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岡倉文子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
高橋文子
渡る世間は鬼ばかりのキャラクター
初登場 シリーズ1
中田喜子
詳細情報
職業 食品会社勤務
→専業主婦→「あさま」従業員
→「FTトラベル」社長
子供 高橋望
国籍 日本の旗 日本
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高橋文子(たかはし ふみこ)は、TBSのホームドラマ『渡る世間は鬼ばかり』に登場する岡倉大吉の三女で同ドラマに登場する架空の人物である。中田喜子が演じている。

プロフィール

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来歴・人物

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岡倉大吉節子夫婦の三女として誕生。 岡倉家の5人姉妹の中では一番成績が優秀で、国立大学を現役合格。在学中にはミスキャンパスに選ばれた。そのため姉妹の中で最もプライドが高い。山口政子などに直接嫌味を言ったり姉の弥生の夫の良が脱サラをしてごはんやを始めた時などは嫌な顔をしたり、夫の亨との離婚問題際は悪口雑言の大喧嘩をしたりと、ものごとをはっきり言う性格は母の節子にとてもよく似ている。 一度目の離婚後は宗方に好意を寄せていたが失恋してしまい、その後自身が仕事を紹介した葉子が宗方と付き合うようになるとやきもちを焼き彼の女性関係を告げ口するが、葉子にその嫉妬心を見透かされて言い返されると思い切りビンタしたり、息子の望が言うことを聞かないと暴力に出ることが多々あり、望と娘の恵理が行方不明になったことに文句を言いにきた利子と掴み合いの大喧嘩をしたりと、この気性の激しさは節子以上である。しかし、姉妹の中で妹の葉子と長子のことは特に気にかけており葉子が青山との婚約破棄をしたときは訪ねて慰める優しい面もある。

大学卒業後は大手食品会社に勤務し、同僚・高橋亨と結婚。長男・をもうける。第1シリーズ序盤、女性で初めて開発チーフにまでのぼりつめた。しかし、仕事に打ち込むあまり、家事・育児が疎かになったことで、姑・年子は快く思わず「年子との同居、退職、離婚」と三者択一を迫られ、宮仕えを諦めて「同居」を選ぶ。 第1シリーズ後半では、第二子を妊娠したことや、人事異動に不満を抱いた為退職するが、流産してしまう。また、年子と考え方や価値観が違い、仲が険悪になった為再び別居する。

第2シリーズでは、亨が会社を辞め、自然食品店「あさま」をオープンする際には反対した。しかし、大吉に「有機栽培無農薬すら分かって無いくせに」と言われた。離婚届に判を押してもらおうと店を訪れた所、来店客に説明すらしない従業員の無能ぶりに見かねて手伝うようになり、店の経営に積極的になる。一方、再び同居をすることになった年子とは、当初うまくいかなかったが、店の経営状況や、亨の不満を打ち明けたことをきっかけに、理想の嫁姑関係になる。おかくらが主な納品先だが、売れ残った野菜は幸楽で格安で引き取って貰っていた。幸楽はこの食材を利用したプレミアムコースを加えている。

しかし、第3シリーズで年子が「若年性アルツハイマー病」を患い、介護に苦悩する。この時、亨が病魔を受け入れたがらない上に、文子に介護を押し付けた為一時仲が険悪になり、介護ノイローゼにもなるが珠子が3日ずつ交代して介護と店舗運営をやっていけば良いと提案。亨と相談しこの案を受け入れる。その後、享が英作の病院に連れて行って検査した。

1998年春、年子が死去。第4シリーズ開始時点で亨との仲が険悪に転じて離婚。(1度目の離婚) 一時、宗方直之への恋心が芽生えるが、宗方と亨が友人関係で、亨が望をハワイに引き取るための策略として送り込まれた人物だったことを知り失恋。その後和解して亨と再婚。(1度目の再婚)その後、望がギターを弾くことに猛反対し、高校や大学進学に関して厳しくなり教育ママになる。亨のハワイのホテル「TIH」の日本代理店を始めてからは、日本に残って望と二人暮らしを始める。

第5シリーズからは生き甲斐を求め、旅行業務取扱主任者(現・旅行業務取扱管理者)の資格を取り旅行代理店「FTトラベル」を開業。資格の受験勉強中から家事のほとんどを望にさせて仕事にのめり込む。

第8シリーズで、亨の住むハワイに移住した望に裏切られたという思いから酒びたりになり、アルコール使用障害になるが、親友・金田利子によって立ち直る。

第9シリーズでは、「ハワイに来て欲しい」と言う亨の頼みを聞き入れ、ハワイの家を訪れるが、そこで働くメイドのナンシーが家事を完璧にこなしているのを目の当たりにして、本当の離婚を決心し、亨に望の将来を託して仕事だけを生き甲斐に生きることに決めた。(2度目の離婚)

最終シリーズで「FTトラベル」が規模を拡大し、自宅から路面店に移転。従業員も増やし日々仕事に打ち込んでいたが、望から亨が日本へ帰国したことを聞かされる。亨と再会し、病気を患っていることが発覚。文子は亨への罪滅ぼしに、病気が治るまで付き添うことにした。 しかし、日本の病院で検査した結果、誤診だったことがわかる。亨はナンシーとの関係が悪くなり、このまま日本に残りたいと申し出る。文子の提案により、復縁はせずに「FTトラベル」の顧問として仕事を手伝い始めた。

2013年、文子が心筋梗塞で倒れてしまう。その際、懸命に見守ってくれた亨に文子からプロポーズをし再々婚。(2度目の再婚) しかし、2016年に再び離婚し、(3度目の離婚)

2019年、再び倒れ、スマホを習いに偶然店に来ていた五月が発見する。貧血でしばらく検査入院をして回復する。2019年のOPクレジットや入院時の名札は「高橋文子」となっていた。

現在では仕事上のパートナーとして亨と付き合っており、遺産は亨にと遺言状を作成している。

自然食品店「あさま」

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第2シリーズで会社で調査部に左遷された亨が脱サラしてオープンした自然食品を扱う店。宗方も出資している。当初、バブル崩壊の時期であり、文子は出店に反対していたが、バイトの無能ぶりを見かねて店を手伝うようになり、従業員教育を行い、配達の為に運転免許も取得させる。業績が振るわなかった時には、亨に内緒で年子から300万円借金し、新聞の折込広告を作る。 亨と離婚後は店を慰謝料として受け取り継ぐが、業績悪化で閉店に追い込まれる。

旅行代理店「FTトラベル」

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文子が「総合旅行業務取扱主任者」の資格を取得後に開業。亨が経営しているハワイのホテル「TIH」日本支社を兼ねており、ハワイへのツアーも実施している。当初は南米ツアーなど大手が扱わない旅行先を扱っていたが現在は主に富裕層の高齢者向けのツアーや大手企業の視察旅行などを中心に扱っている。当初は自宅マンションがオフィスを兼ねていたが、タキの資金援助を受けて最終シリーズ以降は路面店になっている。

家族・親戚

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  • 元夫:高橋亨(会社員→「あさま」店主→「TIH」社長→「FTトラベル」顧問)(演:三田村邦彦
  • 姑:高橋年子×(専業主婦、1998年春ごろ死去)(演:河内桃子×)

岡倉家

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子供

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  • 長男:高橋望(保育園児→小学生→中学生→高校生→大学生[2]→「TIH」勤務)(演:冨田真之介

脚注

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  1. ^ 姑・年子がアルツハイマーを発症した後は亨と交代で店に出ていた。
  2. ^ 大学2年の頃、ザ・ノスタルジーと言うバンドでメジャーデビューし、その後はハワイへ移住。