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淑徳大学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
淑徳大学
千葉キャンパス
大学設置/創立 1965年
学校種別 私立
設置者 学校法人大乗淑徳学園
本部所在地 千葉県千葉市中央区大巌寺町200
北緯35度34分28.3秒 東経140度8分41.47秒 / 北緯35.574528度 東経140.1448528度 / 35.574528; 140.1448528座標: 北緯35度34分28.3秒 東経140度8分41.47秒 / 北緯35.574528度 東経140.1448528度 / 35.574528; 140.1448528
キャンパス 千葉キャンパス(千葉県千葉市
千葉第2キャンパス(千葉県千葉市)
埼玉キャンパス(埼玉県入間郡三芳町
東京キャンパス(東京都板橋区
学部 総合福祉学部
コミュニティ政策学部
看護栄養学部
人文学部
経営学部
教育学部
地域創生学部
研究科 総合福祉研究科
看護学研究科
ウェブサイト https://www.shukutoku.ac.jp/
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淑徳大学(しゅくとくだいがく、英語: Shukutoku University)は、千葉県千葉市中央区大巌寺町200に本部を置く日本私立大学1965年創立、1965年大学設置。大学の略称は淑徳大[1]

千葉第2キャンパス
埼玉キャンパス
東京キャンパス

概観

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大学全体

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創立者は長谷川良信学校法人大乗淑徳学園が経営。現在のキャッチフレーズは、「あなたと向き合い、支え合う」。

なお千葉キャンパスは、淑徳大学の創立者である長谷川良信が浄土宗龍澤山大巌寺住職をしていた関係で、同寺の敷地を利用して設立されている。

開学の目的

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  • 社会福祉の実践を通じて「ひとりひとりの自立と社会の連帯」の実現に貢献しうる人材の育成。

建学の精神

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  • 大乗仏教の精神に基づき、「"together with him"の実践を通じての理想社会の建設と真実な人間の育成」を目的とする「共生」の思想。

公式キャラクター

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本学の公式キャラクターとして「SHUKUTOKUMA(しゅくとくま)」がいる。"共に生き、共に生かし合う"共生(ともいき)のこころを伝えるのが目的であり、オープンキャンパスをはじめ、学内行事で活躍中。

その他

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通信制放送大学千葉市美浜区)と単位互換協定を結んでおり、同大学で取得した単位を本学の卒業に要する単位として認定することができる[広報 1]

沿革

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  • 1965年昭和40年)
    • 千葉キャンパス(千葉市)に社会福祉学部社会福祉学科(入学定員100名)を設置認可。
    • 開学。創立者・長谷川良信が学長に就任[2]。付属施設「淑徳大学児童相談所」開設。
  • 1966年(昭和41年)
    • 4月1日 - 教育職員免許状授与課程(高二・中一)、保母(現:保育士)養成課程、4月1日開設。
    • 創立者・長谷川良信遷化。
  • 1967年(昭和42年) - 教育職員免許状授与課程(養護一)設置承認、4月1日開設。
  • 1969年(昭和44年) - 付属施設の児童相談所に「精神薄弱幼児治療教室」開設。
  • 1971年(昭和46年)
    • 4月1日 - 教育職員免許状授与課程(聴講生の課程)開設。
    • 付属施設の児童相談所を付属研究施設「淑徳大学カウンセリング・センター」に改称。
  • 1974年(昭和49年) - 6号館竣工。
  • 1976年(昭和51年)
    • 社会福祉学科の入学定員100名を150名に変更(1975年12月3日受理)。
    • 5号館竣工。
  • 1977年(昭和52年) - カウンセリング・センターを「淑徳大学社会福祉研究所」に改組。
  • 1980年(昭和55年) - 社会福祉学科の入学定員150名を300名に変更認可、4月1日から変更。
  • 1984年(昭和59年) - 更科総合グラウンド竣工。
  • 1985年(昭和60年)
    • 2号館(記念館)竣工。
    • 3号館(研究等)竣工。
    • 社会福祉学科の期限付(1986年度〜1999年度)入学定員100名認可。
  • 1986年(昭和61年) - 開学20周年記念式典挙行。
  • 1989年平成元年)
    • 大学院社会福祉学研究科(社会福祉学専攻修士課程入学定員10名)設置認可。
    • 大学院社会福祉学研究科の教育職員免許状授与課程(高一・社会)設置承認。
    • 大学院社会福祉学研究科開学。
  • 1991年(平成3年) - 社会福祉学部社会学科の設置認可。社会学科設置に伴い学部名称を社会学部に変更。
  • 1992年(平成4年)
    • 4号館(図書館)・7号館(講義棟)竣工。
    • 社会学科開設、入学定員150名(内1992年度〜1999年度期間付入学定員50名)[3]
  • 1993年(平成5年)
    • 4月1日 - 社会学科の教育職員免許状授与課程(高一・公民、中一・社会)開設。
    • 社会学科に社会教育主事資格課程、図書館司書資格課程を開設。
  • 1994年(平成6年) - 千葉キャンパスに10号館(大学院・学生ホール棟)竣工。
  • 1995年(平成7年)
    • 4月1日 - 大学院社会福祉学研究科社会福祉学専攻博士後期課程(3名)開設。
  • 1995年 - 国際コミュニケーション学部経営環境学科(入学定員200名・3年次編入学定員10名)、文化コミュニケーション学科(150名・期間(1996年度〜1999年度)付入学定員150名・3年次編入10名)設置認可、翌年4月1日埼玉県入間郡三芳町(みずほ台キャンパス(現:埼玉キャンパス)[注釈 1])に開設。
  • 1996年(平成8年)4月1日 - 大学院社会福祉学研究科社会学専攻修士課程(入学定員10名)開設。
  • 1997年(平成9年) - 大学院社会福祉学研究科社会学専攻博士後期課程(入学定員3名)設置承認、社会学部社会福祉学科の3年次編入学定員90名認可、翌年4月1日開設。
  • 1998年(平成10年)
    • 社会学専攻博士後期課程の設置に伴い研究科名称を社会学研究科に変更。
    • 文化コミュニケーション学科の期間(1996年度〜1998年度)付入学定員150名の延長認可。
  • 1999年(平成11年)
    • 社会学科3年次編入学定員(30名)、経営環境学科及び文化コミュニケーション学科の3年次編入学定員増(各20名)認可。
    • 社会学科、社会福祉学科及び文化コミュニケーション学科の毎年度一割ずつ削減する期間付入学定員の延長(2000年度〜2004年度まで)認可。
  • 2000年(平成12年)
    • 千葉キャンパスに11号館(学生厚生棟)竣工。
    • 4月1日 - 国際コミュニケーション学部に教育職員免許状授与課程、社会学部心理学科(入学定員150名)設置承認、開設。大学院国際経営文化研究科国際経営専攻修士課程(8名)、国際文化専攻修士課程(8名)を埼玉県入間郡三芳町(みずほ台キャンパス(現:埼玉キャンパス))に開設。
  • 2001年(平成13年) - 千葉キャンパスに12号館(教室・研究室棟)竣工。
  • 2002年(平成14年) - 社会学部心理学科の教育職員免許状授与課程(高一・公民)設置承認。
  • 2003年(平成15年)
    • 4月1日 - 国際コミュニケーション学部経営環境学科を人間環境学科および経営コミュニケーション学科へ改組認可、大学院社会学研究科心理学専攻修士課程(入学定員15名)、開設。
    • 社会学部心理学科の教育職員免許状授与課程(中一・社会)設置承認。
    • 千葉キャンパスに13号館(心理臨床センター)竣工。
    • 社会学部社会学科(恒常的入学定員125名)、国際コミュニケーション学部文化コミュニケーション学科(恒常的定員225名)認可。
  • 2004年(平成16年) - 淑徳大学エクステンションセンターが、公開講座施設として池袋駅東口前(東京都豊島区)に「池袋サテライト・キャンパス」を開設。
  • 2005年(平成17年)
    • 社会学部を総合福祉学部に、社会学研究科を総合福祉研究科に名称変更。国際コミュニケーション学部にコース制導入。
    • 千葉キャンパスに14号館(体育系部室棟)竣工。
  • 2006年(平成18年) - 心理学科を実践心理学科に、社会学科を人間社会学科に名称変更。
  • 2007年(平成19年)
    • 4月1日 - 看護学部看護学科(入学定員100名)、千葉市中央区仁戸名町(千葉第2キャンパス)に開設。
    • 総合福祉学部実践心理学科を臨床・対人心理専攻及びこども心理専攻に専攻分離し、こども心理専攻に幼稚園教諭免許課程(幼一)設置認可。
    • 総合福祉学部社会福祉学科の保育士課程定員を70名から100名に変更認可。
    • 総合福祉学部社会福祉学科の特別支援学校教諭免許課程(特支一)設置認可。
    • 国際コミュニケーション学部人間環境学科を人間環境専攻及びこども教育専攻に専攻分離し、こども教育専攻に小学校教諭免許課程(小一)設置認可。
  • 2009年(平成21年)
    • 通信教育部(国際コミュニケーション学部人間環境学科)を設置。
    • 千葉ロッテマリーンズとパートナーシップ包括協定を締結。
    • コミュニティ政策学部コミュニティ政策学科届出受理。新学部開設に伴い、2010年度より人間社会学科を募集停止。
  • 2010年(平成22年)
    • 千葉県社会福祉事業団との包括協定を締結。
    • 千葉キャンパスに15号館(本部・講義棟)竣工。
    • コミュニティ政策学部コミュニティ政策学科を千葉市中央区大巌寺町(千葉キャンパス)に設置。
    • 地域の福祉、健康等の増進及び人材の育成に貢献することを目的とし、千葉市と相互連携協定を締結。
    • ジェフユナイテッド(株)と淑徳大学とのパートナーシップに関する包括協定及びジェフユナイテッドアシストスポンサー契約を調印。
    • 全国障害者スポーツ大会2010年ゆめ半島千葉大会に541名の学生がボランティアとして参加。
    • 2009年に発足した学生消防隊が、2010年に千葉市消防団第3分団5部に昇格。日本初の学生消防団として活動開始[4]。千葉市より消防車(可搬消防ポンプ積載車)貸与[5]
  • 2011年(平成23年)
  • 2012年(平成24年)
    • 国際コミュニケーション学部経営コミュニケーション学科を経営学部へ改組し、経営学科および観光経営学科を開設。また、看護学部を看護栄養学部に名称変更し、栄養学科[注釈 2]を開設[1]
    • 三芳町教育委員会と教育連携に関する協定を締結する。
  • 2013年(平成25年) - 国際コミュニケーション学部人間環境学科を教育学部へ改組。またこれに伴い、通信教育部の学生募集を停止[広報 2]
  • 2014年(平成26年) - 東京キャンパスに人文学部を設置。これに伴い、国際コミュニケーション学部文化コミュニケーション学科及び大学院国際経営・文化研究科の学生募集を停止[広報 3][広報 4]
  • 2015年(平成27年) - 創立50周年[広報 5]、ならびに学祖・長谷川良信50回忌[広報 6]。また、埼玉キャンパスも学部開設20周年を迎えた[広報 7]
  • 2016年(平成28年) - 千葉第2キャンパスに大学院看護学研究科看護学専攻(修士課程)を開設。
  • 2017年(平成29年) - 池袋サテライト・キャンパスを同年3月31日付で廃止[広報 8][広報 9]
  • 2018年(平成30年) - 千葉県内の11大学(短期大学を含む)で「ちば産学官連携プラットフォーム」設立[広報 10]
  • 2023年(令和5年)

学部

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千葉キャンパス

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  • 総合福祉学部
    • 社会福祉学科
    • 教育福祉学科
      • 学校教育コース
      • 健康教育コース
    • 実践心理学科
  • コミュニティ政策学部
    • コミュニティ政策学科

千葉第2キャンパス

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埼玉キャンパス

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東京キャンパス

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  • 人文学部
    • 歴史学科
      • 歴史資源コース
      • 歴史教育コース
      • 歴史探究コース
    • 表現学科
      • 文芸表現コース
      • 編集表現コース
      • 放送表現コース
    • 人間科学科
  • 経営学部
    • 経営学科
    • 観光経営学科

過去の設置学科

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  • 総合福祉学部人間社会学科 - コミュニティ政策学部へ改組
  • 国際コミュニケーション学部 
    • 経営コミュニケーション学科 - 経営学部へ改組
    • 人間環境学科 - 教育学部へ改組
    • 文化コミュニケーション学科 - 東京キャンパス・人文学部へ改組

大学院

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千葉キャンパス

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  • 総合福祉研究科
    • 社会福祉学専攻(博士前期課程・博士後期課程)
    • 心理学専攻(修士課程)

千葉第2キャンパス

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過去の設置研究科

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埼玉・みずほ台キャンパス(当時)に設置されていた(2014年3月募集停止)。

  • 国際経営・文化研究科
    • 国際経営専攻(修士課程)
    • 国際文化専攻(修士課程)

別科

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東京キャンパス

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附属・関連機関

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附属機関

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  • 淑水記念館
    • 長谷川仏教文化研究所
    • 淑徳大学アーカイブズ
  • 千葉キャンパス附属
    • 社会福祉研究所
      • 発達臨床研究センター
      • 総合福祉研究室
      • 共同研究推進室
    • 心理臨床センター(大学院総合福祉研究科)
    • 教育研究支援センター
    • 高等教育研究開発センター
  • 埼玉キャンパス附属
    • 書学文化センター

関連機関

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  • ブラジル研修センター
  • 淑徳共生苑(社会福祉法人淑徳福祉会) - 特別養護老人ホーム

大学関係者一覧

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所在地

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不祥事

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2017年3月に国際コミュニケーション学部を廃止した際、希望退職募集に応じなかった教授3人を解雇した。元教授3人は翌月に雇用継続などを求め、提訴した[6]。 2020年3月11日、最高裁第二小法廷は、運営法人である学校法人大乗淑徳学園が中央労働委員会の不当労働行為救済命令(2018年10月4日付)の取消を求めた行政訴訟において、法人の上告受理申立を不受理とする決定を下した。また、1月21日には国際コミュニケーション学部の改組転換を理由とした教授三名の解雇を全員撤回し、一名は2020年4月より職場復帰させるという内容での和解が成立した。本件の不当労働行為事件と不当解雇事件は、ひとまず解決した[7]

関連項目

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教育連携に関する協定を締結している教育委員会

脚注

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注釈

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  1. ^ もともとは淑徳短期大学(現:淑徳大学短期大学部)のキャンパスであり、英語学科および国文学科(いずれも国際コミュニケーション学部の前身)を設置していた(こちらを参照)。
  2. ^ 淑徳短期大学食物栄養学科を継承(こちらを参照)。
  3. ^ 国立病院機構千葉東病院および千葉県立仁戸名特別支援学校(医療系特別支援学校)と同敷地内。

出典

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  1. ^ a b “「健康のプロ」を育成 1期生72人、栄養学科開学 淑徳大”. 千葉日報 (千葉日報社): p. 朝刊 7. (2012年4月28日) 
  2. ^ “千葉に新しい大学、淑徳大、4月開校”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 朝刊 千葉版. (1965年3月27日) 
  3. ^ “社会学科を新設 淑徳大、4月から 福祉状況の複雑化に対応 1学部・2学科制”. 千葉日報 (千葉日報社): p. 朝刊 18. (1992年1月13日) 
  4. ^ NHK千葉「淑徳大学 学生消防団」
  5. ^ 淑徳大学 学生消防隊
  6. ^ “元教授3人の解雇は「無効」 淑徳大に賃金支払い命令”. 朝日新聞デジタル. (2019年5月23日). https://www.asahi.com/articles/ASM5R56FWM5RULFA021.html 2024年1月2日閲覧。 
  7. ^ “淑徳大学不当解雇事件の勝利和解および不当労働行為救済命令取消訴訟の最高裁上告不受理決定”. 東京私大教連. (2020年4月7日). http://tfpu.or.jp/info/20200407_738/html 2024年1月2日閲覧。 

広報資料・プレスリリースなど一次資料

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  1. ^ 放送大学 平成28年度 単位互換案内
  2. ^ 通信教育部・学生募集停止のお知らせ - 淑徳大学
  3. ^ 国際コミュニケーション学部の卒業生の皆様へ - 淑徳大学
  4. ^ 年報2012 国際経営・文化研究科152-155頁 2013年 淑徳大学
  5. ^ 創立50周年記念サイト - 淑徳大学
  6. ^ 「学祖・長谷川良信先生50回忌法要」大巌寺本堂にて - 淑徳大学
  7. ^ 創立50周年 埼玉20周年 記念行事を開催しました - 淑徳大学
  8. ^ 重要なお知らせ - 淑徳大学エクテンションセンター(2016年11月1日)
  9. ^ 淑徳大学エクテンションセンターからのお知らせ - 淑徳大学(2017年3月23日)
  10. ^ 『競争から共創へ』ちば産学官連携プラットフォームが設立されました 淑徳大学(2018年8月13日)2018年8月16日閲覧。
  11. ^ 2023年度新学部・新学科設置構想・学部移転計画特設サイト”. 淑徳大学. 2022年3月22日閲覧。
  12. ^ 2023年からの新たな展開 - 淑徳大学(2021年9月26日閲覧)
  13. ^ 留学生別科パンフレット - 淑徳大学(2023年5月17日閲覧)
  14. ^ 2023年度秋入学 留学生別科入学式を挙行しました - 淑徳大学、2023年10月3日(2023年10月7日閲覧)
  15. ^ 日本語学校修了生用証明書 - 大乗淑徳学園(2023年10月8日閲覧)
  16. ^ 留学生別科 別科の特色 - 淑徳大学(2023年6月4日閲覧)

外部リンク

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