木戸口英司
木戸口 英司 きどぐち えいじ | |
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2020年12月5日 | |
生年月日 | 1963年8月21日(61歳) |
出生地 | 日本 岩手県花巻市 |
出身校 | 千葉大学法経学部経済学科卒業 |
前職 |
小沢一郎衆議院議員秘書 達増拓也岩手県知事政務秘書 |
所属政党 |
(自由党→) (民主党→) (無所属→) (生活の党と山本太郎となかまたち→) (自由党→) (旧国民民主党→) 立憲民主党(小沢G) |
称号 | 経済学士(千葉大学・1987年) |
選挙区 | 岩手県選挙区 |
当選回数 | 2回 |
在任期間 |
2016年7月26日 - 2022年7月25日 2024年10月30日[1] - 現職 |
選挙区 | 花巻市選挙区 |
当選回数 | 1回 |
在任期間 | 2003年 - 2007年 |
木戸口 英司(きどぐち えいじ、1963年〈昭和38年〉8月21日 - )は、日本の政治家。立憲民主党所属の参議院議員(2期)。岩手県議会議員(1期)、岩手県知事政務秘書、自由党幹事長代理・両院議員総会長・参議院国会対策委員長などを歴任。
来歴
[編集]岩手県花巻市生まれ。岩手県立花巻北高等学校卒業後、1年間の浪人生活を経て千葉大学法経学部経済学科に入学。大学卒業間際、就職が内定していたものの小沢一郎の事務所から誘いを受け、卒業後は同所に入所し、小沢の私邸に住み込んで秘書を務める[2]。
2003年、岩手県議会議員選挙に自由党公認で花巻市選挙区から出馬し、初当選した。2007年の岩手県議会議員選挙に出馬したが、落選[2]。落選後、岩手県知事に当選して間もない達増拓也に誘われ、達増の秘書に転じる[2]。
2016年の第24回参議院議員通常選挙に際し、現職の主濱了参議院議員が家族の介護を理由に参院選不出馬、政界引退を表明[3]。主濱の引退表明により、民進党は畑浩治、生活の党は木戸口の擁立を主張し、日本共産党も候補を擁立する構えを見せたが、3党による協議の結果、木戸口の擁立で一致[4]。民進、生活、社民、共産4党の推薦を受けて無所属で出馬し、自由民主党新人の田中真一を破り当選した[5]。選挙後の7月26日、生活の党と山本太郎となかまたちに入党し、同日に生活・社民両党は参議院で統一会派「希望の会」を結成した[6]。8月1日、党両院議員総会で両院議員総会長ならびに参議院国会対策委員長に起用された[7]。その後自由党への党名変更を経て2018年10月より党幹事長代理も兼任[8]。
2019年4月26日に所属する自由党が国民民主党に合流したことに伴い、国民民主党所属となった[9]。
2020年9月15日、旧立憲民主党・旧国民民主党などが合流し、新「立憲民主党」が結成される[10]。木戸口も新党に参加。
2021年10月31日実施の第49回衆議院議員総選挙で立憲民主党は議席を「109」から「96」に減らし、11月2日、枝野幸男代表は引責辞任を表明[11]。2代目の代表選挙(11月30日実施)では泉健太の推薦人に名を連ねた[12]。
2022年7月10日実施の第26回参議院議員通常選挙で、自由民主党が擁立した弁護士の広瀬めぐみに敗れ、落選した[13]。
同日夕方、発熱を訴え、翌11日に医療機関でPCR検査を受けた結果、12日に新型コロナウイルス感染が確認された[14]。
2024年9月10日、立憲民主党は広瀬の辞職に伴う10月27日実施の補欠選挙に木戸口を擁立すると決定した[15]。投開票の結果、新人4人を破り返り咲きを果たした。この選挙で自民党は広瀬が秘書給与詐取事件で辞職した経緯を踏まえ、候補者擁立を見送った[16]。
政策・主張
[編集]憲法
[編集]- 9条改憲について、2016年の毎日新聞社のアンケートで「反対」と回答[19]。2022年の毎日新聞社のアンケートで「反対」と回答[20]。9条への自衛隊の明記について、2022年のNHKのアンケートで「反対」と回答[18]。
外交・安全保障
[編集]- 「他国からの攻撃が予想される場合には先制攻撃もためらうべきではない」との問題提起に対し、2016年のアンケートで「どちらとも言えない」と回答[17]。
- 「北朝鮮に対しては対話よりも圧力を優先すべきだ」との問題提起に対し、2016年のアンケートで「どちらとも言えない」と回答[17]。
- 普天間基地の移設問題について、2016年の毎日新聞社のアンケートでは回答しなかった[19]。普天間基地の辺野古移設について、2022年の毎日新聞社のアンケートで「反対」と回答[20]。
- ロシアは2022年2月24日、ウクライナへの全面的な軍事侵攻を開始した[21]。日本政府が行ったロシアに対する制裁措置についてどう考えるかとの問いに対し、2022年のNHKのアンケートで「さらに強めるべきだ」と回答[18]。同年の毎日新聞社のアンケートで「制裁をより強めるべきだ」と回答[20]。
- 2022年6月7日、政府は経済財政運営の指針「骨太方針」を閣議決定した。NATO加盟国が国防費の目標としている「GDP比2%以上」が例示され、防衛力を5年以内に抜本的に強化する方針が明記された[22]。「防衛費を今後どうしていくべきだと考えるか」との問いに対し、2022年のNHKのアンケートで「今の程度でよい」と回答[18]。
ジェンダー
[編集]その他
[編集]- 永住外国人への地方参政権付与について、2016年のアンケートで「どちらかと言えば賛成」と回答[17]。
- 「治安を守るためにプライバシーや個人の権利が制約されるのは当然だ」との問題提起に対し、2016年のアンケートで「どちらかと言えば反対」と回答[17]。
- 2016年の米国大統領選挙について「ドナルド・トランプとヒラリー・クリントンのどちらを支持するか」との問いに対し、2016年の毎日新聞社のアンケートで「どちらとも言えない」と回答[19]。
- 2016年2月8日、高市早苗総務大臣は、放送局が政治的公平性を欠く放送を繰り返した場合、放送法4条違反を理由に電波停止を命じる可能性に言及した[23][24]。安倍晋三首相は2月15日の衆議院予算委員会で野党の批判に反論し、高市の発言を擁護した[25]。政府の姿勢をどう思うかとの問いに対し、2016年の毎日新聞社のアンケートで「問題だ」と回答[19]。
- 受動喫煙防止を目的に飲食店などの建物内を原則禁煙とする健康増進法改正に賛成。2016年の参院選に先駆けて行われた受動喫煙防止についての公開アンケートにおいて、レストランやバーを含む一般市民が出入りする場所は、2020年までに「罰則付きの禁煙とするべきである」と回答している[26]。
人物
[編集]脚注
[編集]- ^ 令和6年10月30日岩手県選挙管理委員会告示第93号(参議院岩手県選出議員補欠選挙における当選人の住所及び氏名)
- ^ a b c d “候補者の横顔 木戸口英司氏”. 朝日新聞. (2016年6月24日) 2018年1月25日閲覧。
- ^ “野党統一候補になったばかりの岩手・主浜氏 「介護のため両立難しい」と異例の立候補取りやめ、政界引退 達増知事の政策秘書擁立含みか”. 産経新聞. (2016年4月28日) 2018年1月25日閲覧。
- ^ “参院選岩手選挙区 野党統一候補に木戸口氏 21日、出馬表明”. 産経新聞. (2016年5月19日) 2018年1月25日閲覧。
- ^ “統一候補の木戸口氏、自民候補破り初当選…岩手”. 読売新聞. (2016年7月10日) 2018年1月25日閲覧。
- ^ “生活・社民、参院統一会派「希望の会」届け出”. 日本経済新聞. (2016年7月26日) 2018年1月25日閲覧。
- ^ “生活の党副代表に青木愛参院議員”. エキサイトニュース. (2016年8月2日) 2018年1月25日閲覧。
- ^ “役員表”. 自由党. 2018年10月24日閲覧。
- ^ “国民民主党、合併手続き終了”. 時事通信 (2019年4月26日). 2019年4月27日閲覧。
- ^ 横山大輔、木谷孝洋 (2020年9月16日). “新「立憲民主」衆参150人で結党 野党第一党、枝野氏「選択肢示す」”. 東京新聞. 2021年3月16日閲覧。
- ^ “立民 枝野代表 辞任の意向表明 衆院選 議席減で引責”. NHK (2021年11月2日). 2021年11月2日閲覧。
- ^ “立憲代表選、4陣営の推薦人は計90人 国会議員の7割固まる”. 朝日新聞. (2021年11月19日) 2021年11月19日閲覧。
- ^ “岩手 参議院選挙結果・開票速報”. 参議院選挙2022特設サイト. NHK. 2022年7月11日閲覧。
- ^ “木戸口英司氏が新型コロナ感染 選挙運動応援の達増知事は陰性”. NHK. (2022年7月12日) 2022年7月26日閲覧。
- ^ “立民、参院岩手補選に元職・木戸口英司氏を擁立へ”. 産経新聞. (2024年9月10日) 2024年9月10日閲覧。
- ^ “参院岩手補選、立民・木戸口英司氏が返り咲き 広瀬めぐみ氏辞職受け自民不戦敗”. 産経新聞. (2024年10月27日) 2024年10月29日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i “木戸口英司”. 2016参院選 候補者アンケート(朝日・東大谷口研究室共同調査). 朝日新聞社. 2022年5月18日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i “選挙区 岩手”. 候補者アンケート - 参院選2022. NHK. 2022年6月27日閲覧。
- ^ a b c d e f “2016参院選 無 岩手 木戸口英司”. 毎日新聞. オリジナルの2016年7月15日時点におけるアーカイブ。 2022年5月18日閲覧。
- ^ a b c d e “木戸口英司 立憲 岩手”. 第26回参院選. 毎日新聞社. 2022年6月28日閲覧。
- ^ “ロシアが全面侵攻開始、ウクライナは自国を防衛=クレバ外相”. ロイター (2022年2月24日). 2022年2月28日閲覧。
- ^ 川田篤志、柚木まり (2022年6月8日). “防衛費や子ども関連費倍増も 財源検討は参院選後に先送り 政府が「骨太方針」閣議決定”. 東京新聞 2022年6月27日閲覧。
- ^ “高市総務相発言 「電波停止」 波紋広げる理由とは”. 毎日新聞. (2016年2月11日) 2022年7月5日閲覧。
- ^ “高市早苗総務大臣の「放送法違反による電波停止命令を是認する発言」に抗議し、その撤回を求めると共に、政府に対し報道・表現の自由への干渉・介入を行わないよう求める会長声明”. 東京弁護士会 (2016年2月16日). 2023年3月9日閲覧。
- ^ “【衆院予算委】安倍首相、電波停止「民主党政権で同じ答弁」”. 産経新聞. (2016年2月15日) 2022年7月5日閲覧。
- ^ “参議院議員選挙のタバコ対策の政党・候補者アンケート201607”. 日本禁煙学会 (2016年6月16日). 2018年8月18日閲覧。
外部リンク
[編集]- 木戸口英司 (@ekidoguchi) - X(旧Twitter)
- 参議院議員木戸口英司チャンネル - YouTubeチャンネル