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ヴェルタワー下関

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヴェルタワー下関
施設情報
所在地 山口県下関市竹崎町4-4-2
座標 北緯33度56分59.1秒 東経130度55分32.5秒 / 北緯33.949750度 東経130.925694度 / 33.949750; 130.925694座標: 北緯33度56分59.1秒 東経130度55分32.5秒 / 北緯33.949750度 東経130.925694度 / 33.949750; 130.925694
状態 完成
建設期間 2005年1月27日 - 2007年2月1日
用途 分譲住宅、公益施設
建設費 30億3175万円
地上高
屋上 72.65m
各種諸元
階数 22階
延床面積 14,635.53
エレベーター数 2基
関連企業
設計 アール・アイ・エー
施工 鹿島建設鉄建建設
所有者 下関コアビル
管理運営 トータテ
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ヴェルタワー下関(ヴェルタワーしものせき)は、山口県下関市竹崎町にある高層マンション。山口県で最も高い建物である(建築物で言えば山口県国際総合センターの「海峡ゆめタワー」が最も高い)。

概要

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JR下関駅にほど近い、シーモール下関の並び・山口銀行本店の向かいに位置する。元々この地はシーモール下関同様、下関駅の貨物ヤード跡地の一角であったが、貨物ヤード跡地及び周辺の再開発事業である「細江土地区画整理事業」において、地域内に存在した零細地権者集合換地し、再開発ビルを建設する目的で施行された。事業名称は「細江地区12街区第一種市街地再開発事業」であり、事業主体は下関市を含む地権者が設立した権利者法人である「下関コアビル株式会社」で、これに国、山口県及び下関市が補助金を支出して建設された。

下関駅東口の駅前に立地する街区であることから、当初計画ではホテルを主体とした再開発ビルの建設が検討され、ワシントンホテルプラザチェーンを展開していたワシントンホテル愛知県名古屋市)がテナントに内定し、1992年(平成4年)に再開発事業の都市計画決定を受けていた[1]。しかしバブル崩壊の最中ということもあり下関コアビル側のデベロッパー探しが難航して着工のめどが立たず、早期の下関進出を目指していたホテル側は1997年(平成9年)9月に再開発事業から撤退[1]。ワシントンホテルは翌年の1998年(平成10年)3月に下関駅西口への進出を発表し、独自に「下関駅西ワシントンホテルプラザ」として開業した[2]

こうした経緯から下関コアビルでは建築目的を分譲マンションに変更し、広島のマンションデベロッパー・トータテの協力を得て事業を進めることになった。施行にあたっては都市再開発法第110条に基づく「全員同意型」の権利変換が行われ、市を除く地権者のうち4名が1階・2階の商業施設・業務施設に入居、下関市が2階に公益施設を設置、地権者1名が3階以上のマンションの1室に権利変換により入居している。

ビルは2007年(平成19年)2月に完成。建物は地下1階地上22階で、それまで県内最高層であった山口県庁舎(山口市)をしのぎ、山口県で最も高い建物となった。下関市の公益施設部分には「しものせき市民活動センター」「下関市消費生活センター」が入居し、これらは下関駅前からつながるペデストリアンデッキと直結している。マンション部分は「ヴェルタワー下関駅前マリンビュー」の名前で売り出された。

参考資料

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脚注

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  1. ^ a b 「下関コアビル計画 中核のホテル入居白紙」『やまぐち経済月報』第270号、山口経済研究所、1997年10月、59頁、2024年1月24日閲覧 
  2. ^ 山本「山口県のJRの将来展望」『やまぐち経済月報』第275号、山口経済研究所、1998年3月、8-23頁、2024年1月24日閲覧 

関連項目

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外部リンク

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