『夜の流れ』(よるのながれ)は、1960年公開の成瀬巳喜男・川島雄三共同監督による日本映画。成瀬の作品「流れる」と似た花柳界を舞台としたオリジナル脚本作品。「浮雲」の成瀬巳喜男が「幕末太陽傳」の川島雄三とタッグを組んで共同監督した作品。プロデューサーの金子正且の回想によれば、藤本真澄が成瀬を慕っていた川島に共同監督を発案した。撮影は「娘・妻・母」と「秋立ちぬ」の間で行われ、二人は、セットでの撮影は成瀬、ロケでの撮影は川島と分担し、撮影・美術・照明も各々に二人ずつ用意し、ロケとセットで役者がかぶらないように気を付けながら急いで撮り、編集とダビングは二人が立ち会ったという。