Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

コンテンツにスキップ

VOGA

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

'VOGA'(ヴォガ、英称:Performing arts company VOGA)は京都府に本拠地を置く劇団1997年11月草壁カゲロヲ近藤和見がLow=Tar=Voga(ロヲ=タァル=ヴォガ)を結成。2011年より名前をVOGA(ヴォガ)に変更。

概要

[編集]
  • 1997年劇団維新派に所属していた草壁カゲロヲ近藤和見により結成された。以来、主演を草壁、作・演出・音楽を近藤が担当するという形式で上演。一般的な劇場での公演の他、野外に基礎舞台を組み上げ上演を行う野外劇公演も多数行っている。劇的な要素を強調した総合芸術のスタイルをとり、物語・音楽・美術・映像が空間をスペクタクルに転化させる大掛かりなものである。古典的物語や現代舞台に必須とされる身体表現も行いつつも、その演出手法・劇場空間設定の異質さで、他の小劇場劇団や商業劇のいずれとも違う舞台表現が特徴。公演は観客にとって一種の『旅』と考え、「日常から地続きの非日常へ迎え入れる」ことをコンセプトとし、一般劇場の他、神社・教会・現代美術館・ライブハウス・造船所跡地など、屋内、野外を問わず上演。野外公演ではスタッフ・役者、総勢約70名超の一座が組まれ表現者交流のターミナルとしても機能している。本公演は2013年までで9回。2014年10月には京都石清水八幡宮野外特設舞台で第10回本公演『Vector』を上演。

劇団員

[編集]

公演記録

[編集]
  • 1999年5月 第1回本公演『漆黒の風に記名せよ』(大阪・瓢箪山稲荷神社野外特設劇場 脚本・演出:近藤和見
  • 2001年5月 第2回本公演『葉洩れ陽のジギタリス』(京都・吉田神社野外特設舞台 脚本・演出:近藤和見 作品モチーフ太宰治『葉桜と魔笛』-角川文庫刊「女生徒」より-)
  • 2002年2月 第3回本公演『数独I =Phenomenon=』(大阪・扇町ミュージアムスクエア 脚本・演出・作曲・映像:近藤和見)
  • 2003年10月 Lowo=Tar=Voga Performance Tour『isotope』(2003.10.12〜1.4 全10カ所、のべ16回公演 構成:Lowo=Tar=Voga 演出・音楽:近藤和見 管弦楽演奏:カブト虫楽団)
  • 2004年11月『結婚は、“私”を改造できるか』(アリス零番舘-IST オープニングフェスティバル エメスズキ×ロヲ=タァル=ヴォガ 共同作品)
  • 2006年1月 第4回本公演『Ato-Saki』(京都・三条アートコンプレックス1928 脚本・演出・音楽:近藤和見)
  • 2006年6月  Lowo=Tar=Voga 晩餐会 『AMEN ~アーメン~】(京都・Urbanguild アバンギルド 脚本・演出・音楽:近藤 和見) 
  • 2006年10月 Lowo=Tar=Voga『漆黒の風に記名せよ[改変版]』(アバンギルド特設舞台公演シリーズ♯2 脚本・演出・音楽:近藤和見)
  • 2007年1月 第5回本公演・新春大興行『YANAGITA』(アートコンプレックス1928 共催公演 脚本・演出・音楽:近藤和見)
  • 2007年9月 結成10周年記念公演『新青年』(大阪・名村造船所跡地・野外特設舞台 脚本・演出・音楽:近藤和見
  • 2010年2月  Lowo=Tar=Voga『SILVER 30』(Creative Center Osaka Theater Complex 00-Masterpiece 舞台芸術祭参加作品)
  • 2010年10月 Lowo=Tar=Voga『鳥がいない』 (海岸通ギャラリー・CASO 10周年展 参加作品)
  • 2011年10月-2012年1月 第8回本公演『Ato-Saki』(大阪市立芸術創造館 東京池袋・シアターグリーンBASE THEATER 作・演出・音楽:近藤和見)
  • 2013年10月 第9回本公演『DIGITALIS ~隠サレヌ恋~』(京都・吉田神社野外特設舞台 平成25年度(第68回)文化庁芸術祭参加公演)
  • 2014年10月 第10回本公演『Vector』(京都・石清水八幡宮野外特設舞台)


外部リンク

[編集]