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ガマトカゲ属

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ガマトカゲ属
Phrynocephalus
カタアカガマトカゲ
カザフスタンにて撮影。
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: 有鱗目 Squamata
亜目 : トカゲ亜目 Sauria
下目 : イグアナ下目 Iguania
: アガマ科 Agamidae
亜科 : アガマ亜科 Agaminae
: ガマトカゲ属 Phrynocephalus
学名
Phrynocephalus
Kaup1825
和名
ガマトカゲ
英名
toad-headed agamas
toadhead agamas
下位分類(
本文を参照

ガマトカゲ属(ガマトカゲぞく、学名Genus Phrynocephalus)は、爬虫綱有鱗目アガマ科に属するトカゲ分類群(タクソン)

33ないし34ので構成されている。2022年現在、1種の絶滅危惧種、2種の近絶滅種、2種の危急種がいる。

名称

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学名

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学名名)の "Phrynocephalus日本語音写:フリューノケファルス、フリノケファルス、ほか)" は、古代ギリシア語カエルの一種を指す "φρῦνοςラテン翻字phrûnos)" と、「頭」を意味する古代ギリシア語 "Κέφαλοςラテン翻字Képhalos)" のラテン語形 "cephalus" の合成語である。本属の頭部の特徴的な外観にちなんで命名されている。

和名

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和名ガマトカゲ」は、「ガマ(蝦蟇)」すなわちヒキガエルと「トカゲ」の合成語で、学名もしくは英語名の意訳である。

英語名

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英語名としては、"toad-headed agama" と "toadhead agama" がある。"toad-headed" の語意は「蟇蛙の(ヒキガエル頭の)」であり、"toad-headed agama" は「蟇蛙頭のアガマ」、"toadhead Agama" は「蟇蛙頭アガマ」と意訳できる。

生物的特徴

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分布

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アジア東ヨーロッパ乾燥帯ステップ気候)および半乾燥環境に棲息する。

形質

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肉食性であり、狩りの仕方はアガマ属に共通する完全に近い待ち伏せ型(動き回ることをほとんどせずに機会を待つタイプ)である。生態的地位(ニッチ)についての研究は進んでいない。

分類

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本属は体系学的に非常に複雑で、系統進化上の関係性について多くの論争の的になっている。

下位分類

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分類・和名は中井(2024)を参考[1]

アラビアガマトカゲ
ヒナタガマトカゲ
オオクチガマトカゲ
トゥヴァガマトカゲ

脚注

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出典

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  1. ^ 『トカゲ大図鑑 イグアナ下目編』386頁

参考文献

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  • 中井 穂瑞領『ディスカバリー 生き物・再発見 トカゲ大図鑑 イグアナ下目編』、誠文堂新光社、2024年。

関連項目

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