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チェルニーヒウ州

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
チェルニーヒウ州
Чернігівська область
チェルニーヒウ州の旗チェルニーヒウ州の印
州旗州章
チェルニーヒウ州の位置
ウクライナ
州庁所在地チェルニーヒウ
面積
 - 総計
 - 陸地
 - 水域
全ウクライナ第3位
31,865 km²
? km²
? km² (?%)
人口2006年
 - 総計
 - 人口密度
全ウクライナ第20位
1,156,609
38人/km²
地区22
領域共同体x,xxx
市町村総数
 - うち市の数
 - うち町の数
 - うち村の数

44
34
1,494
州知事ヴャチェスラフ・チャウスウクライナ語版
ISO 3166-2:UAUA-74 
電話番号コード+380-46 
公式サイト合同庁
2022年ロシアのウクライナ侵攻後のチェルニーヒウ州の地域∶
占領されていないウクライナの領土    
占領から解放されたウクライナの領土    

チェルニーヒウ州 (チェルニーヒウしゅう、ウクライナ語: Чернігівська область)は、ウクライナ北部の州都チェルニーヒウ。ロシア語名はチェルニゴフ州(ロシア語: Черниговская область)。

地理

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母語話者(チェルニーヒウ州) 2001
ウクライナ語
  
89.0%
ロシア語
  
10.3%

州西部は、ドニエプル川キエフ貯水池en:Kiev Reservoir)とキエフ州に接し、東部はスムィ州、南部はポルタヴァ州と接する。州の北部は、ベラルーシホメリ州ロシアブリャンスク州と接する。

チェルニーヒウ州は、北部と南部をデスナ川によって分断されている。デスナ川は、キエフのちょうど北でドニエプル川に合流する。

チェルニーヒウ州の北部はポリーシャ地方に含まれている。

歴史

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チェルニーヒウ州は、1932年10月15日、ウクライナ・ソビエト社会主義共和国の州として創設された。

州都チェルニーヒウに人が定住したのは、考古学的証拠から2000年ほど前のことである。チェルニーヒウ州は非常に重要な歴史ある地方からなっており、チェルニーヒウ市とノヴホロド=シヴェルスキィ市はキエフ・ルーシ時代から記録が残っている。チェルニーヒウ市は、ルーシ時代のウクライナで2番目に重要な都市であった。しばしば重要な地方の中心都市となってきた。この時代、チェルニーヒウのダニロという人物が、自身のエルサレムへの巡礼についてを書き残している。数多くの歴史的建造物は、モンゴル人のルーシ侵攻リトアニア人ポーランド人による侵攻、ロシアによる侵攻、ナチス・ドイツ侵攻といった、絶え間ない侵略の歴史を目撃してきた。

主な都市

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人口

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2001年ウクライナ国勢調査によるデータ。

  • 総人口1,245,300人[1]
  • 都市人口727,200人(58%);農村人口:518,100人(42%)[2]
  • 性別人口:男性565,500人(45%);女性679,700人(55%)[3]
民族構成[4]
ウクライナ人
  
1,155,400人 (93.5%)
ロシア人
  
62,200人 (5.0%)
ベラルーシ人
  
7,100人 (0.6%)

経済

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チェルニーヒウ州経済は、石油と天然ガスの精製、輸送業、機械製造、タバコ産業、織物産業がほとんどを占めている。主要なタバコ工場はプリィルキにある。バーフマチニジィンは、ロシアやベラルーシ、東欧諸国をつなぐ主要鉄道ジャンクション駅を持つ。チェルニーヒウは機械製造とエレクトロニクス産業で知られている。他にはチェルニーヒウシケ(Chernihivske)ブランドのビール醸造所もある。

信仰

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チェルニーヒウ州内の宗教人口で圧倒的多数を占めるのは、正教会である。相当な数の無神論者もいる。その他少数ながら、ウクライナ東方カトリック教会カトリック教会(初期ポーランド人植民者の子孫も含まれる)、近年改宗したプロテスタントもいる。州内には、歴史ある正教会の教会がたつ。

脚注

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  1. ^ ウクライナ国立統計委員会 (2001年12月5日). “2001年ウクライナ国勢調査。ウクライナの総人口” (ウクライナ語). 2011年12月14日閲覧。
  2. ^ ウクライナ国立統計委員会 (2001年12月5日). “2001年ウクライナ国勢調査。ウクライナの都市人口・農村人口” (ウクライナ語). 2011年12月14日閲覧。
  3. ^ ウクライナ国立統計委員会 (2001年12月5日). “2001年ウクライナ国勢調査。ウクライナの性別人口” (ウクライナ語). 2011年12月14日閲覧。
  4. ^ ウクライナ国立統計委員会 (2001年12月5日). “2001年ウクライナ国勢調査。地域別民族構成” (ウクライナ語). 2011年12月14日閲覧。

参考文献

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外部リンク

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