2005年ヨーロッパグランプリ
レース詳細 | |||
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日程 | 2005年シーズン第7戦 | ||
決勝開催日 | 2005年5月29日 | ||
開催地 |
ニュルブルクリンク ドイツ ニュルブルク | ||
コース長 | 5.148km | ||
レース距離 | 59周(303.730km)エクストラフォーメーションラップ実施により1周減算 | ||
決勝日天候 | 晴れ(ドライ) | ||
ポールポジション | |||
ドライバー | |||
タイム | 1'30.081 | ||
ファステストラップ | |||
ドライバー | フェルナンド・アロンソ | ||
タイム | 1'21.219(Lap 40) | ||
決勝順位 | |||
優勝 |
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2位 | |||
3位 |
2005年ヨーロッパグランプリ(2005 European Grand Prix)は、2005年のF1世界選手権第7戦として、2005年5月29日にニュルブルクリンクで開催された。
予選
[編集]結果
[編集]順位 | No | ドライバー | チーム | タイム | 差 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 8 | ニック・ハイドフェルド | ウィリアムズ・BMW | 1:30.081 | — |
2 | 9 | キミ・ライコネン | マクラーレン・メルセデス | 1:30.197 | +0.116 |
3 | 7 | マーク・ウェバー | ウィリアムズ・BMW | 1:30.368 | +0.287 |
4 | 16 | ヤルノ・トゥルーリ | トヨタ | 1:30.700 | +0.619 |
5 | 10 | ファン・パブロ・モントーヤ | マクラーレン・メルセデス | 1:30.890 | +0.809 |
6 | 5 | フェルナンド・アロンソ | ルノー | 1:31.056 | +0.975 |
7 | 2 | ルーベンス・バリチェロ | フェラーリ | 1:31.249 | +1.168 |
8 | 17 | ラルフ・シューマッハ | トヨタ | 1:31.392 | +1.311 |
9 | 6 | ジャンカルロ・フィジケラ | ルノー | 1:31.566 | +1.485 |
10 | 1 | ミハエル・シューマッハ | フェラーリ | 1:31.585 | +1.504 |
11 | 12 | フェリペ・マッサ | ザウバー・ペトロナス | 1:32.205 | +2.124 |
12 | 14 | デビッド・クルサード | レッドブル・コスワース | 1:32.553 | +2.472 |
13 | 3 | ジェンソン・バトン | BAR・ホンダ | 1:32.594 | +2.513 |
14 | 15 | ヴィタントニオ・リウッツィ | レッドブル・コスワース | 1:32.642 | +2.561 |
15 | 11 | ジャック・ヴィルヌーヴ | ザウバー・ペトロナス | 1:32.891 | +2.810 |
16 | 4 | 佐藤琢磨 | BAR・ホンダ | 1:32.926 | +2.845 |
17 | 18 | ティアゴ・モンテイロ | ジョーダン・トヨタ | 1:35.047 | +4.966 |
18 | 20 | パトリック・フリーザッハー | ミナルディ・コスワース | 1:35.954 | +5.873 |
19 | 19 | ナレイン・カーティケヤン | ジョーダン・トヨタ | 1:36.192 | +6.111 |
20 | 21 | クリスチャン・アルバース | ミナルディ・コスワース | 1:36.239 | +6.158 |
決勝
[編集]展開
[編集]ウィリアムズのニック・ハイドフェルドが自身初のポールポジションを獲得し、マクラーレンのキミ・ライコネンが2番手に、マーク・ウェバーが3番手とウィリアムズが予選1-3を達成し好調ぶりを示す。両チャンピオンシップをリードするルノーはフェルナンド・アロンソが6番手、ジャンカルロ・フィジケラが9番手と低迷した。スタートではフィジケラがエンジンストールを喫しエクストラフォーメーションラップを実施し1周減算となる。再スタートではライコネンがハイドフェルドをかわしてトップに立ち、1コーナーでは2台にかわされたウェバーとモントーヤが接触、ウェバーはサスペンション破損によりリタイアしモントーヤはいくつか順位を落としたほか、ラルフ・シューマッハや佐藤琢磨がフロントウィングにダメージを負うなど波乱の展開となった。その後は順当にライコネンがトップ、2位にハイドフェルド、3位アロンソの順で推移していく。しかし30周目にライコネンが7コーナーでオーバーラン、ハイドフェルドに先行を許したものの、その周の終わりにピットイン、ライコネンは再びトップとなりアロンソが2番手、ハイドフェルドは3位でコースに復帰した。その後ライコネンは周回遅れのヴィルヌーヴをかわす際ブレーキングに失敗、タイヤにフラットスポットを作ってしまう。それが原因でライコネンのマシンはバイブレーションに見舞われ、アロンソはその差を徐々に詰め始めた。周回を重ねるたびバイブレーションは悪化し、ブレーキを踏むたびサスペンションはダメージを負う満身創痍の状態に追い込まれてしまった。36周目に15.2秒あったギャップは51周目には7.2秒、残り2周(57周目)では2.7秒、ファイナルラップに入った直後はわずか1.5秒差にまで縮まり、オーバーテイクは時間の問題と思われた。しかしトップのライコネンが1コーナーでブレーキングした瞬間、右フロントサスペンションが大破、ライコネンはジェンソン・バトンのリアをかすめてグラベルに飛び出しレースを終えた。これによりアロンソは労せずしてトップに立ちシーズン4勝目を獲得、2番手にはハイドフェルド、3番手にフェラーリのバリチェロが入った。ファイナルラップで悲運に見舞われたライコネンは11位完走扱い。これにより20に縮まるはずだったアロンソとライコネンのポイント差は7戦を終えて32に広がることとなった。
結果
[編集]順位 | No | ドライバー | チーム | 周回数 | タイム/リタイア | グリッド | ポイント |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 5 | フェルナンド・アロンソ | ルノー | 59 | 1:31:46.648 | 6 | 10 |
2 | 8 | ニック・ハイドフェルド | ウィリアムズ・BMW | 59 | +16.567 | 1 | 8 |
3 | 2 | ルーベンス・バリチェロ | フェラーリ | 59 | +18.549 | 7 | 6 |
4 | 14 | デビッド・クルサード | レッドブル・コスワース | 59 | +31.588 | 12 | 5 |
5 | 1 | ミハエル・シューマッハ | フェラーリ | 59 | +50.445 | 10 | 4 |
6 | 6 | ジャンカルロ・フィジケラ | ルノー | 59 | +51.932 | 9 | 3 |
7 | 10 | ファン・パブロ・モントーヤ | マクラーレン・メルセデス | 59 | +58.173 | 5 | 2 |
8 | 16 | ヤルノ・トゥルーリ | トヨタ | 59 | +1:11.091 | 4 | 1 |
9 | 15 | ヴィタントニオ・リウッツィ | レッドブル・コスワース | 59 | +1:11.529 | 14 | |
10 | 3 | ジェンソン・バトン | BAR・ホンダ | 59 | +1:35.786 | 13 | |
11 | 9 | キミ・ライコネン | マクラーレン・メルセデス | 58 | サスペンション | 2 | |
12 | 4 | 佐藤琢磨 | BAR・ホンダ | 58 | 1周遅れ | 16 | |
13 | 11 | ジャック・ヴィルヌーヴ | ザウバー・ペトロナス | 58 | 1周遅れ | 15 | |
14 | 12 | フェリペ・マッサ | ザウバー・ペトロナス | 58 | 1周遅れ | 11 | |
15 | 18 | ティアゴ・モンテイロ | ジョーダン・トヨタ | 58 | 1周遅れ | 17 | |
16 | 19 | ナレイン・カーティケヤン | ジョーダン・トヨタ | 58 | 1周遅れ | 19 | |
17 | 21 | クリスチャン・アルバース | ミナルディ・コスワース | 57 | 2周遅れ | 20 | |
18 | 20 | パトリック・フリーザッハー | ミナルディ・コスワース | 56 | 3周遅れ | 18 | |
Ret | 17 | ラルフ・シューマッハ | トヨタ | 33 | スピン | 8 | |
Ret | 7 | マーク・ウェバー | ウィリアムズ・BMW | 0 | クラッシュ | 3 |
前戦 2005年モナコグランプリ |
FIA F1世界選手権 2005年シーズン |
次戦 2005年カナダグランプリ |
前回開催 2004年ヨーロッパグランプリ |
ヨーロッパグランプリ | 次回開催 2006年ヨーロッパグランプリ |