美瑛駅
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美瑛駅 | |
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駅舎(2012年7月) | |
びえい Biei | |
◄F36 北美瑛 (3.5 km) (6.8 km) 美馬牛 F38► | |
所在地 | 北海道上川郡美瑛町本町1丁目1 |
駅番号 | ○F37 |
所属事業者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
所属路線 | ■富良野線 |
キロ程 | 23.8 km(旭川起点) |
電報略号 | ヒイ |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
473人/日(降車客含まず) -2019年- |
開業年月日 | 1899年(明治32年)9月1日[1] |
備考 |
美瑛駅(びえいえき)は、北海道上川郡美瑛町本町(もとまち)1丁目1にある北海道旅客鉄道(JR北海道)富良野線の駅。事務管理コードは▲121707[3]。駅番号はF37。
歴史
[編集]- 1899年(明治32年)
- 1905年(明治38年)4月1日:鉄道作業局に移管[1]。
- 1909年(明治42年)10月12日:所属路線が釧路線に改称。
- 1913年(大正2年)11月10日:所属路線が富良野線に改称。
- 1949年(昭和24年)6月1日:公共企業体である日本国有鉄道に移管。
- 1951年(昭和26年)9月:旧駅舎が手狭になったため、駅舎改築を決定[4][5]。
- 1952年(昭和27年)1月30日:美瑛軟石を用いた現駅舎が竣工[4][5][6]。
- 総工費404万円中、町が113万3000円を負担した[4]。
- 1954年(昭和29年)
- 1959年(昭和34年)12月15日:美瑛町開町60年を記念し、5名の町民が再度大時計を寄贈し、駅舎正面玄関に掲げる[5]。
- 1960年(昭和35年)1月:職員宿舎2棟6戸建設[5]。
- 1961年(昭和36年)5月20日:国鉄合理化のモデルケースとして、美瑛駅に6中間駅を含む経営と、従来旭川保線区美瑛線路分区が担っていた保線業務(保線班)を統括させる美瑛運輸区を設置[5]。
- 1962年(昭和37年)10月:美瑛町農業協同組合専用線(186 m)新設[5]。
- 1964年(昭和39年)
- 1965年(昭和40年)
- 1966年(昭和41年)
- 1967年(昭和42年)10月:4番線土場の舗装を拡大[5]。
- 1968年(昭和43年)10月:駅上下ホーム舗装、駅宿舎1棟改築[5]。
- 1982年(昭和57年)11月15日:貨物取扱い廃止[1]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物取扱い廃止[1]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、北海道旅客鉄道(JR北海道)の駅となる[1]。
- 2024年(令和6年)4月1日:業務委託化[8]。
駅名の由来
[編集]→「美瑛川 § 川名の由来」、および「美瑛町 § 町名の由来」も参照
駅構造
[編集]2面2線の相対式ホームをもつ地上駅[6]。ホーム間の移動は跨線橋を使う。
駅舎は富良野方に向かって左側のホームに隣接して設けられている[6]。現駅舎は1952年(昭和27年)に新築竣工した平屋鉄骨鉄筋石造(290.5 m2)で[4][9]、当時国鉄旭川鉄道管理局建築課に在籍していた新田進が設計した[9]。国鉄時代の駅舎としては珍しい石造であり、合計3,400才(≒6.133 m3)の美瑛軟石が用いられている[4]。
北海道ジェイ・アール・サービスネットに駅業務を受託している業務委託駅である[2]。みどりの窓口が設置されている。
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改札口・みどりの窓口(2021年5月)
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ホーム(2021年5月)
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跨線橋(2021年5月)
利用状況
[編集]乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。
また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。
年度 | 乗車人員 | 出典 | 備考 | ||
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年間 | 1日平均 | JR調査 | |||
1911年(明治44年) | 27,890 | (76.2) | [10] | ||
1912年(大正元年) | 33,161 | (90.9) | |||
1913年(大正 | 2年)32,207 | (88.2) | |||
1914年(大正 | 3年)29,927 | (82.0) | |||
1915年(大正 | 4年)30,637 | (83.7) | |||
1956年(昭和31年) | 347,244 | (951.4) | [4] | ||
1957年(昭和32年) | 361,844 | (991.4) | 同年から順次旅客列車を気動車化し増発[4] | ||
1958年(昭和33年) | 439,147 | (1,203.1) | |||
1959年(昭和34年) | 463,685 | (1,266.9) | [5] | 同年に旅客列車の気動車化を完了。 | |
1960年(昭和35年) | 451,198 | (1,236.2) | |||
1961年(昭和36年) | 429,617 | (1,177.0) | |||
1962年(昭和37年) | 427,129 | (1,170.2) | |||
1963年(昭和38年) | 455,527 | (1,244.6) | |||
1964年(昭和39年) | 474,961 | (1,301.3) | |||
1965年(昭和40年) | 498,376 | (1,365.4) | |||
1966年(昭和41年) | 486,259 | (1,332.2) | |||
1967年(昭和42年) | 466,429 | (1,274.4) | |||
1968年(昭和43年) | 510,804 | (1,399.5) | |||
1981年(昭和56年) | (1,064.0) | [9] | 1日平均乗降客数2,128人 | ||
1992年(平成 | 4年)(841.0) | [6] | 1日平均乗降客数1,682人 | ||
2003年(平成15年) | 189,165 | (516.8) | [11] | ||
2004年(平成16年) | 182,135 | (499.0) | |||
2005年(平成17年) | 175,031 | (479.5) | |||
2006年(平成18年) | 173,382 | (475.0) | |||
2007年(平成19年) | 174,701 | (477.3) | |||
2008年(平成20年) | 179,945 | (493.0) | |||
2009年(平成21年) | 186,150 | (510.0) | |||
2010年(平成22年) | 187,245 | (513.0) | |||
2011年(平成23年) | 182,268 | (498.0) | |||
2012年(平成24年) | 186,398 | (510.7) | [12] | ||
2013年(平成25年) | 180,742 | (495.2) | |||
2014年(平成26年) | 189,070 | (518.0) | |||
2015年(平成27年) | 187,610 | (512.6) | |||
2016年(平成28年) | 189,070 | (518.0) | 473.6 | [13][JR北 1] | |
2017年(平成29年) | 186,880 | (512.0) | 453.8 | [13][JR北 2] | |
2018年(平成30年) | 179,215 | (491.0) | 424.0 | [13][JR北 3] | |
2019年(令和元年) | 173,118 | (473.0) | 412.2 | [14][JR北 4] | |
2020年(令和 | 2年)372.4 | [JR北 5] | |||
2021年(令和 | 3年)343.6 | [JR北 6] | |||
2022年(令和 | 4年)314.4 | [JR北 7] | |||
2023年(令和 | 5年)298.8 | [JR北 8] |
駅周辺
[編集]駅正面側(美瑛市街)
[編集]市街地は1989年(平成元年)から2001年(平成13年)にかけ駅を中心に商店を集約し、付帯施設を整備する区画整理を実施した。併せて屋根勾配を揃える、高さの制限、ファサードに美瑛軟石を用いるなどの建築協定を定め、統一感ある街並みとしている[15]。
- 北海道道213号天人峡美瑛線・北海道道543号上宇莫別美瑛停車場線
- 道の駅びえい「丘のくら」(石造倉庫・物産施設・ふれあい舘ラヴニール)
- 美瑛町役場(四季の塔)
- 美瑛郵便局
- 旭川信用金庫美瑛支店
- 北海道銀行美瑛支店
- 美瑛町農業協同組合(JAびえい)
- 四季の情報館(観光案内所)
- 美瑛町立美瑛小学校
- 北海道美瑛高等学校
- 美瑛町図書館
- 道北バス・美瑛町営バス・ノースライナー「美瑛駅前」停留所
- 旭川東警察署美瑛交番
駅裏
[編集]隣の駅
[編集]脚注
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f g 石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 II』(初版)JTB、1998年10月1日、887頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
- ^ a b “直営店舗および受託駅一覧 | 会社概要 | 株式会社北海道ジェイ・アール・サービスネット”. 北海道ジェイ・アール・サービスネット. 2024年10月4日閲覧。
- ^ 日本国有鉄道営業局総務課 編『停車場一覧 昭和41年3月現在』日本国有鉄道、1966年、235頁。doi:10.11501/1873236 。2022年12月10日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i 美瑛町役場 編『美瑛町史』 2巻、美瑛町、1959年、226‐228頁。doi:10.11501/3450767 。2023年1月2日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o 美瑛町史研究編纂会 編『美瑛町史』 3巻、美瑛町、1970年、487-493頁。doi:10.11501/9490659 。2023年1月3日閲覧。
- ^ a b c d 宮脇俊三、原田勝正 著、二見康生 編『北海道630駅』小学館〈JR・私鉄各駅停車〉、1993年6月20日、124頁。ISBN 4-09-395401-1。
- ^ a b c 美瑛町史研究編纂会 編『美瑛町史』 3巻、美瑛町、1970年、221-222, 487-493, 496頁。doi:10.11501/9490659 。2023年1月3日閲覧。
- ^ “沿革 | 会社概要 | 株式会社北海道ジェイ・アール・サービスネット”. 北海道ジェイ・アール・サービスネット. 2024年10月4日閲覧。
- ^ a b c 馬場, 知己「駅のうつりかわり(2)―鉄道旅客駅変遷史―」『汎交通』第83巻第11号、日本交通協会、1983年11月、21-29頁、doi:10.11501/2793339、2023年1月3日閲覧。
- ^ 照井八重治 編『美瑛村史』照井八重治、1917年11月5日、45-46頁。doi:10.11501/951643 。2023年1月3日閲覧。
- ^ “平成25年度美瑛町町勢要覧” (PDF). 美瑛町. p. 11 (2013年). 2018年2月8日閲覧。
- ^ “平成29年度美瑛町町勢要覧” (PDF). 美瑛町. p. 11 (2017年). 2018年2月8日閲覧。
- ^ a b c 令和元年度美瑛町町勢要覧 2020年9月24日閲覧
- ^ 令和2年度美瑛町町勢要覧 2021年5月1日閲覧
- ^ 内藤, 清二「区画整理事業による中心市街地活性化に向けて―建築協定によって良好な環境を創造―」『道路 : road engineering & management review』第685号、日本道路協会、1998年3月、33-36頁、doi:10.11501/3309363、2023年1月3日閲覧。
JR北海道
[編集]- ^ 「富良野線(富良野・旭川間)」(PDF)『線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)』、北海道旅客鉄道、2017年12月8日。オリジナルの2017年12月9日時点におけるアーカイブ 。2017年12月10日閲覧。
- ^ 「富良野線(富良野・旭川間)」(PDF)『線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために)』、北海道旅客鉄道株式会社、3頁、2018年7月2日。オリジナルの2018年8月18日時点におけるアーカイブ 。2018年8月18日閲覧。
- ^ “富良野線(富良野・旭川間)” (PDF). 線区データ(当社単独では維持することが困難な線区)(地域交通を持続的に維持するために). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2019年10月18日). 2019年10月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月18日閲覧。
- ^ “富良野線(富良野・旭川間)” (PDF). 地域交通を持続的に維持するために > 輸送密度200人以上2,000人未満の線区(「黄色」8線区). 北海道旅客鉄道. p. 3 (2020年10月30日). 2020年11月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月4日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年8月14日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2022年9月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年9月3日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道. 2023年11月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月10日閲覧。
- ^ “駅別乗車人員 特定日調査(平日)に基づく”. 北海道旅客鉄道 (2024年). 2024年9月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月9日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 美瑛|駅の情報検索(時刻表・バリアフリー)|鉄道・きっぷ|JR北海道- Hokkaido Railway Company