毛利小五郎
毛利 小五郎(もうり こごろう)は、『週刊少年サンデー』で連載されている青山剛昌原作の漫画作品、およびそれを原作とするテレビアニメなどのメディアミックス『名探偵コナン』の作品に登場する架空の人物。
毛利 小五郎 | |
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『名探偵コナン』のキャラクター | |
作者 | 青山剛昌 |
演 | 陣内孝則[注 1] |
声 |
神谷明(1 - 548話) 小山力也(553話 - ) |
詳細情報 | |
愛称 | 眠りの小五郎 |
性別 | 男性 |
職業 | 私立探偵 |
配偶者 | 妃英理(妻・別居中) |
子供 | 毛利蘭(娘) |
国籍 | 日本 |
アニメでの声優は神谷明(1 - 548話、劇場版第1作 - 第13作)→小山力也(553話 - 、劇場版第14作 - )が担当する。ドラマでの俳優は陣内孝則が担当[注 1]。
人物
毛利蘭の父親で江戸川コナンの保護者[注 2]。妻(蘭にとって母)は妃英理。「毛利探偵事務所」を経営する私立探偵で、前職は警視庁捜査一課強行犯係の刑事。現在はコナンが彼に成り代わって推理することにより、世間では「眠りの小五郎」と評される有名な名探偵とされているが、実態は「ヘボ探偵」「迷探偵」であり、作中におけるコミックリリーフでもある。
オールバックの髪型とちょび髭がトレードマーク[注 3]。仕事では紫色のスーツを着用する。年齢は38歳[2]。
徐々に切れ者としての一面も見せるようになり、これまでの経験に基づいてコナンも驚かせるような名推理を披露することもある[3]が、基本的には的外れなものであることが多い。
一人称は基本的に「オレ」であるが、身内でない人や目上の人には「私」を使う[注 4]。周囲からの呼称は、「(小五郎の)おじさん(コナン・吉田歩美から。コナンが心の中では『(小五郎の)おっちゃん』)」、「おっちゃん(新一[注 5]・小嶋元太・服部平次・遠山和葉)」、「お父さん(蘭)」、「あなた(英理[注 6])」、「毛利君(目暮警部[注 7]・阿笠博士)、「毛利さん(他の警察関係者・他人など)」、「煙の小五郎(横溝重悟)」、「小五郎君(工藤有希子)」、「オッサン・ボケナス[7](悪口を言う時)(服部平次)」、「小五郎さん(遠山和葉・大和警部など)」、「(毛利の)おじさま・おじさん(鈴木園子)」、「毛利先生(安室透)」、「毛利探偵・おじさん(灰原哀・円谷光彦)」がある。また、灰原はコナンと話した時「迷探偵」と呼んだことがある。
短気で若干暴力的な性格で、コナンが事件の捜査中に介入したりすると、ゲンコツを食らわせたり[注 8]、依頼人に対して怒鳴ったりすることもある。また、平次が自分に予測できない推理を披露した[注 9]際には納得できないことを理由に殴りつけた[8]ことがある。 極めつけには、テレビ局の企画を装った犯人によってコナンと平次が無人島に拉致監禁され、無理心中に巻き込まれかけた事件で、結果的に殺人の共犯者になったとはいえ金で雇われていただけの漁師を拷問にかけ、コナンと平次の監禁場所を突きとめたこともある[9][注 10]。また、睡眠中は大いびきをかいて寝ることが多いという設定で、アニメ版の初期は同じ部屋で寝ているコナンはよく彼のいびきに悩まされていた。
アニメでは周囲から褒められたり自信満々に推理を披露したりすると調子に乗って舌を出し、「ナーッハッハッハ!」という高笑いを頻繁に見せる(原作でも後に見せるようになる)。
本人曰く先祖は「毛利元就」とのこと[10]であるが、真相は不明。若い頃に俳優になりたい夢を抱いたこともある[11]。
出身高校は新一や蘭と同じ帝丹高校(英理や工藤有希子とは同級生)[12]で、 大学は米花大学卒業[13]。中学校の同級生に女優の雨城 瑠璃(うじょう るり、声 - 島津冴子)がいる[3]。本人は高校時代は「硬派で通っていた」と語っているが、中学時代を知る瑠璃曰く、その頃からスケベだったらしい。大学が帝丹ではなく米花なのは柔道の腕がいいためスポーツ推薦や一芸入試の可能性や、内部進学(とみられる)に必要な成績が不足していた説がある[14]。
有名になってからはテレビやメディア出演により収入を得ることも増えたが、それに比例する形で金遣いも荒くなっており、酒やギャンブル、遊興等への浪費が多い。とある依頼で一千万円という多額の金が入る可能性が出た際は前祝いで300万円も使い込んだ挙句、それを取り戻そうと競馬や競輪によって500万円もすってしまったことがあった[12]。彼のせいで家計が然程潤わないのは蘭の悩みの種になっており、彼女から小遣いを厳しく管理されているようで「やりくりが大変」と窘められている。別居している妻の英理からも、彼女の弁護士としての手腕と人脈にて金銭や収入面で助けられる事がある[15]。
コナンがやってくるまでや以後の収入面は報酬についての話があまりなく、調査料やメディア出演や講演などの副業収入の推計を連載年数(週刊少年サンデー2003年2号まで)で割ると少なすぎるため、事務所は2、3階が内部で繋がるメゾネットタイプながらそれぞれ別に玄関がある特殊な造りであることから、この建物は持ちビルで親から相続してテナント収入を得ていたとする考察がある[16]。また家計は別居しているとはいえ英理くらいしか管理していると思われる人物はおらず、報酬を得ても一旦英理のところへ行ってから小遣いが渡されているためという説が提唱されている[17]。仕事嫌いの小五郎が警察を辞めて探偵として独立したのは、上司であった目暮から「自分も辛い」もしくは「英理の弁護士としてのキャリアに傷がつく」などでも言われて心情を分かり辞職、黒木昭雄が話す「家が商売をしているなど収入のアテがある刑事が辞めさせやすい」ことから目暮もそれに触れて別の道へ進むのを促した可能性を挙げた[18]。
「眠りの小五郎」として、睡眠薬のCMの出演依頼が来たことがある[注 11]。原作では話を聞くなり憤慨して断っていた[19]が、劇場版第10作『探偵たちの鎮魂歌』では1千万円のギャラを提示され、「ぜひ!やらせていただきます!」と快諾していた。
英語はあまり得意ではなく、ロンドンを訪れた際にコナンや蘭の不在中はかなり困っていた[20]。文学作品に関する知識としては、『三国志』や『シャーロック・ホームズ』についてはコナンや蘭に比べるとあまり詳しくないようだが、『南総里見八犬伝』[21]や武田信玄[22]については詳しい[注 12]。コナンとは対照的に、シャーロック・ホームズのことは好きではない。そのうえ、ホームズ愛好家たちの前で「紙の上の人間」と露骨に侮蔑した結果、睨まれている。また、アガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』をタイトル名を間違えたうえに『ホームズ』シリーズの作者であるアーサー・コナン・ドイルの作品と勘違いしていた[8]。ただし『オリエント急行殺人事件』は気に入っているようであり、ベルツリー急行(ミステリートレイン)に乗った際には、エルキュール・ポアロにちなみ「毛利ポア郎」と上機嫌で自己紹介をしていた[2]。
OVA『10年後の異邦人』で描かれた10年後では現在とほとんど変わらぬ容姿で登場しているが、これはコナンの夢オチであるため実際にそうなるかは不明。「集められた名探偵!工藤新一VS怪盗キッド」[23]では怪盗キッドに、『ルパン三世VS名探偵コナン』ではルパン三世にそれぞれ変装されているが、これは高木刑事と並ぶ経験でもある[注 13]。
蘭との関係
娘の蘭に対して普段は毅然とした態度で接している。一方でケチでもあり、蘭に碌に私物を買い与えようとせず(彼女の私物の殆どは別居中の英理が買い与えた物らしい)、個人的嗜好から沖野ヨーコの関連商品をこっそり買った時等は蘭に「わたしがどんな気持ちで生活費を切り詰めてると思ってるの?」と言われることもあった[26]。また、家で怠惰でいるところを蘭に叱られることもしばしばあり、このように蘭に生活態度や性格について諌められることが多い。
蘭の証言に対して「ガキは黙ってろ!」と言うなど、未だ蘭を子供扱いしていると見られる発言もあった。
しかし、親子仲は決して悪くはない。また、小五郎の心の奥底は父親としての愛情にあふれており、以下の様に蘭が窮地に陥った時には危険な状態へ身を挺してまで助けようとしたり、蘭が恥ずかしい思いをした際には激しい怒りを露わにしたりする。
- 原作・テレビアニメ版
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- 100話 - 101話「初恋の人想い出事件」(単行本18巻File.3「初恋の人…」 - File.5「心は開く!?」)
- 屋敷が火事になって蘭が中に入った時に自身も入ろうとした。
- 294話 - 295話「愛と決断のスマッシュ」(アニメオリジナル)
- 蘭が誘拐された時、彼女への心配から自ら志願して身代金を渡しに行った。
- 331話 - 332話「疑惑の辛口カレー」(単行本40巻File.4「思い出のテニスコート」 - File.6「声が出ない…!?」)
- レンタカーでテニスコートまで向かっている途中、園子が「ミニスカでテニスをするとパンツが見える」と言っているのを聞くと、「娘が恥ずかしい思いをするなら俺は引き返すぞ」と言った。
- 471話「レンタカー制御不能!」(アニメオリジナル)
- 自身と蘭の乗っているレンタカーに、停車すると爆発する仕組みの爆弾が仕掛けられていることが分かると、この命の懸かった場面で自身のことよりも蘭のことを気遣い、蘭に対して「ジャケットを頭から被り(車の窓から)飛び出したら伏せろ」や「お前(蘭)が助かるのが先だ。親の言うことを聞きなさい。」などと父親らしい発言をし、犯行動機が自身に対する怨恨であることが分かると「父さんのせいで巻き込んで済まない」と謝罪した。
- 522話「新一の正体に蘭の涙」(単行本62巻File8「死羅神様」 - File10「正体」)
- 新一が蘭を負傷させてしまい手当てをした時に、蘭が新一に対して「パンツ見たでしょう!!」と言うと、自分は「あの野郎、殺す」(アニメでは「あの野郎、後で一本背負いだ」)と新一に対して心の中で怒りを表していた。
- 712話 - 715話「服部平次と吸血鬼館」(単行本79巻File.6「吸血鬼の館」 - 80巻File.1「殺人鬼の計画」)
- 群馬県警に行き、蘭が館に残っている時には平次に電話で「娘に何かあったらただじゃすまないからな」や「娘は大丈夫なんだろうな」などと怒鳴った。
- 775話 - 776話「あやつられた名探偵」(アニメオリジナル)
- 蘭の名前を出して脅されると犯人たちに協力し、蘭が殺されそうになった時も無事であることを確かめると、抱きしめて涙を流していた。
- 818話 - 819話「小五郎、怒りの大追跡」(アニメオリジナル)
- 蘭がアイドル歌手のリサ・パープル(声 - 明坂聡美)と間違われて誘拐された際には、蘭のことを誰よりも心配してニュース番組で目じりが腫れ上がるほど号泣し[注 14]、蘭を救出した際には涙を流しながら抱きしめていた。
- 劇場版
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- 第1作『時計じかけの摩天楼』
- 蘭が米花シティービルの映画館に閉じ込められ、その映画館に爆弾が仕掛けられていることを知った際、蘭を助けに向かうため映画館の中に入ろうとしている。
- 第6作『ベイカー街の亡霊』
- 蘭がゲームオーバーになったことで、列車を止める手段を失い絶望するコナンに「おいおい諦めるな!! なんとか生き残って、蘭の命を取り戻してくれ!!」「コナン大明神様!! どうか蘭を…!!」と祈った。結果的にはクリアして無事であったため、蘭の傍に駆け寄って号泣した。
- 第11作『紺碧の棺』
- 蘭がトレジャーハンターたちに人質として捕まったことを知ると「船を出してくれ」と叫び、出された船に乗った後は極めて悪天候にもかかわらず海に潜って助けに行こうとしたため佐藤刑事のボディブローで制止された。
コナン・工藤家との関係
コナンとの関係
コナンを「小僧」や「ガキ」、また「坊主」と呼ぶ事が多く、名前で呼ぶ事は少ない。また前述の通り、ゲンコツを食らわせるなどの横暴で容赦のない面が目立つ。また、コナンや少年探偵団のような子供が捜査に加わることには否定的で[注 15]、事件の第一発見者であるコナンを目暮警部などの現場責任者の許可も得ないまま、勝手に追い返したこともある[27][28]。
しかし、コナンとババ抜き[29]や将棋[30]をして楽しんでいる描写があり、彼の事を嫌っているわけではない。また、コナンが拳銃強盗に撃たれたり、爆弾事件に巻き込まれて負傷した際には彼の身を案じ、病室で付きっきりで見守っている[注 16]。そして、自分の代わりを頼んだことになっている新一や、命の危険にさらした犯人に「てめぇー、蘭を一体どうする気だ!!」と激怒するなど、コナンに対する優しさをのぞかせている[31]。
自分を陰から補佐するようなコナンの行動については何度か勘付いた[注 17]が、大抵は周囲の称賛を受けて忘れてしまう[32]か、たまたま見せたコナンの幼稚なミスに考え過ぎだと判断してしまい[33][34]、現在もコナンのことを並の小学1年生とは比較にならない頭脳や知識、観察力の持ち主であると悟っているものの、それを完全に日常の出来事として認識した状態が続いている。
新一との関係
工藤新一のことは、有希子の一人息子であり蘭の幼馴染として幼少時からよく知っているが、新一が高校生探偵として活躍していた時は一時期、探偵の仕事を奪われたと思い込んでおり[注 18]、あまりいい印象を持っておらず、蘭との交際についても批判的な言動が多い[注 19]。ただし、新一の推理力の高さは認めており、蘭が新一に想いを寄せていることにも気付いている模様で、「大事な娘をたぶらかしやがって」などと文句を言いつつ内心では新一への愛情を大切に見守ってもいる[20][注 20]。「探偵坊主」などと嫌味を込めて呼ぶことも多いが、名前の呼び方は蘭と同様「新一」。
新一の両親との関係
新一の父親であり自身の刑事時代に目暮が捜査協力を依頼していた工藤優作のことも「所詮は小説家」と、目暮ほど信頼はしていなかった[12]。ただし『ベイカー街の亡霊』では原作・TVシリーズと異なり「工藤先生」と呼び低姿勢で接している[35]。
工藤有希子とは高校生時代から妻の英理共々友人であり、「有希ちゃん」「小五郎くん」と呼び合うほど親しく、毛利家と工藤家は家族ぐるみの長い付き合いとなっている[12]。
警察関係者や学生時代の同級生などとの関係
作中では学生時代または現役刑事だった当時の関係者と事件の現場に鉢合わせることも多く、彼らとは基本的に良好な関係であり、男女を問わず友人関係も豊富である。
普段は「眠りの小五郎」で解決するケースばかりであるが、後述通り昔の学友たちが絡んだ事件では若干ながらコナンのフォローが入りながらもほとんど自力で解決しており、友人たちが関わる事件では彼らへの想いが原動力にもなっている。
アニメオリジナルストーリーや劇場版では、大学時代に家庭教師をしていた教え子やゼミの後輩だった女性とも個人的な交友を続けるなど、教師や先輩として慕われるケースが強調されている[36][37]。
上下関係に関しても厳しく、目暮や松永、弓長、小田切警視長といった警察官時代の上司達には「警部殿」と呼ぶなどひたすら低姿勢であるのに対し、コナンや少年探偵団、服部平次や高木、千葉などの目下・年下に対しては高圧的に接することもあり、少しでも自分の推理に反論されれば、腹癒せ交じりに暴力まで振るって八つ当たりしたこともある。このように、目上への態度と目下への態度の差が大きくなることがある。こういった自己中心的な振る舞いもあって、周囲から大人としてはあまり信頼されておらず、目暮達警察官の面々からも時に白い目で見られることがある。ただし、腕っぷしの強さに関してはかなり信頼されている。
度重なる的外れな推理で捜査を混乱させる傾向から、横溝重悟や大和勘助からは半ば厄介者扱いされる形で鬱陶しがられ、諸伏高明に至っては推理しても聞き流され、むしろコナンの意見の方を聞き入れている。
ただし、警察関係者の中では、山村ミサオと横溝参悟のみは小五郎を信奉しており、いくら彼が的外れな推理をしても信じてしまうことがある[38]。
また、平次の推理力も認めてはいるが、自分の方が優れていると思い込んでいる[7]。
探偵業
初登場時は無精ひげを伸ばし酒浸りで過ごしていた[39][40]。その上、無名だった頃は名乗っても誰だかわかってもらえなかったり[41]、明智小五郎や毛利衛と間違われたりすることもあった[42]。また、知名度が上がっても、依頼が来ない日が続いた際には、コナンに「暇なんだなおっちゃん…」と思われている[33][43]。
本来の小五郎はお世辞にも優秀とはいえない探偵だったが、コナンが阿笠博士からもらった腕時計型麻酔銃と蝶ネクタイ型変声機を使い、小五郎に成り済まして事件を解決してきたため、「眠りの小五郎」と呼ばれて一躍全国的に有名になった[注 21]。名前の由来はうつむいた状態で淡々と推理をするため、まるで眠っているように見えることから付けられた[39]。しかし、事情を知らない人からは「居眠り小五郎」[37]「煙の小五郎」[46][47]「踊りの小五郎」[48]など呼び名を間違われたことも多々ある。自分が眠らされている間に勝手に事件が解決するというあまりにも不自然過ぎることに関しては、時に疑問は抱きつつ、「自分が無意識に本当に解決しているのだ」と得意気になっており、有名になってからは何かと「この名探偵・毛利小五郎が」と自称してはしゃぐ一方、エルキュール・ポアロにちなみ「毛利ポア郎」と自称したこともある[2]。劇場版第17作『絶海の探偵』では、金ピカ(金メッキ)の名刺を大量に持ち歩き、その後のアニメオリジナルストーリーでも使用している[49]。
「元・警視庁所属の刑事」というキャリアのある経歴にもかかわらず、探偵に最も求められる「多角的な視野に基づいた考察」をせず、「単純明快による解決」をする傾向が非常に強く、その上足を使った捜査も嫌って僅かな状況証拠や勘だけに頼ろうとする怠惰さからコナンにも心中で呆れられている[33]。その為、事件に遭遇した時は、行き当たりばったりかつ見当違いな推理で頭ごなしに犯人を決め付けてしまうことが多い上に[50][51][52][53][54][37]、密室殺人等の不可能犯罪に遭遇した場合は大抵自殺か事故死と即断して捜査を打ち切るといった、ずさんな傾向もあり[44][55][48][56][57]、それによって真犯人に付け入れる隙をみすみすと与えてしまう事も少なくない。仮にコナンを始めとする周囲から不自然な点を指摘されても、名探偵としてのプライドを傷つけられたとしか考えない為、「捜査の邪魔をするな」「細かいことでいちいちうるさい」[58]や「ただの偶然」[59][57]と言うが、それでも反論されると逆ギレして怒鳴る[60][45][61]等、非常に
探偵業に関する根気や責任感にも欠けている面が多く見られる。仕事よりも酒やギャンブル、アイドル鑑賞といった趣味嗜好の方を優先する為、平次の母親である服部静華が身分を偽って依頼をしてきた際は競馬中継の観戦を理由に追い返そうとしたり(静華が美人であった事でやる気は出している。)[63]、電話に出る事すら鬱陶しがって電話線コードを抜いてしまうこともあった[64]。莫大な依頼料が掛かったり依頼主が美人であればやる気を出すが、それでも酒盛り等で歓待されれば仕事などそっちのけで夢中になったり、捜査が行き詰ってしまうとあっさり投げ出すか適当に切り上げてしまう等、無責任ぶりを見せている。また依頼者が男性の場合だと冷淡さや薄情さまで見せる事があり、あっさり手に平返しな対応をして見捨てる事もあった[62]。沖縄での依頼の際も、コナンや蘭が危機的状況に陥っていた事実など知る由も無く、酒盛りの歓待に夢中になっていた結果、その間にコナンと平次の二人が事件を解決してしまうという不甲斐なさを露呈させてしまった[65]。自らのいい加減な推理が原因で、大勢の犯人ではない容疑者に対し冤罪未遂へと陥れかけているが、コナンが「眠りの小五郎」として活躍している事で致命的失敗にならずには至っている。そのため自分のやってしまった見当違いな推理について反省する様子は見られず、結局は同じ展開の繰り返しとなっている。だが、ある事件で容疑者を間違った推理で追い詰め、その件が一因で容疑者が自殺してしまった際には、流石に目暮からも厳しく咎められ、探偵事務所の看板を下ろして責任を取ろうとするといった、責任感を見せた事もあった(ただし、この件に関しては、自殺した被害者とされる人物が捜査を混乱させる行動に出た上、小五郎が疑うのも当然であった根拠や理由も十分にあり、事実とも結局は全く異なっていた。)[66]。
一方、コナンに影から補佐されつつ小五郎が事件を解決することもある[34]。コナンが解けなかった謎や正しく推理できなかった部分までも完璧に解いている場合すらある[注 22]。そういった場合、解決する事件は旧友や妻など自身にとって重要な人物が関わる他人事ではない事件が多いことから、本人にやる気さえあれば、これまでコナンが解決した事件も自力で解決できた可能性があり、コナンもそれを指摘している[注 23]。実際に「眠りの小五郎」が誕生する前、つまりコナンと出会う前に、探偵として自力で殺人事件のトリックを暴いたこともある[71]。
コナンが探偵事務所に同居するようになってから、小五郎が行く場所では何かしらの事件がよく起こるため、目暮警部らからは「疫病神」「死神」呼ばわりされることが多くなる[4][5][注 24]。青函トンネルで起きた殺人事件では、北海道警察の田村刑事に「行く先々で事件が起きる呪われた探偵」と呼ばれた[76]。また、コナン(新一)や平次と違って自分とは無関係な事件に興味本位で首を突っ込んだりはしないことが信条と述べており、蘭に対してもそれをしないよう戒めている[注 25][78]。その一方、コナン(新一)や平次同様、自己顕示欲・英雄願望が強く、作中世界の民放の日売テレビから番組出演の依頼を易々と受け[注 26]、カメラの前で堂々とVサインをしたりとほかの出演者よりも目立っており、高校時代の同級生がそれを理由に小五郎には頼まず安室透に依頼したこともある[79]。しかし、尾行や偽名で調査対象の家に侵入する[注 27]などの本来の探偵としての仕事は正体が気づかれないことも多くあり、探し物や素行調査などの業務は無難にこなしている。
かつて警視庁捜査一課強行犯係[注 28]に勤めていた刑事時代には庁内でも有数の拳銃の腕前だったとの証言がある[81][注 29]。しかし刑事時代も的外れな推理で捜査を混乱させることが多かったらしく、目暮警部からは「お前のおかげでほとんど迷宮入りになったがな」と呆れられている[40]。ただし阿笠博士は、「あれでも昔は敏腕刑事じゃったんじゃから」と評している[39]。刑事時代の経験から捜査の基本は熟知しており、大体の死因や死亡推定時刻は鑑識・司法解剖を待たずに自力で特定できる。また、携帯電話と盗聴の関連性について説明したこともある[32]ほか、事件が起きたと見るや「全員その場を動くな!」と叫ぶ[82]など[注 30]、刑事としての基本的な知識や業務遂行能力は備えている。
以上のことから、お調子者で的外れな推理を繰り返すことはあるものの、落ち着いて真面目に推理した時はそれなりの成果を見せることもあり、所轄署の刑事から本庁の捜査一課にまで上り詰めた経歴も含めて一概に無能とは決め付けられない優秀な面がある。また、物語に世良真純や安室透、沖矢昴といった推理力に優れた面々が登場するにつれ、「眠りの小五郎」を披露する場面はやや少ない傾向になっている[注 31]。それに伴い、小五郎が落ち着いて真面目に推理する場面も増えてきている。なお、劇場版第9作『水平線上の陰謀』では途中で少し脱線してしまったが、普段の小五郎からは想像できない見事な名推理を披露している[注 32]。
劇場版でも的外れな迷推理をすることが多く「眠りの小五郎」を披露しない作品も多いが、第1作『時計じかけの摩天楼』の冒頭、第2作『14番目の標的』、第17作『絶海の探偵』、第21作『から紅の恋歌』、第26作『黒鉄の魚影』で披露している[注 33]。
探偵としての弟子に安室透と脇田兼則がいるが[注 34]、彼らは後述の経緯から弟子入りを装って小五郎の調査のために潜入している(小五郎は2人の素性を一切知らない)。
犯人と対峙する探偵という立場上、何度か生命の危機に瀕している。2020年現在、一度だけ黒ずくめの組織に誤解されて命を狙われたことがあるが、小五郎本人にその自覚がないままFBIの赤井秀一らによってその計画は阻止されたため、助かっている[84][注 35]。また、小五郎に恨みを持つ脱獄犯が雇った殺し屋にワイヤーで首を吊られて殺されかけたこともあるが、コナンにより間一髪で救出されている[85]。劇場版第3作『世紀末の魔術師』では、ラスプーチンの悪口を言ったことが原因で犯人から狙撃されたが、未遂に終わっている。
英理との関係
「妃法律事務所」を経営している弁護士の妃英理を妻に持つが、彼女とはある経緯[注 36]により離婚こそしていないものの、10年前より別居している。
高校時代、有希子と英理のミスコン対決の折、当時小五郎はミスコンの「ミス」を「ミステイク(mistake)」の意味と勘違いしており、「ドジな女の方」として英理の名前を書いていたが、小五郎曰く「本当の意味が分かっていたら有希子の方に投票していた」とのことで、結局は馬鹿馬鹿しくなって投票しなかった[注 37]が、開票の結果は両者が1万票で引き分けたため、小五郎の持っていた残り1票の行方を巡って大混乱になり、その後にミスコンは中止になったというエピソードがある[12]。
英理とは学生結婚という形で結婚した。アニメ版では新婚当時は生活が苦しく、収入を得るために家庭教師のアルバイトをしていた描写がある[36][注 38]。
英理とたまに会ってもお互いに悪口を言い合っている[注 39] 。英理からは「グズで不潔で女たらしで飲んだくれでいいかげんな男」と散々な評価を下されている[68]上に、夫婦だけあって普段から一変して冴え渡った推理を見せる「眠りの小五郎」に関しても、次第に疑いを強められている[86]。
だが、英理が紛失した指輪をひそかに見つけ出したり[68]、英理がファンだった野球選手のサインボールを渡そうとしたり[87]、誕生日に5万円のネックレスを贈ったり[88][注 40]、英理が犯人の罠によって重体に陥った時[81]や、病気で入院した時[86]には、大慌てで病院に駆け付けたり[注 41]、英理が誘拐された際には、発見時にビルの4階まで雨樋を伝って駆け上がったりする[89]など、憎まれ口を利いてはいても、内心では英理を想っている。英理に戻ってきて欲しいと願い出たこともあるが、彼女は聞いていないふりをして小五郎の発言をMDで録音していた[90]。英理へのプロポーズの言葉は、「お前のことが好きなんだよ、この地球上の誰よりも」[91]である。
良識
前述の通り、コナンや蘭の容体を心配するなどの優しさを見せることも多いが、阿笠博士などから旅行やパーティを招待された際に、招待主がそばにいるのにもかかわらず平気で不満や文句を述べるなど、良識が有るのか無いのか判別できない疑わしい面もある[92][注 42]。また、普段の酒と女とお金にだらしない面や自分の問題点を潔く認められない器の小ささが目立つ為、大人としての威厳はあまりなく、ずる賢い子供達からは馬鹿にされた上で園子から毅然とした態度で彼らを叱った別の人物と比較されてしまった事すらある[93]。
『コナンドリル』では、表面上はダメ人間のように描かれつつ、主要キャラクター中唯一の成人であり、柔道や射撃の高い技能に加え、実娘の蘭だけでなく突然現れたコナンを養育する優しさも併せ持ち、浮気を知った英理に頭が上がらない姿も実は妻を立てる男の気配りで、正義だけで世の中が成り立っていないことを把握しているような思考が精神的な行き違いを生み夫婦別居の要因となった可能性を指摘している[94]。
「どんな理由があっても殺人者の気持ちなんて解りたくない」[注 43]という信念を持っており、被害者に落ち度があったりやむを得ない事情があったりしても、犯人を絶対悪と決め付けて非難するという態度を取る[注 44]。そのため、「犯人が被害者を殺害したことによって、結果的に良い結末となった」ことに対して蘭が擁護した際には、冷静に諭すこともあった[100]。無論、昔の依頼人や旧友など親しい人物や知人に対しても同様である[95]。また、犯人に対して一喝したり、説教したりすることもある[101]、コナン(新一)や平次と同様に、犯人を死なせることはしない[66][注 45]。本作ではコナンがほとんどの推理を披露し、小五郎自身もほとんどが探偵役として眠らされて推理内容を把握できていないこともあり、コナンの居候後に逮捕された犯人や関係者へのアフターケアなどは基本的には行っていないが、刑事時代に逮捕した犯罪者に対しては、仮出所の際に出迎えるなどのアフターケアを行っており[102]、自身の推理によって犯行を暴かれた犯人に改善の見込みがある場合はアフターケアを行うつもりとも述べている[36][注 46]。
親の権威を他人に振りかざす人間を嫌悪している描写もあり、蘭が探偵の真似事をした際には、親の名を出さなかったかについて普段より厳しく問い詰めた[77]ほか、新聞社の社長である父の権威と情報収集力を盾に役者仲間やスタッフに傍若無人な態度を取る俳優が殺された事件では、隠し子の情報隠滅という動機を掴んでいたにもかかわらず、共演者である息子への度重なる暴行に対する報復という加害者の言い分を追認し、被害者の非を公表すると同時に加害者の家族を守っている[3][103]。
金の力に弱いことを思わせる描写も多いが[注 47]、汚いお金の稼ぎ方は嫌っており、金のために犯罪に走った知人に対しては「そこまでして金が欲しいのか」と軽蔑していた[105]。加えて、埋蔵金伝説には関心すら示さない[106]。「そして人魚はいなくなった」では、通夜で事件について聞けると喜んでいる平次を諭している[107]など、倫理的な面がある。人命を尊重している面もあり、目の前で事故が起きた際にはその不審点をすぐ指摘したコナンに対し、「今はそんなことを言ってる場合じゃない」と叱っている[108]。また、事件解決のヒントとなることでも遺族や被害者にとって辛いことや立ち入ったことなどは聞かないようにしており[109]、この配慮が事件を解決から遠のかせる一因ともなっている。
コナン(新一)や平次同様、自分が犯した罪に対する責任能力が欠落している面もあり、立ち入り禁止の場所で釣りをしたり[110]、拾った万馬券を警察に届けず、寿司屋で豪遊したこともある[111]。
特技
蘭が空手の達人であるのに対し、小五郎は柔道の達人である。本編では犯人を捕らえるときにその技の切れを見せており、特に決め技の一本背負いは大柄な男性すらあっさり投げ飛ばすほど[95]。劇場版第2作『14番目の標的』、第9作『水平線上の陰謀』、第14作『天空の難破船』では犯人確保の決め手となったほか、劇場版第7作『迷宮の十字路』では相手を叩きつけた衝撃で地面がめり込むほどの威力を見せた。第23作『紺青の拳』でも腕に覚えがある海賊を倒している。なお、妻の英理にもこの一本背負いを伝授しているが、彼女には「小五郎と出会って得たものは、娘の蘭と一本背負いくらい」とぼやかれている[112]。
大学時代に所属していた柔道部では全国大会優勝経験者も在籍していたにもかかわらず、小五郎が一番の腕前だった。しかし、肝心の試合になると気合が空回りして調子が狂ってしまい、公式戦で勝ったことはほとんど無かったらしい[95]。
「霧にむせぶ魔女」では、作中で魔女[注 48]と恐れられている白いRX-7(FD3S)に対し、ランサーエボリューションXで勝負している[113]。その際、ハンドルを素早く回してドリフト走行している場面もあることから、車の運転技術は高いことが示唆されている。
嗜好
無類の酒好きだが、味にはほとんどこだわらず、高価なワインを味わう知識やマナーなどは殆ど知らず[114][115][116][81]、それが原因で時に酒を提供した相手の不興を買ってしまう事もある。酒の飲みすぎが原因で医師からアルコール性肝機能障害と診断され、酒量を制限するよう忠告されたこともある[117]。酒癖の悪さから泥酔したり寝ぼけていたりする事が多いが、その状況下でも事件に遭遇すると一瞬で覚醒し、緊張した状態になる[59][118][119]。ヘビースモーカーでもあり、作中で吸っているのはハイライトであったが、後にメビウス(マイルドセブン)に変更されている。趣味は競馬・競輪などのギャンブル、麻雀で、依頼が来ない時は大抵事務所でテレビを見たり、競馬中継のラジオを聞いたりして過ごしているが、日頃は負けることが多い[注 49]。金が絡まないことには勘が働くようで、ババ抜きなどハズレを引くと負けになるゲームには強い[120]。
サッカーファンのコナンとは対照的に野球好きで、小五郎が所属している町内野球チームでは、準優勝の経験もあるとの事だが、それ以上に女性への執着が強い為、甲子園観戦の際は、蘭や和葉に注意されるまで選手達を応援するチアガールのスカートを双眼鏡で除く不純さを見せている。美人[注 50][注 51]には目がなく、いつもすぐに鼻の下を伸ばしている。ただし、事件が起きたときは下心を一切出さず、女性の全裸や半裸を見ても冷静に対処することもある。事件中でも、女性の下着を見て反応したこともある[121]。また、女性の見た目だけでなく身体にも興味を持っており、女性たちの水着姿に興奮したり[68]、依頼人と一緒にバニーガールが働いているお店に来た際は従業員のお尻を触るといったセクハラ行為を行った事もある[122][注 52]。特にアイドル・沖野ヨーコの熱狂的ファンであり、ドラマやCDなど彼女が関わるものは逃さずに押さえているうえ、出演した作品に限って原典となる作品やモデルとなった史実について調べたりしている[21][注 53]など、自身にとって別格の存在である。しかしながら、それでも女性としては最終的に英理を選ぶ。
未だにマイカーを所有しておらず、遠出するときはいつもレンタカーを借りている[注 54]うえ、壊すことが多い[注 55]。
高収入の依頼が来ると、後先考えずに前祝いとして近所の人たちと派手な飲み会を開催し、借金まみれになって蘭どころか英理にまで尻拭いをさせる体たらく振りを見せてもいる[12][注 56]。高級品に対しての認識も低く、資産価値の高い骨董品などをぞんざいに扱って持ち主などに価値を知らされると、すくみ上がったりしている[55]。
高所恐怖症
アニメなど原作以外のメディアでは高所恐怖症というオリジナル設定が追加されており、高い場所が苦手とされている。
劇場版では当初こそ平気だったもののコナンの指摘で高所と気づくと、急に
アニメで設定が定着した後は、高所恐怖症を中心に据えたアニメオリジナルのエピソードも制作されている[124][注 60]。
声優交代
2009年9月18日、それまで小五郎の声を担当していた神谷明が「9月26日をもって『名探偵コナン』の毛利小五郎役を解任させられた」と、自身のブログで明かし[125]、この際には具体的な理由が明かされなかったため、ファンの間ではさまざまな噂や憶測が飛び交った。神谷は詳細については触れず「契約上の問題と信・義・仁の問題」であるとし、原作者の青山剛昌、共演者、APUスタジオ、読売テレビ、小学館に対し、お詫びと長年の愛顧についての感謝の言葉を述べている[125][126][127]。神谷自身は19日、自身のブログで降板の理由について、契約交渉においてその相手である制作会社の人物が守秘義務のある契約内容を音響プロダクションや俳優団体、出演者の一部に悪意を持って伝えたこと、さらに降板を決意した後、その人物が発表前にインターネットへリークするという背信行為に馬鹿馬鹿しさを覚え、別の人物に役を引き続き演じさせて欲しいと仲裁を担ってもらったものの叶わなかったことを明かしていたが、翌日にその内容を削除している[128]。
降板の経緯としては業界の顔として声優の地位向上のために活動していた神谷が2001、2年頃に日本俳優連合を退会して個人で出演料の交渉を行い、出演作品のソフト化による二次使用料などをめぐって強く出ることもあったともされるが、折り合いがつかず、この結果になったとの報道があり、神谷は「報道自体間違いではありません」としている[129][130]。
これにより、小五郎の声優はアニメ553話(2009年10月31日放送分)[102]から、小山力也に変更となった。小山は2000年に放送されたアニメ199話・200話[90]にゲストとして初出演しており、それ以後も何度かゲストを経て、初出演から9年後に2代目小五郎を担当することになった。神谷は翌2010年4月2日に小山と会う機会があり、上述した自身のブログにて「ボクの小五郎にとらわれずに、自分の小五郎を作って欲しい」と語った事を記している。
なお、神谷が担当した期間のエピソードや劇場版は、その後もデジタルリマスター版や『金曜ロードショー』などで問題なく放送されている[注 61]ほか、彼の過去に演じた役が紹介される際には小五郎の名前を出しており、2代目の小山やコナンの出演者ともイベントや他のアニメで共演している。また、劇場版第23作『紺青の拳』のキャンペーンでは『北斗の拳』とのコラボレーション動画に参加し、小五郎役を退いてから10年振りに『コナン』に関わることとなった[131]。
脚注
注釈
- ^ a b 単発、連続ドラマを通じて全作に(同一人物で)出演しているのは彼だけである。
- ^ 最初は阿笠博士から一時的に世話を見てくれと頼まれただけだったが、後に変装したコナンの両親(工藤優作・工藤有希子)から養育費をもらって正式な保護者となった[1]。
- ^ 10年前はまだ髭を生やしていなかった。また、原作では第1話の新一のイメージと本格的初登場となる第2話の前半のみ、前髪が後の蘭のように跳ねていた。
- ^ 初期のアニメでは神谷明のアドリブで一人称が「我輩」になることもあった。『名探偵コナン特別編』の丸伝次郎と阿部ゆたかが作画を手がけた作品では、「ワシ」という一人称を使うこともある。
- ^ 劇場版第2作『14番目の標的』では「小五郎さん」「おじさん」と呼んでいた。また、蘭や警察関係者の前では「蘭の父さん」、「蘭の親父」、「毛利探偵(探偵をする時)」と呼ぶ。そのため、劇場版第23作『紺青の拳』では新一に変装した怪盗キッドから「おっちゃん」と呼ばれたことで、蘭はキッドの変装を見抜いている。
- ^ ドラマ版では「小五郎」と呼ぶこともある。
- ^ ただし、目暮からは事件遭遇率が極めて高いことから、「厄病神」・「死神」と呼ばれたことがある[4][5]。また、元上司はほぼ「毛利」と呼び捨てにする。[6]。
- ^ アニメでは、ゲンコツの代わりに別の方法で軽く痛めつけることもある。
- ^ 実際には、平次を麻酔銃で眠らせたコナンが推理を披露していた。
- ^ ただし、拷問前には女優であるヨーコの協力を得て企画が偽物である証拠を掴んでおり、首謀者は無関係であった平次やコナンごと友人の仇を討とうとしていたため、極めて緊急の事態でもあった。
- ^ ただ寝ていればいいというもの。
- ^ 『八犬伝』はともかく、信玄に関しては武田を題材にした時代劇スペシャルドラマにヨーコが出演していたため、調べたのではないかとコナンが推理している。
- ^ 高木刑事は「怪盗キッドと四名画」[24]で怪盗キッドに、『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』でルパン三世に変装されている。
- ^ なお、この泣き落としは実は芝居であり、そのことをコナンが蘭にバラしたために小五郎本人は戸惑っていたが、少なくとも蘭を心配していたのは事実だった。
- ^ 「ガキはうろちょろするな!」と怒鳴るなどあまり意見を聞き入れることはない。
- ^ 爆弾事件では、その後、犯人から電話がかかってきたときにはコナンを危険から避けるため、犯人にコナンの代理を申し出たこともある。
- ^ 正体が新一であると想定するまでには至っていないが、「待てよ。お前の顔、どっかで見たことあるぞ。」と幼少期の新一の顔を思い出しかけたことは原作初期に描かれた。
- ^ 第1話「ジェットコースター殺人事件」のアニメオリジナルシーンでは、事件を解決したことで新聞に記事が載った新一に八つ当たりし、蘭に呆れられていた。
- ^ ドラマ版では新一の名声に便乗して自分も利を得ようとするちゃっかりした面も見られ、彼との関係はやや良好のようである。
- ^ 蘭がその場にいない新一のことで悩んだり泣いていることを知った時などは、「あの野郎、今頃どこで何やってんだ」と新一に怒りの感情を抱くこともある。
- ^ 初めて探偵役にされた時はまだ腕時計型麻酔銃がなかったため、灰皿による頭部への打撃で気絶させられていた[39]。また、その後もアクシデントで気絶してしまい、麻酔銃を使わずに探偵役にされたこともある[44][45]。
- ^ いくつかの事件ではほぼ自力で真相を解いたこともある[67][3]。
- ^ 特に英理に関しては
些細 ()な変化も見逃さない[68]。火災担当の刑事だった若手の頃には、現場に乗り込んで放火の可能性を執拗 ()に捜査していたため、消防関係者から疎ましがられていた[69]。トリックを見抜いた後、英理に非常に紛らわしい形ながら電話でヒントを与えたこともある[70]。 - ^ コナン[72][73]や平次[74]たち他の探偵にも同様の傾向がある。目暮や高木に言わせれば「警察関係者以外で死神が増えつつある傾向」と見ていて、コナンを筆頭に蘭など探偵以外も対象に入り、千葉刑事と婦警の三池苗子の幼馴染である家政婦・米原桜子などにも目暮は「死神となって殺人現場に出くわす確率も増やさないように」と忠告じみた発言をしている[75]。
- ^ 蘭と園子に衝突しそうになった車を運転していた女性が、夫から保険金目的で命を狙われているのではないかと疑った蘭が、彼女の家へ行き調査に乗り出したものの真相は結局分からなかったため、小五郎から「自分が毛利小五郎の娘」と名乗って事を大きくしなかったかを念入りに問い詰めた後、「これに懲りて二度と他人様のことに首突っ込むんじゃねぇぞ!?」と蘭を叱ったが、後にこれが保険金目当ての殺人計画であったことが判明した[77]。蘭も殊更に首を突っ込んだりはしないが、事件に関わることが傾向として多い。
- ^ 日売テレビ以外のメディアからの出演や取材の依頼も多くなった。
- ^ 偽名は「モリ ゴロウ」[80]など苦し紛れなものが多い。
- ^ 一時、火災犯係に所属しており、劇場版第2作『14番目の標的』での白鳥によると退職直前は所轄署の刑事であった。しかし、劇場版第22作『ゼロの執行人』での警察のデータベース上の経歴では警視庁捜査一課強行犯係所属後退庁となっている
- ^ 目暮警部曰く、庁内でも一二を争う腕前であったとのこと。ただし、後述の英理が絡んだ事件を機に小五郎が射撃することを不快に思うようになり、刑事を辞めている現在では拳銃を持たせることすらない[81]。
- ^ これは警察が来るまで極力現場の状態を保存させることと、身近に犯人がいる可能性があると判断し、逃走や現場工作などを防ぐためである。
- ^ 原作では少なくなっているが、アニメはオリジナルエピソードも多いため、推理力に優れた面々が登場して以降も原作程には「眠りの小五郎」を披露する頻度が減っていない。
- ^ コナンも概ねの真相を見抜いたが、小五郎がコナンの気づかなかった一歩先まで行き、この時はコナンでも解決できなかったことをほぼ独力で成し遂げている。また、オープニングパーティーでは迷推理を披露して「トイレタイム」と言って逃げていたが、実際は犯人の部屋に忍び込み、証拠を探っていた。コナンが助けたのは小五郎には知ることができなかった事実の補完のみであり、その際には起きている彼がいるにもかかわらず、変声機を用いて補完している。
- ^ 劇場版第8作『銀翼の奇術師』では誤って英理に麻酔針が当たってしまったため、コナンは英理の声で推理を披露している。
- ^ 正式な弟子ではないが、小五郎を信奉する横溝参悟も「小五郎の弟子」を自負しており、安室との初対面時にそれを伝えている[83]。
- ^ ただし、黒ずくめの組織ジンは小五郎に対する疑惑を捨てていないままであり、結果的には安室と脇田に接触する機会を与えている。
- ^ 劇場版第2作『14番目の標的』において、ある事件で小五郎が逮捕した犯人が英理を人質にした際、とっさに英理の膝をかすめる程度に発砲し、彼女を助けている事が語られた。その晩、料理の不得意な英理は小五郎に感謝の気持ちを込めて傷の痛みをこらえながら手作りの夕飯を振る舞ったが、小五郎は英理の怪我を気遣って「こんなもん作るくらいならさっさと寝てろ!」などと言ったことから大喧嘩に発展し、英理は小五郎がトイレに入っている間に家を出て行った。また、この事件により人質に構わず発砲した事が問題視され、依願退職している[81]。
- ^ 正確には、洗濯時に投票用紙がボロボロになり、できなかった。
- ^ 家庭教師の仕事は自分なりに誠実に勤めていたらしく、教え子を有名大学に合格させている。ただし、その教え子は後に殺人を犯してしまう。
- ^ その内容は36巻などで明らかにされた小学生時代からほぼ変わっておらず、子供の痴話喧嘩に近い。
- ^ ただし、英理の誕生日の10月10日を「体育の日」という覚え方をしていたため、ハッピーマンデー制度で移動した第2月曜の体育の日(10月12日)を誕生日だと勘違いし、ネックレスを当日に渡すことはできなかった。
- ^ 後者の場合、病院に駆け付けた時点では英理の病状を知らなかったが、英理の病名が盲腸だと判明すると安心していた[86]。
- ^ ただし、これは小五郎のみならず登場人物全体を通してあることで、コナンにしても、事件発生前にもかかわらず他人の行動を詮索するという非常識な面がある。
- ^ 小五郎は、大学持代の同期生である犯人を一本背負いで取り押さえた際、この主旨の言葉を心の中でつぶやいている。この犯人は、殺人を正当化する発言をしていた[95]。
- ^ そのため、勘違いから殺人を犯した犯人を哀れむ様子を見せず、事件解決直後には打ち上げを行おうとするなど、デリカシーに欠けた振る舞いをすることがある[96]。ただし、依頼者の頼みなどで犯人をとがめず見逃すケースがある[97][84]。また、アリバイ工作に利用されているのに気付かず、全力で犯人を庇い立てしたこともある[98]。更に、事件の発端が自分の不手際によるものだった場合には、「恨まれても仕方がない」と謝罪することもある[99]。
- ^ 本人曰く「犯した罪の重さを解らせるため」であり、「罪は犯人の自殺などで償われるものではない、それ以外の方法で償うべきだ」という考え方の持ち主である。
- ^ 小五郎の家庭教師時代の教え子である女性が、夫の保険金目当ての交換殺人を利用して自分の妹を爆弾が仕掛けられている自動車に乗せて死に追いやったことを暴かれた際、小五郎は「罪を償った後、もう一度人生の勉強をし直すんだ」と彼女を優しく諭した。
- ^ コナンを預かるよう頼まれた際に養育費として1000万円を提示されるとすんなりと承諾する[1]、気が乗らない依頼でも報酬が高額だと態度を変えて依頼を引き受ける[104]など。
- ^ 魔女の正体は佐藤美和子。
- ^ ごく稀に大穴を当てることもあるが、大負けすることの方が多いため、蘭には渋い顔をされている(詳細は後述)。
- ^ ただし、英理や灰原のように理路整然と皮肉を言ったり喧嘩を売ってくるような強気な女性は苦手。その他にも、オカマや派手好きな中年女性は苦手[66]。
- ^ 「空飛ぶ密室 工藤新一最初の事件」では、蘭の寝言に大騒ぎになったときにスチュワーデスに八つ当たりする[92]など、他の女性に関心を示さなくなることもある。
- ^ この行為は依頼人から「そういう店じゃない」と怒られたうえ、コナンと蘭を呆れさせてしまい、さらには安室からも「セクハラで訴えられますよ」と警告を受けた。
- ^ 事件を解決した関係で、ヨーコの新作CDはいつも本人からもらっているらしいが、特典などは付いていない様子。また、サンデー特製DVDの『名探偵コナン 消えたダイヤを追え! コナン・平次vsキッド!』では、2万円もするファンクラブ会員限定のヨーコの声が入っているフィギュア型目覚まし時計を内緒で購入したため、蘭に大目玉を食らって「タバコは当分禁止、ビールは1日1缶」を厳命されていた。
- ^ 借りている車はほとんどの場合がトヨタ・クラウン(ないしそのパロディのような車、車のフロントには王冠のマークが付いていることが確認できる)である。劇場版第5作『天国へのカウントダウン』では、催し物でフォード・マスタング コンバーチブルを入手するが、爆弾を仕掛けられたツインタワービルからコナンたちが脱出する際に用いたため、跳躍を経て隣の棟のプールに水没している。
- ^ 山奥の別荘などに招かれた場合、大抵はパンク[48][123]、時には爆破されたり水没したりなどしている[23]。
- ^ このときは前祝いで300万円の借金をしたあげく、競馬で稼ごうとして500万円スッており(合計800万円以上)、自棄酒で酔い潰れている。その際にコナンは「このオヤジ、いつかやると思ってた」と呆れかえっていた。
- ^ スピード感を表す演出。
- ^ ルパン三世の存在についてはあまり信じておらず、「小説か漫画の人物かと思っていた」と銭形に語っている。
- ^ ただし、アニメ162話の場合は原作ベースの話だったため、高所恐怖症についてはわざと描かなかったという可能性もある。
- ^ デジタル制作に移行して久しいこともあり、発症中の小五郎の視点では眼下の景色がひどく歪んで見えることを、モーフィングで描写している。
- ^ なお、「しんのすけの声を保ち続ける作業が難しくなった」という理由で降板した声優がいる『クレヨンしんちゃん』では、降板した声優が担当した期間のエピソードは地上波再放送の際には、現行の声優による録り直しが行われている。
出典
- ^ a b 単行本5巻File.10「見知らぬ来訪者。」 - 6巻File.1「仮面の下の真実」(アニメ43話「江戸川コナン誘拐事件」)。
- ^ a b c 単行本78巻File.1 - File.7「ミステリートレイン」(アニメ701話 - 704話「漆黒の特急」)。
- ^ a b c d 単行本37巻File.2 - File.4「小五郎の選択」(アニメ305話 - 306話「見えない容疑者」)。
- ^ a b 単行本15巻File.10「血染めの包帯」 - 16巻File.3「炎の絆」(アニメ77話 - 78話「名家連続変死事件」)。
- ^ a b 単行本20巻File.7「サヨナラ…」 - File.9「姉想い…」(アニメ121話 - 122話「バスルーム密室事件」)。
- ^ 単行本17巻File.10「役者が揃った」 - 18巻File.2「二つの部屋」(アニメ102話 - 103話「時代劇俳優殺人事件」)。
- ^ a b 単行本35巻File.11「デス・アイランド」 - 36巻File.「姫と龍宮城」(アニメ291話「孤島の姫と龍宮城」)。
- ^ a b 単行本12巻File.7「マイクロフトでの集い」 - 13巻File.1「本当の姿」(アニメ57話 - 58話「ホームズフリーク殺人事件」)
- ^ 単行本54巻File.9「東の高校生探偵」 - 55巻File.2「熱血探偵」(アニメ479話「服部平次との三日間」)。
- ^ アニメ299話 - 300話「友情と殺意の関門海峡」(アニメオリジナル)。
- ^ アニメ818話 - 819話「小五郎、怒りの大追跡」(アニメオリジナル)。
- ^ a b c d e f 単行本40巻File.10「小五郎大失態」 - 41巻File.3「闇の男爵夫人(ナイトバロニス)登場!」(アニメ333話 - 334話「似た者プリンセス」)。
- ^ 単行本72巻File.5「ヤバイ死に様」 - File.7「偽りの足」(アニメ625話 - 626話「絶叫手術室(オペルーム)」)。
- ^ コナンドリル 2003, p. 151.
- ^ 単行本14巻File.1「写真があった!!」 - File.8「もう一人の…」(アニメ96話「追いつめられた名探偵! 連続2大殺人事件」)。
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- ^ コナンドリル 2003, p. 217.
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- ^ 単行本13巻File.5「落ちる死体」 - File.7「花と蝶」(アニメ60話「イラストレーター殺人事件」)。
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- ^ a b 単行本70巻File.7「犬伏家」 - File.11「仁義八行」(アニメ611話 - 613話「犬伏城 炎の魔犬」)。
- ^ 単行本86巻File.9「啄木鳥」 - 87巻File.2「鞭声粛々夜河を渡る」(アニメ810話 - 812話「県警の黒い闇」)。
- ^ a b 単行本30巻File.4「糾合」 - File.7「誑欺」(アニメ219話「集められた名探偵!工藤新一VS怪盗キッド」)。
- ^ 単行本53巻File.1「紅蓮」 - File.4「純白」(アニメ469話 - 470話「怪盗キッドと四名画」)。
- ^ コナンドリル 2003, p. 152.
- ^ OVA『名探偵コナン 消えたダイヤを追え! コナン・平次vsキッド!』。
- ^ アニメ80話「放浪画家殺人事件」(アニメオリジナル)。
- ^ アニメ126話 - 127話「旅芝居一座殺人事件」(アニメオリジナル)。
- ^ アニメ1003話「36マスの完全犯罪」
- ^ アニメ46話「雪山山荘殺人事件」
- ^ 劇場版第1作『時計じかけの摩天楼』。
- ^ a b 単行本11巻File.2「生放送中の死」 - File.4「緊急推理ショー」(アニメ31話「テレビ局殺人事件」)。
- ^ a b c 単行本2巻File.1「割のいい尾行」 - File.3「写真は語る」(アニメ38話「赤鬼村火祭殺人事件」)。
- ^ a b アニメ53話「謎の凶器殺人事件」(アニメオリジナル)。
- ^ 劇場版第6作『ベイカー街の亡霊』。
- ^ a b c アニメ150話 - 151話「自動車爆発事件の真相」(アニメオリジナル)。
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- ^ 「漆黒の追跡者」など。
- ^ a b c d 単行本1巻File.2「小さくなった名探偵」 - File.5「もう一人の犯人」(アニメ2話「社長令嬢誘拐事件」)。
- ^ a b 単行本1巻File.6「迷探偵を名探偵に」 - File.9「不幸な誤解」(アニメ3話「アイドル密室殺人事件」)。
- ^ アニメ87話「鶴の恩返し殺人事件」(アニメオリジナル)。
- ^ 単行本7巻File.2「月影島への招待状」 - File.7「名前の秘密!!」(アニメ話「ピアノソナタ「月光」殺人事件」)。
- ^ 単行本43巻(アニメ351話「忘れられた携帯電話(後編)」)。
- ^ a b 単行本11巻File.8「修行の間」 - File.10「宙に浮く力」(アニメ52話 「霧天狗伝説殺人事件」)。
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- ^ 単行本34巻File.8「雨のデジャビュ」 - File.10「晴れた記憶」(アニメ284話 - 285話「中華街 雨のデジャビュ」)。
- ^ 単行本51巻File.4「ため息潮干狩り」 - File.6「混入トリック」(アニメ443話 - 444話「ため息潮干狩り」)。
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- ^ 単行本35-36巻(アニメ291 - 293話「孤島の姫と龍宮城」)。
- ^ a b c アニメ540話 - 541話「毛利小五郎探偵廃業の日」(アニメオリジナル)。
- ^ 劇場版第9作『水平線上の陰謀』。
- ^ a b c d 単行本17巻File.3「三つの謀」 - File.5「忘れちゃいない」(アニメ114話 - 115話「スキューバダイビング殺人事件」)。
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- ^ 単行本47巻File.8「出現マジック」 - File.11「奇術師(マジシャン)失格」(アニメ406話 - 408話「コナン平次の推理マジック」)。
- ^ 単行本87巻File.3「BLOG」 - File.5「SELFIE」(アニメ814話 - 815話「ブログ女優の密室事件」)。
- ^ 単行本22巻File.4「北斗星」 - File.7「終着駅」(アニメ144話 - 145話「上野発北斗星3号」)。
- ^ a b アニメ196話「見えない凶器 蘭の初推理」(アニメオリジナル)。
- ^ 単行本87巻File.10「ビッグカップル誕生!?」 - 88巻File.1「バックヤードの虚像」(アニメ822話 - 823話「容疑者は熱愛カップル」)。
- ^ 単行本75巻File.9「プライベートアイ」 - File.11「炎へと回帰する運命」(アニメ667話 - 668話「ウェディングイブ」)。
- ^ アニメ92話 - 93話「恐怖のトラヴァース殺人事件」(アニメオリジナル)。
- ^ a b c d e 劇場版第2作『14番目の標的』。
- ^ アニメ67話「舞台女優殺人事件」(アニメオリジナル)。
- ^ 単行本78巻File.8「スペシャルコーチ」 - File.10「謎解きの鍵」(アニメ705話「密室にいるコナン」 - 706話「謎解きするバーボン」。)
- ^ a b 単行本48巻File.9「ピンポンダッシュ」 - 49巻File.5「新しい先生」(アニメ425話「ブラックインパクト! 組織の手が届く瞬間」)。
- ^ アニメ24話「謎の美女記憶喪失事件」(アニメオリジナル)。
- ^ a b c 単行本84巻File.6「ギスギスしたお茶会」 - File.8「高速の飛沫血痕」(アニメ770話 - 771話「ギスギスしたお茶会」)。
- ^ 単行本45巻File.6「秀吉の大返し」 - File.8「大空の裏道」(アニメ371話 - 372話「物言わぬ航路」)。
- ^ 単行本68巻File.2「妃英理の災難」 - File.4「最高の誕生日」(アニメ589話 - 590話「最悪な誕生日(バースデー)」)。
- ^ 単行本93巻File.3「英理、増殖す」 - File.5「英理、SOS」(アニメ901話 - 902話「妃弁護士SOS」)。
- ^ a b 単行本27巻File.1「身から出た錆」 - File.3「思い切って…」(アニメ199話 - 200話「容疑者・毛利小五郎」)。
- ^ 劇場版第4作『瞳の中の暗殺者』。
- ^ a b c 単行本21巻File.4「最初の挨拶」 - File.7「胸に秘めて…」(アニメ162話「空飛ぶ密室 工藤新一最初の事件」)。
- ^ 劇場版第6作『ベイカー街の亡霊』。
- ^ コナンドリル 2003, p. 61-62.
- ^ a b c d 単行本9巻File.4「小五郎の同窓会」 - File.6「弁慶の仁王立ち」(アニメ27話 - 28話「小五郎の同窓会殺人事件」)。
- ^ 単行本69巻File.1「沼底からの依頼」 - File.3「河童の正体」(アニメ600話 - 601話「河童が見た夢」)。
- ^ 単行本3巻File.7「奇妙な贈り物」 - File.10「眼前セーフ」(アニメ7話「月いちプレゼント脅迫事件」)。
- ^ アニメ264話 - 265話「法廷の対決 妃VS小五郎」(アニメオリジナル)。
- ^ 劇場版第16作『11人目のストライカー』。
- ^ アニメ419話 - 420話「八岐大蛇の剣」(アニメオリジナル)。
- ^ 劇場版第2作『14番目の標的』、第8作『銀翼の奇術師』など。
- ^ a b アニメ553話「ザ・取調室」(アニメオリジナル)。
- ^ 単行本37巻File.5 - File.7「暗黒の足跡」(アニメ307話 - 308話「残された声なき証言」)。
- ^ 単行本72巻File.11「時の番人」 - 73巻File.2「時の支配者」(アニメ632話 - 633話「時の番人の刃」)。
- ^ 劇場版第10作『探偵たちの鎮魂歌』。
- ^ 単行本90巻File.10「宿里村の怪」(アニメ872話「コナンと平次の鵺伝説(鳴声編)」)。
- ^ 単行本28巻File.6「人魚の呪い?」 - File.10「報われぬ心」(アニメ222話 - 224話「そして人魚はいなくなった」)。
- ^ アニメ556話「恐怖の交差点」(アニメオリジナル)。
- ^ アニメ210話 - 211話「五彩伝説の水御殿」(アニメオリジナル)。
- ^ アニメ73話「少年探偵団遭難事件」(アニメオリジナル)。
- ^ 単行本92巻File.5「江戸っ子探偵!?」 - File.7「江戸前推理ショー」(アニメ894話 - 895話「となりの江戸前推理ショー」)。
- ^ 単行本11巻File.5「大事な人!?」 - File.7「二つの謎」(アニメ32話「コーヒーショップ殺人事件」)。
- ^ 単行本63巻File.9「銀白の魔女」 - File.11「魔女の正体」(アニメ545話 - 546話「霧にむせぶ魔女」)。
- ^ アニメ235話「密室のワインセラー」(アニメオリジナル)。
- ^ アニメ520話「ワインレッドの告発」(アニメオリジナル)。
- ^ アニメ695話「葡萄畑に薔薇の花」(アニメオリジナル)。
- ^ 単行本24巻File.3「あと半年…」(アニメ170話「暗闇の中の死角(前編)」)。
- ^ アニメ248話「癒しの森のアリバイ」(アニメオリジナル)。
- ^ アニメ908話「川床に流れた友情」(アニメオリジナル)。
- ^ 単行本97巻File.2「探偵の目」(アニメ1003話「36マスの完全犯罪(パーフェクトゲーム)(前編)」)。
- ^ 単行本66巻File.1「絶妙好餌」(アニメ561話「死亡の館、赤い壁(空城の計)」)。
- ^ 単行本95巻File.6「黒ウサギ亭にて」(アニメ952話「迷宮カクテル(前編)」)。
- ^ アニメ282話 - 283話「水流るる石庭の怪」(アニメオリジナル)。
- ^ アニメ833話「名探偵に弱点あり」(アニメオリジナル)。
- ^ a b “起きてからでは遅いので。” (2009年9月18日). 2023年3月4日閲覧。
- ^ “声優の神谷明「名探偵コナン」降板 読売テレビが正式発表”. J-CASTニュース (ジェイ・キャスト). (2009年9月18日) 2009年9月18日閲覧。
- ^ “(2/2)神谷明コナン降板のナゾ 関係者の「悪意」なのか”. J-CASTニュース (ジェイ・キャスト). (2009年9月23日) 2009年9月24日閲覧。
- ^ “(1/2)神谷明コナン降板のナゾ 関係者の「悪意」なのか”. J-CASTニュース (ジェイ・キャスト). (2009年9月23日) 2009年9月24日閲覧。
- ^ “声優・神谷明:報酬で確執? コナンの毛利小五郎役解任”. まんたんウェブ. (2009年9月19日). オリジナルの2009年9月22日時点におけるアーカイブ。 2021年11月9日閲覧。
- ^ “『コナン』解雇の声優神谷明、決裂したギャラ交渉の内幕”. サイゾー. (2009年10月22日) 2021年11月9日閲覧。
- ^ コナン×北斗の拳!神谷明が声当てるコラボ映像&青山剛昌と原哲夫のイラスト到着
参考文献
- 少年サンデー特別編集プロジェクト編 編『コナンドリル』小学館、2003年5月。ASIN 4091794025。ISBN 9784091794024。OCLC 675320813。全国書誌番号:20410712。
外部リンク
- 毛利小五郎 - 名探偵コナン(読売テレビ) - ウェイバックマシン(2016年3月4日アーカイブ分)
- 毛利小五郎 - 名探偵コナン(読売テレビ)
- 毛利小五郎 - 木曜ミステリーシアター「名探偵コナン 工藤新一への挑戦状」(読売テレビ)
- 毛利小五郎 - 「名探偵コナン ドラマスペシャル 工藤新一 京都新撰組殺人事件」(読売テレビ)