地
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地(ち)についての引用、諺。その豊かさや広がりを強調して大地とも。しばしば天空ないしその抽象化である「天」と対比される。この意味での地は人間世界の全体とほぼ等しい意味をもつ。さまざまの文化において、地は生産性や豊かさを表象するとともに、下位にあるもの、卑賤なものの隠喩としても用いられる。また陰陽五行説では、陰、すなわち女性的なものと結び付けられる。
出典の明らかなもの
[編集]- 創めに神が天と地を造った。- 創世記1:1
- ヴルガタ訳:In principio creavit Deus caelum et terram.
- 神は彼らを祝福し、そしていわれた。「生めよ、増えよ、地に満てよ、地を従わせよ、海の魚と空の鳥と地の上を動くすべての生き物を支配せよ」 -創世記1:28
- ヴルガタ訳:Benedixitque illis Deus et ait illis Deus: "Crescite et multiplicamini et replete terram et subicite eam et dominamini piscibus maris et volatilibus caeli et universis animantibus, quae moventur super terram" .
- 天地初発之時 --『古事記』太安万侶
- 上巻の冒頭文。訓には諸説ある。
- ホレーショよ、この天と地の間には、おまえの哲学が夢見る以上のものがあるのだ。--ウィリアム・シェイクスピア『ハムレット』第1幕第5場。ハムレットの台詞。
帰せられるもの
[編集]- ああ勇敢なるトルコ女性よ、あなたは大地に這いつくばるのではなく、肩の上に広がる大空へと昇りゆくにふさわしい。--ケマル・アタテュルク
諺
[編集]- 雨降って地固まる。 --日本の諺