ジャーニーマン (アルバム)
表示
『ジャーニーマン』 | ||||
---|---|---|---|---|
エリック・クラプトン の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1989年 ニューヨーク、ロンドン | |||
ジャンル | ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | リプリーズ・レコード | |||
プロデュース | ラス・タイトルマン | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
| ||||
エリック・クラプトン アルバム 年表 | ||||
|
『ジャーニーマン』(英語: Journeyman)は、1989年に発表されたエリック・クラプトンのアルバム。
解説
[編集]プロデューサーとしてラス・タイトルマンを起用。エリックの近作でプロデュースを担当していたフィル・コリンズは、今回は演奏面のみでの参加となった。
ミック・ジョーンズ(フォリナー)とエリックが共作した楽曲「バッド・ラヴ」はシングル・カットされ(日本ではホンダ・アスコットのCMソングとして起用された)、グラミー賞のベスト・ロック・ボーカル・パフォーマンス(男性)部門を受賞[6]。
「ラン・ソー・ファー」は、親友ジョージ・ハリスンが本作のために書き下ろした新曲で、ジョージもギターとコーラスで参加。ジョージの死後に発表された「ブレインウォッシュド」でセルフカバーされている。この時、ジョージは「ザット・カインド・オブ・ウーマン」という曲も用意したが、クラプトンはデモ・テープを作るだけで終わる。そのテープはジョージからゲイリー・ムーアに渡され[12]、ゲイリーのアルバム『スティル・ゴット・ザ・ブルーズ』(1990年)に、ゲイリーとジョージの共演によるバージョンが収録された。また、クラプトンのデモはチャリティー・アルバム『ノーバディズ・チャイルド-ルーマニアン・エンジェル・アピール』(1990年)に収録された[13]。
若手ブルース・ギタリストとして頭角を現していたロバート・クレイが4曲に参加し、そのうち「オールド・ラヴ」はエリックとロバートの共作。
収録曲
[編集]- プリテンディング - Pretending (Jerry Williams)
- エニシング・フォー・ユア・ラヴ - Anything for Your Love (J. Williams)
- バッド・ラヴ - Bad Love (Eric Clapton, Mick Jones)
- ランニング・オン・フェイス - Running on Faith (J. Williams)
- ハード・タイムス - Hard Times (Ray Charles)
- ハウンド・ドッグ - Hound Dog (Jerry Leiber, Mike Stoller)
- ノー・アリバイ - No Alibis (J. Williams)
- ラン・ソー・ファー - Run So Far (George Harrison)
- オールド・ラヴ - Old Love (E. Clapton, Robert Cray)
- ブレイキング・ポイント - Breaking Point (J. Williams, Marty Grebb)
- リード・ミー・オン - Lead Me on (Cecil Womack, Linda Womack)
- ビフォー・ユー・アキューズ・ミー - Before You Accuse Me (E. McDaniel)
レコーディング・メンバー
[編集]- エリック・クラプトン - ギター, ボーカル
- フィル・コリンズ - ドラムス、ボーカル
- デイヴィッド・サンボーン - アルト・サックス
- ロバート・クレイ - ギター
- フィル・パーマー - ギター
- ジョン・トロペイ - リズムギター
- ジョージ・ハリスン - ギター、ハーモニー・ボーカル
- セシル・ウーマック - アコースティック・ギター、ボーカル
- ジェリー・ウィリアムズ - ギター、ハーモニー・ボーカル
- ネイザン・イースト - ベース、バッキング・ボーカル
- ピノ・パラディーノ - ベース
- ダリル・ジョーンズ - ベース
- ゲイリー・バートン - ヴィブラフォン
- ハンク・クロフォード - アルト・サックス
- ロニー・キューバー - バリトン・サックス
- デヴィッド・ファットヘッド・ニューマン - テナー・サックス
- ジョン・ファディス - トランペット & ホーン
- ルー・ソロフ - トランペット
- スティーヴ・フェローン - ドラムス、ハイハット
- ジム・ケルトナー - パーカッション、ドラムス、タンバリン、ドラム・プログラミング
- ジェフ・ボーヴァ - シンセサイザー、プログラミング、ドラム・プログラミング、ホーン
- Jimmy Bralower - ドラム・プログラミング
- アラン・クラーク - シンセサイザー、キーボード、ハモンドオルガン、シーケンス
- ロビー・コンダー - シンセサイザー、ハーモニカ、キーボード、ヴォコーダー、ドラム・プログラミング
- ロブ・マウンジー - シンセサイザー
- ロビー・キルゴア - シンセサイザー
- グレッグ・フィリンゲインズ - シンセサイザー、ピアノ、キーボード
- リチャード・ティー - ピアノ、ローズ・ピアノ
- キャロル・スティール - パーカッション、コンガ、タンバリン
- アリフ・マーディン - アレンジャー、ストリングス・アレンジ
- リンダ・ウーマック - ボーカル
- ダリル・ホール - ハーモニー・ボーカル
- タワサ・エイジー - バッキング・ボーカル
- Lani Groves - バッキング・ボーカル
- チャカ・カーン - バッキング・ボーカル
- テッサ・ナイルズ - バッキング・ボーカル
- ヴァニース・トーマス - バッキング・ボーカル
脚注
[編集]- ^ ChartArchive - Eric Clapton - Journeyman
- ^ norwegiancharts.com - Eric Clapton - Journeyman
- ^ swedishcharts.com - Eric Clapton - Journeyman
- ^ Eric Clapton - Journeyman - hitparade.ch
- ^ dutchcharts.nl - Eric Clapton - Journeyman
- ^ a b Journeyman - Eric Clapton : Awards : AllMusic
- ^ Charts.de
- ^ australian-charts.com - Eric Clapton - Journeyman
- ^ Eric Clapton - Journeyman - austriancharts.at
- ^ ORICON STYLE
- ^ charts.org.nz - Eric Clapton - Journeyman
- ^ レコード・コレクターズ増刊『オール・シングス・アバウト・ジョージ・ハリスン』(株式会社ミュージック・マガジン、2002年)p.119
- ^ Fanelli, Damian (2018年8月9日). “Eric Clapton and the Beatles: A Guide to Nearly 50 Years' Worth of Studio Collaborations”. Guitar World. Future plc. 2020年3月21日閲覧。