日本美術家連盟
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一般社団法人日本美術家連盟(にほんびじゅつかれんめい、Japan Artists Association, Inc. 略称: JAA)とは、日本国内における、絵画、版画、彫刻の制作を職能とする美術家の職能団体。
沿革
[編集]- 1949年(昭和24年) 6月26日 - 創立総会。設立の目的は著作権の確立、生活擁護を目指すとされた[1]。個人加盟による美術家の全国組織であり、初代会長は安井曾太郎。
- 1953年(昭和28年)
- 文芸美術国民健康保険組合の創設に参加。
- ユネスコの諮問機関である国際美術連盟(IAA)の創立に参画し日本委員会を設立。以来同連盟の執行委員国として活動。
- 1959年(昭和34年) 6月 - 社団法人設立認可。
- 法人化に伴い、組織代表の職名を会長から理事長に変更。第3代会長の宮本三郎が初代理事長に就任。
- 1962年(昭和37年)10月 - 美術家会館を建設。
- 1990年(平成 2年) - IAAアジア・太平洋地域委員会設立。
- 2012年(平成24年) 4月 - 一般社団法人へ移行。
趣旨
[編集]絵画・版画・彫刻の分野における専門美術家の協力組織で、日本の美術界の健全な発展、美術の普及、国際交流、および美術家の職能擁護を趣旨とする。
会員
[編集]正会員(日本画・洋画・版画・彫刻の4部に分属)、名誉会員、賛助会員および準会員、物故者(物故した正会員の配偶者)。
- 正会員 - 4,665名
- 日本画部 - 392名
- 洋画部 - 3,402名
- 版画部 - 358名
- 彫刻部 - 513名
- 物故者 - 58名
- 準会員 - 608名
- 賛助会員
- 個人 - 1名
- 法人 - 4法人
2010年(平成22年)から理事長を務めた洋画家の山本貞に代わり、2020年(令和2年)より版画家の中林忠良が同職に就任している。
おもな事業
[編集]- 美術諸資料の収集および調査研究
- 制作材料の改善に関する調査
- 美術著作権の調査研究
- 講演会、研究会、講習会、映写会および展覧会等の開催
- 国際展、国際コンテスト等への参加斡旋
- 国際美術連盟(International Association of Art. 略称:IAA)加盟団体としての国際協力
- 研究資料その他の出版物の刊行
- 美術家の福利厚生
- 美術家会館の管理運営の事業
- その他
脚注
[編集]- ^ 岩波書店編集部 編『近代日本総合年表 第四版』岩波書店、2001年11月26日、373頁。ISBN 4-00-022512-X。