松浦火力発電所
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松浦火力発電所 | |
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松浦火力発電所 | |
種類 | 火力発電所 |
電気事業者 | 電源開発 |
所在地 |
日本 長崎県松浦市志佐町白浜免字瀬崎458-1 |
北緯33度21分18秒 東経129度41分29.3秒 / 北緯33.35500度 東経129.691472度座標: 北緯33度21分18秒 東経129度41分29.3秒 / 北緯33.35500度 東経129.691472度 | |
1号機 | |
発電方式 | 汽力発電 |
出力 | 100万 kW |
燃料 | 石炭 |
熱効率 | 43%(LHV) |
営業運転開始日 | 1990年6月29日 |
2号機 | |
発電方式 | 汽力発電 |
出力 | 100万 kW |
燃料 | 石炭 |
熱効率 | 44%(LHV) |
営業運転開始日 | 1997年7月4日 |
公式サイト:松浦火力発電所 |
松浦火力発電所(まつうらかりょくはつでんしょ)は長崎県松浦市志佐町白浜免字瀬崎458-1に所在する電源開発の石炭火力発電所。
概要
[編集]1990年6月に1号機が運転を開始、2号機までが建設された。発電された電力は九州電力(受電75.6万kW)のほか、中国電力(受電75.4万kW)、四国電力(受電40万kW)に電力を供給している。
1、2号機とも国内最大規模の出力100万kWであり、隣接する九州電力松浦発電所と併せ「東洋一の石炭火力」と称されたこともある(2001年、2002年に中部電力碧南火力発電所4号機100万kW、5号機100万kWが運転開始したことにより、同発電所の出力は410万kWに達したため、以降はこちらが日本一の石炭火力発電所である)。
2号機は、発電効率向上のため、主蒸気温度および再熱蒸気温度593℃、主蒸気圧力24.1MPaとした電源開発初の超々臨界圧のボイラーおよび蒸気タービンを採用した。
発電設備
[編集]- 総出力:200万kW[1]
- 1号機
- 定格出力:100万kW
- 使用燃料:石炭
- 蒸気条件:超臨界圧(Super Critical)
- 熱効率:43%(低位発熱量基準)
- 営業運転開始:1990年(平成2年)6月29日
- 2号機
- 定格出力:100万kW
- 使用燃料:石炭
- 蒸気条件:超々臨界圧(Ultra Super Critical)
- 熱効率:44%(低位発熱量基準)
- 営業運転開始:1997年(平成9年)7月4日
低圧タービンロータ落下事故
[編集]2014年3月28日、定期点検中の2号機において、低圧タービンロータ(重量約100t)の釣り降ろし作業中、落下する事故があり2号機は発電を停止[2]。
同年5月6日、損傷した低圧タービンロータを使用せず40万kW程度の発電ができるよう仮復旧の計画が発表され[3]、同年8月6日に42.5万kWでの発電を再開した[4]。
2015年6月11日、新規製作された低圧タービンロータの据付・試運転が完了し、最大出力100万kWによる発電を再開した[5]。
出典
[編集]関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 電源開発
- 電源開発・松浦火力発電所
- 松浦火力発電所 - 松浦市