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都乃河勇人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

都乃河 勇人(とのかわ ゆうと)は、日本ゲームシナリオライター作詞家ライトノベル作家。ビジュアルアーツ傘下のゲームブランドKeyに所属していた[1]。現在フリー[2]

概要

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2007年1月に発売された『智代アフター 〜It's a Wonderful Life〜 CS Edition』で、Keyの新人シナリオライターとしてデビュー。移植による追加シナリオの一部を担当した。同年7月に発売された『リトルバスターズ!』より、本格的にシナリオ制作に参加。同作では、日常イベントのほとんどと小毬ルート、来ヶ谷ルートを担当した他、エンディングテーマの一つである「Alicemagic」の作詞を手掛けた(同曲は、同作の18禁版である『リトルバスターズ! エクスタシー』でも別アレンジ版が用いられている)。同作での活躍を見た企画担当の麻枝准からは「あとはいかに手を抜いたギャグをなくしていくか」「(執筆のたびに段々評価が上がっているという都乃河の話を受けて)つぎは絶対すごい。業界のトップライターに躍り出る[3]」とまで言われている。

その後、2008年9月発売の『リトルバスターズ! エクスタシー』を最後に、それまでKey草創期からシナリオを書き続けた麻枝がゲームシナリオの執筆を休止した(Keyには音楽、QC担当などとして残留)ことにより、2012年3月現在同ブランド所属の専属ゲームシナリオライターは事実上都乃河のみとなっている。

また、2007年11月にリニューアルされたKey公式サイト内におけるスタッフブログでは、2008年7月に突発企画として行われた『第一回マスターアップ記念・大質問大会』にて、回答者としてKeyや都乃河自身などに関する質問に回答し、自身の人物像にまつわる話を数多く披露した。

「春日部勝利」という名で『智代アフター 〜It's a Wonderful Life〜』、『リトルバスターズ! エクスタシー』、『Rewrite』に声優として出演したことがある。

2016年12月、keyを退社していたことが発表された[1]

作風

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「自分で人気のあるキャラクターを生み出すより、人気のあるキャラクターを動かしたほうがやりやすい」、「(キャラ作りが)一番の課題」「短編・中編なら得意だが、長編だとダレてしまう[3]」と本人が述べている。

担当作品

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ゲームシナリオ

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  • 智代アフター 〜I's a Wonderful Life〜 CS Edition(移植に伴う加筆修正部分の大半を担当)
  • リトルバスターズ!(神北小毬シナリオ・来ヶ谷唯湖シナリオ・日常イベントの大半を担当)
  • リトルバスターズ! エクスタシー(笹瀬川佐々美シナリオを担当)
  • Rewrite(鳳ちはやシナリオ・中津静流シナリオを担当)
  • Rewrite Harvest festa!(鳳ちはやシナリオ・中津静流シナリオを担当)
  • トライアンソロジー ~三面鏡の国のアリス~

ライトノベル

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書籍

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  • 『ゲームシナリオの教科書 ぼくらのゲームの作り方』川上大典、北野不凡、長山豊、ハサマ、平川らいあん、米光一成共著(秀和システム・2018年)

アニメ

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  • リトルバスターズ!シリーズ(脚本協力)

楽曲

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  • Alicemagic(作詞/『リトルバスターズ!』、『リトルバスターズ! エクスタシー』)
  • 猫と硝子と円い月(作詞/『リトルバスターズ!エクスタシー キャラクターソング〜佐々美〜』)
  • Philosophyz(作詞/『Rewrite』)
  • 恋文(作詞/『Rewrite』)

脚注

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  1. ^ a b Key新作『Summer Pockets』発表!ヒロイン公開&制作陣に独占インタビュー!”. 電撃G’sマガジン. 2016年12月9日閲覧。
  2. ^ https://twitter.com/yuuto_tonokawa/status/806854191071145985 2016年12月9日閲覧。
  3. ^ a b Key 著、電撃G's magazine編集部 編『リトルバスターズ!パーフェクトビジュアルブック』メディアワークス(原著2007年12月)、pp.167-173頁。ISBN 9784840241564 

外部リンク

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