ビィー・トランセホールディングス
本社が入居する幕張テクノガーデンD棟 | |
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒261-0001 千葉県千葉市美浜区中瀬1-3 幕張テクノガーデンD棟10F |
設立 | 2008年6月1日(旅客事業株式会社) |
業種 | 陸運業 |
法人番号 | 9040001075797 |
事業内容 | グループ経営管理業務 |
代表者 | 代表取締役 吉田 平[1] |
資本金 | 2000万円 |
従業員数 | 5人 |
主要子会社 |
平和交通 あすか交通 西岬観光 |
外部リンク | www.be-transse.com |
ビィー・トランセホールディングス株式会社は、千葉県千葉市美浜区の幕張新都心に本社を置く、千葉県の交通企業グループである平和交通・あすか交通・西岬観光を統括管理する会社である。
概要
[編集]BE-TRANSSEの「BE」は「BE AMBITIOUS」を示すもので、「TRANSSE」は「TRANSPORTATION」をアレンジした造語である。
スローガンは、「日本一“あいさつ”を大切にするバスとタクシーのグループ会社」。
沿革
[編集]ビィー・トランセホールディングスは、ビィー・トランセグループの発足に先立つ2008年6月、3社の統括会社として「旅客事業」の社名で設立された。その後、管理体制の強化を図るため、2012年4月に持株会社制に移行し、現社名に変更されている。
同グループのルーツは、1965年に設立されたタクシー会社の西岬観光である。西岬観光の創業者である吉田裕成は、房総半島南端の千倉町において雑貨店を経営し、遠洋漁業の物資を取り扱っていたが、売上の大半が売掛であることや金利の関係から利益は少なかった[2]。このため、新たな事業としてタクシーに着目し、1965年に車両5台で西岬観光を設立した[3]。
1970年代に入ると千葉市内に大規模な団地が建設され、既存のバスだけでは需要を賄いきれなくなったことから、グループ会社となる団地交通(現あすか交通)、平和交通が設立され、乗合タクシーで住民輸送を行うこととなり、これをきっかけとして路線バスへと事業を拡大していった。
1990年代には、東京都心と千葉を結ぶ深夜急行バスの運行を開始し、数寄屋橋と八重洲の2箇所に停留所が設置された。これらを活用して、近年は通勤高速バス「マイタウンライナー」や、空港連絡バス「THEアクセス成田」(現:エアポートバス東京・成田)などの高速バスにも手を広げている。
2017年には、経済産業省によって、健康経営に取り組むいわゆるホワイト企業を見える化する「健康経営優良法人」に認定された。
グループ企業
[編集]西岬観光
[編集]西岬観光はビィー・トランセグループの創業企業であり、1965年に設立された。本社は千葉市緑区椎名崎町にある。
もともとタクシー会社であったが、創業者と城西大学設立者の縁から[4]城西国際大学の特定バス輸送も行っている。2017年には、平和交通椎名崎営業所の路線を引き継いで高速バスに参入した。
なお、創業以来営業を続けてきたタクシー部門は2015年1月に三ツ矢エミタスグループ(現・鹿野西岬タクシー)に譲渡されているほか、千葉市と成田空港を結ぶ乗合タクシーの「マイタウンシャトル」も2018年1月に営業を終了し、現在はハイヤー事業のみ行っている。
あすか交通
[編集]あすか交通は、1974年に団地交通の社名で設立され、主に千葉幸町団地周辺における路線バス、貸切バスを営業している。
2011年には、木更津市清川に木更津営業所を設置し、かずさアカデミアパークの企業送迎を行っていた時期もあるが、2013年4月に「THEアクセス成田」に参入するにあたって撤退し、車両の一部を高速バス用に転用した。
会社のイメージカラーは深緑色であるが、高速バス車両はグループの共通デザインを採用している。
平和交通
[編集]平和交通は、1975年に設立され、主に稲毛・幕張・都賀周辺において路線バスを運行している。会社の規模は3社の中で最も大きく、本社営業所のほかに若松営業所を置く。
路線バスのカラーリングは、カラフルな「スマイリングシャトル」と、幕張ベイタウンの景観に配慮した「ベイタウンバス」の2種類があり、路線によって使い分けられている。
2015年に西岬観光本社内に椎名崎営業所を設置したが、2017年に路線・車両を同社に移管した。
出典
[編集]- ぽると出版「バスラマインターナショナルNo.121(2010年8月発行)ほか