RQ-15 (航空機)
表示
RQ-15
- 用途:偵察機
- 設計者:DRSテクノロジーズ
- 製造者:DRSテクノロジーズ
- 運用者:アメリカ合衆国海軍
- 初飛行:2002年1月[1]
- 生産数:15+15(計画、2009年)[2]
- 運用開始:2007年
- 運用状況:現役
RQ-15は、アメリカ合衆国の無人航空機。しばしば愛称として扱われるネプチューン(NEPTUNE)は、愛称ではなくDRSの商標である[3]。
構造
[編集]3つに分解して2名での輸送が可能であり、その際には輸送用のケースに限らずランチャーに組み込むことも可能となっている。ランチャーは圧縮空気式であるが、チューブは一組が機体側に存在するためランチャーの小型化がなされ、その結果小型の艦艇からの運用が可能となっている。通常の滑走路を用いた着陸も可能であるが、パラシュートを用いた着陸・着水も可能となっており、その際に破損する恐れのあるエンジン・電装系・センサーは、LRU(Line Replaceable Unit)という分解パーツの一つに収められている[3]。
地上側の制御システムはDRS製のラップトップパソコンDRS' Appliqué 330[4]上のWindowsベースのシステムであり、250までの経由点を同時に指定する事が可能となっている[3]。
受注
[編集]2002年3月、アメリカ特殊作戦軍から初期生産契約を得た[5][1]。次いで2003年3月、アメリカ合衆国海軍からの受注を一式5百万ドルで得た。内訳は、3機のネプチューンと地上側機材一式であった[6]。2004年に納入を開始し[5]、2007年2月21日にRQ-15の型番が与えられた[7]。同年中頃には15機が登録されていた[5]。
要目
[編集]出典: RQ-15 NEPTUNE™ UNMANNED AIRCRAFT SYSTEM[3]、FY2009–2034 Unmanned Systems Integrated Roadmap[2]
諸元
- 乗員: 0
- 全長: 182.88cm (72インチ)
- 全高: 50.8cm (20インチ)
- 翼幅: 2.13m(7フィート)
- 空虚重量: 28.4kg (62.7ポンド)
- 運用時重量: (130ポンド)
- 有効搭載量: (20ポンド)
- 最大離陸重量: 61.23kg (135ポンド)
- 動力: ライトニング・エアクラフト D2-150B[8] 水平対向2ストロークガソリンエンジン[9]、 (15hp) × 1
- ランチャー:182.88 x 76.2 x 50.8cm
性能
- 巡航速度: (65 -70 ノット)
- 航続距離: (40nm)
- 実用上昇限度: 2438.4m (8,000フィート)
- *滞空時間:4時間
出典
[編集]- ^ a b “UAS ROADMAP 2005”. アメリカ国防総省 (2005年). 2012年9月21日閲覧。
- ^ a b “FY2009–2034 Unmanned Systems Integrated Roadmap”. アメリカ国防総省 (2009年). 2012年9月21日閲覧。
- ^ a b c d “RQ-15 NEPTUNE™ UNMANNED AIRCRAFT SYSTEM”. DRS Technologies. 2012年9月21日閲覧。
- ^ “RVS-330 Rugged Vehicle System (JV-5)”. DRS Technologies. 2012年9月21日閲覧。
- ^ a b c FlightGlobal. “DRS Technologies - RQ-15 Neptune”. Reed Business Information. 2012年9月21日閲覧。
- ^ DRS Technologies. “DRS Receives Orders for Neptune Maritime UAVS”. About.com. 2012年9月21日閲覧。
- ^ Andreas Parsch (2011年2月26日). “DOD 4120.15-L - Addendum MDS Designators allocated after 19 August 1998 (until December 2010)”. 2012年9月21日閲覧。
- ^ “UAV AIRCRAFT GALLERY”. Lightning Aircraft. 2012年9月21日閲覧。
- ^ “150D2-B”. Lightning Aircraft. 2012年9月21日閲覧。