ボビー・マクファーリン
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ボビー・マクファーリン Bobby McFerrin | |
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ボビー・マクファーリン(2007年) | |
基本情報 | |
出生名 | Robert Keith McFerrin Jr. |
生誕 | 1950年3月11日(74歳) |
出身地 | アメリカ合衆国 ニューヨーク州ニューヨーク市マンハッタン |
ジャンル | ジャズ、ポップ・ミュージック |
職業 | シンガーソングライター、コンダクター、プロデューサー |
担当楽器 | ボーカル、ピアノ、ベース、クラリネット |
活動期間 | 1970年 - |
共同作業者 |
チック・コリア ハービー・ハンコック |
公式サイト |
bobbymcferrin |
ボビー・マクファーリン(Bobby McFerrin [məkˈfɛərən][1]、1950年3月11日 - )は、アメリカ合衆国のジャズ歌手。父はオペラ歌手のロバート・マクファーリン。
ジョン・ヘンドリックス、アル・ジャロウと並ぶ器楽的唱法を特徴とする。歌声に変化を加える方法として、歌いながら胸や頬を叩くなどの技巧も用いる。
1988年、リズムやベースなどを全て自身の声だけで多重録音した「ドント・ウォーリー・ビー・ハッピー」が、アメリカのヒットチャートでNo.1を獲得、これは伴奏に楽器を一切使っていない曲としては史上初であり、ジャズ歌手の曲としてはルイ・アームストロング以来である。グラミー賞では、最優秀レコード賞と最優秀楽曲賞を受賞、マクファーリン自身も最優秀男性ポップ・ボーカル賞を受賞し、3冠を達成した。
また2004年にはウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のシェーンブルン・サマー・ナイト・コンサートを指揮した[2]。
ディスコグラフィ
[編集]リーダー・アルバム
[編集]- 『踊る声』 - Bobby McFerrin(1982年)
- 『ザ・ヴォイス』 - The Voice(1984年)
- 『チュニジアの夜』 - Spontaneous Inventions(1986年)
- 『象の鼻はなぜ長い』 - Elephant's Child(1987年)※with ジャック・ニコルソン
- 『サイの皮はなぜ厚い&ラクダのこぶはなぜあるの』 - How the Rhinoceros Got His Skin & How the Camel Got His Hump(1987年)※with ジャック・ニコルソン
- The Many Faces of Bird: The Music of Charlie Parker(1987年)※with リッチー・コール、リー・コニッツ
- 『シンプル・プレジャーズ』 - Simple Pleasures(1988年)
- Lady Fair(1989年)※with Gary Wiggins
- 『心のミュージック』 - Medicine Music(1990年)
- 『スペイン』 - Play(1990年)※with チック・コリア
- 『ハッシュ』 - Hush(1992年)※with ヨーヨー・マ
- 『BANG!ZOOM』 - Bang! Zoom(1995年)
- 『ペーパー・ミュージック - マクファーリン・シングス・アンド・コンダクツ』 - Paper Music(1995年)※with the St. Paul Chamber orchestra
- 『プレイ・アマデウス』 - The Mozart Sessions(1996年)※with チック・コリア
- 『サークルソングス』 - Circlesongs(1997年)
- 『ビヨンド・ワーズ』 - Beyond Words(2002年)※featuring チック・コリア、シロ・バプティスタ、リチャード・ボナ
- 『ヴォキャブラリーズ』 - VOCAbuLarieS(2010年)
- 『スピリチュオール』 - SpiritYouAll(2013年)
参加アルバム
[編集]- ファラオ・サンダース : 『ジャーニー・トゥ・ザ・ワン』 - Journey to the One(1980年)
- グローヴァー・ワシントン・ジュニア : 『訪れ』 - The Best Is Yet to Come(1982年)
- Various Artists : The Young Lions(1983年)
- チャールズ・ロイド : 『コペンハーゲンの夜』 - A Night in Copenhagen(1984年)
- Various Artists : A Tribute to Thelonius Monk(1984年)
- チコ・フリーマン : 『タンジェンツ』 - Tangents(1984年)
- マイケル・ヘッジズ : 『ウォッチング・マイ・ライフ・ゴー・バイ』 - Watching My Life Go By(1985年)
- マンハッタン・トランスファー : 『ヴォーカリーズ』 - Vocalese(1985年)
- ウェザー・リポート : 『スポーティン・ライフ』 - Sportin' Life(1985年)
- ジョー・ザヴィヌル : 『ダイアレクツ』 - Di-a-lects(1986年)
- ハービー・ハンコック : 『ラウンド・ミッドナイト (オリジナル・サウンドトラック)』 - Round Midnight (soundtrack)(1986年)
- アル・ジャロウ : 『ハーツ・ホライズン』 - Heart’s Horizon(1988年)
- クインシー・ジョーンズ : 『バック・オン・ザ・ブロック』 - Back on the Block(1989年)
- ローリー・アンダーソン : 『ストレンジ・エンジェルス』 - Strange Angels(1989年)
- ガル・コスタ : 『ガル』 - Gal Costa(1991年)※「The Laziest Gal in Town」ゲスト
- Various Artists : 『マッド・アバウト・マウス』 - Simply Mad About the Mouse (1991年) ※「The Siamese Cat Song」で参加
- ディジー・ガレスピー : Bird Songs: The Final Recordings(1992年)、To Bird with Love(1992年)
- モダン・ジャズ・カルテット : 『結成40周年記念 - MJQ&フレンズ』 - MJQ & Friends: A 40th Anniversary Celebration(1994年)
- ジャック・ディジョネット : Extra Special Edition(1994年)
- イエロージャケッツ : Dreamland(1995年)
- ジョージ・マーティン : 『イン・マイ・ライフ』 - In My Life(1998年)※「Come Together」 with ロビン・ウィリアムズ
- アン・ヴォーグ : 『マスターピース・シアター』 - Masterpiece Theatre(2000年)
- ベラ・フレック&ザ・フレックトーンズ : Little Worlds(2003年)
- チック・コリア : 『ランデヴー・イン・ニューヨーク』 - Rendezvous in New York(2003年)
- ウィントン・マルサリス : The Magic Hour(2004年)
グラミー賞受賞歴
[編集]- 第28回グラミー賞(1985年分)
- 最優秀ジャズ・男性ボーカル・パフォーマンス "Another Night In Tunisia" with ジョン・ヘンドリックス(マンハッタン・トランスファー『ヴォーカリーズ(Vocalese)』所収)
- 最優秀ボーカル編曲 "Another Night In Tunisia" with シェリル・ベンティン(マンハッタン・トランスファー『ヴォーカリーズ(Vocalese)』所収)
- 第29回グラミー賞(1986年分) Best Jazz Vocal Performance, male, "Round Midnight" in the album Round Midnight (soundtrack)
- 第30回グラミー賞(1987年分)
- Best Jazz Vocal Performance, male, "What Is This Thing Called Love" in the album The Other Side of Round Midnight with Herbie Hancock
- Best Recording for Children, "The Elephant's Child" with Jack Nicholson
- 第31回グラミー賞(1988年分)
- Song of the year, Best Pop Vocal Performance, male, Record of the year, "Don't Worry, Be Happy" in the album Simple Pleasures
- Best Jazz Vocal Performance, male, "Brothers" in the album Duets of Rob Wasserman
- 第35回グラミー賞(1992年分) Best Jazz Vocal Performance, "Round Midnight" in the album Play