ピープル・ゲット・レディ (インプレッションズのアルバム)
『ピープル・ゲット・レディ』 | ||||
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インプレッションズ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1962年3月 - 1964年10月[1] | |||
ジャンル | R&B、ソウル | |||
時間 | ||||
レーベル |
ABCパラマウント・レコード MCAレコード(リイシュー) | |||
プロデュース | ジョニー・ペイト | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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インプレッションズ アルバム 年表 | ||||
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『ピープル・ゲット・レディ』(People Get Ready)は、アメリカ合衆国のボーカル・グループ、インプレッションズが1965年に発表したスタジオ・アルバム。
背景
[編集]収録曲のうち「キャント・ワーク・ノー・ロンガー」は1962年3月の録音で[1]、この曲はビリー・バトラーによるカヴァーが1965年にシングル・ヒットしており[3]、バトラーのヴァージョンはBillboard Hot 100で60位、『ビルボード』のR&Bシングル・チャートで9位に達した[4]。また、「エモーションズ」も同時期に録音されたという説がある[1]。
「ユー・マスト・ビリーヴ・ミー」は、本作に先駆けて1964年にシングル・ヒットした曲で、Billboard Hot 100では最高15位を記録した[2]。1964年10月には、タイトル曲を含む本作収録曲の過半数が録音された[1]。
反響・評価
[編集]母国アメリカではBillboard 200で23位に達し、『キープ・オン・プッシング』(1964年)に続くグループにとって2作目の全米トップ40アルバムとなった[2]。また、『ビルボード』のR&Bアルバム・チャートでは、グループ初の1位獲得を果たした[2]。
本作からのシングル「ピープル・ゲット・レディ」はBillboard Hot 100で14位、R&Bシングル・チャートで3位のヒットとなり、続く「ウーマンズ・ガット・ソウル」はHot 100で29位、R&Bチャートで9位を記録した[2]。
ジョン・ブッシュはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け、タイトル曲を「1960年代の最も美しい曲の一つ」と称賛する一方、「このLPに収録された残りの曲は、『キープ・オン・プッシング』や、インプレッションズの素晴らしきデビュー作ほど強力ではない」と評している[3]。
収録曲
[編集]全曲とも作詞・作曲はカーティス・メイフィールドによる。
- ウーマンズ・ガット・ソウル "Woman's Got Soul" – 2:20
- エモーションズ "Emotions" – 2:48
- サムタイムズ・アイ・ワンダー "Sometimes I Wonder" – 2:58
- ウィーアー・イン・ラヴ "We're in Love" – 2:28
- ジャスト・アナザー・ダンス "Just Another Dance" – 2:51
- キャント・ワーク・ノー・ロンガー "Can't Work No Longer" – 2:21
- ピープル・ゲット・レディ "People Get Ready" – 2:40
- アイヴ・ファウンド・ザット・アイヴ・ロスト "I've Found Out That I've Lost" – 2:51
- ハード・トゥ・ビリーヴ "Hard to Believe" – 2:27
- シー・ザ・リアル・ミー "See the Real Me" – 2:25
- ゲット・アップ・アンド・ムーヴ "Get Up and Move" – 2:13
- ユー・マスト・ビリーヴ・ミー "You Must Believe Me" – 2:30
脚注
[編集]- ^ a b c d 日本盤再発CD(1994年、MVCM-22033)ライナーノーツ(鈴木啓志)
- ^ a b c d e The Impressions | Awards | AllMusic
- ^ a b Bush, John. “People Get Ready (Universal) - The Impressions”. AllMusic. 2016年5月22日閲覧。
- ^ Billy Butler | Awards | AllMusic