シュヴィー
シュヴィー | |
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品種 | サラブレッド |
性別 | 牝 |
毛色 | 栗毛 |
生誕 | 1966年1月22日 |
死没 | 1986年 |
父 | ナシュア |
母 | Levee |
生国 | アメリカ合衆国 |
生産者 | Whitney Stone |
馬主 | Mr.W.Stone |
調教師 | W.C.Freeman |
競走成績 | |
生涯成績 | 44戦16勝 |
獲得賞金 | 890,445ドル |
シュヴィー (Shuvee) は、アメリカ合衆国で生産・調教されたサラブレッドの競走馬、および繁殖牝馬。史上2頭目のニューヨーク牝馬三冠馬である。20世紀のアメリカ名馬100選では70位に選ばれている。
経歴
[編集]2歳時
[編集]1968年5月にデビュー。当初から評価は高かったものの、デビュー当初は得意の追い込み戦法が定まらず、6連敗を喫してしまう。6戦目の未勝利戦では、後にライバルの1頭となるタウィーの5着に敗れている。7戦目でようやく勝ち上がると、8戦目の一般戦では、最大のライバルとなるギャラントブルームと対戦するが3着に敗れる。翌月のフリゼットステークスで再び顔を合わせると、今度は逃げるギャラントブルームを僅かにクビ差差しきりシュヴィーが勝利。更に翌月のガーデニアステークスで再戦し、今度はギャラントブルームが勝利した。
3歳時
[編集]5月にアケダクト競馬場のカムリーステークスで復帰し、タウィーと接戦を演じるがアタマ差2着に敗れる。これを叩き牝馬三冠(当時は5 - 6月に行われていた)に挑戦したシュヴィーは、エイコーンステークスを3/4馬身、マザーグースステークスを2馬身1/2、コーチングクラブアメリカンオークスを3馬身差と、走るたびに着差を広げつつ勝利し、史上2頭目となるニューヨーク牝馬三冠を達成する。尚、2着には全てヘイルトゥーパッツィーが入った。
牝馬三冠を達成し、翌月には返す刀でアラバマステークスをも制したシュヴィーであったが、ギャラントブルームだけには相性が悪かった。7月のデラウェアオークスでは17馬身差の4着。そして最後の対戦となった9月のガゼルステークスでは1番人気に支持されるも、6馬身1/2差の3着に完敗し、最優秀3歳牝馬の称号を奪われる結果となった。
この敗戦で調子を崩したか、ベルデイムステークスはゲイムリーから6馬身1/2身差の3着。シュヴィー、タウィー、ゲイムリーと3頭の名牝が集ったヴォスバーグハンデキャップは6着に敗れた。
古馬時代
[編集]4歳時はトップフライトハンデキャップ、ダイアナハンデキャップに勝利し、前年敗れたベルデイムステークスにも勝利すると、牡馬に混じってウッドワードステークスに参戦。ここはパーソナリティの5着に敗れるものの、当時は16ハロンで行われていたジョッキークラブゴールドカップを先行逃げ切りの競馬で見事勝利する。5歳時はトップフライトハンデキャップ、ダイアナハンデキャップ、ジョッキークラブゴールドカップを連覇。中でも引退レースとなったジョッキークラブゴールドカップの内容は圧巻で、後続を7馬身引き離す圧勝であった。
シュヴィーの戦績は同期のギャラントブルーム、タウィーには一歩劣るものの、獲得賞金額は3頭中トップの890,445ドルであった。
評価
[編集]主な勝鞍
[編集]- 1968年(2歳) 13戦3勝
- フリゼットステークス、セリマステークス
- 1969年(3歳) 12戦6勝
- エイコーンステークス、マザーグースステークス、CCAオークス、アラバマステークス、コティリオンハンデキャップ、レディーズハンデキャップ
- 1970年(4歳) 10戦4勝
- トップフライトハンデキャップ、ダイアナハンデキャップ、ベルデイムステークス、ジョッキークラブゴールドカップ
- 1971年(5歳) 9戦3勝
- トップフライトハンデキャップ(連覇)、ダイアナハンデキャップ(連覇)、ジョッキークラブゴールドカップ(連覇)
年度代表馬
[編集]表彰
[編集]- 1975年 - アメリカ競馬名誉の殿堂博物館に殿堂馬として選定される。
- 1976年 - ベルモントパーク競馬場に、シュヴィーの名を冠した「シュヴィーハンデキャップ」が創設される。
- 1999年 - ブラッド・ホース誌の選ぶ20世紀のアメリカ名馬100選において、第70位に選ばれる。
血統表
[編集]シュヴィーの血統(ナスルーラ系 / 5代内アウトブリード) | (血統表の出典) | |||
父 Nashua 1952 鹿毛 アメリカ |
父の父 Nasrullah1940 鹿毛 アメリカ |
Nearco | Pharos | |
Nogara | ||||
Mumtaz Begum | Blenheim | |||
Mumtaz Mahal | ||||
父の母 Segula1942 黒鹿毛 アメリカ |
Johnstown | Jamestown | ||
La France | ||||
Sekhmet | Sardanapale | |||
Prosopopee | ||||
母 Levee 1953 栗毛 アメリカ |
Hill Prince 1947 鹿毛 アメリカ |
Princequillo | Prince Rose | |
Cosquilla | ||||
Hildene | Bubbling Over | |||
Fancy Racket | ||||
母の母 Bourtai1942 鹿毛 アメリカ |
Stimulus | Ultimus | ||
Hurakan | ||||
Escutcheon | Sir Gallahad | |||
Affection F-No.9-f |