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MATADOR

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
MATADOR
射撃可能状態のMATADOR
MATADOR
種類 対構築物・対軽装甲車両ロケット弾発射器
製造国 シンガポールの旗 シンガポール
イスラエルの旗 イスラエル
設計・製造 設計:ラファエル・アドバンスド・ディフェンス・システムズ/シンガポール軍/シンガポール国防科学技術局英語版
製造:Dynamit Nobel
仕様
種別 ロケットランチャー
口径 90mm
装弾数 1発(使い捨て)
全長 1,000mm
重量 8.9kg
銃口初速 250m/秒
有効射程 500m(MATADOR-MP)
歴史 
配備期間 2000年-現在
配備先 イスラエル
シンガポール
スロベニア
イギリス
ドイツ
関連戦争・紛争 ガザ紛争 (2008年-2009年)
2022年ロシアのウクライナ侵攻
バリエーション MATADOR-MP(対野戦構築物・軽装甲車両)
MATADOR-WB(壁破壊・進入路確保)
MATADOR-AS(対構築物・軽装甲車両)[1]
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MATADOR(Man-portable Anti-Tank, Anti-DOoR)は、シンガポールのシンガポール防衛科学技術局がイスラエルラファエル・アドバンスド・ディフェンス・システムズおよびドイツダイナマイト・ノーベル・ディフェンスドイツ語版と共同で開発した携帯式対軽装甲車両・対構築物用ロケット弾発射器である[2]

ドイツでは、RGWシリーズの名称で呼ばれている[2]

概要

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MATADORは、市街戦での運用を前提に発射時のバックブラストを最小限に抑える目的で、発射筒の後部にカウンターマスを充填して弾頭発射時に後方に吹き飛ばすという、比較的原始的なデイビス式無反動砲方式をあえて採用している。

派生型

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RGW60
60mm口径モデル[3]。弾頭種類には、HEAT(対戦車榴弾)、HEAT-MP(多目的対戦車榴弾)、HESH(粘着榴弾)、ASM(対構築物弾)がある[3]
RGW90
90mm口径モデル[4]。弾頭種類には、HH(対戦車榴弾/粘着榴弾)、HH-T(タンデム式対戦車榴弾/粘着榴弾)、LRMP(長射程多目的弾)、ASM(対構築物弾)、Illum(照明弾)、Smoke(発煙弾)がある[4]
RGW110
開発中の110mm口径モデル[5][6]。RGW60/90の口径拡大型として開発されたモデルで、製造メーカーのダイナマイト・ノーベル・ディフェンス社では、同社製のパンツァーファウスト3の後継と位置付けている[2][6]

運用国

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登場作品

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ゲーム

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Project Reality(BF2)
イスラエル国防軍の対戦車兵器として登場。多目的に利用が可能なMP型が登場する。

出典

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  1. ^ ラファエル社のカタログ(PDF)
  2. ^ a b c d e f g h i j k Wirkmittel-90 / Matador / RGW-90 - Program”. globalsecurity.org. 2024年10月23日閲覧。
  3. ^ a b RGW 60”. Dynamit Nobel Defence GmbH. 2024年10月23日閲覧。
  4. ^ a b RGW 90”. Dynamit Nobel Defence GmbH. 2024年10月23日閲覧。
  5. ^ Robin Hughes (2019年8月30日). “Dynamit Nobel Defence to begin RGW 110 firing trials in 2020”. janes.com. 2024年10月23日閲覧。
  6. ^ a b RGW 110”. Dynamit Nobel Defence GmbH. 2024年10月23日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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映像リンク