バラカルド
バラカルド(バスク語: Barakaldo, スペイン語: Baracaldo)は、スペイン・バスク州ビスカヤ県のムニシピオ(基礎自治体)。公式名はバスク語表記のBarakaldo。2017年の人口は100,313人。
州 | バスク州 |
---|---|
県 | ビスカヤ県 |
面積 | 25.03 km² |
標高 | 39m |
人口 | 100,313 人 (2017年) |
人口密度 | 4,007.71 人/km² |
北緯43度17分50秒 西経2度59分30秒 / 北緯43.29722度 西経2.99167度座標: 北緯43度17分50秒 西経2度59分30秒 / 北緯43.29722度 西経2.99167度
|
地理
編集ビルバオ河口の左岸にあり、ビルバオを中心とするビルバオ都市圏を構成している。
ビスカヤ県の典型的な気候で、夏は過ごしやすく、冬が長引く。年間平均気温は14℃、年間最低気温は8℃、年間最高気温は18℃である。
人口
編集バラカルドの人口推移 1842-2012 |
出典:INE(スペイン国立統計局)1900年 - 1991年[1]、1996年 - [2] |
歴史
編集1900年のバラカルドの人口は15,013人であった。バラカルド以上に急速に成長した都市は国内に数カ所あるが、バラカルドの人口は1880年から1900年の間に2倍に増えた。この期間、多くの移住労働者たちが移り住んできた。鉄工業とダイナマイト製造がバラカルドを大いに繁栄させた。ビスカヤ県内の鉱山からの採掘が増え、近隣の都市に対して鉄道が開通した。ビルバオ河口では造船業が成長した。バラカルド郊外の低地にある田園地帯では、トウモロコシ、果物、ワイン用ブドウが生産されていた。
19世紀と20世紀に鉄鉱石の採掘が地域の主要経済活動であったときから、現代のバラカルドは鉱山鉄道の終着点であった。20世紀を通じてアルトス・オルノス・デ・ビスカヤ社は重要な存在だったが、1980年代に不景気が地域経済にひどい打撃を与えた。
バラカルドにある工場は相次いで閉鎖され、かつての工業用地には住居用高層建築、公園、ショッピングモールが建設された。巨大なビルバオ・エキシビション・センターが市街郊外に建てられた。
政治
編集議会
編集政党 | 15 | 11 | 07 | 03 | 99 | 95 | 91 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
バスク民族主義党 (EAJ-PNV) | 8 | 7 | 5 | 7 | 6 | 7 | 8 |
バスク社会党 (PSE-EE) | 8 | 8 | 11 | 9 | 9 | 9 | 10 |
エウスカル・エリア・ビルドゥ / ビルドゥ | 4 | 4 | - | - | - | - | - |
国民党 (PP) | 3 | 5 | 4 | 5 | 5 | 5 | 2 |
イバラシ・バラカルド | 4 | ||||||
エリ・バタスナ (HB) / バスク市民 (EH) / バスク民族主義行動 (EAE-ANV) | 3 | 3 | 2 | 4 | |||
エスケル・バトゥア (IU/EB) | 1 | 2 | 3 | 2 | 4 | 4 | |
バスク連帯 (EA) | 0 | 0 | 0 | 2 | |||
エウスカディコ・エスケラ (EE) | 2 | ||||||
合計 | 25 | 25 | 25 | 25 | 25 | 27 | 27 |
歴代首長
編集任期 | 首長名 | 政党 |
---|---|---|
1979–1983 | Josu Sagastagoitia Monasterio | バスク民族主義党 (PNV) |
1983–1987 | José María Rodríguez Orrantia | バスク社会党 (PSE-PSOE) |
1987–1991 | José María Rodríguez Orrantia | バスク社会党 (PSE-PSOE) |
1991–1995 | Carlos Pera Tambo | バスク社会党 (PSE-EE) |
1995–1999 | Carlos Pera Tambo | バスク社会党 (PSE-EE) |
1999–2003 | Carlos Pera Tambo | バスク社会党 (PSE-EE) |
2003–2007 | Tontxu Rodríguez Esquerdo | バスク社会党 (PSE-EE) |
2007–2011 | Tontxu Rodríguez Esquerdo | バスク社会党 (PSE-EE) |
2011–2015 | Tontxu Rodríguez Esquerdo(11-13) Alfonso García Alonso(13-15) |
バスク社会党 (PSE-EE) バスク社会党 (PSE-EE) |
2015–2019 | Amaia del Campo Berasategi | バスク民族主義党 (EAJ-PNV) |
2019–2023 | n/d | n/d |
2023– | n/d | n/d |
交通
編集バラカルドはメトロ・ビルバオの2号線によってビルバオ都市圏の他都市と結ばれており、市内には4駅が存在する。セルカニアス ビルバオも走っている。ビスカイバス社がバス路線を運行し、ビスカヤ県内の他都市とバラカルドを結んでいる。
バラカルド周辺へ向かう主要道は高速道路A-8号線であり、バラカルドやビルバオ都市圏をスペイン他都市とつないでいる。バラカルドとビルバオ湾内の都市とをつなぐボート・フェリーの定期便もある。
ビルバオ空港は、バラカルド中心部から車で15kmほどのところにある。
スポーツ
編集バラカルドに本拠地を置くサッカークラブとしてバラカルドCFがあり、2003年完成で7,960人収容のカンポ・デ・ラセサーレをホームスタジアムとしている。バラカルドCFは主にセグンダ・ディビシオンB(3部)に所属しているが、1930年代から1970年代にかけての時代には、28シーズンにわたってセグンダ・ディビシオン(2部)に所属していた。
ハンドボールも盛んであり、女子クラブのプロセテクニサ・スアソ・バラカルドはディビシオン・デ・オノール・フェミニーナ・デ・バロンマノ(女子1部)に所属している。2016-17シーズンには欧州カップ戦である女子EHFチャレンジカップに出場した。男子クラブのCBバラカルドは1979年に設立されたハンドボールクラブであり、1990年代後半から2000年代前半にかけて、6シーズンにわたってリーガASOBAL(男子1部)に所属していた。
2004年に完成したビスカヤ・アレナは、スペイン最大の多目的アリーナである。コンサートでは26,000人、スポーツでは18,640人、バスケットボールでは15,414人を収容する。
姉妹都市
編集出身者
編集- アントニオ・イトゥルメンディ・バニャレス(1903-1976) : 政治家。カルリスタ、ファランヘ党。
- ホセ・ルイス・ヌニェス(1931-) : 実業家。FCバルセロナ会長。
- ジャシント・キンコセス(1934-) : サッカー選手・指導者。1934 FIFAワールドカップ出場。
- ハビエル・クレメンテ(1950-) : サッカー選手・指導者。スペイン代表監督。
- ラモン・アレサンコ(1956-) : サッカー選手・指導者。1982 FIFAワールドカップ出場。
- カルロス・ソベラ(1963-) : 俳優・テレビ司会者。
- ハビエル・オチョア(1974-) : 自転車競技選手。
- ハビエル・ゴンサレス・ゴメス(1974-) : サッカー選手。
- イニャキ・ラフエンテ(1976-) : サッカー選手。
- ウナイ・エスポーシト(1980-) : サッカー選手。
- アシエル・デル・オルノ(1981-) : サッカー選手。
- ホセバ・デル・オルモ(1981-) : サッカー選手。
- ダビ・ロペス・ガルシア(1981-) : 自転車競技選手。
- ホナス・ラマーリョ(1993-) : サッカー選手。
- ジェライ・アルバレス(1995-) : サッカー選手。
脚注
編集- ^ Poblaciones de hecho desde 1900 hasta 1991. Cifras oficiales de los Censos respectivos.
- ^ Cifras oficiales de población resultantes de la revisión del Padrón municipal a 1 de enero.
- ^ スペイン内務省
- ^ バラカルド市議会: “Datos Electorales”. 2009年2月9日閲覧。
- ^ バラカルド市議会: “Pleno”. 2009年2月9日閲覧。
- ^ arrakis.es: “Elecciones Baracaldo 2003”. 2009年2月9日閲覧。
- ^ a b c d “Hermanamientos”. バラカルド市議会. 2009年10月27日閲覧。
外部リンク
編集- 公式ウェブサイト
- www.i-barakaldo.com La comunidad virtual de Barakaldo
- BARAKALDO アウニャメンディ百科事典