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欲 (仏教)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
仏教用語
チャンダ
パーリ語 chanda
サンスクリット語 छन्दः
チベット語 འདུན་པ།
(Wylie: 'dun pa;
THL: dünpa
)
中国語 欲(T) / 欲(S)
日本語
(ローマ字: Yoku)
朝鮮語
(RR: yok)
英語 intention,
interest,
desire to act,
aspiration
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仏教における(よく)、チャンダ (: Chanda)とは、意図、関心、行動したいという願望を指す[1]

アビダルマにおいて、チャンダは以下とされている。

  • 上座部仏教アビダルマにおける六雑心所のひとつ。その伝統においてチャンダは、対になって組合わされる要因に応じて、プラスまたはマイナスの結果をもたらす可能性をもつ。
  • 説一切有部アビダルマにおける十大地法(mahā-bhūmika)のひとつ[2]
  • 大乗仏教アビダルマにおける別境心所(viṣayaniyata)のひとつ。
  • チベット仏教サマタ瞑想における、8つの解毒剤の一つ。

また以下の複合語を形成する。

脚注

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  1. ^ Gethin 2001, p. 83.
  2. ^ a b c 梶 哲也「説一切有部における欲(chanda)」『対法雑誌』第1巻、2020年、doi:10.34501/abhidharmastudies.1.0_45NAID 130007883100 

参考文献

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  • Gethin, R.M.L. (2001), The Buddhist Path to Awakening, Oneworld Publications, ISBN 978-1851682850 

関連項目

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