トキシック
「トキシック」 | ||||
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ブリトニー・スピアーズ の シングル | ||||
初出アルバム『イン・ザ・ゾーン』 | ||||
リリース | ||||
ジャンル |
テクノポップ ダンスポップ | |||
時間 | ||||
レーベル | ジャイヴ・レコード | |||
作詞・作曲 | キャシー・デニス、Christian Karlsson、Pontus Winnberg、Henrik Jonback | |||
プロデュース | Bloodshy & Avant | |||
ゴールドディスク | ||||
ブリトニー・スピアーズ シングル 年表 | ||||
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「トキシック」(英: Toxic=毒)は、ブリトニー・スピアーズが2004年に発売したシングルCD。UKのシンガーソングライター、キャシー・デニスとスウェーデンのプロデューサーデュオ、ブラッドシャイ&アヴァントが手掛けたこの曲は「ベイビー・ワン・モア・タイム」や「ウップス!... アイ・ディド・イット・アゲイン」などとともにブリトニーを代表する一曲に数えられている。「トキシック」は4thアルバム『イン・ザ・ゾーン』からシングルカットされ多くの国でチャート一位に輝くなど国際的な成功を収めたほか、グラミー賞でもBest Dance Recording賞を獲得した。
また「トキシック」はブリトニーの曲の中でも最も別のアーティストにカバーされている楽曲の一つでもある。
評価とチャートパフォーマンス
[編集]「トキシック」は評論家からも音楽業界からも非常に高い評価を受けており、2005年にはブリトニーにとって初めてとなるグラミー賞受賞を実現させた。Pazz & Jop紙は2004年に全米で発売したシングルの中で5番目に高い評価を「トキシック」に与えたほか、他の多くの音楽雑誌も21世紀になって発売されたシングルCDの中でも最高級の評価を与えているところもおおい。またソニー・エリクソンが世界規模で行った調査では、クイーンの「We Are the Champions」に続き世界で最も好きな曲第2位に選ばれた。
チャートでは、アメリカ合衆国のビルボードHot 100チャートで9位にランクインしたほか[1]、ダウンロードチャートとラジオチャートでは1位を獲得した。世界的にも「トキシック」は2004年で最もヒットしたシングルの一曲となり、オーストラリアやカナダでは総合チャートで1位を獲得し、イギリスでも1位に輝いた[2]。特にイギリスでは「トキシック」とカイリー・ミノーグの「レッド・ブラッディッド・ウーマン」とのチャートでの対決が大きく注目された。これは「トキシック」が元々はカイリー・ミノーグのために制作されたものの、カイリーが蹴りブリトニーが歌うこととなったという背景によるもので、結局「トキシック」は英国内で268,000枚販売し、年間チャートでもトップ10に入る大ヒットとなった。2004年には世界で530万枚以上を販売している。
週間チャート
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年間チャート(2004年)
[編集]チャート | 順位 |
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オーストリア | 25 |
オーストラリア | 38 |
ドイツ | 30 |
ニュージーランド | 11 |
スイス | 17 |
日本 | 95 |
アメリカ | 48 |
イギリス | 9 |
世界 | 5 |
プロモーション・ビデオ
[編集]「トキシック」のプロモーション・ビデオは1億円以上の予算をかけて制作されたブリトニーの中でも最も高いPVである。
監督はJoseph Kahn(同時期に映画『トルク』を担当)が務め、ブリトニーはスパイかなにかのような描写となっている。曲の冒頭では客室乗務員に扮したブリトニーがコンコルドのような旅客機に乗務し、一人の小太りのサラリーマン風の男性をトイレに連れ込み激しくキスをする。そしてブリトニーが男性の首元に手をやると特殊メイクで使用されるような仮面が剥がれ、ハンサムの男が現れるがブリトニーはキスに乗じてその男性のポケットから財布と鍵を盗み出す。その後、ブリトニーは黒いレザースーツを纏いモデルのタイソン・ベックフォードが運転するドゥカティ・999に乗って大都会を疾走するシーンへと移る。この大都会はパリというのが定説でエッフェル塔らしき建造物が映っているものの、ビデオの中にカタカナ表記の看板が見受けられるため、東京であるという可能性もある。
二人はそのままToxic Industriesという工場に到着し、ブリトニーは数々のセキュリティーシステムを破り毒薬を入手する。その毒薬をもってブリトニーは元彼のアパートに出向き、壁をよじ登って部屋に侵入し毒薬を飲ませる。飲ませた後はバルコニーから飛び降りて最初にシーンで出てきた航空機につかまり、カメラに向かってウィンクしたあと再び客室乗務員としての乗務を淡々とこなすというストーリーである。このビデオではブリトニーは客室乗務員のときは金髪、街を疾走し工場に忍び込むときは赤髪、アパートに侵入するときは黒髪と髪色が3種類に変化している。
また、これらのシーン以外ではブリトニーがパンツのみを着用し、体中にスワロフスキーを張り付けたという非常にセクシーなスタイルで踊るシーンが何度となく挿入されている。このメイクには9時間を要したほか、撮影中は監督のJoseph Kahnと美術監督のChris Watts以外の関係者の撮影現場への入室は一切禁止されたという。
このビデオはMTVのTotal Request Liveで公開されるとともにNo.1になり、16日間トップを守り50日間の間番組で流れ続けた。2004MTV Video Music Awardsでは4部門にノミネートされたものの1部門の受賞にも至らなかったが、美術監督のChris WattsはVisual Effects SocietyのBest Visual Effects in a Music Video賞を受賞した。
脚注
[編集]- ^ a b “Britney Spears”. Billboard. 2023年1月24日閲覧。
- ^ a b “Britney Spears|full Official Chart History”. Official Charts. 2023年1月24日閲覧。