染田屋茂
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染田屋 茂(そめたや しげる、1950年 - )は、日本の編集者、翻訳家。 日本推理作家協会会員。筆名に佐藤和彦。
来歴
[編集]東京都出身。東北大学文学部卒業。1974年から1986年まで早川書房編集部に在籍。 田口俊樹は高校時代の友人で、染田屋の紹介でミステリ翻訳家となった[1]。退社後、翻訳者専業ののち、再び編集者に。朝日新聞社(1996年 - 2007年)、武田ランダムハウスジャパン、KADOKAWAで翻訳書編集に携わる。
訳書に、スティーヴン・ハンター『極大射程』(新潮文庫)、トマス・H・クック『死の記憶』(文春文庫)、ボブ・ウッドワード『司令官たち』(文藝春秋・共訳)などがある。
訳書
[編集]- 『公爵ロビーの大逃走』(グレゴリー・マクドナルド、佐藤和彦名義訳、サンケイ出版、サンケイ文庫、海外ノベルス・シリーズ) 1986
- 『シー・ヴィクトリー号の脱出』(J・クライヴ,N・ヘッド、新潮社、新潮文庫) 1987
- 『アムトラック66列車強奪』(クリストファー・ハイド、文芸春秋、文春文庫) 1988
- 『オナシスの生涯 : 欲しいものはすべて手に入れた男』(P・エヴァンス、新潮社、新潮文庫) 1988
- 『心を覗くスパイたち』(ハーバート・バークホルツ、新潮社、新潮文庫) 1988
- 『大統領を作る男たち』(スティーヴ・ソーマー、新潮社、新潮文庫) 1988
- 『殺し屋魂は消えず』(ローレン・D・エスルマン、二見書房、二見文庫、ザ・ミステリ・コレクション) 1988
- 『流れついた街』(T・ジェファーソン・パーカー、文芸春秋、文春文庫) 1989
- 『クメールからの帰還』(ウィルバー・ライト、角川書店、角川文庫) 1990
- 『司令官たち : 湾岸戦争突入にいたる"決断"のプロセス』(ボブ・ウッドワード、石山鈴子共訳、文芸春秋) 1991
- 『ハドソン・ホーク』(ジェフリー・マーシュ、 新潮社、新潮文庫) 1991
- 『ケープ・フィアー : 恐怖の岬』(ジョン・D・マクドナルド、文芸春秋、文春文庫) 1991
- 『ニッポン・チャレンジ』(パトリック・スミス、文芸春秋) 1992
- 『CNNの戦場』(ロバート・ウィーナー、文芸春秋) 1992
- 『終りなき復讐』(ブライアン・フリーマントル、新潮社、新潮文庫) 1992
- 『スニーカーズ』(デューイ・グラム、扶桑社、扶桑社ミステリー) 1993
- 『撫で肩の男 : ロシアの殺人鬼を追って』(リチャード・ラウリー、文芸春秋) 1993
- 『瞳が忘れない/ブリンク』(トム・フィルビン、扶桑社、扶桑社エンターテイメント) 1994
- 『必殺の時 : Vicat捜査官』上・下 (ディレク・ヴァン・アーマン、TBSブリタニカ) 1994
- 『嘘に抱かれた女』(フリーマントル、新潮社、新潮文庫) 1995
- 『架空取引』(マイケル・リドパス、日本放送出版協会) 1995
- 『スミラの雪の感覚』(ペーター・ホゥ、新潮社) 1996
- 『パシフィック・ビート』(T・ジェファーソン・パーカー、文芸春秋) 1996
ドン・ペンドルトン作品
[編集]- 『ストーニー・マン・ドクトリン - これがスーパー・ヒーローの全貌だ』(ドン・ペンドルトン、中上守,佐藤和彦名義訳、ハーレクイン・エンタープライズ日本支社、Gold eagle books - マックボラン) 1984
- 『亡命将軍の罠』(ドン・ペンドルトン、佐藤和彦名義訳、ハーレクイン・エンタープライズ日本支社、Gold eagle books - マックボラン) 1985
- 『影のネットワーク』(ドン・ペンドルトン、佐藤和彦名義訳、ハーレクイン・エンタープライズ日本支社、Gold eagle books - マックボラン) 1985
- 『燃える地中海』(ドン・ペンドルトン、佐藤和彦名義訳、ハーレクイン・エンタープライズ日本支社、Gold eagle books - マックボラン) 1986
- 『五人のフェニックス』(ドン・ペンドルトン,ガー・ウィルソン、佐藤和彦名義訳、ハーレクイン・エンタープライズ日本支社、Gold eagle books) 1986
- 『ゲリラ・ゲーム』(ドン・ペンドルトン,ガー・ウィルソン、佐藤和彦名義訳、ハーレクイン・エンタープライズ日本支社、Gold eagle books) 1986
スティーヴン・ハンター作品
[編集]- 『真夜中のデッド・リミット』上・下(スティーヴン・ハンター 新潮社、新潮文庫) 1989、のち改版 2001
- 『クルドの暗殺者』上・下(スティーヴン・ハンター 新潮社 1991 (新潮文庫)、のち改版 2001
- 『極大射程』上・下(スティーヴン・ハンター、佐藤和彦名義訳、新潮社、新潮文庫) 1999、のち扶桑社ミステリー
トマス・H・クック作品
[編集]- 『過去を失くした女』(トマス・H・クック、文芸春秋、文春文庫) 1991
- 『夜訪ねてきた女』(トマス・H・クック、文芸春秋、文春文庫) 1993
- 『鹿の死んだ夜』(トマス・H・クック、文芸春秋、文春文庫) 1994
- 『闇をつかむ男』(トマス・H・クック、佐藤和彦名義訳、文藝春秋、文春文庫) 1997
- 『死の記憶』(トマス・H・クック、佐藤和彦名義訳、文藝春秋、文春文庫) 1999
- 『七つの丘のある街』(トマス・H・クック、佐藤和彦名義訳、原書房) 2003
参考文献
[編集]- 日本推理作家協会プロフィール
- 下記の外部リンクのプロフィール
- 『本の雜誌』2014年6月号 染田屋茂インタビュー
脚注
[編集]- ^ 「ミステリマガジン」2016年3月号 p.96