マリ・カルクン
Mari Kalkun マリ・カルクン | |
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基本情報 | |
生誕 | 1986年4月1日(38歳) |
出身地 | エストニア |
ジャンル | フォーク |
職業 | 歌手 |
マリ・カルクン(Mari Kalkun, 1986年4月1日 - )は、エストニアのフォークシンガー、ピアニスト、カンネル奏者。
2009年に、同じくエストニアのアーティスト・パスタカスとともに来日して公演を行なっている。2011年のエストニア音楽賞(エストニア語:2011. aasta Eesti Muusikaauhinnad)では、最優秀新人賞の候補に挙げられている。
人物
[編集]1986年生まれ。エストニア南東部のヴォルで育ち、幼い頃から森林や鳥、沼などの自然に触れて強いつながりを持っている[1]。いとこに音楽家で民俗学者のアンドレアス・カルクン(英語: Andreas Kalkun)がおり、共演も果たしている[2]。
はじめはタルトゥ大学のヴィリャンディ文化アカデミーUniversity of Tartu Viljandi Culture Academyで異文化マネジメントを学んでいたが、その後エストニア音楽アカデミーで音楽研究につき、ヘルシンキのシベリウス音楽院の交換留学生となる。伝統音楽の歌唱でエストニア音楽アカデミーの修士号を取得して卒業[3]し、フォークミュージックとジャズを融合させる芸術を習得している[4]。
カルクンは歌手のみではなく、自らの楽曲を作曲し、カンネル(英語: Kannel (instrument))(エストニア伝統音楽のツィター)やピアノ、アコーディオン、ギターなどの楽器を演奏している。2007年にはファーストアルバムとなる「Üü tulõk(夜の訪れ)」をリリース、その成功もあってフランス、英国、フィンランド、ロシアでのコンサートに参加している。2009年にはエストニア人アーティストのパスタカスとともに来日して公演[4]し、同国でも楽曲がリリースされている。
その後は「Dear Rain」(2010年)、フィンランドのバンドであるルノルンと共演したアルバム「Tii ilo」(2015年)、出身地であるヴォルの方言で歌った「Upa-upa ubinakõnõ」(2015年)を提供している。アルバム「Ilmamõtsan」は2017年にリリースされ、エストニア語とヴォル方言で12曲が収録され、その多くはカルクンが現地の詩に触発されて作曲したものである[5]。
表彰
[編集]ディスコグラフィ
[編集]アルバム
[編集]- Üü Tulõk (2007)
- ビヒマックヌー Vihmakõnõ (2010)
- Ilmamõtsan (2018)
脚注
[編集]- ^ Von Grit Friedrich (2019年1月4日). “Baltischer Folk - Filigrane Klangwelten aus Estland” (ドイツ語). Deutschlandfunk. 2022年2月19日閲覧。
- ^ “Mari Kalkuni uus sooloplaat “Ilmamõtsan” muugib lahti metsa ja maailma - SA Võrumaa Arenduskeskus” (エストニア語). Võrumaa Arenduskeskus (2017年11月10日). 2022年2月19日閲覧。
- ^ “Mari Kalkun — Õunaviks” (英語). Õunaviks. 2022年2月19日閲覧。
- ^ a b Jürgen Rooste (2013年4月7日). “Rändlaulik Mari Kalkun - andekas nagu kurat - Maaleht” (エストニア語). Maaleht. 2022年2月19日閲覧。
- ^ “Mari Kalkun | Allstarz.ee” (エストニア語). Allstarz.ee. 2022年2月19日閲覧。
- ^ “Mari Kalkun | HarmonyFields”. HarmonyFields. 2022年2月19日閲覧。
- ^ “Gallery: Mari Kalkun receives Musician of the Year award | News | ERR”. エストニア公共放送 (2021年1月14日). 2022年2月19日閲覧。