
画像処理部内の画像構築部によってラジアル画像と、リ
ニア画像とを構築する方法を説明する図、図7はモニタ
の画面上に表示された超音画像の一例を示す図である。
照して説明する。図に示すように超音波内視鏡101
は、手元側の操作部102から体腔内へ挿入するための
細長の挿入部103を延設してなり、この操作部102
の側部からは超音波ケーブル105を延設している。
された複数の操作ボタン114や先端側の側面から一部
突出して配設された鉗子口115aを有するとともに、
内部にDCモータ109と、このDCモータ109の回
転軸に一端部が接続されたフレキシブルシャフト108
とを有している。
Cモータ109に接続される信号線111が配設されて
おり、この信号線111を介してDCモータ109の回
転角度を示す回転信号が超音波画像処理部121に入力
するようになっている。
115aに連通する挿通部としての処置具チャンネル1
15が設けられていて、その他端は前記挿入部103の
先端硬質部104に形成されている突出口115bに連
通している。この挿入部103の先端硬質部104の先
端側に配置されたキャップ106内には超音波振動子1
07が備えられている。
ブルシャフト108の他端部に取り付けられており、前
記DCモータ109により駆動されるようになってい
る。この超音波振動子107から得られるエコー信号
は、フレキシブルシャフト108、DCモータ109、
超音波ケーブル105内の信号線111を介して、超音
波画像処理部121に入力するようになっている。
ル115には、磁気センサ116を先端部に備えた位置
検出カテーテル117が、その入口である鉗子口115
aから挿通され、出口である突出口115bから突出さ
れるようになっている。
置信号は、この位置検出カテーテル117内を挿通する
位置信号ケーブル118を介して超音波画像処理部12
1に入力するようになっている。
で囲んだ先端部、つまり前記先端硬質部104、キャッ
プ106、処置具チャンネル115の突出口115b付
近、フレキシブルシャフト108の先端部分などは、前
記磁気センサ116の周辺の磁場を擾乱することのない
ように、例えばチタン等の非磁性体により構成されてい
る。
って、被検体の外部となる位置には磁気ソース119が
設けられていて、前記超音波画像処理部121に接続さ
れている。この磁気ソース119と前記磁気センサ11
6とは、前記超音波画像処理部121内に設けられた位
置信号処理部124に接続されていて、この位置信号処
理部124によって位置データが算出されて断層像構成
手段である画像構築部125に入力される。一方、エコ
ー信号は、前記超音波画像処理部121内に設けられた
エコー信号処理部123に入力されるようになってい
る。そして、このエコー信号処理部123からの出力が
画像構築部125に入力される。また、前記DCモータ
109の回転角度を示す回転信号も画像構築部125に
入力される。
用を説明する。超音波観測を行う際、超音波内視鏡10
1を被検体の体腔内に挿入して、DCモータ109を回
転させて、フレキシブルシャフト108の先端に取り付
けた超音波振動子107を回転駆動する。
内視鏡101の挿入軸方向に対して垂直な方向(つまり
ラジアル方向)に超音波を放射状に送波するとともに、
被検体の音響インピーダンスの変化部分において反射さ
れた反射超音波であるエコー信号を受信する。
送受で得られた1音線分のエコー信号と、そのときのD
Cモータ109の回転信号とは超音波画像処理部121
に入力され、この1音線分のエコー信号はエコー信号処
理部123に入力されて包落線検波、非線形増幅、ST
C、D/A変換など公知の処理を施してデジタルのエコ
ーデータに変換される。そして、このエコーデータは、
画像構築部125に入力される。また、前記エコーデー
タに対応して得られた回転信号も画像構築部125に入
力される。
磁場を形成し、前記磁気センサ116はこの磁場を感知
して磁場に応じた電圧を位置信号として位置信号処理部
124に出力する。前記磁気センサ116で得られた位
置信号が入力された位置信号処理部124では、磁気セ
ンサ116の磁気ソース119に対する位置及び傾斜角
を、前記磁気ソース119を原点とする位置データ
(X,Y,Z;ψ,φ,θ)としてリアルタイムに算出
して画像構築部125に出力する。
ンで得られたエコーデータからその走査面における第1
の超音波断層像であるラジアル画像を構築し、このラジ
アル画像の画像信号を表示手段である画像処理モニタ1
26に出力して画面上に超音波画像を表示させる。
れた回転信号とエコーデータとを基に、回転信号からエ
コーデータのある特定の方向、例えば内視鏡の挿入軸方
向に直交する放射面内のうちある特定した角度、から得
られたエコーデータであると判断したとき、そのエコー
データを1回転走査毎に順次並べて、第2の超音波画像
であるリニア画像を構築し、このリニア画像の画像信号
を画像処理モニタ126にリアルタイムに出力して画面
上に超音波画像を表示させる。
れる方向に手引きで移動させてスキャンしたとき、この
「特定の方向」からのエコーデータをリニア画像として
画像処理モニタ126に表示させるようにしている。
の作用である第1の超音波画像と、第2の超音波画像と
を構築する方法を説明する。図6(a)の超音波振動子
107の回転の様子を示す図のように、超音波振動子1
07は、DCモータ109、フレキシブルシャフト10
8による回転駆動によって、図中点Pに示す超音波振動
子107の回転中心を中心にして、例えば1回転あたり
例えば0から511番まで512本の超音波ビームを順
次送受する。
ームから得られたエコーデータとの関係を示す図のよう
に、各桝目の1つ1つには前記エコー信号処理部123
でサンプリングされたエコーデータの1つ1つである、
位置信号処理部124からの回転信号によって割り出さ
れた前記同図(a)のP0 〜P511 に対応した超音波ビ
ーム番号に対応したエコーデータが保存されていく。
エコーデータから第1の超音波画像であるラジアル画像
を構築する際には、前記画像構築部125では、公知の
方法で座標変換処理や補間処理を施して、同図(c)の
ラジアル画像を構築する図に示すようなラジアル画像を
構築する。
コーデータから第2の超音波画像であるリニア画像を構
築する際には、前記画像構築部125では、前記超音波
振動子107が複数回回転して得られたエコーデータの
内、特定の番号のエコーデータを位置信号処理部124
の位置データを用いて、回転毎(P,P',P'',P''',…)に
順次並べ、公知の方法で補間処理を施して、同図(d)
のリニア画像を構築する図に示すようなリニア画像を構
築する。
ビームのエコーデータとしてP0 とP256 を設定し、各
回転毎のエコーデータを順次並べてリニア画像を構築し
ている。このとき、手引きによってスキャンされている
のでスキャンスピードが異なる。そのため、エコーデー
タの間隔にばらつきが生じて表示される。
126に出力された画像信号は、図7に示すように画面
151上に、ラジアル画像152とリニア画像153と
が並べられて表示される。符号157に示す実線は、前
記「特定の方向」を示す指示線であり、符号158は既
に得られたエコーデータで構築されたリニア画像であ
り、符号159はこれから得られエコーデータによって
構築されるリニア画像が表示される部分であり、この時
点では画像処理モニタ126の画面上には表示されてい
ない。符号160の実線はラジアル画像152を示す指
示線である。
検出カテーテルを配置して、位置検出カテーテルからの
位置信号とラジアルスキャンで得られたエコーデータと
を基に、ラジアル画像とリニア画像とを構築し、画像処
理モニタの画面上にラジアル画像とリニア画像とを表示
させることにより、リアルタイムで観察部位の立体形状
を把握することができる。
を設けた構成を示したが、磁気ソースと磁気センサとの
位置を逆の位置関係で配置して、位置信号処理部が磁気
ソースの位置を算出するようにしてもよい。また、位置
検出カテーテルに磁気センサを設けたが、超音波内視鏡
自体に磁気センサを設ける構成であってもよい。さら
に、位置検出手段として磁気ソースと磁気センサとを設
け磁気によって位置検出を行うシステムを構築したが、
加速度センサを位置検出カテーテル先端などの超音波振
動子近傍に配置して位置検出を行うシステムであっても
よい。
音波内視鏡の挿通部に配置した状態で、位置情報を得る
とともに、3次元超音波画像を構築する超音波診断装置
では装置では使い勝手の向上が望まれていた。本実施形
態を図8及び図9を参照して説明する。
形態に係り、図8は超音波診断装置の全体構成を説明す
る図、図9は超音波内視鏡の先端部の構成を示す拡大斜
視図である。
装置は、体腔内超音波プローブとしての超音波内視鏡2
01と、被検部位の光学像観察用の照明光を供給する光
源装置202と、被検部位の光学観察画像を生成するビ
デオ装置203と、被検部位の2次元の超音波断層画像
を生成する超音波観測装置204と、光学観察画像及び
超音波断層画像を表示する観察用モニタ205と、超音
波内視鏡201の挿入部の位置検出を行う位置検出装置
206と、3次元の超音波画像を生成する超音波3次元
画像処理装置207と、3次元超音波画像を表示する画
像処理モニタ208と、これら装置間を結ぶケーブルと
で主に構成されている。
細長の挿入部209の基端部に操作部210が連設され
てなり、操作部210の側部より前記光源装置202に
接続される光源ケーブル211と、前記超音波観測装置
204に接続される超音波ケーブル212とを延出して
いる。
部215aに連通し、他端部が基端開口部215bに連
通するチャンネル215が設けられており、このチャン
ネル215には処置具類が挿通されるようになってい
る。
213が設けられ、この先端キャップ213の内部には
超音波を送受波する超音波振動子(不図示)が回転可能
に配設されている。また、先端キャップ213の基端部
には観察光照射窓216とCCDカメラ217とが設け
られている。さらに、先端キャップ213の基端側に
は、先端キャップ213を太矢印で示された方向へ移動
する湾曲自在な湾曲部218が設けられている。
波振動子が接続されたフレキシブルシャフト219が配
設され、この超音波振動子を回転させるようになってい
る。このフレキシブルシャフト219の他端部は操作部
210内まで延設され、このフレキシブルシャフト21
9を回転駆動するDCモータ220に接続されている。
また、操作部210には、湾曲部218の湾曲方向を操
作するための湾曲ノブ221が設けられている。
2からの観察光aを観察光照射窓216へ送るためのラ
イトガイドファイバ(不図示)とCCDカメラ217か
らのCCD信号bをビデオ装置203で受信するための
信号線(不図示)とを内設しており、端部には光源装置
202に接続するための光源コネクタ223が設けられ
ている。光源装置202には、観察光aを発生するラン
プ224が設けられている。
けられた小コネクタ225によりビデオケーブル226
が接続され、このビデオケーブル226を介してビデオ
装置203に接続されている。ビデオ装置203は、C
CD信号bを信号処理して被検部位の光学観察画像のビ
デオ信号を生成し、観察用モニタ205に出力するよう
になっている。
た超音波コネクタ227を介して接続される超音波ケー
ブル212には、超音波観測装置204から超音波振動
子へパルス状の電圧を送信し、超音波振動子からのエコ
ー信号cを超音波観測装置204で受信するための信号
線(不図示)と、図9に示す穿刺針240に設けられた
磁気センサ241から延出して磁場検出信号dを位置検
出装置206に伝送する信号線242に操作部210に
設けたコネクタ243を介して接続される信号線とが挿
通している。なお、穿刺針は、超音波内視鏡の外側に別
体に設けられたシリンジ等の吸引装置や薬液注入装置と
接続しており、各種の生検や処置を行うことができるよ
うに構成されている。
信号処理して被検部位の2次元の超音波断層画像に関す
る断層像信号を生成し、観察用モニタ205に出力する
とともに、デジタルのエコーデータを超音波3次元画像
処理装置207に出力するようになっている。
設けられた小コネクタ228により位置検出ケーブル2
29が接続され、この位置検出ケーブル229を介して
位置検出装置206に接続されている。位置検出装置2
06は、磁場を発生する磁気ソース230を備えてお
り、この磁気ソース230に対する磁場検出信号dを基
にデジタルの位置方向データを生成し、超音波3次元画
像処理装置207に出力するようになっている。
超音波観測装置204からのエコーデータを位置検出装
置206からの位置方向データとともに記録するハード
ディスクや光磁気ディスクなどの大容量の記録手段から
なる記録部231と、この記録部231に記録されたエ
コーデータを座標変換する座標変換回路232と、座標
変換されたデータを記録する3次元メモリ233と、3
次元メモリ233に記憶されたデータに対して3次元の
超音波画像(以下、3次元超音波画像と称する)を構築
する処理など各種の画像処理を施す画像処理回路234
と、この画像処理回路234の出力をアナログ信号に変
換する表示回路235とを備えており、表示回路235
で変換された3次元超音波画像のアナログ信号を画像処
理モニタ208に出力するようになっている。
超音波診断装置の作用を説明する。まず、穿刺針240
を基端開口部215bからチャンネル215に挿通し、
針先が先端開口部215aから突出することがないよう
に配置し、穿刺針240の基端部に設けられているコネ
クタを超音波内視鏡201に設けられているコネクタ2
43に接続し、この状態の超音波内視鏡201が、医師
などの使用者により、被検者の生体内の、例えば胃、食
道、大腸などの管腔状臓器に挿入される。
ネクタ223、光源ケーブル211内のライトガイドフ
ァイバを経て、観察光照射窓216より出射され、被検
部位を照明する。このとき、CCDカメラ217により
撮像された被検部位表面に関する光学像のCCD信号b
は、CCDカメラ217から光源ケーブル211内の信
号線、光源コネクタ223に接続する小コネクタ22
5、ビデオケーブル226を経て、ビデオ装置203に
入力される。そして、ビデオ装置203は、CCD信号
bを基に被検部位表面に関するビデオ信号を作成し、観
察用モニタ205に出力する。
り、フレキシブルシャフト219が回転駆動され、この
駆動力はシャフト先端へ伝わって超音波振動子が回転す
る。この回転中、超音波振動子には超音波観測装置20
4から繰り返し送信されたパルス状の電圧が印加され
る。そのため、超音波振動子は、生体内へ超音波を送受
波しながら回転する、いわゆるラジアルスキャンを行
う。
に関する超音波振動子からのエコー信号cは、超音波ケ
ーブル212内の信号線、超音波コネクタ227を経
て、超音波観測装置204に入力される。そして、超音
波観測装置204は、エコー信号cに対して包絡線検
波、対数増幅、A/D変換などの処理を施して、被検部
位に関する断層像信号を作成し、観察用モニタ205に
出力する。
号cを基に被検部位に関するデジタルのエコーデータを
作成し、超音波3次元画像処理装置207に出力する。
このときのエコーデータは、超音波振動子からの距離と
ラジアルスキャン回転角に対応した値、すなわち極座標
に対応した値をアドレスとし、各アドレスにおけるエコ
ー信号cの強度をデータとして記述されるものとする。
からのビデオ信号により被検部位の光学観察画像を表示
し、超音波観測装置204からの断層像信号により被検
部位の2次元の超音波断層画像を表示する。光学観察画
像と超音波断層画像の表示は、図示しないキーボードや
タッチパネルなどの入力手段からの指示入力により、あ
るときは各画像が切り換えられ、あるときは両画像が同
時に表示される。
センサ241は、磁気ソース230が発生する磁場を検
出する。磁気241からの磁場検出信号dは、信号線、
超音波コネクタ227に接続する小コネクタ228、位
置検出ケーブル229を経て、位置検出装置206に入
力される。そして、位置検出装置206は、磁場検出信
号dを基に磁気241の磁気ソース230に対する位置
(x,y,z)と配向[オイラー角(ψ,θ,φ)]と
に関する情報を含んだデジタルの位置データを超音波3
次元画像処理装置207に出力する。
音波観測装置204からのエコーデータが、位置検出装
置206からの位置方向データをヘッダーとして、記録
部231に記録される。具体的には、超音波振動子の1
回転分のエコーデータ、すなわち超音波断層像1枚を構
成するのに必要な量のエコーデータ(以下、エコーデー
タブロックと称する)は、そのエコーデータブロックを
取得するために超音波振動子が1回転したときの位置デ
ータをエコーデータブロックのヘッダーとして、記録部
231に記録されるものとする。そして、これを繰り返
すことで、連続する複数のエコーデータブロックが順次
記録されることになる。
の位置に配置されたことを確認したなら、前記穿刺針2
40の針先を先端開口部215aから突出させて目的部
位に穿刺する。
る3次元スキャンの方法について以下に説明する。
に示すように使用者が超音波内視鏡201の挿入部20
9を手で把持して、矢印の方向に(被検者から抜く方向
に)動かしたり、湾曲ノブ221を操作して湾曲部21
8を湾曲させて、先端キャップ213の方向を変えるこ
とで行われる。このようにすると、超音波3次元画像処
理装置207内の記録部231には互いに平行でなく、
3次元スキャン密度に疎密が存在するような複数の超音
波断層像についてのエコーデータブロックが記録され
る。
1に記録されているエコーデータブロックを読み出し、
極座標で表現されるアドレスを直交座標で表現されるよ
う座標変換する。さらに、座標変換回路232は、座標
変換された複数のエコーデータブロックのうち、エコー
データブロック同士が重複する部分を平均したり、エコ
ーデータブロック間に補間処理を施し、アドレスが3次
元の直交座標で表現される3次元画像データを作成す
る。そしてこの3次元画像データが3次元メモリ233
に記憶される。
モリ233より3次元画像データを読み出し、3次元超
音波画像を構築するのに必要な処理を施す。この画像構
築処理の概要は後述する。
234で構築された3次元超音波画像の画像データをア
ナログ信号に変換して画像処理モニタ208に出力す
る。これにより、画像処理モニタ208には被検部位の
3次元超音波画像が表示される。
先端部に磁気センサを配置し、この磁気センサを配置し
た穿刺針をチャンネルに挿通して、位置情報を得て3次
元超音波画像を構築することができるとともに、穿刺針
をチャンネルから抜去することなく、穿刺針を目的部位
に穿刺して処置を行うことができる。このことによっ
て、術者の作業性が大幅に向上するととともに、位置検
出用のカテーテルが不要になる。
うな位置検出システムを、超音波内視鏡をはじめとする
超音波プローブに設けた場合、超音波3次元画像処理を
行う際に超音波断層像どうしが重なりを持つので、画像
データの重複する部分の処理が問題になっていた。本実
施形態を図10ないし図14を参照して説明する。
の実施形態に係り、図10は超音波画像診断装置の超音
波内視鏡と位置検出カテーテルの構成を示す図、図11
は超音波画像診断装置の超音波観測部と超音波画像処理
部の構成を示すブロック図、図12は連続する複数の超
音波断層像の画像データの一例を示す図、図13は重複
する画像データの処理を説明する図、図14は3次元デ
ータを基に構築された3次元画像の一例を示す図であ
る。
波内視鏡301は、手元側の操作部302から体腔内へ
挿入するための細長の挿入部303を延設し、前記操作
部302の側部からは超音波ケーブル305を延設して
いる。
された複数の操作ボタン314や先端側の側面から一部
突出して配設された鉗子口315aを有するとともに、
内部にDCモータ309と、このDCモータ309の回
転軸に一端が接続されたフレキシブルシャフト308と
を有している。
Cモータ309に接続される信号線311が配設されて
いる。
315aに連通する挿通部としての処置具チャンネル3
15が設けられていて、その他端は前記挿入部303の
先端硬質部304に設けられた突出口315bに連通し
ている。この挿入部303の先端硬質部304の先端に
配置された先端のキャップ306内には超音波振動子3
07が備えられている。
ブルシャフト308の他端に取り付けられており、DC
モータ309により駆動されるようになっている。この
超音波振動子307から得られるエコー信号は、フレキ
シブルシャフト308、DCモータ309、超音波ケー
ブル305内の信号線311、超音波コネクタ312内
の図示しない信号線を介して、超音波観測部313に入
力するようになっている。
ャンネル315には、磁気センサ316を先端部に備え
た位置検出カテーテル317が、その入口である鉗子口
315aから挿通され、出口である突出口315bから
突出されるようになっている。
置信号は、前記位置検出カテーテル317の位置信号ケ
ーブル318を介して、超音波画像処理部321に入力
するようになっている。
で囲んだ先端部、つまり前記先端硬質部304、キャッ
プ306、処置具チャンネル315の突出口315b付
近、フレキシブルシャフト308の先端部分などは、磁
気センサ316の周辺の磁場を擾乱することのないよう
に、例えばチタン等の非磁性体により構成されている。
て、被検体の外部となる位置には磁気ソース319が設
けられていて、前記超音波画像処理部321内に接続さ
れている。
像の画像データは、観測モニタ322にリアルタイムに
表示されるとともに、前記超音波画像処理部321に設
けられた記録部331に入力して記録されるようになっ
ている。
319は、超音波画像処理部321に設けられた位置信
号処理部124に接続されていて、この位置信号処理部
124により算出された位置データは、前記記録部33
1に入力されて前記画像データとともに記録されるよう
になっている。
325に入力して所定の処理が施された後に、画像処理
モニタ326により表示されるようになっている。
置の作用について説明する。
01を被検体の体腔内に挿入して、DCモータ309を
回転させることにより、フレキシブルシャフト308の
先端に取り付けた超音波振動子307を回転駆動する。
内視鏡301の挿入軸方向に対して垂直な方向(つまり
ラジアル方向)に超音波を放射状に送波するとともに、
被検体の音響インピーダンスの変化部分において反射さ
れた反射超音波であるエコー信号を受信する。このラジ
アルスキャンにより得られたエコー信号は、超音波観測
部313に入力され、超音波断層像を構成する画像デー
タに合成されて、リアルタイムで前記観測モニタ322
に表示される。
3にも入力されて記録が行われる。つまり、超音波振動
子307が1回転分のラジアルスキャンを行うと、記録
部323には、超音波観測部313から出力された超音
波断層像1枚分の画像データが記録されることになる。
を形成し、前記磁気センサ316はこの磁場を感知し
て、磁場に応じた電圧を位置信号として位置信号処理部
324に出力する。前記磁気センサ316で得られた位
置信号が入力されたこの位置信号処理部324では、磁
気センサ316の磁気ソース319に対する位置及び傾
斜角を、前記磁気ソース319を原点とする位置データ
(X,Y,Z;ψ,φ,θ)としてリアルタイムに算出
する。
れて、前記超音波観測部313から超音波断層像1枚分
の画像データが入力されたときに、同期して記録され
る。
超音波振動子307のラジアルスキャンにより得られる
連続する複数の超音波断層像の画像データが、それぞれ
に対応した磁気センサ316の位置データとともに記録
部323に記録される。
ラジアルスキャンさせながら、超音波内視鏡301の先
端を少しずつ移動させると、例えば図12に示すような
連続する複数の超音波断層像の画像データが、対応する
位置データとともに記録部323に記録される訳であ
る。
視鏡301の先端硬質部304が移動すると、磁気セン
サ316は前記先端硬質部304と同じ方向に同じ距離
だけ移動するため、磁気センサ316により得られた位
置データは、そのまま複数の超音波断層像の互いの位置
及び傾斜角に係るデータとして扱ってよい。
323から複数の超音波断層像の画像データを得て、こ
れらの画像データの重複する部分には平均処理を施し、
また、超音波断層像同士の間には補間処理を施すことに
より、ある1点を原点として(X,Y,Z)を座標とす
る3次元データを構成する。さらに、重複する画像デー
タの処理は、図13に示すように後から取得された画像
データで順次更新(上書き)させて3次元データを構築
するようにしてもよい。
設定など公知の方法により、前記3次元データに基づい
て図14に示すような3次元画像を構築して、画像処理
モニタ326に出力し、この画像処理モニタ326の画
面上に3次元画像が表示される。この3次元画像には、
図示したように、前記座標系(X,Y,Z)が明示され
ており、原点が各座標軸の交点として奥に設定されてい
て、関心領域の空間的位置を容易に把握することができ
る。
具チャンネル315が挿通部として、磁気センサ316
が位置検出手段として機能し、3次元処理部325を含
む超音波画像処理部321が3次元処理手段として機能
するようになっている。
音波内視鏡が超音波振動子を走査させることにより超音
波断層像を取得し、処置具チャンネルに挿通された位置
検出カテーテルが磁気センサにより位置信号を出力し、
超音波画像処理部が磁気センサからの位置信号と超音波
内視鏡からの連続する複数の超音波断層像とを同期させ
て取得し3次元データを構成するようにしたために、画
質の良好な超音波断層像を取得して3次元データを構成
することができる。
ーブを用いなくても、汎用の超音波内視鏡を用いて3次
元データを構成することができる。
成すること以外の目的に使用する際には、処置具チャン
ネルから位置検出カテーテルを抜去することができるた
めに、操作性良く検査を行うことができる。
具チャンネルから位置検出カテーテルを抜去して、例え
ば鉗子等を挿入して生検など各種の処置を行うことがで
きる。そのため、ルーチン検査の中で3次元データを構
成することができる。
ースが処置具チャンネルと兼用されるため、位置検出器
を超音波内視鏡に直接取りつける構成であっても超音波
内視鏡の外形寸法を細径にすることができる。
により構成したために、磁気センサ周辺の磁場を擾乱す
ることがなく、正確に位置を検出することができる。
に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施可能である。
実施形態によれば、以下の如き構成を得ることができ
る。
手段を有する位置検出カテーテルと、挿通部を有する内
視鏡とを備え、前記位置検出カテーテルは、前記内視鏡
の挿通部に挿入され、前記位置検出手段からの位置信号
を基に内視鏡の位置若しくは挿入形状に関する情報を得
る内視鏡装置において、前記位置検出カテーテルを前記
内視鏡の挿通部に着脱自在に固定する固定手段を設けた
内視鏡装置。
ルの周凸部を設けた固定端部材と、この固定端部材が配
置される内視鏡の固定端部材配置穴に形成した周溝とで
構成される付記1記載の内視鏡装置。このことにより、
位置検出カテーテルの固定端部材に設けた周凸部を、内
視鏡の挿通部の固定端部材配置穴の周溝に係入させるこ
とによって、位置検出カテーテルと内視鏡とが所定の位
置関係で一体的に固定される。
ルの固定端部材と、この固定端部材の外周面に対して遊
嵌し、外周面に雄ネジを形成した回動子と、この回動子
の雄ネジが螺合する雌ネジを形成した前記固定端部材が
配置される固定短部材配置穴とで構成される付記1記載
の内視鏡装置。
定端部材を、内視鏡の固定端部材配置穴に配置した後、
回動子を固定端部材に遊嵌させ、この回動子を固定端部
材配置穴に螺合していくことにより、固定端部材の一端
面が固定端部材配置穴の底面に密着した状態になって位
置検出カテーテルと内視鏡とが所定の位置関係で一体的
に固定される。
振動子を回動走査させることにより第1の超音波断層像
を得る超音波内視鏡と、前記超音波振動子近傍に配さ
れ、位置を検出するための位置検出手段とを備えた超音
波診断装置において、前記位置検出手段からの位置信号
に基づき、特定の方向のエコーデータから第2の超音波
診断像を構成する断層像構成手段と、前記第1の超音波
断層像と第2の超音波断層像とを同時に表示する表示手
段とを具備する超音波診断装置。
振動子を回動走査させることにより第1の超音波断層像
を得る超音波内視鏡と、空間に磁場を張る磁気ソース
と、この磁気ソースの磁場を検出する磁気センサとを備
え前記磁気センサ又は前記磁気ソースのどちらか一方が
前記超音波振動子近傍に配された超音波診断装置におい
て、前記磁気センサからの位置信号に基づき、特定の方
向のエコーデータから第2の超音波診断像を構成する断
層像構成手段と、前記第1の超音波断層像と第2の超音
波断層像とを同時に表示する表示手段とを具備する超音
波診断装置。
し、この挿通部に挿通して使用されるカテーテルの先端
部に前記位置検出手段を設けた位置検出カテーテルを備
えた付記11又は付記12記載の超音波診断装置。
挿入するための挿通部を設け、前記挿入部の先端に設け
た超音波振動子から超音波を送受波してエコーデータを
得る超音波プローブと、先端部に位置検出手段を設け、
前記挿通部に挿入して被検部位の生検又は治療を行う生
検又は治療用処置具と、前記超音波プローブにより得ら
れたエコーデータと前記処置具の位置検出手段の出力を
基に得られた位置情報とから被検部位の3次元データを
取得する3次元構成手段とを有する超音波診断装置。
挿入した状態で超音波プローブを体腔内に挿入し、超音
波プローブから超音波を送受波しエコーデータを得てい
る状態で超音波発信面とは異なる方向に超音波プローブ
を移動させ、超音波プローブから得られたエコーデータ
と治療用処置具の位置検出手段の出力を基に得られた位
置情報とから3次元データ構成手段で被検部位の3次元
データを構成し、被検部位の3次元超音波画像を表示手
段に表示する超音波診断方法。
視鏡の挿入部先端部の位置を高精度に測定することが可
能でかつ、作業性及び操作性の良好な内視鏡装置を提供
することができる。
1は内視鏡と位置検出カテーテルとを示す説明図
る固定手段の構成を説明する図
る他の固定手段の構成を説明する図
係り、図4は超音波診断装置の超音波内視鏡と位置検出
カテーテルの構成を示し、超音波内視鏡の先端部のみを
拡大した図
理部の構成を示すブロック図
アル画像と、リニア画像とを構築する方法を説明する図
示す図
に係り、図8は超音波診断装置の全体構成を説明する図
実施形態に係り、図10は超音波画像診断装置の超音波
内視鏡と位置検出カテーテルの構成を示す図
画像処理部の構成を示すブロック図
一例を示す図
一例を示す図
Claims (1)
- 【請求項1】 先端部に位置検出のための位置検出手段
を有する位置検出カテーテルと、挿通部を有する内視鏡
とを備え、 前記位置検出カテーテルは、前記内視鏡の挿通部に挿入
され、前記位置検出手段からの位置信号を基に内視鏡の
位置若しくは内視鏡の挿入形状に関する情報を得る内視
鏡装置において、 前記位置検出カテーテルを前記内視鏡の挿通部に着脱自
在に固定する固定手段を設けたことを特徴とする内視鏡
装置。
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