チェルニーヒウ州
- チェルニーヒウ州
- Чернігівська область
-
州旗 州章 -
国 ウクライナ 州庁所在地 チェルニーヒウ 面積
- 総計
- 陸地
- 水域全ウクライナ第3位
31,865 km²
? km²
? km² (?%)人口(2006年)
- 総計
- 人口密度全ウクライナ第20位
1,156,609人
38人/km²地区 22 領域共同体 x,xxx 市町村総数
- うち市の数
- うち町の数
- うち村の数
44
34
1,494州知事 ヴャチェスラフ・チャウス ISO 3166-2:UA UA-74 電話番号コード +380-46 公式サイト 合同庁
チェルニーヒウ州 (チェルニーヒウしゅう、ウクライナ語: Чернігівська область)は、ウクライナ北部の州。州都はチェルニーヒウ。ロシア語名はチェルニゴフ州(ロシア語: Черниговская область)。
地理
[編集]州西部は、ドニエプル川のキエフ貯水池(en:Kiev Reservoir)とキエフ州に接し、東部はスムィ州、南部はポルタヴァ州と接する。州の北部は、ベラルーシのホメリ州、ロシアのブリャンスク州と接する。
チェルニーヒウ州は、北部と南部をデスナ川によって分断されている。デスナ川は、キエフのちょうど北でドニエプル川に合流する。
チェルニーヒウ州の北部はポリーシャ地方に含まれている。
歴史
[編集]チェルニーヒウ州は、1932年10月15日、ウクライナ・ソビエト社会主義共和国の州として創設された。
州都チェルニーヒウに人が定住したのは、考古学的証拠から2000年ほど前のことである。チェルニーヒウ州は非常に重要な歴史ある地方からなっており、チェルニーヒウ市とノヴホロド=シヴェルスキィ市はキエフ・ルーシ時代から記録が残っている。チェルニーヒウ市は、ルーシ時代のウクライナで2番目に重要な都市であった。しばしば重要な地方の中心都市となってきた。この時代、チェルニーヒウのダニロという人物が、自身のエルサレムへの巡礼についてを書き残している。数多くの歴史的建造物は、モンゴル人のルーシ侵攻、リトアニア人とポーランド人による侵攻、ロシアによる侵攻、ナチス・ドイツ侵攻といった、絶え間ない侵略の歴史を目撃してきた。
主な都市
[編集]- チェルニーヒウ:州庁所在地。人口約29万人。
- イーチニャ (Ічня)
- ニージン(Ніжин)
- プルィルークィ(en:Pryluky、Прилуки)
- コゼレーツィ (Козелець)
- ノーウホロド=シーヴェルシクィイ (Новгород-Сіверський)
- ボルズナー (Борзна)
- バーフマチ地区
人口
[編集]2001年ウクライナ国勢調査によるデータ。
- 総人口: 1,245,300人[1]
- 都市人口: 727,200人(58%);農村人口: 518,100人(42%)[2]
- 性別人口:男性は 565,500人(45%);女性は 679,700人(55%)[3]
経済
[編集]チェルニーヒウ州経済は、石油と天然ガスの精製、輸送業、機械製造、タバコ産業、織物産業がほとんどを占めている。主要なタバコ工場はプリィルキにある。バーフマチとニジィンは、ロシアやベラルーシ、東欧諸国をつなぐ主要鉄道ジャンクション駅を持つ。チェルニーヒウは機械製造とエレクトロニクス産業で知られている。他にはチェルニーヒウシケ(Chernihivske)ブランドのビール醸造所もある。
信仰
[編集]チェルニーヒウ州内の宗教人口で圧倒的多数を占めるのは、正教会である。相当な数の無神論者もいる。その他少数ながら、ウクライナ東方カトリック教会、カトリック教会(初期ポーランド人植民者の子孫も含まれる)、近年改宗したプロテスタントもいる。州内には、歴史ある正教会の教会がたつ。
脚注
[編集]- ^ ウクライナ国立統計委員会 (2001年12月5日). “2001年ウクライナ国勢調査。ウクライナの総人口” (ウクライナ語). 2011年12月14日閲覧。
- ^ ウクライナ国立統計委員会 (2001年12月5日). “2001年ウクライナ国勢調査。ウクライナの都市人口・農村人口” (ウクライナ語). 2011年12月14日閲覧。
- ^ ウクライナ国立統計委員会 (2001年12月5日). “2001年ウクライナ国勢調査。ウクライナの性別人口” (ウクライナ語). 2011年12月14日閲覧。
- ^ ウクライナ国立統計委員会 (2001年12月5日). “2001年ウクライナ国勢調査。地域別民族構成” (ウクライナ語). 2011年12月14日閲覧。
参考文献
[編集]- 伊東孝之, 井内敏夫, 中井和夫編 『ポーランド・ウクライナ・バルト史』 (世界各国史; 20)-東京: 山川出版社, 1998年. ISBN 9784634415003
- ISBN 4121016556 黒川祐次著 『物語ウクライナの歴史 : ヨーロッパ最後の大国』 (中公新書; 1655)-東京 : 中央公論新社, 2002年.
- Історія міст і сіл Української РСР: Чернігівська область. — Київ: УРЕ АН УРСР, 1972.