南船橋駅
南船橋駅(みなみふなばしえき)は、千葉県船橋市若松二丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)京葉線の駅である。西船橋駅から武蔵野線に乗り入れる列車も停車する。駅番号はJE 11。
南船橋駅 | |
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南口 ららテラスTOKYO-BAY (2024年8月) | |
みなみふなばし Minami-Funabashi | |
所在地 | 千葉県船橋市若松二丁目1-1 |
駅番号 | JE11 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
電報略号 | ミフ |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 2面4線 |
乗車人員 -統計年度- |
[JR 1]21,678人/日(降車客含まず) -2023年- |
開業年月日 | 1986年(昭和61年)3月3日[1] |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | ■京葉線 |
キロ程 | 26.0 km(東京起点) |
◄JE 10 二俣新町 (3.4 km) (2.3 km) 新習志野 JE 12► | |
所属路線 |
■京葉線(二俣支線) (■武蔵野線直通) |
キロ程 |
5.4 km(西船橋起点) 府中本町から77.2 km |
◄JM 10 西船橋 (5.4 km) (2.3 km) 新習志野 JE 12[* 1]► | |
備考 | 業務委託駅 |
概要
西船橋駅への連絡線である京葉線二俣支線の分岐駅であり、同線を通って武蔵野線の列車が一部乗り入れる。当駅では便宜上、二俣支線は「武蔵野線」と案内されることが多い。
ららぽーとTOKYO-BAY、LaLa arena TOKYO-BAY、ビビット南船橋方面は、駅西側の鉄道高架下の遊歩道で接続(途中で歩道橋を介し徒歩約3分)。なお、遊歩道には2019年(令和元年)6月に動く歩道が整備された。
歴史
- 1986年(昭和61年)3月3日:日本国有鉄道(国鉄)京葉線開業とともに開業[1]。開業前の仮称は「若松町」だった[2]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅となる。
- 1988年(昭和63年)12月1日:京葉線の新木場駅延伸に伴って、分岐駅となる。
- 2001年(平成13年)11月18日:ICカード「Suica」の利用が可能となる[広報 1]。
- 2002年(平成14年)12月1日:ダイヤ改正により快速停車駅となる[3]。日中の海浜幕張駅始発・終着の武蔵野線電車を当駅始発・終着に変更[3]。
- 2014年(平成26年)3月31日:この日をもってみどりの窓口が営業を終了[4]。
- 2015年(平成27年)10月20日:業務委託化[5]。
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駅前広場整備前・駅名看板青ライン時の南口(2004年3月)
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駅前広場整備前・駅名看板塗装前の南口(2011年1月)
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駅前広場整備後・駅名看板塗装前の南口(2024年4月)
駅構造
JR東日本ステーションサービスが駅業務を受託している新浦安営業統括センター(新習志野駅)管理の業務委託駅。島式ホーム2面4線を有する高架駅である。駅舎は高架下にある。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
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1 | 京葉線 | 下り | 海浜幕張・千葉みなと・蘇我方面 | 武蔵野線から直通の新習志野・海浜幕張行きは当番線から発車 |
2 | 武蔵野線 | - | 西船橋・新松戸・府中本町方面 | 当駅折り返し(2番線は13:00頃まで使用・3番線は13:00頃以降に使用) |
3 | ||||
4 | ||||
京葉線 | 上り | 舞浜・新木場・東京方面 | 武蔵野線 海浜幕張・新習志野からの電車は当番線から発車 |
(出典:JR東日本:駅構内図)
- 2・3番線は蘇我方面には続いておらず行き止まりのため、武蔵野線直通列車の折り返し専用ホームになっており、緩急接続はできない[6]。ただし2番線は、待避線を蘇我方面へ延伸するスペースが確保されており(3番線は高架が途切れている)、4番線の南側には通過線を設置するスペースがあるため、構造上は列車の待避が可能な造りとなっている。
- 上記の構造上から、京葉線蘇我行きおよび武蔵野線の新習志野・海浜幕張行き電車は1番線を発車する。
- 定期ダイヤでは13時以降、2番線から発着する列車は設定されていない。1・2番線ホームの階段付近の番線表記にはその旨の注意書きがある。また、両方のホームと1階コンコースに武蔵野線専用の発車標があり、発車時刻、行き先、発車番線が表示される。なお、武蔵野線車両が当駅で夜間外泊する運用があり、夜は西船橋駅から回送、翌朝には西船橋駅へ回送され、西船橋駅から府中本町行きの列車に充当される。
- 新習志野行や海浜幕張3番線到着の場合、いずれも階段を経由しての乗換えとなることから、当駅で後続の蘇我方面行に乗り換えるよう案内されることがある。
- 改札階とホーム階を連絡する上りエスカレーターがある。
-
ららぽーと方面歩道橋接続口(2024年8月)
-
改札口(2019年12月)
配線図
- ※ 市川塩浜駅 - 南船橋駅間配線略図(注意:巨大画像表示巾500px)を表示するには、右の [表示] をクリックして下さい。
運転番線 | 営業番線 | ホーム | 東京・西船橋方面着発 | 蘇我方面着発 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | 10両分 | 到着可 | 出発可 | 下り主本線 |
2 | 2 | 10両分 | 到着・出発可 | 不可 | 副本線 |
3 | 3 | 10両分 | 到着・出発可 | 不可 | 副本線 |
4 | 4 | 10両分 | 出発可 | 到着可 | 上り主本線 |
- 主本線を発着する場合は通過が可能。
(出典:祖田圭介(鉄道総合技術研究所)「武蔵野線・京葉線 建設の経緯と線路配線」『鉄道ピクトリアル』第52巻第8号(通巻720号)、電気車研究会、2002年8月1日、55頁、ISSN 0040-4047。)
発車メロディ
1・2・4番線ではスイッチ、3番線ではテイチク制作のメロディを使用している。
1 | 通勤ステップ | |
---|---|---|
2 | 森の妖精 | |
3 | 海岸通り | |
4 | 幸福の銀レール |
なお、2016年6月25日まで、1・2番線ではスイッチ制作の「海辺の散歩」、4番線では3番線と同じく「海岸通り」を使用していた。
-
1・2番線ホーム(2019年12月)
-
3・4番線ホーム(2019年12月)
-
駅名標(2018年2月)
利用状況
2023年(令和5年)度の1日平均乗車人員は21,678人である[JR 1]。
開業後の1日平均乗車人員の推移は下記の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
1985年(昭和60年) | [備考 1]3,595 | [* 1] |
1986年(昭和61年) | 3,298 | [* 2] |
1987年(昭和62年) | 4,119 | [* 3] |
1988年(昭和63年) | 5,986 | [* 4] |
1989年(平成元年) | 8,232 | [* 5] |
1990年(平成 | 2年)9,673 | [* 6] |
1991年(平成 | 3年)10,205 | [* 7] |
1992年(平成 | 4年)10,625 | [* 8] |
1993年(平成 | 5年)11,158 | [* 9] |
1994年(平成 | 6年)11,177 | [* 10] |
1995年(平成 | 7年)11,420 | [* 11] |
1996年(平成 | 8年)11,703 | [* 12] |
1997年(平成 | 9年)11,567 | [* 13] |
1998年(平成10年) | 11,284 | [* 14] |
1999年(平成11年) | 11,208 | [* 15] |
2000年(平成12年) | [JR 2]11,948 | [* 16] |
2001年(平成13年) | [JR 3]11,709 | [* 17] |
2002年(平成14年) | [JR 4]12,309 | [* 18] |
2003年(平成15年) | [JR 5]13,372 | [* 19] |
2004年(平成16年) | [JR 6]13,955 | [* 20] |
2005年(平成17年) | [JR 7]14,925 | [* 21] |
2006年(平成18年) | [JR 8]17,313 | [* 22] |
2007年(平成19年) | [JR 9]18,095 | [* 23] |
2008年(平成20年) | [JR 10]19,088 | [* 24] |
2009年(平成21年) | [JR 11]18,979 | [* 25] |
2010年(平成22年) | [JR 12]19,492 | [* 26] |
2011年(平成23年) | [JR 13]19,147 | [* 27] |
2012年(平成24年) | [JR 14]19,260 | [* 28] |
2013年(平成25年) | [JR 15]20,109 | [* 29] |
2014年(平成26年) | [JR 16]20,668 | [* 30] |
2015年(平成27年) | [JR 17]21,367 | [* 31] |
2016年(平成28年) | [JR 18]21,494 | [* 32] |
2017年(平成29年) | [JR 19]22,528 | [* 33] |
2018年(平成30年) | [JR 20]22,808 | [* 34] |
2019年(令和元年) | [JR 21]22,763 | [* 35] |
2020年(令和 | 2年)[JR 22]18,027 | |
2021年(令和 | 3年)[JR 23]19,586 | |
2022年(令和 | 4年)[JR 24]21,123 | |
2023年(令和 | 5年)[JR 1]21,678 |
- 備考
- ^ 1986年3月3日開業。開業日から同年3月31日までの計29日間を集計したデータ。
駅周辺
駅の北側に船橋競馬場、北東に谷津干潟、南側にららテラスTOKYO-BAY、若松団地、南西にイケア(旗艦店)、LaLa arena TOKYO-BAY、北西にららぽーとTOKYO-BAY(旗艦店)、ららぽーとの北側にはビビット南船橋がある。
現在のイケアの敷地は、1993年から2002年まではららぽーとスキードームSSAWS、その隣接地には2016年まで船橋オートレース場があった。
南口駅前に広がる空き地は千葉県企業庁管理の土地だったが、2013年に船橋市に売却され、2022年8月30日にバス停やタクシープールが設置された南口駅前広場を供用開始した[7]。残りの土地については公益的複合施設、社会福祉施設、生活複合施設、商業施設を造る計画が進められており[8]、事業者公募により三井不動産が選定され、同社への長期貸し付け方式により開発[9]。商業施設については2023年11月29日に「三井ショッピングパーク ららテラスTOKYO-BAY」の名称で開業した[10][11]。
南口方面
- ららテラスTOKYO-BAY
- ワイズマート ららテラスTOKYO-BAY店
- イケア Tokyo-Bay
- LaLa arena TOKYO-BAY
- ワンダーベイシティサザン
- グランドホライゾントーキョーベイ
- ふなっしーパーク
- 青少年会館
- 千葉県葛南土木事務所
- 船橋若松郵便局
- 船橋市立若松小学校
- 船橋市立若松中学校
- 若松団地
- 高瀬下水処理場
- 京葉食品コンビナート
- クボタ京葉工場流通加工センター
- 三井不動産ロジスティクスパーク船橋Ⅰ・船橋Ⅱ・船橋Ⅲ
- 三井不動産アイスパーク船橋
-
ワンダーベイシティサザン
-
三井不動産アイスパーク船橋
-
三井不動産ロジスティクスパーク船橋
-
イケア Tokyo-Bay
北口方面
-
ららぽーと三井ビルディング
-
ビビット南船橋
-
谷津干潟
-
谷津バラ園
バス路線
隣の駅
脚注
出典
- ^ a b “首都圏の2新動脈スタート”. 交通新聞 (交通協力会): p. 1. (1986年3月4日)
- ^ 交通協力会『交通技術』1983年10月号「第二総武線を目指して - 京葉線の旅客線化と都心乗入れ計画 - 」pp.10 - 15。
- ^ a b “2002年12月 ダイヤ改正について>III.首都圏輸送>4.京葉線の増発及び輸送体系の変更” (PDF). 東日本旅客鉄道. 2018年6月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月11日閲覧。
- ^ “日刊 動労千葉 千葉支社 3月ダイ改の労働条件を提案”. 国鉄千葉動力車労働組合. 2017年3月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年2月3日閲覧。
- ^ “千葉支社 「千葉運輸区」の要員を提案 6駅委託と窓口削減・要員削減も提案”. 国鉄千葉動力車労働組合. 2019年7月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年7月30日閲覧。
- ^ 青木義雄(東日本旅客鉄道運輸車両部輸送課)「JR武蔵野線・京葉線の輸送と運転」『鉄道ピクトリアル』第52巻第8号(通巻720号)、電気車研究会、2002年8月1日、44頁、ISSN 0040-4047。
- ^ “船橋市ツイッター”. 2022年9月24日閲覧。
- ^ “JR南船橋駅南口市有地活用事業 事業者募集要項に係る結果の公表について”. 船橋市ホームページ. 2019年11月7日閲覧。
- ^ “JR南船橋駅前に新しく商業施設 三井不動産「生活密着型」40店規模 開発続く南口、23年末開業へ”. 千葉日報 (2022年11月19日). 2022年11月20日閲覧。
- ^ 三井不動産株式会社 (2023年6月28日). “「三井ショッピングパーク ららテラスTOKYO-BAY」に名称決定”. 三井不動産グループ. 2023年7月1日閲覧。
- ^ 臼田勤哉 (2023年10月4日). “南船橋駅前に「ららテラス TOKYO-BAY」11月29日開業 “帰りがけ”利用を推進”. Impress Watch. 2023年10月4日閲覧。
広報資料・プレスリリースなど一次資料
- ^ “Suicaご利用可能エリアマップ(2001年11月18日当初)” (PDF). 東日本旅客鉄道. 2019年7月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月28日閲覧。
利用状況に関する資料
- JR東日本の2000年度以降の乗車人員
- ^ a b c 各駅の乗車人員(2023年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2000年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2001年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2002年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2003年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2004年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2005年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2006年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2007年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2008年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2009年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2010年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2011年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2012年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2013年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2014年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2015年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2016年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2017年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2018年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2019年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2020年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2021年度) - JR東日本
- ^ 各駅の乗車人員(2022年度) - JR東日本
- 千葉県統計年鑑
- ^ 千葉県統計年鑑(昭和61年)
- ^ 千葉県統計年鑑(昭和62年)
- ^ 千葉県統計年鑑(昭和63年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成元年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成2年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成3年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成4年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成5年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成6年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成7年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成8年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成9年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成10年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成11年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成12年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成13年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成14年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成15年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成16年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成17年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成18年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成19年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成20年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成21年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成22年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成23年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成24年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成25年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成26年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成27年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成28年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成29年)
- ^ 千葉県統計年鑑(平成30年)
- ^ 千葉県統計年鑑(令和元年)
- ^ 千葉県統計年鑑(令和2年)
関連項目
外部リンク
- 駅の情報(南船橋駅):JR東日本