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パーティ荒し

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
パーティ荒し
The Two Mouseketeers
監督 ウィリアム・ハンナ
ジョセフ・バーベラ
脚本 ウィリアム・ハンナ
ジョセフ・バーベラ
製作 エド・バージ
ケネス・ミューズ
アーヴ・スペンス
製作総指揮 フレッド・クインビー
音楽 スコット・ブラッドリー
配給 メトロ・ゴールドウィン・メイヤー
公開 アメリカ合衆国の旗 1952年3月15日
上映時間 7分21秒
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語フランス語
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パーティ荒し』(The Two Mouseketeers1952年3月15日、劇場公開時『鼠の二銃士』)はトムとジェリーの作品のひとつ。1951年アカデミー短編アニメ賞受賞作。

作品内容

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場所は王朝時代のフランスを思わせる街中。銃士の扮装をしたジェリーとニブルスが歩いていると、主人から「これからここでパーティーが行われる。お前の任務は、この会場をネズミ銃士どもから守ることだ。もしパーティー会場を台無しにしたら、お前の首を刎ねる!!」と、厳しく指示されているトムの姿を見かけた。窓の外には、ギロチンが高々と掲げられていた。

一方、ご馳走の存在を知ったジェリーたちは大喜び。会場に忍び込むや、豚の丸焼きや骨付きハムが麗々しく並べられたテーブルに取り付いた。これをトムが見逃すはずがなく、こうしてトムVSジェリー&ニブルスのドタバタが始まった。

料理を盗み食いしながらの大乱闘の末、トムはジェリーを捕えて勝利かと思われる。しかしその矢先、ワイングラスに落ちて酔いつぶれたニブルスが、大砲にありったけの料理をぶちこみ、トムめがけて発射。

かくて好みの食料を土産に持ち、意気揚々とパーティー会場を去るジェリーとニブルス。だが彼等がふと振り返ると、トムを処刑するギロチンが高々と掲げ挙げられ、遂に振り下ろされてしまった。ジェリーとニブルスはトムを偲んだが、「しょうがないよ」[1]と開き直り、また肩で風を切って何処へとも無く去って行った。

スタッフ

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備考

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  • 原題の『The Two Mouseketeers』は、三銃士(The Three Musketeers)をパロディ化したものである。
  • この作品のニブルスは、フランス語またはフランス語なまりの英語で話している。また、カナダのフランス語童謡アルエット』(ひばり)を歌うシーンもある。

登場キャラクター

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トム
城の保安係として不審者に目を光らせる。だがジェリーとニブルスにパーティー会場をことごとく荒らされ、追いかけっこでジェリーを捕まえ勝利を手中に収めた矢先・ニブルスによる大砲攻撃を受け万事休す。最後は主人の逆鱗に触れ処刑の憂き目に遭った。
ジェリー
ニブルスを従えてパーティー会場へ侵入。トムに捕まりそうになるも弟子のニブルスに救われた。
ニブルス
ジェリーの弟子としてパーティー会場へ侵入。トムとの対決でピンチになったジェリーを(トムの尻を剣で突くなどして)救い、「(ワイングラスに落ちて酔っ払った勢いで)パーティー料理を大砲にぶち込みトムを撃退」する仕返しでとどめを刺す。城から出る際はトムが処刑される瞬間を目の当たりにするが、「仕方ない」と開き直った。
主人
トムを城の保安係として雇い、「もしネズミなどの不審者侵入を許し、神聖なパーティー会場を荒らされたら処刑する」と通告し会場警備を命令。だがトムが会場を不審者から守れず・ジェリーとニブルスによってことごとく荒らされたため、最後はトムを当初の通告通りギロチンで処刑する。

脚注

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  1. ^ 原文では「C'est la guerre.(これが戦争さ)」となっており、旧地上波版では「この辺で終わりにしようよ、さあ行こう。前へ進め!」となっている。

日本でのテレビ放映

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TBS系および他系列で1964年1990年頃まで時折放映された。

外部リンク

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