トーマス・ゴールズワージー
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トーマス・ライダー・ゴールズワージー(Thomas Ryder Galsworthy、1865年4月1日 - 1923年)は、イギリスの船員で、高陞号撃沈事件の時の高陞号船長。
生涯
[編集]1865年4月1日にロンドンの徴税官吏のジョンを父として生まれる。1879年にユナイテッド・ウェストミンスター・スクールズ(現在のウェストミンスター・シティー・スクール)を卒業し、商船学校のウースター協会(Thames Nautical College HMS Worcester)に入校、1880年12月に同校を卒業、船員免状を取得(First Class Extra seamanship and scholastic certificates)。数年の海上勤務を経て、1888年12月に船長資格を取得した。1894年の豊島沖海戦において、ウースター協会の6年先輩である東郷平八郎に自船を撃沈され、他のイギリス人士官と共に救助される。
後年、東郷がイギリスでウースター号卒業生の同窓会に参加し大歓迎されたが、この時は賓客の体面を考えて欠席したという。58歳で死去。
参考文献
[編集]- The Mariner's Mirror, Volume 77, Issue 2, 1991, page 186