Nothing Special   »   [go: up one dir, main page]

コンテンツにスキップ

KODOMO BAND

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
KODOMO BAND
別名 子供ばんど(旧表記)
出身地 日本の旗 日本
ジャンル ハードロック
活動期間 1973年 - 1988年
2011年 -
レーベル キャニオン・レコード
(1980年 - 1982年、1986年 - 1987年)
EPIC・ソニー
(1983年 - 1984年)
KIDS POWER
(1984年 - 1986年)
ビクター音楽産業
(1988年)
ティームエンタテインメント
(2007年)
子供ばんどオフィス
(2011年)
Mastard Records
(2013年 - )
ベルウッド・レコード
(2014年)
メンバー うじきつよし(Vocal、Guitar)
谷平こういち(Guitar)
湯川トーベン(Bass)
山戸ゆう(Drums)
旧メンバー 豊田邦仁(故人、Drums)
日詰昭一郎(故人、Bass)
大友光悦(Guitar)
北島健二(Guitar)
安部王子(Bass)
鎌田俊哉(Guitar)
勝誠二(Bass)
杉原ひろし(Guitar)

KODOMO BAND(こどもばんど)は、日本ハードロックバンド1973年に結成し、1980年にデビュー。1988年に活動停止したが、2011年に活動再開した。旧表記は、子供ばんど1980年代前半に、ジャパニーズヘビーメタルが登場する以前に海外のハードロックの影響をダイレクトに受けた演奏を展開した。

メンバー

[編集]
名前 プロフィール 担当
うじきつよし (1957-09-18) 1957年9月18日(67歳)
東京都世田谷区出身
ボーカル
ギター
谷平こういち
(たにひら こういち)
(1957-08-04) 1957年8月4日(67歳)
東京都出身
ボーカル
ギター
湯川トーベン
(ゆかわ トーベン)
(1953-09-04) 1953年9月4日(71歳)
東京都出身
ボーカル
ベース
山戸ゆう
(やまと ゆう)
(1958-01-29) 1958年1月29日(66歳)
東京都出身
ボーカル
ドラム

メンバー変遷

[編集]
  • 1980年
    • うじきつよし - ボーカル、ギター
    • 谷平こういち - ギター
    • 湯川トーベン - ボーカル、ベース
    • 山戸ゆう - ドラム
  • 1983年
    • うじきつよし - ボーカル、ギター
    • 谷平こういち - ボーカル、ギター
    • 勝せいじ - ボーカル、ベース
    • 山戸ゆう - ボーカル、ドラム
  • 1984年
    • うじきつよし - ボーカル、ギター
    • 勝せいじ - ボーカル、ベース
    • 山戸ゆう - ボーカル、ドラム
  • 1985年
    • うじきつよし - ボーカル、ギター
    • 杉原ひろし - ボーカル、ギター(後に大江千里のライブサポートを手がける。現在はURUGOMEに在籍)
    • 勝せいじ - ボーカル、ベース
    • 山戸ゆう - ボーカル、ドラム
  • 1987年~活動休止(1988年)
    • うじきつよし - ボーカル、ギター
    • 杉原ひろし - ボーカル、ギター
    • 湯川トーベン - ボーカル、ベース(サポート)
    • 山戸ゆう - ボーカル、ドラム
  • 2011年~
    • うじきつよし - ボーカル、ギター
    • 谷平こういち - ボーカル、ギター
    • 湯川トーベン - ボーカル、ベース
    • 山戸ゆう - ボーカル、ドラム

略歴

[編集]

1973年 うじきつよしが高校時代に「子供ばんど」結成。

1979年 ヤマハ主催の『EastWest』に出場し、グランプリを受賞。個人でも、うじき、谷平がベストギタリスト賞を、山戸がベストドラマー賞を受賞。湯川は助っ人として参加。

1980年 キャニオン・レコードからファースト・アルバム『WE LOVE 子供ばんど』でデビュー。湯川が正式メンバーとなる。

1980年12月 宇崎竜童MCの番組、tvk「ファイティング80」に初登場。その後レギュラーとなる。

1983年 EPIC・ソニーへ移籍。リック・デリンジャーのプロデュースのもと、アルバム『HEART BREAK KIDS』をリリース。さらにアメリカでミニ・アルバム『Yes! We are KODOMO BAND』発売、シングル『JUKE BOX ROCK'N' ROLLER』をリリース。

1984年 EPIC・ソニー離脱。アメリカのミュージック・シーンにチャレンジしようとするバンドサイドの意志と、レコード会社の方針が異なったため。その後、頻繁に渡米、レコーディング、クラブギグを行いセルフ・プロデュースでアルバム『ROCK & ROLL WILL NEVER DIE!!』をニューヨークの『RIGHT TRACK STUDIO』で制作。インディーズレーベル「KIDS POWER」から発売。5月5日の子供の日、中野サンプラザホールを皮切りに1年間、日本中のライブ会場にてメンバー自らがファンに手渡しでアルバムを販売した。

1985年 前年に続き、冬のニューヨークに滞在、アルバム『HUNGRY BOY』を完成させる。

1986年 キャニオン・レコードへ再移籍。アニメ『北斗の拳』劇場公開版の主題歌『ハート・オブ・マッドネス』をリリース。テレビアニメ版主題歌『SILENT SURVIVOR』もヒット。この年より、制作の場を日本に戻す。横須賀にある観音崎マリンスタジオで合宿・制作した、アルバム『120%PURE』発表。

1987年 プライベート・スタジオを多用するスタイルに転換、アルバム『Before ZERO』発表。

1988年 ビクター音楽産業に移籍。ブライアン・アダムスのスタッフを起用、カナダバンクーバーの『LITTLE MOUNTAIN STUDIO』で、アルバム『KODOMO BAND ROCK』を制作。10月10日、2000本ライブ達成。活動休止状態に陥る。

2011年 バンドとしての再始動を宣言[1]。解散とは一度も言っていないので、再結成ではなく「永久凍土解凍」と銘打っている。宮城県エコキャンプみちのくで同年4月29日4月30日に開催「ARABAKI ROCK FEST.」に出演予定だったが、大震災の影響で開催延期。そのショーケースとして当初予定していた、ヤマハ銀座スタジオのライブはそのまま敢行。4月18日を急遽公開ゲネプロとし、同19日の2日間、再始動のお披露目を両日200名の限定で行なう。32年前の1979年、上記『EastWest』出場の原点であるヤマハにこだわり、会場が選ばれた。このライブの後、北海道『RISING SUN ROCK FESTIVAL 2011 in EZO』(ライジング・サン・ロック・フェスティバル、8月12日・13日開催)に出演。8月28日、各方面の尽力によって無事開催となった『ARABAKI ROCK FEST.』みちのくステージに初登場。26年振りの東北ロック・フェス出演であった。10月25日・26日の2日間、日本武道館で開催された寺岡呼人プロデュース『Golden Circle vol.16』に出演。競演したジュンスカ、ユニコーンのリスペクト・アーティストとして、大トリを出演者全員参加の「サマータイム・ブルース」で締める。

2012年 2月18日・19日、『拾得40周年突入記念ライブ』を神戸『ウインターランド』京都『拾得』で開催。かつてツアーのホームグラウンドであった『拾得』。時を超えた再会をファン・バンド共々実感、堪能。4月29日、2年連続出演となる『ARABAKI ROCK FEST.』のみちのくステージ決定。更に、『東日本LIVEサーキット』第1弾として、福島県・いわき市『club SONIC iwaki』出演が急遽決定した。

ライブ

[編集]

レコード販売よりも演奏を届ける事に注力、初期には、うじきが頭にミニアンプを載せフラッグを背負い会場を走る、湯川がマントの中に電飾を仕掛け光らせる、山戸のスティックを折りまくるなど独自のパフォーマンスを展開。「ダイナマイト・ライブ」と銘打った全国ライブツアーを実施、1981年に1000回、1988年に2000回のライブ回数を達成した。

1982年ロックンロール・フーチー・クー」のカバーを得意としていた縁で、原宿『クロコダイル』の『ラスト・ライブハウス・ツアー』にリック・デリンジャーが飛び入り参加。後にアメリカでのレコーディングの際にプロデュースを担当するきっかけとなる。同じく来日していたトム・ピーターソンチープ・トリック)、さらに仲井戸麗市忌野清志郎も飛び入り参加の豪華なライブとなった。

1982年レインボー日本ツアーのオープニングアクト。

1979年ジェネレーションXのオープニングアクト。

1982年香港公演敢行。

ディスコグラフィー

[編集]

シングル

[編集]
発売日 タイトル カップリング 形態
キャニオン・レコード / SEE-SAW
子供ばんど 名義
1st 1980年11月 お前はトラブル・メイカー 赤いBODY (鬼のハイウェイ・パトローラー) EP
ものめずらしげに
2nd 1981年3月5日 ちゃんばらロックンロール Early Times Junction
3rd 1981年 DREAMIN' (シーサイド・ドライブ) Rock & Roll Singer
4th 1982年6月23日 あんたはまだまだ子供だよ (子供ばんどのサマータイム・ブルース) WALKIN' AWAY
EPIC・ソニー
子供ばんど 名義
5th 1983年 JUKE BOX ROCK'N' ROLLER 17's KISS EP
KIDS POWER
6th 1985年 COME BACK BABY TAKE ME TO YOUR PARTY EP
7th 1986年6月5日 たすけて! SOMEBODY! ゆかいなモーター・サイクル
キャニオン・レコード / SEE-SAW
8th 1986年2月2日 HEART OF MADNESS Purple Eyes EP
9th 1986年8月21日 SILENT SURVIVOR DRY YOUR TEARS
10th 1986年12月28日 たどりついたらいつも雨ふり NO GIMMICK
ビクター音楽産業
子供ばんど 名義
11th 1988年8月10日 カウントダウン ORDINARY GIRL EP
8cmCD
ティームエンタテインメント
12th 2007年12月26日 SILENT SURVIVOR (21st century ver.) HEART OF MADNESS (21st century ver.) MAXI
子供ばんどオフィス
13th 2011年8月8日 マンモスの唄 Purple Eyes DVD
ベルウッド・レコード
14th 2014年1月29日 Heart Of Madness (Reboot Version)/Dry Your Tears (Reboot Version) MAXI

アルバム

[編集]

オリジナル・アルバム

[編集]
発売日 タイトル 形態
キャニオン・レコード / SEE-SAW
子供ばんど 名義
1st 1980年10月21日 WE LOVE 子供ばんど LP
2nd 1981年5月5日 POWER ROCK GENERATION!!
3rd 1981年11月21日 GIANT (HOP,STEP,JUMP)
EPIC・ソニー
子供ばんど 名義
4th 1983年5月5日 HEART BREAK KIDS LP
5th 1983年11月21日 Yes! We are KODOMO BAND
KIDS POWER
6th 1984年5月5日 ROCK&ROLL WILL NEVER DIE!! LP
7th 1985年5月5日 HUNGRY BOY
8th 1986年5月5日 120% PURE
キャニオン・レコード / SEE-SAW
9th 1986年12月15日 NO GIMMICK LP
CD
10th 1987年7月7日 Before ZERO LP
CD
ビクター音楽産業
子供ばんど 名義
11th 1988年8月10日 KODOMO BAND ROCK LP
CD
Mastard Records
12th 2013年5月5日 Can Drive 55 CD+DVD
13th 2015年5月5日 ロックにはまだやれることがあるんじゃないのか

ライブ・アルバム

[編集]
発売日 タイトル 形態
キャニオン・レコード / SEE-SAW
子供ばんど 名義
1st 1982年5月5日 DYNAMITE LIVE LP

ベスト・アルバム

[編集]
発売日 タイトル 形態
キャニオン・レコード / SEE-SAW
子供ばんど 名義
1st 1984年3月 THE BEST OF 子供ばんど LP
キャニオン・レコード / SEE-SAW
2nd 1987年2月21日 FOOT PRINT OF KODOMO BAND LP
CD
OCTAVE
子供ばんど 名義
1st 2012年4月4日 ザ・ベスト 〜入門編〜 CD

ボックス・セット

[編集]
発売日 タイトル 形態
OCTAVE
子供ばんど 名義
1st 2011年11月11日 子供ばんど大百科1980-1988 CD

タイアップ

[編集]
使用年 楽曲 タイアップ
子供ばんど
1981年 ちゃんばらロックンロール 東映配給映画『ちゃんばらグラフィティー 斬る!』主題歌
Early Times Junction 東映配給映画『ちゃんばらグラフィティー 斬る!』エンディングテーマ
KODOMO BAND
1986年 Heart of Madness 東映洋画配給アニメ映画『北斗の拳』主題歌
Purple Eyes 東映洋画配給アニメ映画『北斗の拳』エンディングテーマ
SILENT SURVIVOR フジテレビ系テレビアニメ『北斗の拳』オープニングテーマ(第83話 - 第109話)[2]
DRY YOUR TEARS フジテレビ系テレビアニメ『北斗の拳』エンディングテーマ(第83話 - 第109話)[2]

脚注

[編集]

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]